したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

おちゃめくらぶ掲示板

1071御茶目菜子:2012/06/05(火) 23:49:54
新型VAIO Tは「Tenuki」のT・・・?
IvyBridgeのULV版が正式発表されたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120605_537050.html
これによってそれを搭載したUltrabookも次々発表されているにょ。
そんな中、SONYもVAIO TをUltrabookとして発表したにょ。
VAIO Tシリーズ(T、TX、TZ、TT)は10.6〜11.1インチの液晶を搭載して光学ドライブを内蔵
しながらも薄型軽量であることが特徴となっていた機種にょ。
しかし、2009年発売のTTを最後に新モデルの登場がなくなり今回久々にTシリーズが登場という
ことで一部ではかなり注目されたもののリーク情報でがっかりした人も多かったにょ。
というのも、特徴的な部分が無くなり平凡なUltrabookになったためにょ。

今回発表されたVAIO Tの店頭モデルのスペックを見ると次のようになっているにょ。

        11インチモデル    13インチモデル
 CPU      Core i5-3317U     Core i5-3317U
 メモリ    4GB          4GB
 ドライブ   HDD500GB+SSD32GB   HDD500GB+SSD32GB
 画面解像度  1366x768       1366x768
 バッテリ駆動 6.5時間        6.5時間
 サイズ    297x214.5x17.8    323x226x17.8
 重量     1.42kg        1.6kg
 予価     11万円前後      12万円前後

VAIO TTの店頭モデル(VGN-TT50B)が光学ドライブ内蔵で1.27kgであったことを考えると
11インチモデルの1.42kgというのはさすがに重いにょ。
13インチモデルの1.6kgというのは今まで発表されたUltrabookの中で重い方から数えた方が
早いくらいのレベルだからね。
さすがに厚さは最大21mmの制限があるUltrabookだけあって17.8mmのスリムなものになって
いるもののこれも15mm前後の機種が多く発表されているということを考えるとUltrabookの
中では薄いものには属さず平均、もしくは平均よりやや厚めといった感じにょ。

重量においては重要なのはバッテリ駆動時間との兼ね合いにょ。
たとえば1.2kgで4時間駆動の機種(機種A)と1.3kgで12時間駆動の機種(機種B)があり、
それぞれのバッテリの重量が100gと300gであった場合には機種Aの方を12時間駆動する場合
にはプラス200gしなくてはならないため1.4kgになり、「デフォでは軽いけど実際は重い」と
いう逆転現象が起きることになるにょ。
この2機種の重さが同じになるのは8時間駆動の場合であり、その時の重量は両者ともに1.3kgに
なるにょ。
JEITA測定法における公称駆動時間はWeb閲覧程度の負荷で概ね6〜7割程度の実駆動になる
場合が多いため(新品時に)2、3時間駆動すれば十分という人は機種Aの方が軽くなり、
4、5時間駆動すれば十分という人は機種A、機種Bはほぼ同等になり、それ以上必要という
人は機種Bの方が軽くなるというわけにょ。

それでは、その必要駆動時間あたりの重量を見てみるとVAIT TTは店頭モデル(HDD搭載)で
さえ駆動時間10時間であるため「軽いTTの方が駆動時間も長い」ということで必要駆動時間
あたりの重量はスペック上の重量よりもさらに差が開いてしまうにょ。
つまり、この新型のTが「重い代わりにバッテリ駆動時間がすごく長い」のでない限りは
「単に重くなっただけ」ということになるにょ。
仮にこの新型Tのバッテリが200gとすればTTと同等以上の駆動時間にするためにはデフォの
重量に200gプラスする必要があるため11インチモデルは1.62kgになるので1.27kgのTTと
比べると350g重いといえるにょ。
4時間動作すれば十分という人でもデフォ重量との差になるので150g重いにょ。

Ultrabookと比較されることの多いMacBook Air(以下MBA)だけど今年はまだ発表されてない
ため昨年に発売されたMBAとVAIO Tのサイズ、重量を比べた場合は下記のようになるにょ。

        VAIO T   MBA
 厚さ     17.8mm   17mm    0.8mm MBAの勝利
 重さ11インチ 1.42kg   1.08kg   340g MBAの勝利
   13インチ 1.6kg    1.35kg   240g MBAの勝利

厚さは0.8mm差ということで大差というほどではないけど重さに関してはMBAの圧勝にょ。
実際各社のUltrabookもMBAに勝つべく薄型というだけではなく軽量化も進めておりMBA
よりも軽いUltrabookはすでにいくつも存在するにょ。
国内メーカーだとNECから発表されているLaVie Zは13インチながら「999g以下」(正式
重量は現時点では非公開)という極めて軽量なものになっているにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120605_537833.html
海外メーカーでもマザーボードメーカーのGIGABYTEが11.6インチで975gという軽量な
Ultrabookを公開しているにょ。
http://www.gigabyte.com/press-center/news-page.aspx?nid=1130
確かにMBAは現時点でも比較的軽い部類だけど国内メーカーは12インチクラスで1kg前後の
モバイルノートは古くから作っているため軽量化は国内メーカーのお家芸ともいえるにょ。

全部入り(光学ドライブ、独立GPU搭載など)のハイスペックモバイルノートでユーザーから
高い支持を得ていたVAIO Zだけど昨年のモデルチェンジで光学ドライブ、GPUが外付けになり
多くのユーザーから不満の声が上がったにょ。
この度、そのZもIvyBridgeを搭載した新モデルが発表されたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120604_537059.html
そのZだけど昨年9月28日に書いたようにUltrabookとして考えると極めて優れたものである
ことが分かるにょ。
何せ高性能な通常電圧版のCPUを搭載しているにもかかわらずMBAより薄くて軽くて駆動時間も
長いわけだからね。
その代わり価格も高価だったにょ。
とはいえ、従来のユーザーからの不支持が多く販売店によっては発売から3ヶ月後には当初の
半値程度まで値下がりしていたため当時発表されたいた第1世代のUltrabookと同レベルの
価格帯であり、実売価格は決して高価ではなかったにょ。

VAIO Tの13インチモデルはVAIO Zと競合することになるにょ。
そうなるとZはTより格上であるため価格が高価な分だけすべての面において優れているにょ。
つまり、TはZがあるためモバイル性(サイズ、重量、駆動時間)を高めることができなかった
ということにょ。
これは言い換えるとTは手を抜いて作る必要があったといえるにょ。
確かにコスト削減のためといえば聞こえはいいけど同一メーカー内で上位モデルを越える存在
になってはならないという考えが優先してしまっているのは明らかにょ。(これは別にVAIOに
限ったことではなく全く異なるジャンルにおいて、キヤノンもEOS 60Dを7Dの下位と位置づけて
明確にスペックで差を付けたことがユーザーからの批判対象になっている)
高解像度がソニーのモバイルノートのウリの1つになっている部分だけど13インチモデルは
WXGAという非常につまらないものになっているにょ。
同じ13インチのVAIO Zは店頭モデルでWXGA++(1600x900)となっており、ソニーストアで
カスタマイズを行えばフルHDも可能であることを考えると明確に格下扱いになっているにょ。
11インチモデルはVAIOにはZのようなハイスペックモバイルは存在しないけど結局13インチ
モデルと同様に廉価モバイル扱いになっているにょ。(Tよりさらに下となるEもあるけど)

要するに価格だけがウリといえそうだけどVAIOの場合は店頭モデルは無駄に高価になっている
ためあまりオススメできないにょ。
やはり、本命はソニーストアによるカスタマイズモデルにょ。
最小構成ならば11インチモデルは59800円、13インチモデルは69800円となっているにょ。
ただし、最小構成だとCPUはCore i3になり、メモリは2GBになるにょ。
CPUはi3で困ることはそれほどないけどメモリ2GBはやや不足にょ。
自分で後から増設してもいいけど買ってすぐに使えるレベルとなると4GBが最低ラインである
ためにそれだと11インチモデルは63800円になるにょ。
これでも十分に安いにょ。(長期保証がデフォだし、オプションでワイドにすれば落下や
水没の保証もあるため保証については下手なメーカーよりもいい)
スペックはつまらないけど価格を重視して買うのならば悪くない選択肢といえるにょ。
ただし、ベースモデルに近い状態で購入しないとそのメリットも失われるにょ。
カスタマイズでハイスペック指向にしていくとどんどんコストパフォーマンスが悪くなる
からね。
特に13インチモデルはTの上位にZがあるだけにTをハイスペックにカスタマイズするくらい
ならばZを購入する方がコストパフォーマンスは高くなるにょ。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板