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ゆかりんのスキマ日誌 十一冊目

900名前が無い程度の能力:2012/03/10(土) 14:24:56 ID:dG0uXHjE0
にとり最期の日記

魔理沙と雛が、店主を逃がすために鬼たちに殺されて数日。私はその店主を手にかけた。
なぜなら、奴は彼女らの死を悼むどころか、無関心、まるで他人事のような態度をとっていたからだ。
前々からこいつは気に入らなかった。半人半妖だから、自分は特別な存在だという態度、そんな自分に並ぶ者は居ないという傲慢。
そんな態度、そんな気持ちだからこそ、人妖どちらにも受け入れられなかったのではないか。
第一、半妖なんて彼だけの存在ではない。それらが、みんな受け入れられなかったわけでもない。
彼らなりの努力で、輪の中に入り、そこで居場所を見つけた者だっている。この戦いで、その居場所に殉じた者も少なくはない。
だが、奴はそれをせず、むしろ自ら壁を作っていた。そして、くだらないものを集め、自分の世界に引きこもっていた。
そんな奴に、魔理沙が惹かれ、世話を焼く形で雛も奴の元に通っていた。
可哀想な魔理沙と雛、奴はそんな彼女たちを自分の世界を乱すものとして、疎ましく思っていたのに。
奴の日記を読んで、そうわかった。そして、スパナで不意を打ち、何度も何度も殴りつけた。
魔理沙の分、雛の分、巻き込まれた鳥妖怪の分、一発一発に、こいつのために無駄死にした者の思いをこめて殴りつけた。
もっとも、最初の2,3発でもう事切れていたのだが、それでもかまわずに殴り続けた。スパナが壊れるまで殴った。

さて、けじめはつけなきゃならない。怖いけど鬼の本陣に乗り込んで大きい花火を打ち上げよう。
超妖怪弾頭と呼ばれたけど、本当に爆弾になっちゃうとはね、皮肉なものだよ。


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