【星ちゃんは】寅丸星のスレその28【私の式】

549：名前が無い程度の能力：2015/01/17(土) 13:19:53 ID:g7heeDcQ0: 喫茶店の虎と九尾の狐
注文を終えたのに虎が私の前から離れない。
「オーダーは終わったはずだが……何故私の前にいるんだ？」
「お客様の注文したメニューは私達が面倒を見るのです」
確かに他のテーブルでもウェイトレス達が何やら色々しているな。
「はーい、お待たせしました。苺とチーズのケーキです」
私の目の前に円形で香ばしいケーキが運ばれてきた。うむ、これは旨そうだ。
いただきまーす、と手を延ばそうとした時。
「いけませんねー。このケーキはひと手間かけると、より美味しくなるんですよ」
虎にケーキを取り上げられてしまった。
よし、もしも不味かったら狐火で焼いてやろう。
私はほうづえを付けて待つ事にした。

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