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おちゃめくらぶ掲示板

1424御茶目菜子:2012/12/18(火) 23:59:45
目の付け所がシャープ・・・なのか
シャープが1000ページ保存できる手書き電子ノートを発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121218_579071.html
安価なタブレット端末が多く登場している中でモノクロ液晶なんて・・・と思うかもしれない
けれどモノクロ液晶を搭載のメリットは長時間駆動が可能というメリットがあるにょ。

タブレット端末はスマホと比べて大容量のバッテリを搭載の機種が多いため普通に使って
5〜7時間程度は余裕で使えるし、機種によっては10時間近く動作するものもあるにょ。
それでも「たったの10時間」にょ。
この感覚はポケコンやモノクロ液晶のPDAを使ったことがある人なら分かるけど毎日数時間
使っても数週間はバッテリ駆動が可能というのがモノクロ液晶を搭載の魅力にょ。
とはいえカラー液晶もIGZO液晶の登場によって液晶そのものの消費電力は激減しているとは
いえ事実上バックライトが必要不可欠であるためバックライト無しでもそれなりにまともに
見えるモノクロ液晶と比べて消費電力の面ではまだ劣っているにょ。
それに3DゲームやHD動画の再生のためCPU(GPU)の消費電力もかなり大きなものになっている
けれどそれを行わないであろうモノクロ液晶のこういった端末であれば長時間駆動が当たり前
とも言えるにょ。

また、昨今のスマホやタブレット端末はほぼすべての機種が静電容量方式のタッチパネルと
なっているにょ。
これは指での操作に優れていると同時にマルチタッチをサポートしやすいというメリットも
あるにょ。
つまり、指でさまざまな操作を行うタブレット端末にとってベストな選択肢といえるにょ。
その反面でペンによる操作性は期待できないにょ。
確かに静電容量方式用のペンは存在するけど静電容量方式による認識を行うためにはある
程度以上の面積も必要であるため細いペン先のペンを作ることはできないにょ。
線自体はソフト次第でいくらでも細い線は描けるけど細かい線を描くのは原理上できないにょ。
そのため昨年8月7日に書いたように実験的にiPadを授業に導入している学校の生徒に聞いて
みた結果は「ノートの代わりになるとは思わない」と答えた人が過半数の55%になったとの
ことにょ。
資料の活用などビューアとしては高く評価されているもののiPadを始めとするタブレット
端末はノート代わりにならないというのはこの学校においてだけの話ではなく上記のような
仕様の問題があるため一般的な意見といってもいいのではないかと思われるにょ。

さて、それを考えるとタブレット端末では実現できない隙間があるにょ。
これを埋める1つの方法として挙げられるのがショットノートやCamiAppといったものにょ。
昨年8月10日にも書いたけどこれらの大きな特徴はデジタルとアナログの融合にょ。
文字だけではなく図などを含めたメモを「書く」という行為はアナログの方が便利なことが
多いけどそれを管理するのはデジタルの方が便利だからね。
それをストレートに行えるものということでヒット商品となったにょ。
確かに(自動的に補正を行うためにはやむを得ないのだけど)専用の用紙が必要ということが
ネックになるものの用紙そのものは自作も可能であるためそういった自作をしている人も
数多くいるにょ。

話は戻るけどシャープがこの度発表した手書き電子ノート「WG-N10」を見るとモノクロ液晶
ということもあり1日2時間の使用で30日間使える(つまりバッテリ駆動時間60時間)という
のはタブレット端末にはない大きなメリットとなるにょ。
そして、感圧式のタッチパネルによって普通のスタイラスで細かい文字が書けるというのも
メリットとなるにょ。
ただし、これは逆に考えてみると昔からあったPDAと何が違うのかということにょ。
手書きによる入力はシャープの端末だけを見ても1992年に登場のPV-F1で可能になったし
翌年に登場した初代ザウルスPI-3000でその地位を絶対的なものにしたにょ。
従来は電子手帳というのはキーボードが付いてそれで入力するというのが当たり前だったけど
ザウルスの前身となったDB-Zですでにタッチパネルは採用されそしてこのザウルスによって
タッチパネルは非常に身近な存在になったにょ。
それから、約20年経っての登場となるけどその年数分の進化があるのかが気になるにょ。

この「WG-N10」はノートに特化しているためか機能は非常に抑え気味になっているにょ。
「PDA」というといろいろなアプリが動作したりというのがイメージにあるけどそういう
機能はなく本当に「手帳」以外のことには使用はできないにょ。
まざまなソフトの追加が可能だったり、通信も行えたかつてのザウルスとは異なりWG-N10は
拡張性も極めて低くPC接続用のmicro USB端子があるだけにょ。
micor SDによって容量を拡張したりWi-Fiで通信ができたりということもできないにょ。
では、WG-N10の容量がどれくらいなのかというと800x600ドット、モノクロ16階調で1000
ページ保存可能ということしか分からないにょ。
1ページ当たり単純計算で240KBなので内蔵フラッシュメモリは256MB程度と推測されるにょ。
これは極めて少ないのだけど今のご時世はこの部分でコストを削ってもほとんど変わらない
ためもう少し奮発しても良かったのではないかと思われるにょ。
液晶も800x600のSVGA液晶は多くのモノクロPDAよりは高いものの今時の安物(1万円以下)
タブレット端末の標準的な解像度であるWSVGA(1024x600)も下回るにょ。
モノクロ電子ペーパー搭載機種ならばSVGAの機種はあるけどそれらは1万円以下で買えるにょ。
それに対してWG-N10は15000円程度の想定価格はあまりに高価にょ。

これが様々な用途(例えば電子書籍閲覧用など)に使えるのであればまだ割高感も緩和できる
もののそんな機能はないにょ。(というか、PDFさえ読めないみたいだし)
いや搭載されても256MB程度の容量では実用的とはいえないにょ。
ここまでスペックを削ってひたすら安価なもの(定価は半額となる7000〜8000円程度)にする
ならばまだ分からなくもないけどこの定価でこのスペックや機能ではさすがに厳しいのでは
ないかと思われるにょ。(逆にこの価格ならばGALAPAGOSストアに対応して、PDF表示もできて
PCとはWi-Fiで繋がりクラウドに保存くらいはできなければ魅力がない)
目の付け所がシャープではなくあさっての方向に向かっている感じにょ。
個人的にはモノクロPDAは「安ければ」魅力的になるけどPDAとしても中途半端で価格も安くは
ないためコレジャナイ感が非常に大きいにょ。




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