【妖殺】ヨウカイスレイヤー#2

281：名前が無い程度の能力：2014/05/10(土) 01:44:18 ID:OHgKTF..0: 辺りの野次馬達は見て見ぬ振りをし始めた。性嗜好は人それぞれ。ハードプレイの一種かもしれぬ。
そもそも度過ぎたヨタモノはサドの性娯楽を仕切るヤクザが処理するであろうし、下手にマッポへ通報し自分に飛び火したら困る。
詮索好きの犬は警棒で殴られるのが世の理。知らぬがブッダを通すのが一番だ。

「痛いです！ナワを解いてください！」「大丈夫。すぐですから」必死に抗議するダンザブロウだが、ハスダは全く取り合おうとしない。
ナワで縛った女性を担ぎつつも一切の揺らぎ無く足を進めるその様は、見る者へ無言の圧力を与えた。

(((コヤツ、何を考えておるのだ！？とにかく不味い！))) ヨーカイであるダンザブロウでも、ハスダの異様さには言い得ぬ不安を覚える。
「もういいです！ここで降ろして下さい！」「おや…具合が悪いのになぜ？」
「カワヤに行きたいのです！このままでは失禁してしまう！」

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