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†未確認飛行物体ルーミアたん†その闇はどこ26(に向)かうの?
738
:
28日に書き込みを停止します。可能な限り早めにスレッド移行してください。
:2015/02/22(日) 22:15:56 ID:/qLr3Gng0
前スレ
>>977
続き
ほんの少し、日が長くなり
刺すような冷たさは、気持ち和らいだ。
季節の風が森の樹々を波打たせる。
ルーミアはコタツに頭からもぐり、
脚だけ出してパタパタしていた。
動きを見ると、今日は少し暖かいのだとわかる。
そのパタパタが止まり、しばらく経つと
彼女は不意にコタツから立ち上がった。
しばらく部屋の中を見渡し、小首を傾げたかと思うと
今度は窓の側へ移動して、覗き込むように外を見ている。
「何、どうしたの?」
「…来るよ」
一緒に外を眺めたが、
唸る樹々の他には何もない。
だが、彼女は時々そうしたものを予言する。
何かが来るのを察知したのかも知れない。
そろそろ春物を出す頃合かなと思いつつ
私はコートを羽織った。
外は不規則な風が渦巻いていた。
四方八方から煽られ、静止するのは難しかったが
樹を支えに立ち、神経を集中する。
遠くから何か、煙が近づきつつあった。
濁ったような黄色い煙。
混乱が起きているようには見えないが
あまり良いものではなさそうだ。
来ると言うのはあの煙の事だろうか。
振り向くとルーミアが手招きしていた。
慌てた顔で「早く入れ」という仕草。
「何―――――」
言いかけた所で衝撃と共に意識が薄れた。
気がつくとルーミアが私を見つめていた。
その向こうに天井が見える。ここは玄関だ。
彼女が私を家に引きずり込んだらしい。
ルーミアも私も泥だらけだった。
隣には、春告精が寝かされていた。
やはり泥だらけで額に大きなコブができていた。
頭がズキズキする。
私の頭にもコブがあった。
三人の泥をお風呂で流し、
ひとつの氷嚢で春告精と私の頭に当てた。
仲いいね、とルーミアは笑った。
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