したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

リレーSS 〜きっと萌えは繋がる〜

18元某最萌SS書き:2002/12/18(水) 12:50
―――――――――――――――

  所変わって


「…あぅー」
「…って事は、肉まんを駄目にされたから撲殺した、と」
「だってぇー、あれ位で祐一が死ぬなんて思わなかったから…」
「そうは言っても実際に頭蓋骨粉砕骨折してるし、脳出血もすごかったんだよ。
これで死ななかったら、奇跡的だよ。君はね、それ位の事をやったんだよ。」
「あぅー…祐一…」


「柳川君、どうだね。」
「あ、長瀬さん。やっぱり、目撃者の証言どおりです。
本当に、肉まんの恨みだけのようです。」
「うーん、それだけで恋人を殺すかねぇ。最近の若い者は…」
「…いや、普通は殺さないですよ。
何か、他に理由があるんじゃないでしょうか?」
「柳川君もそう思うか。僕も、あの娘が被害者を殺す様にはとても見えないんだよ。」
…………
「そこで、だ!」
「(嫌な予感がする…)な、何でしょうか?」
「この事件には、巨大な組織が絡んでいると見た。
我が署で一番優秀な君に全てを任せようと思う、どうだ、やってくれるね。」
「(何がやってくれるね、だ。面倒な仕事を俺に押し付けて…)」
「ん、何か言ったかね?」
「い、いえ何も。(変な所で感は冴えるし…)」
「じゃ、この事件は全てを柳川君に任せたから。あ、そうだ、言い忘れたけど。
うちの甥っ子が刑事の仕事を見てみたいって言うんで、面倒を見てくれ。」
「ハァ?? 何言ってるんですか??? そんな事が許される訳無いでしょう。」
「大丈夫、大丈夫。じゃ、よろしく頼むよ。ほら、祐介、入ってきて自己紹介しなさい。」
「は、はい。おじさん… こ、こんにちは、長瀬祐介と言います。
これからよろしくお願いします…」
「(…可愛い……)あ、あぁ、こちらこそよろしく。」

―――――――――――――――
こんなので良かったかなぁ
まぁ、この先どうなっても(・ε・)キニシナイw

19(〓^・∀・^〓)</b><font color=#FF0000>(//J8pwEs)</font><b>:2003/01/16(木) 20:44
スレストw

20一書き手:2003/01/22(水) 05:06
 中空を漂っていた。
 大気は凍てつく風に揺れている。
 吐息さえ氷晶に変えてしまいそうな冷気が、容赦なく吹き付けていた。
 街を行き交う人の姿は普段よりも少ない。
 誰もこんな日に好んで外に出ようとは思わないのだ。

 その光景を、俺は公園の時計、その上から見下ろしていた。

「さて…あっさりと殺されてしまった訳だが(ノД`)」

 これからどうしようかと、思考を巡らせる。
 割と突然に命を絶たれたにしては、意外と落ち着いていた。
 他人の命に関してはあれだけうろたえたのに、自分の事となるとこれだった。
 我ながら、自分というものがよく理解できない。

「まあ、それは置いておくとしてだ」

 思考を元に戻す。考えるべきは、今後の身の振り方だ。
 里村女史の盗撮について調査を進めていた訳だが…。
 …いや、待て。俺って死んだんだよな。
 普通の奴には見えないんだから、つまるところ、これって…。



「いつでもどこでもなんでも調べちゃって(゚∀゚)イイ??」



 とんでもない特典だった。命の代価に見合うのかは別として。

21一書き手:2003/01/22(水) 05:06
 そうと判れば、さっそく行動を開始しよう。
 まずは犯行現場に戻る事だろうか。
 さっきは女性陣に叩き出されてしまったが、人目につかないこの状態なら…。

「あ。こんにちは、祐一さん」

「Σ(゚Д゚;)思いっきり見えてるしっ!」

 がくりとずっこけた。
 その拍子に時計の上から落下してしまう。
 ――が、そこは死んだ者の強み。
 空中でふわりと静止して声を掛けてきた者の姿を確認する。

「…ああ、栞か」

 中空に浮かぶ彼女は、いつものように笑顔だった。
 胸の前でストールを握り、空いた方の手をこちらへ向けて振っている。
 何の事はない、普段どおりの栞だ。
 ただ、死んだ人間を見る事が出来るというのは、俺も知らなかった――

「――というか、何で”中空に浮かぶ彼女”なんて描写を用いねばならんのだ…」

 あまりにも自然にそこにいたので、危うく流すところだった。
 普通の人間が宙に浮くはずがない。

「私も死にましたからヽ(´▽`)ノ」

「身も蓋もない理由だな、オイ」

「祐一さん一人じゃネタが続かないだろうって、さっき作者の人に頃さ――」

「皆まで言うな…(;´Д`)」





 女性陣による第一の捜査線、男性人による第二の捜査線、柳川刑事・長瀬少年による第三の捜査線。
 そして今、第4の捜査線が祐一・栞によって構築された。
 それぞれがほつれた糸を解きに掛かる。
 最後に真実の糸を手繰り寄せるのは、果たして誰なのだろうか…。

 彼らの戦いは、まだ始まったばかりだ。

22名無しさんだよもん:2003/01/23(木) 12:24
ヽ(´▽`)ノ


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板