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少年と魔の物

1ジンジャー:2013/06/09(日) 18:54:14 ID:XEOMWS.20
自称国語なら最強の俺が、小説初挑戦!

東京のとある街。人だかりが多い中、必死で走っている小柄な少年がいた。その少年の名は、高田啓介。小学校六年生。どうやら寝坊したようで、学校に遅れそうなので走っているようだ。
啓介は人だかりが多い場所を走っていたため、他人の足に引っかかり、こけてしまった。立ち上がる時、ふと空を見ると、さっきまで明るかった空がどす黒くなっていたのだ。啓介はそんな事を無視して、さっさと学校に向かった。学校に着いたのに、
あるべき物がなかったのだ。そう、学校が消えていた。
一話終了

2ジンジャー:2013/06/09(日) 19:11:44 ID:XEOMWS.20
啓介は流石に変だと思い、学校の友達に連絡をとってみた。だが、繋がらなかった。母や身内などに連絡しても、やはり繋がらなかった。
啓介は焦りながらも、他人に助けを求めた。だが、連絡は繋がらない上に周りの他人が消えていた。
啓介はこれからどうするべきか考えている時、何故か頭がフラフラしてきた。意識が薄れてゆく。どうやら後ろから誰かに叩かれたようだ。
……………………「ここは?」
気が付くと、知りもしない世界にポツンと一人立っていた。
「何だここ?どうして俺はここに?」疑問を抱きながら、記憶を思い出していく。「俺は………誰かに殴られたんだ。あの街で………。とにかく、この世界を探索してみるか。」啓介は何も考えずに周りを探索していった。周りは血が飛び散っていて、奇妙だった。遥か向こうには、マグマが一面に広がっていた。
「何だここ……。まさか、魔の世界?一回、魔の世界の想像図を本で見たことあるけど………。」啓介の言うとおりここは正真正銘の魔の世界であった。

3ジンジャー:2013/06/09(日) 21:08:57 ID:XEOMWS.20
「いらっしゃいませ。クックックッ」突然の声に驚く啓介。「……あんたは?」「私ですか?私は

4ジンジャー:2013/06/09(日) 21:38:39 ID:XEOMWS.20
「私ですか?私は……
貴方をここに連れてきた張本人です。」「え?ま、ま、まさか。俺を殴った?」「おっしゃる通りでございます。因みに人々を消したのも私です。」「は?………俺の母さんや身内を消したのも?お前?そんな……。」目が涙で溢れてきた。
「返してくれ………」「ん?」
「返せよ!俺の身内を!こんな事していいとでも思ってんのか!うぐっ」涙は止まらない。「こんな事って云われても、魔王様の命令なので……」「魔王?」啓介は何の事かさっぱり分からない顔で聞いた。
謎の男は仕方なく説明し始めた。
「魔王様はこの魔界を治める王でございます。何とも残忍な方で、気に入らない物はすぐ壊したり処刑したりなど、皆から恐れられていました。ある日魔王様は、『暇だから地球を征服するか』と仰りました。
もちろん私は反対しました。ですが、魔王様に逆らえば殺されるので……。仕方なく従いました。そして、人々を消したのです。」啓介には、この男が優しいということが、よく分かった。「人々を世界に戻す方法は?」啓介は魔王の事などどうでもいいように軽々と聞いた。
「魔王様を倒して、人々を戻す呪文を手に入れれば……。」「魔王を倒すのか…」啓介はため息をついた。
だが、啓介の心は皆を助ける気持ちでいっぱいだった。

5ジンジャー:2013/06/12(水) 22:14:03 ID:Qv9hqZpc0
「魔王様の部屋へ行くには、五つの鍵がいります。私は入れますが、一般人の貴方には入れませんので、集める必要があります。それぞれ鍵を守る番人がいて、その番人を倒さない限り、鍵をGETできません。」「でも、今の俺の力じゃ魔物とは戦えないよ……」啓介は残念そうに言う。「いえ。この剣と盾をお使い下さい。これを使えば、倒せるはずです。どんどん魔物を倒すと、他のパーツも手に入ります。」謎の男はさっと服の中から、銀色に光る美しい剣と、頑丈そうな鋼鉄製の盾を出し、啓介に差し出した。「これからは私はついていけません。ですが、貴方とその武器でならどんな魔物でも倒せるはずです。」そう言って、謎の男は立ち去っていた。「お名前は………。」啓介がそう言った時にはもう男は消えていた。啓介はあの男が何者なのか分からないまま、魔王を倒す旅にでた。


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