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ゆかりんのスキマ日誌 十一冊目

749名前が無い程度の能力:2010/05/21(金) 09:49:27 ID:pD9GyiIw0
曇り月 のち雨+3日 魅魔

香霖堂に向かう私の前に、厄神・・・・・・雛が現れた。
この子にも世話になっているけど、今はそんな時じゃない。
私はこの子を押しのけようとして・・・・・・動けなくなった。
雛は、普段とは比べ物にならぬほどの神威を放っていたのだ。
そして、この子は一言、

「魔理沙や霊夢や私の『日常』を奪う事が、貴方のすべき事ですか。
あの子を信じる事すら出来ぬのなら、この地から去ね!」

それだけ告げ、雛は私の事を見向きもしないまま去っていった。
そんな事は無い、私は魔理沙を・・・・・・

だが・・・・・・何故私は、動けないんだ。


曇り月 のち雨+3日 雛

少し言い過ぎたかもしれないけど、それでも赦せない。
恋愛感情を封印してしまったのは霖之助さんの弱さかもしれないけど、
今の彼はそれを知らないのだ。

それに、そんな事をした彼の思いは私にだって分かる。
半人半妖・・・・・・人とも妖怪とも共に生きられぬ、中途半端な寿命。
あの人は優しいから、それだけ失うことを恐れてしまう。
人間の為の神である、私も一緒だ。

あの人は魔理沙が魔法使いになったとして、魔理沙を遺して逝ってしまう事を恐れるのだろう。
けど、解決策が無い訳ではない。
霖之助さんも魔法使いになれば・・・・・・そうすれば、本当に同じ時間を生きられるだろう。
それを決めるのは私ではないけれど、これなら、魔理沙は対等だ。

「魔法使いになる研究を手伝って欲しい」と言えば、霖之助さんは協力してくれる。
何だかんだ言って、魔理沙には甘いのだから。
それに研究には何年もかかるのだから、その頃には魔理沙も大人になっている。
そう言えば、霖之助さんも納得する。
だから、魔理沙に会いに行こう。

それにしても、ちょっと気が昂ぶりすぎたかしら。
厄が漏れてたかもしれないけど・・・・・・大丈夫かな。


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