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変態1号
:2022/02/10(木) 23:21:08 HOST:KHP059140147243.ppp-bb.dion.ne.jp
■
「フッ……!!フゥッ……!!」
ジャージ姿の狼獣人の青年が、鬼気迫る表情で山道を駆けていた。
彼は今年19歳となる体育大学生である。
小学生の時から陸上の競技に魅了され、それから今日に至るまでアスリート意識を持って自身を鍛え上げた。
その努力は実り、彼は国の代表として3日後の世界大会へと出場することが決まったのである。
「フッ……!!もう一本……!!」
山道の往復をひたすら繰り返す。
その鍛え上げられた肉体は、無駄な筋肉や脂肪は無く、誰が見ても美しいものであった。
生半可な鍛錬では、その肉体を得ることは出来ないであろう。
長く続いた走り込みであったが、狼青年は少しずつ速度を落としていき、やがて歩き出した。
呼吸を整え、体を落ち着かせていく。
(最高のコンディションだ……!!)
確かな手ごたえがあった。
もしかしたら、自己ベストも狙える、いや、大会の記録を塗り替えることも出来るかもしれない。
(よし。後は大会まで休むとして、早く下山しない……と……?)
彼は下山の準備をしようと辺りを見回すが、そこが見知らぬ景色であることに気付く。
一本道を走っていただけなので迷うと言うことは無いはずだが、全く見たことも無い風景が広がっていたのだ。
「おいおい、勘弁してくれよ……」
彼は思わず口に出していた。
この山道はよくトレーニングに使用していて、慣れていた道だ。
しかし、現に今は見知らぬ風景しかないのだから、迷ってしまったのであろう。
「困ったな……。うん?」
日が落ちていく中、遠くに建物が見える。
それは、小さな山小屋のようであった。
このまま夜を迎えてしまうことを考えると、その小屋は青年にとってありがたいものであった。
青年は完全に日が落ちてしまう前に山小屋に辿り着こうと、再び山道を駆けだした。
■
「こんばんはー……」
山小屋に辿り着いた青年は、おそるおそる山小屋へと入っていく。
青年の挨拶に対する返事は無かった。
(誰もいない、か。申し訳ないが使わせてもらおう)
青年が山小屋内を探索すると、浴室を見つけた。
湯舟はないようだが、シャワーが用意されている。
日中、ずっと走り続けていた青年は、体がベトベトであった。
おまけに汗臭い。
狼であるがゆえに、自身の臭いにも敏感であった。
せっかくなので、青年はシャワーを借りることとした。
ベタベタのウェアを脱ぎ捨て、裸となる。
大人となったばかりではあるが、鍛え上げられた肉体は既に成熟されていた。
浴室に設置されている鏡に、全身が映る。
彼は自分の肉体が、本当に自慢であった。
肉体が美しいのはもちろんのこと、彼の自慢はもう一つあった。
それは、巨根でズルムケな陰茎である。
男だったら、誰しもが羨ましいと思うかも知れない。
そんなイチモツをぶらぶらとさせながら、シャワーを浴びる。
運動した後のシャワーは、やはり気分が良い。
耳を嬉しそうにピンとさせ、尻尾も小刻みではあるがフリフリと揺れている。
「ふぅー、さっぱりしたな!」
持参のバッグに入っていたタオルで体を拭く。
体に付いた水滴を丁寧に拭いていくが、ここで彼の手が止まった。
丁度、腹の位置である。
(ん?何だか、違和感が……)
どこかおかしいと、彼は目の前に映る、鏡の中の自分を見つめていた。
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