[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
夢の中で出会った東方キャラとの出来事を語るスレ その8
94
:
8月5日したらばメンテナンスです。
:2014/08/02(土) 11:25:17 ID:s412FFcc0
目が覚めるとそこは海と砂浜がバックに有る紅魔館だった。
俺は砂浜と海を背にして立っていて、紅美鈴さんとフランドールお嬢様がこっちを見つけて走り寄ってきた。
フランドールお嬢様の目のそれが、先ほどと同じ情緒不安定な時の彼女だった。
夢を見たはいいが、またしても俺は恐怖とただならぬ嫌な予感を受け、逃げようとしてしまった。
紅魔館の方に。
何故か楽しそうに微笑んでいる美鈴さんの横をすり抜け、
楽しそうにしているフランドールお嬢様が近づく前に紅魔館の中へ逃げ込んだ。
人を襲うものの本分なのだろうか、彼女たちは本気を出さずに、俺をじわじわと追い詰めている気もした。
まあ、彼女たちがそれで幸せならそれでいいと思う。
今思えば、ただ単に彼女たちは妖怪関係なく嬉しそうにはしゃぎまくっているだけだったんだと思う。
俺と遊んでいるだけだった、と。
当の俺はそんなことにも気づいてあげられなくて、必死だったが。
中は、迷路になっていた。フランドールお嬢様が容赦なく追いかけてくる。
俺は錯乱しながら上から見下ろせる視点に変わった夢の中で、
迷路を回っている自分とその迷路を見下ろしている自分とで意識を共有しながら必死に逃げた。
その迷路は2階建てで、台座や彫刻が紛れている迷路をひたすら抜けていると、
やがて俺の目の視覚共有情報にマップのようなものが現れ、そこがゴールなのだと判断した。
お嬢様はまだ追いついてきていない。
逃げ切ろう!
俺は一直線に進んだ。
進んでいくと、疑問に思ったことが有った。
何故行き止まりなのだろう。
ゴールと思わしきそこは、マップの表示では部屋のような大きさの広間だった。
きっと、ワープゾーンか何かが有るのだろう。俺は信じて突き進むことにした。
最後の扉を開ける。
…フランドールお嬢様が居た。
中央のテーブルのそばに置かれた椅子に座り、テーブルに肘をついて手を組み口に当て、
俺に優しく微笑んでいた。
「待ってたよ、お兄ちゃん」
ここはフランドールお嬢様のお部屋だったのだ。
「さすがね、ここまで来るなんて。大したものだわ」
「わたしの余興、楽しんでくれた?私は凄く楽しかった」
全て、フランドールお嬢様の手のひらで踊らされていた。
となると、さっきまでのフランドールお嬢様は分身だったらしい。
驚愕と絶望が俺の精神を埋め尽くした。
「これで一緒だよ。私とずっと遊ぼうね」
「わたしは貴方のことが大好き。…逃げないでいてくれるよね?」
ようやくここで、俺の意識がハッキリしだした。
もう、あんな無様な態度は見せない。フランドールお嬢様は俺のことを好きでいてくれるんだから。
こんなチャンス滅多にない。絶対に逃げようとはしなかった。
彼女の遊ぶ、ということがどれ程の事なのか想像もつかないけど、
俺は感謝と諦めと共にそこに突っ立っていた。
フランドールお嬢様はニコッと笑い、
「うれしい」
と一言発すると、お嬢様の部屋の開いていた扉がゆっくりと独りでに閉まった。
そこで目が覚めた。
結果オーライだったけど、俺はあの後フランちゃんと一緒に遊ぶところも体験したかったです
長文失礼しました。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板