したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

感動文執筆部屋(プロト)

109KK-雪花びらの乱れ咲 ◆brKK4Ejq0Y:2010/04/01(木) 18:10:43 ID:Z4mDe0/I



278 :【ゼロコレで】三月【浮かれてる】 ◆owsZ6N97vY:2010/01/24(日) 10:04:57 ID:Vb9VKhrw0
手と手


誰かが笑っていた 悔しかった
誰かが泣いていた 悲しかった

手を差し伸ばしたかった
でも考えた途端手を引いた
“自分には握るべきでない手”
私に手を握られてどう思う
嫌……でしょう

きっと私が嫌だから手を伸ばさない
差し伸ばして……
一度だけ願ったけど
誰にも聞こえるわけない声

ずっと前
大丈夫って私に手を貸してくれた君はもういないし
君の手を探してみたいけど もう今更意味ないよ
誰か……手を私にさし伸ばして――――――……


279 :安芸 ◆pbxFfP9.cM:2010/01/25(月) 22:14:55 ID:A8N8eto.0
少女は、階段をのぼる
学校指定の制服を着ている彼女は、しかし周りから浮いているように見える
彼女は、紺を基調としたセーラー服を着ている
白いYシャツを着ている生徒たちの中では、彼女は異質に見えた
いや、異質かどうかも、彼女本人にしか分かっていない
実際に彼女は『浮いている』のだから
彼女は、地に足つけず階段を上っていく
途中で人とぶつかるが、彼ら人間には何も感じることはできない
ただ、彼女が少しよろめくだけだった
ほどなくして、幽霊な彼女は屋上に着いた
ここは、ここだけは昔から変わっていないので、少女のお気に入りの場所だった
事前に『外から』鍵をあけてある。ドアノブを捻れば思い出の場所だ
手を現し、ドアを開ける
昨日聞いた小さな声が聞こえてきた
「ううう……もうお嫁に行けない………」
ある転校生の叫びが響いた学校の屋上に、ひどく衣服の乱れた少女が、そこには居た


次です


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板