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おちゃめくらぶ掲示板

1329御茶目菜子:2012/09/27(木) 23:57:36
Let'snoteのUltrabook「AX2」発表
Panasonicが新型Let'snote「Let'snote AX2」を発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120926_562247.html
この機種はUltrabook規格に準拠したPCということでLet'snoteのUltrabookというわけにょ。
タッチパネルを搭載してSlate PCのようなタブレットPCとしても使えるということで9月
2日に書いたVAIO Duo 11と似たようなコンセプトのマシンと言えるかもしれないにょ。
コンバーチブルPCは古くから存在するけどその多くがリナザウSL-Cシリーズのように
2軸ヒンジを備えた回転式のものだったにょ。
この方式は作りが単純なのだけど回転軸の関係上どうしても奥行き方向にフットプリントが
大きくなるし、1点で液晶を支えるため強度を確保するのが難しくなるにょ。
ある程度の強度を確保しようと思ったら重量増は避けられないにょ。

それを克服すべく高耐久性を確保して作られたのが2年前に発売となったLet'snote C1にょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100602_371224.html
2軸回転ではなく3軸回転によって高耐久性を確保しているにょ。
多少分厚くても堅牢性が高く軽量で長時間駆動というのがLet'snoteの魅力だけどC1は
さすがにコンバーチブルだけあって1.46kgもあるにょ。
それでも12インチクラスのコンバーチブルPCでは当時世界最軽量だったにょ。
それにバッテリを2つ搭載可能でホットスワップに対応しているため予めバッグに充電済みの
バッテリを忍ばせておけばPCを立ち上げた状態のままバッテリ交換が可能にょ。

それでは、ライバルになるであろうVAIO Duo 11とコンバーチブルPCとしての先輩であるC1と
今回発表されたAX2の比較をしてみることにするにょ。

       Let'snote AX2    VAIO Duo 11     Let'snote C1(初代)
液晶サイズ  11.6インチ     11.6インチIPS    12.1インチ
  解像度  WXGA        フルHD       WXGA
  回転方法 360度回転      スライド式     3軸ヒンジ
OS      Windows 8 Pro    Win 8/Win 8 Pro  Windows 7 Pro
CPU      Core i5-3427U    Core i3-3217U    Core i5-520M
       (Core i7-3667U)  〜Core i7-3517U
メモリ    4GB固定(8GB固定) 4GB固定/8GB固定  2GB
SSD      128GB(256GB)   128GB/256GB    HDD250GB
拡張性
 SDスロット  あり       あり        あり
 PCカード   なし       なし        あり
 USB3.0    2つ        2つ         3つ、ただしUSB2.0
 GbE      あり       あり        あり
 HDMI     あり       あり        なし
 D-Sub 15pin  あり       あり        あり
バッテリ駆動 9.5時間       ※7時間       6.5時間/13時間
サイズ    288x194x18mm    302x199x17.85mm   299.2x226.5x44.3mm
重量     1.14kg       1.3kg        1.46kg/1.67kg
店頭予価   16万円から     未定        20万円

 ※AX2のカッコ内の数字は直販で用意されているもの
  Duo 11は国内での正式発表前なので現時点で分かっている仕様
  またDuo 11のバッテリ駆動時間はMobileMark2007の5時間から推測したもの
  C1のバッテリおよび重量はバッテリが1つと2つのときの状態を別々に記載

こうしてVAIO Duo11の海外発表時のスペックと比較してみるとAX2の軽さが際だっている
ことがよく分かるにょ。
1.14kgというのはUltrabookの中では比較的軽量な部類でありこれを重量面では圧倒的に
不利になっているコンバーチブルPCで実現していることは特筆できるにょ。
これは360度回転方式を採用しているお陰ともいえるかもしれないにょ。

Ultrabookは多くの機種がバッテリは基板に固定されておりユーザーの手による交換は
できないにょ。
確かにこれは薄型化の面ではやむを得ない部分もあるけど個々のユーザーによって必要十分
とされる駆動時間は異なるためバッテリが固定では不十分に感じる人も出てくると思うにょ。
そもそも国内で発売されているPCはJEITA測定法によるものであり、Web閲覧などの軽めの負荷
でさえ断続的に行えば公称値の6〜7割程度の駆動時間しか得ることができないにょ。
そのため「バッテリ駆動時間が6時間欲しいという人は公称9時間程度の機種が必要になると
いうわけにょ。
それにバッテリは消耗品であり毎日充電すれば2年で当初の半分程度の駆動時間しか得られなく
なってしまうにょ。(使用状況によって異なるため私の体験を含んだものだけど)
公称駆動9時間のノートPCは2年後には実駆動3時間になるというわけにょ。
ユーザーによって交換できないため修理に出すかどんどん短くなっていくバッテリが嫌ならば
本体の買い換えを検討するしかないにょ。

その点、バッテリが交換できればそれらがすべて解決可能にょ。
しかし、バッテリ駆動時間が短いため複数のバッテリを持ち歩いている場合でも交換するため
には一旦PCをシャットダウンもしくは休止を行う必要があるにょ。
それは2年前に発売のC1ではバッテリを2つ搭載することで改善しているにょ。
ホットスワップに対応しているため複数のバッテリを持ち歩いていてもPCを立ち上げた状態で
バッテリ交換が可能になっているからね。
これは古くはA5サイズのPCであるチャンドラでも行われいたもののそれ以降はバッテリが
ホットスワップ対応のPCというのは私の記憶にはないにょ。

AX2はバッテリは固定式の内蔵バッテリが3時間、取り外し可能なバッテリが6.5時間の合計で
9.5時間の公称駆動時間となっているにょ。
これが十分がそうでないかは人それぞれだけどAX2もC1と同様にバッテリのホットスワップに
対応しており、6.5時間動作するバッテリは標準で2個付属するため途中で1回交換すれば
トータルでは公称駆動時間は16時間に達するにょ。
交換無しだとC1の方が駆動時間が長くなっているけど標準添付のパッケージ構成内だと
AX2の方が駆動時間が長いことになるにょ。
このバッテリは185gであるためトータル重量は1.32kgになるもののそれでもC1よりは軽いにょ。
複数のバッテリを使用する場合には難しいのが充電管理にょ。
一般的なノートPCだと本体に取り付けた状態でないと充電できないからね。
しかし、このAX2ならば専用チャージャーが付属するためそれで予備バッテリを充電すれば
複数のバッテリを使用するのもそれほど負担にならないにょ。

ホットスワップ対応のメリットとしてはあと「軽くできる」というのがあるにょ。
C1も必要駆動時間によって内蔵するバッテリの数を1つか2つを選べるからね。
AX2も内蔵バッテリのみにするか添付のバッテリも内蔵するかを選べるにょ。
さすがに内蔵バッテリのみだと公称3時間まで減ってしまうのが辛いけど1.14kgから185g軽く
なるため1kgを切る軽さになるにょ。
こうした運用は恐らく考慮されてないからバッテリを装着していない部分は端子剥き出しに
なってしまうだろうけどタブレット端末というのは少しでも軽い方が良いため私はこういう
のはありだと思うにょ。
開発する側としては「少しでも軽量化したいけど軽量化してしまうとバッテリ駆動時間が
短くなってしまう」というジレンマを解消するために複数バッテリの内蔵とホットスワップ
対応になったのだろうからね。

AX2の弱点を言えば液晶の解像度と価格だと思うにょ。
WXGAは一般的なPCの解像度であり、11.6インチということを考えればやむを得ないのだけど
VAIO Duo11では同じインチ数ながらフルHDモデルのラインナップがすでにアナウンスされて
いるし、非Windowsとなるタブレット端末は10インチクラスでフルHD以上が普通になりつつ
あるためWindowsを含めたタブレット端末全体の中では精細度はかなり低めとなってしまって
いるにょ。
何せ昨日も書いたようにAndroidタブレット端末は7インチモデルでさえWXGAが標準化しつつ
あるわけだからね。

価格は下位モデルで予価16万円、上位モデルで予価25万円というのはUltrabookの中では
かなり高めに位置するにょ。
とはいえ、Let'snoteとして考えれば標準的な価格帯だし、一般的なUltrabookの中に
混じっても比較的軽量なのにコンバーチブルであるということやホットスワップ対応の
バッテリに付加価値を感じる人であればそれほど高価ともいえないにょ。
バッテリの寿命が2、3年ならば安価なUltrabookを2、3年おきに買い換えるという方法も
あるにょ。
特にスペックの拘らない人ならそれでもいいけどスペックに拘らないからこそ駆動時間が
短くなっただけであとは十分に使えるノートPCを買い換えるのは躊躇してしまいそうにょ。
昨今は普通にOSやアプリを快適に動作させるには十分な性能になっているため一部のハイ
スペックを要求する用途(重いゲームを快適にプレイしたり、エンコをしまくったりなど)
以外ならば数年型落ちでも十分に使えてしまうからね。(Core2Duo 2GHzクラスの性能が
あればCPU性能で困ることはほとんどないと思う)
そういう意味で言えば気に入った1台を長く使う(といってもせいぜい5、6年程度だけど)
というのは十分に有意義だと思うにょ。(6万円のPCを2年おきに買い換えれば6年で18万円
となるけど16万円のPCを6年使っても16万円で別途バッテリを買っても18万円程度ですむ)

C1ユーザーはAX2を見て買い換えの必要性を感じるかどうかは微妙なところにょ。
CPU性能に関してはいくら2年新しいAX2といっても所詮はクロックの低いULVであり旧CPU
でも通常電圧版を採用しているC1には負けてしまう可能性が極めて大きいにょ。
とはいえ、それはベンチで計らないと分からない程度の差であり体感ではほとんど差を
感じないと思われるにょ。(むしろ、HDDのC1からだと体感速度ではSSDのAX2の方が断然
速く感じると思われる)
C1からの買い換えだと基本スペックよりも薄さと軽さに買い換えの価値を見いだせるか
ということで決まりそうにょ。
約300g〜500g(C1使用時のバッテリが1つの場合と2つの場合)の差というのはテーブルに
おいて使うならばバックでの移動時の差でありそれなりに大きい差(といってもバッグを
300〜500g軽くすればその差は吸収できる)だけどタブレットで使用する場合にはその差が
片手にもろにかかるため明らかに体感できる差となるにょ。
C1を持って無くてもモバイルノートPCを使っている人はそれを片手で支えてみてそれに
さらにペットボトル1本乗せたものがどのようなものかを試してみると重量の差は分かり
やすいにょ。

AX2は国内でのWindows 8搭載PCの正式発表一番乗りとなったわけだけどタッチパネルを
搭載した機種がかなり出てくることが予想されるにょ。
タッチパネルが使いやすいコンバーチブルPCもこれからどんどん出てくると思うけど
薄型軽量でなおかつ高耐久性というのはかなり難しいためAX2を越えるものはなかなか
出ないのではないかと思われるにょ。(薄型軽量を行うにはバッテリのホットスワップ
対応というのは無駄な要素となるので恐らくUltrabookの場合は現時点のように内蔵の
バッテリのみになると思う)
個人的にはフットプリントが大きいのは嫌なので10インチクラスのものを希望しているけど
ネットブック以外にはなかなか難しそうにょ。(現時点ではLet'snote Jシリーズしか
ないわけだし)




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