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感動文執筆部屋(プロト)

93KK-雪花びらの乱れ咲 ◆brKK4Ejq0Y:2010/04/01(木) 17:58:06 ID:Z4mDe0/I


223 :安芸 ◆pbxFfP9.cM:2009/12/14(月) 00:22:16 ID:A8N8eto.0
>>218 >>219 の続き

訪れる沈黙。
周りはうるさいけど。
「……よし!」
紙の上にあったシャーペンを掴む。
「お?決めた」
その問いに俺は、
「一応な」
と答える。
シャーペンを動かし、真っ白なプリントに文字を書き連ねていく。
それは一分かからず書き終わった。
「お?どれどれ…」
オタクな友人は、プリントを手に持ち、荒々しく書かれた文字を読んでいった。
途端。

「プッ!!?」

思いっきり吹き出した

「どーしましたかー?」
茶化すような顔をして聞く俺。
「いやだって……」
笑いながら眉を引きつらせるとゆう器用なことをしている彼女は、
「これはないでしょ…これは!」
叫び、プリントを俺の顔面に突きつけた。
適当に、一応それに書かれている文字を読む。
「……ま、確かにな」
それを掴んで奪い取り、裏返して机に置く。
「けどさぁ」
未だ笑っている親友を見ながら、
俺の出した答えの理由を

「俺らしい選択じゃね?こ・れ」

さも当然の如く言い放った。
それに彼女は
「ア…ハハハハハハッ!!」
とうとう声をだして笑いだした。
若干周りの目が集まったが、そんな事を気にする俺たちではないので、無視。

次!


224 :三月 ◆tWaKYayPwo:2009/12/14(月) 00:39:35 ID:Vb9VKhrw0
>>217の続き

 そうなのだ。僕らの高校は男子校。百人いれば百人男子。教員に女教諭はいるが、既に女性としてみる影もないババアだ。ともなれば、中にはその……あっちの気の人たちもでてきた……するかぁ! ねぇよ! 絶対あいつら僕を玩具にしたいだけだ! 絶対!!
「ここまで来れば……」
 僕は屋上に続く階段の、丁度死角となる壁の影に隠れた。近くで走り回る音が聞こえる。ついでにシャッター音……え?
「メイド服はいねが〜」
 バカなのか? なぁ。今日がもし開校日だったら僕帰るぞ……。
「はぁ……」
 大きくため息。でも嫌いじゃない。こんな些細なことでのため息なら、嬉しい。こんな下らない事が出来るのも、僕がここに来たから……そう考えもする。……前の学校では、いいことも、楽しいこともなかった。
 いい人間関係を築くには初めが肝心だ。僕はそれを間違ったらしい。だから休み時間中は本を読むか寝るかだった。誰からも陰口なんて叩かれなかった。誰も僕に興味なんてなかったんだと思う。でも、それだけで僕の視界は霞み、色が白黒に変わるのだ。活字に色はいらない、瞼の裏にも色はいらない。そのことの表れだったんだと思う。

字数制限のため続く


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