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キヤノン初のミラーレス「EOS M」のライバルは・・・?
キヤノンがミラーレスカメラ「EOS M」を発表したにょ。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120723_548287.html
APS-Cセンサーを搭載ということで他社においてライバルとなるのはNEX-5Nあたりになるの
ではないかと思われるにょ。
あと、センサーサイズの違いがあるとはいえ、他社のモデルとも比較してみたにょ。
EOS M NEX-5N Nikon 1 J1 GF5
センサー APS-C APS-C 1インチ 4/3インチ
AF方式 ハイブリッド コントラストAF 位相差検出AF コントラストAF
フラッシュ 外付け 外付け 外付け 内蔵
EVF 無し 外付け 無し 外付け
本体サイズ 108.6x66.5x32.3 110.8x58.8x38.2 106x61x29.8 107.7x66.6x36.8
本体重量 298g 269g 277g 267g
標準ズーム全長 61mm 60mm 42mm 26.8mm
重量 210g 194g 115g 95g
本体+標準ズーム重量 508g 463g 392g 362g
※本体重量にはメディア、バッテリを含む
この表において本体サイズはグリップ部を含んだ厚みとなっているため本体そのものの
厚みを示すわけではなく平坦な造りのEOS Mは概ねNEX-5Nと同レベルといえるにょ。
高さにおいては7.7mmの差ということで2台を並べておいたらEOS Mの方がやや大きく見える
のではないかと思われるにょ。
それでも、APS-Cセンサー搭載機としてはかなりコンパクトサイズといえるにょ。
また重量もメディア、バッテリ込みで300gを切っており、APS-Cセンサーを搭載、同社初の
ミラーレスということを考慮すれば軽量といえるにょ。
本体サイズ、重量はセンサーの小さな機種(J1、GF5)と比べて極端に大きなものにはなって
いないけどここで何度も書いているようにレンズの方はそうはいかないにょ。
標準ズームの重量は同社の一眼レフ用のものよりも小型軽量とはいえセンサーサイズなりの
重量となっているため実際の使用時に小型軽量を求めるという人においてベストチョイスに
なるとは言い難いにょ。
もっとも、これは標準ズームを使用時であってパンケーキレンズならばその差はさらに
縮まるとはいえ、逆にいえば望遠レンズを使用時にはさらに差が広がることを意味するにょ。
これは本体の小型軽量化と比べてレンズの小型軽量化は極めて困難だからにょ。
本体の薄型化は主にフランジバックで左右されるのだけどEOS MのフランジバックはNEXの
Eマウントと同レベルの18mmとなっており、センサーサイズの割にはかなり短くなっている
ことが有利に働いているにょ。
ミラーレスの中では大きなAPS-Cセンサーを搭載ということで、画質面においては有利な
ものになっているにょ。
同世代のセンサーならば画素数ではなくセンサーサイズが画質を決める最も大きな要素に
なるからね。
EOS MのセンサーはEOS KissX6iと同等のセンサーと思われるため画質面においてほぼ同等で
あると思われ高感度画質も極めて良好なものになっていると予想できるにょ。
とはいえ、高画素が無意味というわけではなく十分な明るさがあり、その画素ピッチで
十分に解像できるレンズを装着時には解像面で有利に働くにょ。
しかし、センサーサイズの割に画素数が多くなってしまうと解像しないレンズも出てくる
ため標準ズームで完結する初心者ユーザーには適したものになるとは言い難いし(新規の
マウントの場合だとレンズの選択肢がない場合もある)フランジバックが短くなると
テレセン性の問題が出てくるため周辺画質において不利になってしまうにょ。
そのためEOS MのセンサーがEOS KissX6iと同等だとしてもレンズの違いやフランジバックの
違いがあるため同等の画質を得られるという保証はなくそのEOS Mマウント用のレンズを
使用時のレビューを待つ必要があるにょ。
AFに関してはやはり像面位相差検出方式を採用したセンサーを搭載しているという点が
大きいにょ。
これは6月9日に書いたようにEOS KissX6iではライブビューや動画撮影時に非常に大きな
効果を発揮しているにょ。
元々キヤノンのデジカメはコントラストAFが遅いためライブビューでは他社と比べて
かなり劣っていたからね。
位相差検出方式ならば業界トップのキヤノンもAFの遅さがアキレス腱となってしまい
常にライブビューでの撮影となるミラーレスならば像面位相差検出方式は必要不可欠と
思われていたためEOS KissX6iで像面位相差検出センサーが採用された時点でキヤノンの
ミラーレスはこのセンサーを使うであろうことがほぼ予想できたにょ。
とはいえ、現在のセンサーはピント精度が低いため位相差検出方式で素早くおおざっぱに
ピントを合わせた後にコントラストAFで微調整を行うというハイブリッド方式になっている
ため位相差検出方式のみのNikon 1と比べるとAF速度では劣っているにょ。
この辺は将来の改善に期待したいところにょ。
EOS Mの登場で国内大手メーカー全社からミラーレスが出そろったにょ。
これによって従来よりもさらに競争の激化が予想されると同時にミラーレス市場の拡大も
期待できそうにょ。
ミラーレスは基本的にコンデジでは物足りないという層がメインとなっているにょ。
従来だとそういう層は一眼レフだったのだけどやはり一眼レフだと大きく重いというのが
難点だったからね。
それでも2000年代後半になってデジタル一眼の低価格化によってデジタル一眼は大幅に
シェアを拡大していったにょ。
これは銀塩カメラとは異なりデジカメは身近なものとなったことで潜在的需要が拡大された
というのが主な理由だと思われるにょ。
しかし、いくらデジタル一眼の低価格化が進んでもサイズや重量の問題もあるため普及には
限界があるにょ。(構造が複雑であるため低価格化も限界まできているし)
そうなると小型化しやすく構造がシンプルであるためデジタル一眼と比べて低コスト化も
可能なミラーレスが各社から登場したのは自然な流れだと思われるにょ。
ここで重要なのが各社のミラーレスの位置づけにょ。
現在一眼レフを作っていないPanasonicやFujifilmは単にコンデジより上の存在ということで
問題ないのだけど現在一眼レフを作っているメーカーの場合は立ち位置が微妙なものになって
しまうにょ。
ニコンはコンデジと一眼レフの中間に位置するものとして提示しているにょ。
そのためセンサーサイズは1インチに止めたにょ。
あくまで一眼レフの領域までは浸食しないようにするためにょ。
しかし、APS-Cセンサーを搭載した場合はそうもいかなくなるにょ。
APS-Cセンサーを搭載したNEXの場合はその立ち位置はかなり微妙なものになっているからね。
それはαシリーズがTLM(トランスルーセントミラー)を採用しているというのも大きいにょ。
現行のαシリーズはすべてこのTLMが採用されているのだけどこれは一眼レフの形状であり
ながらEVF専用で搭載しているミラーは位相差検出センサー専用となっているにょ。
つまり、像面位相差検出方式センサーを搭載すればこの一眼レフスタイルにする意味は全く
無くなるということにょ。(像面位相差検出方式は現状では専用センサーを使った位相差
検出方式と比べて速度面や精度面では劣っているからすぐに置き換わるわけではないと思う)
そうなると近い将来はαシリーズは終了してNEXシリーズがメインになるということは十分に
考えられるにょ。
とはいえ、現在のEマウントのレンズラインナップを考えるとまだまだα終了までには時間が
かかりそうにょ。(フルサイズセンサー搭載のα99の登場も予想されているしね)
それではキヤノンの場合はどうなのかを考えてみるにょ。
キヤノンのデジタル一眼はプロからの支持も厚くそれが終了するなんてことは少なくとも
今後10年そこらの間では100%あり得ないにょ。
ただし、デジタル一眼がフルサイズメインになるということは十分に考えられるにょ。
キヤノンだけではなくニコンもフルサイズ機のラインナップを拡大していく予定としているの
だけどそこ根底にあるのがAPS-Cセンサー搭載機の縮小にょ。
真っ先に切り捨てられるとなるとやはり廉価モデルとなるEOS Kissシリーズにょ。
APS-Cセンサーを搭載のミラーレス「EOS M」の登場によってKissのユーザー層がかなり
奪われてしまうと思われるからね。
つまり、EOS Mの一番のライバルはNEXではなくてKissといえそうにょ。
ユーザーの多くがレンズキットを買って終了するであろうKissならば現状でEOS M用レンズの
ラインナップが乏しいというのもそれほどネックにはならないにょ。(コントラストAFで
あるため当初の変換アダプタでは従来のα用レンズはAFが実用的な速度で動かなかったNEX
とは異なり、像面位相差検出方式のEOS MならばすべてのEOS用レンズがそれなりの速度で
AFが可能になると思われるためレンズ資産のある人にとっても有用)
オプションでもEVFがないという問題は一眼レフのサブとして使う人にはネックとなる
けれどコンデジからのステップアップの人にとってはそれほど大きな問題ではないにょ。
とはいえ、ユーザー層を拡大していくためには今後のレンズラインナップの充実は欠かす
ことはできないし、オプションとしてEVFの用意やEVF内蔵モデルを用意する必要性もある
のではないかと思うにょ。
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