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ゆかりんのスキマ日誌 十一冊目

221名前が無い程度の能力:2009/07/05(日) 08:16:00 ID:1fumpZ7s0
楽しい祟り月 楽しい悪戯日 妹紅
祟り神に振り回されるのは疲れる一日だった。もう起こらない事願う。
慧音が渋い顔で私の所を尋ねて来たので何かと思ったら、その後から謎の梅粥屋店主こと菅原道真が。
藤原の血と因縁あるし、何かヤバイかな〜?と思ったんだが…まさか開口一番、悪戯しに来ましたとは。
奴が言うには自分の祟りは雷と病気なんだけど、そのどっちも幻想郷には第一人者が居る。
では…と、他の祟り神三人と同時多発祟り祭り開催しようとした物の、二人の巫女に半泣きで止められた。
しかし何もしないと言うのも祟り神としてどうかと思う。故に悪戯をしに来たのだと言う。胸を張って笑顔で。
私も慧音みたいに渋い顔になった。全くこの祟り神は本当に疲れる事を言う…と。
頭の疲労でどうでも良くなったから、じゃあ、何でも良いから早い所頼むと言ったら奴はニヤリと笑った。
次の瞬間、私は降ってきた大量の梅の実に押し潰されて意識を失った。そう言えば奴は梅粥屋だったな。
気が付いたのは梅の実の山から掘り出されてしばらくしてから。助けてくれたのはもちろん慧音。
置いてった手紙には『七夕祭りにその梅使って何かやれ。何も出来なかったら同時多発祟り祭り』。
慧音と同じタイミングで溜息吐いて、全くあの祟り神は本当に…と呟いたのは必然だったと思う。
この後、慧音とこの梅どうしようか等と相談してたら紅白巫女が血相変えてやって来た。
紅白巫女が言うには昼寝してたら菅原道真が夢枕に立ち、私に悪戯してきたと告げたらしい。
…で、さっきの手紙見せたら顔面蒼白に。遅れてやって来たスキマ妖怪と式のキツネも以下同文。
建物の陰からは祟り神四人組がこっち見てニヤニヤしてたし、投げ出して不貞寝したくなった。
さて、日が暮れる頃まで相談した結果、大量の梅は梅酒や梅酒ゼリーにする事になった。
紅白巫女は里に小豆を仕入れに来てた小豆洗いを捕獲して梅を洗わせ続けた。
強制なのに小豆洗いがヘブン状態なのには祟り神共々ドン引きしたが。
スキマ妖怪と式のキツネはスキマから氷砂糖と焼酎と瓶出して梅酒漬けてた。慧音はその手伝い。
祟り神四人組は焼酎ちょろまかして宴会突入。はっきり言ってウザイ。何故か混じってる因幡兎は特に。
私は永遠亭へ行き、輝夜を連れてきて高速熟成開始。明日早朝には十年物の梅酒が完成してるはず。
永遠亭を祟り神が患者として訪れてたのは見なかった事にした。胃腸が弱いとか知るか。
今は寺子屋を埋め尽くしてる梅酒と、能力全開で梅酒を熟成させている輝夜を見ながら日記書いてる。
本当に、疲れる一日だった。明日起きたら祭りの日まで梅酒ゼリーを作り続けるのか…正直…鬱だ。


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