【季節は違えど】リリーホワイトを愛でるスレッド【心は春】6/6

479：名前が無い程度の能力：2011/10/04(火) 00:54:11 ID:L2IDmkwM0: ？？？「寒くなるかと思いきや、不思議と温かい」
チルノ「…そういうことも、あるさ」
チルノ「あんたとはいつぶりだったかな？」
？？？「数ヶ月ぶりです。あの時はご迷惑をおかけしました」
チルノ「いいよいいよ。楽しかったしね！」

？？？「ここに、白い妖精…リリーホワイトが来たと思うのですが」
チルノ「いたかな？　あぁ…いたかもね」
チルノ「だとしたら後ろの方で氷柱になってるよ。暫くは」
？？？「………」
チルノ「誰が誘ったわけでも、誰が呼び込んだ訳でもなく
　　　　突然妖精が集まり活発化する時がある」
？？？「異変ではなく、ですか」
チルノ「そうね…例えば、台風とは何か」
チルノ「ある人間は神の力だと言う。ある人外は妖怪の仕業だと言う」
チルノ「…しかし、あたいは…妖精の成れの果てと言う」
チルノ「外から来る害に文句は言わない
　　　　幻想郷は全てを受け入れる」
チルノ「ただ、内側から湧く悲劇くらいなら食い止めたいでしょう？」
？？？「そのためにリリーホワイトを…」
チルノ「えぇ。まぁ、ね…」
チルノ「助け出したいならあたいを倒していくといい」
？？？「言われなくとも、そのつもりですので」
チルノ「そうかい。ならあたいも全力でぶち当たるよ」
チルノ「陽の未来、地上の明日、星の運命、万物全ては一つに終着する
　　　　そう！　凍り朽ちるその時をあたいの冷気で早めてくれる！」

チルノ「多少はやるようね。あなた妖精のリーダーやってみない？」
？？？「そんな甲斐性は持ちあわせておりません」
？？？「自分と、誰か一人を守ることで手一杯で…
　　　　　それすらもできていないのですから」

チルノ「ははは、楽しいなぁ…」
チルノ「人間も妖怪も少し間違えると長い間遊べないから…
　　　　そこに気がついちゃうと氷細工で人形遊びするのと変わらない」
？？？「人妖と戦えてもまだ不満足なのですか」

チルノ「躰も暖まってきたでしょう？」
チルノ「そろそろ勝負をつけようか。黒い妖精さん」

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