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おちゃめくらぶ掲示板

1359御茶目菜子:2012/10/19(金) 23:55:05
本当にModern UIを使いたいのか?
Windows8発売まであと1週間になりPCメーカー各社からWin8搭載PCの発表ラッシュとなって
いるにょ。
Win8の最大の特色は10月9日にも書いたように従来のマウス+キーボードを前提にしたUI
だけではなくタッチ前提によるUIであるModern UIを搭載していることにょ。
そのためWin8搭載PCはタッチパネル搭載機の割合が非常に多くなっているにょ。
普通のノートPCにタッチパネルを搭載しただけというものも多いけどやはり目立って多い
のは従来Slate PCと言われていたようなタブレット型となるものと普通のノートPCとしても
使えるコンバーチブルPC(ハイブリッドPC)にょ。
これらは法人向けの限られた需要に対して作られていたけどそれがいよいよWin8発売で
一般向けとして発売されることになったにょ。

では、現時点で正式発表されている機種を見ていくにょ。

 《 Win8搭載 タブレット型PC 》

◎富士通 「ARROWS Tab Wi-Fi QH55/J」
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121019_566961.html
 10.1インチ、WXGA、Atom Z2760、264.4x169.4x9.9mm、574g、10.5時間
◎ASUS 「VivoTab FT810C」
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121019_567203.html
 11.6インチ、WXGA、Atom Z2760、294.2x188.8x8.7mm、665g、10.5時間
◎HP 「ElitePad 900」
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121018_566871.html
 10.1インチ、WXGA、Atom、厚さ9.2mm、10時間
◎ACER 「ICONIA W510/W700」 ※分離式ハイブリッドPC
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121012_565687.html
 10.1インチ、WXGA、Atom Z2760、厚さ8.8mm、580g(1.26kg)、9時間(18時間)
  ※キーボード一体化にできるためその時の重量や駆動時間をカッコ内に記載
◎ACER 「ICONIA W700」
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121012_565687.html
 11.6インチ、フルHD、Core i5、950g、9時間

 《 Win8搭載 コンバーチブルPC/ハイブリッドPC 》

◎東芝 「dynabook R822」スライド式
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121019_566972.html
 12.5インチ、WXGA、Core i5-3317U、326.5x213x19.9mm、1.49kg、6時間
◎富士通 「STYLISTIC QH77/J」分離式
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121019_566962.html
 11.6インチ、WXGA、Core i5-3427U、302x195x26.1(12.7)mm、1.7kg(850g)、10.7(4.8)時間
  ※キーボードを分離してタブレット型になるためその時の厚さや重量をカッコ内に記載
◎レノボ 「IdeaPad Yoga」360度回転式
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121018_566689.html
 13.3インチ、WXGA++、Core i7-3517U、33.4x224.8x16.9mm、1.5kg、7.4時間
◎レノボ 「IdeaTab K3011」分離式
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121018_566698.html
 11.6インチ、WXGA、Atom Z2760、サイズ不明(667g)、16時間(8時間)
  ※キーボードを分離してタブレット型になるためその時の重量をカッコ内に記載
◎HP 「HP ENVY x2」分離式
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121012_565614.html
 11.6インチ、WXGA、Atom Z2760、303.9x193.6x18.9(8.55)mm、1.41kg(710g)、14(7.5)時間
  ※キーボードを分離してタブレット型になるためその時の厚さや重量をカッコ内に記載
◎Dell 「XPS 12」液晶中央軸回転式
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121015_566147.html
 12.5インチ、フルHD、Core i5-3317U、217x215x20mm、1.52kg、
◎ソニー 「VAIO Duo 11」スライド式
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121001_562929.html
 11.6インチ、フルHD、Core i5-3317U、319.9x199x17.85mm、1.305kg、7時間
◎Panasonic 「Let'snote AX2」360度回転式
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120926_562247.html
 11.6インチ、WXGA、Core i5-3317U、288x194x18mm、1.14kg、9.5時間

 ※注意
 各機種のスペックは液晶サイズ、解像度、CPU、サイズ、重量、公称駆動時間となっている。
 キーボード分離式の機種はメーカーがタブレット型としてカテゴライズしているものは
 タブレット型、ハイブリッドPCとしているものはハイブリッドPCの方に入れている。
 基本的に店頭モデルを記載し、複数のSKUが選択できる場合は標準のものを優先し特に
 どれが標準かが分からない場合は分かる範囲内の上位モデルの方のスペックを記載。

まずはタブレット型の方から見ていくとやはり従来のものと比べて最も変わっているのは
サイズや駆動時間にょ。
Core i搭載だと1kg前後の機種が多くAtom搭載で軽い機種でさえ700g程度だったにょ。
しかし、富士通のARROWS Tabを見てのように574gという従来のAtomでは実現が困難な重量や
厚みを実現しているにょ。
確かに従来のAtomでもバッテリ容量を減らせば600g程度は可能だったけどその場合は駆動
時間が減ることになるにょ。
10.1インチのPCで574gでありながら公称10.5時間という駆動時間は従来ならば実現が不可能
だったものにょ。
これが可能になったのはコードネームClover Trailこと新型Atom(Atom Z2760)のお陰にょ。

10月9日にも書いたようにこのAtom Z2760はWindows PC用としては最も省電力なCPUであり
TDPもわずか1.7Wとなっているにょ。
ARM系SoCに匹敵するTDPや発熱によってARM搭載タブレット端末並の厚さ、重量、駆動時間が
Windows PCで実現できているにょ。
ただし、動作クロックは1.5〜1.8GHzということで普通のネットブックと変わらないレベルの
CPU性能だし、GPUに関してはドライバが改善されてない限りはWindowsの動作用としてはやや
厳しいレベルだし、メモリも2GBということで実用最低レベル(Androidタブレット端末や
スマホでさえ上位モデルはすでにメモリ2GBになっている)ということでWindows PC用として
考えると貧弱なスペックとはいえWin8がどの程度の重さかはまだ私は未体験なのでこの
スペックをもって「Win8の動作はやや不満」とは断言はできないにょ。

Android搭載タブレット端末と同程度のサイズや駆動時間が実現できているといってもやはり
気になるのは起動時間とサスペンドでのバッテリ消費と価格ではないかと思われるにょ。
起動時間においてはコールドブートを基準に考えている人がいると思うけど私はモバイルPCは
サスペンド運用を前提に考えているためPCであっても数秒で起動するという感覚にょ。
ただし、サスペンド中のバッテリ消費もバカにならないにょ。
私のLet'snote R5はこの世代のPCの中では比較的長い部類だけどそれでも2週間程度しか
バッテリが持たないからね。(VAIO Uは40時間しか持たないためサスペンド運用は事実上
無理だった)
しかし、昨今は待機電流を軽減する方向に向かっておりその心配はほとんど要らなくなって
いるにょ。
唯一Androidタブレット端末と比べて気になる点は価格ではないかと思われるにょ。(まぁ
タッチで使う場合はModern UI用のアプリがないというのも問題だけどその場合はDesktop UI
で使えばとりあえずアプリ数の問題はなくなる)
さすがにWin8のライセンス料金も高価だし、Win8が動作するスペックでは低価格化が進んで
いるAndroidタブレット端末と比べて本体価格が高価なのは否めないにょ。

あと、昨今はタブレット端末においては7インチモデルが目立ってきているにょ。
これは10インチクラスでは持ち歩いて使うのが大変だったり、電子書籍閲覧用などで長時間
片手保持するのが重量面で大変だったりするためにょ。
あくまで10インチクラスが売れ筋だけど7インチクラスの需要も多いということにょ。
したがって、Win8搭載タブレット型PCも現時点では中心となっている10インチをベースに
11.6〜12.5インチくらいまでをターゲットにしているにょ。
これは比較的低価格な製品が多い7インチクラスのタブレット端末と勝負するのは価格面で
困難であるため比較的高価格でも売りやすいサイズにしているということにょ。
Atom Z2760のTDPならば7インチクラスのタブレット端末は容易に実現できるとはいえその
際にはWin8が動作するレベルのスペックが要求されるためWin8のライセンス料金と合わせると
価格面ではNexus 7やKindle Fireや近日中(恐らく10月23日)に発表されるiPad mini(仮称)
などとは全く勝負にならないからね。(個人的にはポケットサイズの小型PCの復活を願って
いるけどそれは需要を考えるとさらに難しそう)

続いて、コンバーチブルPCとハイブリッドPCを見ていくにょ。(Ultrabookの要件では14インチ
未満は厚さが18mm以下となっているけどコンバーチブルPCにおいては20mm以下となっている
ためこれらコンバーチブルPCの多くがUltrabookの要件も満たしている)
その前にコンバーチブルPCとハイブリッドPCという2つの言葉があると分かりにくいため
変形によってキーボードの使用とタブレット型が使い分けられるもののみコンバーチブルPC
と呼んでキーボード分離式などはハイブリッドPCと呼ぶことにするにょ。(つまり、
コンバーチブルPCはハイブリッドPCに包含される)
これはあくまで当サイトにおける定義であり、一般的な定義ではないことに注意が必要にょ。

さて、このハイブリッドPCだけど従来は法人向けにいくつか販売されていた程度であり
個人向けというのはタブレット型PC以上に少なかったにょ。
それなのにここまで一気に発表されるというのは冒頭で書いたようにWin8がModern UIを搭載
しているということが非常に大きいと思われるにょ。
ハイブリッドPCと一言でいってもどのようにタッチとキーボードの2種類の使い方を行える
ようにするかというギミックは各メーカー、機種によって様々にょ。
どれがベストかというと使い方によってケースバイケースとなるにょ。

そのハイブリッドPCの中で一際目立っているのがLet'snote AX2にょ。
やはり、1.14kgという重量は1.3〜1.5kgがメインのこのハイブリッドPCの中でもダントツで
軽いからね。
それでいてバッテリ着脱式でホットスワップによるバッテリ交換も可能(付属バッテリに
交換すれば総重量1.3kgで公称16時間の駆動時間)というのは極めて心強いにょ。
ハイブリッドPCが軽い方がいいのはタブレット型として使用する場合には片手で保持して
操作する必要があるため重ければ重いほど腕に負担がかかるからにょ。
したがって、ノートPCの200g差とハイブリッドPCの200g差は別物として考えた方がいいにょ。

しかし、タッチメインで使うならば分離式のハイブリッドPCもありにょ。
分離して使えばタブレット型PCと同等になるため重量面では非常に有利になるにょ。
そして、キーボードと合体すれば重くはなるもののキーボード側に内蔵したバッテリによって
駆動時間が倍増する機種が多いにょ。
タッチメインならばタブレット型PCを最初から選べばいいのだけどその場合にキーボードを
使う作業を行うことがある場合にはタブレット型は自立しないためスタンドを用意する必要が
出てしまうにょ。
当然ながら、その分重量が増すし嵩張るにょ。
したがって、コンバーチブルPCにするか分離式ハイブリッドPCにするかタブレット型にするか
というのはキーボードの使用頻度で考えると迷いにくいにょ。


こうして見るとやはり、Win8搭載PCはModern UIのためかなりタッチでの操作を考慮されている
ということが分かるにょ。
未だにWinXPは多くの人が使っているだろうし、私もVista搭載PCが1台あるだけで残りの現役
となっているPCはすべてXPにょ。(現役PCは自作PCが1台、ノートPCが3台+予備2台で残りは
当分使う予定がないWin2KやWin98搭載のデスクトップPCやノートPCが数台となっている)
しかし、XPは再来年の4月でサポート終了するためメインPCとしては使いづらくなってしまう
ためやはりそろそろ買い換えが必要な時期かもしれないにょ。(まぁCore2Duo以上、メモリ
2GB超のPCならばOSを入れ替えるだけでもいいだろうけど)

とはいえ、現時点ではタッチは不要(というかModern UIが不要)という人も少なくないの
ではないかと思われるにょ。
まだUI自体が洗練されているとは言い難いし、何よりアプリが乏しすぎるからね。
タッチで使いたいのならば現時点ではiPadやAndroid搭載タブレット端末の方が遙かに使え
そうにょ。
したがって、Modern UIオンリーでWindows PC用のソフトが使えないWindows RTは現時点では
私にとっては選択肢にさえならないにょ。

タッチ(Modern UI)が不要ならばあえてWin8搭載PCを買う必要もないにょ。
Win7搭載の現行もしくは型落ちPCでも来年1月31日までならば1200円でWin8にアップグレード
可能であるためとりあえずWin7で様子見をするのがベターかもしれないにょ。
これはDSP版のWin7でも可能であるためWin7のDSP版を買うならば来年1月31日までがお得と
いえるにょ。(あらかじめユーザー登録の必要があるため詳細はWebで確認のこと)
2、3年後にはModern UI対応アプリが増えているだろうからそれを見越して今は不要でも
タブレット型のPCを買うというのはあまり得策ではないにょ。
というのもそれらはすべてバッテリが内蔵式でありユーザーの手によって交換ができない
からにょ。
いよいよタブレット型の本領発揮という段階でバッテリ寿命のために買い換えを余儀なく
される(有償修理扱いで交換も可能だろうけど金額も決して安いものではないだろうし
何より数日間はそのPCを使えなくなるため普段から愛用していればしているほど使えない
期間があるというのがネックになる)ということでタッチは自分が必要かどうかで考えると
いいかもしれないにょ。
タッチパネルが付いていたらModern UIを使うかもしれないというレベルだったら普通に
ノートPCとして使えるコンバーチブル型を買うのがベターにょ。




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