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【神霊廟】豊聡耳 神子に話を聞いてもらおう 8人目【聖徳太子】
394
:
名前が無い程度の能力
:2014/07/24(木) 20:04:36 ID:oE6FyCuo0
屠自古「太子様、磯長の墓所のことを覚えていますか」
神子「もちろんですよ。私が生前に自ら陵墓の造営を命じたのですから」
布都「尸解仙として復活するまでの間は霊廟で眠っていなければなりませぬからな」
神子「そうです。地下霊廟の上に陵墓を築いたのです」
屠自古「太子様が眠りにつく直前には膳大郎女も亡くなって、一緒に磯長に葬られたのですよね」
布都「なんと、それはまことか?太子様にお仕えしておった膳臣の娘であったな」
神子「ああ、あなた方は少し早く眠りにつきましたから知らなかったのですね」
屠自古「あの娘も尸解仙にしようとした…とかいうことではないのですかぁ?」
神子「いえいえ、単なる偶然ですよ。ほら、その前年には私の母が病没して磯長に葬ったでしょう?」
布都「はて?それとこれとは関連性がありませぬぞ」
神子「そ、それで、磯長の陵墓がどうしたのですか」
屠自古「太子様が眠りについてから270年ほど経って、法隆寺の僧が陵墓に立ち入りました」
布都「むむ、そんなことがあったのか」
神子「追葬や改葬のために墓を開くことはありますし、霊廟が見つからないように強い結界を張っておきましたよ」
屠自古「ところが件の僧侶は大徳でして、その法力で結界が破れて霊廟への入り口を見つけてしまったのです」
布都「おお、なんたることだ!おぬしはそやつを止められなかったのか?」
屠自古「相手が凡夫ならばまだしも、大徳ではとても太刀打ちできません」
神子「陵墓に人が立ち入ったとは聞きましたが、霊廟に入りこまれたとは知りませんでした。それでどうなりましたか」
屠自古「太子様の御遺骸が朽ちずにあることに驚いていました。それに太子様が女性だとは知らなかったようです」
布都「ふむ、まあそうであろうな」
屠自古「大徳は霊廟を再び強力に封印し、霊廟の存在については公表しませんでした」
神子「なるほど、その封印が受け継がれて千年以上も私たちの復活を阻んだわけですね」
布都「法隆寺の立場上、太子様の陵墓に道教の廟があるなどとは絶対に言えぬわな」
屠自古「それもありますが…衣服が完全に朽ちていたので…その…太子様は一糸まとわぬお姿でした」
神子「えっ」
布都「な、なんと!それは封印されてしまうのも至極当然であるな、うむうむ」
屠自古「大徳は太子様の肌に触れて柔らかさを確認していました」
布都「うらやま…いやけしからん!これだから仏教は許せんのだ!」
神子「きゃあー!もうお嫁に行けない!」
屠自古「いやふたりともそのリアクションはおかしい」
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