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おちゃめくらぶ掲示板
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像面位相差検出方式によってミラーレスは変わっていく
先日NEX-5RとNEX-6が発表されたにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121030_569489.html
NEX-5RはNEX-5Nの後継機種であり、NEX-6はNEX-5RとNEX-7の間に位置づけられている機種
となっているにょ。
では、それぞれのスペックを見ていくにょ。
NEX-5R NEX-6 NEX-7
センサーサイズ APS-C APS-C APS-C
画素数 1610万画素 1610万画素 2430万画素
AF ハイブリッドAF ハイブリッドAF コントラストAF
ISO感度 ISO100-25600 ISO100-25600 ISO100-16000
EVF なし 235万ドット 235万ドット
連写速度 10コマ/秒(AF追従) 10コマ/秒(AF追従) 10コマ/秒(AF非追従)
サイズ 110.8x58.8x38.9mm 119.9x66.9x42.6mm 119.9x66.9x42.6mm
重量 276g(本体のみ218g) 345g(本体のみ287g) 350g(本体のみ291g)
やはり、最大の注目点はコントラストAFと位相差検出方式に対応したファストハイブリッド
AFにょ。
これは昨今搭載機種が増えている像面位相差検出センサーによって実現しているにょ。
コンデジにおいては一昨年に発売されたFinePix F300EXRに初めて搭載されミラーレスでは
Nikon1 V1/J1に初めて搭載され一眼レフではEOS Kiss X6iに初めて搭載された像面位相差
検出方式だけどこれはコントラスト検出方式によるAFと比べて優れている点は動体に対して
ピント合わせが可能ということにょ。
昨今はコントラストAFの性能も上がっているとはいえその原理上どうしても動体に対しては
弱くなってしまうからね。
では、そこまでメリットがありながら現時点ではコンデジでほとんど搭載されていないのは
やはり製造技術の問題(各メーカーに特許が抑えられている)もあるけどコンデジでは
それほど動体撮影の重要性が高くないことに加えてコントラストAFでも十分に高速なピント
あわせが可能になるためにょ。
基本的にセンサーサイズが小さい方がレンズ繰り出し量が小さくて済むからというのもある
わけだしセンサーサイズが小さいため被写界深度が深いのでそれほどの高い精度が要求され
ない(コントラストAFは精度を要求すればするほど遅くなる)わけだし、レンズが固定で
ありそのレンズとマッチングさせることでAFの速度を上げることが可能になるからにょ。
したがって、大型センサーを搭載のミラーレスや一眼レフのようにセンサーサイズが大きく
レンズ交換が可能なデジカメの場合はコントラストAFはどうしても遅くなってしまうにょ。
特にデジタル一眼の場合は標準で位相差検出方式の専用センサーを搭載しているためレンズの
駆動がコントラストAFに不向きとなっているため余計に遅くなっているにょ。(位相差検出
方式用のレンズは繰り出し量を一気にたくさん動かすのに向いているためコントラストAF
には不向きであり、小刻みな繰り出しができるようにキヤノンはステッピングモーターを
レンズに搭載して従来は他社と比べて遅かったコントラストAFの速度を速めている)
現状の像面位相差検出方式のセンサーは専用の位相差検出方式のセンサーと比べると速度や
精度の面で劣っていることも多いにょ。
そのためキヤノンはEOS Kiss X6iにおいておおざっぱなピント合わせは位相差検出方式で
行い最後の微妙なピントはコントラストAFで行っているにょ。
恐らく今回発表されたNEX-5RとNEX-6も同様の方式ではないかと思われるにょ。
この像面位相差検出方式によって10コマ/秒で動体へのAF追従が可能になっているにょ。
これが実際にどの程度のAF速度が得られているかはレビュー待ちになるけど自社のデジタル
一眼レフであるαシリーズ(TLMによって専用の位相差検出方式センサーを使用可能にして
いるというだけであり正確にはαシリーズは一眼レフではない)の立場が危うくなりなね
ないにょ。
さて、NEX-5Rの最大の注目点は像面位相差検出方式に対応したセンサーだけどNEX-6はそれに
加えてさらにNEX-7譲りの高精細なEVFが搭載されているにょ。
高精細なEVFは高額になりがちであるため上位モデルのみEVFを搭載(下位モデルはEVFは
非搭載だけどこれはコンデジからのステップアップのユーザーが多いということを考えると
コンデジは基本的に背面液晶で撮影するためそれほど問題ではないと思われる)なのだけど
NEX-6にもEVFが搭載されているということを見るとやはりデジタル一眼ユーザーがサブ機と
して使用することを考慮していると思われるにょ。(NEX-6はEVFを搭載しているためサイズや
重量はNEX-7とほぼ同じになっている)
NEX-6の注目点はそれに加えてPSAMのモードダイヤルが搭載されていることにょ。
NEX-7ではツインダイヤルであり、NEX-5シリーズやNEX-3シリーズはシングルダイヤルで
モードダイヤルは非搭載だったのでモードダイヤル搭載はNEXシリーズ初となるにょ。
モードダイヤルは昨日Nikon1 V2で書いたように撮影モード変更がメニューをたどることなく
できるというメリットがあるにょ。
これはデジタル一眼ユーザーがサブとして使う場合には非常に大きなメリットではないかと
思われるにょ。
NEX-5シリーズやNEX-3シリーズにモードダイヤルが搭載されなかったのは上記のように
コンデジからのステップアップユーザーを想定しているためオート主体でたまに撮影モード
変更をする程度しか考えてないためにょ。
あと筐体サイズの問題やダイヤル搭載のコストの問題や上位モデルとの差別化などがある
と思われるにょ。
こうしてみるとNEX-6はNEX-7の下位モデルと言いつつもNEX-7より優れている点も多い
(というか後から登場したのだから当然だけど)というわけで単純に下位モデルとはいい
難いものになっているにょ。
そうすると一番お買い得なのはNEX-6となりそうだけど新機種ということで価格が下落
しているNEX-7と価格の逆転現象が起きているショップもあるにょ。
価格comの最安値を見ると(発売前ということもあるけど)NEX-6は81137円なのに対して
NEX-7は75574円だからね。
画素数が多いからといって必ずしも高画質ではないけどNEX-7は良いレンズを使用すれば
低感度時にはその画素数に似合った画質を得ることができるにょ。
したがって、高感度重視やこの度採用されたハイブリッドAFを重視するのでなければ安く
なっているNEX-7を買うというのがお買い得といえるかもしれないにょ。
当然NEX-7もこのままというわけではなく恐らく来年には後継モデルが登場するはずにょ。
そこで問題なのはどのような機種にするのかということにょ。
すでにNEX-6で高精細なEVFやハイブリッドAFが搭載されているためそれを搭載しても
ハイブリッドAFを搭載したNEX-7でしかなく画素数が2400万画素であってもNEX-6と明確な
差別化は難しいと思われるにょ。
そこで気になるのがフルサイズNEXのウワサにょ。
9月21日に書いたようにフルサイズセンサーを搭載のRX1はフルサイズNEXを出すための布石
と私も考えているにょ。
センサーサイズが大きいためコントラストAFのみでは高速なAFは厳しいけどフルサイズ
対応の像面位相差検出方式を採用したセンサーができればすぐにでもフルサイズNEXを出す
ことは可能にょ。
9月18日に書いたようにデジタル一眼はフルサイズへと移行しつつあるのだけどαシリーズは
最上位モデルであるα99でさえEVFとなっており像面位相差検出方式で十分な性能が得られる
ようになればTLMであるαシリーズが不要になるのでNEXをフルサイズ対応しないと将来は
取り残される危険性があるにょ。
したがって、他社を含めてミラーレスでフルサイズの必要性が最も高いのはNEXとなるにょ。
ただし、ここで問題なのはレンズにょ。
Eマウントはフルサイズのイメージサークルもカバー可能であるためマウントを変える
必要性はないのだけど現行のEマウント用のレンズ自体がフルサイズのイメージサークルを
カバーしているわけではないので急いで本体だけ出してもレンズがないという事態に陥って
しまうにょ。(Fマウントのように同じマウントでフルサイズ用とAPS-C用の両方を出して
行くことになる)
NEXは当初はレンズ不足を多くのユーザーがささやいていたけど最近になってレンズの
ラインナップも充実しつつあるにょ。
さすがにミラーレスで先行するマクロフォーサーズ陣営(Panasonic&オリンパス)は
2社でレンズを出していることもありレンズは非常に豊富であるためそれに比べたら劣って
いるのも事実にょ。
したがって、現時点ですぐにフルサイズNEXを出してもレンズの開発リソースが不足して
しまうにょ。
そうなると来年早々に登場するであろうNEX-7後継機種がフルサイズになることは考え
にくいのでさらにその後継機種かその上位モデルとなるNEX-9(?)がフルサイズとして
登場すると思われるにょ。(再来年登場か?)
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