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おちゃめくらぶ掲示板

1275御茶目菜子:2012/08/23(木) 23:55:37
コンデジもいよいよAndroid搭載の時代へ・・・?
ニコンがAndroid 2.3搭載のコンデジ「COOLPIX S800c」を発表したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120822_554355.html
このコンデジの最大の特徴はAndroid OSを採用しているということにょ。
なぜ、コンデジにスマホ用のOSを採用しているのか疑問に思う人もいると思うにょ。
確かに単純に考えると「Androidを使いたいならスマホでいいじゃん」となってしまうところ
だからね。
これはコンデジ市場の縮小を受けて生き残り策の1つとして考案されたものであり、奇抜な
ものを作ろうとして考案されたものではないにょ。

1月31日に書いたようにコンデジはスマホの普及によってかなり厳しい立場に立たされている
と思われるにょ。
国内においてはカメラ付きケータイの普及によってデジカメ需要は喚起されたものの徐々に
コンデジではなくカメラ付きケータイで写真を撮ることで済ませる人が増えていったからね。
それにここ最近のスマホの急速な需要拡大があるにょ。
スマホが一般的なガラケーと比べて有利な点はやはりネットとの親和性にょ。
ガラケーと比べてWeb閲覧がしやすいということもあるし、アプリの追加によってそれが
さらに使いやすいようにカスタマイズできるからね。
SNS利用者は年々増加しており、その親和性が高く、撮影した写真をそのままSNSで使えると
いうのもスマホのメリットにょ。
そして、ネットとの親和性が高くクラウドへの保存も容易なのもスマホのメリットにょ。

このスマホの勢いを止めることは無理なのでコンデジに出来ることといえばスマホとの
共存を図るということにょ。
スマホがいくら普及してもカメラとしての機能や性能でコンデジを上回るのはサイズ面を
考えても無理だからね。
したがって、スマホのカメラ機能に物足りない人がカメラ機能を別個体として持つという
ことがコンデジに求められているものだと言えるにょ。
そのため昨今はコンデジで無線LAN搭載の機種が急増しているにょ。
これはコンデジで撮影した写真をスマホで活用できるようにするためにょ。

確かに無線LANを搭載すればスマホとの連携だけではなくPCに送ったりも簡単にできるため
非常に使い勝手は良くなるのだけど最終的に「SNSに投稿すること」が目的ならばやはり
ワンクッション増えてしまうのがネックになるにょ。
そうすると「コンデジでSNSの投稿まですませれることができればいい」という結論が
出されてしまうにょ。
コンデジもそれなりに高性能なCPUを搭載しタッチパネルによる操作を行う機種が増えて
いるためハードウェアの面では問題ないけどOSやソフトウェア面の問題はあるにょ。
独自OSに独自開発したWebブラウザや日本語入力しすてむを搭載してもいいけどそれならば
スマホ用としてすでにある程度完成されているAndroid OSを使った方が簡単だし、自前で
開発するよりもコストダウンができるようになるにょ。
ユーザー側からしても普段使っているスマホのUIがそのまま使えるため操作面での慣れも
必要ないしね。
そうなるとスマホユーザーから見るとメリットだらけにょ。

実際はそういう単純なものではなくスマホとの2台持ちをするに値するようなレベルの
製品かということが重要になってくるし、スマホ(Android OS搭載機)を使ってない人に
とっては使いやすいものになっているのかということが重要になってくるにょ。
というわけで、COOLPIX S800cについて詳しく見ていくにょ。
基本スペックを見ると1/2.3インチ裏面照射センサーで換算25-250mmの10倍ズームという
昨今流行とも言える高倍率コンパクトモデルにょ。
コンパクトであるが故にレンズはF3.5-5.8と暗く高い描画性能は期待できそうにないにょ。
あくまでデジカメとして考えた場合に高画質の部類ではないというだけであって一般的な
スマホに比べたら上だろうけどね。(ただし、スマホの画面上では画質の差は感じられない
だろうけど)
それに、スマホには搭載されていない光学式手ぶれ補正や光学ズームというのはアドバン
テージになるのではないかと思われるにょ。
Android搭載でシャットダウンからのコールドブートには時間がかかるため常にスリープ
状態ではないと起動が遅そうだけどどうやらその心配はない模様にょ。

コンデジとしては普通(カタログスペックで撮影枚数140枚というのが唯一のネック)だけど
Android端末としてはどうなのかを見てみるにょ。
気になるのはCPUとメモリだけどCortex-A9が採用されているみたいだけどシングルコアか
デュアルコアかも分からず、クロックも不明にょ。
そんなにハイスペックではないだろうから1〜2年前のスマホと同レベルのスペックといった
感じかもしれないにょ。
そのためか、OSも世代の古いAndroid 2.3になっているにょ。
液晶(というか有機EL)画面は3.5インチ82万ドット(WVGA相当の解像度)となっており
それなりに使えるレベルではないかと思われるにょ。
あとGoogle Playにも対応しているためアプリも手軽に入手可能という点も良い点にょ。

やはり、ネックとなるのはバッテリと通信環境にょ。
バッテリについては、1050mAというバッテリがやや心許ないにょ。
これはコンデジならば特に小さい容量でもないけどスマホだと1500〜2000mAhが普通だから
それと比べるとかなり少ないにょ。
スマホを使っていてバッテリが十分と感じる人はあまりいないだろうからね。
もっともスマホを持っている人ならばメイン通信端末にしようとは考えてないだろうから
それほど問題はないと思うにょ。(もしも、これをメイン通信端末に考えている人がいたら
バッテリ容量の小ささに注意しなくてはならない)
それと通信面はWi-Fiのみとなっているにょ。
SIMフリーで3G通信が可能ならばいろいろと便利そうだけど無線LANが使える場所でしか
通信できないにょ。
無線LANが使える場所は都心では問題ないけどそれでもサービスに加入していないと使えない
わけだし、地方にいくと公衆無線LANは極めて限定的な場所でしか使えないにょ。
したがって、これ単体でSNSにアクセスして写真をアップロードできるというのをあまり強調
しすぎると知らずに買ったユーザーはがっかり感が大きくなるのではないかと思うにょ。

COOLPIX S800cはバッテリ容量が少ないというのを我慢できて、通信環境がモバイルルータを
使用したりスマホとの2台持ちでWi-Fiが使えない時はスマホで転送するなど何とかなるならば
悪くない機種だけどそれらに不満がある人は中途半端な機種になりそうにょ。
それに予価48000円というのはこのクラスのコンデジとしてはやや高めであり、このAndroid
搭載ということに魅力を感じないと手を出しにくい機種だと思うにょ。
カメラAPIが一般公開されるということなので従来はファームウェアを更新しなければ実現が
できなかった機能の追加がアプリで行えるようになるというのはAndroid搭載の大きなメリット
ではないかと思うにょ。
これに興味がある人ならば現時点では他に選択肢がないため悪くはないけど恐らく今後他社
からも似たような機種が登場する可能性が高いにょ。
コンデジのシェア低下や価格下落を抑えるためには有用な方法だからね。
そういう意味ではCOOLPIX S800cの動向が今後の試金石になりそうにょ。




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