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ゆかりんのスキマ日誌 十一冊目

701名前が無い程度の能力:2010/04/10(土) 10:33:42 ID:0Zxmu3OwO
ガジュラ月ガジェリ日 藍
紫様の使いの途中、紅魔館の前を通ると、紅が力試しをしたい妖怪の相手をしていた。
互いに弾幕と武術を組み合わせたまったく新しい武道で、なかなか目を見張る戦いであったが、
やはり紅の勝利に終わった。
夕飯時、その際の出来事を紫様と話し、紅の美しくも真っ直ぐなスペルの数々の
感想を述べると、紫様は神妙なお顔をなされた。
「それを聞いただけでは美鈴の真意はわからない。
本気を出していないだけなのか、紅魔館門番の体裁を繕っているだけなのか、
彼女が過去を封じているだけなのか、それとも過去と向き合った結果なのか」
と。

「美しい虹は全ての色を内包している。どんな醜悪な色でさえも。
そして、危険な生き物程鮮やかな色合いを持っている」
とも。

私が初めて出会った時から変わらず朗らかな笑顔と空気を振りまいている紅が、
そのような邪術を持っているというのか。
彼女がそのような術に再び触れることがない事を祈る。


同日 紫
妖怪にとって「自分の色を持たなかった」事は「どんな事でもやりかねなかった」事。
あの子の能力が「気を使う」でなかったら、今頃あの子は地底送りだったかもしれない。
相手に毒素を植え付け、視覚を封じ、言葉すら奪った上に徐々に生命を削り続ける、美しくも醜悪な「虹色の風」
即死がないからこそタチが悪いこの術、あの美鈴が使うと知る者はこれ以上増える必要などないのだ。


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