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ゆかりんのスキマ日誌 十一冊目
588
:
名前が無い程度の能力
:2010/01/17(日) 14:48:49 ID:sZcXryuw0
星空月 祈願会日 慧音
あ、甘い・・・・・・喉奥からせり上がってくるのが砂糖なのか吐瀉物なのかの判別もつかない・・・・・・。
覚悟はしていたが、まさかこれ程とは・・・・・・まずい、歴史を再現する前に意識が・・・・・・
このままでは完全には戻らない・・・・・・元に戻ってしまう。
いや、もしかしたら本人次第では―――(ここから先は砂糖にまみれて読めない)
星空月 祈願会日 魔理沙
紫の隙間を通ってきた場所は、空中に見えない床が作られたような空間だった。
下を見ると、屋敷が一見見えた。アレが紫の住んでる家だろうか?
香霖堂を出る前に降り始めていた雨は、こっちではなぜか降っていない。紫が何かしたのか?
とりあえず寒いこともあって、私達は一塊になって結界の床に寝転んだ。
さっきから私の中では、様々な情景が浮かんだり消えたりしていた。
でも、思い出そうとすると消えてしまう。まるで、シャボン玉みたいだぜ。
何か不安で、心細くて・・・・・・私は、香霖の手を握り締めていた。
その時香霖が、私に「悩みは晴れたかい?」なんて聞いてきた。
何でも、魔法には精神状態が影響する事が多いから、
私がマスタースパークを撃てなかったのも何か悩みのせいだと思ったらしい。
「悩みなんて、この星空を見ていればちっぽけなものに感じるだろう」
あいつは、そう言った。香霖の癖に洒落た事言うじゃないか、ってからかってやったら、
「この言葉は、君が僕に教えてくれたものだよ」
って言ってきた。
その時ふわりと浮かんできた私の思い出・・・・・・私はそれを、ようやく掴み取れた。
―――嗚呼、何で私はこんな大切なことを、忘れていたんだ。
星空月 祈願会日 霖之助
夜空を見上げると、つい考えてしまうことがある。
僕は果たして、いつまで生きられるのだろう、ということだ。
星のごとく短いのか、月のごとく永いのか。
半人半妖である僕には、平均寿命というものが分からない。
人と同じように老いて死ぬのか、それともこの姿のまま、明日にでも死んでしまうのか。
それは、一つの恐怖だった。
けれど魔理沙は、僕にこう言った事がある。
「この広い星空に比べれば、香霖の悩みなんてちっぽけなもんだろ?」
・・・・・・何とも、魔理沙らしい物言いだろう。
けれど僕は、最近ようやく、この言葉を実感できるようになった。
よく香霖堂に訪れる、三人の少女達。
その内の二人はきっと、僕よりも永く生きるだろう。
魔理沙も、魔法使いとなる事があれば僕より永く生きられるようになる。
この家族とも呼べる三人に看取られながら逝く事が出来るかもしれないのだから。
嗚呼、何と幸せな事だろうか。
それに比べて、死への恐怖を感じながら生きる生など、何が楽しいものだろうか。
家族を得る事など無いと思っていた。
けれど、今の僕には傍に居てくれる誰かがいる。
僕はきっと、誰よりも幸せなのだろう。
星空月 祈願会日 妹紅
(走り書きのように乱れた字で)慧音がゲロと砂糖に塗れて倒れてるー!?
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