したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

己の妄想を思いのままにキーボードに叩きつけるスレ

41 短期連載予定SS 「Honey Beeの長い1日」第4話:2003/06/28(土) 23:54
「そんなところで何してるの? 店長さん」
「ん、なつみちゃんか。 ちょっとあの娘を見てよ」
「あの三つ編みの娘? 彼女がどうかしたの」
「もう17枚も食べてるんだよ。このままじゃ20枚食べかねない」
「そうなの? でも店長さんには関係無いんじゃない?」
「いや、それが…」
なつみちゃんに例の賭けの話をする。

「ふーん。 それじゃあ私がなんとかしてあげようか」
「えっ、本当かい」
「うん。まかせてよ」

「…ごちそうさま」
「え、茜。 あと2枚でタダだよ?」
「でも、これ以上は無理です」
「そっかぁ。さっきまで余裕あったみたいだったけど、どうしたの?」
「さっきの一枚を食べた途端に、お腹がいっぱいになりました」
「そうなの」
「はい。まるで何枚も一気に食べたみたいな感じです…」

「よっしゃあ〜! ところでなつみちゃん、一体どんな魔法を使ったの?」
「あのホットケーキの質量を10倍にしたんだよ。だからあれ一枚で10枚分お腹がふくれるの」
「ふ〜ん、そんなことしてたんだ」
「げ… ス、スフィー…」
いつのまにか俺達の後ろにスフィーが立っていた。
マズイ… この状況は限りなくマズイ…

「それじゃ、私は用事があるから。 それじゃあね、店長さん」
「え、なつみちゃん。 見捨てないでくれ」
「ごめんね店長さん。それじゃあね」
なつみちゃん、さっさと逃げちゃった…
「さて、けんたろ。 覚悟はできてるよね」
顔は笑ってるけど、目が笑ってない…
「ま、まてスフィー。話せば判る、話し合おう。な?」
「問答無用!! ま〜じかる・さんだ〜!!」
「うぎゃ〜!!」
薄れ行く意識の中で思った。
悪いことは出来ないものだな、と

続く


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板