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【嫁の笑顔と】東方キャラとイチャつくスレ35【青い空】

32<font color="green">名前が無い程度の能力(.au-net.ne.jp)</font>★:2014/07/09(水) 21:39:42 ID:???0
「そろそろ皆、グロッキーだな」
「一昨日の夜からぶっ続けですからねぇ」

○○君、仮眠取りました?と、パーティー会場の隅にひかえた俺の元に小悪魔がやってくる。
ここ紅魔館の西棟大ホールは例年通り七夕パーティーが催され、俺達使用人もその盛況さにてんやわんやである。
というか、あまりの盛況さに『いっかい休み』のメイドまで出る始末である。
地味に高性能な大妖精がバイトに来てくれなければ、支えきれなかったかもしれん。反省である。

「仮眠自体は取っているが、疲れはあるな。終わったら爆睡するよ」
「そうでしょう、そうでしょう」

妙な言い方だが、何か企んd
「そこを狙って既成事実を作るよう、フランちゃ……フラン様に進言あた!」

なにをやっとるんだコイツはと、頭頂部に手刀を叩き込む。少しは目も覚めたろう。
というか、主人と従者がそんな関係はまずいだろうに。

「あら、別に構わないわよ」

どうせなら襲ってしまいなさいな、とひょっこりあらわれるレミリア様。

「短冊の文句、去年と一緒じゃない。名前書かなくても誰のだかすぐ分かるわ」

ついっと背中の翼で指し示すは、ホール真ん中の巨大な笹。いや、あれ竹じゃないのか?輝夜さんドヤ顔だし。
で、問題は頂上付近にぶら下がっている一枚の赤い短冊。

「『振り返ったらあなたがいてくれますように』ですよね。短冊赤いしぃ」

ここぞとばかりにレミリア様と同じような翼を生やし、『ねー☆』とかやってる小悪魔がウザい。

「まあとにかく、最後の最後に、馬鹿やってでも、あの子を繋ぎ止めてくれるのは貴方のような気がするのよ。
そんな出来事にも覚えがあるでしょう?」

まあ、簡単にはいかないでしょうけれど。――とニヤニヤしながらフラフラする。お疲れのようである。

「そうそう、パチェから伝言よ。『虹の足は居心地良いでしょうけれど、見ている方は腹も立つのよ』だそうよ」
「……吉野弘ですか?わかり辛い辺りがらしいですね。――肝に命じますとお伝え下さい」

満足げに頷いて、フラフラしながら去っていくレミリア様。
呆れ顔で肩を貸すのは地霊殿の……さとりさんだったか?いつの間に仲良くなったんだろう。

「んで、パチュリー様は?」
「この騒ぎで寝込んでますよ。付き合いきれないって。それはそうと、問題のフラン様は何処に?」
「それこそ『付き合いきれない』そうだ。こいしちゃんとぬえが様子を見に行ってる」

社交性ゼロだあっはっはと小悪魔は笑うが、笑い事ではない。
フランドール様には、更なる友人も必要だと思うのだ。
大体、パチュリー様も社交性ゼロじゃないか!

「まあとにかく、一度地下に戻ってみたらどうです?こっちはなんとかしますし」
「手土産もないンだが」
「コーヒー4つでいいンですよ」

まったくヤレヤレですよと、大げさに肩を竦める小悪魔。やっぱりウザい。

「あの3人と○○君の分。休憩に来たとかなんとか言って、ちょっと行ってみたらどうです?」

他にいらないでしょ、と小悪魔は言う。それもそうだ。休憩は重要。
納得した所で、「いてらー」とか手を振る小悪魔を尻目に地下へと足を向ける。
心なしか歩調が早くなるのを気取られないように意識する。
まあ要するに、傍から見たら幸福でも、その現状で今を生きるのは正しいのかとパチュリー様は言いたいのだろう。
そういった俺自身の歪みみたいなものに、じゃあ俺が隣に立つのはいいことなのかと考えてしまうことに、
とりあえず傍に立ってみろと小悪魔は言うのだ。

「なんというか、頭の上がらん話だよなぁ」

ちなみにフランドール様は、俺の部屋のベットにいらっしゃった。
あんな硬い適当な寝具でお休みに、と青くなるも「見当違いでしょうに!」とぬえにフランドール様と二人して正座させられた。
こいしちゃんはフォローしてくれなかった。
あ、この子はいつもそうか。



いつの間にか一年も経ってるだと?
んなバカなorz


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