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ゆかりんのスキマ日誌 十一冊目
32
:
名前が無い程度の能力
:2009/05/01(金) 17:49:15 ID:YLaVCN4k0
幻想の月 旅+1日 霖之助
昼前に雛さんが歩いて御来店。
昨日から異変が始まったらしいが・・・僕自身にあまり変化が見られなかったので昨日もいつもと変わらず過ごしていた。
大体は紫の言っていた通りらしいが、雛さんもまだ細かいことは良くわからないそうだ。
僕は細かいどころかまるで何もわかっていないが。
おそらく魔理沙も来るだろうから、揃ったら外に出てみよう、と雛さんに提案された。
数刻後、はたして魔理沙も同じように森の方向から歩いてきた。
少々妙な形の棒を誇らしげに振り回していたが・・・どうやら杖のつもりだったらしい。
杖を振り回しながら一昨日書籍の端でできた指の切り傷を治療された。
魔理沙に習い自分の能力を確認してみたところ・・・「刃物全般を扱う程度の能力」らしい。
元々あまり器用だという自負がない僕でも大丈夫なのだろうか。
ひとまず店の倉庫にあった古い剣を使ってみることにしたが、
人里まで行って砥いでもらわないとろくに使えそうにないので、
情報収集も兼ねてまずは人里に向かうということで話がまとまった。
雛さんは銃を扱う程度の能力だそうだ。
とはいっても銃はうちの店には火縄銃くらいしかないし、そもそも弾も火薬もない。
からくりに強い河童に相談してみるべきか。
人里へ到着後、霧雨の親父さんに挨拶にいこうと思ったら魔理沙に猛反対されたからだ。
雛さんも武器を探してくる、ということで3人別行動。酉の刻ごろに宿で落ちあうことに。
その足で霧雨の親父さんの店へ行ったら、待っていたと言われずいぶん立派な剣を押し付けられてしまった。
バスタードソード、と言っただろうか?しっかり手入れされており並みの剣以上の代物であることくらいは僕でもわかる。
受け取れないと言ったのだが、僕のために用意したものなので是非使ってほしいとの事。
そこまで尽くされると受け取らない方が失礼というものだろう。せめてお金を払おうと思ったのだが、頑として受け取ってもらえなかった。
厚くお礼を言ってから親父さんの店を出た後は、里で軽く情報収集をして一足先に宿へ赴いた。
魔理沙は大体約束どおりの時間に宿へやってきたが、雛さんは半刻ほど遅れた。
心配をかけて申し訳ない、と謝られてしまった。確かに心配していたが、
ずいぶん立派な銃を手に入れたようでその時はそちらの方に意識がいってしまっていた。
結局詳しく聞くタイミングがなかったが、おそらく遅れてしまったのはその銃のためだろう。
・・・今こうやって1日を振り返っていても、柄にもなく自分でわくわくしているのがわかる。
普段できないことがやれるのは案外楽しい。
今日は寝付けるか心配だ。
追記1
そういえばいつもと同じように本を読んでいた朱鷺子に店番を頼んで出てきてしまったが、
彼女も外に出たかったとしたら申し訳ないことをしてしまったかもしれない。
一度帰るべきだろうか?
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