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常夜灯 確認

505フルス:2014/03/05(水) 15:31:03
ふと気づく異常自体。
頭のスイッチをいれれば、まぁなんと力が溢れること溢れること。
3段階の驚異度でいえば、1の下か中の雑魚。振り替えってみればこの程度。
だが、ひとまず数字すらない普通の人間とは違う。
“普通”から隔てられた力で拳を握ったとき、彼の中の絶望は消えた。ひとまずそれが重要だ。
今に見てろと手に取ったものは、爆弾やナイフなんてものじゃなく、“異能”の才能だった。
見返してやる。
ただ、挑むのは奴等が唯一純粋な顔をする場所で。
意気がる奴等の才能を、精製堂々潰してやろう。
そうすれば見返せる。この狭い世界を。

奴等は優秀な才能を持っていた。
それもスポーツだとか、そんな健全な。
それが、奴等のカーストの最上階へのエレベーター。
人気の秘訣。
だから、それを越えれば。



小心者の計画、大成功。
いじめっこお得意の才能を越えてやりました。
ひとつ上の段に昇ることで、恥をかかせてやりました。
悪ーい悪ーいいじめっこたちにを、なんとも地味に懲らしめました。
笑われたぶんだけやり返しました。
それでも、彼には幸せは訪れませんでしとさ。
大失敗。めでたくなしめでたくなし。

嘲笑う目は、瞬きと共に怯える目になった。
見ないフリをしていた目は、奇異の色で彼を突き放した。

なんだあいつは。なんだあの実力は。
なんで急に。何をしたんだ。
わからない。
だから、気持ち悪い。

真っ黒な噂。真っ黒な目。真っ黒な感情。
小さな数字の記された値札を剥がしても結局、真っ暗なひとりぼっち。





黒い服と白い鞄で電車に乗り込み、遠く遠くへ運ばれる。
待ちに待った新たなコミュニティ。
ピッカピカの中学一年生。友達100人できるかな。

奇異。

奇異奇異奇異奇異奇異奇異奇異奇異。
怯え怯え怯え怯え怯え怯え。
侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑侮蔑。


あぁ、なんでそんな目なんだ。
なんてここでも。

噂の広がる速さというのは、なんとまぁ恐ろしいものか。



心の傷は、彼の力じゃ治せない。


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