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おちゃめくらぶ掲示板

1379御茶目菜子:2012/11/05(月) 23:43:49
V2はV1の問題点を改善できたのか・・・?
先日Nikon1 V2が発表されたにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121024_568156.html
これは昨年発売されたNikon1 V1の後継機種となっているにょ。
Nikon1は1インチセンサーを搭載のCXフォーマットということでAPS-Cやフルサイズのデジタル
一眼と差別化と思われるけどニコンもデジタル一眼とコンデジの間のカメラという認識をして
いるため前モデルのV1はオート主体の操作性となっていたにょ。
確かに下位モデルのJ1はオート主体でも問題ないけどEVFが内蔵され価格も高価な上位モデルで
あるV1がJ1と同じ操作性ということに関しては昨年の9月22日にも書いたように疑問を抱いて
いたにょ。

今回発表されたV2の前にJ1後継となるJ2も発表されているにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120827_555675.html
ただし、これはただのマイナーチェンジであり特筆すべきような点は何も無かったにょ。
同時に発表された新しい標準ズーム「1 NIKKOR 11-27.5mm F3.5-5.6」は従来と比べて大幅に
小型軽量化されておりこれがセットで発売されるため実際の使用時においては大幅な小型
軽量化が行われたと言えなくもないにょ。
やはり、ミラーレスというのはサイズや重量を重視している人も多いわけだし、センサー
サイズが小さなCXフォーマットということでやはりその小さいセンサーに似合ったサイズや
重量が欲しかったところなのでJ2本体はマイナーチェンジとはいえ十分に価値のあるもの
だといえるにょ。

J2がJ1と対して変わってないのとは異なりV2はV1と大幅に異なっているにょ。
では、まずはスペックの比較をしてみることにするにょ。

       V2           V1
 センサー  1インチ(13.2x8.8mm) 同左
 画素数   1425万画素       1010万画素
 EVF     内蔵          同左
 AF  位相差検出/コントラストAF  同左
 手ぶれ補正 レンズ側に内蔵     同左
 連写速度  AF追従15コマ/秒    AF追従10コマ/秒
 ISO感度   ISO 160-6400      ISO 100-3200
 動画    1080i/60fps      同左
 フラッシュ 内蔵          オプション
 サイズ   107.8x81.6x45.9mm   113x76x43.5mm
 重量    337g(278g)      383g(294g)
       ※バッテリ込み重量(カッコ内は本体のみ)

大きく変わったのは次の3つにょ。

 (1)本体形状
 (2)操作性
 (3)センサー

(1)まず、外観写真を見ても従来のものとはまるで異なっているにょ。
やはり、その一番の違いとなるとグリップがあるということにょ。
従来のV1はEVFが内蔵されているためJ1と比べて上部の出っ張りはあるものの全体的に
凹凸の少ないボディだったにょ。
それにグリップが付いて上部の出っ張りがさらに大きくなったのだけど上部の出っ張りが
大きくなったのはフラッシュを内蔵したためにょ。
見た目で別物だけどグリップが付いたため望遠レンズを使用時の安定性はかなり高まるの
ではないかと思われるにょ。

こうしてみると本体サイズはV2はV1と比べてかなり大型化しているようなイメージがある
けれど数字で比較するとそうでもないにょ。
幅は5.2mm縮まっており、出っ張りが大きくなった分だけ高さもかなり変わっているかと
思いきやわずか2.4mmに止まっているにょ。
一番の違いとなっているグリップによる奥行きの増加が懸念されるところだけどこれだけの
グリップが付きながら数字上は2.4mmしかサイズは変わってないにょ。
重量に至っては本体だけで16g、バッテリ込みだと46gも軽くなっているにょ。

これだけ大きく重くなっているようなイメージがありながらサイズの増加はほとんど無くて
重量は軽くなっているという1番の理由はバッテリが変わったことにあるにょ。
V1はD7000/D600/D800用のEN-EL15が採用されていたのだけどV2は専用となるEN-EL21が採用
されているためにょ。
EN-EL15は18Wh(7.2V、2500mAh)、EN-EL21は11Wh(7.2V、1485mAh)ということでバッテリ
容量は6割程度に減っているにょ。
そうなると撮影時間(撮影枚数)は6割に減ってしまいそうだけどCIPA規格による公称撮影
枚数は400枚から310枚へと8割弱に止まっているにょ。
V1でD7000用のバッテリが搭載されたのはJ1とは異なりEVFが内蔵されていることにより消費
電力が大きくなり撮影可能枚数が減ってしまうことを懸念したのだと思われるにょ。
しかし、ミラーレス用としてはあまりに大きいバッテリであるため本体サイズや重量の面に
おいてマイナスとなってしまったにょ。
今回はV2専用のバッテリということでそれに合わせて筐体は小型化されているにょ。
そのためにグリップを除いた厚みはV1と比べて遙かに薄くなっているにょ。

(2)V1はミラーレスの上位モデルということを考えると同クラスの価格帯の他社製品と比べて
オート主体というのはさすがにユーザーからの不満が大きかったにょ。
そのためV2では念願のPASMダイヤルが付いたにょ。
これによって撮影モードの切り替えをメニューから選ばずにできるようになったにょ。
V1では十分なスペースがあったのにJ1と同じ操作性に拘ったのかモードダイヤルが搭載
されなかったのだけどこれでやっと上位モデルらしくなったにょ。

(3)センサーは画素数が1000万画素から1425万画素に増えたにょ。
画素数アップが必ずしも画質向上には繋がらないにょ。
APS-Cと比べると1/3.17の面積となる1インチセンサーなのでAPS-C換算だと3200万画素から
4500万画素になったような感じだからね。
レンズ性能が追いつかなくなる恐れがあるにょ。(そのせいかローパスレスであるという
ウワサもあるみたい)
画素数が増えると1画素当たりの面積が減って高感度時の画質がダウンしてしまうという
可能性もあるものの設定可能な感度を見るとV1では上限ISO3200だったのがV2では6400に
なっているにょ。
これをもって高感度性能はアップしたとは言い難いけど最低感度はISO100だったのがISO160
となっているため高感度を重視したチューニングがされてそうにょ。

確かに画素数が増えれば単純には高感度画質は低下するとはいえそれは同世代のセンサー同士
で比べた場合の話であり、かつ、ピクセル等倍で比べた場合の話にょ。
V1とV2ではセンサーの世代が新しくなっているという可能性は十分にあるわけだしピクセル
等倍ではなく同ピクセルで比較した場合には必ずしも高画素だから高感度画質に劣るという
わけではないにょ。
その1つの例がD800にょ。
D800は3630万画素という画素数の多さで高感度画質はかなり厳しいものになるという予想
だったのだけど実際は3月22日にも書いたように従来機である1210万画素のD700と比べて逆に
高感度画質で上回っているような感じだからね。(ただし、ピクセル等倍で比較すると若干
D800が劣る感じ)
もっとも、同ピクセルで比較したら画素数が増えたメリットはないけどね。

センサーが変わったため像面位相差検出センサーの性能がアップりているのかAF追従時の
連写速度も従来の最大10コマ/秒から最大15コマ/秒に引き上げられているにょ。
デジタル一眼とは単純に比較できないけどプロ用にEOS-1DXが最大12コマ/秒、D4が最大
10コマ/秒ということを考えるとこの15コマ/秒というのは驚異的なものにょ。(AF追従
無しならば60コマ/秒だけどこれはミラーレスだからこそ可能なもの)
実際にどれだけの速度の物体までAFが追従するかは分からないものの恐らく一般的な使用
方法(運動会レベル)においては困ることはほとんどないのではないかと思われるにょ。


筐体デザインにおいては賛否両論分かれるところだけど従来のようにJ1とV1が実質EVFが内蔵
されているか否か程度の違いしかなかった(あとフラッシュの有無とバッテリ容量の差)と
いうことを考えるとJ2とV2は明確な差別化が行われておりようやくどちらを選ぶかという
選択ができるようになったにょ。
ぶっちゃけ同じような機種は2つも要らないからね。
ミラーレスというのは小型軽量のみを重視しがちであり、確かにそういう機種も必要だけど
実用性を考えた上で小型軽量というのも重要だと思われるにょ。




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