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夢の中で出会った東方キャラとの出来事を語るスレ その8

48名前が無い程度の能力:2014/06/29(日) 08:47:48 ID:.2yue5aQ0
(夢の中で)目を覚ますと、小さな小屋の中で、布団に寝かされていた
その様子を、橙が立ったままじーっと覗き込んでいた
「動かない方がいいよ。死んじゃうから」
橙に警告され、自分がひどいけがを負って動くこともできないんだと知った
橙は座り込み、肩からかけていたショルダーバッグをまさぐり出した
二本の黒い尾が、ウネウネとリズミカルに動いていた
「知ってるよ。にんげんは生のネズミは食べない。でも、これなら食べられるかな?」
橙が取り出したのは、よく見慣れた板チョコだった。猛烈な空腹を覚えたような気がして
動かない体をよじらえて求めた
「動いちゃダメだってばー」
橙はそういうと、チョコを剥き、口にくわえてパキッと折ると
俺に馬乗りになり、くわえたチョコレートをそのまま俺の口に運んだ
チョコレートを強引に押し込まれ、やわらかく唇と唇がふれあった
「あ、この状況どっかで見たことある」と思った。ていうかもののけ姫じゃねーか
「ねこは、チョコが苦手なのよ。食べないの」
事を済ませた橙が、誇らしげに真否のわからない豆知識を披露してくれた

シーンが多分何か月か後に飛んで、俺はようやく上体をおこせるほどに回復した
その間に10歳かそこらの容姿だった橙が、15歳くらいになっていた。主に胸が
以前のようにチョコレートを口移しではなく手でつまんで口に運んでくれるようになり、
タメ口だった言葉づかいが、俺をさん付けで呼び、ですます調に丁寧になっていた
ある日橙が藍と紫を連れてきた。藍は橙が人間をかくまっていたことに驚いたが、「橙はいい子だな」と褒めた
紫は「人間はチョコレートしか食べないと栄養がかたよってしまうのよ」と至極まっとうなことを言った
それから紫は橙を呼ぶと言った
「橙、この人とお話をさせてほしいの。あなたは少し、はずしてもらえるかしら?」
橙はかしづいて、小屋から出て行った

紫「妖怪は、加齢によっては身体が変化しません。しかし、一定の経験値をつむと変化することがあります」
藍「しかし、この成長速度は異常です。異常すぎるのです」
紫「あのね、話がこじれるから私情を挟むのはやめて頂戴?藍、ちゃんと説明して」
藍「昨日、橙からあなたのことを聞きました。そして橙は…」
紫「あなたと一緒に、外の世界に行きたいと言いました」
藍「今日確信したよ。橙は成長したんだ。あなたと一緒に外の世界を歩いていても、
おまわりさんに職務質問されない年齢まで、強制的に」
なんか念能力みたいだなと思った。というかなんで俺を気に入ったんだ
俺ケガでまともにしゃべれないから「あーうー」とかしか言ってねえぞ
藍「なんで、なんで急にやってきたあなたに私のかわいい橙を取られるんだ…」
ごもっとも
藍「恥を忍んでお願いします!外の世界に行かないよう、橙を説得してもらえないでしょうか!」
紫「私からもお願いするわ。外の世界は、もはや橙のような妖怪が生きられる場所じゃないの
きっと日に日に弱り、そう遠くないうちに…死んでしまいます!」
わかりました。よく言ってきかせます。

ここで目が覚めた


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