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感動文執筆部屋(プロト)
104
:
KK-雪花びらの乱れ咲
◆brKK4Ejq0Y
:2010/04/01(木) 18:05:51 ID:Z4mDe0/I
263 :安芸 ◆pbxFfP9.cM:2010/01/11(月) 00:36:21 ID:A8N8eto.0
と、言う訳で
私は夢ちゃんに言われたとうりに道を進んでいった
その道も、キチンと整備されたとけから砂利道に変わったり、わざわざ荒れてる農道を使ったりと、なかなかにスリリングな道のりだった
途中で心配になってきて、「本当にこの道なのー?」って聞いたけど
「ショートカットなんですよ」
と笑うだけだった
けど私には他にあてがあるわけじゃないので、言われた通りに、道を進んだ
走ってる間にいろんなことを聞いた
夢ちゃんが一つ下の中学二年生だということ
名字が絹連っていうこと
本を読むことが好きで、動物は少し苦手なこと
私も、休みが終わる明日から転校してくること
親の仕事が作家なことなどを喋った
私も夢ちゃんも、笑いながら話していた
すごく楽しくて、家につくのがもったいないくらいに感じたよ
「あ。ここを右に曲がってください。で、そこを左に…」
「…あ!もう大丈夫!この辺りは覚えてるよ!」
茜色に染まる夕暮れが現れて来た頃
私たちはようやく○○についた
「ふえ〜〜、やっと着いたー!」
自転車にのしかかるようにうなだれる私
夢ちゃんは後ろから降りて、笑いながら私の頭を撫でてくれた
さあ次だぜよww
264 :安芸 ◆pbxFfP9.cM:2010/01/12(火) 23:10:46 ID:A8N8eto.0
その手は何でかとても冷たくて、おもわず頬に当ててしまった
「あ……っ」
「うにゃ〜〜〜、冷たくて気持ち〜〜〜〜、はふぅ……」
ひたすらとろけまくってる私を、夢ちゃんはただただ笑いながら見ていた
時間はゆっくり過ぎていく
私は何故か彼女と別れるのが名残惜しく感じ、夢ちゃんとまだ話していた
手は、掴んだままである
話し始めて、どれくらい経ったのだろう
夢ちゃんは私の手をゆっくりと、そして丁寧に解いていった
「すいません…。もうそろそろ時間なので…」
……何でだろう。少し悲しくなってきた
「うん…。家まで、送っていこうか?」
彼女ともっと話していたい
だから、とっさにこんなことを言った私
「いえ、また迷子になっても困りますから」
「ぶーー。ひどいなーー」
わざとひねくれてるように反応する
それと関係があるのかないのか、彼女はこんな話をし始めた
「私、シンデレラなんですよ」
「えーー。どんなところが?」
「門限が厳しいんですよ」
おもわず吹き出してしまった
「…なるほど……!」
「なので、今日はそろそろ……」
「うん。分かった」
夢ちゃんが言い終わる前に私は答えた
次です
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