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落書きスレ2022
177
:
◆/D8/honey2
:2024/01/20(土) 23:37:56
「シラネーヨファンタジー」
── ここはとある田舎町。小さいけど旅人も宿泊するちょっと賑やかな街です。
しぃちゃんは、いつかは伝説の勇者一行と共に魔王を倒す上級魔法使いを夢見る修行中の女の子ですが、彼女の魔法はいつもドジばかり。
「いい加減魔法はやめて、家業の雑貨屋継げ」と父親に言われ、今日も喧嘩して不貞腐れてひとりで森で修行中。
そういえば町で噂がありました。「王都でドラゴンを倒した竜騎士が次の目的地の都市に向かう際に、この町を通るかもしれない」と。
「そんな立派な人物とコネができれば、勇者のような存在ともお近づきになれるのに」…なんて思いながら召喚魔法の準備をしていると
ザワザワ動いた木々の上から大きなドラゴンの頭が。
「ひぃ!」と腰を抜かすしぃちゃん。シラネーヨ種のドラゴンの背には一人の男が。
「驚かせてすまなかった。〇〇町に向かう最中だがこの先で合ってるか?」としぃちゃんに声をかけます。
…これが噂の竜騎士様…?想像よりずっと若い…。というかイケメン!!カッコいい!凄く好み!!と、しぃちゃんテンションMAX。
いきなり「あの、私、魔法使いなんです!旅のお供をさせてください!」と口走ってしまいます。
急な申し出に驚きつつも「どの程度の実力だ?」と問いてくる竜騎士。しぃちゃん召喚魔法でカッコよくペガサスあたりを出そうとしたけど
召喚された魔物は「駄無(ダム)」。最弱魔物と言われるジエン以上に可愛くなくて役に立たない雑魚魔物…。(AAはこのシーンってことで)
竜騎士は困ったように「君は冒険など考えずに街で普通に暮らしていた方がいい」と返答。
素敵な竜騎士様の前で想像以上のダメっぷりを発揮してしまいガックリ肩を落とすしぃちゃん。
真面目な竜騎士はその様子を見て「このまま森で放置して自殺でも考えられたら後味悪い」と思い、
しぃちゃんを町に無事戻す意味も兼ねて道案内を頼みます。
旅の同行は無理でも、好みのイケメン様と一緒に町に向かうことで明るく元気にお喋りをはじめるしぃちゃん。
戦地で傷つき心まで暗く病んでしまった人達を多く見て来たギコは、自分の取り越し苦労を安堵し、平和そのもののしぃちゃんから
この地域が魔物の脅威に侵されてないことを察し安堵しますが…
進行方向前方に立ち上る煙。…町が燃えてる? その中で羽ばたくモノ…シラネーヨ種とは違う灰色のドラゴン!
この先の都市で暴れていたはずのソイツがなぜこんな町で…!?
温和な表情を急に引き締め、翼を出して一気に舞い上がるシラネーヨ。慌てるしぃちゃんを無視してシラネーヨとギコは一直線に町に向かいます。
走ったしぃちゃんが到着した先で見た物は、焼き尽くされた町と血を流して横たわる灰色のドラゴン。
悲しそうな表情のシラネーヨと膝をついて悔しそうに町に祈りを捧げているギコ。「遅かった…。すまん…」
しぃちゃん自分の家を確認。父親が大事にしていた雑貨屋も灰に。父親をはじめ生き残ってる町民も見当たらない…。
ギコは原因追求のため元々の目的地の都市を目指しますが、この町の唯一生き残り、泣きじゃくってる少女をそのままにしておけず、
どこか人のいる町までとしぃちゃんを同行させます。 これが二人の長い物語の始まりになるとはまだ知らずに…。
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