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おちゃめくらぶ掲示板
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コンプガチャは規制されるべきなのか?
グリーやモバゲーなどのSNSが行っているコンプガチャが規制されるというウワサがあるにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120507_531028.html
実際は規制するということに関しては現時点では消費者庁は否定しているものの近いうちに
何らかの形で規制が加わるのは確実ではないかと思われるにょ。
そもそも、コンプガチャとは何かというと駄菓子屋やスーパーなどの店頭に置いてある
「ガチャガチャ」「ガチャポン」をイメージしてもらえるといいにょ。
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/keyword/20120508_531113.html
ゲーム内通貨を使ってランダムにアイテムをゲットできるという一種のお遊びにょ。
もちろん、アイテムによってはレアなものや強力なものなどがあるにょ。
ソーシャルゲームがここまで拡大したのは競争によって射幸心を煽っているからであって
そのようなレアアイテムや強力アイテムが手に入るチャンスがあるならばそれを利用すると
いうのはユーザーからしてみると自然なものにょ。
しかし、現実的にはそれに数万円、数10万円費やしてしまったというクレームも数多く寄せ
られており、射幸心に加えて実態のないゲーム内通貨での支払いがより多くのクレームに発展
していると思われるにょ。
一昨年の12月21日には「無料」をCMで流し実際は無料で遊べるのは一部だけというソーシャル
ゲームの問題点について書いたのだけどそれを書いてしばらくして規制によって「無料」を
謳うことはできなくなりCMで「無料です」という言葉を聞くことは無くなったにょ。
とはいえ、「無料だと思っていたら課金されていた」という問題が無くなっただけであって
「安いと思って始めたらいつの間にか大量課金されていた」という問題点は以前にも増して
強くなっているにょ。
コンプガチャの問題点は以下の2つだと思われるにょ。
(1)なかなかそろわないことによって射幸心を煽っている
(2)コンプによってさらにレアアイテムをゲットできる
(1)実際にどの程度の確率で当たるのかというと経験則によって12%の確率という意見がある
みたいにょ。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1204/09/news058.html
これは6種類の当たりのいずれかが当たる場合の確率であり当然ながらコンプをしようとする
ならば同じものは当たっても駄目であるためどんどん当たる確率は下がっていくにょ。
1枚目が12%ならば2枚目が10%・・・そして、6枚目は2%となるからね。
その結果、6種をコンプできる期待値は122.5回という数字になるにょ。
最初は当たる確率が高くコンプできそうな感じであるためお金を費やしある程度そろったら
当たりにくくなるけどそれまでに費やした分を考えると後に引けないため結局大金を支払う
羽目になってしまうという仕組みにょ。
この122.5回という期待値はあくまで平均的な期待値でありそれだけ行ったらコンプできると
いうわけではないにょ。
最後の6種類目が当たる確率2%(1/50)だけに注目してもこれは50回やれば当たるという
ものではないにょ。
サイコロを振って6回以内に1の目が必ず出るかというとそうではないことを考えれば自ずと
分かると思うにょ。
1/50の確率で当たるならば50回やっても当たる確率は63.6%でしかないため3人中に2人以下
でしかないにょ。
100回やれば大抵当たると考えるかもしれないけどそれでも86.7%にすぎず、3倍の150回
やってようやく95.1%にょ。
つまり、コンプしようと思ったら期待値の数倍の金額を費やすことは十分に考えられる
ということにょ。
そして、その期待値そのものも序盤はダブっているものが少ないため当たる確率が高く
なっているからそこまでコンプするためには多くの回数を費やす必要があるということが
分からない人も多いにょ。
これだけ大量にやるのも手間がかかるけど1回で10回分引けるというセットガチャの存在が
コンプへの大量課金に拍車をかけているにょ。
くじ引きそのものは問題ないけど問題は不当景品類及び不当表示防止法によってその景品の
金額が定められているにょ。
ゲーセンなどの様々な場所における景品類においては最高でも10万円以下でなければならず
取引金額の20倍までという取り決めがあるにょ。
1回100円のくじ引きをやった場合には最高でも2000円まででないとこの不当景品法に触れて
しまうというわけにょ。
ここで問題となるのはゲーム内のアイテムがこれに抵触するのかということにょ。
あくまでゲーム内通貨のみで取引されているアイテムであるためリアルの現金とは無関係
だからね。
そこで厄介なのはネットげーではすでにおなじみとなっているRMT(リアルマネートレード)
についてにょ。
つまり、アイテムをリアルでオークションなどを通じて売買する行為にょ。
これはほぼすべてのネットゲーで禁止されている行為とはいえ現実では取り締まるのが
ほぼ無理なくらい浸透しているにょ。
悪質なユーザーはアカウント停止処分にすれば問題ないけどそれで一番被害を被るのは
そのアイテムを買ったユーザーにょ。
その売ったユーザーがアカウント取り消しを食らってしまったらそのアイテムは無効に
なってしまう場合が多いからね。
バーチャルな世界のアイテムとはいえそこまで高額な金額を出して欲しいアイテムが無価値
であるため不当景品法に触れることはないというのはさすがに言い難いにょ。
ゲーセンなどの景品は多くのものが非売品であり、その額面的な価値(いわゆる定価や
メーカー小売価格となるもの)は分からないけれど工業製品である以上は製造原価があり
そして、そのゲーセンに納入する金額は分かっているにょ。
1回100円のクレーンゲームの景品ならば最高でも納入価格で2000円未満の景品を使用する
必要があるということにょ。
それに照らし合わせてみるとオークション的な価値ではなくその景品の原価を考えると
ゲーム内のアイテムは価格をつけようがないにょ。
付けるならばそのデザインコストなどの諸経費を当たった合計数で割ったものだけどそれを
単純に計算すると限りなくゼロに近い金額になるにょ。
だからこそコンプガチャによってソーシャルゲームは非常に高い利益率を得ているにょ。
そうなると「射幸心を煽っている」というだけでは現行法での規制の対象にするのは
難しいにょ。
ただし、当たる確率を内部操作しているという告白もあるのでそれを考えると極めてグレーな
存在といえるにょ。
(2)コンプガチャで最大の問題点といえばこのコンプによってさらにレアなアイテムや強力な
アイテムを得られるということにょ。
これは不当景品法で、「二以上の種類の文字、絵、符号等を表示した符票のうち、異なる
種類の符票の特定の組み合わせを提示さ せる方法を用いた懸賞による景品類の提供は、
してはならない。」と明確に定められているにょ。
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/100121premiums_8.pdf の第5項
この絵合わせにおいてはコンプガチャは完全に抵触してしまっているにょ。
絵合わせが規制される背景には複数の当たりを組み合わせて不当な高額商品と換えることが
可能になってしまうからだと思われるにょ。
これが1種類のみであり「銀のエンジェル5枚当てればもらえる」という感じであればこれには
抵触しないけど数ではなく種類が複数の場合にのみ抵触するにょ。
ゲーム内のアイテムには額面金額(定価)もなければ原価もほぼ無い状態であるためこの
絵合わせ以外はあくまでグレーの範疇であり、これによってコンプガチャが規制されるという
ことはほぼないのだけどこの絵合わせは法律の文面上金額の表示がないため単純に解釈すれば
十分に規制の対象になってしまうにょ。
もちろん、これもゲーム内のアイテムに(大小関わらず)リアルマネーに換金できるような
価値があるということが前提になってくるにょ。(ただのくじ引きゲームを作ったからと
いってそれで法律に抵触することはない)
つまり、RMTと絵合わせ問題で合わせ技一本となるわけにょ。
とはいえ、法律に抵触するかどうかは抜きにして金銭感覚の薄いゲーム内での高額課金は
個人的にはあまり好ましくないと感じるにょ。
そのゲームが楽しくて(その金額の支払い状況が分かった上で)課金するのならば問題ない
けれどこういうのは無知な消費者からいかにしてお金を出させるかということを前提に
作られているためゲームそのものが楽しいわけでも何でもないからね。
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