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ゆかりんのスキマ日誌 十一冊目

633名前が無い程度の能力:2010/02/19(金) 19:44:35 ID:3ElbDwCc0
バレンタイン月 デー日 レミリア
今日のパーティーは非常に有意義な時を過ごせた。
私は紅魔館の皆に心から謝辞を送りたい。
本当に、楽しい一時であった。
思い思いに楽しんでるメイド達。
お互い贈り物を交換し合って幸せそうな美鈴と咲夜。
店主に渡すのかと聞かれ、トマトのように紅くなる白黒魔法使い。
不安そうに私にチョコの入った小箱を渡してくる愛しのフラン。
山の神社に出掛けた我が友も…同じく楽しい一時を過ごしているであろう。
本当に、楽しい一時だった。

…今、思い返しても忌々しい。
その楽しい一時の真っ最中、夢幻館の門番、エリーが魔物に襲われたと緊急避難した来た。
避難先として頼られるのはむしろ心地よい事なのだが…その魔物が非常によろしくない。
私は月の民のような下等な選民意識は持って無い。無いがしかし、その魔物に関しては別。
吐き気を催すほど、下劣だと思った。即刻、消し去らねばとさえ、思った。それが穢れかと理解した。
茶色く濁り、ドロドロした汚泥のような不定形の魔物。
白黒魔法使いはそれを聞いて眉を顰めた。フランや咲夜さえも一瞬不安そうな顔をした。
私は楽しい一時を邪魔され怒りに震えていた。ただ、美鈴だけがその両の眼に固い意志を秘めていた。

咲夜の紅茶は相も変わらず、旨い。
それに勝るとも劣らないのはフランの作ってくれたチョコマシュマロ。
今、私は一人で月を見ながら紅茶を飲んでいる。チョコを楽しんでいる。
私が月を見終えるまでに美鈴は使命を果たして帰還するだろう。
白黒のお姫様を彼の女の王子様の元まで導き、ついでに汚物を消去してくる使命を。


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