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おちゃめくらぶ掲示板
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Windows8は安かろう悪かろうなのか・・・?
本日ついにWindows8が発売され深夜販売で盛り上がった模様にょ。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20121027/etc_ms2.html
さて、Win8の最大の特徴となるのはここで何度も採り上げたようにタッチを主体とした
全く新しいUIであるModern UIにょ。
ただし、このModern UIは現時点では対応アプリがほとんどないというのが問題となって
いるにょ。(というか、このUI自体が使いやすいとは思えない)
従来のUIで従来のアプリを使うならばいいけれどそれならばWin8を使う意味は皆無となって
いるし、むしろコスト削減によってWin7で出来ていたことができなくなっている場合がある
ためバージョンアップは機能アップや使いやすさアップとはならないにょ。
Win8で削られた部分となるとスタートボタンがあるにょ。
スタートボタンはWin95以来Windowsには欠かせなかったボタンでありWindowsの操作はここを
起点に行われることが多かったにょ。
Win8にはスタートボタンを廃止して新たにスタート画面が加わったにょ。
スタート画面から例えばシャットダウンなどの項目を選択する場合には画面をスワイプしたり
マウスポインタを画面右上においてスタートチャームをクリックするかWindowsキーを使用
すればいいのだけど恐らく知らなければ絶対に分からないのではないかと思われるにょ。
GUIというのは触ることで感覚的に理解できるのがメリットなのに感覚では分からないという
のは良いUIとは言い難いにょ。
「スワイプ」という動作は「マウスのダブルクリック」と同様に初めて使用するユーザーが
分からなくても当然という考えもあるけどスタート画面に不必要な項目が多くて本当に
必要なスタートメニューなどが省略されているというのは分かりやすいとは言い難いにょ。
たとえて言うならば新規インストールしたOSなのにデスクトップ上には自分が使わないで
あろうソフトのアイコンがびっしり埋まっていてしかもタスクバーを隠す設定になっている
という感じにょ。
また、Modern UIはタッチパネルでの操作を前提としたUIであり、従来のマウスとキーボードを
使って操作する場合には決して使いやすいものとはいえないにょ。
10月19日に書いたようにWin8の発売によってタブレット型のPCやタブレットとしても普通の
ノートPCとしても使えるハイブリッド型のPCが多く発売予定となっているにょ。
これらのPCであればWin8をフルに使うことができるのだけど現実的に考えるといくら従来と
比べてタブレット型PCやハイブリッド型PCが増えたとしてもまだPC全体に占める割合は
わずかとなっているにょ。
むしろ、出荷台数で見ればタッチパネルさえ搭載されてないPCの方が多いと思われるにょ。
確かに出荷されるすべてのPCにタッチパネルが搭載されれば少なくともWin8の機能はフルに
使えるようになるけれど現実的に考えるとタッチとキーボードの相性は悪いにょ。
だからこそ両方が効果的に使えるハイブリッド型というものがあるわけだしね。
機能面で目に付くものといえばVista以降に標準搭載されているDVD再生機能が削られたと
いうこと部分にょ。
これは別途Windows Media Centerを有償ダウンロードするか市販のDVD再生ソフトを買えば
解決可能(フリーウェアでも再生可能なものはあるけど)だけど従来は標準でできていた
ものができなくなる(オプションとなる)というのは決して良いものではないにょ。
これはやはりコーデックを別売りにしてコストを削減するためだと思われるにょ。
Aero廃止など多くの機能が無くなったわけだけどこれらはすべてコスト削減のためであり
少しでも動作を軽くするためではないかと思われるにょ。
Vista登場時には無駄にハイスペックを要求していた(快適に使うにはデュアルコアが必須、
メモリも1GBでは使い物にはならず最低2GB必要だったけど2007年初頭はシングルコアの
PCも多く、メモリは512MB〜1GBだった)ということで使いやすさ以前の問題となっていた
けど出来ることと要求スペックが釣り合わなかったためにこのような批判となったにょ。
XPも登場時は要求スペックの高さの批判も多かったけどWin9xからNTへとカーネルが変わる
ことで安定性が段違いに高くなったというメリットが非常に大きかったにょ。(とはいえ
すでにWin2Kを使っていた人からすればその恩恵を受けていたわけなので要求スペックの
高さの批判はやむを得ないけど2Kは主に法人向けのPCで使用されていたため多くの一般人は
XP以降NTカーネルのOSを使うことになった)
7がVista後継として受け入れられたのはようやくNT6.xの要求スペックに時代が追いついた
のに加えてVistaで使いづらかった部分の多くが改善されたためにょ。
そう考えるとWin8はここまで機能を削って動作を軽くする意味があるのかに疑問を感じて
しまうにょ。
軽くすることで低スペックのAtomなどで快適に動くならばメリットになるだろうけどその
ために機能を削るというのは決して得策ではないにょ。(軽くするにも限界があるし従来の
アプリを動作させれば結局はある程度のスペックが必要になるため低スペックで済むという
わけでもない)
Win8はコストを優先して作られたOSというのが私の考えだけど実際に販売価格が安くなければ
その意味は全く無くなってしまうにょ。
Windowsには古くから新規インストール用のものとアップグレード用のものが販売されてきた
けどWin8は従来と比べて少々変わっているにょ。
それは「新規インストール用」のパッケージ版が無くなったということにょ。
PCショップに行けば普通に箱に入ったパッケージ版のWindowsが入手できていたのだけど
それが無くなるということにょ。
では、アップグレードではなく新規インストールをしたい場合はどうするのかというと
DSP版(簡易パッケージ品)を買うしかないにょ。
DSP版は従来はパーツショップなどでPCに内蔵できるパーツを買った場合のみに入手できる
安価なWindowsにょ。(安価な代わりにMSへの電話サポート等は含まれていない)
これはライセンス上ではそのDSP版と同時に買ったパーツが使用されているPCでのみに
インストール可能となっており、そのために長期にわたって使用が可能なFDDなどと合わせて
買う人が多かったにょ。(自作してマザーボードごと組み替える人がいてもFDDはすでに
枯れた製品であるため買い換えることはほぼないため組み替えた際もそのOSが使用可能に
なっている)
Win8は、新規インストール用としてはそのDSP版のみが発売となっているけど従来とは異なり
パーツとの組み合わせがなく単品で購入が可能となっているにょ。
では、問題なのはその価格にょ。
Win7 Home Premium パッケージ版 19089円(価格com最安値)
Win7 Professional パッケージ版 29800円(価格com最安値)
Win7 Home Premium DSP版 11000円程度 ※組み合わせるパーツで価格は変わる
Win7 Professional DSP版 15000円程度 ※組み合わせるパーツで価格は変わる
Win8 DSP版 9980円〜10800円程度 (OS単体の価格)
Win8 Pro DSP版 13980円〜15980円程度 (OS単体の価格)
こうやって比較すると新規インストール用としては従来のWin7と比べてかなり安くなっている
ものの同じDSP版で比較すればそれほど差はないにょ。
若干安くなっているという感じにも見えるけど従来はパーツとセットでないとDSP版は購入
できなかったためWin7にはFDDやメモリの価格が含まれていることを加味するとDSP版同士の
価格ではほとんど差はないといえるにょ。
つまり、コストを削減したと思われる要素が多いのに価格は変わらないということになる
わけにょ。
ただし、Windowsのもう1つの販売方法であるアップグレード版を見るとこれとは異なった
ものになっているにょ。
Win7 Homeアップグレード パッケージ版 12724円(価格com最安値)
Win7 Proアップグレード パッケージ版 19646円(価格com最安値)
Win8 Proアップグレード パッケージ版 5980円程度(期間限定価格)
Win8 Proアップグレード ダウンロード版 3300円(期間限定価格)
Win8は期間限定価格であるため直接比較はできないものの従来よりは安価に設定されている
ような感じにょ。
つまり、現状のXP、Vista、7ユーザーをWin8ユーザーにしていこうというMSの戦略的なもの
といえそうにょ。
ただし、DSP版の価格が安くないということを考えるとWin8はWin7よりも安価になっている
とは言い難いにょ。
あと問題なのはサポート期間にょ。
MSは従来はコンシューマ向け(Home)はサポート期間がメインストリームの5年のみで
ビジネス用(Pro)はそれに延長サポートの5年を加えて10年だったけどライフサイクルの
変更でHomeも10年のサポートを受けられるようになったにょ。
具体的にはXPは2014年4月8日、Vistaは2017年4月11日、7は2020年1月14日まではサポートが
あり、バグフィックスなどが行われるにょ。
それに対してWin8は未だにそのサポート期間を示すライフサイクルが示されてないにょ。
もしも、Win8がコスト削減のためのOSならばライフサイクルの短縮の可能性さえあるにょ。
そうなった場合には7からアップグレードした場合にはサポート期間が延長されるという
保証もなくなるにょ。
十分長いサポート期間があるというのがWindowsが高価でも魅力的となっている部分なので
サポート期間を短くすることでコストを削減して多少安くするというのは単なる安かろう
悪かろう的なものになってしまうにょ。(Androidみたいにどんどん旧世代がサポート
対象外になるというのはあまり良くはないけどスマホならばまだ許せる)
XPユーザーは残りサポート期間が1年半となりそろそろどうするかを考える必要が出てきて
いるにょ。
確かにサポートが終了したからといってOSそのものが使えなくなるというわけではなく
バグフィックスが行われないというだけなのでネットに接続せず、従来のソフト(現在
手持ちのソフト)のみ使用するのならばほとんど問題はないにょ。
しかし、今のPCでネットに繋がないというわけにもいかないし新しいソフトを使わない
というのも難しいと思われるにょ。
サポートが終了すればソフトメーカーも開発コストを削減するため動作環境から外される
可能性が高くなってくるため最新のソフトは使えなくなるにょ。(IEなどMSの製品は
メインサポートが終了した時点で動作環境から外されてしまうことが多い)
もちろん、ドライバも作られないため最新のハードウェアにも対応できないにょ。
すでに、XPは4KBセクタに非対応であるため最新のHDDは使用できない状況になっている
くらいだからね。(基本的には2TB超のHDDは使用できないのだけど2TB以下でも4KBセクタの
製品が多く出回っているためXPで使用する際には注意が必要となる)
したがって、XPユーザーが乗り換えるとなると基本的にWin8が最後の選択肢になるにょ。
しかし、現状では上記のように様々な問題点があるにょ。
動作スペックを満たしているからOSだけを変えればいい(アップグレード版を購入すれば
いい)というならば安価で済むけど現時点ではWin7にアップグレード(もしくはWin7の
新規インストール)を行ってしばらく様子見という選択肢もあるにょ。
もう後がないXPとは異なり7ならばもうしばらく安泰だからね。
現時点で7ユーザーならば焦って8にアップグレードする必要性はないにょ。
Modern UIがまともに使えるタブレット型PCやハイブリッド型PCならばWin8を使う価値は
あるけどModern UIに対応したアプリがほとんどないという現状を考えるとそのような
PCも現時点では購入するメリットは少ないためどうしてもタブレット型のPCを使う必要性が
あるという人以外はしばらく待ちがいいかもしれないにょ。
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