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ゆかりんのスキマ日誌 十一冊目
54
:
名前が無い程度の能力
:2009/05/10(日) 17:16:11 ID:MSjKliW60
幻想の月 旅+8日 永琳
宿泊費が無料なのを良い事にニート生活を満喫しているとお客様が来たと姫様に呼ばれる。
呼ばれるまま行ってみると、そこには見るからに貧乏そうな身なりをした小汚い娘が一人と困り顔の慧音が。
…いくら何でも小汚いは酷い感想だと頭を左右に振ってるとその娘、父を助けてくれと言い出した。
慧音に聞いて判明したのは…
この娘は今滞在している人里から遠くはなれた別の集落に住んでいる事。
その人里は慧音も噂だけでしか聞いた事がないという事。
そして、予想していたようにその集落は非常に貧しく、また、医者も存在しないという事。
溜息を吐きつつ外出の支度をし、救急箱と慧音が作成した地図を片手に飛び出した。
空を飛びつつふと苦笑。何故スキマ妖怪が私の空を飛ぶ力を封印しなかったか納得できたからだ。
さて、娘の集落に到着し、幻想郷は狭いようで広い事を実感する。
何この廃屋同然のボロボロな家々と、痩せて作物が満足に育ちそうにない畑と、それに比例した住民の姿。
衝動に突き動かされるまま住民達に診察と治療する。娘の父親以外は持ってきてた救急箱で何とかなった。
父親の病気は外の世界で言う所の骨髄癌。難病は難病だが、私にかかれば小石ほどの障害にもならない。
しかし、救急箱に癌を治せる薬が入ってなかったため、痛みを和らげる程度の薬を処方し、宿屋に戻った。
迎えてくれたのは満足顔の姫様。どういう事だと思ってると娘登場。姫様が何故満足顔なのか理解した。
100点満点の美少女に変身していたのだ。眼福である。
因みに娘は滞在費も豪華な服のお金も…更には薬のお金も持ってないと困り顔。
そんな物ただで良い。いいもの見せてもらったしと言うと幾分安心した表情に変化。
娘の次の質問は治療費はいくらかという物。治る治らないのを聞かないのは隣にいる慧音が理由だろう。
治るのは治るが薬の材料が無い。取りに帰るのも面倒くさい。それに今は異変中だ。
そして、月の煩悩ここにありと言う事を忘れてもらっては困る。
慧音に聞くと彼女の能力は『戦士として役に立つ程度』。これを聞いた時は笑みが止まらなかった。
こんな事もあろうかと用意していた切れ味鋭い剣、堅固かつ軽量な盾。
更には外の世界の冒険の手引きを参考に作成した あぶない水着 を娘に渡す。
そして、訝しがる娘に笑顔で一言。
「薬は無料で良いから材料は貴女が集めなさい。その装備も無料貸し出し中なの」
今思い出しても完璧だ。誰にも装備されず朽ち果てそうな あぶない水着 が日の目を見たのだから。
追記
救急箱を彼女の父親の家に置いて来てしまった。
取りに行くのも面倒くさいし、無料進呈する事にしよう。あの集落には必要な物だと思うから。
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