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Xシリーズの本命!?X-E1発表
富士フイルムがレンズ交換式ミラーレスカメラ「X-E1」を海外で発表したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120906_557801.html
価格面を考えると位置づけ的には今年の1月に発表した「X-Pro1」の下位機種のなると思われる
(当初の本体価格はX-Pro1が1700ドルなのに対してX-E1が1000ドル)のだけどスペックを
見ると「下位」ではなく「後継機種」といってもいい部分も多いにょ。
X-Pro1はローパスフィルタを除去することで解像感を高めているのだけどローパスフィルタを
除去してしまうとモアレが発生しやすくなるという問題が生じるにょ。
しかし、1月11日に書いたようにベイヤー配列ではなく特殊な配列にすることによってローパス
レスでもモアレがおきにくくなっているにょ。
これによってAPS-Cセンサーを搭載でありながらフルサイズセンサー搭載のデジタル一眼に
迫る高画質を実現しているにょ。(さすがに高感度画質においてはセンサーサイズが異なる
ためにフルサイズ搭載機と比べると大きな差があるけど)
X-Pro1はこのように画質面においては申し分無かったのだけど以下のような問題点を抱えて
いるにょ。
(1)AF性能
(2)ファインダー
(3)サイズ
(1)AFの速度はAFの方式、AFセンサー、レンズのAF駆動方法などによって変わってくるにょ。
一般的なデジタル一眼に搭載されている位相差検出方式はAFセンサーが別途用意されており
レンズから入った像はサブミラーによってAFセンサーへと導かれているにょ。
同一AFセンサーであっても処理アルゴリズムによってAF速度が変わってくるし、AFを最終的に
行うためにはレンズの駆動系の速度も非常に重要になってくるにょ。
位相差検出方式に特化したレンズはコントラストAFではその性能を発揮できないにょ。
そのため多くのデジタル一眼はコントラストAFがほぼデフォとなっているミラーレスと
比べるとライブビューの速度が劣っているものが多くなっているにょ。
X-E1はAFの速度が大幅に改善されているということなのだけどコントラストAFの場合は
専用のAF測距センサーは存在せず、センサーを読み出してコントラストが最も高くなる
場所(ピントが合っている場所)を調べるためにレンズを少しずつ駆動させていく必要が
あるにょ。
当然ながらセンサーの読み出し速度が速ければレンズを高速に駆動させても追従できる
わけであり、Panasonicのミラーレスが高速なAFを実現しているのも120fpsという読み出し
速度の賜だといえそうにょ。
詳細は分からないもののセンサーそのものはX-Pro1と比べて特に変わってないのではない
かと思われるにょ。
そうなるとAF測距アルゴリズムの改善やレンズの駆動方法の変更ではないかと思われるにょ。
AF速度0.1秒というカタログ上のスペックは今回新しく発表されたレンズと組み合わせた
状態にのみ発揮できると予想されるにょ。
したがって、AF速度が上がったといっても従来のレンズを使用時には新アルゴリズムによる
速度向上しかないにょ。(X-Pro1でも近々ファームウェアのアップデートによってAF性能が
改善される模様)
(2)X-Pro1に搭載されているハイブリッドビューファインダーはOVF(光学ファインダー)と
EVFを自由に選択できるというのが大きなメリットだったけどOVFはデジタル一眼とは比較に
ならないくらい劣っているにょ。
構造上やむを得ないとはいえ、ファインダー倍率も視野率も十分とは言い難いレベルであり
EVFを多用している人も多いのではないかと思われるにょ。
X-Pro1はSVGA相当となる144万画素というEVFを搭載しているものの現時点では標準レベルの
ものであり、本体の価格帯を考えると物足りないと感じている人も多い模様にょ。
X-E1にはXGA相当となる236万画素の有機ELによるEVFが搭載されているにょ。
これはNEX-7と同等の画素数となるにょ。
EVFの供給元は明らかになってないもののソニー製以外に該当するものは見あたらないため
恐らくNEX-7と同一のものではないかと予想されるにょ。
これによってEVFの不満点は大幅に解消されそうにょ。
ハイブリッドビューファインダーを廃止したのはコスト面の問題もあるだろうけどやはり
新しいレンズにOVFが対応できないというのもありそうにょ。
従来のように単焦点が3本のみというラインナップでは問題なかったけど今後を考えると
その都度OVFを作り直す必要があるためX-E1ではEVFのみになったと思われるにょ。
(3)やはり気になるのはサイズと重量にょ。
X-E1 X-Pro1 X100 NEX-7
サイズ 129x74.9x38.3mm 139.5x81.8x42.5mm 126.5x74.4x53.9mm 119.9x66.9x42.6mm
本体重量 300g 400g 405g 291g
(※メディアバッテリ無しの重量)
これを見ると本体サイズ(縦と横)はレンズ一体型のX100と同レベルになり、重量は
Xシリーズ史上最軽量となっているにょ。
これをEVF内蔵で同じくAPS-Cセンサー搭載のNEX-7と比べると縦横のサイズはやや大きい
ものの奥行きは逆に薄くなっており、重量も9gの差しかないにょ。
小型化はOVFの廃止が大きいけど軽量化はそれ以外の部分においてかなり頑張った結果だと
思われるにょ。
これによって従来は大きく重くて・・・という人にとってはX-E1はかなり良い機種になった
といえそうにょ。
ただ、レンズ交換式ミラーレスの場合は使用するレンズとセットのサイズ、重量で考える
必要があるため性能重視でやや大柄なレンズばかりとなっているX-E1はNEXと比べて不利に
なっているかもしれないにょ。
それでもX-Pro1の画質で上記3つの弱点を克服したという点は大きいにょ。
液晶サイズが2.8インチ46万ドット(ハーフVGA相当)と今となっては貧弱な点などが気に
なる点だけどEVFが優れていれば液晶画面は撮影した写真の確認程度しか使用しないため
そこまで高精細なものは必要ではなくなるにょ。(とはいえ、VGA相当の92万ドットの
液晶ならば良かったけど)
X-Pro1は富士フィルム初の自社マウントによるレンズ交換式のデジカメということで
試作品的な感じがあったのでこのX-E1が本命なのかもしれないにょ。
これと同時に発売された初のズームレンズによってシリーズのハードルも下げられて
普及に大きく貢献できるのではないかと思うにょ。(当初にズームレンズを用意しなかった
のは戦略的にはありだったけど)
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