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おちゃめくらぶ掲示板
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PENTAX Q10はQの弱点を克服できたのか・・・?
ペンタックスがレンズ交換式ミラーレスカメラ「PENTAX Q10」を発表したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120911_558684.html
これは昨年8月に発売したPENTAX Qの後継となるモデルとなっているにょ。
PENTAX Q10 PENTAX Q
センサー 1/2.3インチ裏面照射CMOSセンサー 同左
画素数 1240万画素 同左
ISO感度 ISO100〜6400 同左
シャッター 30秒〜1/2000秒 同左
液晶モニタ 3インチ46万画素(ハーフVGA) 同左
サイズ 102x58x33.5mm 98x57.5x31mm
本体重量 180g(※200g) 同左
カッコ内の重量はメディア、バッテリ込みのもの
できれば、Qマウントは1/2.3インチセンサーの割には大きめに作られているし用意されている
レンズも恐らくイメージサークルは一回り大きなサイズまでカバーしているだろうから
Q後継機は1/1.7インチセンサー搭載を期待していたけど残念ながら新発表のQ10も1/2.3インチ
センサーとなっているにょ。(今後さらに上位モデルが出てそれに搭載されるとかQ10の
後継機で搭載されるという可能性もなきにしもあらずだけど・・・)
QとQ10のスペックを比較するとほとんど差がないためただのマイナーチェンジに見える
ものの従来と比べて下記の4つの点が改善されているにょ。
(1)AF性能
(2)解像感
(3)本体デザイン
(4)価格
(1)コントラストAF方式においてAF速度を上げるためにはセンサーからの読み出し速度を
上げることやアルゴリズムの改善が必要になってくるにょ。
Q10ではアルゴリズムの改善によって速度を向上させている模様にょ。
元々それほど遅くはなかったとはいえ暗所や望遠時レンズ使用時には速度の低下が見られて
いたからね。
(2)Q10はQに引き続き1240万画素の1/2.3インチ裏面照射CMOSセンサーが採用されているにょ。
センサーサイズは普及クラスのコンデジと同じということでQが発表当時は画質面で期待は
していなかったものの昨年9月6日に書いたように良い意味で裏切られたにょ。
これはセンサーサイズが小さくてもその極小画素で解像できるくらい解像力に優れた
レンズを使用すれば十分に見れるくらいの画質にはなるということが言えるからにょ。
そのため画素数が多くより高いレンズ性能が求められる1600〜1800万画素クラスのセンサー
ではなくQ10はQと比べて画素数が据え置かれているにょ。
これは賢明な判断だといえるにょ。(1600万画素になるとF2.8のレンズを使用しても回折
限界を超えてしまうためどれだけレンズの解像力が優れていてもそれを生かせない)
Qはセンサーサイズの割に解像しているといってもそれはあくまでRAW現像した場合の
ことにょ。
標準のJPEG出力ではRAW現像したものと比べて解像感に劣っていたからね。
Q10は恐らくRAWの画質は変わってないのだろうけど画像処理エンジンの改善によって
解像感を高めていると思われるにょ。
(3)Qは無骨なデザインであり、私は結構好みだったもののこのデザインはマニア心を
くすぐっても一般層にはあまり受け入れられなかったのかQ10ではデザイン変更をしたにょ。
これに対しては「改善」項目に入れていいのかは微妙だけど従来のQよりは売れそうな
雰囲気を醸し出しているにょ。
またペンタックスお得意のオーダーによるカラーバリエーション展開もしているにょ。
レンズ交換ができる小さなデジカメを求めている女性などには受け入れられそうな感じにょ。
(4)Qの最大の弱点は価格だったにょ。
初のQマウント製品ということでボディ単体販売が無かったというのもあるけどレンズ
キットで当初7万円という価格付けがされていたからね。
これがQ10では、ボディ3.5万円、レンズキットで5万円に価格が下げられたにょ。
確かにQの7万円という価格が本体の作りを考えると決して高価というわけではないもの
だったけどそれより格段にセンサーサイズが大きいフォーサーズやAPS-Cセンサーを搭載の
ミラーレスのエントリーモデルと比べた場合にそれよりも高価だったからね。
ボディの作りはそれらより格上といってもセンサーサイズの大幅な差を考えると本体サイズ、
重量が何よりも優先されるという人以外にはオススメしにくいものだったにょ。
しかし、ボディが3.5万円まで下がるとお買い得感は増してくるにょ。
型落ち製品ならばこれより安い機種はたくさんあるけどレンズ交換式ミラーレスにおける
新製品の発売当初の価格として考えればかなり安い部類にょ。
私は個人的にはこのQシリーズと競合するのは1/1.7インチセンサーを搭載した高級コンデジ
と思っているので今回のQ10の登場でようやく価格面で競えるレベルになったにょ。
とはいえ「安い」というわけではなく「購入対象に加えてもいい」というレベルだけどね。
今回はQ10本体だけではなく新しいレンズとKマウントアダプタも発表されたにょ。
まずは新レンズ「PENTAX-06 TELEPHOTO ZOOM」を見てみるにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120911_558719.html
これは焦点距離15-45mm(35mmカメラ換算83-249mm)の3倍ズームながら全域F2.8を実現
しているにょ。
F2.8ならば回折限界には届いてないため十分な解像力があれば小さいセンサーであっても
その性能を発揮することができるにょ。
解像感はレビューを待つとしてこのレンズを見たときに驚かされるのはサイズにょ。
センサーサイズの小さなQマウント用のレンズとはいえ換算83-249mmで全域F2.8を実現
しているにも関わらず全長56mm、重量90gだからね。(価格も2万円台半ばと安価)
これがフルサイズだと80-200mmF2.8の2.5倍ズームで重量は1kgオーバー価格は10数万円
というかなり高価なものになってしまうにょ。
もっとも、このレンズの場合はあくまで換算83-249mmというだけであってF2.8といっても
ボケ量は大したことはないにょ。
ボケ量を換算するとF15.4だからね。
フルサイズで250mm、F16程度と考えるとどれくらいのボケ量かは予想できると思うにょ。
APS-Cならば160mm、F11程度のボケ量となるにょ。
これを見て分かるように通常の撮影時におけるボケ量はそこまで大きくないけどマクロ時
ならばボケは飛躍的に大きくなるにょ。
しかし、このレンズは最短撮影距離が1mというのが残念な点にょ。
センサーサイズが小さいのだからもっと寄れるようにして欲しかったところにょ。(1cm
マクロができるコンデジが多いのを見ても分かるように近接撮影はセンサーサイズが小さい
方が容易であるため)
次に「Kマウントレンズ用アダプターQ」を見てみるにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120911_558706.html
Qは標準では電子シャッターのみであり、機械式シャッターはメカシャッター内蔵の
レンズを使用時に限られているにょ。
当然ながらKマウントレンズは一眼レフ用であるためフォーカルプレーンシャッターでの
使用が前提となりレンズにシャッターは組み込まれていないにょ。
したがって、このKマウントレンズ用アダプターQではこのアダプター内にメカ
シャッターを内蔵しているにょ。
これによってすべてのKマウント用レンズで機械式シャッターを使用できるにょ。
あと絞りリングを内蔵しているというのも場合によってはメリットになるにょ。
このマウントアダプターの問題点を1つ挙げるならばAFができないことにょ。
Kマウント用のレンズは最近のもの以外だとモーターを内蔵していないものも多かった
ためにマウントアダプタにモーターを内蔵させる必要があるからコスト面やサイズ面の
問題で難しかったのかもしれないにょ。
それならばせめてモーター内蔵レンズだけでもAFで使用させてくれたらいいのにと思う
かもしれないけど位相差検出方式用のレンズをコントラストAFで使用するというのは
NEXに最初に用意されたαマウント用のアダプタを見ても難しいことが分かるにょ。
2つ目のαマウント用アダプタLA-EA2は実用レベルのAF速度を得るためにTLMと位相差
検出用センサーを内蔵しているくらいだからね。
センサーサイズが小さいので被写界深度が深いためMFでも何とかなると思う人もいる
かもしれないけどセンサーサイズが小さい分だけ換算焦点距離が5.5倍になるのがネック
となるにょ。
実焦点距離200mmのレンズが換算1100mmの超望遠レンズとして使えるというのはかなり
便利に感じる人がいるかもしれないけどその分だけ被写界深度が浅くなる(本来ならば
変わらないのだけど5.5倍に拡大される分だけ相対的に浅くなる)わけだからね。
一眼レフのファインダーより遙かに見にくい背面液晶で一眼レフで使用時より被写界
深度が浅い状態で使用するのは無理があるにょ。
もっともKマウント用レンズの多くがQマウント用のレンズよりも解像力が低いため
完璧なピント合わせができてもセンサーの画素ピッチに負けてしまうだろうからそこまで
シビアなピント合わせは要らないという考えもあるけどね。
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