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SSの実力向上を目指すスレ 第6話
1名前が無い程度の能力:2008/11/09(日) 12:34:30 ID:32Xtyw6s0
 ここはSSについてただ投稿等するだけでなく、仲間と批評するなどして自分の実力向上を目指すスレです。
「SSの書き方について他の人の意見も聞いてみたいぜ」といった人。
「SS公表してみたいけど自信がない・・・」という人。
 その他どんな人でもOK。
 実力を身に付けたり、物書き同士で交流したりしましょう。

 批評依頼やアドヴァイスなど何でもござれ。

過去スレ(東方シリーズ板)
 SSの実力向上を目指すスレ 第5話
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1206162419/
 SSの実力向上を目指すスレ 第4話
 ttp://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/storage/1197098164.html
 SSの実力向上を目指すスレ 第3話
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1137562560/
 SSの実力向上を目指すスレ 第2話
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1118065427/
 SSの実力向上を目指すスレ 第1話
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1110043444/

関連スレ
 東方創想話作品について語るスレ その48
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/41116/1225877293/l50
 東方SSコンペ企画運営スレ8
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/41116/1218109923/l50
 投稿するまでもないSSスレ 7/7
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1205989440/l50

作品を投稿してみよう〜
 東方創想話・プチ創想話ミニ
 ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~coolier2/SS_kai.html

参考サイト
初めて小説・SSを書かれる皆様へ〜
 モノ書き一里塚
 ttp://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/
 RealCreate−小説の書き方講座−
 ttp://www.feel-stylia.com/rc/creative/
 ライトノベル作法研究所
 ttp://www.raitonoveru.jp/

メアリー・スーについて
 メアリー・スーとは
  ttp://ja.wikipedia.org/wiki/Mary_Sue
 メアリー・スーテスト
  ttp://iwatam-server.dyndns.org/column/marysue/

2名前が無い程度の能力:2008/11/09(日) 12:35:49 ID:sTqIBr9AO
>>1

3名前が無い程度の能力:2008/11/09(日) 12:43:55 ID:9l2Jrrto0
乙です。

4名前が無い程度の能力:2008/11/09(日) 13:29:29 ID:dk63tCE60
とうとう幻想板入りか。
>>1乙

5名前が無い程度の能力:2008/11/09(日) 14:49:11 ID:vOcrWG0Y0
書き込む場所ここでいいのかな……。

皆さんアイディアを作るときってどうやってますか?

6名前が無い程度の能力:2008/11/09(日) 16:12:36 ID:hZil.zfk0
>>1
ついに幻想入りですね

>>5
まず書きたいテーマや登場させたいキャラを漠然と決めるかなぁ
例えば、かっこいいレミリアを書きたい、とかそんな感じで
その後にかっこいいレミリアのシーンを想像する
で、そこに導くためのシナリオを組み立てる
自分はそんな感じです

7名前が無い程度の能力:2008/11/09(日) 19:16:45 ID:vOcrWG0Y0
>>6
おお、なるほど。
いや助かりました、どうもありがとうございました。
近いうちにデビューしたいなあ……。

遅れましたが>>1

8名前が無い程度の能力:2008/11/10(月) 12:21:34 ID:RtcpwWyc0
>>5
メモ帳なんかに思いつくまま、キャラ名、準ずる単語等を書き連ねる。
設定思い出しながら、関連しそうな物同士をくっつけてみる。
(過去の没ネタなんかもひっくり返してみる)
必要そうな元ネタなんかを調べる。
あとは妄想。



霊夢、妖夢 → おんなじ夢同士。
まあ双方出生解らんよね。んじゃもう姉妹とかで行こう。
夢に関する元ネタ、魂についての考察。そこに関連してくる人物はなんだ誰だ。
どのジャンルになりそうかな。

これは流石に整合性保たせるのが面倒だからだけど、大体こういう感じにしてます。

9名前が無い程度の能力:2008/11/10(月) 22:02:37 ID:739KVL7w0
>>8
これは……すごい。
この方法もぜひ試させて頂きます、ありがとうございました。

まだアイディアすらない状態ですが、
自分もデビューできるようにがんばってみます。

助かりました、ありがとうございました。

10名前が無い程度の能力:2008/11/11(火) 21:45:03 ID:Ncmn.t7o0
以前お世話になりました奏葉です。

最新作品集の「病は気から?」の批評をお願いできないでしょうか。
前回のアドバイス、なるべく生かして書いた作品のつもりです。

まだまだ納得のいかない部分も多いのですが、よろしくお願いします。

11名前が無い程度の能力:2008/11/14(金) 12:38:38 ID:Z2XjiT3c0
>>10
通りがかりに読ませてもらいました。
元々いるここの住人の方に比べればたいしたこといえないのでご容赦を。

:強い違和感を感じた点

・本来里の中にある慧音の住居が里の外にあるのには説明が必要。
(逆にいえば慧音の家が里の中にあるのには説明不要なだけのものがある。求聞史記も参照)
説明がないので、まるで誰もいない場所で倒れさせるためだけにそういう設定にしたように読める。

・妹紅が慧音を慧音の家ではなく妹紅の家に運んだ。
薬がある可能性が高い、圧倒的に近い場所にあるはずの慧音の家より
蓬莱人であるが故に薬はない可能性が高く、しかも遠い場所にある妹紅の家に運ぶ理由がどうかと思ったではひどい話。

・妹紅の昔話
この書き方は格好いいし、書いてるほうは楽なんですが、
このSSの場合は、ただ「」がついてないだけの長い会話文ですのでもうちょっとやりようはあったはず。


:意見

SS全体を通して感じるのは、文章の不足の一言です。
過去ログも読みましたが、視点や人称の問題よりもまずはもっと強く読み手がいることを意識してみてください。
実は俺には、最初から序盤の、
>そんな場違いなことを考えている自分に苦笑しつつ、必死に歩を進める。
までですら絵で想像できてなかったりします。
なぜかというと「寺子屋での授業を終えた帰り道」が朝昼夕夜のいつなのか判断がつかないためです。
作者でないと、たったそれだけのことでわからなくなったりします。次はそこらへんを念頭においてみてはどうでしょうか。

的はずれなこといってたら申し訳ない。
通りすがりで、そういうふうに評価したやつがいたぐらいの感じで軽く考えて貰えれば。

12名前が無い程度の能力:2008/11/14(金) 15:45:56 ID:xMBZ4jck0
>>10
こちらも遅ればせながら読了しました。

私が一番気になったのは、読んでたらいきなりクライマックスだった点です。
確かに短くまとまってるといえばそうなのですが、
慧音の悩みを全て、前提設定のみに頼って説明してしまっているので、
その部分の作中での積み重ねが足りず、結果、盛り上がりが薄くなっているのだと思います。
何というか。もこけねの関係の一部を表した掌編としてはこれはこれでありなのですが、
慧音の悩みを主軸にした、寿命のある人間(半妖)と蓬莱人との関係を描いた物語としては、ちょっと物足りないといいますか。

正直なところ、この作品のどこを直せば良くなる、という形では指摘が難しいです。
妹紅が慧音を看病する展開を骨子にしたままだと、どこを肉付けしても、
展開的に地味だったり蛇足に見えたりすると思うのです。
あえて無理に肉付けするとするなら、私なら永琳を使います。
輝夜のそばに蓬莱人として共にあり続けることを決めた永琳と対比させる構図にして、
妹紅のそばにいる慧音は、どういう答えを出すか、という。
(たとえば、妹紅と輝夜の殺し合いを傍観しながら脇で永琳と慧音を雑談させて、
 永琳から「あなたは蓬莱人にならずにどうするつもりか」みたいに問題提起して、
 そこから慧音の日常を通して、慧音の悩みを少しずつ書く、とか。
 ……やっぱり過程が地味になるなぁ。他にも良い書き方はあるかも知れません)


あと、タイトルの「病は気から」が作中で説明されてないのは意図通りなのかどうかも気になります。
慧音が倒れたのは、悩みから気を病んだから……という解釈でいいのでしょうか。
そのへんの説明が無いと、「慧音が偶然風邪引いて、妹紅が看病にかこつけて説得」と見えます。
まあそれが悪いというわけではないのですが、ちょっと曖昧なままなのが気になりました。


>医者に診せようかと思ったんだけど、永遠亭には行きたくなかったから
たぶんだけど、人里にも医者はいると思うんだ。永琳が来てからは閑古鳥鳴いてるかもだけど。
「慧音が半分妖怪だから」とか「並みの医者よりも妹紅のほうが人体には詳しいから」とか
理由はいろいろ考えられるのですが、そのへんの説明が足りてない気がします。



以上です。参考になれば幸いです。

13名前が無い程度の能力:2008/11/16(日) 20:23:03 ID:mPQwl2Us0
現在続きものの作品を創想話さんに投稿させてもらっているのですが
九割方書き終わった新しい章を友人に読んでもらったところ
「それと同じネタを創想話で見た」とのこと。それで確認をしてみましたところ見事に丸かぶりでした。

ネタの性質としては小悪魔の正体について現実の伝承から一考といった類のもので、
そのネタ自体は決して重いウェイトを持っているわけではないのですが、
しかしそこを外すと以降の話の運行にかなり支障が出るのもまた事実です。
どうしたものでしょうか?

14名前が無い程度の能力:2008/11/16(日) 22:05:20 ID:2RglWj6w0
奏葉です。
ちょっと時間がないので、あとでもう一度じっくりと批評を読ませていただきたいと思います。
次回の作品ではもっとレベルの高いものを投稿できるよう頑張りたいと思います。

ご意見、ありがとうございました。

15名前が無い程度の能力:2008/11/16(日) 22:33:10 ID:Flu98T720
>>13
他の上手い設定思いつかないなら、
後書きで正直に、ここに書いてることそのまんま告白して謝罪入れるしかないんじゃないだろうか。

正直、あれだけたくさんのSSが投稿されてると、
ネタかぶりの一つや二つ、珍しくも無いと思う。

16名前が無い程度の能力:2008/11/16(日) 22:39:22 ID:VW8dEnYk0
素材が同じだからね、仕方ないかと

17名前が無い程度の能力:2008/11/16(日) 23:30:11 ID:v8STyw/w0
>>13
ネタが被るのはよくあること
むしろ被らないネタを探す方が難しい
ネタが被ったうえ、ネタの料理の仕方、話の運び、物語の構成、キャラの心理状況
その他諸々までが一緒って場合だとパクリと言われるかもしれないけども
察するに設定の一部分が被ってるだけって感じなのでそんなに気にする必要はないと思う

18名前が無い程度の能力:2008/11/19(水) 20:55:42 ID:OAjBctQY0
プチでギャグなんですが最新作品集の「きゅうけつき」「つきのうさぎ」の批評をお願いできないでしょうか
「きゅうけつき」のコメントに「けつでも血が出るのでは?」とあるんですが、自分はケツ「を」吸うと思わせたかったんですが
相手はケツ「から」吸うと思ったんだと思います。
「つきのうさぎ」のコメントに「永琳も弓を持っている」とあるんですが、自分は緋想天の中のキャラだけで言いたかったんです。
自分が思わせたいのとは違っているのが悔しいので何かいい表現はありますか。
変な文になりましたが、お願いします。

19名前が無い程度の能力:2008/11/19(水) 22:09:41 ID:qneXq2PA0
>>18
まず「ケツを吸う」ですが、そもそもどういう状態を表しているつもりなのかがよくわかりません。
人間の尻を空気のように吸い込むのか、尻に口付けて尻肉を飲み物のようにすするのか、
尻にスッポンのように吸い付いて離れない状態を指すのか、はたまた……などなど。
どういう状態かによって、血の出る出ないも違ってきそうですし、
そのへんを具体的にわかりやすく書いていればよかったのではないかな、と思います。
(仮に、ケツを吸うの意味がネチョい方向な意味だったとするなら、
 それがわかるくらいのギリギリのラインでの描写が必要だったのかも知れません、
 これは私自身は書いたことないのでよくわかりませんが)

「つきのうさぎ」のほうは、そのコメントの意味がよくわかりません(私がセーラー戦士に詳しくないからかも)。
「永琳は弓持ってる」というのがどういう意味か説明してもらわないと、あんまりはっきりとは言えないのですが、
とりあえず緋想天なら緋想天キャラ枠内限定ということで、てゐとお燐も他の緋キャラに代役させたほうが良かったと思います。
猫役なら橙も緋想天出てるしね(紫のスペカ的な意味で)。

20名前が無い程度の能力:2008/11/19(水) 23:12:20 ID:OAjBctQY0
>>19
ありがとうございます。自分で考えると何故そう思ったのか分からなかったけど相談してみて分かりました。
二つとも文が足らなかったみたいです。
自分がこうだと決めてしまったために他の状態があるとは思わなかったです。
自分で書くと難しいものですね。
ちなみにケツを吸うはネチョ的な意味です。
「つきのうさぎ」の方も
永琳に「緋想天のキャラの中でウドンゲだけが道具を持ってない」という感じに言わせたかったんです。
次はこの事に気をつけたいです。

21名前が無い程度の能力:2008/11/19(水) 23:30:50 ID:qneXq2PA0
>>20
ああ、そういう意味で言ってたのか>永琳が弓
別に気にしなかったですね……確かに「緋想天の中では」の部分は伝わってなかったけど、
「永琳含んでみんなが道具を使っててずるい」という意味で読んだとしても、
あんまりその後の展開は変わらない気がするし。

まあ確かに、全体的に地の文での説明が足りてない感じですので、
次はがんばってみてください。

22名前が無い程度の能力:2008/11/21(金) 23:20:22 ID:X1GYdZt20
初投稿に向けてSSを一本仕上げてみたんですが
思っていたよりも文章量が少なくなってしまいました。

この場合って創想話よりもぷちの方にUPした方がいいんでしょうか?
また創想話とぷちの違いってどれほどのものなんでしょうか?

23名前が無い程度の能力:2008/11/22(土) 00:20:52 ID:cXc0ZQgU0
特に決まってはいないが、
創想話のほうが厳しめの意見が来ることが多い。
あと小ネタはぷちで、という空気はあると思う。台詞だけSSとか、数行で終わるやつとか。

24名前が無い程度の能力:2008/11/22(土) 03:44:47 ID:vjrryMXI0
文章量じゃプチとそそわは区別しないのが原則だけど、規約を読まない人が多い昨今では>>23のような空気だよね
点数をつけてもらいたかったらそそわで良いと思う
個人的に3000字くらいあれば立派な物語さ

25名前が無い程度の能力:2008/11/22(土) 11:22:23 ID:vjrryMXI0
今更だけど>>13って……
気にする必要はないと思う、なんて偉そうに言っちゃったけど
匿名じゃなかったら「貴方様がそのようなことを気にする必要はございませんですよ」とか言ってたわ……
んもぅ、匿名掲示板って怖いわっ!そこが良いところでもあるけど

26過酸化水素ストリキニーネ:2008/11/22(土) 23:11:24 ID:vMnrkW.Q0
最新作品集にある「Vermillion , Crimson , Scarlet」の批評お願いします。

冬、トランプ(特にキング)、赤の3つをテーマにしたのですが、話の流れに不自然なところはなかったか、
また、妹様の情緒不安定な部分は描写しきれていたか、
そのあたりを不安に思っています。
どうぞよろしくお願いします。

27名前が無い程度の能力:2008/11/23(日) 17:00:42 ID:o34jplHY0
>>26

それでは簡単に。
暖かみのある、よい紅魔館の話だと思います。住人達の個性もうまく描写されていて、
各々の個性から出たフランドールへの想いの描写は、とても良い物と思いました。

[冬、トランプ(特にキング)、赤の3つをテーマにしたのですが、話の流れに不自然なところはなかったか]

強いて違和感があったのは「トランプ」周りでしょうか。

まず、
> 床に散らばってしまったトランプを見た。潰れたクイーンをキングの首が笑っている。
> あぁ、また買い直さなければいけない。

買い直すのは咲夜の役目で、フランドールはそうは思わないのではないかな、と。
紅魔館でトランプを買うには、300ペリカ……(ざわっ)
な世界観なら、この表現でもありかも知れませんが。

次、
> 手札を二枚捨て、ドローする。あ、来た来た。四人のキングが笑っている。
> 「お姉様は冬に好かれているじゃない。……コール。フォーオブアカインド」

キング=レミリアという仮定で話を進めている上で、切り札をキングにするのは、ちょっと不自然かな……
「本当はお姉様の事が大好きなんだからねっ!」
という、裏返し的な想いの表現だとしたら、これでいいと思います
でも、その場合は前後の文で少しフォローが欲しいかも知れません。


> お姉様が捨てたカードと手札を盗み見た。捨てたのはスペードのジャック、クイーン、エース、
> そしてクローバーの2。手札はスペードの10とキング、クローバーの9とダイヤの2と3。なんだこれ。
> 普通スペードの三枚を捨てる筈ない。そしてお姉様がロイヤルストレートフラッシュを出す確率とブタを出す確率を考えれば、

「フランドールのフォーオブアカインドで、キングが打ち止めになっているのにキングがある」
というつっこみはしない方がいいですかね。
フランドール自身が「イカサマ」と表現し、運命を操る物とのカードバトルなのですから、もっと極端にイカサマしても良かったかも
知れません。

ワイルド4枚のアカインドとか(まてよ、それだとファイブカードに…)


> 「そうね、血でも賭けましょうか?」

これは下の文と上手くリンク付けしても良かったんじゃないかな、と思いました。
確かに、シリアスな場面に「これで贖うわ」とウィットに来られても困るのは確かなんですが。

それとも、賭ける内容を他の物にしてみてもいいかも知れません。冬的な何かであったり……




[妹様の情緒不安定な部分は描写しきれていたか]

これは原作でもあまり語られていない部分の為、ぶっちゃけ作者の好きなように描いても良いと思います。

ただ気になった点として、(これは好みの問題だと思うので参考程度に)
> 化物だから壊すことしかできない。欠陥生物だから傷つけることしかできない。誰かと関わってはいけないのだ、
> 壊してしまうから。誰かに触れてはいけないのだ、傷つけてしまうから。わたしができることはただ、なんとか壊さないよう
> 傷つけないよう周りと距離を置くだけで、そうやって孤独が好きな振りをするだけだ。

フランドールがこの考えに至った経緯が無いな、と思いました。
この自虐的な結論を導くにしては、フランドールの周囲環境は劣悪ではなく、とても暖かい物です(今作では)
どうも、こんな考えが芽生える機会がないように見えるので……
例えば、壊した物を始末するメイドの溜息。妖精メイドからの畏怖の視線。命を掌に握られている物と一つ屋根の下で
過ごすという恐怖感。そんな物があっても良かったのかな、と。

しかしながら、そういった負の感情を描いちゃうと、
「いいんだよ、フランドール。君はここにいてもいいんだ」
だけでは終わりそうにないというのは十分に理解しているんですけどね。
趣味の問題かなぁ、やっぱり。


こんな感じで、参考程度にしていただければ幸いです。

28過酸化水素ストリキニーネ:2008/11/23(日) 21:44:33 ID:WfesJ80c0
批評ありがとうございます。

まさかの5人目のキングにホラーじみた恐怖を感じてちびりかけました。
ジョーカーにかえておきます。
ポーカーをやったこともない私がポーカーを場面に取り入れることに無理があったと思われます。
ポーカー恐怖症になりました。気付かせてくれてありがとうございました。

血を賭ける、につきましては当初は繰り入れる筈があれよあれよと話がそれてしまってリンクできないままに終わってしまいました。
しかし吸血鬼が血を賭ける、という発言が吸血鬼にとっての冗談である、ということからふたりの距離感を感じてもらえればとあえてそのままにしました。
しかしやはりひとえに私の力不足です。

妹様が自虐的な理由においては、私の中で妹様のそれまでが凄惨な過去であったという自己設定の所為です。
現在の妹様の環境は優しいものであっても、いつまでも過去を引き摺っているというイメージが私の中で先走ってしまいました。
それは勿論書き入れるべきなのですが、短編用に書き出したのにそれを入れてしまうと長編になってしまうという懸念があった為割愛致しました。
丸ごと書かなくとも、匂わすくらいには入れるべきであったと反省しております。

構成の粗さが目立つ作品だったと深く反省しています。
批評、本当にありがとうございました。

29:2008/11/24(月) 03:55:51 ID:93.tH9x20
 どうもこちら側でははじめまして、白です。よろしくお願いいたします。

 見て頂きたいのは創想話最新作品集「リグル最強への道-上-」同題「-下-」です。

 本人としては割合時間もかけてそれなりに力を入れたつもりではありますが、
いかんせんこう、なんというか。
 やはり全体的にとっちらかっちゃった感じがいけなかったのでしょうか。

 木っ端文書き、薄い知恵のため悩んでおります。どなたかケツを思いっきり
蹴飛ばしてご示唆かたよろしくお願いいたします。

30名前が無い程度の能力:2008/11/24(月) 11:37:20 ID:o1Q5pQJI0
>>29
たまたま既読だったリグル好きの私が批評してみます。

スペルカードルールを強調したいなら、せめて目視できる攻撃に限定したほうがいいと思います。
気づかれないように服に蟲を入れたり、勝負開始前に蚊で刺したり、シロアリを使って脅迫したり。
逆にそこまで何でもありなら、「スペルカードルールではないこと」を強調してほしかった。
(美鈴相手の時くらいしか書かれてなかったはず)

全体的には、確かにややだらだらした印象を受けます。
展開自体が長丁場だというのもあるのですが、
それ以外の原因として、多少、膨らませすぎな描写があるのだと思います。
わかりやすく具体的な描写を使うのはいいのですが、
端的に少ない言葉での表現でも大丈夫そうな部分まで、同じように具体的に書いているように見えます。
そこに気をつければ、心理描写や勿体をつけた描写、その場の状況の説明など、半分ぐらいに削れると思います。
また、全体的に文章自体が単調で説明的に見えます。
まあこれは、書きながら少しずつ覚えるくらいしかないのですが、
ひとまずは、体言止めをもう少し減らしたほうがいいかな、と思います。

あと、その四番勝負という展開自体がそもそも冗長になる原因のひとつなのです、
一つ一つのシーンにつながりがありませんから。
うーん、だけどやっぱりそこは変えるの難しいか……ちょっとでもいじると、リグルの勝ちの目が消えそうな気もしますし。

思いつく難点はこのくらいです。
「弱者が知恵を絞って強者に打ち勝つ」というシチュは個人的に好みなので、楽しく読ませていただきました。
拙い批評ですが、参考になれば幸いです。

31:2008/11/24(月) 12:23:18 ID:wGAOqTuY0
>>30さま

 ご指摘どうもありがとうございますー。

 やっぱりもうちょっと削ってスピーディーな展開を心がけた方がよかったですね。
 どうも脳内アニメーションを文章に全部落とそうとする癖が抜けてなかった
ようです。
 それとなにより、楽しんでいただけて僥倖です。次回以降も精進して、色んな話を
書きたいと思う所存です。
 ありがとうございます。

32Angelica:2008/11/25(火) 22:56:07 ID:r61zmjJI0
 初めまして。

 最新作品集にある「幸せの青い妖精(前・後編)」についての批評を
お願い出来ませんでしょうか?
 いきなりある生物を幻想入りさせたり、最後の方の展開が急だったりで、
反省の残る作品なのですが……
 よろしくお願いします。

33名前が無い程度の能力:2008/11/28(金) 20:05:36 ID:w7Hz0xjU0
>>32
この手のふいんき重視なほのぼの作品はかなり批評しづらいのですが……

「こういう作品なんだからしょうがない」と言えなくもないので難しいのですが、
色々と言葉足らずな印象を受けます。
伏線っぽかったパチュリーの言葉や、チルノが大妖精に抱いた不満点や、チルノがケサランを凍らしてしまったことなど、
そういった、具体的な言葉で説明してほしい点が、雰囲気と流れで流されてしまっている印象です。

チルノの心理の流れや、終盤の「相手に不満をぶちまけてすっきりして仲直り」など、
全体の展開や構成は悪くないと思いますので、
次からは、ちょっとくらいわざとらしくてもいいから、具体的な説明を踏まえた描写がほしいと思います。

以上です。簡単ですが、参考になれば幸いです。

34喉飴と嶺上開花:2008/11/28(金) 23:51:14 ID:/rg1m2xwO
初めまして。
プチの作品集34にある『まほら』の批評お願いします。
一人称が苦手なので、一人称で文章を少しでも長くしようと試みたのですが、全体バランスや雰囲気に違和感があるんじゃろないだろうか、プチに投稿するような作品なのか、などが心残りや疑問が残る作品でして……
あと、この『まほら』程度の文章量では、長さは関係無いらしいですが雰囲気的にも今の創想話に投稿しない方がよろしいでしょうか。

35Angelica:2008/11/29(土) 00:02:15 ID:xrvBXUe60
>33様
返レスありがとうございます!

>この手のふいんき重視なほのぼの作品はかなり批評しづらいのですが……
>「こういう作品なんだからしょうがない」と言えなくもないので難しいのですが

 申し訳ありません。ほのぼの重視だと、つまりはそういう逃げが成立してしまう、
ということですね……雰囲気と言葉のたたみかけで逃げてしまった、という点が反省
すべきところであり、次回以降から留意すべき点である、ということがわかりました。
 ご批評ありがとうございました。参考にさせていただきます!

36名前が無い程度の能力:2008/11/29(土) 23:21:34 ID:rSH4uEno0
>>32

簡単ながら。気になったところを。

・ケセランとパサランの違い
  パサランの場合は、幸福を表現出来ているようでしたが、ケセランの方は…どうなんでしょう。
  私の読みが浅いのか、うまく幸福の表現になってなかった気がしました。
  (チルノの、「冷たさが幸福」という仮説に殉じた、という流れでもいいですが、
   それにしては後の流れがハッピーエンド過ぎないか、と思います)

  幸福のわかりにくさに関してはパチェも作中で触れてますが、せめて、読み手にはズルしてでも
  回答が欲しいところです。


・パチュリーの伏線
  >>33様も仰ってるように、パチュリーが結構な伏線を上げている割にはあまり機能していない印象
  がありました。
  パチュリーが暗示してるのはケセランパサランを飼うことによる悲劇性ですが、そこからラストまでの
  流れが駆け足な気がします。(ここは>>32様も気になっていたようですが)
  特にケセランが逝ってから大ちゃんがチルノを引っ張るシーン。
  大ちゃんが何をしたかったのか、イマイチイメージできませんでした。
  (見せたい物があったのか、仲直りする為の場所に連れて行きたかったのか)

と、よしなし事を書き連ねていくと、


・ケセランパサラン+青い鳥=?
  これに行き着きました。
  >>32様も、
  >いきなりある生物を幻想入りさせたり
  と懸念を表明している通り、どうも……あまり混ざっていない気がしました。私だけかも知れませんが。
  話のメインが明らかにチルノ&大ちゃん(ていうか青(ry)なので、いまいち、ケセランパサランの影が
  薄いような気がしてならないんです。

  それぞれ、要素を混ぜ込んだと言うよりは、単品ごとに来たようなイメージ。
  ぶっちゃけ、持ち主に幸運を与えて壊れる品物であれば、他の物で代用出来たりしませんか?

  もっとケセランパサランならでは(ケセランパサランでなければならない要素)を以て、それに青い鳥の要素を
  うまくリンクさせて書けばしっくりくる気がします。
  これに関しては異論が有るかと思いますので、無視していただいて構いません。
  (申し訳ないですが、『地獄先生ぬ〜ベ〜』も『もっけ』も詳しくない身の上ですので)



後は、細かいところを、

>「よくわかんない。でも前にパチェが言ってた通り、ケサランはちゃんと可愛がったつもりだよ」
 
過去形なので死んだのかとビビリました。
後の流れにも響いてくるので、変えた方が良いのでは、と。


>大ちゃんの手のあかぎれが、少しずつ引いて、元の肌色に戻った。彼女は放心したように、 
>ゆっくりと手を放し、ぺたりと座りこむ。

はい、気持ちは分かります。
確かに大ちゃんに変えると、歯切れの悪い文章になりますよね。

でもここで"彼女"って呼び名はないだろ、というのが正直な気持ち。
ここまでずっと"大ちゃん"って呼んでたんだから、ずっと"大ちゃん"で貫いて欲しい。だめ?
"大ちゃん"で自然な流れになるよう、文章の構成を練り直して欲しいです。


こんな所で。参考程度にでもなれば幸いです。

37名前が無い程度の能力:2008/11/30(日) 19:30:20 ID:IU7qkObc0
>>34
ここはSSの実力向上を目指すスレなのでそれ以外を質問されても困ります。
投稿はルールさえ守っているならお好みでいいかと。
てことで、読んできました。たいしたことは言えませんがご容赦を。

>一人称で文章量を増やしてみたが、全体のバランスや雰囲気に違和感がないかという懸念

文量を増やしたことがどう影響しているのかわかりませんが、ストーリーの核がぼやけているように感じます。
そう感じるのはおそらく必要な文が足りていないからだと思います。急ぎすぎ、という言い方をする人もいるかもしれません。
特に椛のキャラクター描写がほとんどないせいで妙に性格が掴みにくくそこら辺に違和感を感じるといえば感じました。

評:
あまり百合、甘めにしなかったと言われているとおりの印象を受けました。
ただ、それでも射命丸のインタビューを省略したのはもったいない感じがします。
あそこで射命丸の意図をはっきりさせれば、もうちょっと話は引き締まったのではないかと思いました。

蛇足:
「フォーチュンクエスト」というラノベがあります。
この本は一人称のお手本として昔は定番中の定番でしたので、何冊か読んでみてもいいんではないでしょうか。
(この作者の一人称であればどれでもいいですが。……今はなにが定番になってんだろう)


いじょー。

3837:2008/11/30(日) 20:06:07 ID:IU7qkObc0
投稿してから評のところの射命丸の意図云々が言葉足らずだったことに気づいた。すみません・・・・・・。
射命丸が突然椛を訪ねたのが本当に異変の取材をしたいだけだったのか、
それとも取材にかこつけて椛に会いに来たのか、
また別の理由からか等々そういう表現も取材では可能なのでちょっともったいなく感じたというわけです。
射命丸が取材にかこつけて椛に会いにきただけなら、
椛を狙う射命丸と自分が狙われていることに気づかない椛の形にもっていけますし、
異変のときにちゃんと仕事したのかどうかを確かめに来たのであれば緊張感ある会話になります。
で、そこをざっくりいったのは、なんかもったいないなーとそういうことですorz

39喉飴と嶺上開花:2008/12/01(月) 00:06:09 ID:Z7uRHU0wO
>>38
至らない部分や展開の急ぎすぎなどは今後の参考にさせて頂きます。
描写を増やし、捉えやすくするのも改善すべく努力します。
本当にありがとうございました。

40Angelica:2008/12/01(月) 00:53:23 ID:ih96VZcc0
>>36様
 色々と、自分でも意図していないところに穴があったり、何気なく書いたところが
ある意味で致命的な誤字(「彼女」や過去形のところなど)であることにも気付かされました。
 特に「彼女」の部分など、自分でも「なにやってんだよ、本当に……」とため息をついて
しまいました(情けない……)。
 また、
>私の読みが浅いのか、うまく幸福の表現になってなかった気がしました。
 とのことですが、自分(作者)でも読み返してみて、それ(うまく幸福が表現できていないこと)
を痛感しました。
 チルノに楽しい気持ちを与え続けていたケサランが、チルノ自身の能力によって
壊されてしまう、そこに残酷性と悲劇性を感じ取ってもらえるかもしれない、と意図していた部分ですが、
これだと、後のハッピーエンドではチルノがひどく薄情に見えてしまう。これでは、読者の方どころか、
チルノに対しても非常に失礼であると、深く反省しております。
 ここで明らかになった弱点をふまえ、次回以降の創作に活かしたいと思います。
 細かいご批評ありがとうございます。とても参考になりました。

41名前が無い程度の能力:2008/12/09(火) 20:04:00 ID:7MDCYU3U0
ここで訊くべきなのか解らないのですが質問させてください。
効率よく短編のアイデアを出す方法などないでしょうか。または組み立てる方法は無いでしょうか。
10〜30ページ(400文字詰め原稿用紙、もといワード換算)くらいでまとまった作品が書きたいのですが、
いざ設定を出してみると明らかに長編向けになってしまい、実際に書いてみても120ページくらいになった記憶があります。
しかも長編を書くのはパワーがいりますから、プロットの段階でボツになったり、いざ書いてみるとへたってしまって半分でダウンするケースも珍しくありません。
今の自分にそのスタミナがないことも解っています(なくても書きたいので短編にしようという浅はかな考えです……)。
短編と長編では構成も書き方も根本から違うことは理解できます。ですが、どうネタをだしてみても長編になってしまうのです。
これを長編脳と言ってしまうのは簡単ですが、正直困っています。
そんなわけで長編が多くなり、もう10ヶ月ほどまともな物を完成させていません。
できることならば、また東方のSSが書きたいので、どなたかご指導などいただけると幸いです。

42名前が無い程度の能力:2008/12/09(火) 21:01:55 ID:yEV6vdN20
速攻性がありそうなのは、テーマ設定かも。
抽象度が高い言葉を芯にして書けば、短編っぽくなるような気がする。

43名前が無い程度の能力:2008/12/09(火) 21:23:41 ID:zAEKOQ260
>41
まず、何を書きたいのかをはっきりさせることかと思います。
例えば、早苗さんにセクハラがしたいのであれば、それが全てです。
脇で神奈子様がカレーを食おうが、諏訪子様がバンジージャンプしてようが、
それらは全て本来必要ないものなのです。
また、どうしても長編になってしまうということですが、その場合、最初思いついた
プロットにあれこれと追加して風呂敷が広くなっていないでしょうか。
たいていの場合、風呂敷を広げる方向のネタは罠です。必要ありません。
本当に必要なネタは、話を収束させるものです。
今まで登場人物が5人必要だったところが、2人にできる。
ある一つの事柄を説明するのに、100行使ってたところが10行で済む。
そういうのが『良い』ネタです。
また、描写は細かくしなければならない、というのはたいてい思い込みです。まやかしです。
10行使っていた描写が、的確な一語で済むなら、その方が良いのです。

それらを踏まえた上で、短編にできそうなネタというのは、私が思うに次のようなものです。
・描写を濃くするなら、作中時間は短く。
 緩やかならタイムスケール長めでも構いません。
 ただし、ヤマなしオチなしになりがちなので注意。
・読者の頭を使わせる設定は避ける。
 なるだけ、ごくありふれた日常からネタを拾った方が良いです。
・インパクト命。
 一発ネタです。ひらめきです。絵にしてわかりやすいほど良いです。

以上、参考になれば幸いです。

44名前が無い程度の能力:2008/12/09(火) 22:13:46 ID:7MDCYU3U0
>>42
ありがとうございます。なるほど、テーマ設定ですか。
自分の場合、解りやすいストーリーありきなので、抽象的なものはあまり取り入れない傾向にありますね……。
やはり短編だと速攻性が必要なので、頑張ってみようと思います。

>>43
ありがとうございます。確かに、実際の伝えたいことがあれば、それ以外は必要ありませんね。
どうしても長編になってしまう理由なのですが、
例えば伝えたいことを表現する手段としてAという事柄があったとして、それを説明するためにBが必要になり、
さらにCが、しまいにはAとCの整合性を取るためにDが、といった具合に増える傾向にあります。
削れるところは必死に削るのですが、話が破綻するほどには削れません。
そのため無尽蔵に余計なものが増えることはないのですが、どうしてもある程度はボリュームがかさんでしまうのは否めません。
やはり、ご指摘頂いたとおり、描写が細かすぎるのが原因かもしれません……。
簡単に書けば10行も掛からないで終わるところを、100行くらいかけている自覚はあります。
ネタがかさむというか、描写が細かすぎるのでしょう……。『文章がくどい』と度々指摘されたこともあります。
空白の景色を作らず、誰が読んでも頭の中でオリジナル(私の頭の中)と同じ景色、情景描写が構築できることを最上としてきました。
結果、読者の方が頭で構築する際の負担は大きいものになっているだろうことは予測できます(固定されたものを流し込んでいるので

インパクトとかは……一番苦手な分野です。一発ネタも……。なので長編に逃げてるのかもしれませんね。

テストの意味も込めて、次は限りなく簡潔に、描写も最低限のもので試してみようと思います。
テーマも解りやすく簡潔にすれば、読みやすくなることは間違いないですね。……きっと。

45名前が無い程度の能力:2008/12/10(水) 17:58:25 ID:H47UmKTs0
あくまで登場人物が注目してる部分に描写を限っていくと良いんじゃないかなあ。
話に関わらない部分まで書き込むと話の中心まで風景に埋まっちゃうと思う。
漫画とかだとキャラのドアップしか映ってなくても、前のコマと集中線でダッシュしてるんだとかわかるじゃない。

46比目夢:2008/12/10(水) 18:01:01 ID:zVFVSctY0
はじめまして、比目夢です。よろしくお願いします。

創想話最新作品集にある「人妖の楽園」を見て頂けないでしょうか。
物語を書くのが初めてでして、どこが良くないのかキツめで指摘して下さるとうれしいです。

47名前が無い程度の能力:2008/12/10(水) 18:21:42 ID:EJPmUHPM0
分けて批評してみようかな。丁寧語省略です。

文章について。
悪くないしむしろいいんだが、創想話の読者として推定すべきは、たぶんラノベ世代。
もっと言えば読者は中学生ぐらいだと思って書くべきだろう。大ざっぱにはそう捉えておけばとりあえず問題は少ない。
で、本文を見ると。
ちょっと小難しく書きすぎてないか。雰囲気出すためとはいえ少々やりすぎ。
三行目の『唯』は開いたほうがいいだろう。『此処』とかも開いたほうがいいだろう。
漢字よりもひらがなで書かれてあったほうがよかったところも多いと思う。

ストーリーについては、葛藤がないため面白味にかける。これはこれでひとつの完結した世界の提示なのだろうが、
だからどうしたという感じがする。
要するに独り言を延々と聞かせられている感じ。訴えてくるものはぜんぜんなし。テーマ性に欠ける。
風景画を見ているようで、なるほど綺麗ではあるのだろうけれど、やっぱり渋すぎる感じ。
受けがよさそうなという言い方はあまりしたくないが、一番てっとり早いのは、キャラクターどうしのかけあいだろう。
別にイチャイチャしてるだけじゃなくてもいい。それこそ哲学を戦わせてみたりしてもいい。
少なくともなにかコミュニケーションがあればそれだけで読みやすくなると思う。
文章力はありそうなのでまちがいない。

構成。
ちょっと不明。風景画としての綺麗さはあったけれど、一気に情景が流れていくので、構成らしき構成が見当たらなかった。
これはプロットを書くほどの物語ではなかったと考えることもできるので、今回は特に指摘しない。

えらそうに書いたけど、俺もまた発展途上なんで、そこんとこよろしく。

48名前が無い程度の能力:2008/12/10(水) 21:56:02 ID:XXq2USIE0
創想話の読者に読んでもらうために書いているのか。
自分の技量を磨くために書いているのか。

前者ならある程度読者に妥協した文体(ライトノベルのように砕けた文体)
などを心がけなくてはいけない。
読者に媚を売ってしまう部分が出てくるのも目をつぶらねばならない。

後者なら自分の赴くままに書けばいい。
ただし評価はある程度低くなることを覚悟のうえで。

49比目夢:2008/12/10(水) 22:56:59 ID:fcAIqM.Q0
>>47-48
批評ありがとうございます!
小難しい文体……確かにそうですねぇ。自分で書いた文を他の人に見て感想を言ってもらうことがあまりないので指摘されて、よく分かりました。ストーリーというか中身に関しては私の心象そのままでして、最後まで読ませられるかなぁと悩んでました。「風景画」「独り言」まさにその指摘通りですね。改めて読んでみると読者が意識の外にあったかもしれません。批評の頭にあったように読者に対して意識が低くかったようです。

読んでもらう為か腕を磨く為に書くのか……創想話で多くの作品を読ませて頂きましたし、投稿する以上、読者に読んでもらいたいというのが本音です。人の目に触れるのだから読者への意識が必要と強く思いました。

拙い文を読んでさらに批評まで下さり、本当にありがとうございます!

50名前が無い程度の能力:2008/12/11(木) 01:54:24 ID:9qFE7/cE0
>>46
簡単に思ったことを。と言ってもほとんど>>47さんと同意見ですが。

きっとこれ最後まで読んでくれた人は少ないと思う。
点数が低いのは面白くなかったんじゃなくて、途中で読むのを止めた人が続出したから。
この作品は雰囲気SSの悪い例だと思うのよ。

一文だけを見れば悪くない。でも文と文の繋がりを見るとぎくしゃくとしてる感じ。
何となく口当たりの良い言葉を並べてみました、という域を出てないんじゃないかなぁ。
>>47にあるように一枚絵に近いから、文章が流れていかないんですよね。
こっちの風景はこうでした。向こうの風景はこうでした。で終わってる。
雰囲気SSや哲学を盛り込んだSSの失敗例ってのが、キャラが延々と思考しーの、風景を延々と描写しーので終わってるから。
物語にヤマがなくオチもなく、結果としてイミも無かったという。
そういうのってプロローグとしてしか使えない部分で、プロローグにしたって読者は「面倒くさそうだな」って思って逃げていく。

例えばこれが、何か動くものと一緒に流れていく思考だったら全く違うと思うのですよ。
人妖の楽園ってことなので、テーマを「幻想郷について主人公が思いを巡らすSS」とする。
最初の節、冬や妖怪について語っているのを、里の人が雪かきをしている場面を作ってやって、
それを眺めている主人公を描写してやれば「なにいきなり物思いに耽ってるわけ?」という疑問が無くなる。
『雪かき→人間は大変そうだなぁ→妖怪はそんなことしない→妖怪とは云々』
一例ですが、こういう流れを作ってやるだけで読者は物語として受け入れてくれると思います。

二つ目の節。
これ、話に必要ですかね?
なんであったのかちょっとわかりませんでした。

三つ目。
守矢神社が出てくるのは良いのですが、折角舞台を用意したのだからやはり何かイベントが欲しい。
例えば早苗さんが雪かきをしている姿を見て、一つ目の節でやった思考の続きをさせるのでも良い。
一節目が起、ここが承って感じにして良かったと思う。
一節目で人間と妖怪について語ったのだから、次は信仰って具合。

最後。
何もない無縁塚の描写。
正直ここで転結をやれって言ってもどうしようもないので、結だけのヤマなしSSにしてしまうしか……。
私が無理矢理話を膨らませるなら、六十年に一度の幻想を主人公以外のキャラも眺めるという形に。
例えば、二節目の空の博麗神社を伏線にして、霊夢を登場させるとか。
「なんでここにいるの?」→「神社の蔵を漁ってたら今日ここで良いことがあるって書いてあった」
として、二人で最後の思考をさせるって感じに。


まとめると、物語が欲しい。掛け合いが欲しい。動きが欲しい。
その中にキャラの思考や哲学を埋めていって、物語と哲学の両立を図って欲しかった。って感じです。
と簡単に言うようですが、それが難しいんですけどねー……。
ではこのへんで。何か参考になれば幸いです。

51神谷:2008/12/11(木) 18:30:03 ID:4EvmjsiE0
初めまして。

最新作品集にある「秋姉妹の恩返し」の批評をお願いします。
何分初SSなので欠点ばかりだと思いますが、
次の作品の糧にしたいと思いますので、ご指摘お願いします。

52比目夢:2008/12/11(木) 18:51:10 ID:1AcKLvqE0
>>50
レスありがとうございます。
掛け合いについては、本当は入れるか入れまいか、かなり悩んだのです。入れた方が物語性ができてよいのではないかと終始思っていました。結局、掛け合いを意図的に排除し他のキャラは出さないで一人だけで進めた方がキャラの考えがわかりやすいと思ったのですがまったくの逆で不自然になってしまったようです。物語性なしに読ませるのは普通に書くより難しいんですね。本来は指摘にあった通り雪かきしている霊夢に会うところから初めるつもりだったんです。今言っても変でしょうけど。霊夢をださなかったので変なまま残ってしまいました。これなら無かったほうが良かったですね。キャラ単独で話をつくるのがいかに難しいか痛感しました。耳に痛い指摘が多いですがそうして下さいと言った訳ですし、わざわざそんな作品を読んで頂いて非常に感謝しております。

批評ありがとうございます!

53名前が無い程度の能力:2008/12/11(木) 20:11:59 ID:8UevbwRs0
>>読者は中学生ぐらい
Oh! holy shit! 俺と一回りも違うじゃねえか……

54名前が無い程度の能力:2008/12/11(木) 22:22:31 ID:sRoEm5Lg0
よお、また俺だ。中学生程度と表現してしまった俺だよ。俺俺。
婆ちゃん。俺。年齢的な意味とは限らんがな。
さすがに言いすぎだったかもしれん。

で、「秋姉妹の恩返し」読んだわけだが。
初めてにしてはものすごくうまいな。丁寧に書きこまれていて疎漏がない。
ただ、なんだろうな。視点が高すぎないか?
二次創作っていうのは結局のところキャラへの愛情みたいなもんで支えられているところも大きいから、
もっとべったり早苗視点に寄ってもいい。あと秋穣子視点は削っていいと思うぞ。
早苗のほうがドラマツルギー的には適している。
で、視点についてだが、なにが悪いかというと視点の高度だよ。
はるか高みから見下ろしている感じがしてな、どうも事務的な口調になっている。
公文書じゃないんだからもっと体温や吐息や匂いを感じさせてもいいんじゃないか。
もちろん非ネチョ的な意味でだけどな。
要するに遊びの文章をもう少しいれてみてもいいと思うんだ。早苗さんみたいに行儀のよすぎる文章で見てて飽きてきたからな。
途中でクスリと笑わせる程度なら別に雰囲気を壊したりはしないはず。
とりあえず今の五倍の長さを書いてみたらどうかというのが、今の俺に言える最善の手。

丁寧語略でお送りしました。

55神谷:2008/12/12(金) 00:23:57 ID:ftJRa4UU0
>>54
さっそくのご批評ありがとうございます。

なるほど、なにぶん初めてのSSなもので、物語を成立させよう、
読者にストーリーを理解してもらおうという気持ちばかりがはやりまして、
面白くしよう、楽しんでもらおうって部分が足りなかったということが分かりました。

最初はもっと長かったんですが、ごちゃごちゃし過ぎて話がぶれてしまったので、
削っていってあの形になってしまいましたが、確かに味もそっけもない愛想のない文章になってしまったなと。

次回の作品ではもっと読者に楽しんでもらえるような、面白さのある話を遊びを組み込んでいこうと思います。
大変参考になりました。ありがとうございます。

56過酸化水素ストリキニーネ:2008/12/14(日) 01:18:29 ID:D0lBiw.k0
最新作品集の「Fragment」の批評をお願いします
テーマはすれ違い
心に響くような話筋になればと思って書き上げました
宜しくお願い致します

57深城そらえ:2008/12/14(日) 13:00:56 ID:45t3IuMs0
はじめまして
創想話最新作品集「らぶれたーが破レター」
創想話作品集63「舐めて触って抱いて壊して」
のうちお好きな方、可能でしたら両方の批評をお願いします。

心情の描写や、シナリオの起伏に不安があるので、
それを含めてアドバイスいただけると嬉しいです。

58名前が無い程度の能力:2008/12/15(月) 00:18:52 ID:6KrT3pFs0
>>56
読みました。
すれ違いの描写については、特に突っ込むところはありませんでした。
こいしの心の動きについては、よく描写されていると思います。
ですが、どうにも気になるのは過去の事情です。
あえて明確に書いていないのかとは思いますが、こいしが心を閉ざす
原因であり、姉妹がすれ違う原因でもあるのに、そこを書かなくて
どうするのかと。
そのあたりがどうも据わりが悪くて、こいしが思い悩むところに
今ひとつのめり込めませんでした。
オリ設定を出す場合は、説得力がないと読者が置いてきぼりになる
のです。そのへん、思い切ってもっとごりごり書いて欲しいなあ、と。

以上、参考になれば幸いです。

59まや:2008/12/15(月) 09:16:42 ID:9WDTcAXU0
はじめまして。
最新作品集「真剣」の批評をお願いします。
熱い話になるようにと思って書き上げました。
その辺りの点も含めて批評して頂けると嬉しいです。

60名前が無い程度の能力:2008/12/15(月) 14:49:55 ID:kKSJVnFI0
>>59
読んでみたので批評をば

まず話が急、と言うより足りない気がします。
起承転結の転から始まっている感じでしょうか……
熱い展開へもっていきたければ、その前の準備が肝心です。
例えば、読者が幽々子に死んで欲しくない、と感情移入できるような展開。妖夢の葛藤。妖忌の考え。紫の立ち位置。
急に幽々子が死ぬ、と言われても、対岸の火事のことのように聞こえてしまいます。
それを防ぐためにも、もっと以前の、例えば幽々子が元気なときからの登場人物各々の絡みが欲しかったです。

それと、やりたいことが多すぎる気がします。
あの分量の中に幽々子の死と、妖夢の葛藤というテーマは重たすぎます。
この二つを入れるならば相当文章の量が必要です。
これを解決するためにもやはり展開の積み重ねが大切でしょう。


上手く言葉に出来ているか少し不安ですが、以上、参考にして頂けたらと。

61過酸化水素ストリキニーネ:2008/12/15(月) 17:09:06 ID:UzXyMVuA0
>>58
批評ありがとうございます。

ふたりの過去、つまりは私の捏造部分ですが、もちろん私の中ではきっちりとした構想はできているものの、
それを全面に出すとなるとどうしてもグロテスクな描写やきわどい表現が一部含まれており、
それによって読んでいる方々が不快な思いをされるのではないか、と思い、明確には描写しませんでした。
断片的にあちらこちらと偏在させてどうにか伝わらないものか、とぼかした書き方をしたのですが、やはりとっつきにくくなってしまったのが反省点です。
それでもできる方なら上手く表現してみせる筈。表現力の無さにため息がこぼれます。
私はあまりに未熟です。
それを再確認できて良かった。あなたのおかげです。
本当にありがとうございました。

62まや:2008/12/15(月) 21:30:12 ID:9WDTcAXU0
>>60
ありがとうございます。
気持ちが先走ってしまい前振りが抜けていた、ということが冷静になって振り返ってみるとありました。
大事な部分だけを捉えることばかり考えていました。
それと、やろうとしていることが多かったでしたか。
例えばバトルシーンも物足りない感がありましたし、やはり、そういうことなのですね。
次はもう少しやりたいことを抑えて、テーマを軽いものにして書いていこうと思います。
批評ありがとうございました。

63柚季:2008/12/15(月) 21:36:00 ID:irgOnWQM0
初めまして。最新作品集の「六色と紅の花」の批評をお願いします。
紅魔館の面々が、咲夜さんを大切に思っている様子が伝わるような作品にしたいと思い、書きました。
描写不足な点や未熟な点などのご指摘をお願いします。

64名前が無い程度の能力:2008/12/15(月) 22:00:42 ID:QEZeG..Y0
>>57
「らぶれたーが破レター」読みました。
気づいたところを簡単に、しかできませんがご容赦を。

シナリオの起伏とのことでしたが、最後のオチで笑ったのでちゃんとできていると思います。
心理描写も、パチュリーが魔理沙を好きになる理由やきっかけは丁寧に探しているのに
魔理沙が自分を好きになったことに対して一片の疑いも持ってないのが気になったと言えばなりましたが
このオチならパチュリーが勘違いさえしてくれていればいいですし、ちゃんと書けていたと思います。
最後まで読ませられるなら狙いは上手くいくんじゃないでしょうか。

ただ問題はその最後まで読ませることができるか、という部分で、
少々文章が雑すぎるので厳しいのではと感じました。
例えば、本文一行目。
「私は手元の便せんを見下ろすと、そこに書かれた言葉に思わず笑みがこぼれる。」
時制と人称と視点がねじれてるせいで文が妙に読みにくいです。
「手元の便せんを見た私は、書かれた言葉に笑みをこぼす。」
てな感じにするとどうでしょうか。同じ文意でもずっとすっきりします。
本文三行目でも、
「大げさすぎるほど思いっきり大きな動作で」
同じような意味の修飾が三つ使ってます。
一行目が一人称なので「思いっきり」だけにしてみてもいいと思うのですがどうでしょう。

全体的に、説明文をあたかもパチュリーの思考のように混ぜていたり
「大げさすぎるほど思いっきり大きな動作で」のように書きすぎていたり、
決め打ちならぬ決め書き、手癖で書いているような奇妙な文章がかなり見受けられます。
全体的にどこか読みにくいのはこういうところのせいだと思います。
文法やら視点やら人称は細かいといえば細かい部分なのですが、
そこを雑にしてしまうと読み手に負担を掛けて最後まで読ませる気力を奪ってしまうので次は注意してみてくださいな。


いじょうー。

65深城そらえ:2008/12/16(火) 16:54:26 ID:tzOHwfdg0
>>64
ご意見ありがとうございます。
大枠を気にしすぎて、確かに一文一文の構造を疎かにしてしまっていたかもしれません。
視点や文のねじれなどに注意して、読みやすい文を書けるよう心がけてみます。

ご批評ありがとうございました。

6664:2008/12/16(火) 23:11:01 ID:1Vzy.HUo0
>>65
文がねじれてるとかいいつつ、自分の文も読み返してみればえらいひどいもんですがそこはどうかご勘弁を……ごふ。

67名前が無い程度の能力:2008/12/19(金) 15:15:27 ID:WGDstTfc0
>>63
読みました。
上手い批評はできませんのでそこは他の方にお任せして、感じたことをつらつらと。

ストーリーは特にいうことはないかと。個人的にはよかったです。
演出部分で気になったのは二点。
一つは、最初のパチュリーの相手がレミリアではなくフランドールだったところ。
一人称ですから視点主が誰なのかをなるべく早く読み手に知らせるのが真っ当で、
意図的ではなかったかもしれませんがレミリアだと思ってたら実はフランドールだった、
みたいな読み手に強烈に負担を掛けるものは仕込まないほうが無難です
(パチュリーと対等に会話してたら普通レミリアだと思いますし……)。
もう一点は、クライマックスでの味気なさです。
スターダストでもそうなのですが、準備万端にしておきながら、ここぞという場所が上手く書けていないのでものすごくもったいないです。
SSでのクライマックスは、フランドールを慰める咲夜という形でフランドールも咲夜が好きですといったものでしたが、
例えば、美鈴の花壇の見立てを知らない咲夜が、贈られた花壇の花を大切にすると言う場面をクライマックスに持っていく等々、
まだまだ強烈に訴えかけることができるはずです。
こういうところは腕の見せ所なので次回がんがってみてください。

文体のあれこれ。
一人称の中に三人称が混じっていたり、三人称の中に一人称が混じっているようなへんてこな文が見受けられます。
まるで一人称と三人称、二つのうち書けるほうをその都度その都度都合よく切り替えてるような文です。
ただ、上手く書けているところは書けていますし、他のSSを見たところちゃんとできているようなので、
あまり気にしなくていいかもしれません。読んでる方としてはちょっと気になった、程度で考えてもらえれば。


以上。
たいしたこと言えませんでしたが、ご容赦を。

68柚季:2008/12/19(金) 23:09:10 ID:g0tt7Fy.0
>>67
批評をありがとうございます。

冒頭の視点主が誰なのか分かりにくくなっていたというのは、自分で全く気付いていなかったのでご意見を頂けて嬉しいです。
自分の頭の中だけで完結していてしまっていて、読者に分かりやすい表現にするということをすっかり失念していました。
ラストが味気ないというのは、実は自覚はしていて個人的にあのssで気に入らない部分なのですが、
悲しいかな、もっと納得のいく作りに出来なかったのは、私の力不足以外の何者でもないです。
指摘を頂いたということは、やはりそこは読者の目から見ても未熟な点だったということですね。
もっと精進したいなと思います。

文体については、恥ずかしながら何も言い訳出来ません。
構成云々もそうですが、まずは文章を正しく書けるようになりたいと思います。

ご意見、本当にありがとうございました。

69三文字:2008/12/19(金) 23:15:47 ID:vkBXXFEw0
お久しぶりです。
作品集64の
「喋れないってことと小さいってことは不便だねっ! 」
の批評をお願いします。
どうにも展開が冗長になり、だらだらとした作品になってしまいました。
神様視点やらキャラの視点やらが混じった文章ですが、よろしくお願いします。

70更待酉 ◆xxGt0Ug3Dk:2008/12/20(土) 00:08:32 ID:RpuCkekk0
某スレのパルい空気に流されてやってきました今晩は、久方ぶり。

早速ですが批判をお願いします。
作品は作品集64「恋の行く末」です。

随分久しい投稿&執筆だったわけですが、一人称で進める物語りに不安が残ります。
主に霖之助と魔理沙の心の動き方が伝われば良いのですが。

71名前が無い程度の能力:2008/12/21(日) 23:31:59 ID:jpXjiE9s0
ちょっと時間が無いので俺は批評できんが、
他の人に期待する意味で、とりあえずageておくとしよう。

72名前が無い程度の能力:2008/12/21(日) 23:40:19 ID:PDzGZ49.0
>>70
読みました。
スレの流れも見てたので、熱が完全に冷めないうちに簡単に。
続き物ですが、恋の行方だけでご勘弁を。

罫線(──)の多用、冗長、メリハリがない、文が荒れている、が問題点だと感じました。
罫線は全部削除し、冗長、メリハリがない、文が荒れている、は書くべき事と省略できる事の取捨選択をすれば解決できると思います。

ストーリーについて。
キャラが動いてストーリーを作るのではなく、ストーリーがキャラを動かしているような印象を受けました。
魔理沙が風邪を引いたところなどは特に感じます。
話の核は、
人間種族の恋人を病でなくしたことがトラウマとなり、
人間種族とはあまり関わらないと決めたこーりんがトラウマを乗り越える話、だと考えます。
そうみたとき、人間種族の、多少思うところのある魔理沙が病気になるというトラウマを思い出させる出来事は
こーりんにとっては魔理沙や紫に言い寄られるよりも危機的状況であるはずです。
だというのに「魔理沙の容体はどうなんだい」「そうか、命に別状が無いのは安心した」
だけというのは、親しい人間種族を失うことの辛さに絶望した者の言葉とは思えませんでした。
そういった部分が、どうもストーリーがキャラを動かしている感じを受け、
トラウマを乗り越えようとするこーりんの話なのにテーマに上手く焦点当てられていないと感じさせます。
長いSSを書けると言うことは地力はあるということですし、
一度テーマからぶれない過不足ないストーリー作りを目指してがんがってみてもいいんじゃないかと思いました。
(あと人称とかそういう細かい技術は一定レベルを超えない限り点数に結びつかないから、気にしなくてもいいかと。)

以上。

73Spheniscidae:2008/12/23(火) 00:42:33 ID:kpG6obm.0
再びお目にかかります。Spheniscidaeです。
今作品集にある拙作『闇在光之所照』の批評をお願いしたく思います。

実は、「公式設定を読みなおした方がよいのではないか?」とコメントされたのですが、
到らない私には、公式設定と食い違う部分を見いだせませんでした。
どちらが、公式設定と食い違ったと思わせてしまったのでしょうか?
その部分も批評と合わせて指摘していただきたいと思います。

74名前が無い程度の能力:2008/12/23(火) 01:01:50 ID:YH91Cqvk0
真正面から食い違ってるわけじゃなくて、
霊夢の持ってるトータルイメージとのズレが
気に食わなかったんだろう。
でもああいう経緯を辿ることそのものが書きたかったんだろうから、
しようがないと思ってあきらめるしかないだろうな。

75名前が無い程度の能力:2008/12/23(火) 04:21:24 ID:CIVD9yXA0
>>73
1.霊夢=インチキ紛いのスペルカードと機転でどんな場合も切り抜けるってことになってるから
  霊夢ならどんな条件でも、何だかんだ言って最後は切り抜けられそうなイメージ。
2.死肉を食らうなんて相当グロいから、いっそのこともっとえげつなくした方が良かったかも。

3.これが一番気になったけど、体調不良だけではまるで精神的には健康みたいに思えてしまう。
  1.とかぶってるけど、霊夢が負けるなら霊夢の方から自分でやられにいかないと、理屈に合わない。
  そのためには霊夢が精神的に異常なぐらいじゃないとおかしい。
  霊夢は何でも天衣無縫にいなしてしまって、どんなことでも根に持ったりしないし、いつでも飄々としている気がする。
  霊夢に限らず全員そうだけど、それが違和感の原因。
  ということは、霊夢が人と自分を比べる、あるいは突然脈絡なく自分の存在に疑問を持つようになる、または
  いきなり徐々に気が狂ってきて、ルーミアが何かしら衝撃的なことを言って、霊夢は完全に生きる気力をなくす、
  みたいだと説得力があるんじゃないかな。
  幻想郷の妖怪がどんなものかの解釈は人によって違うだろうし、ルーミアが霊夢を(ネタバレ という箇所については
  何も言わない。でも自分のイメージとは違うな。
  この話を完璧にしようとしたらルーミアの言うことが完璧に説得力のある内容のものじゃないといけなくなるし、
  それってかなり難しいと思うよ。一体全体どんなことをいったのかってことになる。

76名前が無い程度の能力:2008/12/23(火) 06:14:34 ID:wCmelXBo0
>>73
読みました。
この手のものは早く解決しないと気持ち悪いと思うので。

設定云々のコメントは、

・もこーが永遠亭への案内をはじめたぐらいには、
すでに人が妖怪に襲われることはほとんどなくなった上に妖怪と人が交流を持つようになっている。(求聞史記:独白)

・食人妖怪には、妖怪の食料係によって人間が供給されている。(求聞史記:博麗霊夢の吸血鬼異変の項)

・博麗の巫女が最強なのではなく、博麗の巫女を殺すと幻想郷が崩壊するため、手を出せない。(求聞史記:博麗霊夢)

・博麗の巫女さえ生きているなら、どんな能力を持っている者が現れても幻想郷は問題ない。
そもそも幻想郷には無敵(敵になれるものがいない)能力を持っている者が多数いるが問題は起こっていない。(私見)

・霊夢の性格は自由奔放で、物事には固執せず捕らわれず、
さらに、腹が立ったら手がでてるタイプだから、あんなに深く悩むことはない、あんなことで悩まない。(私見)

という理由のどれかから出たのだと思いました。


SSの批評を簡単に。

このストーリーにおける霊夢の認識の推移は、

幻想郷を護る博麗の巫女は、異変を起こした人妖に罰を与える最強の存在である。

最強ではない自分は博麗の巫女であり続けることはできず、かといって自分個人に価値を見出すことができなかった。

だと思うのですが、その推移の方法に問題があるように思えます。

どういうことかというと、
幻想郷を護る〜と同じ意味の文が、言葉を変え言い回しを変えてはいますが繰り返して現れ
読み手に強い徒労感を感じさせるような作りになっています。
文体そのものは少々独りよがりの感じが強いですが書けているので、
次回はそういう同じ説明を繰り返していないかに注意してがんがってみてください。

以上

77名前が無い程度の能力:2008/12/23(火) 06:57:35 ID:wCmelXBo0
>>69
読みました。簡単にー。

魔理沙の喉周りが小さくなるよりは魔力のせいで声が出なくなるほうがいいかな、と感じたことと、
念願かなったパチュリーを神社に連れていってもよかったのに、と思った以外は言うことなしです。
この手の、がんがんネタを出していくギャグもんは、一度でも笑わせられれば勝ちで、
一連の「むぅぅぅきゅぅぅぅぅぅん」でつい笑ってしまったので文句をつけられません。
小ネタをあれだけ挟めば冗長になるしぐだぐだになるのは仕方なく、また、このSSではそうでなければいけない気もしています。
スレイヤーズ(ギャグ系ラノベ)の作者は、
月刊誌掲載の最終行で「お前は実はワシの孫だったのじゃ」とストーリーの上での驚愕の事実を示し
次号の月刊誌の一行目で「うっそぴょーん!」とのたいまいました。商業誌であるのにもかかわらず。
そのときに、もはや笑いは技術がどうとかいうレベルではないと思い知りました。
次回もがんがってください。


あ。あと歌詞をまんま書くのはやめたほうがいいかもしれません。
以上ー。

78名前が無い程度の能力:2008/12/23(火) 11:49:02 ID:wCmelXBo0
>>77に付け加え。ちょっと説明不足のような気がして。
>魔理沙の喉周りが小さくなるよりは魔力のせいで声が出なくなるほうがいいかな
と書いたのは理由があって、喉の奥が小さくなって声がでないってことは、つまってるんじゃないの? と普通に思ったからだったりします。
どこか小さくなる必要はあるんだけど、これだと窒息してて死にそうだなあ、と。

79三文字:2008/12/23(火) 22:07:06 ID:qW6vPNig0
>>77
グダグダでもいいという御言葉に、ちょっと目から鱗玉。
喉のところは描いてる途中で気にはなったのですが、まあギャグだから問題ないベ、と思ったり。
妙な複線は仕込むものじゃないですね。
歌詞は微妙に変えてあるんで大丈夫かなと思ったけど、やっぱり不味かったかぁ。
以後注意します。

とにかく批評ありがとうございました。

80名前が無い程度の能力:2008/12/24(水) 01:35:53 ID:F4XM8JuM0
縦書きの小説とかで

「つまりだな……」山田は言って、振り返る。「お前らのやってることは全部お見通しだ!」

みたく「」と「」の間に地の文があったりすることがありますが
横書きの場合、こういう手法はどうなんでしょう
見難いのでしょうか

81名前が無い程度の能力:2008/12/24(水) 02:44:01 ID:am9Nlpww0
「つまりだな……」
そう言って山田は、振り返った。
「お前らのやってることは全部お見通しだ!」

みたいな感じにすればいいんではないかと。
違っていたら申し訳ない。

82名前が無い程度の能力:2008/12/24(水) 02:49:30 ID:F4XM8JuM0
>>81
いえ、分けるのではなくそのままの状態で書くのは、横書きの文章として大丈夫なのかな、と思ったのです
最初の「」部分が短いので、行を節約と言うか、短く済ませるに有効じゃないだろうかと感じるのですけど…
やっぱり読みづらくなるでしょうか

83名前が無い程度の能力:2008/12/24(水) 03:06:05 ID:UiiO2ylU0
別に間違いではない。
手法としては有効な場合もある。

>最初の「」部分が短いので、行を節約と言うか、短く済ませるに有効じゃないだろうかと

ただ、こういう使い方をするものじゃない。

84名前が無い程度の能力:2008/12/24(水) 03:35:08 ID:F4XM8JuM0
なるほど

有効に使える場面を探してみます
ありがとうございました

85更待酉 ◆xxGt0Ug3Dk:2008/12/24(水) 21:21:52 ID:bV.6ED1Y0
>>72
風邪で寝込んでいて返事が遅れました。申し訳ないです。

罫線多様は独白などといったシーンの再現をしたかったという意味でしたが、結果として見辛くなってしまったようですね。
冗長、メリハリのなさ、文が荒れている、を取捨選択で解決、ですか。
ここに関しては自分の実力不足としかいいようがないかもしれません。
取捨選択という事は下記に書かれているテーマに沿った部分を中心に抜き出せば良いという事なのでしょうか?

ストーリーに関しての魔理沙が風邪で寝込むシーン、正直一番痛いところを突かれてます。
そのあたりが今作を作るにあたって一番頭を悩ませた箇所です。
4部目の作品となる訳ですが、このシリーズの中での霖之助は無理にでも魔理沙を引き離そうとしています。
その為に魔理沙への対応が素っ気無い、冷たい当たり方をしているところを表現したかったのです。
ですが、読み返してみると確かにあまりにも心境の描写が温いところがあったと思わされました。
このあたりはもっと慎重に考案すべきだったかもしれません。

一本の筋が通った作品を作る、それが今後の課題となりそうです。

86名前が無い程度の能力:2008/12/25(木) 18:54:22 ID:VaE7ArFw0
はじめまして、こんばんわ。
BLSです。

最新作品集の「一人ぼっちの半月に」の批評をお願いします。

自分的には、ギャグを目指した結果、この作品に仕上がりました。
やはり、そういったものはセンスなのでしょうか。
アドバイスをどうかよろしくお願いします。

8772:2008/12/25(木) 22:12:39 ID:.FCU3sjw0
>>85
わかりにくかったようですみません。あと、少々偉そうな言い方になってたのも、ほんとすみません。

まず罫線から。
言っていることはわかるんです、が。
SSでの使い方では会話文の最初に誰がしゃべってるか名前を書くようなものですし、
記号には各自ちゃんとした使い方が決まっています。
会話文に用いられる「」の用法を、俺の中では心の内での独白だと言い張ってもだめなんじゃないでしょうか。

罫線(記号)
・文と文の間、字句と字句の間に用いられて、時間の経過を表す。
・括弧のように2つで囲んで、説明や副題などを表す。
・行頭に用いられて、引用を表す。
・単語の後に用いられて省略を表す。

なので、あの使い方は反則かなと思います。


>取捨選択という事は下記に書かれているテーマに沿った部分を中心に抜き出せば良いという事なのでしょうか?

いあ、ちょっと違って。
例えばこのSSは、半分近くまで読み進めないとどんな話かわからない作りをしています。
どういうことかというと、本文半ばまできてはじめてこのSSの話の中心になる問題(魔理沙をはっきりと拒絶する)が起こるからです。
(本文半ばまでいかないと話が始まらないとも言えます)
こういうことが起こるのは、あまり関係ないことを書きすぎてたり、書かなければならない事を書いていないせいかなと思ったわけです。
それで書くべき事と省略することの取捨選択を、っといったわけです。

かなりおおざっぱですが、なんとなくわかりますでしょうか。
疑問に思った点があればどんどん言ってくださいなー。まー、たいしたことは言えないんですがが。

88喉飴と嶺上開花:2008/12/26(金) 02:10:19 ID:nBxolXvwO
こちらでは二度目まして。
無印の現作品集にある『たまにはこんな奇跡はどうですか?』の批評をお願い致します。
私的には短い上でも、ほんわか温かく柔らかい雰囲気、読み終わった後のスッキリ感を出したかった作品なので、そこがちゃんと出来てるかが、気になってまして。
レビューされた時には文章の堅さを指摘されましたが、他にありましたらよろしくお願い致します。

89名前が無い程度の能力:2008/12/27(土) 12:33:07 ID:p1c53a5E0
>86
読みました。
ギャグを目指したとのことですが、この方向はこの方向で良いんじゃないでしょうか。
終盤すぽーんとひっくり返して、
「フフフフ、実はそのケーキには毒が……」
「な、なにィッ!」
とかやるんならギャグにもなるでしょうが、せっかくの雰囲気をぶち壊すのは
もったいないです。
もしギャグを書きたいというのであれば、自分にとっての笑いのツボを分析
してみるといいと思います。
笑いのツボは人それぞれで、ドリフが好きな人もいれば、最近のレッドカーペット
みたいなのが好きな人もいます。
自分が何を見て面白いと思うか、どんな笑いが好きなのか、ということを踏まえた上で、
どう書けばそういう面白さが表現できるか、ということになるかと。
まあ、センスある人は、そういう難しいこと考えなくてもスッとネタが出てくるものですが。

文章や表現については、特に突っ込むべきとこは無かったです。
えぐえぐ泣く子どもっぽい霊夢や、ちょっとお姉さんっぽい早苗は、個人的にはツボでした。
あえて言えば、人恋しくなる霊夢の内面はもっと掘り下げてもいいんじゃないかと。
寒空の下、誰かを訪ねていくのではなく、誰かに来て欲しい。
その思いの背景が薄く感じました。

以上、参考になれば幸いです。

90名前が無い程度の能力:2008/12/27(土) 18:44:59 ID:nnUVfBrI0
>>89
批評ありがとうございます!
やっぱり、自己完結してしまうのと人から意見を受けるのでは全然違いますね。
内面を掘り下げる。バックボーンを厚くする。ドリフを見る。レッドカーペットを見る。
勉強になりました! ありがとうございました!

91Spheniscidae:2008/12/27(土) 18:53:19 ID:jlC/emBw0
返事が遅くなってしまって申し訳ございませんが、
批評及び質問に対する回答をありがとうございます。

>>74
 確かに、人を選ぶものであったのは(前回同様)承知の上でした。
 が、イメージとズレないように書くべきであったとは思います。
 これからも精進してまいります。

>>75
 語る言葉が少なすぎて、説明不足に陥り過ぎていたと反省しております。
 確かに、一般的な霊夢像(というより公式の霊夢像)では、とてもあの程度で死ぬ霊夢ではありません。
 そういう認識を、上手い説明で覆してこそこの作品の意義があるはずだったのですが、
説明不足が祟りました。あの長さで、あの展開を説明するには無理があったのかもしれません。

>>76
 「幻想郷を護る」という文を繰り替えし入れたのは、それを強く印象付けるためではあったのですが、
過ぎたるは及ばざるがごとしだったようです。くどすぎました。
 また、求聞史記との齟齬が大量に発生してしまったのは、ただ自分の霊夢観が壊れていただけでなく、
事前調査が足りなすぎたようです。不肖の限りです。



 御三方とも、改めて、拙作を読了し、批評していただきありがとうございました。

92名前が無い程度の能力:2008/12/27(土) 22:16:06 ID:d78/7kXg0
>>91
そそわのコメントがほんとひどいですが、気にせず次作がんばってください。楽しみにしていますー。


>>86
一つだけ気になったことをー。

「〜と」という書き方で擬音を文に混ぜているような言い回しがちょっと多いように思えます。
>ぼんやりと、ふわっと、くしっと、ずず……と、はあ、と、ギシギシと、ざわざわと、
>ギシギシと、うろうろと、がらんがらんと、ばさばさと、ばたばたと、じわりと、ゆらり、と、ひゅうひゅうと……
場面によってはこういう言い回しが適していることもあるんですが、
本来、そこをどう書くかが腕の見せ所なので気が向いたら挑戦してみてください。

93名前が無い程度の能力:2008/12/27(土) 23:24:40 ID:nnUVfBrI0
>>92
アドバイスありがとうございます!
次から善処します!

94まや:2008/12/28(日) 16:39:36 ID:nXR9kH..0
二度目まして。
最新作品集の「門番」の批評をお願いします。
特に説明不足の点が気になります。
変な世界観のギャグSSになるように書いてみました。

95名前が無い程度の能力:2008/12/29(月) 04:09:02 ID:iSRjBAGE0
上達のためには読め盗れ書け読め。というわけで誰にともなく青空文庫から短くて勉強になりそうなのを。
夢野久作『ビール会社征伐』
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card46711.html
芥川龍之介『或恋愛小説』
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card129.html

96名前が無い程度の能力:2008/12/29(月) 11:54:15 ID:fW8NR1IU0
>>88
読みました。思ったことをー。

>ほんわか温かく柔らかい雰囲気、読み終わった後のスッキリ感を出したかった。

最後を上手くしめてるためしっかりとした余韻を感じますし、読後感は狙い通りにいっているのではないかと思います。
(雰囲気に関しては文章のところで)

>レビューされた時には文章の堅さを指摘された。

文はところどころに荒い部分がありますが、概ね書けていると思います。(するとどうなるか。当たり前の結果……等)
ただ、説明文が多いため、あったことをそのまま羅列しているかのような味気なさを感じてしまいます。
ストーリー的はほのぼの系だとはわかるのですが、
そのせいで実感を伴わず(これを感じさせるのは描写の役目)、狙いの雰囲気を感じ取れません。
次回は、描写の割合を増やしてみてはどうでしょうか。

以上ー。

97名前が無い程度の能力:2008/12/29(月) 14:26:11 ID:wZvvjiWE0
>>94
読みました。
お話しが起・承・終わり!で投げっぱなしにされてる印象です。
そういう構成も無くはないのですが、
そうなると、開幕から終わりまで笑わせっぱなしにするぐらいの吸引力が必要になります。
ハードルが高くなっちゃうんですね。
まずはテンプレートに従った物語を作って、そこに笑いのエッセンスを入れていくべきだと思います。

面白おかしくしようという意思は感じられるのですが、
話の本筋がきわめて地味なので、どうしても小手先でやりくりしてる感が否めません。
世界観というのは文章単体で描くのではなく、
話の展開、キャラの言動・行動・感情などなどで総合的に描くものですから、
まずは全体的な見通しが立たないと、文章をいじくり回しておしまいって感じになってしまうと思います。
あと、変な世界観というのは書くのが非常に難しいです。
というのも、ただ「変なもの」を「変だ」と書いただけでは、読者はそこに引き込まれないからです。
まずは普通に面白いと思うことを、普通に面白く書くことから挑戦するべきだと思います。

あとは細かいところでは…(三点リーダ)や―(ダッシュ)の使い方など、
定型がありますので調べてみてください。
こういった記号の作法が守れていないだけで即バックボタンな人もいるので、守って損は無いです。

説明不足だと感じるのは、どこを削って、どこを伸ばすべきか見えていないからです。
これはネット上でも小説の書き方指南サイトが沢山ありますので、
まずはそういったところを熟読する必要があると思います。
ある程度物語の典型を知れば、不要なエピソード、書き込むべき場面が見えてくるのではないでしょうか。

以上です。

98まや:2008/12/29(月) 20:49:32 ID:gqg65nDA0
>>95
厳しい言葉と思いつつ納得も出来る;
ありがとうございます。とりあいず読んでみます。

>>97
起承転結になっていなかったですかorz
プロットの段階でもっとしっかり構成するべきでした。反省。
まずはテンプレ通りに。

ハードルの高いモノに挑戦していましたか;
頭の中では練れている(筈)なのに、文章で表現出来ない自分が悲しい;
SS書き始めて早三回。
世界観でもそこまで深く練らなければならないとは思ってもいませんでした。
変なギャグには挑戦せず、次ギャグを書くときは普通のものから。

三点リーダーやダッシュのことに関しては調べてみます。あと話の構成に関してももっと読んでこようと思います。
ありがとうございました。

99喉飴:2008/12/30(火) 00:05:37 ID:M0KggX72O
>>96
ありがとうございます。
私の文はあれ位に短く纏めるのが癖になってしまっているせいか、描写が少ないとよく言われてました。
今後は、文章も工夫し、地の文に注意していきたいと思います。
本当にありがとうございました。

100名前が無い程度の能力:2008/12/31(水) 21:06:49 ID:QskCq1NE0
SSを書くときに、地の文に口語体を混ぜる事について、どう思われますか?
ちょっとそういう感じのSSを書いてみたいと思っているんですが、
もしかすると駄作にされてしまうかもしれないので……。

101名前が無い程度の能力:2008/12/31(水) 21:52:10 ID:mzknkTuM0
どう思うか、と言われれば「別にどうも思わない」としか。
上手く馴染ませていれば読めるだろうし、
なんか酷く浮いていたらそれが気になって読めないだろうし。

やる前からあれこれ気にしてたら、前には進めないぜよ。
やってから、ダメなら次頑張ればよし、よければ次にまた活かせばよし。
マイナス面の事を言われたくないならそもそも表に出すなって事だしね。
迷わず書けよ、書けば解るさコノヤロー。

102名前が無い程度の能力:2008/12/31(水) 22:04:04 ID:4tHxI.F20
一人称なら基本的には問題ない
三人称だとどうかな

103名前が無い程度の能力:2008/12/31(水) 22:09:06 ID:QskCq1NE0
>>101
>>102
助かりました、このままじゃどの道進めないし、挑戦してみます。
ありがとうございました。

104名前が無い程度の能力:2009/01/01(木) 01:29:17 ID:se/BLrvQ0
>>100
たぶん三人称一元視点の中に、一人称的な表現を入れようとしてるんだろうけど、別に問題はない。
プロの作家でも普通にやってるから、手持ちの三人称の小説読んでみるよろし。
ただ簡単ではない、とだけ言っておく。
安易に入れまくってたら、一応意味は通じるけど統一感ゼロ、違和感アリアリな作品になってしまう。
この一応意味が通じるってのが、書いてて自分で気付けないから鬼門なんだよな。
入れたい場所が本当に入って良い場所なのか、よく考えてやってみなされ。

105名前が無い程度の能力:2009/01/01(木) 21:01:36 ID:jfIctw1M0
>>104
軽い気持ちではしにくいってことでしょうか、
とにかく小説をチェックし、気をつけてやってみます
ありがとうございました

106更待酉 ◆xxGt0Ug3Dk:2009/01/02(金) 20:14:23 ID:fjDEpmmM0
>>87
遅れましたが……

貴方のいう通り、あの使い方は小説としての使い方に反則したものとなるでしょうね。
「俺の中では心の内での独白だと言い張ってもだめなんじゃないでしょうか」
参りましたね、何も言い返す言葉が無いほどの正論です。
もっと読み手が見やすい文章の書き方を学ぶべきなのかも知れません。

>半分近くまで読み進めないとどんな話かわからない作りをしています
これに関しては前作(1部目)からどの程度変わったのかというのを書き記したかったという思いがありました。
数年経っての彼女、彼の日常はどこまで変わったのか、数年前と数年後を見比べてどうなったか、というものです。
ここは前作、とくに1部目を見ている人でないと理解できないというのがあったかも知れません。
それでも余計な部分が多い作りとなっていると見えてしまったようですね。
あれこれ詰めたいと思うのは作者の悪い癖なのでしょうか。
もっと要点だけを押さえた文を作るようにしないといけないようですね。

107千と二五五:2009/01/05(月) 04:29:17 ID:yJGYzha60
初めまして。主に創想話プチに投稿しているものです。
作品集29から36にかけて連載形式で投稿しているSSなのですが、「文霖。新聞」の批評をお願いします。
連載形式なので、筋を掴むのが面倒かもしれませんが、特に批評していただきたいのは、五話、七話です。(霖之助が文々。新聞に寄稿する、だけ抑えていれば良いかもしれません)
連載初めは文章作法がきちんとしておらず、見直すと三点リーダーの使い方や罫線の使い方が全く安定していません。
語彙が少ないせいか、三人称描写が物凄く堅く、自分でも不自然に感じてしまい、五話からは一人称で書くように変えました。
なるべくキャラの雰囲気を原作に近づけて、幻想郷の住人から見た幻想郷を表現できたら良いなと思います。
よろしくお願いします。

プチ29 1〜5話
プチ30 6話
プチ31 7話
プチ35 8話

108喉飴:2009/01/07(水) 17:02:18 ID:dppF.85AO
ここでは三度目です。
作品集66(現作品集)にある『こんな年明けも良いかもね』の批評をよろしくお願いしたいのです。
普段は主に三人称で書いているのですが、この作品では一人称で書いてみました。
それにより、必要な描写は注意しましたが、不自然な箇所などが無いか、テンポが悪くないかが心配です。

109名前が無い程度の能力:2009/01/07(水) 17:53:03 ID:rvzAWh6E0
>>108
テンポは良かったと思いますよ。
一人称でテンポが悪くなるのは、文の長さが問題なのではなくて、
たいがい語り手が語ってばっかりで動きが無いのが問題なのですが、
本作では語り手であるアリスがよく動いてました。
なので気になった点を少々挙げる程度で。

>ピクッと反応した私の体が、一歩を踏み出せなくなった。

三人称的にカメラが引いてしまっている印象を受けます。この文だけ見て直すなら

 ピクッ、と背中に嫌な感じが走った。一歩も動けない。

こんな感じでしょうか。
「反応」と「体」というのが客観視してる印象になるので、
具体的な言葉に置き換えることで、より密着した表現になるんじゃないかと思います。

>あぁ、こんな馬鹿なやりとりをしていたら、もう窓から差し込む陽射しが赤に染まりつつあった。

べつに読むのに詰まるほどじゃないんですが、文章として少し座りが悪いです。
心情吐露→アリス視点への移行がうまくいかないからだと思います。

 窓から差し込む陽射しは赤に染まりつつある。
 ああ、もう。こんなバカなやりとりをしているうちに、結構な時間をとられてたみたいだ。

長くはなりますが、分けちゃって言葉を足した方がすっきりするんじゃないでしょうか?

これに関連する問題として、作中での時間経過をあまり感じられない事が挙げられます。
構成の話にもなってくるんですが、短編ですので、
時点移動があまり効果を発揮していないんじゃないでしょうか。
見せ場にするべきなのは年越しシーンだと私は思うので、
そこに思いっきりイベント・会話を詰め込んでも良かったんじゃないかと。
カウントダウンをするなら、五分刻み・十分刻みで詰め込んでみるとか。
まぁこれは見せたい場面・見たい場面によるのでどちらがベターとも言えませんが^^;

こんな感じです。以上

あと下がりすぎてるのでage

110名前が無い程度の能力:2009/01/07(水) 18:45:27 ID:dppF.85AO
>>109
確かに見直すと、少し無理矢理に文章を繋げてしまっている箇所が入っていたり、視点が遠のいていたりする点が分かりました。
時間経過はやはり急ぎ過ぎた感がありますかね。もう少し『視点』からの描写をより良くしたいと思います。
批評ありがとうございました。

111喉飴:2009/01/07(水) 18:46:49 ID:dppF.85AO
↑名前入れ忘れました。IDで分かると思いますが、一応。

112神谷:2009/01/08(木) 01:01:53 ID:YIvFMf5g0
また批評をお願いしに来ました。

作品集65 冬季限定うどんげ医院
作品集66 蛙狩神事

の批評をお願いします。
どうもひと味足りない、ひねりのない作品になってしまいます。
ここからどういう風に色をつけていったらいいのか、頭をひねるのですが
どうにも思いつきません。
物語を書く上でどういう思考法をした方がいいのかアドバイスをお願いします。

113名前が無い程度の能力:2009/01/08(木) 02:08:19 ID:rKcDnfbs0
>>112
『蛙狩神事』の方だけ読みました。
たいへん丁寧に書き込んであって、不足無く言いたいことは伝わってくるのですが。
「動きが無い」
これに尽きると思います。ひねりの無さ即ち、動きの無さというわけではありません。
シンプルな筋立てでもキャラがばんばん動くお話しというのは普通にありますので。

書きたいことは決まった、ならばその次は「演出」です。
演出の中でも私がやり易いと思うのは「誇張」ですね。
このお話しでの開幕でいったら、二人の喧嘩は「ありえそうな喧嘩」に留まっていますが、
これを「ありえなさそうな喧嘩」にしてしまうんです。

ハイパー血みどろマジ喧嘩タイムで神社壊滅助けて巫女巫女レーイム、ってぐらいに。

そうすると、「ほんとは二人はガチで憎みあってるんじゃないか?」という早苗の疑問がより際立ちますし、
霊夢とのトークにも切迫感を加えることができるんじゃないかと。
マジ喧嘩するにも理由が必要なので、そこでタイトルの「蛙狩神事」をうまい具合に持って来るとか。
必死な早苗に対して呑気な霊夢、なんて対比も描けるかもしれません。
もっともやり過ぎるとテーマがブレてしまいますので、バランス感覚が要求されるのですが^^;

あと演出の中で「回想」というのは、けっこう難しい部類に入ります。
そこで一旦読者の思考がぷっつり切れてしまいますから、感情移入しづらくなるんです。
時点は変えずに霊夢との会話の中で表現するなどした方が、SSとしては向いてます。

あと気になったのは書き込み過ぎかな? と思われる部分でしょうか。
風神録もののSSを読む人なら誰でも知っているような情報はバッサリ削って良いでしょう。
知ってる人には必要の無い文でしかありませんし、忘れてる人にとっても状況説明にしかならないので、
文章としての面白みには繋がらないんです。
書き込むにしても話の流れでどうしても必要、という部分だけにした方がよろしいかと。

コメントにもありましたが、本作で一番キャラが動いていたのはオチの部分だと思います。
嫉妬→拗ねるという一見ありえなさそうな神奈子の行動が面白い。
ここから先を書いた方が面白くなるんじゃないかと思ったぐらいです。
書きたいことをより効果的に見せるために、まずはキャラを動かす。
そこから始める必要があると思います。

月並みな結論になりましたが、以上です。

114神谷:2009/01/08(木) 19:31:38 ID:T3jAQmd60
>>113
ありがとうございます。丁寧なアドバイス大変ありがたいです。

 演出、そう演出が足りないんですよね。
ただ、出来うる限りキャラ崩壊だけは避けたいので、最後の神奈子様の嫉妬でさえ
ちょっとやり過ぎたかもと思っていました。

 ただ、最初の喧嘩をマジ喧嘩と早苗さんが思っちゃうような激しい喧嘩にした方が、
絶対今より良い作品です。時間を巻き戻して書き直したいくらいです。
その方が早苗さんの危惧も信憑性を増しますし、早苗とレイムの対比も描けたとなれば……。
キャラ崩壊にもなりませんしね。

 東方初心者が読んでも意味が通るレベルで書いた方がいいのかなと思っていたんですが、
やっぱり無駄な情報が多すぎですよね。以後は削っていきたいと思います。

 回想に関しては、まだまだ私には難易度が高すぎでした。
背伸びしても仕方がないので、使わないで書く方向でいきたいと思います。

 次回作はキャラ崩壊しないでキャラを動かすべく頭を捻りたいと思います。
大変参考になりました。

115名前が無い程度の能力:2009/01/08(木) 20:54:58 ID:y7pLF.2Q0
>>107
読みました。たいしたこと言えませんがご容赦を。

>幻想郷の住人から見た幻想郷を表現できたかどうか
無茶な箇所もありませんし、話も面白いです。上手く書けていると思います。

作法や文体もあえて指摘するほどの大きな問題はないと思います。
7までは少々あっさりしすぎかなとも感じましたが、8で文章の密度が上がってますし、
一人称のときによくやる、ノリで不必要なことまでだらだらと書きすぎてしまうことさえなければ大丈夫なのではと思います。

>特に五話と七話の批評を。
5がこーりんの一人称、7はにとりの一人称がちゃんと書けているか、ということだと思いました。
両方書き分けられているんじゃないでしょうか。読んでいても違和感を感じたりはしませんでした。
ただ5は時間の扱いが少々不味いように感じられます。
後半に、五分、一時間、と直接時間が示されている箇所があるのですが、
妖怪の山を五分歩いたと言われてもぴんと来ませんし、
〜時間や〜分などはもっとおおざっぱに扱うか時間が経過したとわかる表現にしたほうがいいと感じます。
例えば三十分で止まるバイクの場面ですが、文のページをめくる音や、つまってうなっている声なんかで肩代わりさせれば
時間経過ついでにこーりんが運転しながらも軽く文に意識を向けていると表現できます。
小細工といえば小細工なのですが、時間経過を感じにくい、〜時間、分とやるよりはいいのかなあと思います。

総:

7までは描写を曖昧に書きすぎている問題があったのですが8ではほぼ直っていたりと
8は中の人が変わったと思えるぐらい変化があったので少々とまどいました。
7から8への変化を考えると今はあまり指摘できることがないのが正直なところだったりします。
次作がんばってくださいー。



些細なところ(気にしてもしなくてもいいところ):

>――カランカラン
罫線まで使うなら、入り口の吊り鐘が鳴った、ぐらいに書いたほうがいいかもしれません。
──や擬音の多用がよくないといわれるのは、描写を避け安易な方法に頼っているように感じられるからですので。
(似たような場所がちらほらと)

>バイクの動力
木が水を吸って得た力を動力にするという原理は、
バイクの速さのイメージとどうしても噛み合わないため、ちょっとわかりにくかったです。
ここはあえて実際の木で例えず、
水気から木気の移行するさい生じる力を理論として説明するだけでもいいような気がしました。

>紅魔湖
紅魔湖でも霧の湖でもわかるのでどっちでもいいと思いますが、霧の湖が正式だと突っ込まれるポイントってことで。

以上ー。

116千と二五五:2009/01/08(木) 21:24:39 ID:.eeObuqc0
>>115
批評ありがとうございます!


>時間の扱い
確かに……。よく考えれば幻想郷の人が正確すぎる体内時計を持っているのはおかしい点ですね。
バイクの性能を先に決めてしまったために、そう言う事にこだわりすぎたみたいで……。
とても正鵠を射たご指摘だと思います、ありがとうございます。

>8は中の人が変わったと思えるぐらい変化があった
自分では全く気が付かなかったので、かなり嬉しいご感想です。

>――カランカラン。
この擬音だけは、東方香霖堂の表現を真似させてもらってます。

>紅魔湖
やべえ、やっちまったと思いつつ、一度書いてしまった表現をそのまま通してしまってます。
原作を大事にしようと考えているのに、時折思い込み設定が混じってしまいますね……。


こう言った批評をしていただける場所は他に無いので、大変参考になります。
改めてありがとうございました。

117名前が無い程度の能力:2009/01/08(木) 21:37:47 ID:cWPMoXUQ0
神主は物書きじゃねえんだぞ

118名前が無い程度の能力:2009/01/08(木) 21:39:04 ID:.eeObuqc0
>>117
すいません、言葉が足りませんでした。
東方香霖堂への敬意のつもりで使ってます。と言う意味です。

119115:2009/01/10(土) 10:35:42 ID:2a3Q2Jbo0
>>118

> >――カランカラン。
> この擬音だけは、東方香霖堂の表現を真似させてもらってます。

おふう、それ東方香霖堂にある表現だったんですか。香霖堂ほとんど読めてないので気づけなかった……。
って、──カァーカァーとか、――ミーンミンミンミンミー……とかももしかして香霖堂にあったり?
そ、そういうことなら、あのへんあーいう感じに思ったよ程度に軽く考えてくれれば助かりますorz

120名前が無い程度の能力:2009/01/10(土) 21:29:13 ID:/KseuDpg0
本職はどうあれ、神主は物書きでしょ
お金貰って文章書いてて物書きじゃないなんてことはありえない
仮に貰って無くても雑誌掲載して物書きじゃないなんてのも通用しない

121名前が無い程度の能力:2009/01/11(日) 23:31:30 ID:cPO.3UkU0
>>120
爆笑させてもらったわ

122名前が無い程度の能力:2009/01/11(日) 23:37:52 ID:2QuUmPqE0
おっと添削の流れかな。

>>120-121
文末には句点を。
あと爆笑は一人じゃできません。
そして社会的にお金を貰う仕事は"プロ"です。

123名前が無い程度の能力:2009/01/12(月) 00:34:02 ID:sEAU8.fA0
どういう流れかわからんが、どちらにしろ香霖堂が手元に無いので確認できない俺。
やっぱり早く発売してほしいな、ファンとしても、二次創作の資料としても。

124名前が無い程度の能力:2009/01/13(火) 22:01:08 ID:V8mUTnDw0
>>112
うどんげ医院読みました。

儚月抄は四コマしか読んだことないので、
勘違いや知識不足の間違いをしていたなら勘弁してもらえると助かります。


なにかが足りないと感じているとのことですが、それはうどんげの心情が原因かもしれません。

人里で医院を開くことになったうどんげがまず危機感を感じることは、自分の腕の未熟さではなく
不特定多数の人間の中で生活しなければならないことではないでしょうか。
このうどんげの持つ人への恐怖心に比べると、
(人を避けるのは恐怖なのかどうかははっきりしてなかったかもしれませんが……)
SSの中で話を転がしていくうどんげの心理や動機は、少々弱いように感じられます。
そのせいで、どこかしっくりこない感覚があるのではと思います。


>どうもひと味足りない〜アドバイスをお願いします。

ネタ出しという意味ではなく、話を面白くするにはどうすればいいかということだと理解しました。
物語を面白くするのはやはり技術だと思うので、本を読むのが一番かと思います。
(文章読本ではなくシナリオ技術の方)
本になるほどの知識量をネットで探すのは限度があるので、何冊か入手してしまうのがいいかと。


以上ー。

125神谷:2009/01/13(火) 22:55:46 ID:PbVcpjw20
>>124
批評ありがとうございます。

実は儚月抄は読んでいないのです。
それなのに、鈴仙について書くというのも無謀な話です。

なるほど、人への恐怖をまるで描けていませんね。
鈴仙の自信の無さは、天才を師匠にもつことに絞ろうと思ったんですが、
確かにその視点が無いのはおかしいです。

シナリオ技術の本は読んだことがありませんでした。
面白そうなので、探して読んでみます。
ありがとうございました。

最新作品集(いずれ作品集67になるもの)の「人形劇 紅魔城の吸血鬼」の批評も
どなたかしていただけた嬉しいです。

126喉飴:2009/01/14(水) 00:47:14 ID:kfDM7SFYO
どうもです。喉飴です。
現作品集の『憧れ、尊敬、大好き』を批評していただきたいのです。
私としては、チビたちをもっと動かしたりするべきだった、展開運びが不自然になってるんじゃないか、などが気掛かりになってしまう作品でして。
最終的には、ほんわかな雰囲気を残して終わりたい作品で、それが上手く出来ているかなども気になっている次第です。
どうかよろしくお願いします。

127名前が無い程度の能力:2009/01/14(水) 19:03:08 ID:sNGnZAGo0
>>124
お薦めのシナリオ技術の本などあれば教えてくれると嬉しいです。

128124:2009/01/14(水) 22:29:46 ID:0ieA8mAQ0
>>127

とりあえず一冊、というのであれば

シナリオの基礎技術 新井一 ダヴィッド社

とかどうでしょう。
この本は、テレビ脚本家の卵向けに書かれた本であるため
小説のシナリオには使えないものもあったり、中の引用例も古くさいですが定番の本です。

129名前が無い程度の能力:2009/01/14(水) 23:30:35 ID:cbqkKgos0
>>126
遅ればせながら読ませて頂きました。自分が批評などおこがましいかも知れませんがご容赦を。

 まず最初に気になった点から述べさせて頂きます。
作者様が気にしていた、起承転結や展開運びなどは、決定的にどれかが不足しているというような事は感じませんでした。
ですが一方、起承転結がコンパクトに纏まり過ぎていて、話に幅がないように感じられました。

 話が比較的簡潔にスルスルと進んでいく為とても軽快に読めましたが、その反面テンポが若干『ほのぼの』から離れてしまい、作品に少し駆け足な印象を覚えました。
冒頭の掴みである『起』は特に問題ないように感じましたが、チビとの絡みなどに当たる『承』の部分で、読者がそこに腰を据えて状況に向き合う前に
作品が先に『転』に向かってしまった印象を覚えました。読者的視点から見ると、この『承』部分で一度小休止を入れたかったです。
『転』に至るまでに、もう一つ二つチビとの短い交流が描かれると話に厚みも出て、かつそこで読み手も雰囲気を噛み締めて味わう余裕が出ると思います。

 その『転』の部分ですけれども、優曇華達が妖怪に襲われた所を永琳が助けに来てくれた所から、チビ達に関して殆ど描写されなくなったのが気になりました。
これはこの物語全体の話も絡んできてしまうのですが、前半ではチビ達がメーンで描かれており、後半では永琳と優曇華の信頼関係?がメーン。
両方とも『ほのぼの』させる要素として確かに存在しているのですが、両方が同じ位の強さで主張してしまっているので
どちらが読者を最終的に『ほのぼの』させる主軸なのか分かり難く、軸が少しブレてしまっているように感じられました。
 チビ達をメーンに据えるなら、前半の描写をもっと厚くするのもそうですが、後半でも帰り際などにもう一つ、永琳とも絡んだ『ほんわかストーリー』が欲しく
また永琳と優曇華の関係をメーンに据えるなら、前半に二人の主軸に迫る話題を入れるのは難しいでしょうし、『転』の部分にもっと厚みを持たせて
優曇華の永琳に対する気持ちの再確認?をじっくりと読者に落とし込む感じで表現するといいのではないでしょうか?

 最終段落ですが、こちらでは良かった点をピックアップさせて頂きたく思います。
 話の流れ自体は少しテンポが速かったですが、登場人物の内面描写は短い文章の中で上手く処理できていたように感じられました。
惜しむらくは、チビ達の動きや情景描写がもう少し詳しく描かれていれば更に良かった、と言った所でしょうか。
 話の冒頭、掴みの部分は大変素晴らしい出来かと思います。貴方の作品は毎回冒頭での引き込みが素晴らしいです。
地文と台詞がちょうどいいテンポで配置されているので、読むのが億劫になってしまったり逆に斜め読みしてしまったりすることはない、ちょうどいい文章でした。
このちょうどいい文章のテンポの速さを少しずつ減速して、『承』に入るまでに『ほのぼの』を受け入れやすい、ゆったりとした展開運びになるとより気持ちいいです。


 総評ですが、自分もチビはもっと動かすべきだったと思います。活躍の場が少ないので印象が薄く、『承』の部分が希薄に感じられてしまいます。
展開運びは不自然ではありませんでしたが、些か早急でした。一段一段駆け足で上るよりも、一段一段踏みしめて上るほうがより『ほんわか』します。
最終的にはほんわかな雰囲気を残したいとのことでしたが、概ね成功ではないでしょうか。読後は確かにほんわかしました。
ですが先述の通り、軸がぶれておりどちらの要素も中途半端に終わってしまい、読み手側としては少々しこりが残る結果となりました。


 最後に、このように楽しいお話を読ませて頂いて有難うございました。次回も期待しておりますゆえ、頑張ってください。

130智弘:2009/01/14(水) 23:48:39 ID:IQWYfOso0
はじめまして。智弘と申します。
現作品集にある『目撃者の盲人』の批評をお願い致します。
自分では男の恐怖をもっと濃密に表現するべきかと思いましたが、あれ以上の描写を続けると話の筋道が見えなくなってしまうのではとあの形に納まりました。
それと、文章は自然と書いたものなのですが硬い文体だと言われました。読みにくいのか気になります。
どうかよろしくお願いします。

131喉飴:2009/01/14(水) 23:53:15 ID:kfDM7SFYO
>>129
途中からチビがメインか絆がメインか、軸がぶれてしまっている点はやはり私が途中で展開を急いでしまったり、やりたいことを詰め込んだだけになっていたせいかもしれません。気付かせていただきありがとうございます。
あなた様のこの批評をバネに、今後より良い作品を作っていきたいです。
本当にありがとうございました。

132名前が無い程度の能力:2009/01/15(木) 23:05:19 ID:DwN9H7a20
>>128
どうも、本屋で探してみます。ありがとう。

133名前が無い程度の能力:2009/01/18(日) 00:45:51 ID:rrMxT9WI0
>>130
読みました。
ちょっと厳しい物言いに感じるかも知れませんが、勘弁してください。
こういう意見もあるってことで軽く考えてもらえると助かります。


>自分では男の恐怖をもっと濃密に表現するべきかと思いましたが、
>あれ以上の描写を続けると話の筋道が見えなくなってしまうのではとあの形に納まりました。
>それと文章は自然と書いたものなのですが硬い文体だと言われました。読みにくいのか気になります。

文章は、過剰なまでの遠回しな比喩や書き方のせいでくどすぎ、非常に読みにくいものでした。
多分これ以上濃く男の恐怖を書いていたなら、誰一人読めないものになっていたと思います。
また、それ以外で至る所に奇妙な文があり、比喩表現自体が間違っている箇所もありました。

例えば、ですが
>胸を上下させるその疲れからでは明らかにない汗に隠れているが、瑞々しい顔つきは青年を思わせる。
文が乱れていて読み取りにくいです。
>男は餌を欲しがる雛鳥のように口をぱくぱくとさせたが、恐らくは本人の思うように雑言の一連隊が出てこないのだろう。
雛鳥が餌をほしがるときは自分をアピールするために必死で鳴き、大口を開けっぱなしです(=比喩の誤り)。
ttp://jp.youtube.com/watch?v=S5wO5wy_7QM&feature=related
(参考までに。ツバメの雛が餌をもらうところ)
また、この一文は前半と後半の視点が違っているせいで文章が捻れています。
こういったものが非常に多かったです。


文章は、それが表現や描写の文であったとしても、物事を詳細に書き込めば書き込むほど説明文に近づいていきます。
(書けるだけ書ききった描写文を想像してもらえれば……)
つまり、何かを詳細に書き込むことは(SSのように遠回しに遠回しに書くことは)描写、表現には繋がらないということです。
次作はそこらへんのことを考えながら、多少肩の力を抜いて書いてみてもいいんではないでしょうか。


以上ー。

134智弘:2009/01/18(日) 08:55:00 ID:KAmBdF960
>>133
ご意見ありがとうございました。大変参考になります。
文章の言い回しが過剰なまでにくどすぎると判定して頂いたことは一つの達成です。
しかし、比喩の誤用は本当に恥ずかしい限りです。参考まで提示して頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。ツバメの雛って可愛いものですね。
次回は描写を煮詰めすぎて焦げ付いた説明文にならないよう気をつけたいと思います。
改めて、ありがとうございました。

135名前が無い程度の能力:2009/01/22(木) 14:02:26 ID:VRjO7aes0
現状>>125で神谷さんの作品集67「人形劇 紅魔城の吸血鬼」が批評待ち。


俺はうどんげ医院の書いたのでやらないほうがいいんじゃないかと。
あんな感じでしか書けないってのもあるし。

136神谷:2009/01/24(土) 00:43:13 ID:opmIlTCY0
>>135
わざわざどうもありがとうございます。
気を使わせてしまって申し訳ありません。


批評依頼取り下げさせていただきます。
次回作は批評に値する作品を書けるように頑張りたいと思います。

137名前が無い程度の能力:2009/01/24(土) 03:28:50 ID:hNCqEo0c0
>>136
単純にこのスレ見てる人が少ないのと、点数高いから手をつける人がいなかったんじゃないかとw
というわけ『蛙狩神事』を批評した私が軽く批評をば。

上手になったなあ、というのが第一印象。
文章としての面白みが上がって、非常にSSらしくなったなと。
評価も概ね点数通り受け取って良いんじゃないでしょうか。
というわけで気になったところを挙げてみる程度で。

まずは冒頭の会話ですね。
レミリア、パチュリー、アリス、小悪魔、咲夜の五人がいるわけなんですが、
全員が全員に喋らせようとし過ぎなんじゃないかと。
会話の主導権がコロコロ移るのは、それだけで読み手の負担となります。
地の文できちんと説明されてるので、誰が喋ってるか分かるといえば分かるのですが、
現実の会話でも、五人いて、五人全員が順繰りに喋るなんてことまず無いですよね?
この場合お願いしてるのはアリス、それを受けるのはパチュリーですので、
早いうちに、この二人に会話の軸を絞ってしまうか、いっそ登場人物を減らした方がすっきりしたんじゃないかと。
出したければ後でそういう話を聞いた、という形を取ればいつでも出せるわけですし。

あとは情景描写でしょうか。
パチュリーの心情は楽しく書けているのですが、
他キャラの動作が少しあっさりしてる印象を受けました。

「アリスは微笑んだ」〜「読み終えたアリスがこちらを向いた」

この辺ですね。この表現にパチュリーの心情が挟まれる形になっていますが、
他キャラの行動というのは、それを見た主人公(パチュリー)の心情を描ける美味しいポイントですので、
是非とも利用したいところです。

「アリスは期待に満ちた、どこか楽しげな笑顔を向ける。勘弁してよ、と私は思わず目をそらしてしまった。
どいつもこいつも、最初からあなた達が大満足するような傑作を書けるわけないじゃないの」
「アリスは静かに草稿を下ろして、こちらを向いた。満足げであり、不満げでもあるような。つまり、よく分からない顔だ。
『たいしたことないわね』なんて恐ろしい言葉を想像したけど、後に続く言葉は良い意味でそれを裏切ってくれた」

即席ですが、パチュリーの心情とアリスの動作をくっつけてみました。
やればやるほど5W1Hを離れて文章の核がぼやけてしまうから難しいのですが、
上手にやると文章の説明文っぽさがほぐれる気がします。
説明文ってのは硬い文ですから、主体が女の子の地の文としてはどうしても違和感が出てしまうんですよね。

だいたいこんな感じです。
お話しの方は多くの方がコメントされている通り、良い具合に王道に突き抜けてて面白かったです。
これからも頑張ってください。

138神谷:2009/01/24(土) 12:19:54 ID:oDx5.peM0
>>137

批評ありがとうございます。

冒頭の会話については、キャラが多いなとは思ったんですが削れなかったんです。
パチュリー、アリスは絶対無理ですし、小悪魔がこの話と最初と最後を締めるのは決まっていました。
ですが、この三人だけだと、何度脳内で動かしても、パチュリーが断ってアリスが諦めちゃうんですよ。
それじゃ話にならないし、舞台つくったりという大事にもならないので、強制力兼主人公の悪友としてレミリア。
その傍には当然咲夜がというわけでこんな形の大所帯になってしまいました。
他にも上手いやりようはあるとは思うんですが、力量不足です。

情景描写に関しては、とても参考になるありがたい指摘でした。目から鱗です。
一人称だからパチュリーの心情や動きは割と自由に書けるんですが、
周囲の人間の描写が薄くなってしまっていてどうしたものかと思っていましたが、
こうすれば周囲の人間の描写も濃くなるし、同時にパチュリーの心情もより深く描けます。

ためしに自作品を読み返してみたら、その視点で考えると改良の余地が大量にありました。
もっとすっきり描写出来るところもありましたし、より深く描写出来るところもありました。
自分では気づきにくい部分でしたので、大変勉強になりました。
これはありがたいです。次回作に生かします。
ありがとうございました。

139名前が無い程度の能力:2009/01/24(土) 20:43:13 ID:x4ZUxg7M0
あっちでプロットの話題があったけど、他人のプロットを見てみたいもんだ
俺のプロットで良いなら見せてやんよって人いたらうp!

140名前が無い程度の能力:2009/01/24(土) 22:21:00 ID:fGE3W0XY0
それじゃあ潰したプロットだからつまんないかもしれないけど。

十六夜咲夜の一人称。
紅魔館で妖精メイドの殺害事件が発生する。ちゃんと後で再生するから死んでないけど。
重大事件だとして捜査に乗り出す咲夜。
しかし夜な夜な被害者は増えていき、ついにはパチュリーまで意識不明の重傷を負ってしまう。
全く痕跡を残さない犯人に焦りを増す咲夜と紅魔館の住人。
とうとうある晩レミリアが襲われるのだが、レミリアは犯人を返り討ちにして捕まえてしまう。
そして次の日咲夜が目を覚ますと、そこにはぐるぐるに縛られた自分の姿があった。
目の前のレミリアから説明を受けると、なんと自分がレミリアを襲ったのだという。
咲夜は以前妖怪ハンターとして各地を転々としていた過去がある。
ある日とうとう吸血鬼であるレミリアに勝負を挑んだのだが返り討ちにあい、名前を変えられると共にメイドとしての運命を設定された。
以来、咲夜はメイドとして紅魔館で働いている。
レミリアの能力によってそういった過去は完全に忘れている咲夜。
しかし当時の咲夜は敵に操られることを予見し、
時間を操る程度の能力によって一定の時間が経過すると周囲の異形を自動的に殺して回るように設定していた。
そんなことだろうとレミリアに告げられ愕然とする咲夜。
そんな咲夜に、レミリアはかつての運命を一時的に戻すと告げる。
全ての記憶を戻し、それから二つの運命のどちらにしたいか決めろ、と。
記憶を取り戻した咲夜はレミリアに問いかける。
「もしも私が妖怪ハンターとしての運命を選んだらどうしますか」
それにレミリアは「そうなったらあなたを殺す」と即答する。
咲夜は満足そうに頷いて自動殺戮を解除し、メイドとしての運命を選択する。
それは妖怪ハンターとしてレミリアを認めた瞬間であったとかそんな感じ。
そして元に戻って終了。結局死者ゼロ。
咲夜をパチュリーに謝らせる?
いやレミリアが気を利かせて咲夜の自分が皆を襲ったという記憶を消してる、っていうのもアリ。

こんな感じか。
正直内容微妙かもしれんし被ったりしてるかも。
ここ微妙じゃん、とかこうした方がいい、とかあったら指摘してほしい。

141名前が無い程度の能力:2009/01/24(土) 22:50:17 ID:CIl4C6Mc0
じゃあちょっと長いですけど、以前のネタから一本……
二部構成で失礼します。


紅魔館:×咲夜さん ← レミリア、フランドール、パチュリー
白玉楼:×妖夢 ← 幽々子様
永遠亭:×ウサギインフルエンザ(!?)
妖怪の山:×早苗さん ←二柱
彼岸:いっぱいいっぱい
地霊殿……鳥インフルエンザだぁぁぁぁぁぁああ!!!!
文ちゃん大変!




第二稿

美鈴のキャラ
客→それなり お嬢様の友人(元敵)→客じゃないなら勝手知ったる
少なくとも、敬語は使わなそうじゃないw<霊夢−美鈴

萃香は天界に遊びに行ってる?


”何で美鈴がそんな事するのか”

お嬢様、博麗神社へ行きたい…
  ↓
でも、咲夜さん風でピリピリムード
  ↓
門番寝てる
  ↓
お嬢様ブチ切れ
  ↓
お嬢様「神社の様子でも見て来い」
  ↓
美鈴「行ってきまーす!」
  ↓
妖怪は身体が頑丈
  ↓
紅魔館には永琳が→鈴仙に変更
  ↓
人里でも流行、ワクチンのストックが無い
  ↓
誰も居ない神社
  ↓
やっぱり寝てる巫女
  ↓
だけど様子がおかしい、離れようとすると妖気
  ↓
ここぞとばかりに低級妖怪達が博麗神社へ妖々跋扈しに
  ↓
ならば! 華人小娘・紅美鈴。 一肌脱ごうではないか!
  ↓
こうして24時間に渡る『博麗神社防衛戦』の火蓋が切って落とされた
  ↓
途中何度か妖怪達の進攻
  ↓
たまに霊夢サイド描写
  ↓
ピンチに陥る美鈴、そこに援軍が……
  ↓
援軍はウドンゲ? (美鈴+ウドンゲ+霊夢とかレアじゃね?)
  ↓
何とか敵を撃退する美鈴+ウドンゲ
  ↓
ウドンゲが応急処置
  ↓
『やっぱり駄目ね…永遠亭の薬師を呼ばないと…』そういう美鈴
  ↓
永琳『今日一日、此処を任せられるかしら?』
  ↓
美鈴『任せて下さい。 何年紅魔館を守ってると思ってるんですか』
  ↓
ある時間になると、一斉に襲い来る妖怪達。
  ↓
それを駆逐していく美鈴。 しかし、数が違い過ぎる。
  ↓
其処に舞い降りる、一人の天人…
  ↓
多数居た妖怪達を蹴散らし、舞い降りた天子が、辺りを伺う
  ↓
「あれ? 霊夢は?」
  ↓
「寝てます」(紆余曲折有り)
  ↓
事情説明された天子は、笑うと境内の地形を変える。
  ↓
「ほら、防衛戦って言ったら、こっちの方が雰囲気でない?」
  ↓
そこに生まれたのは、見事な塹壕であった。



〆はほのぼのと、霊夢と二人でお茶を飲む



天子パート、永遠亭のウサギパート、朝日昇るかどうかあたりで〆、オチでなるべくバランス取


142名前が無い程度の能力:2009/01/24(土) 22:50:50 ID:CIl4C6Mc0

【動機】
美鈴が博麗神社を守る話とかどうだろう。
博麗神社防衛戦みたいなのを書きたい。
問題は何から守るか→妖怪達

【理由】
お嬢様と咲夜さんとSuicaとゆかりんが神社を守らない理由を創らないと…
+魔理沙か…
香霖が補給物資を運んできて…

お嬢様は別件で何処かに行ってもらう or 出かけられない理由を作る
咲夜さんはお嬢様に追随して?
Suicaは天界に遊びに行って?
ゆかりんは時期的に冬眠ということに
冬の博麗神社…高熱で寝込む霊夢
お嬢様が咲夜と美鈴を連れて、宴会の相談に
しかし、寝込む霊夢を見て「だらしないわねぇ〜…」と (没)

【小ネタ】
帰り際に「ええ、今日は天界で歌を唄わなくてはならないの。 なんでも、他所からのお偉いさんが来てるみたいだから… 前に天狗の新聞で読んだ、「ルーミア」って子にすっごい似てるのよ。 格好が」

妹紅も出す?

【検討中】
人里でインフルエンザが流行ってる状況で、里の守護者が博麗神社まで向かうとしたら、交代制で永遠亭へと患者を搬送しているって感じにするか?
博麗神社まで赴くよりも、人里近くで偶然出会い、そこで何とか自然に話をつけるか?
  ↓
ある程度人里の余裕が出てきたら、改めてウドンゲを遣いに出す?



パチュリーどうする?
  ↓
パチェって喘息だけど病弱なのか?
  ↓
少なくとも、空や大地を駆け回って分厚いハードカバーを分回す程度の能力の持ち主
  ↓
咲夜さんの看病に回す


クリスマスに門前で一人立ち尽くしながら、マフラーを口に当てて手袋越しに息を吐きかける美鈴を幻視してたら

【入れたいシーン】
『気』で近づく妖怪は分かるだろうし。
調理の際に、近づく妖怪に包丁投げるシーンとか入れたい。
なにごとも無かったかの様に、そのまま調理に戻る美鈴。

なんか、空気読めない天子が博麗神社境内の地面を塹壕化して、
「雰囲気でてるでしょ?」って言いながら、エヘヘって無邪気な笑みを浮かべる所を華山砲する
  ↓
ただ単に『何か雰囲気出るからやってみました』的な天人的発想


ヤマメを混ぜて、間違えて病気をバラまいちゃいましたっていう顛末はあり?
  ↓
普通に病気にしとかないとマジ退治されるから駄目。

【問題点】
慧音が話を作る道具っぽくなってないか
時間表記は、この際無くしても良い
説明文、プロットの様な場所が多すぎる。
視点が定まらない為、状況を理解しにくい。
もうちょっと、こう、お嬢様を…

143名前が無い程度の能力:2009/01/24(土) 22:53:48 ID:CIl4C6Mc0
長文失礼しました。
こうやって矢印でフローチャートを作りながら、入れたい物を取捨選択して、後は試しに書いてみてます。
コレがどなたかの参考になれば嬉しいです。

144佐藤厚志:2009/01/24(土) 23:31:46 ID:OxoKnXu.0
相談があります。

私は最近まで「サジタリウス沈黙」という作品を書いていたのですが、
ある読者の方からこれって東方らしくない、二次創作なのか?と言った舌鋒鋭い意見を
頂きました。その反面、面白いと言って下さる方がいて、私も励みになったのですが
実のところ戸惑いを隠せなかったのが本音でした。

そこで、私のssに「東方らしさ」を宿すには、どうすればいいでしょうか?

そういう意味も含めて作品の厳しい批評などをお願いしたいのです。
どうか諸兄の炯眼をお借し下さい。

145名前が無い程度の能力:2009/01/24(土) 23:40:54 ID:QnxTOGjY0
じゃあ自分も。内容は即興なので気にしないで下さい>< 形式を出すだけなんで。

テーマ:二柱と早苗の絆 早苗の成長の確認
人物 神奈子 諏訪子 早苗
舞台 守矢神社(境内)
状況 春先 朝方 サクラの咲くか咲かないかの時期

シーン1 境内
早苗毎日の日課である掃き掃除をしている。午前6時頃。
二柱は眠っている。早苗一人。朝の空気を独り占めできて少し嬉しい。
毎朝掃き掃除をする際に季節を感じるのが楽しみ。この日もそれを楽しみつつ掃除。
その時掃いた落ち葉の中にこちらに来た時に咲き誇っていた○○○の花びらが混じっていた。 Note:白侘助(控えめ、密やかな夢)Or蝋梅(深い慈愛)
それを見てこちらに来た時のこと思い出す。拾い上げる。しんみり。

シーン2 境内(回想)
こちらに来た当初早苗が二柱の足手まといになってると思い沈んでいる。
早苗それを隠して二柱と接する。ある日神奈子が掃除してる早苗に話しかける。
早苗、怒られるのかとビクビクする。が、神奈子は真剣なまなざしで早苗に問いかける。
何か辛いことでもあるかと。早苗、びっくりするが押し隠して何もないと努めて明るく言う。
神奈子もう一度聞く。早苗否定する。そうすれば神奈子は突然音もなく泣く。
早苗びっくり。訳をきく。神奈子、自分が早苗に嘘をつかせているという事実に泣く。
自分が幻想郷に連れてきてしまったから早苗が悲しんでいると。
早苗否定し、実際に自分が悩んでいたこと話す。神奈子、そんなことを思わせて悪かったという。
早苗、神を自分が泣かせてしまっている、自分のために泣いてくれていると言う事実もあり泣く。
お互い内心を吐露する。そこで行き違い解消。でもまだぐずる。そこに二人の後から影。
諏訪子が二人を元気づける。最初は元気に、最後はしっかりと。 Note:一番年長ちっくに?諏訪子
その時境内に咲いていたのが○○○

シーン3 境内
それを思い出し昔は未熟だったと少し前を振り返る。くすりと笑う。
その時に境内に咲いていた花が散っている。時の経過を感じさせる効果。
拾い上げていた花びらを見て思う。あの頃から少しは成長できたのだろうかと。
そう思いに耽っていると本殿から早苗を呼ぶ声。神奈子?時間がある程度過ぎてしまっていた。
返事をして本殿にちょっと駆け足で向かう。花びらは手から滑り落ちる。
その花びらは風に舞って空にあがる。守矢神社を俯瞰するように Note:白侘助の場合、舞わない。
白侘助の場合:ぽとりともとあった場所に落ちる。落ちた場所には何かの花の新芽。
元々付いていた枝の描写。そこから移動したことが時の経過であり、新芽が成長。
青空、春は近い。


こんな感じですかね?内容はごっつ適当ですが、自分はこんな感じで書いてます。
プロットは書いてる間にテンション上がって文が殆ど本文並みに長くなってしまうから怖いw

146名前が無い程度の能力:2009/01/24(土) 23:43:50 ID:tUTdJ/s.0
なんだか、皆さんの後塵を拝するのは気が引けますが、私もボツにしたものを
以下plot

永琳の過去話
 月人以外を全く認めない永琳

永琳は人里へ降りる
社にも顔を出してみる
早苗と対話
神奈子と遭遇


永琳の過去話
 土着神だった永琳がオモイカネに会う話


「私は、あんたが嫌いだ。天津神が眷属というだけじゃない。土着神たりながら地を捨てて高天原に奔り、天津神たりながら高天原を捨てて月へ奔り、月の頭脳たりながら月を捨てて幻想郷へ奔った」
「あなたはどうなの。出雲を捨てて諏訪に行き、諏訪を捨てたあなたが、私にそんなことを」
「だから許せない。好きだった出雲を奪われた。その果てに努力して手に入れた諏訪も捨てて来た。……大祝の殺し合いに嫌気がさしても、神をも恐れぬ人間に焼き尽くされても守り続けた諏訪を、見捨てる他に術のなかった私の気持ちなぞ、そなたにはわかるまい」
「出雲神風情が、何を言う」

スペルカード戦、次第に過激化。様子に驚く慧音も、唖然としたまま手が出せず/スキマから来た紫も動けない
→本格的な殺しあいになる直前、諏訪子の仲裁
「早苗ーっ! おなかすいたよー」
鉄輪を空に広げる諏訪子に、二人は引く

永琳、薬を作りながら考える
罪悪感に苛まれる永琳
自らの好奇心によって、余りに多くを犠牲にした、と。←天才故に、洞察してしまう

ウドンゲが、殺した月の使者に見える
→フラスコや試験管を投げ付ける


永琳の過去話
 月の使者殺し


永遠亭から抜け出る

慧音に会う
人里での行動を詰問される
「あなたを人里に入れるわけにはいかない」
「責任感ある行動を取ってくれ。あれでは余りに無責任すぎる」
「力ある者は、それだけ注意して動いてもらわねば困る」
「あなたがその気になれば、人里はおろか幻想郷すら吹き飛ぶ」
→ただ頭を下げる永琳
→あなたにとっての幻想郷を聞かれ、答えに詰まる


永琳の過去話
 土着神として、地上の人と過ごす永琳


私はどのように生きるべきか
自らの持っていた罪悪感と初めて向き合う
 これまで、ひた隠しにしてきた罪悪感
  過去との対話

 輝夜に対する罪悪感ばかりが先に行き、視野狭窄に陥っていたことを認識し直す
→より広い視野で物を見て、決断すべきだ。
 永遠に生きるからこそ、自らの行動には責任を


永琳の結論
自らの責任を取れることを為すべし。

人里へ行く
 慧音に頭を下げ、神社へ謝罪に行く

神奈子と再び会う
 酒を酌み交わす




「神奈子さまは、八意さんをわざと怒らせたんですか」
「あの方は、私より年上だ。それに思兼さまの眷属。しっかりしてもらわなければ困る」
「……素直じゃないよね。神奈子って」

「……どう。これであなたも文句ないんじゃない?」
「何をやったんだか」
「これで、あなただけの幻想郷はなくなったけど、あなたの好きな幻想郷は残り続けるよ」
「流石としかいいようがないわね。ありがとう、高草の妖怪兎」

147名前が無い程度の能力:2009/01/24(土) 23:46:56 ID:tUTdJ/s.0
以上。わかりにくくて申し訳ありません。
結局、間を膨らませることが出来ずにボツとなってしまったものです。
ただ、誰かの役に立てれば幸いです。

148名前が無い程度の能力:2009/01/25(日) 00:41:43 ID:Dxt4GdOo0
やっぱり人によってプロットの形って色々なんだなぁ。
テーマとか舞台とか状況とか、そういうのを明確にしておくのは良いですね。

>>144
一度、ヤマなしオチなし意味なしのほのぼのSSなんてものを書いてみてはいかが?
キャラがストーリーを作るんじゃなくて、ストーリーがキャラを動かしている場合に
「らしくない」って言われることはありますし。
ストーリー性を考えないで、縁側でお茶を飲んでいる霊夢に誰かが会いに行く、なんてことを妄想して
キャラを動かしてみてはどうでしょうか。何か気付くものがあると思います。

とはいえ、そもそも「東方らしさ」っていう明確な形は無いと思うのですよ。
例えば、霊夢ってキャラを見ても「貧乏巫女」「鬼巫女」「優しい巫女」といった
多種多様な俺設定の作品が「東方」って形で出ているわけで。
そういうのってキャラの持つ幾つかの特徴の一つを掘り下げたものですよね。
貧乏巫女は赤貧事情から。鬼巫女は異変解決のスペシャリストから。優しい巫女は人妖の差別しない公平性から。などなど。
キャラの根っこにある部分を理解して、その行動原理をしっかり描写した上でストーリーを作っていくのが良いんじゃないでしょうか。

149佐藤厚志:2009/01/25(日) 01:03:42 ID:j/xNNz/w0
成程、いわゆる「やおい」ですね!!

確かにストーリーを重視してキャラクター像の掘り下げを怠っていたかもしれません。
アドバイスありがとうございます。

150名前が無い程度の能力:2009/01/25(日) 01:17:08 ID:SwD.wZvc0
>>144
東方らしさっていっても読み手それぞれの世界があるのでなんとも言い難いですが、
参考までに私の中での東方SSらしさの基準をば。

まず、あまり殺伐としていないこと。あまりシリアス過ぎないこと。
東方キャラがメインであり、オリジナルキャラが出てもあくまで
ストーリー上必要な場合のサポート的な役割で出ていること。
ある程度、求聞史紀や神主の発言にのっとったキャラや世界観を順守していること。

くらいですかね。あくまで私の中での基準なので、異論反論たくさんあると思います。
ただ、東方らしさっていっても、人それぞれ100人いたら100通りの東方らしさがあると思いますので、
あくまで参考までということで。



プロットなんですが、私も上げてみようかなと思ったんですが、没にしたプロットがないので、
無理でしたw

151佐藤厚志:2009/01/25(日) 02:00:11 ID:j/xNNz/w0
まず、あまり殺伐としていないこと。あまりシリアス過ぎないこと。
東方キャラがメインであり、オリジナルキャラが出てもあくまで
ストーリー上必要な場合のサポート的な役割で出ていること。
ある程度、求聞史紀や神主の発言にのっとったキャラや世界観を順守していること。

殆ど当てはまっているかもしれませんw
今後はこの三項目を意識して書いてみます。
とりあえず今度は「のほほん」で書きます!

152名前が無い程度の能力:2009/01/25(日) 12:23:02 ID:Dxt4GdOo0
のほほんって書くのは簡単だけど、面白くするのは難しいよね……

153guardi:2009/01/25(日) 18:47:20 ID:48mE4MFs0
これまで創想話に「てんれい」「せぷてっと」「てんゆか」と三つの作品を
投稿させてもらいましたが、この内どれでも良いので批評をお願いできますでしょうか。
文章を書くときの作法に心得がないので、何か変なところがないか気になります。
何でも良いのでご指摘をいただければと思います。よろしくお願いします。

154佐藤厚志:2009/01/26(月) 02:52:41 ID:dGuSQZoo0
>>152さんへ
そうですねぇ……。
でも、やってみます。もし書きあがったら読んでくださいね。

155名前が無い程度の能力:2009/01/26(月) 06:38:40 ID:ain3CDlc0
>>153
3つすべて拝見させていただきました。
まず文章自体は読みやすく気を使ってるのがわかり、良いと思います。
単語や文末の重複などが目に付いたりもしません。
また台詞のセンスも良く、キャラを掴んでいる感じが伝わってきます。
ですがあえて批判をさせていただくと、次のようになります。

まず、段落の最初は一マス空白を入れてください。
ブラウザで見るような横書き文章には入れない人も多いですし、たぶん入れなくても気にしない人ばかりでしょう。
しかしそれでも、入ってないと気になる人は確実にいます。特にこだわりがないのであれば入れてください。

また、ほとんどの段落に文が一つしか入っていないのもどうかと思います。
たしかに読みやすいという効果はありますが、文章がぶつ切りにされているようにも感じられます。
場面や章が変わるわけでもないのに地の文に空行を入っているところが多いのも、同じ理由で少々残念です。

そして全体的に台詞が多くて地の文が足りないので、そっけない印象を受けます。
それが悪いわけではありません。ですが掛け合いでぽんぽん話が進むときはいいですが、じっくりとシーンの雰囲気を味わうためには、地の文はおろそかにできないと思います。
「せぷてっと」の終盤とか特に惜しい。
情景描写や感情描写などがもっとあればいいのではないでしょうか。

続いて個別に批評させていただきます。
「てんれい」は、天子と霊夢の仲が進展する話なのか、それとも仲の良さを再確認する話なのかがはっきりしないのが気になります。
おそらく前者ではないかと思いますが、それだと天子に対して印象が良くなるという描写が物足りないです。
後者であった場合は、序盤から仲の良さをアピールするわかりやすい伏線が欲しいところ。

「せぷてっと」は、三作品の中ではもっとも面白かったです。ストーリー的にとてもいい出来でした。。
ですがそこで気になるのが、地の文といいますか、情景描写の不足です。
三人称なので感情描写はなくてもいいですが、そこは情景でわかりやすくして欲しかった。
またテンポ的には、最後の演奏会シーンがあまりにそっけなく終わってしまったように思えます。
一番の盛り上がりどころなので、情景描写も含めてもっと文章を費やして欲しかったです。

「てんゆか」は「てんれい」と同じような難点があります。
天子と紫の仲が進展するのを表現したいのか、そんなことはなくただ日常ほのぼのを描きたいのかがはっきりわかりません。
たぶん前者の要素はあるだろうと思うのですが、やはりそれを表現したいのであればもう少し描写が欲しいところでした。

以上です。
いろいろ言いましたが、自分としては十分楽しめる良いお話でした。
今後の投稿にも期待しております。

156名前が無い程度の能力:2009/01/26(月) 14:42:40 ID:f35QsNJ.0
確かに箇条書きのような文章はちょっと残念。
「読みやすいように」という配慮があるのかもしれないけど、改行に意味を持たせた方が良いと思う。
改行の仕方が上手いなぁと思わせるのが反魂さん。
改行しないでつらつら〜〜と書いてから一つ改行して、短い一文を残すやり方。
そこでテンポが変わると、その一文が持つ印象ってのが強くなって、減り張りがある文になる。と思う。
必然、地の文章で魅せるだけの技術ってのが求められてくるからなかなか難しくはあるけど……。
中には二つ改行して強調する人もいますし、そういうのもありかな〜とは思う。

こんな風に。

自分は箇条書き文の作品を避ける傾向があるんですが、そういう人って他にも結構いるんじゃないかな。
とはいえ箇条書き文章で高得点の作家さんもいますし、自分らしさを追求していくのも手ですが。

157guardi:2009/01/27(火) 00:18:41 ID:rnDeg7HI0
>>155-156
ありがとうございます。色々と心に沁みます。

まず、読者が昂じて作者になったもので、自分が読みやすいように書いていました。
私はブラウザで読む横書きの文章では、むしろ字下げがある方が読みにくいと感じるのです。
箇条書きになりがちなのも同様で、文章がつらつら続く作品は読みづらいので点が辛くなります。
ですが、読む側から読ませる側に回った以上は改めたいと思います。

空白の行を入れるのは、字下げのような感覚で使っていたのでしょうね。
自分の読み方だとちょうど良くワンテンポ置けるのですが……。
後は行が詰まっていると見にくく感じるというのもあります。行間っていじれるのかなぁ。

そして、地の文は書いてみて初めてわかりましたが、とても難しいです。
陰影をつけるだけの表現力が無いです。これは練習あるのみ。
シンプルな文章が好きなのですが、メリハリも重要ですね。

後は個別の話を。
「てんれい」は、とにかく何か書きたかったから書いたもので、主題がはっきりしないのは
そのせいでしょう。「てんゆか」はその続編なので、引き摺られています。
ただ「てんゆか」についていえば、
・「てんれい」の続きを書きたい
・天子に霊夢を語らせたので今度は霊夢に天子を語らせたい
・地4面のトラウマ弾幕が何故ゲーム中で見ていない弾幕を、あんな不完全に再現
 したのか説明がつくように、弾幕は見たがそこではもっと目を奪われるものがあって
 きちんと弾幕を見ていなかったという話を書きたい
・橙を出したい
・天子が紫に仁義を切って、紫が了承する形をできるだけぼかして書いておきたい
などなどの欲望が渦巻いた結果の作品なので、何か明確な主題があるのに
表現できていない、という類のものではないのです。こうやって書くとカオス。


詳細な批評や助言をいただきありがとうございました。
すぐに上達できるとは思いませんが、より良い作品を書けるように頑張ります。

158名前が無い程度の能力:2009/01/27(火) 22:57:45 ID:P3oyNbLU0
風呂の中で物語の妄想を膨らませていても、なぜか後書きになんて書こうかと考えている。
きっと俺だけじゃあるまい。

159名前が無い程度の能力:2009/01/27(火) 23:01:52 ID:q.N9WT6k0
>>158
あるあるだなぁ
それより本編の方を考えろよと…w

160名前が無い程度の能力:2009/01/28(水) 00:26:55 ID:HuWMqFPQ0
起承転結の転で割とシリアスな展開になる話があるとします。
その転にいたる前の起、承のところで状況説明ばかりになって淡々としすぎてしまうと
読むほうもつまらないと思うんです。
だからそこにコミカルな要素を入れたいなあと思うんですが、
余りにキャラを崩壊させたり無茶な笑いの要素を入れちゃうと
あとのシリアスな展開に上手く繋げられなくなっちゃうんですよね。

みなさん、適度にコミカルさが欲しいときってどんな手法を取り入れてますか?

161名前が無い程度の能力:2009/01/28(水) 01:12:44 ID:EwNKmDwQ0
気にせずはっちゃけてるなぁ。
はむすたさんの『どてらVS人類』もはっちゃけてて、でも後半はシリアス(?)だし
繋げ方次第のような気もする。

162名前が無い程度の能力:2009/01/28(水) 01:13:16 ID:OlRA9jbQO
>>160
言葉遊びや素朴なギャグ(笑顔で目潰し〜など)かな。
適度なギャグ行動をとらせる。

163名前が無い程度の能力:2009/01/28(水) 01:21:26 ID:H3QTZBis0
>>160
イベントで笑いをとるんじゃなくて、キャラ同士のかけあいやセリフとかでコミカルさを出してます。
セリフだけなら少々はっちゃけても、後半に暗いシリアス展開にしてもそれほど繋ぎの不自然さがでないので。
あと、微エロ展開で時間稼ぎすることも多いなあ

164名前が無い程度の能力:2009/01/28(水) 22:38:16 ID:W9TwwVL.0
解答感謝です。

なるほど、気にせず言葉遊びや掛け合いなどはやってしまっても影響無さそうですね。
あまりに前半から淡々としてると読むほうも飽きちゃうだろうから、
頑張ってコミカルにしてみます。

それが一番難しいんですよね。

165名前が無い程度の能力:2009/01/28(水) 22:54:48 ID:3GP.LFRk0
淡々としてても面白い文章はあるんだぜ。
ただ状況を説明するだけじゃなくて、いかにもそのキャラらしい解釈をちょこっと加えてやるとか。
例えば夕日を見たとして。

霊夢→どうやって夜の空腹感を凌ごう
魔理沙→血湧き肉踊るぜ
幽々子→今日の夕餉は何かしら
妖夢→ああ晩御飯の仕度をしなくては
早苗→キレイですねえ

などなど。
こういうのをそのキャラの生い立ちとか性格とかの説明なしにやれるのが、二次創作の醍醐味だと思う。

良作が投下されるのを期待して待ってるんだからね。
健闘を祈る。

166名前が無い程度の能力:2009/01/29(木) 23:31:50 ID:Lc6.Sx120
ちょいと質問です

今現在、日記形式のSSを執筆してるんですけど
この形式で執筆する上で気をつけるべき点って何かありますか?

日記形式と言っても、自分の場合終始日記のみで進行していくものではなく
間々にキャラの会話とか他の描写文をはさむような半日記SSみたいなものなんですが…。

伝わりにくいかもしれませんが、アドバイスよろしくお願いします

167名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 01:55:49 ID:GDDYam2g0
面白そうだなー、読んでみたい。

168名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 03:19:39 ID:OHV.ih/oO
>>166
場面転換の部分とかじゃないかなぁ。
あと、間とテンポに気をつけないとダラダラなりそうな気がする。

169名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 15:22:36 ID:gDjYwC660
>>166
何書こうとしてるかでかなりそこら辺は変わってくると思うんですが
日記形式でも普通の小説形式でも、あえてその形式を使う狙いがないとグダグダになりそうです。
ただ、それは普通のSSにも言えることで、半日記みたいな書き方だからという注意点はないように思えます。
日記と言ってしまうとなにか特殊な書き方のように思えますが、結局は一人称の変形みたいなもんですし。

170名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 15:54:14 ID:Xo3qRCfw0
>>168>>169
レスありがとうございます
構成に気を配りながら完成させていきたいと思います
また、後に評価をお願いすることもあるかもしれないので
その時はよろしくお願いします

171名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 21:32:17 ID:bJWuEm6g0
ちょっと相談にのってもらいたいです

まだSSを書いたことのないようなやつなのですが、
デビューを目指して書き書きしてます
しかし、どういうわけかグダグダして、自分でもおもしろくないんです

こういう場合、どうすれば読者を引き込むような作品を書けるのでしょうか
「それがわかれば苦労しねえよ」
と思われるかもしれませんが、ぜひ皆さんの意見を聞かせていただきたく思います

172名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 21:41:27 ID:5L4oFn620
>>171
シンプルなんだが、自分が面白いと思うシチュエーションを何度も何度も推敲し、書くしかない

シチュエーションだけなら、誰もが面白いシチュエーションを思いつけるんだ
でもそれを、文章というスタイルで表現で、読者に何%伝えられるか
それがみんな悩みどころ

173名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 21:43:48 ID:un6ePw460
>>172

>シチュエーションだけなら、誰もが面白いシチュエーションを思いつけるんだ

に、憎しみで人が……ってのは冗談ですけど、シチュエーションが思いつかない私には
耳に毒すぎるw
脊髄反射的にレスしてしまったw

174名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 21:54:31 ID:EvKvgw/Y0
自分が書きたい話を可能な限り他人に理解してもらうよう翻訳する。
他の人が面白いと思ってくれるかはまた別の話。

175名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 21:56:07 ID:nH7u4ylU0
>>173
つーかどういう話を書きたいのかもわからないのにそういわれても……ね。
っと、偉そうな事言ってるが百合スレのロダにしか作品を送らない俺が来ましたよっと。

俺もまだ書き始めたばっかだけど、とりあえず数こなすしかないかなっと

176名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 22:05:51 ID:OHV.ih/oO
面白い作品を書く気でやるんじゃなくて、自分が書きたい話を如何に伝えるか工夫して書く。すると最低限の面白さ、少なくとも自分自身は面白いと思える作品が出来るよ。

177名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 22:07:39 ID:HORUYBX60
完成したら自分と友人で読んでみて、二人とも満場一致で面白いと思った作品は大体伸びてくれているな。
具体的な点数にすると3000〜5000点位。

自分に素直に書いた方が良い。 余裕が出来たら人も楽しませる様に書く。 これでおk。

178名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 22:20:27 ID:VkyQjPeM0
まだ他人を楽しませるためには書けてないですねぇ
自分が楽しいから書いてるだけです
そんな作品でも面白いと言ってくれる人がいるので当分はやめられそうにない

179名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 22:22:40 ID:Xo3qRCfw0
>>177
そういう友人がいて羨ましい
いや、いるにはいるんだけど、恥ずかしくて頼めないんですよねぇ
今作の完成まであとどれくらい時間かかる事やら……

180名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 22:35:13 ID:bJWuEm6g0
わあ、他に遊びにいってる間にこんなになってるとは
みなさんありがとうです、
一部の人みたいに最初から良作を出すことはできないかもしれないけど、
がんばって成長していきます

181Spheniscidae:2009/01/30(金) 22:44:33 ID:0jOSg6f60
流れがだいぶ良くなっているところで申し訳ないのですが、批評をお願いしたく思います。

現在最新作品集にある、拙作『琳磬の架かりて』の批評を戴きたいと思います。
かなり読みにくい作品であるのですが、よろしくお願いします。

182名前が無い程度の能力:2009/01/30(金) 23:32:48 ID:un6ePw460
>>177
勿論自分の書きたい話を書くのが一番なんだし、
当然書きたい話を書くんだけど、
そのくらいの点が続くと、もう少し上を目指したいって欲が出てきたりするんですよね。

その為には、魅力的なシチュエーションを考えださないとって思うんだけど、
なかなかそういうものは思いつけないので。
シチュエーションだけなら誰でも面白いものを思いつけるんだって言われると、
羨ましいなあって、まあでも考え続けるしかないんだけど。

183名前が無い程度の能力:2009/01/31(土) 01:44:34 ID:IElJZW.o0
作品ができたらすぐ投稿しないで一晩ゆっくりすごして見直す、これをやるだけでだいぶ他人に伝わりやすいものができるはず

184名前が無い程度の能力:2009/01/31(土) 01:49:00 ID:hHxuKkUM0
そーいや、このスレの評価対象ってそそわに投稿してる物だけなの?

185名前が無い程度の能力:2009/01/31(土) 02:15:57 ID:B0K9X9Bg0
評価対象というか
そもそも評価や批評するだけのスレじゃないような気も

186名前が無い程度の能力:2009/01/31(土) 02:40:10 ID:hezfwrW60
>>184
前にあぷろだに上げて批評依頼してた人もいるしねえ

187:2009/01/31(土) 13:32:21 ID:GsYqxsQA0
はじめまして。
このたび、批評批判をお願いしたく思い、書き込みをさせて頂きました。
現在「不思議の夜のアリス(無印65)」、「雪降る彼岸へ贈り物(無印66)」、
「人の恋路に魔法使い(無印68)」の三つを投稿しています。
・それぞれに元ネタの話があるため、キャラ本来のイメージから外れていないか。
・そして、話の流れが不自然になっていないか。
文章力や文章作法も心配ですが、特に上の二点が気になっています。
どれか一つでも結構ですので、時間がありましたら、どうぞよろしくお願いします。

188名前が無い程度の能力:2009/01/31(土) 15:19:53 ID:Vt8P.E8U0
このスレみてると批評ってやっぱりハードル高いよなって思う。
感想ならいくらでも言えても批評をって言われるとしり込みしてしまう。
きちんと批評してる人偉いわ。

189名前が無い程度の能力:2009/01/31(土) 20:51:53 ID:Og4EjpXQ0
>>181

簡単ながら。

まずは、次から次へと現れる古文体と神話に対する知識に、ただただ圧倒されるばか
りです。まとめきったその知識量が羨ましいです。
私も精進しないと…

 と言うわけで、古文体と神話の知識については私自身の知識量と時間が足りないた
め、レビュー対象から外させていただきます。悪しからずご容赦ください。



 それでは、神話→東方への繋ぎとなっているのが今作のストーリーですが、どこが
本当に書きたかったのかなぁ…というのが第一印象。

 漠然と、神話→東方の繋がりを見せるのが主旨なのかとも思いましたが、それにし
ては接着がうまくいってないような気がします。
 そう感じた理由としては、

・神話の淡々とした展開と、東方の濃厚とした展開

 演出の問題かも知れませんが、神話の時代についてはまるであらすじを書いてるか
のように淡々と物語が進行している感があります。(比売の引き抜き→思兼の出会い→出奔)
 比売の概要については書かれていますが、具体的にどれがどう、という書き方が
されていない。(例えば、「一度でよいから雲を喰らうてみたい」とか、我が儘の内容を
具体化する等)
 思兼についても、普段の佇まいがどうで永琳に対してどんな教育方針だったのか、
永琳が失敗した際には優しく諭したのか、厳しく諭したのか、等、人物像が曖昧のまま
終わってます。

 一方、それに対する東方の展開は非常に濃厚に見えます。
ただでさえ、二次補正(普段使われてる意味ではなく)で読者にキャラクターの刷り込み
がされている輝夜の動きは躍動感溢れる物ですし、ところどころに出てくる会話文も
それを後押ししています。

 "神話→東方の繋がり"を主旨とするなら、この温度差を何とかする必要があるの
では?と思いました。
 穿ってみると、「神話」と「東方」を上手く繋げる事よりも、お互いになるべく矛盾が
生じないように気をつかって書いているように見えてしまいます。

 もっと思い切った混ぜ込みをしても良かったのではないでしょうか。最悪、
永琳&輝夜の設定も多少無視するくらいの勢いで。
 「神話」「東方」といった、設定はとても大事ですが、あくまで全てを踏襲する必要は
無いですし、それはもはや一次作品のコピーだと思います。是非、貴方しか思いつかない
画期的なストーリーのリンクを見せていただければと思います。



 「言うは易く行うは難し」を地でいくことばかりを書いて、しかも的外れだったら申し訳ないですが、
こんな所です。参考にしていただければ幸いです。

190Spheniscidae:2009/02/01(日) 00:28:30 ID:aQVxgOns0
 読了有難うございます。楽しんでいただけたようで、光栄の極みです。
 私自身、あれを書きながら知識不足に唸っていた次第で、力不足を知る結果となりました。

 神話部分と東方部分が乖離していましたか。確かに、輝夜の登場を境に、話の空気が少し変わっていましたね。
それは、あまり気を配っていない所でありました。精進の足りない次第であります。

 メインテーマについてですが、この話では神話→東方の繋がりというよりも、永琳の"狂気"を描くつもりでありました。比売を捨てた経験から、もはや捨てまいと突き進んでしまう狂気を描くために、前半を書いたと言ってもいいくらいです。

 今回、必要以上に永琳と"ひめ"以外が目立たぬよう、思兼などには個性を全く与えませんでした。東方作品から逸脱してしまう危険性も考えたので。ですが、確かに前半が軽すぎた印象は否めないようです。思兼への人格付けをもう少ししても良かったかもしれません。


 さて、最後になりましたが、丁寧なご批評を有難うございました。これを参考に、これからも精進を重ねていこうと思います。

 また、欲張りなのはわかっておりますが、引き続き他の方のご意見も頂戴したいと考えております。拙作を読んでいただけると言う方は、是非ともよろしくお願いします。

191名前が無い程度の能力:2009/02/01(日) 04:14:46 ID:vohbIqIU0
永琳の狂気がメインテーマだというカンニングをした後ですが読ませていただきました。


①前半の神話語りな部分について
 雰囲気が出ていて、ほとんど目論見として成功していると思われるのですが、
ときどき注意して読むと、擬古文または古文になりきれていないところが散見します。
もし読みづらく感じた人がいるならば、このためではないかと思われます。
>三顧の礼にも劣らぬ行であった⇒劣らぬ行なりけり
>だから⇒しからば   など。
(因みに個人的には、『三顧の礼』は神話への比喩として適切であろうか、というのが引っかかりました。
 故事成語というのは、その故事成語が極大として観念されているからこそ成立するものですし、
 故事を起点として、後の時代の事象を極大値への距離の近さをもって称えるものと存じます。
 つまり、『三顧の礼』を比喩として用いるということは、エイリン<孔明だったり、
 エイリンは孔明より遅い時代なのかという印象がもたれます。通常の創作ならいいのですが、
 こうした歴史的叙述にあたってはそぐわないような。)

こうした擬古文調で続けることには制約が多いですし、進めるにつれ、
テーマたる心情描写に使いやすい表現形態を選ぶのも適切なことだと思います。

②永琳の狂気について
 永琳が狂気を発露するのは、ひめを二度捨ててのち、ひめを拾ったあと、でしょうが、
狂気の種が芽吹くのはひめの裁判の場面ではないかと感じました。
そこでの永琳の後悔、自責をもっとしつこくすると地上での狂いかたの怖さが増すのではないかと。
永琳の狂気を説明するための来歴は見事に用意されていると思います。
そのわりに永琳が狂気に至るための内的描写が淡白ではないか、と感じました。
 
③輝夜
 輝夜は主題ではないのですが、出来れば輝夜が月に不満を持って地上に向かう過程や、
永琳への信頼/利用意図などが見える描写が欲しかったかもしれません。
たとえば信頼する永琳の故郷として地上に純粋に興味を持った、
永琳が地上のことについて昔話をする、などでしょうか。
永琳は勝手に比売を投影しているとはいえ、輝夜自身の強力な人格の描写があると説得力を増すと思われます。

以上、トリュフソースをフォアグラにつけてくれ、というかのような文句になってしまいました。
もし拾うべきものがございましたら幸いです。
最後になりましたが、圧倒的な知識と取材、ならびに想像力に感服いたしました。

192名前が無い程度の能力:2009/02/01(日) 04:27:43 ID:vohbIqIU0
もう一点だけ。
思兼の言葉をタイトルに掲げていますが、せっかくなのですし、狂気とこの言葉との関連も
もっと示すといいのではないかと。
狂った永琳はだからこそ琳として輝いているのでしょうか。
思兼はそこまで見越していたのでしょうか。
いや、こんなことを書いてくれ、という読者は野暮なのかもしれません。

193名前が無い程度の能力:2009/02/01(日) 15:31:45 ID:hu3fjgmg0
ディシディアに触発されて霊夢たちVS紫たち的な物を書きたくなったが、今までそんなシリアスなもんなど考えたことないし、
SSも百合スレで少し書いただけだけど、なんか参考になるような作品はないものか……

194名前が無い程度の能力:2009/02/01(日) 20:48:42 ID:aKpanH7s0
>>193
そーいうのはまず書いてみてから悩むもんだと思う。
書きたいことが決まってるのなら、あとはそれを骨子にプロット作って、
プロットができたらそれを元に文章を書く。
その過程の中で、どっかの段階で詰まったなら、それからその詰まってる部分について考えればいい。

それでもなんかアドバイスがほしいのなら、とりあえずディシディアを全く知らない俺のために、
なるべく具体的にどんな作品が書きたいかを明記するといいと思う。

195Spheniscidae:2009/02/01(日) 21:38:12 ID:aQVxgOns0
>>191
 読んでいただきありがとうございます。拙作をトリュフに例えていただき、狂喜しております。

 さて、擬古文についてなのですが、
 実は、それほど擬古文に固執したつもりはありませんでした。どちらかといえば、漢文訓読調を目指した次第でして。漢文訓読調と現代文とを混ぜてみたつもりでありました。
 とはいえ、「三顧の礼にも劣らぬ行であった」の部分は、読み返せばバランスが悪いのは明らかで……。まだまだ及ばぬ所があるようです。また、「三顧の礼」はあまり使うべきでなかった、というご指摘もごもっともです。自分自身でもすこし浮いていると思いつつも、他に思いつく言葉も無く、ただただ知識不足を感じるばかりです。

 永琳の狂気は、もっと前、永琳が輝夜に出会ってから徐々に育っているように書いたつもりでありました。が、内部描写をその辺りから削っているため、わかりにくくなっています。というのも、あまり「狂気」を前から出してくると、虐殺したうえで「ひめを拾った」などと笑って述べる永琳の迫力が出ないかなとも思ったので。
 とはいえ、狂気をテーマに置きながら、全く描写がないのも随分と変だなぁ、と読み返して思いました。

 輝夜の描写を含め、永琳以外の人物に描写が足りないのは、私の至らぬ部分です。もうすこし描写を膨らませるように努力してゆく次第です。

 それと、>>192についてですが、思兼は狂気に走ることを警戒し、忠告しています。
「あくまで、表題は月に居る永琳を示し、そこから逸脱してしまった永琳が最後に示される」
 という構成のつもりでした。


 言い訳がましくなってしまったうえ、書いた本人がネタばらしというのは御法度な気もしますが、ご容赦願いたく。私としては、自分の書いた作品を、違った面から見ることができると同時に、到らぬ部分を多数認識することができました。これからも、成長すべく努力する所存です。
 >>189氏に続き、内を穿った丁寧な御批評、本当にありがとうございました。

196名前が無い程度の能力:2009/02/03(火) 00:29:38 ID:bSi9bK9A0
>>187
「人の恋路に魔法使い(無印68)」読みました。簡単にー。

>・それぞれに元ネタの話があるため、キャラ本来のイメージから外れていないか。
ちょっとこの一文の意味がわからなかったのでこの点についてはなしで。
(元ネタってのはストーリーに原型があるってことでしょうか?)

話の流れが不自然になっていないか、文章力や文章作法に問題がないかということでしたが
文章作法に問題はありませんし、文章力も十分ストーリーを把握できるレベルで書けていると思います。
もう少し話を過激にしてもいいかと思いましたが(体を乗っ取られたところなどアリスの反応が淡泊すぎる、など)、
話の流れ自体に特に気になるところはありませんでした。
特に直すべき弱い部分などはないようですし、この調子で次作がんばってください。
(元ネタ云々にすごい不安要素はありますが……)

以上ー

197名前が無い程度の能力:2009/02/03(火) 00:44:07 ID:daPbNoCg0
こんばんわ、数日前にここでお世話になりました>>166です
おかげさまで完成した作品は、全作中一番の高評価を頂くことができました
アドバイスしてくれた方、ありがとうございました

本題ですが、批評をお願いします
現在最新作品集にある、拙作「幽香と嘘つき少女の交換日記」です
今後のさらなる実力向上に向けたいのでお手数ですが、よろしくお願いします

198名前が無い程度の能力:2009/02/03(火) 00:45:36 ID:daPbNoCg0
すみません
作品名は「風見幽香と嘘つき少女の交換日記」でした
よろしくお願いします

199:2009/02/03(火) 21:16:03 ID:VzLXBMC20
>>196

拙作のためにお時間を割いていただき、どうもありがとうございます。
文章に関してはひとまず及第のようで、ほっと胸を撫で下ろしています。

すみません。元ネタ云々の箇所は私の説明不足でした。
原型のストーリーがあるという意味で、今回のSSだと「コッペリア」という喜劇です。
この、人形の出てくる話を彼女達でやったらどうなるだろうという妄想が発端でしたので、
話の枠組みの方に合わせてキャラクターがあまりひどく変わっていたらまずいぜ、と思った次第です。

件の部分に関しては、仰る通り、慌てたり困惑する描写がないせいかどうも盛り上がりに欠けているような。あーうー。
実は後半に来て30kbに近づき、これドタバタ喜劇なのにやたら長いなぁ、と一人で焦っていたからだったりするのですが、
必要な部分を省いてしまっては元も子もないですね。

ともあれ批評やコメントを頂戴する機会など、今まで殆ど無かったもので、嬉しい限りです。
今後もまた、ご批評をお願いしたり(そして、それはきっと短い話ではないのですが)、
他にも質問をさせて頂くことがあるかもしれません。その時にはまたどうぞよろしくお願いします。
それでは、どうもありがとうございました。

2001/2:2009/02/04(水) 03:38:18 ID:ATokRN5U0
>>197
それでは稚拙ながら自分が講評させて頂きます。そこで始めに二点ほど前置きを。
今回※※〜※※で囲ってある部分は、恐らく自分の主観が入ってます。『お前の主観なんてしらねぇ』と思われましたらスルーして下さい。
また投稿しようとしたら長すぎると説教食らったので、二分割して投稿します。ご了承下さい。それでは始めます。

・ネガティブ
 まず少女と幽香の出会いに関してです。これは最後の方のシーンで説明はありますが、些か少女が幽香に恐怖心を抱かない理由付けが弱い気がしました。
怖がらない理由付けを「変わった子」であることと「買い物をしていた姿を見たから」だけで片付けるには、少々無理があるかと。
 これだけの情報提示だと、少女が幻想郷縁起を読んでいたにもかかわらず、いきなり恐怖を抱かずに幽香に話しかけ、友達になろうというのには不自然さを感じます。
通し読みで違和感を感じ、終盤でこの違和感が解決されるような理由付けがあるかと期待していたので、読者視点で見ると終わっても少々しこりが残り、残念でした。

 また今回の日記ですが、形式的には全く問題ないと思います。が、少々日記の遣り取りをする期間自体が短いように感じられました。
作品を読んでいると、二人の遣り取りをした内容の殆ど(20日まで)を知ることが出来ますが、それが日続きになっているせいか、何故か短く感じました。
 何故短く感じたかを上手く説明出来ない自分の力不足は本当に申し訳ないのですが、これが例えば遣り取りした日付がある程度ぼかしてあったり、
もっと長いスパンでの日記内からの一部抜粋(例:8月からいくつか、9月からいくつか抜き出す)などであれば、二人の遣り取りがある程度あったと読み取ることが出来て
後半の、幽香が日記が来ないのを微妙に考えたり、少女の家に幽香自ら向かってあげることに関して、もっと自然に受け入れられたかも知れません。
 言葉足らずで本当に申し訳ないですが、要は『日記の遣り取りの期間が短く感じ、そのせいで後半の展開の展開が少し強引に感じてしまった』ということです。

※※あとこれはぶっちゃけどうでもいいのかも知れませんが、日記の中の表現で○○という菓子屋が〜、という表現ありましたが、ここは具体的に書いた方が自然かと。
地の文なら○○という風に濁すのが自然だと思うのですが、日記という「少女が実際に書いたもの」の中で出すなら、適当な具体的名詞を出した方がより日記らしいと思います。※※

 それと先でも少しだけ触れましたが、幽香が慧音から少女の危篤を聞かされてから少女の所へ向かう件、ここでの幽香の行動に違和感を覚えました。私的に一番不自然に感じた所です。
ここでの幽香は慧音が来るまでは少女との遣り取りを殆ど忘れていて、更に少女のことも慧音に言われるまで思考を巡らせなければ思い出せなかったのに、
>「まだよく状況がつかめないけど、行ってあげるわ。彼女の元まで私を連れて行って。私を、真実まで案内して!」
に繋がるのは強引かな、と感じました。ここで接尾に今までの幽香のセリフからは予想外の「!」が付いた事がその原因の一旦です。
 またそれまでの幽香が比較的自然体であったのに対し、先の一文だけ何か作品から浮いているように感じました。ここだけキツめの直喩が使われていて、作品の色と違う感じでした。

※※またこれはあくまで個人的所感でしかないのですが、慧音のセリフと行動に少し違和感を感じました。演技がかっているというかなんと言うか…ちょっと人間味が弱かったです。
あと顎で指し示すのは相当行儀が悪いので、人にモノを教える慧音が使うのかな、と疑問にも思いました。……これは単なる自分の中の慧音像でしかないのかも知れませんが。※※


・ポジティブ
 日記を使った作品では、先に逝った者の心の内を最後に日記に表すことで、読者にその者の心情をみせる表現方法はよく見られますが、
今回はそういった良く見られる形式の中でも上手くその表現方法が使用出来ていたと思います。
 理由の一つは、少女が嘘をついていたことによって、日記の中での少女の前後半の落差を見せる手法に表現方法がマッチしていたように思われるからです。
また、日記と言う紙媒体上での遣り取りで且つ幽香視点で物語が進むので、少女の実情を直前まで読者に分かりにくくするという点でも日記を使うのはうまかったです。
最後の理由ですが、この手法が物語全体の処理における重要な要因を締めていて、且つ手法主体にならなかったのも大きいです。

2012/2:2009/02/04(水) 03:39:41 ID:ATokRN5U0
・総評
 幽香が少女の家で少女と再会を果たして以降は、展開に若干の強引さはありましたが殆どストンと胸に落ちる物語の進行で大変読みやすかったです。
特に重大なミスなどもありませんでしたし、全体を通しての作品の流れ、構成自体は『悪くない』というよりも『良い』ものでした。
ただその反面、前半における物語の始まりにおける理由付けの弱さや、登場人物の微妙な行動軸のぶれ、細かく気になる表現の疑問点などで読む時のテンポがつっかえてしまい
そのせいで作品全体の評価としては『良い』から『それなりに良い』になってしまった印象です。それでも十分いい作品ではあると思うので、誤解なきようお願いします。


・改善点
 改善点ですが、作品における登場人物の行動の理由付けが全体的に弱い気がするので、そこをまず強化すべきかと思います。
作者自身は自分の中に既に作品の流れが出来上がっているので、書いてる最中は登場人物の行動にも違和感が無いように感じられますが、
実際何も知らない人間(=読者)が読んでみると、所々『なぜそのような行動を起こすのか』が分からない所があります。
 なので、作品を書き終えてから自分の作品を推敲する時に、高校時代などに国語の評論問題を解くのに理論的に考えたりしたように
見せ場や場面転換などでキャラの心情が変わったり、大きな行動起こすシーンなどで『自分の作品の登場人物がなぜこのような行動を起こすのか』
を理論的に考えて箇条書きにしてみて、その箇条書きにした理屈が地の文などに書かれているか、匂わせているか確認する練習を何回かするといいと思います。
これを何回か練習するだけで、ある程度は登場人物の軸ぶれや説明不足などのマイナス面を改善できると思いますので。
またこれは自分も実践し、更に常々言ってきていることなのですが、推敲する際に声にだして、感情を込めて読む。これは多方面でかなり効果があるのでお試しください。

 あとはプロットなのですが、これはあくまで自分の予想なので間違っていたら本当に申し訳ないのですが、
作者様は恐らく作品の山場を結構仔細に書いて、作品の流れを適度に作ってから作品の肉付けを始めるのではないでしょうか?
今回読んでいて気付いたのですが、山場以外の作品の流れと山場の作品の流れが、明らかに色が違いました。
山場だけが不自然に盛り上がっていると言うか……ちょっと山場とそれ以外が分離している感じです。
山場以外は暖色なのに山場はちょっと原色っぽいというか……意味不明かも知れません、申し訳ないです。ちょっと具体的には言いにくい感じです。
 なので的確にどうこう言えないので申し訳ないですが、とりあえずプロットを作り終えた際に一度作品のプロットの地均しを丁寧にしてみることをお勧めします。


・所感・雑感
 今回の批評、ぶっちゃけマイナス面での評価が目に付くと思いますが、実際はかなりいい作品だと思います。世辞やおべっかではなく。
批評するとなるとどうしても悪い部分を語る事になるので……申し訳ない。ただこれだけは言えます。
 目をつける題材もいいし、それを消化する技法も上手いのを選択したと思います。また題名も上手く使われていると思います。
また表現方法ですが、これもいいと思います。一人称視点にありがちなつい延々と人物の心情を吐露してしまう自体に陥ることもなく、簡潔に分かりやすく人物の内面を描けていると思います。
前半にちょっとだけ情景描写が足りなかったのが残念でしたが、それも気をつけて読まなければ殆ど気になりませんでしたし、全体的にいい文章であると思います。

 なので、次回は作品の書き始め(プロット製作)と書き終わり(推敲)でより作品を洗練したものに出来れば、かなり評価は上がると思いますので、是非頑張ってください。

 最後に……色々と長々喋ってしまい、申し訳ありませんでした。それでは、次回作も大いに期待しておりますので頑張って下さい。

202名前が無い程度の能力:2009/02/04(水) 10:53:08 ID:3EiurNpA0
>>200様、拙作の評価の為、時間を割いていただけたことに感謝いたします。
そしてこれほど具体性に富んだ評価を頂けたことに感激しました!

特にネガティブ面の評価は大変参考になりました。
慧音の顎で指し示す行動については、完全に私の認識の甘さです。
まさかそこまで行儀の悪いものとは思わなかったのです。
もう少し別の表現にするべきでしたね…。

もっと返信したい部分はあるのですが、まとめきれないのでここまでということで。

ありがたい数多くの評価を元に、さらに質の高い作品の執筆に取り組んでいく所存であります。
応援ありがとうございます。
次は目指せ3000点!という意気込みで頑張ります!

203神谷:2009/02/04(水) 22:01:01 ID:v3H49Vgc0
これだけ丁寧に批評してもらえれば書き手冥利に尽きますね。

また批評をお願いにきました。

最新作品集(もうすぐ作品集68になりそう) 「里に分社を」

よろしくお願いします。

204名前が無い程度の能力:2009/02/05(木) 23:04:33 ID:RNGx7iXs0
>>203
まず最初に
とても良い作品でした。信仰を得る為に奮闘する早苗、そしてそれを見守る2柱。
それぞれにらしさが出ていましたし、神谷さんの守矢神社が伝わってきました。
文章の方も特に問題がありませんし、キャラの行動の動機付けを含め納得できる展開でした。

これだけで終わってしまっては何なので気になった点をいくつか。
今回の話は王道的なものであり、悪く言えばある程度先の展開が読めるものです。
千代というキャラクターが出てきた時点で読者の多くはこうなるかな?と想像するでしょうし
今回の話とその想像に大きなズレは生じてないと思います。
また全体的に構成の起伏が少ない為綺麗にまとまってはいるのですが読者に対する刺激が
少し足りないかもしれません。時折出てくる説明文っぽい地の文がそれに拍車をかけています。
例えば、前半の早苗の奮闘振りやそれが空回りするシーン等をさらにコミカルに描いていれば
終盤の「信仰とは?」と早苗が思い直すシーンとの対比が鮮明になり、より読者を物語に
引き込むことができたかもしれません。
コミカルな描写は失敗すると作品全体を台無しにしてしまうんで難しいですけどね。
ただ物語全体の起伏というものを意識するだけでもかなり違ってくるかと思います。

と、まぁ少し書いて見ましたが本当に良い作品でしたし、私が指摘したことも好みの問題な気が……。
とにかく作品としては前作、前々作に比べて着実に良くなってきている印象です。
神谷さんの作品は「うどんげ医院」で目をつけて以来追っていますので毎回楽しみにしています。
これからも頑張ってください。

205:2009/02/06(金) 00:05:55 ID:Oze9wE7I0
そそわスレの方でラノベ文体のものでもおkと言われていたので
暇を持て余してる方がいたら、少し遡るんですが作品集67の「霧雨マリサの盗掘」をお願いします。
個人的にだいたい3000をおめでとうラインとしていて、これが今ひとつ伸びなかったのは
話としてありきたりでつまらないのか、文章含め単純に点をやれるデキでなかったのか聞きたいです。
コメに打率三割で有名作者のSSとかぶってると書かれて、パクリと取られたのかと不安にもなったもので。

過去作含め、全体的にスレイヤーズくさいのは当方最初に手にしたラノベで影響強いからです。

206名前が無い程度の能力:2009/02/06(金) 02:03:24 ID:n8nxd78k0
ラノベでおkっていうか、ソソワは基本ラノベだと思ってたんだが……。

207名前が無い程度の能力:2009/02/06(金) 17:21:16 ID:Tzx5dRoA0
魔理沙の口調について質問したいのです

『夢時空』ED〜『幻想郷』前 のSSを書いているのですが
魔理沙の口調が『幻想郷』のEDから現在(win版)の口調になったようなので
SS上では旧作の口調で書く方がいいのでしょうか?
ただ、そう書くと「魔理沙の口調がおかしいです」との指摘&評価に値しない
とされそうで怖いのです……私が下手なだけなのかもしれませんが

208神谷:2009/02/06(金) 18:14:26 ID:AfvHYKis0
>>204

批評ありがとうございます。

ご指摘の通り、コミカルな描写が出来ないことと、
意外性のある話を作れないことが私の大きな短所です。

治そう治そうとしているんですが、どうにも意外性のある展開を思いつきません。
コミカルな描写も思いつきません。キーを叩きながら、道を歩きながら頭を捻ってみるんですが、
どうしてもアイデアが出てこないんですよね。

不治の病なんじゃないかと悲しくなってしまいます。
センスの無さなんでしょうかねー。

でも諦めたらそこで試合終了なので、次回作では少しでも意外性のある展開に出来るように頑張りたいと思います。
ありがとうございました。

>>207
旧作はプレイ出来ていないので口調に関してのこだわりはわかりませんが、
どうしても旧作口調?で書きたいなら、文の最初に注意書きを書いたらどうでしょう?

「このSSは『夢時空』ED〜『幻想郷』前のSSです。
魔理沙の口調に違和感を感じる方がいらっしゃるかもしれませんが仕様です。」

的な感じのものを。これだけで誤解はかなり防げるんじゃないでしょうか?

209名前が無い程度の能力:2009/02/06(金) 19:01:33 ID:Tzx5dRoA0
>>208
魔理沙の口調へのこだわりといいますか……過去に魔理沙の口調や名前のことで槍玉に挙げられているSSを幾らか見てきましたので、しっかりしておきたいと思ったのです。

で、
やはり注意書きか何かを書くのが良いのかもしれませんね。

210名前が無い程度の能力:2009/02/06(金) 23:10:23 ID:RxZ.9hJk0
>>205
「霧雨マリサの盗掘」読みました。
文章は十分上手いですし、話も面白いです。

ただ、創想話コメントにある通り、村人。さんの魔法の言葉と比べると似通っているところが多く、
小ネタも魔理沙やアリスに関係ない、漫画、本、映画で見たことのあるメタなネタが目立ちます。
エロ禁止の場所で直接的ではないもののエロネタも大きなマイナスです。

二次創作は、文章力なんてのは二の次でストーリーやネタこそが命です。
世に出たSSすべてのネタを把握するのは無理ですし、ネタがかぶることは仕方ないのですが、
霧掘SSには前述の魔法の言葉に似通っている点やメタなネタが多い所など全体的に借り物っぽい印象があり、
そんな欠点を抱えながら評価点が2000点を超えたのはラッキーだったのではないかと思います。

魔法の言葉に似ていたのは運が悪かったのでしょうし、エロネタもメタなネタも気をつければ避けられるものです。
なので次作は、お前ら〜〜のこと分かってねえなあ的な独自ネタ一辺倒で書いてみてはどうでしょうか。
(かっとんだ話って意味ではなく)


あと、ちょい確認なんですが、ぱくりと取られたかって書いてるってことは、
魔法の言葉の一部を参考にしてたり、自分なりの改変を加えたものが霧掘だったり?

以上ー。

211名前が無い程度の能力:2009/02/06(金) 23:22:50 ID:lAxSbl0Q0
>>205
では拙いながら、批評させていただきます。
読みやすい文章だったと思います。平坦というわけでもなく、程よくラノベっぽい文体で、すらすら読めます。
小気味良いボケツッコミも上手く、キャラもきっちり書かれています。
話としても、上手くオチのついた小話としてよくまとまっています。

で、何が足りないのかと申しますと、全てが少しずつ足りない、という印象です。
十分読めるし及第点は取ってるんだけど、どこにも「もう一押し」が無いかな、と。

細かく順に話していきます。
まず話の作り方ですが、元々、ダンジョン探索、というのがSSには不向きな題材です。
なぜなら、よっぽど頑張らない限り「RPGやファンタジーノベルにおける、オーソドックスなダンジョン」の焼き増しにしかならず、
また、多くの場合、ダンジョンに潜るキャラとダンジョンそのものが元々、因縁を持たないものだからです。
(今回はこの部分を、「実はダンジョンを作ったのは」という点で上手く補っています)
もっと極端に言うと、「ダンジョンに行きました、苦労しました、帰ってきました、終わり」となりがちということです。

これを補って、通常以上に面白いものにしようとするなら、方法は一つ。
ダンジョン以外のところに、付加価値をつけること。
例えば、ダンジョンを突破する段階で、何かキャラの根幹に関わるテーマを扱ってそれを追究するとか、
例えば、王道マリアリ路線でらぶ要素をふんだんに取り入れるとか(余談ですが、コメントに出ている村人。氏の著作はこの手法になります)、
また例えば、ダンジョンにどたばた潜りつつ、ギャグ路線で押し切るとか。

今回の作品で一番近いのは、このギャグ路線ですね。
で、そのギャグですが、ところどころ、くすりとは笑わせられます。
ですが、どれもそこ止まりです。これではなかなか、爆笑はできません。
思うに、ダンジョン攻略という冒険要素と、ギャグ要素がうまくマッチできてないのではないかと思います。
これならば、ダンジョンそのものをもっとギャグ仕立てにして、アリスに力の限りのツッコミ祭りをやってもらったほうが良かったかと思います。
逆に冒険要素のほうを見るなら、これはギャグ以上にぱっとしません。
丁寧に書かれているのはわかるのですが、アリスも魔理沙も割と危なげなく探索してるので、燃えどころがあまり無いのです。
(罠で死に掛けてるのはほとんどギャグとしてだし、ゴーレム戦も二人のコンビネーションであっさり勝ってるし)
まあ、作ったのが若い頃のパチュリー一人である以上、魔理沙とアリスの二人ならパワーバランス的に、どうしてもこうなってしまうのもわかるのですが。

つまり結局、全体的にインパクトとかパワーとか、そういうのが足りないと思います。
何か一つ、これ、という際立ったものがほしかったな、というのが正直な感想です。



あ、それと、村人。氏の作品との類似が挙げられるのは、これはもう「あなたが」「ダンジョン物を選んだ」時点でしょうがないと思ってください。
なぜならあなたの場合はスレイヤーズに大きく影響を受けているらしいですが、村人。氏はオーフェンに強く影響を受けています(と本人が公言している)。
オーフェンが世に出た頃は、スレイヤーズとの類似が指摘されたこともありましたので、
たまにはそういうこともある、ということで、軽く流しておくといいと思います。

あと、そそわはラノベでおkというのは割と正論。
そそわ見に来る人は、キャラを(あるいはキャラによって作られる世界観を)目当てに来るわけですから。
キャラの個性に焦点を当てて作品を作れば、ラノベっぽくなるのは必然です。

以上です。参考になれば幸いです。

212:2009/02/08(日) 01:10:17 ID:tIV6v0zA0
時間取っていただきありがとうございました。
読みやすいと評されたことは素直に受け取らせていただきます。
と言うか硬い文章書いた経験が無さ過ぎて、こういう感じにならざるを(ry

両者ともが言ってる通り、引き出しの無さというか底の浅さが一番の問題のようですが、
発想力うんぬんの話になるとにわかに改善できる要素ではなさげで。
このありきたりなネタしか湧かないアタマを何とか……
細かい所で余所からの借り物やパロディが多くなってしまうのも、
自力で笑わせられない力量の無さをごまかしてるようなものなので。
今書いてるのも見返せばそう言ったものがいくつか見受けられてorz

>あと、ちょい確認なんですが、ぱくりと取られたかって書いてるってことは、
これに関しては、10点20点でなくフリーレスでコメされてたので
評価以前の問題と見なされたかなと思ったとこです。

213名前が無い程度の能力:2009/02/08(日) 22:10:20 ID:.ilQl1g60
萌えって何? 食べられるの?
なんか考え込んでるとぐるぐるぐにゃぐにゃにわけわかんなくなっちまった。
おまいら、自分の萌えを表現するときって、どんな気持ちで書いてるの? なんかコツとか心がけてるの?

214名前が無い程度の能力:2009/02/08(日) 23:26:02 ID:YZukzbRU0
>>213
萌えそのものの定義化は萌えの要素が多すぎてできなかった記憶がある。
ただ個人的には、男性的なものの強調が燃えなら、萌えは女性的なものの強調だと思ってる。

書いてる最中は、どうすれば話をわかりやすく書けるかってことだけ考えてるな。
萌えとか考えると逆に書けなさそうだ。

215喉飴:2009/02/09(月) 00:10:58 ID:RGGyeRtcO
どなたか時間にお暇がありましたら現作品集『アカネノソラ』か作品集67『コスプレノート』の批評をお願い致します。
『アカネノソラ』は一人称に違和感は無いか、読後感がすっきりとしているか、が心配でして、『コスプレノート』は、ギャグを書くのが苦手なため、全体を通してギャグとして成り立っているかが気になっています。
もし宜しければ、どちらかだけでも批評をよろしくお願い致します。

216毛玉おにぎり:2009/02/09(月) 00:37:44 ID:XkUKBB620
あ、私も出来ましたら『咲夜さんのお泊まり会』と『博麗神社防衛24時』の2作品についての批評をして頂けるとありがたいです。
どちらも100KB超の長文の上、改行に癖や物語にメリハリがあるかも正直不安です。
総じていえば『この長さを読もうと思えるような作品なのか』が気になります。
宜しければ、批評の程お願い致します。

217名前が無い程度の能力:2009/02/09(月) 00:45:12 ID:e91yE3Nso
アカネノソラ

ほのぼのとしてていいですね。ただ、少しgdgdすぎる気も
しなくはないですね
読後感は、その後の話に少し触れたほうがすっきりしたかも
でもこれは、私が色んなおまけやEXTRAが好きなだけだ;
こういうふいんき(何故か(ry)のSSは余り読まないのでろくに評価
できませんすいません;
でも、どこへ行っても誰かがいて話し相手になってくれるのって、
すごくうれしい事ですね

218名前が無い程度の能力:2009/02/09(月) 01:17:52 ID:4nNpNMzo0
アカネノソラ、読了しました。
美しいものを美しいと読ませることのできる、素直な文章でした。

一つ感じたことは、勿体無い、ということです。
夕焼けそのものの描写が実はもっと書けると思うのです。
夕焼けに全てが染められた世界、の儚さや美しさへの感動をもっと多くしても、
読後感にはそこまでしつこさを与えないかな、と思います。

また、夕焼けへの思い入れもただ「きれいだった」「現代では失われた」ということだけでなく、
たとえばそれが両親と手を繋いで見たということも重要な要素だったなどとすれば、
文との関係もまた違ったものとして書けたのではないでしょうか。
例えば、文ら妖怪もこうした茜空を美しいとともに感じられるということで、
やっと妖怪たちと一つになれたとか。
この秘密の場所を教えてくれた文をうれしく思うとか。
これらを入れるとちょっと話にアクセントになったかもしれません。


それぞれの人物が等身大のいい話でした。

219名前が無い程度の能力:2009/02/09(月) 02:28:10 ID:Qzk2ix5oo
>>215
『コスプレノート』を読みました。
オチは良いと思いましたが、そこに至るまでがギャグとしては
キレが足りないように思います。
良く言えば上品。でも笑うには行儀が良すぎるといいますか。

まず、メイド服や巫女服というのがインパクトとして弱い。
笑いを取るなら、もっとぶっ飛んだ格好を選んだほうが良いです。
そして、コスプレさせられたキャラが恥ずかしがるだけでは
盛り上がりません。
例えばですが、美鈴にお説教をする咲夜が突如お相撲さんになる。
しかし、咲夜はそのことに気付かず、美鈴は状況的に笑うに笑えない。
そこへレミリアがやってきて、初めて咲夜は自分の姿に気付くのですが、
主の前でみっともなく取り乱すわけにもいきません。
そこで、彼女は瀟洒に返すのです。「どすこい」

笑いを取るやり方はいろいろあります。
台詞だったり、アクションだったり、人それぞれです。
私の好きな『トムとジェリー』は台詞無しのアクションだけで面白いですし。
ただ、組み合わせの意外性や、状況、場面設定だけで吹いちゃうことは
多いと思います。
そういうツボを意識するといいかもしれません。

それから、せっかくの美味しいネタなのに、うまく生かしきれてないです。
もったいない。
特に、時刻設定はうまく使えば確実に笑いが取れるのに使われていません。
本当にもったいないです。

こうした諸々を考えると、主人公がフランだと話を面白く転がすのが難しい
ように思います。
オチは良いだけに、フラン以外をあてるのも悩みどころですが。
服装のバリエーション(できれば突飛なの)を思いつくこと。
もっと多くのキャラを見知っていること。
こういった人物が主人公なら、もっと話を膨らませることができたでしょう。

とまあ、こんなところで。
参考になれば幸いです。

220210:2009/02/09(月) 14:38:39 ID:BpDYIXcE0
>>212
まだここを見てるかどうかはわからんが……。


>発想力うんぬんの話になるとにわかに改善できる要素ではなさげで。
>このありきたりなネタしか湧かないアタマを何とか……

正直、この言い分は楽をしたいと言ってるようにしか感じられない。
だけど、そう言われても無理っす、って話ならテーマを決めて話を書いてみるといいかもしれない。
例えば、友情とは約束を守ることだ、みたいな感じ。

やってみてそれでも話が作れないってなら、よく売れてる小説読本やシナリオの本読んでみたり
ここでできない部分を詳細に説明してアドバイス求めるなりして、
よそから持ってくることをやめることからはじめるんだ。
現行のままで行こうとしてるようだが、まず立ち止まってよく考えたほうがいい。
なに、テーマはストーリーコンセプトみたいなもんだから、
テーマがあれば独自の話作るぐらいは案外できるもんなのよ。


>自力で笑わせられない力量の無さを

あと一つ気になったことといえば、読み手を笑わせなければならないって考えてないか?
別に読んでくれる人を笑わせなくてもいいんだぞ。
話作る練習がてら、意識変えるために笑いが一つも起こらない話書いてもいいかもしれないな……。

221無在:2009/02/09(月) 18:01:14 ID:6fuCr9n.0
初めまして。創想話の末席をいただいている無在と申します。
拙作『さあ、お茶にしましょう?』(作品集68)についていろいろと悩んでいるのですが、どなたか、批評・批判をいただけないでしょうか。
謹んでお願いいたします。

222喉飴:2009/02/09(月) 18:41:30 ID:RGGyeRtcO
>>217
いえいえ、意見を言って下さっただけで充分です。ありがとうございます。

>>218
他の作品を批評してもらった時にも、描写を増やすべきだと言われました。短く纏めようとすると、どうしても癖で描写を切ってしまうことが私にはあるようです。
218様の言うとおり、そういう描写を増やす、物語にアクセントをつける工夫をこれからなるべく意識していきたいと思います。
貴重なお時間を割いてまで批評していただきありがとうございました。

223喉飴:2009/02/09(月) 18:52:48 ID:RGGyeRtcO
>>219
どこまでがギャグでどこからが悪ふざけ・不条理になるのかがイマイチ良く分からず、安定を求めてちょっとおとなしく纏めてしまいました。219様の意見でキレ味はもう少し足すべきですだと分かりました。
勿体ないと言って下さると言うことはアイディア自体は悪く無かったのですね。やはり生かしきれてないのは描写やネタを広げることをしなかったこと、ですね。分かりました。
服装はどうしても恥ずかしいor可愛いのしか着せたくなかったという私の我が儘な点もあります。
もっとネタを広げるために、『短く纏める』という私のやり方を、一度くらいは曲げてみるというのを視野に入れて今後頑張っていきます。
貴重なお時間を割いてまで批評して下さってありがとうございます。

217様218様219様、皆さん本当にありがとうございました!

224名前が無い程度の能力:2009/02/13(金) 19:17:51 ID:iJ89rDQo0
>>216
「博麗神社防衛24時」読みました。
文章に薄さを感じますが問題ないように思います。作法にちょっと気になるところがありました。

SSで一番問題を感じたのは、読み手の想像力や脳内補完に期待し、無意識に読み手に寄りかかっているように思えるところです。
例えば体言止めの使い方です。
本来なら作者が文を繋いで繋いで雰囲気を作るべき場所で体言止めを多用し、読み手の頭の中でその場の雰囲気を補完させているように見えてしまいます。
また、この話は序盤を読んだ限りでは解決を目指して行動したことやよかれと思ってやったことが裏目にでてどんどん状況が悪くなっていくタイプの話に見えますが、
いざ読むと真逆であり、読者を悪い意味で裏切っていると言えます。
話を作る際、読者を裏切ることが重要だと言われますが、その意味は読者の予想を上回ることがという意味です。
読者の予想を裏切るほどの話を作って、いいものを読みたい読者の期待に答えることが重要だ、ということなのだと思います。
つまり、ほのぼのと思わせておいてバトル、バトルと思わせておいてほのぼの、のような
読者の期待(予想した話の流れ)を裏切る裏切り方はあまりいいとは言えないのではないかと考えます。
こういったものは意識しないと直らないので注意してください。
早く先を書きたいという気持ちや表現しきれないということもあるでしょうが、そこを書くだけのためにあえて悶え苦しみながら数週間踏ん張ってみても悪くないかと思います。

蛇足
(幻想郷には博麗の巫女を死なせるわけにはいかないという不文律があるということで)
(最後まで読めるか読めないかは、紅魔館組が好きなら最後まで読める、普通だとその人の小説に対するスタンスに左右される、嫌いなら読めない、だと思います)

225比目夢 ◆QfX7777hiY:2009/02/16(月) 21:38:03 ID:.N4b64xM0
以前お世話になりました、比目夢です。
創想話の最新作品集の『平生椿事な月葬を』の批評をお願いします。
以前の作品より、読みやすい物になったとは思ってはいるんですけれど。

226毛玉おにぎり:2009/02/17(火) 01:39:30 ID:5yn1lBE60
>>224
あ、ありがとうございます。
そうですねぇ、本を読むときとか、自分の頭の中で描写外の想像をして楽しむ事が多い所為か、それを読者にも強いていた所もありました。
体現止めもその一例ですね……使い過ぎは駄文の良い見本だと言われるのを知りつつも、気が付いたら……

この話はそうですね、何で書いたのかを思い返した所、ただ一点に集約されていたのが問題かも知れません。

「霊夢を守るドタバタの後、縁側でまったりお茶を飲む霊夢と美鈴を書きたい」

そこに話を付けていった感じでした。美鈴可愛いよ美鈴。 最近霊夢も好きです。
閑話休題、話の展開的には、『幻想郷らしい、どこか真剣味が足りない緊迫感を持つ、いつもの風景』みたいな物を目指しておりました。
読者の期待……一直線に物語を進めるのが好きなせいか、読者の期待に応える様などんでん返し、オチを用意出来ないのが悪い癖ですね。
あと文章の薄さですが、最近色々書いていて、自分は我慢が足りないという事を自覚しました。 特に、プロット通りに進んでいるかの様な描写の少なさのまま、話を進めてしまう稚拙さが……
無駄を削いで美しく、ではなく、必要な所まで削いだ、と感じさせる物だったに違いありません。
完成したと思った作品でもジックリ推敲して、描写を丁寧にすることを心掛けます。

最後に、あの長い話を見返して評価して頂き、ありがとうございました。

227名前が無い程度の能力:2009/02/17(火) 17:59:21 ID:hW4SVshw0
>>226
前々からツッコもうと思ってたんだけど良い機会なので。
KBの換算間違ってないかい?
ワードパッドか何かで保存してるデータ量を提示してるんじゃないかと。
『博麗神社防衛24時』の方は調べてみたら40KBそこそこしか無かった。
SSとしてはごくごく標準的な長さでっせ。

228毛玉おにぎり:2009/02/17(火) 19:40:41 ID:5yn1lBE60
>>227
あら……
自分はMac使いなので、付属のテキストエディット(.rtf形式)を使い、その容量を書き込んでいました。
どうやら通常よりも容量を食う保存形式だったみたいです。
いや、不思議だったんですよ。 どう見ても自分よりも濃密な文章を書いているSSとかでも、調べてみたら容量が少なかったりして……・
ありがとうございます。 そちらの方も修正しておきます。

229名前が無い程度の能力:2009/02/17(火) 21:42:13 ID:KPi8k9ag0
東方ProjectクロスSSスレ
ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1234699193/l50

230DNDN:2009/02/19(木) 21:50:39 ID:J5UZaGQg0
こんばんわ
以前ここで「風見幽香と嘘つき少女の交換日記」(作品集68)の
批評をお願いして頂いた者ですが、少し相談があります。
ここで聞いていいのか分かりませんが
該当しそうなスレがここしか見当たらないようなので、ここでお話しさせていただきます。


最近、執筆が全くと言っていいほどうまくいかないのです。
アイディアが浮かんでも途中で挫折してしまうことが多くなったというか
具体的に言いますと、自分の中で、今書いてるのが果たして面白い作品となるのか
考えすぎてしまい、自信を失くしてしまったのです。
前作(上記)を執筆していた頃の自信を取り戻したい。そんな思いでいっぱいなのです。
難しい問題ではあると思いますが、何卒助言を頂けないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

231名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 21:59:33 ID:7eRs2juw0
スランプの抜け出し方なんて人それぞれだからなあ。
よく言われるのは、とにかくとことんやりまくるか、しばらくすっぱり切るか、だと思うけど。
あるいは、余計なストレスがかかってるのかもしれん。
SSを書くのは、別に義務でもなんでもない、趣味なんだから、深く考えないこと。
なんかの合同参加してたりとか、サークル参加するってのなら話は変わってくるが、
そうじゃないなら、ゆる〜く考えておけばいいんじゃないかな。
あるいは思い切って、「つまらなくてもいいさ」と考えてみるとか。

232名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 22:13:53 ID:J5UZaGQg0
>>231
レスありがとうございます

>余計なストレスがかかってるのかもしれん
それは自分でも今現在自覚してます……。
物語自体、書けないことはないんですが
なんというか……途中で山なしオチなしなものばかりになってしまうことが多いのです。
それと前作で頂いた評価(点数とか)が自分の中では想像以上の高評価を頂けたので
それが枷(ストレス)の一つになってるのかもしれないですね。
まさに「最大の敵は他でもない自分」という言葉を痛感してます……。

つまらなくてもいいから気楽に書いたものを投稿するっていうのが一番ですかね。
アイディア自体はあるので、それを完成させられるよう頑張ります。
アドバイスありがとうございました。

233名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 22:37:34 ID:S0tAI.X20
俺の場合は、ひたすら読むな。SSじゃなくて、好きな小説を読む。
積んでる未読本には不自由してないので、読む量だけなら困らない。
そうやって読んでると、触発されて書きたいものがいくつか沸いてくる。
そういうのを頭の中に溜めておいて、しばらく読み続けてから書いてみる。

234名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 22:45:04 ID:Nrf1gXcwO
私も今スランプ真っ最中だけど、友人と会話やメールをして意見交換をするのも結構良いよ。

235名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 22:46:42 ID:J5UZaGQg0
>>233
レスありがとうございます

なるほど
読むことでインスピレーションを得るということですか。
色々と煮詰まってる私の場合だと、それから始めた方がいいのかもしれないですね。

236名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 22:50:50 ID:J5UZaGQg0
リロード忘れてました

>>234
私の周りにも東方ファンな友人はいることにいるんですが
恥ずかしくてどうしても意見交換を持ちかける勇気まで出ないんですよね……w
意見交換できるご友人をお持ちのようで羨ましい限りですw

237名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 22:55:42 ID:hd1zmn5Y0
>>221

『さあ、お茶にしましょう?』読みました。

ぶつ切りにしたような文が多いように思えます。
箇所によっては書くべきことがまとまっていない印象でただ書き流しているように見受けられます。
特に思ったのが下の部分です。
>その単語が私の胸を強く刺していた。お姉さまを『あいつ』呼ばわりした事実が私の心臓を潰そうとしていた。パチュリーの表情は凍っていた。目がぎらぎらと悲しみで光っていた。
>しばらく私とパチュリーは睨み合って――――いや、一方的に私がパチュリーのことを睨んでいた。パチュリーは私の視線を正面から受けとめていた。
>やがて、パチュリーは首を振って、一つため息をついた。そうか、そうなのね――――それだけ呟いて、パチュリーは諦めるような顔をした。
>パチュリーは全てを理解し、諦めたような顔をした。私は思わず、目を背けた。パチュリーの顔があまりにも悲しそうだったので、私は見ていることができなかった。
>パチュリーは机の上の本を取って、膝の上で開いた。パチュリーはまた小さく息を吐いて、本に目をやった。
翻訳物をよく読むのかもしれませんが、このような翻訳調の文体はあまり褒められたものではないので気をつけてください。

作法にも問題があるようです。…と─は……、──と使うのが原則です。
少々逸脱する程度ならいいんですが、
過剰に記号を並べている場所を見ると文字を使って表現することに魅力を感じてないのかなと思ってしまいますので注意してください。


文に書くべき事が纏まっていない印象と書きましたが、ストーリーにも同じようなことを感じます。
初めて読んだときにはフランがどういう苦しみを感じているのかだけが気になってしまい、
フランの問題が解決してないのになんでこんな終わり方になるんだろうと首を捻りました。
本筋のパーツの一つにすぎないフランドールの苦しみが本筋のように書かれているせいで
本筋が妙にわかりにくくなっているのが原因だと思います。

フランドールは暴走する力が嫌なので使わないように努力しているのか、
大切なものを破壊しようとする力がいらないので捨てようとしているのか、
それとも荒んだ精神を安定させようとしているのか、
いつ暴発するか分からない自分をそれでも受け入れて貰いたくてなにか行動しているのか。
フランドールが結局なにを考えているのか、もっとはっきりと表現したほうがよかったのではないかと思います。
次作はなにはともあれ作法を守るようにすることと、本筋がわかりやすいかどうかに注意してみてください。

以上。

238名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 23:05:26 ID:hd1zmn5Y0
連投になってしまうが……。
(気づかなかったぜ……書き込む前は未更新だったんだものorz)

>>230
スランプは、SSを書く力かなんかが一皮むけようとしているときなのかもしれない。
なにが書けないのか、なぜ書けないのか、どうすれば書けるようになるのかをじっくり考えるときかも。

239名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 23:18:08 ID:28SqDEes0
>>238
ドンマイw

>>230
書けない時は無理して書いてもろくなことにならないと思うよ。
>>238の言うとおり、今の自分の力についてじっくり考えてみるのもいいし、
一度書くことから距離を置くのもいいかもね。
なんにせよ気負い過ぎだと思う。もっと気楽にいこうぜ。

240名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 23:19:13 ID:czljAsWc0
>>230

あんまり深く書くと他の人と被ってしまうので、
私からは、ここで何回か引用した"魔女の宅急便"から一節。

ウルスラ 「ジタバタするしかないよ。描いて描いて描きまくる」
キキ    「それでもダメだったら」
ウルスラ 「描くのを止める、散歩したり、景色を見たり、昼寝したり・・・なにもしない。
       そのうちに急に描きたくなるんだよ」
キキ    「なるかしら」
ウルスラ 「なるさ」

241名前が無い程度の能力:2009/02/19(木) 23:32:57 ID:J5UZaGQg0
>>238>>239
確かに気負い過ぎてる部分は多々あります……w
一度書くことから離れてみるべきですね。
さきほどから転々と考えが変わりましたが
「とりあえず今は書くことから距離を置く」という結論に決めました。

>>240
心に響く素晴らしい会話ですね。さすがジブリというところですかねw
ありがとうございます。


今までレスくださった方々、ありがとうございます。
どれも今の私には大変ありがたいアドバイスでした。
今まで自分の中だけで抱えていた重荷も、相談したことで
少なからず軽くなったような気がします。
重ねてお礼申し上げます。
それでは。

242無在:2009/02/20(金) 00:27:37 ID:JwZHbhdI0
>>237
批評ありがとうございます。

文章のぶつ切りですが、あれは半分は自分の筆が上手く進まなかったことと、もう半分はあえて意図したものでした。
今回の論点ですが、間違いなく、フランの苦しみが主題の半分なのです。フランは自分でも何が起こっているのかわからなくなるくらい発狂しているのがこのSSなのです。
というか、狂気というものは理解できなければ狂気とはいえません。その意味でも今回は演出として、フランの一人称ですので、ちぐはぐにしてみたつもりでした。
とにかく今回のフランは狂気に染まっています。それゆえ、文章もまとまっていません。
とにかくフランの狂気パートはフランが他者とわかりあえない、他者を問答無用に傷つけてしまう。それをいかに強調できるかに重点を置きました。
そして、もう半分の主題ですが、これはレミリアの語りが一番最初にあるように、レミリアが一方的にフランを救おうとするところにポイントがありました。
フランは自分では他者に手を伸ばすことができません。それゆえ、無理矢理にでも、誰かが引っ張り上げないといけないのです。そして、フランには実際にそうしてくれる人間がいたのです。
フランの問題は解決していません。解決することはありえません。フランが自分で言っているようにフランは狂ったままです。フランの側から問題を解決することはありません。
ですが、周りの人が救いだしてくれるときもあります。私はこのSSをフランが自分が他者に認められていること、他者といっしょにいてもいいことに気づくSSにしたかったのです。
今思い返してみると、少々説明不足だったかもしれません。確かに、どうしてレミリアがフランをそんなに信頼しているかの描写がありませんでしたから。こういう場合は、修正してもよろしいのでしょうか?
翻訳調の文体ですが、自分としてはフランが息を切らしながら語っているような場面なので、それほど違和感を感じなかったのですが、おかしかったでしょうか。というか、翻訳長とか全く意識して書いていなかったのですが。今後の課題にしたいと思います。
……と――ですが、これは自分なりの演出方法ですので、あえてこのままいかせていただきます。申し訳ありません。自分としては文字を使った表現に魅力を感じていないわけではないのですが。

批評ありがとうございました。
今後も精進していく次第です。

追記:ところで、発表後の修正はどこまで行ってよろしいものなのでしょうか?
   よろしければご教授願います。

243無在:2009/02/20(金) 00:47:04 ID:JwZHbhdI0
連投失礼します。
さらに言えば、フランが意識を失って、レミリアのベッドで起きたところで、フランは発作から開放されています。
正常の精神に戻ったフランは、異常だったときに行った自分の行動を思い出します。
それゆえ、ここで語り部は完全に入れ替わっております。狂気のフランから正気のフランへの転向です。
思えば、ここもちゃんと説明しておくべきだったのかもしれません。

失礼いたしました。

244237:2009/02/20(金) 01:56:08 ID:8aKszz060
>>242

ぶつ切りの文章は狙ってたならそこは言うことないです。
翻訳調になってて激烈にやばいのは237で指摘した箇所だけなので、
次からなければそれはそんだけって話だったりしますし。


まー、ただ。
ここにきたからには最低限…と─は素直に直してください。
ルールですから。
決められたルールを破る人間の言うことを誰が聞くと思いますか?
貴方は誰かにSSを読んでもらおうとしていることを忘れないでください。


>ところで、発表後の修正はどこまで行ってよろしいものなのでしょうか?
好きな範囲でいいかと。
全然別の話を貼り付けてもかまわないと思います。
ただ、変える前の読者の事を考えると自ずと変更できる範囲は限られて来るんではないでしょうか。

245無在:2009/02/20(金) 02:07:42 ID:JwZHbhdI0
>>244
返信ありがとうございます。

>ルールですから。
ルールでしょうか?
文章とは物理的なものです。物理的なものは当然、その形状によって伝える情報量を変えます。
私は――を長さによって、人物の言葉にできないような溜めの感情を表したりしています。
物理的なものを最大限に活用することはいけないことでしょうか?
もちろん、それは人によっては変だといわれる方もいるとは思いますが、可能性として考えられないでしょうか?
申し訳ありませんが、私は一概にルールとおっしゃられても納得できないところがあります。

246無在:2009/02/20(金) 02:21:17 ID:JwZHbhdI0
たびたび連投失礼します。
>>244

>全然別の話を貼り付けてもかまわないと思います。
>ただ、変える前の読者の事を考えると自ずと変更できる範囲は限られて来るんではないでしょうか。

そうですよね……私も加筆修正する際に悩みました。
一度書き直して、再投稿するというのもアリでしょうか?

247名前が無い程度の能力:2009/02/20(金) 02:39:28 ID:8aKszz060
>>246

>ルールでしょうか?
ルールです。
言おうとしてることはわかりますが、それはルール違反だから別の方法を考えろってことです。
この話題についてはこれ以上レスしませんので破るなり守るなりあとは好きにしてください。


>そうですよね……私も加筆修正する際に悩みました。
>一度書き直して、再投稿するというのもアリでしょうか?

ありですが、あくまで個人サイト、沢山の人間が利用していることも忘れずに。
過去に投稿された同じ内容のものがまた新規で投稿されるのは(加筆改変されてるとはいえ)
あまり褒められたことじゃないと思います。

248無在:2009/02/20(金) 02:46:55 ID:JwZHbhdI0
>>247
返信ありがとうございました。

わかりました。自分としてもよりよいSSを書ける機会かもしれないので、新しい方法を探っていくことにします。
文章の変更については、現在のものを変更したいと思います。確かに再投稿はあまり良いことじゃないですよね……

この教訓を今後に生かしていきたいと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。

249バーボン:2009/02/20(金) 12:04:56 ID:6CSooLwo0
初めまして、先ほど創想話に投稿したバーボンと申します。
最新作品集の「紅い月を見ていた」の批評をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか?

250無在:2009/02/20(金) 12:11:55 ID:JwZHbhdI0
再度、連投すみません。
半日ほど経って考えてみましたが、やはり、書き直して再投稿しようかと思います。
このSSは自分にとっても特別な意味があるSSですので。プチか本家かはまだ決めておりませんが、それはこれから考えていこうと思います。
書き直しは一から行うつもりです。このスレで学んだことを活かして、もっと読者のかたにわかりやすいものを書きたいと思います。
そして、おそらく、その書き直しが終わったときはそのSSは元のSSと別物になっているでしょう。作者の自分としても消化不良の作品を投稿してしまったことに後悔の念が絶えません。
もう一度、見直してみたところ、確かに、フランの意志に一貫したところがないようにも見えました。この部分を含め、より狂気と正気の境界を足掻くフランの姿と、それを救おうとするレミリアの心を書きたいと思います。
よろしければ、そのSSを読んでいただければ、私としては非常に幸いです。
生意気な発言、大変失礼いたしました。――や……の使い方についてはこれから考えていこうと思います。今は基礎に則った使い方でちゃんとしたSSを書こうと考えております。
親身な助言、本当にありがとうございました。よろしければ、また忠告していただければ幸いです。

251無在:2009/02/20(金) 12:13:17 ID:JwZHbhdI0
連投じゃなかったですねw
250のアンカは>>247です。

252名前が無い程度の能力:2009/02/20(金) 15:31:56 ID:3EjYWI7o0
すごい勢いで久しぶりのレスです。
創想話に「闇の容れ物 〜 Forgotten darkness believers.」を投稿しました。
ルーミアとオリキャラの話となりますが、よろしくお願いします。

253蕎麦犬:2009/02/20(金) 22:15:31 ID:JUvnMfW20
既に批評待ちの方が何人かいらっしゃる状況で恐縮なのですが、
批評依頼をさせていただきます。
作品集69「月に叢雲、花にとまるは紅白の蝶」の批評をお願いします。
登場人物は二人のみの短編です。どなたかよろしくお願い致します。

254名前が無い程度の能力:2009/02/20(金) 23:17:45 ID:iiw7mhBM0
>>253
描写が大変丁寧で、かといって硬すぎず、
息抜きの文章が入っている辺り、氏の配慮が伺えました。
物語をコンパクトにまとめている事にも好感が持てます。
霊夢と幽香の会話を楽しみたい人にとってはこの上ない良SSだと思います。

ただ、これは雰囲気SSの宿命みたいなものなんですが、
一つのストーリーとして見たとき、どうしてもダイナミックさに欠けます。
そのせいで折角力が入った描写も、「なんとなく良い」の域を脱しません。
ストーリーというものはキャラクターの変化を描くものですが、この作品ではそれが伝わり難い。
冒頭で霊夢があっさり幽香を受け入れてしまってるのに一因があるのではないかと。

「折角一人酒を楽しんでたのに何しに来たのよとっとと帰れ」

ってぐらい険悪な感じを演出してやった方が、
中盤以降の二人のふれあいが際立ってくるんじゃないかと思います。
当然、それだけ嫌がるからには理由が必要ですので、
これまでの二人の関係を描写するエピソードも必要になります。
うまいこと書ければ、物語がより立体的になるのではないかと。

しかし、氏の持つ二人のイメージと決定的に合わないことを無理して書く必要はありません。
書いていて楽しくないでしょうし、ちぐはぐな話に成りかねませんから。
あくまで物語の演出、という観点から見た一意見としてお聞き下さい^^;

以上です。

255蕎麦犬:2009/02/21(土) 00:00:20 ID:sCDZX9JY0
>>254
批評ありがとうございます。

キャラクターの変化を描くストーリーとしての重みに欠けるという点は、
私としましても、かねてから悩みの種ではありました。
そういった一本筋の通った話を書くということに対し、私の中で苦手意識があるのが一番の原因です。
長めのプロットを立てても、かっちり最後まで書き続けるだけのスタミナがないんですね。
文中で仰られた「雰囲気SS」というのは、なかなか的を射た表現だと思いました。
私自身、話の雰囲気に重点を置いて書いている節がありますので。

次の作品か、そのまた次の作品になるかはわかりませんが、立体的な物語という言葉を念頭に置き、
起承転結を意識したメリハリのあるお話を書く努力をしてみようと思います。
自分の中でもやもやとしていたものが、はっきりとした形になってよかった。
ありがとうございました。

256名前が無い程度の能力:2009/02/21(土) 20:49:38 ID:RoKSlZ2w0
>>247
もうレスしないと言ってますしいちいち蒸し返すのも大人気ないですが、このまま無視しておくことは出来ない発言だったので述べさせて頂きます。

>ルールでしょうか?
ルールです。
言おうとしてることはわかりますが、それはルール違反だから別の方法を考えろってことです。

このくだり、まず前提がおかしいです。ルール違反と言っておられますが、それは文章を書く上でのルールですよね?
ならば作者である無在氏が意図的に使用している限り、それを使用するのは個人の自由の範囲であり、一切変更を強制されるものではありません。
もし『三点リーダとダッシュしか文章内で使用してはいけない』というルールが創想話内に存在するのであれば、貴方の発言は的を射ていると言るでしょう。
ですが貴方が言っている事は、単純化すると既存のモノの書き方と言う透明の慣習の枠に当てはめて表現の多様性を抑圧していると言えます。
貴方がルールに拘って読む分には誰も迷惑しないのでいいでしょうが、作者様自身が誤用と分かっていても表現法として扱っているものを否定するのは読み手としても、批評する側としても頂けません。

少なくとも貴方の中のルールで創想話が成り立っているわけでもないですし、ガチガチの文法作法に則って行わなければいけないなどと言う規則もありません。
SSというネット上の媒体、また非限定芸術の発現者という立場から見ても、そういった慣習で一方的に抑圧するのは書き手、読み手双方にとって不利益でしかありません。
少なくとも『一般的には三点リーダやダッシュを使うのが一般的ですよ』程度の助言に留め、作者様が『表現法として使っているので』と言われたら貴方の意見を押し付けるべきではないかと思います。

わざわざどうしてこんな荒れそうなレスを返したかと言いますと、そうやって徒に無益な強制をするのは間違っている、と認識して欲しいのです。

また、これを見ているか分かりませんが、無在氏や三点リーダやダッシュを使っていない作者様方、これは必ず『こうでなくてはならない』訳ではないので、自分の表現の可能性を殺さないで下さい。
ただ表現法の一環として使っているのでなく、単純に間違えて使っているのであれば正すべきだとは思います。確かに文法的には間違っていますし、記号としての意味も違うものなので。

257247:2009/02/21(土) 23:03:40 ID:7Od5w4h.0
>>256

文字や記号、文章は、話を書くためのただのツールではあるけれど、
SS書きの頭の中の、もしかしたら、を読者に伝えてくれる大切な相棒でもあるんだ。
だからどうか誠実に付き合ってやってくれ。

258名前が無い程度の能力:2009/02/21(土) 23:19:51 ID:73DCDF020
>>256

ここはSSの実力向上スレなんだから、公の場に出しても恥ずかしくないSSを書く為にみんな集まってるんじゃないの?
一応「創想話」なんて公の場に投稿しているんだから、文章のルールくらい遵守しても罰は当たらないと思うけど。

結婚式へTシャツにジーパンで来る人はいないでしょう?
実績のあるファッションデザイナーがTシャツにジーパンで結婚式に参加したら、参加者は「ああなるほど」て思うが、
素人が真似したら悲惨なだけ。

自由だ、なんだ言ってるけど、そんなでかい口叩けるんだったらここに顔出す必要もない。
ルール破ってでも読者を唸らせるだけの実力もってるってことでしょ?
どうぞお好きに書いてください。

私はルール破りして、かつ賞賛を得るにはルールを熟知しないと無理だと思うけどね。

ちなみに争点の三点リーダ、ダッシュの用法は紙媒体では殆ど守られてます。
手元の小説よんでみ。

259名前が無い程度の能力:2009/02/21(土) 23:25:17 ID:3SZgHOt60
まあさ

好きに書くのは別にいいけど、ここを見てない想創話の読み手や
あと、もし今後サイトや別ジャンルやることがあるなら確実に突っ込まれるよ

程度の注意ってことでいいんじゃない?今は。
例えばテレ表現で「///」なんてのをたまに見るけどあんなのネタ以外で使うプロはまず居ないし
多くの読み手はそれだけで敬遠する。でもあれにもこだわりある人はいるんだろう

260名前が無い程度の能力:2009/02/21(土) 23:44:07 ID:DzNp1IncO
SSの上達を目指しているだけであってプロ目指してるわけじゃあないんだよ。
『個性』と取るか『ルール違反』と取るかは読者によるんだからそこは作者の好きなようにすればいいと思う。

261名前が無い程度の能力:2009/02/21(土) 23:55:01 ID:PbkhPw0k0
ちょっと論点がずれるけど「…」の数で間を作るのは余りにも安易。
それなら文章で表現した方がよっぽど良い。
敢えて使ってるんだから良いだろうと言われればそれまでだけど、その先にあるのはうんこSSなわけで。
実力のある人は「……」を使うタイミング、頻度、回数、全てが上手い。「…」の数を弄るような小手先の表現じゃないんだよね。

>>256の言うように型を破って表現を追求していくのも良いけど、ルールの中で磨いた表現には絶対勝てないよ。
もしこだわりを持ってルールを破ってるなら、私としてはそんなもの捨ててしまえと言いたい。
それこそ上達を目指すならルールの中で自分の文章を磨くべき。型を破りたいならそれから。

262名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:08:44 ID:dxXzdJbgO
あくまで話の内容うんぬんは自由でいいから、それを面白くするための調味料と考えればいいと思うんだ。<記号


ここはそれを使うための技術を学び合うスレだから、(言い方はあるけども)言われたら取り敢えず心に留め、その後足したり引いたりなんだりして自分なりにおいしくすればいいじゃやい。
と、見てて思った

263名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:15:28 ID:JuK6Wly.0
>>257
ああ、自分もそうであるとは認識している。
ただ貴方が『ルール違反だから直せ』と頭ごなしに言ってるのが気になっただけなんだ。そこは流石に作者の自由だろう、と。
別に誠実に付き合う付き合わないじゃなくて、そうやって全否定するものでないと言いたかったんだ。重点がずれてるかも。

>>258
その例は意味を成さないかと。何故ネット上の媒体で〜とか、非限定芸術と言う言葉を使っているのか、そこに既に答えがあります。
紙媒体では守られるべきだと思いますよ。それらは純粋芸術であるんですからそうあるべきです。
ですが我々ネット上に作品を公開している者は純粋な芸術者ではないのですから、その柵に囚われるべきではない。と言うより柵を柵として受け止めるべきではない。
我々はどう足掻いても素人なのです。
確かに上での話題はルールとして物書きの間では周知の事実ですが、それを誰かに禁止されたり強制されたりする類のものではありません。

貴方の指摘は純粋芸術、所謂書物として売り出されている媒体で通じますし、それがネット上で当てはまるかと言えば是ですが、禁止や強制されるものかと言えば否です。
貴方の言葉を借りると要は『文章のルールくらい遵守しても罰は当たらない』けれど、それを他人が強制するものではない。そう言ってるのです。
特に本人が表現方法だと言っているのにそれを糾弾し止めろと口を挟むのは傲慢だと言いたいのです。
別に誰がどう思おうが勝手ですが、それをこういった『非限定芸術者が作品を公開する場』で他人に押し付けるのは間違っている、と言うことです。

また公の場に出して恥ずかしくない作品とは文法が守られていたりルールに則っていれば恥ずかしくないのでしょうか?
面白いと言う根幹に、枝葉としてそういったモノが存在するのではないでしょうか?文法が根幹にあるべきだと考えるなら、それこそ文学賞に応募すればいいでしょうし。

自分の私的な気持ちで言えばやはり三点リーダやダッシュは守って欲しいものだ、とは思いますが、それが作者さんの表現方法の一つであると主張するならば、それを受け入れるのみです。
受け入れられなければそれはその作者さんと折が合わなかっただけ。受け入れられないからと言ってルールを笠にして弾圧するのは好ましくありません。




なんにしろ、>>256で自分は結構な方に上手く要件を伝えられていないようなのでもう一度書きますが
『ルール違反だ』と言って人の書き方にいちいち、一方的に禁止だの直せだの言うのはおかしい と言いたいのです。
一度指摘したならそれで終わりでいいと思うのです。指摘するのはこのスレとしては当然ですが強制するのはおかしいかと。我々は管理者ではないのですから。

264名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:19:44 ID:FQwyLKHQ0
>>256様へ
 ちょっと心配なので、差し出がましくも言葉を述べさせていただくのです。

 私も、望む形で表現して良いとは思います。したがって、最後のセンテンスには基本的には同意しており、非難する意図はないことをご承知おきください。

 ただ、256様の仰り方だと、ちょっと厳しいと思います、「抑圧」とか。
「批評」というものが具体的に何を意味するのかは、存じ上げないのですが、247氏も自身の立場で、あくまで一つの意見を表明されただけですから、もう少し、こう、ソフトにと申しますか、「表現の可能性を狭めてしまう虞があります」あたりが良いのではないかと思うのです。
破るのは自由だとも書いておられますし。

 勿論、256様は「表現の可能性を狭める批評(ひとまずヤフゥの辞書に従った意味で使います)は間違っている」と仰っているのかもしれません。
ただ、256様の見解も、247氏の見解と競合するものだと思います。

 それをご承知のため、四番目のパラグラフを書かれたものと思われます。

 ただなんと申しますか「貴方のルールで云々」と言ってしまいますと、これはやはりほんのちょっと悲しいと思うのです。
「ルールです」というのは、247氏の考えるルールかもしれません。
しかし「創想話で書く(あるいは文章を書く)上で」という、「表現する際に我々が守るべきルール」について述べておられるわけで、これは必ずしも主張してはダメだと思えないのです。
もし「主観的なものである」という理由でアウトにしてしまうと、そもそも文章作法についての批判が不可能になってしまうからです。
「拙者は絵文字や写真貼り付けSSは嫌でござる」と訴えることができないわけです。
(「嫌なら見るな」という意見などは確かにそうなのですが、あれだけ投稿ペースが早いと作品を探すのが一苦労でして。良い作品を見逃したくないという考えも一つの利益です)

 何より、先に申し上げましたように、256様の見解も247氏の見解と競合するものです。
その理由は、「記号は自由に使って良い」という、文章のルールに関する主張だからです。
そうすると、256様の意見もいわゆる「俺流」というわけでして、これも主観的という理由で退けられてしまう可能性があります。
主観的という理由で、お互いに意見をアウトにし合っていては議論ができません。
実力を向上し合うスレなのに切磋琢磨し合えないのでは、残念無念もう此処来れんになってしまいます。

 ただ当然、どう表現するかは個人の裁量ですから「たとえルール違反でもオレはやるぜでえりゃあおおお!」というガッツのある方は、周囲の評価はさておくとして、応援したいとは思います。
どのみち、本気で何かを表現したいとなったら、いずれの日にかはルールを破らざるを得ない時もあるとは思います。夏目漱石だって造語がいっぱいありますものね。

 長くてすみません。後半部分については割愛します。
 ただ、ルールに関する主張は、まだどちらかが「間違っている」という決まってはいないと思います。

 以前ここで批評をして頂きたいへん嬉しかったので、荒れてしまったら残念だと思い長々述べてしまいました。
今更気づきましたが、もし私の書き込みで荒れたらそれこそ目も当てられませんね。ごめんなさい。

265名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:27:28 ID:G8q5SgSMO
何と言うか、なんだかんだでみんな文章書くのが好きなんだなぁ

266名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:28:22 ID:OI1SjxFc0
簡単に言うと247の頭ごなしな言い方が気に入らないのね。
それだけ言えばいいのに。

267名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:32:33 ID:i9xkZH5U0
長いぞ
三行以上は読めないんだからさ

268名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:36:04 ID:Erw5GuiU0
つか>>259>>261あたりでいいじゃん
気に入らない気に入らないじゃいつまで経っても終わらんのぜ。そろそろやめとけ

あと長文で言い合うのも自重してくれw

269名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:40:54 ID:JuK6Wly.0
すまんw
まぁ一方的に禁止だのルール違反だから止めろだの、押し付けはやめようぜって言いたかった。
そんだけです。正直スマンかった。

270名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:44:50 ID:i9xkZH5U0
つまり面白いSSを書くには空気を読む事も必要です

271名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:46:50 ID:IC.OMGkM0
ドグラ・マグラ 夢野久作
ttp://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2093_28841.html

物凄く極端な例だけどこんな作品もあるよ。
擬音いっぱい、……も──もたっぷり、AAじみたものまで使われてる。
多少ルールを逸脱しても表現したい事があるなら思い切りやればいい。
でもそれと同時に、特別な「こだわり」がないならルールは守った方がいい。
例にあげたこの作品も、推敲に推敲を重ねて「この形」になってるものだから。
決して無知や妥協の産物ではない。
それに記号の数が一つや二つ違うくらいで読者を逃がすのはもったいないよ。

272名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:49:03 ID:FQwyLKHQ0
申し訳ないです。264です。

一文でまとめると、
「俺流は お互い同じ 平和にね」

273名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 00:52:53 ID:dxXzdJbgO
このスレで批評しあうなんて、モンティの哲学サッカー見てる気分だぜ。
取り敢えず、批評待ちの方の見てくるとしよう…

274喉飴:2009/02/22(日) 01:03:34 ID:5a83cBvIO
批評待ちの方が溜まっている中すみませんが、時間にお暇がある方、現作品集にある『パチェットモンスター!』の批評をお願い致します。
ずっと悩み、温めたネタなのですが、途中テンポが悪くなっていないか、という点が気掛かりになってしまってます。
よろしければ、どうかお願い致します。

275名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 02:45:51 ID:34aqIydI0
>>225

『平生椿事な月葬を』を読みました。
旧作はちょと分からないので、それ以外の箇所について書きます。すみません。

読みやすくなったのでは、ということですが、たしかに一文一文では読みやすいのですが、
描写文と説明文が少ないせいか文と文の繋ぎで視点が跳びすぎているように感じ、
読み進めるには逆につらい気がしました。

気になってプチの「東方の青い空」を読んできましたが、
こちらは文章が少ないせいで読みにくいということはなかったので、
今回は読みやすい文を書くということを気にしすぎているように感じます。

今は余計な参考意見など入れず、頭の中にある話を丁寧に書いてみるのが一番いいのかもしれません。
(ここでの批評が二転三転していたならすみません。
批評してる人が毎回違うと書くことも違ってきてしまいます。そこは勘弁してください)
その際どうしても書けないことができたら、SS向上スレで質問してくれれば、と思います。

以上。

276257:2009/02/22(日) 03:28:38 ID:34aqIydI0
>>269の主張は相容れないが、言いたいことは分かったよ。
物言いには気をつける。すまなかった。

277比目夢:2009/02/22(日) 09:38:46 ID:oxKQ.mks0
>>275

批評ありがとうございます。
一作目が非常に読み難いものでしたので気になっていました。
一旦、余計な事は考えず素直に書きたいものを書いてみようかと思います。

278名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 13:00:29 ID:w1o07xJI0
>>249

それでは、簡単に批評させていただきます。

求聞史記の活用と言うことで、シンプルで良くまとまってると思います。
ただ、あまりにも元ネタがそのまま取り入れられていて、分かる人には、
「ああ、そのまんまで入れてるな」
と分かってしまう所が苦しいですね。

せっかく元ネタを入れたのならば、もっと元ネタの存在を活用することを考えた方がいいかも知れません。

・咲夜の上司/同僚がカレー先輩だった
・咲夜の家系はイヴァリース出身だった

とか。
そうすれば、元ネタを知ってる人もニヤリとできるでしょうから。

でも、これをやると難度の高いクロスオーバーSSになってしまうのでお勧めしません。
やはり、元ネタはあれども、アレンジして東方の世界なり、オリジナルの世界なりに混ぜ込んで隠してしまった方が
良いと思います。

で、元ネタの話を引っ張りますが、
求聞史記、カレー先輩、イヴァリース等元ネタを知ってる人に取っては、それらをさっ引いた作者のオリジナリティ部分が
一番読みたいところであり、このSSのテーマであって欲しいというのが正直な所。

そう考えると、
「如何にして、吸血鬼ハンターたる咲夜がレミリアの僕たりえたのか」
の部分がこのSSのキモとなるのですが、この論理設計が甘いのと、あっさり薄めに書かれていたのが残念です。
例えば、


・"首を横に振ろうとしても、上手く体が動かない。"
 ↓
 "吸血鬼と契約を交わす代行者。お笑い種かもしれないけれど、例え吸血鬼でも私に居場所が出来た。
  屈辱感や被征服感よりも、安心感が先に立つ。"

 この辺の論理展開があっさりしてますよね。首を横に振る拒絶の意志を持ってるけど、運命操作の能力の話と
 紅茶を淹れる話だけであっさり肯定の意志に変わる。
 もっと葛藤があっても良いんじゃないでしょうか?
 葛藤が無い、というのならば最初に拒絶の意志を示す理由を説明した方が良いと思います。
 「化け物の僕になる?冗談じゃない」とか。


・魅了で咲夜を手に入れていることについて、紅魔館メンバーはどう思ってるか。
美鈴は口を濁したが、それはレミリアの命令だからか。
美鈴は、咲夜に真実を知って欲しいか、欲しくないか。魅了にはかかったままでいてほしいか。
魅了から抜けてなお、紅魔館に仕えて欲しいのか。
魅了という、ムリヤリな方法をつかったレミリアに対して、どう思ってるか。嫌悪感?当然の事?
もしかして、美鈴も魅了にかかっているのか。


・そしてレミリア自体の心は?
 最初は魅了を使ってムリヤリ手に入れたかったのか、咲夜の意志を尊重する気はあったのか。
 法衣を放置していたのは、魅了が切れることを期待していたのか、魅了による繋ぎ止めに罪悪感があったのか。
 罪悪感がないのならば、魅了を永劫的に重ねがけすることは考えなかったのか、出来ないのか。


↑は全て描写せよ、と言ってるわけではありません。
ただ、作者のプロットや頭の中にこういう設定(裏設定)を持っていると、
「だからここの描写はこう書くんだ」
という所が見えてきます。例えば、
  
・レミリアが咲夜を勧誘するシーン。
 咲夜の意志を問うか。強制的に血を投入するか。

とか。
ひょっとして↑のような事は考えられていたのかも知れませんが、
それならせめて、匂わす程度の描写を追記して肉付けして欲しいな……というのが、私の感じた所でした。


後は、細かい所を。

・求聞史記
 設定を引っ張って来るのならば、咲夜の名前についても少し触れて欲しかったなぁ、
 と言うのが一点。元ネタがあってそこから設定を拝借するなら、なるべく元ネタの設定を尊重して混ぜ込まないと、
 「都合の良いところだけ抜き出しか」と読者側としては思えてしまうので。

・咲夜の所属組織
  「教会」とありますが、現代において未だに羊皮紙を使うなど、かなり時代ががった組織ですね。
  ひょっとして、作中の過去と現在は数百年以上開きがあるんでしょうか?
  元ネタのカレー先輩だったらそれでも良かったでしょうが、咲夜はただの人間ですし、無理があるのでは?
  と思いました。
  咲夜はタイムトラベラーだから、とまとめても良いですけど、それもどこか人間的には見えないですよね。
  後、咲夜が失敗した後、この組織はどうしたのでしょうか?(レミリアにカウンターで壊滅させられた?)
  地味に気になりました。


以上です。
まとまりがなくて申し訳ないですが、参考程度にしていただければ幸いです。

279名前が無い程度の能力:2009/02/22(日) 15:14:09 ID:G8q5SgSMO
>>278
いえいえ、凄く参考になりました。
論理展開のくだりなどは、個人的にも上手くいかず悶々としていたので、次作の糧とさせて頂きます。

ただ、詠唱なんかの小ネタに関しては、特に世界の繋がりを意識したわけじゃないんです。
未来を見て咲夜の詠唱を当てるレミリアのシーンを入れるに当たり、
「なら、ここでこれを入れたら知ってる人は反応するかな」
くらいに軽く考えて入れた物でした。
クロスを書いたつもりは皆無です。それは別の適当な所でやりますし。
あくまでも本題には関係無いパロディです。ただ、世界観に合わせてアレンジするのはやはり必要ですね。

わざわざ丁寧に批評を頂き、本当にありがとうございます。
次回書く時にこのスレにお世話になると思いますが、その時はまたよろしくお願いします。

280名前が無い程度の能力:2009/02/23(月) 17:04:45 ID:u3hPy1u.0
批評依頼がちょっと見逃しやすい感じになってるけど、
現在、>>252で闇の容れ物 〜 Forgotten darkness believers、
>>274で喉飴さんのパチェットモンスター!が批評なし。

281名前が無い程度の能力:2009/02/24(火) 06:27:39 ID:Ud8n36nQ0
>>274
『パチェットモンスター』を読ませていただきました。
元ネタのポケモンを知らないのですが、批評させていただきます。

まず、作者さんが気にされているお話のテンポについてですが、さほど悪くはないです。
導入からメインのネタそして終わりまで、展開の速度に違和感を覚えることはありませんでした。
ただあえて言うと、文章のテンポにややもどかしさがあります。
日本語の文章は、同じ言葉が近いところで何度も出ると、引っ掛かりを感じます。
具体例をあげるならば次のように(カッコ内が重複する言葉)


> 椅子から軋む音が響く。その小さな音さえ、この静かな図書館では響いて聞こえた。
(響)

> パチュリーとの約束の日。フランドールは約束に期待して
(約束)

> スライムが放つ弾幕を華麗にかわしながら、隙をうかがう。
> スライムの放つ弾幕は非常に少なく、分かりやすい直線的なものだったため、かわしやすかった。
(スライム、放つ弾幕)


もちろん、絶対に重複してはいけないというわけではなく、あえて重ねることで印象を強めるという手もあります。
たとえば、


> 全身を震わせ、涙目のミニゴーレムに向かって、フランドールはボールを投げた。
> 泣きながら投げた。
> ちくしょうと言いながら投げた。
> 目を瞑り、歯をギリッと鳴らして、投げた。


ここは言葉の繰り返しがきちんと使えているなと思いました。

それと、ラストに書かれている「パチェットモンスター製作スタッフ一覧」が蛇足じみているかもしれません。
おそらく最後の三行をギャグのネタとして使うためと思ったのですが、その前がやや長いのでうっかりそのまま読み流してしまいそうです。
自分は一度、気づかず読み流してしまいました。

最後に一つ指摘するならば、テンポが悪くないだけに、大きなどんでん返しなしに終わっているのがやや物足りないです。
ギャグなので結末にもうちょっと派手なひねりがあってもよいかと思いました。

批判点は以上のようになりますが、総合的にみると悪くない短編です。
ギャグ、というには少し上品さがあって、ほのぼのとした感じが抜け切っていませんが、この作風のままでよいと思います。

282喉飴:2009/02/24(火) 12:27:34 ID:CAcJIXocO
>>281
提示されたその重複は、私自身、違和感を感じた部分ではありました。やはりそこはじっくり改善すべきでした。
印象を強めるために意図して使用した箇所は、『投げた〜』の部分だけでしたから、そう言って下さると嬉しいです。
スタッフ一覧は、最後にインパクトをつけるために加えたのですが、蛇足気味に感じられましたか。非常に有り難い意見です。
大きなどんでん返しが苦手な私は、スタッフ一覧を代わりに使用しましたが代わりにはならなかったようで。
作風をどうするか悩んでいたため、そう言って下さるなら私はこのスタイルを貫きたいと思います。
今後は、より良い短編を書き上げるべく、さらに修行していきたいと考えます。
最後に、貴重な時間を割いてまで作品を批評して下さり、本当にありがとうございました。

283キロリ:2009/02/26(木) 15:40:38 ID:2d23MdA20
批評依頼です。
作品集70「蓬莱人が死んだとさ」の批評をお願いします。
コメントにて何かが足りないと言われているのですが、
自分では作品を客観的に見る事が出来ず、何が足りないのかいまいち解りません。
また、それ以外についても気になる点があれば是非お願いします。

284名前が無い程度の能力:2009/02/28(土) 05:02:04 ID:bibCUnfg0
>>252
「闇の容れ物 〜 Forgotten darkness believers.」を読ませていただきました。
まずこの作品で気になったところは、オチがわかりにくいところです。
ルーミアがカラスと別れた理由が明言されておらず、一読ですぐに理解できるものとは言えない。
あえて明らかにせず推測させて楽しませるには、作中で示されている材料が不足で、今ひとつ効果が出せていません。
ルーミアの2つのアドバイスと、ラストの『山口県』の看板の意味も不明です。ただの背景やフェイクの類だとしたら印象が強すぎて失敗ですし、重要な意味を持っているのだとしたら説明不足だと思います。

また、序盤での青年の一人称も、展開を損ねているように思えます。
いわばチョイ役でしかない青年に、三人称小説の中での一人称表現という印象が強い部分を割り振ったのはなぜでしょうか?
ルーミアの恐ろしさや残酷さや美しさなどを描くには、三人称のままでも十分ではないかと感じます。
テキストの量もここだけで全体の四分の一を占めており、バランスが悪いです。
カラスとルーミアとの付き合いを描いたシーンが少なく思えるので、そこを増量すれば釣り合いがとれたのではないかと思います。

ルーミアのリボンについてですが、本人が触れない御札という設定をあえて無視したのは悪くないですが、その割には扱いが少々物足りないのが残念。
もっと作中での露出を増やして印象を強め、カラスとの関係もはっきりと示せばよかったのではないかと。



そして文章ですが、どうにもひっかかりがあります。
同じ言葉が近い場所で重複している箇所が多くあるのと、「事」「居る」などの漢字を開いているものといないものが混在しているのが問題ではないかと。
例えば言葉の反復を挙げれば、

> 町の外れにある、さほど広大ではない森。広大ではないが山と繋がっており、全体を見
ると広大といえなくもない。
「広大」がこの短い文章中に3つも使われている。

> ざわざわと自然の音に包まれた森に突然、がさっ、と人為的な音が響く。烏が音のする
方に目を向けると同時に一人の少女が現れる。
「音」が3つ。

などです。
あと、誤字が一つ。

> 特に変わりのない森にしか見えなかい。
「見えなかった」か「見えない」かのどちらかではないかと。



総合的に見ると、オリキャラであるカラスとルーミアの関係描写が足りないのではないかと思えました。
創想話ではオリキャラ話は難しく、オリキャラが東方キャラを食ってしまうほど個性が強いと嫌われる傾向があります。
ですが、それを恐れて表現を少なくしてしまっては、なんのためにオリキャラをメインにしたのかというものです。
オリキャラを使って東方キャラを美しく彩れるような、そんな使い方ができればいいと思います。

285252:2009/02/28(土) 19:43:33 ID:2nwbe/cI0
>>284
評価お疲れ様です。
メインはあくまでルーミアということで、カラスの描写を少なくしようとしていました。
それを意識しすぎた結果、最初の青年が全体で見ると長すぎることや、語り足りないといった問題を招いてしまったようです。
締めの問題も、語ることで材料を増やすべきと反省です。

文章の部分は指摘されるまで全く気がつきませんでした。
意識はしていたのですがお恥ずかしい限りです。赤面ものです。

小説を書くにあたって新たな視点が見えたような気がします。
有意義な指摘ありがとうございました。

286252:2009/02/28(土) 19:56:10 ID:2nwbe/cI0
連レス失礼します。

>>「事」「居る」などの漢字を開いているものといないものが混在している
の部分についてです。

「事」は事件や事故といった現象についての場合使うようにし、
「居る」は人や動物に対応する場合使うようにしています。詳細な条件は書くと長いので大雑把です。
明らかに変だろう、という部分はあるかと思いますがこれはやってはならないことなのでしょうか。
全部開くだけで解決する問題ですが、そう使っている人はいないのだろうかと疑問です。

287名前が無い程度の能力:2009/02/28(土) 22:24:15 ID:0BHp3Gno0
>>286
横レスしてみる。

昔は開いているものといないものを混在させていた作家もいました。
しかしそれは、「〜こととなった」を「〜事となった」と変え、
平仮名の連続を減らして字面を良くするために、とかであって、意味的な差異を持たせていたわけじゃありません。

それも最近は開くなら開く、開かないなら開かない、で統一する流れになっています。

書き手の工夫なんて、はっきりと伝わるように書かなければ間違いなく伝わりません。
「『事』と『こと』が混在しまくってるけどこれには意味があるのか!?」
なんて、いちいち紐解いてくれる読者はまずいません。
「推敲適当だなあ」って感じて評価を落とす人がほとんどでしょう。
ならば冒頭に「『事』はこれこれこういう時に、『こと』はこういう時に使ってます」って注意書きしますか?
興醒めして即バックする人がほとんどですよね。

勿論、どうしても使い分けたいのならば、アマチュアなんですし別に構いません。
しかし、書き手の基準(=好み)での漢字と平仮名の使い分けなんて、
読者にとってはノイズにしかなりえないのです。
読者は文章ではなく物語を読みにきているのです。
ノイズは少ない方が物語にすっと入っていけるでしょう。

統一することを強くオススメします。

288DNDN:2009/02/28(土) 23:23:28 ID:TpsqgMB.0
こんばんわ、DNDNです。
前作から約1か月開けてしまいましたが、本日無事
「それでも彼女は私の友達です」(作品集最新:70)を投稿することができました。
さっそくなのですが、この拙作の批評、ひとつよろしくお願いします。

289名前が無い程度の能力:2009/03/01(日) 00:22:27 ID:lrDriDac0
作家が「事」と「こと」は意味として違うと考えているのにそれをどちらかに
統一させてしまうと、正確でない表現を強いることになります。なので、
読み手に迎合することなく自分が正しいと考える表現を使い続けていいと思います。
自分が表現したいことに対して、正確な言葉を充てることを心がけた方が
実力の向上につながりますから。

ちなみに、文法の話をすると、形式名詞なら「こと」、普通名詞は「事」で使い分けるのが
正しいはずなので、この使い分けに則っている限りノイズにはならないでしょう。
ただし、252さんの作品では「こと」を使うべき箇所に「事」が使われてたりもしてますね。

と、ここまで書いてなんだけど、たぶん大部分の読者は全く気にしないと思うから
好きにすればいいと思うよ。強制するほどのルールではないし。

290284:2009/03/01(日) 00:25:38 ID:ooE8MJFM0
>>286
言おうとしていたことはすべて>>287の方が書いて下さったので、ちょっとしたフォローを。
漢字の開く開かないは、>>284で挙げている気になった点の中で、もっとも優先度が低いものです。
文章の引っかかりは、同じ言葉の重複の方が原因として大きいので、そちらの方を重点的に気にすると良いと思います。
作品の音読などはされていますでしょうか? 声に出すと単語の重なりなどがわかりやすくなるのでおすすめです。

291名前が無い程度の能力:2009/03/01(日) 01:43:19 ID:vgeiarxEO
『こと』『事』など漢字・ひらがなを使い分けることは必要ですし統一する必要は無いと思いますよ。
ちなみに高校か大学で使い分ける場面や必要性は習う場合があります。
他の例を挙げますと『とき』『時』も意味や状況で使い分ける必要がありますし。
まぁプロ目指すわけでは無いのですから統一するもしないも作者さんの自由ですがね。

292252:2009/03/01(日) 14:40:33 ID:mR9RHrJk0
幾つかの回答ありがとうございます。
反発したいわけ(わけも訳がありますね)ではなくそう描く作家は存在しないのだろうか、と思っただけでした。
とりあえず漢字を開くことで対処し、機会があれば日本語について勉強してみることにします。

>>290
自分はどうも音読にさほど効果がないようです。
悪い癖のせいだとは自覚しているのですが癖なのでなおすのも難しく……。
方法を変えて対処しようと考えています。

293名前が無い程度の能力:2009/03/02(月) 18:15:05 ID:xlXOwJx60
>>283
「蓬莱人が死んだとさ」の批評をさせていただきます。
読み終わったあと、自分も「惜しい、足りない」という気分になりました。
コメントにもありますが、不足しているのは余韻です。
まるで起承転結の結を省いているような残念さを感じます。
結末はもっと長い方が良かった。

具体的には「そうして妹紅は語っていく」から始まる最後の5行。
ここで具体的描写をせずダイジェストにしてしまったのが実に惜しい。
妹紅がこれまでの気持ちを輝夜に伝えるときの、口調・語り口・動作など。
輝夜に面と向かって言うので、当然これまでとは異なる態度でしょうし、
内容も多少違うかもしれません。
また、その言葉を受けての輝夜の反応。態度の変化など。
これらが詳細に書いてあれば良かったと思います。

後日談の類は一歩間違えれば蛇足になってしまうので配分が難しいですが、
今作品は締めがあまりに物足りません。
今のままでも悪くはないですが、そこさえきちんとしていれば素晴らしい作品になったことでしょう。

294瀬の岩紀由:2009/03/03(火) 03:35:28 ID:MVL4IT9E0
はじめまして、瀬の岩紀由と申します。
文章に磨きをかけたいと思うのですが、中々一人では上手くいきません。
なので、このスレの皆様の力をお借りしたいです。

批評を希望する作品は、作品集70『幸せな少女の話』です。
よろしくお願いします!

295キロリ:2009/03/04(水) 00:59:27 ID:kWs7nzMg0
>>293
批評ありがとうございます。
妹紅の思考は既に前半で出ているため、輝夜に話すにせよ同じ内容を再び書くのは冗長かな?
と思ってダイジェストっぽく端折ったのですが、それがダメだったとは……。
次は余韻に気を付けてみたいと思います。

296名前が無い程度の能力:2009/03/04(水) 02:13:07 ID:EB6DIToM0
>283
読みました。
しっとりとした、良い雰囲気のお話でした。
私としては、このままでも悪くないと思います。
293さんが感じるような物足りなさは感じませんでした。
ですが、一応、読んでいて自分なりに惜しいと思うところはあります。
一言でいうと、重さ、でしょうか。
今のままでも読みやすいし話もすっと入ってくるのですが、妹紅
について、もう少し深く書き込んでもいいのではと思います。
人を殺すってのは、大変なことです。
普通に生きるなら、まずやらないこと。
しかし、妹紅はそれでも岩笠を殺し、さらに輝夜と長く殺し合いを
続けました。
本来、人の命は失えば終わりです。二度と取り返しがつきません。
そのことに妹紅が思い至り、後悔に苛まれるところが薄いと
感じました。
ここでもっと「タメ」があれば、終盤、更に良くなったんじゃ
ないかと思います。

以上、参考になれば幸いです。

297マサキ:2009/03/04(水) 02:17:16 ID:bDVHbqQQ0
はじめまして、批評依頼をお願いしに来ました。
作品は最新作品集の【思いは神と風を越えて】になります。
どうか、よろしくお願いいたします。

298名前が無い程度の能力:2009/03/04(水) 15:27:41 ID:FE92k2/A0
>>294
『幸せな少女の話』読みました。

作法に問題があります。
句読点はしっかり打つ。文章の終わりでもないのに改行しない等ができてません。(他にも沢山ありました)

>文章に磨きをかけたいと思うのですが、中々一人では上手くいきません。
>なので、このスレの皆様の力をお借りしたいです。

と言われてますが、作法ぐらいは自分で判断できるはずです。というかしてもらわなければ困ります。
こういったものはネットでも調べられますし、詳細に書いてある本も書店に売っています。
文章に磨きをかけたいと言いながら調べればわかるものを調べない者にアドバイスしていいものかちょっと考えてしまいます。

もしかすると作法を軽視しているかもしれませんが
作法を無視した書き方が上手くなると、擬音小説、過剰改行小説、携帯小説等ゴミ小説しか書けなくなってしまいます。
五分で書けて三分で読めるとは昔氾濫した擬音小説を馬鹿にした言い方ですし、
過剰改行小説は、間や情緒等を描写するためにある小説独自の文章回しができなくなります。
携帯小説にいたっては作文、散文的で小説と読んでいいのか疑問です。
(大まじめに恋空とか書きたいと言われるなら止めませんが……)
作法を守ることは意外と大事だったりします。

まだまだ欠点はありますが、
SSを一本書ききれず挫折する人が多い中でしっかり書き続けられているのですから、
次はスタートラインに立つことを考えてください。
現状目指すレベルは、ごんじり氏、与吉氏、aho氏等凄腕の方々です。
欠点を一つ一つ克服していけば決して不可能ではないので次作は作法厳守でがんばってください。

299瀬の岩紀由:2009/03/04(水) 16:23:20 ID:U7DgReX.0
>>298
確かに、おっしゃる通りです。
ssを書きたいという気持ちばかりが先行して、基本となる文章作法にまったく注意を払っておりませんでした。
基礎となるものを学ぼうともしていなかった自分が今、本当に恥ずかしいです。

これから基本を学び直し、最低限小説と呼べるものを作り上げられるようにします。
貴方のお言葉がなければ、私はこのようなことに気付きもせず、小説とは呼べないものを垂れ流し続けていたと思います。

最後になってしまいましたが、ご指摘本当にありがとうございました。

300名前が無い程度の能力:2009/03/04(水) 17:31:40 ID:5gAMEwK2O
>ゴミ小説しか書けなくなってしまいます。

余計な一言を言う辺り、なんもかわってないなお前さん。

301名前が無い程度の能力:2009/03/04(水) 19:31:01 ID:Kf0Jy77E0
>>294
「幸せな少女の話」を批評させていただきます。
内容としては、良い感じのレミリアの一人称過去話で、ストーリーに違和感を覚えることもない素敵な作品であったと思います。
なので、今回は文章についてだけ指摘させていただきます。


まず、つっこまれそうな小説文章の基本から。
三点リーダー(…)は2つセットで使ってください(……)。ダッシュ(―)も2つセットで使うのが基本(――)。
段落の最初は一字下げてください。全角空白を一つ入れて。
感嘆符(!)や疑問符(?)のあとに文を続けるときは、空白を一つ入れてください。
また、文の最後に句点が入っていないところがあります。
それと横幅が広がりすぎないようにと考えてのことでしょうが、文の途中で改行するのもどうかなあと思います。
ここのようなBBSでは配慮すべきことですが、創想話においては段落の最後まで改行しないほうがいいのではないかと。

と、小説文章についていろいろ言いましたが、「ネットのSS」なのであえてそれを守らないという考え方もいいのではないかと思います。
自分は>>298さんとは違ってケータイ小説の表現もアリだと思いますし、古い話ですが「侍魂」というサイトの表現も価値があると思います。
ですが現在の創想話の雰囲気としては、小説の作法をきちんと守っていたほうが評価が高いのではないでしょうか。


次に文章の細かいところについて指摘します。

> ―――お姉さま!今目が覚めましたの?
ここから始まる5行には、文の途中で変な全角空白が混じってます。

> ―――いってる意味がわからないわお姉さま?獲物を狩るのは当たり前   でしょう?
ここの1行にも。

> 透けるような青味がかった銀色の髪
この一文、どうも違和感があります。
おそらく「透けるような」が修飾している言葉が「青味」なのか「銀色の髪」なのかわかりにくいからではないかと。
「透けるような青味がかかった銀色の髪」または「青味がかった透けるような銀色の髪」の方が良いのではないでしょうか。

そして、「妹が生まれた」という文からしばらくして「フラン」という名前がいきなり出てくるのも気になります。
まあ創想話を読んでいる人にとっては、レミリアの妹=フランというのは常識ですが、それでもちょっと。
「妹が生まれた」という部分が「フランドールという名の妹が生まれた」などであれば、違和感がないと思います。


誤字脱字について指摘します。

> 我に帰った
我に返った

> 頭に血が登った
頭に血が上った

> 悲鳴を挙げる
悲鳴を上げる

> 隣にいた筈のフランの姿みえなくなっていた
隣にいた筈のフランの姿がみえなくなっていた

> 私は悲しさと怒りでカッなって
私は悲しさと怒りでカッとなって


最後に細かいところですが変換ゆれを指摘します。
「はず」「筈」
「くらい」「位」
「二人」「2人」
「わけ」「訳」
「ため」「為」
「そば」「傍」
「人たち」「人達」


以上のようになります。
細かいところばかり指摘しましたが、作者様が文章に磨きをかけたいと思われるのであれば、細かなところも油断せずに推敲するといいと感じました。

302キロリ:2009/03/04(水) 22:56:18 ID:kWs7nzMg0
>>296
おっと時間差ががが。批評ありがとうございます。
どのくらいまで重くすればいいのか、ちょっと計りかねた感じですねぇ。
あんまり重すぎると暗いだけになってしまう気がして。
大変参考になりました。

303瀬の岩紀由:2009/03/05(木) 00:44:32 ID:d6tX2RCo0
>>301
批評ありがとうございます。
細かい誤字脱字、更には変換揺れまで見ていただいて、本当に嬉しいです。
自分でも投稿する際にチェックを行うのですが、書きあげたという興奮と自分への甘さからくる見落としが
大変多いことを痛感しました。
三点リーダーとダッシュの決まりに関しても、恥ずかしながら全く知りませんでした。

文章部分の不自然な空白に関しては、完全に私の推敲時の見落としです。
これからは人に見ていただく前に最低限のミスは自分で修正できるよう注意していきたいと思います。

> 透けるような青味がかった銀色の髪
この一文には自分でも違和感を感じていました。なるほど、修飾されている語句が不明瞭であることが原因だったのですね。

フランという名前を出すタイミングも書きながらどこで出すか迷ったのですが、確かに最初にフランに関して触れる時点で
出した方が、唐突さが無くなりますね。本当に、勉強になります。

また文章作法に関してですが、私個人としてはケータイ小説等の崩された文体にも魅力は感じています。
しかし、やはり書道と同様に基礎あってこその崩しであると思うので、基本の作法にのっとった文章が書けるようになってから、
改めて特殊な文体に挑戦していきたいと思います。
私のようなものが言うのも何なのですが、本当に小説の世界は深いと書く側になってから改めて痛感しました。

これから自分を鍛えて、改めて創想話へ投稿させていただこうと思います。
その時はまた、こちらの方々へ批評をお願いしたいと思っています。
少しでも多くの方々に楽しんで頂けるよう、精進していきます。

最後になりましたが、多くのご指摘にアドバイス、本当にありがとうございました。

304プラシーボ吹嘘:2009/03/05(木) 19:18:07 ID:4HEzdW4Y0
プラシーボ吹嘘と申します。作品集70に投稿しました拙作「墓参る」の批評をお願いいたします。
文章や内容に粗が多々あるのは勿論ですが、特に、構成に関してのご指摘を頂戴できましたら幸いです。
登場人物が多いため、冗長になってしまうのは覚悟の上、ある程度のメリハリが付くよう工夫したものの
各エピソードが似たり寄ったりで全体的に平板になっていやしないか、逆に、一部分だけが浮いてしまってはいまいか
ご教示願えればと思います。

話は変わりますが、以前批評していただいた作品集58「夜雀の歌が聞こえる」(一部、加筆修正を行いました)につきまして
「作品の中でオリキャラのキャラが立っているか・展開に不要ではないか」
「オリキャラが作中の雰囲気に馴染んでいるか・設定が突飛過ぎないか」
の二点について、もしお暇な方がいらっしゃいましたら、何かしらご意見をいただけないでしょうか。
現在執筆中の作品に生かしたいと考えています。

以上各々、図々しくもよろしくお願い申し上げます。

305名前が無い程度の能力:2009/03/07(土) 00:08:09 ID:vrLlkZTU0

>>288
「それでも彼女は私の友達です」読みました。
文章におかしな箇所はなく、十分書けていると思います。
作法も変なところに改行があるなどしてますが、強く指摘するほどのものではないように思います。

ストーリーも面白いです。ですが、少々パンチが欠けているように感じます。
パンチが欠けるといってもストーリーが盛り上がりに欠けるという意味ではなく、
妙な薄さが感じられるように思えます。

薄さを感じる原因は、おそらく読者に知らせる情報を出すタイミングがよくないためです。
箇所としては、目を覚ましたパチュリーが紅霧に包まれた外を見て驚くところです。
紅霧に包まれた外を見て、なぜ霊夢が動き出す最悪の状況になっているのかとパチュリーは混乱していますが、
霊夢が動いてなぜ最悪なのか、どう最悪なのかがここまでで具体的に書かれてないため、
読者にはパチュリーの驚きや不安を感じ取れず、
パチュリーの危機感やその後の心情をどこか遠くから眺めているような冷めた感じになっています。
ここで書かれたパチュリーの危機感は、最悪の状況になった現状をなんとかしようとする動機になっていますので
ここのパチュリーの心情が読者に伝わらないと、読者がこれ以降の流れを上っ面でしか追えなくなる原因となってしまいます。
(そして、話を上っ面でしか追えなくなるのがSSを読んで感じる薄さの正体だろうと思います)

その改善策、というほどたいそうなものではありませんが、読者にこの箇所でパチュリーの混乱を感じ取らせるために、
パチュリーが考えていた最悪の状況を前もって書いておく必要があったのではないかと考えます。
レミリアを説得するときにはじめて現状の具体的な危険性について書かれますが、
レミリアに合わせてパチュリーの混乱を理解しても、読者としてはパチュリーが混乱したのは遙か前なので遅いわけです。

今回のように情報を出すタイミングがよくないと、
主役が感じている心情やプレッシャー、危機感等を読者に感じ取らせることができず、
なにかが足りない、なにか薄いと感じる話になってしまいます。
それ以外は十分書けていると思いますので、次作ではそこを注意してみてください。

以上。

(ぬああ、すげえわかりにくいような。意味が分からなかったらほんと申し訳ない)

306DNDN:2009/03/07(土) 00:44:18 ID:yl1KVSIE0
>>305
拙作の批評をして頂き、まことにありがとうございます。
指摘してくださった部分は十分に理解できました。

確かに改めて見返すと妙な薄さを感じますね。
悪い意味でぽんぽん軽いまま話が進んでしまっているようで……w
もう少し煮詰めて、パチュリーの危機感を重点的に描写するべきでした。
少しリラックスしすぎたまま執筆してしまったのも原因の一つですね。
(スランプ脱出の糸口になればと書いた作品だったので)

指摘された注意点の改善と己の執筆意識の引き締めを心掛けながら
次回作に取り組んでいきます。
改めて批評してくださったことにお礼申し上げます。
ありがとうございました!

307神谷:2009/03/07(土) 13:51:21 ID:ru3e.LX60
また批評をお願いしに来ました。

作品集71(最新) 喜ぶ顔が見たいから

の批評をお願いします。
自分の作品を客観的に見ることが出来ないので、欠点や違和感などの指摘をお願いします。

308名前が無い程度の能力:2009/03/07(土) 23:25:47 ID:QHWRrllo0
>>307さん
読んで来ました。
あらすじはどこも悪くないと思います。
ただ、捻りがないような気もします。
せっかく、「発明コンテスト」の話しを出したのだから、もっと絡ませてもよかったのでは。
私はあらすじを見るのが苦手なので、このぐらいにして一つ気になったことを。

>>それが私のイライラを加速していた。

このように主述が曖昧な部分が見られました。
やはり、<させていた>の方が良いのではないかと。
少し、首を傾げてしまう部分でした。

批評といってもこの程度ですが、参考になれば幸いです。

309気の所為:2009/03/10(火) 07:21:30 ID:RuXXaT4o0
 初めまして。気の所為と申すものです。
 少し前になりますが、作品集68の拙作『丸い部屋』の批評をお願いします。
 どうにもどこか自分でも読んでいてテンポなどで違和感を感じるのですが,正体が分かりません。どなたかご指摘をお願いします。

310名前が無い程度の能力:2009/03/10(火) 10:53:19 ID:Rpx4JgwA0
>>297
『思いは神と風を越えて』読みました。
一文一文で特に読みにくい場所もなく、作法共に十分書けていると思います。

ストーリーのほうですが、要所要所でキャラクターの言動が唐突に感じてしまいます。
それはストーリーの流れがおかしいのではなくて、
読者を納得、もしくは説得させられるだけの本文中の事情の描写、説明が足りていないからだと思います。

例えば、射命丸は、早苗が実際の自分を知ると確実に自分のことを嫌うだろうと確信していたようですが、
早苗に確実に嫌われるだろう射命丸がどのような射命丸なのかが本文中では書かれていません。
そのため、嫌われるであろう本来の射命丸というものが関わってくる箇所すべてで、強い消化不良を生んでしまっています。

このSSの持つ勢いは創想話でも中々ないものだと思います。
ですが、せっかく勢いのあるSSを書いたのに、
その勢いのせいで話の重要なピースがぼろぼろ抜け落ちてしまうのは勿体ないように思います。
次作を書く際には、キャラクターの事情等をもう少し詳細に書くよう注意してみてください。

以上

311神谷:2009/03/11(水) 00:17:09 ID:2ds15Aog0
>>308
ご批評ありがとうございます。

今更ながら思うのが、「発明コンテスト」に絡むトンデモ発明品を絡めて
もっとコミカルなお話にしても良かったかなあと、ちょっと後悔しています。
そういう工夫がなかったから、最後まで読んでもらえなかいとっつきにくい話になってしまったのかも。

主述の曖昧な部分とか、未熟ものなので考えたこともなかったです。
基礎的な力に欠けてるんですね。
次回作からは気をつけて文章を書いていきたいと思います。
ありがとうございました。

312名前が無い程度の能力:2009/03/11(水) 22:47:53 ID:k8vOLxpg0
>>297

読みました。
まず始めに断っておきます。ちょっと辛めです。

私は百合がわりと好きです。マリみて上等、少女マンガどんと来い。
ですが、このお話、いきなり文が早苗を好きな状態から始まっていて、
話に入っていけませんでした。
東方の本編である程度文と早苗の接点があれば、あるいは巷の
二次設定で定番だったりすれば、まだ脳内補完もできるのですが……。
後半、二人の喧嘩でそのあたりに触れていますが、その内容を
序盤からじっくり描いて欲しかったです。

また、文が早苗をフって出て行くところですが、早すぎます。
起承転結でいえば、これが転になると思います。
ここまでは、もっともっとタメるべきです。
二人の交流や、その裏にじわじわと溜まっていく不安や葛藤、
そういったものを積み重ねた上で文が爆発するなら、文の感情
に説得力を持たせることができるかと思います。

おそらく、作者さんは、転結を一番書きたいはずです。
多分、たいていのお話を書く人たちも同じように思っています。
ですが、ヤマは登る高さがあってこそのヤマです。
ゆっくり歩いて登った方が、感動も大きい。
焦らずいきましょう。
基本、百合好きな方は甘々でゆるゆるな雰囲気が好きだと思います。
作者さんがこれだと思うカップリングなら、まずはそれを全面に
押し出して、その上でドラマを盛り上げてはいかがでしょうか。

最後に、
存在的な力→潜在的な力?

以上、参考になれば幸いです。
百合好きとして今後に期待します。

313名前が無い程度の能力:2009/03/11(水) 23:09:23 ID:95klATm.0
>>309
読んでいて文章のテンポに違和感を感じることは特にありませんでした。
話の内容も面白かったです。

それでも、ご自身で感じられている違和感の正体を、あえて私が推測してみるのであれば、
一文一文が短めだからなのではないかと思います。

>間が空く。吸血鬼が流水に弱い事は知っている。
 続く言葉が無い。一瞬の沈黙が訪れる。
 何も言わず、妹様は背を向けた。その背中は明らかに落胆したようだった。
 妹様は、何に落ち込んでいらっしゃるのか。雨か、自分か、それとも、私なのだろうか。
 その数日後、事件は起こった。

この辺りなどは特に短文が多いですね。
確かに主述の関係がはっきりしていて分かり易く、読み易くはあるのですが、
通して読んでみると思考が途切れ途切れになってしまいます。
一文一文、無理やりかみ締めさせられるような印象です。
かといって一文に情報を詰め込みすぎると、何を言いたいのか曖昧になってしまうのですが。

しかし一文の長さに関しては表現の個性が出る部分なので、全部が全部極端に短いor長いとかではない限り、
良いとも悪いとも私からは言えません。
カチッ、カチッと短く区切った文が好みの人もいれば、つらつらつらーと書いてある長めの文が好みの人もいます。

自分で読んでいて一番読み易いと感じる小説の、一文の長さのバランスを調べてみてはいかがでしょうか?
一文の情報量を増やしてみて、ご自身の違和感が軽減されるようでしたら、
おそらくそれがベターなんじゃないかと思います。

こんなところです。

あとage

314マサキ:2009/03/12(木) 00:46:47 ID:j1c/oYsM0
>>310
>>312
ご批評、ありがとうございます。
ちょっと身内にも焦りすぎや急ぎすぎと評価されていたので、次回はもっとその辺りを気にするようにします。
特に、>>312さんのご指摘は自分でもあまり納得していない、本当にこのままでいいのか?と思っていたところでしたので、焦ったりするのは良くないと再認識しました。
百合に関しては一時期は私もマリみては読んでいました。
最近はそれを含めて活字を読むという行動自体しなくなってしまったので、やはりもっと基盤となる部分をしっかりと構築してから作業に取り掛かるべきでしたね。
お二方のご好意、ありがたく頂戴いたしました。

そして、最後は普通に誤字です。

315未羽:2009/03/13(金) 01:41:00 ID:oOZCe8kU0
作品集71(現行)
『東の果て』

これの批評をお願いします。
基本的に小説を書いている回数が少ないので、処々に弱点が散らばっています……
具体的には、小説全体の流れをどうやったらもう少しスムースにできるか、というところが知りたいです

316名前が無い程度の能力:2009/03/14(土) 02:55:54 ID:mWzmCK/U0
>>316
読みました。丁寧語省略でお送りします。キツく感じられたら申し訳ない。

まずは、あんまりにも抽象的に書きすぎ、ってことを言いたい。
各キャラの動機・感情・セリフ、その全てに、曖昧に表現してある部分が多すぎて、
すんなりストーリーに入っていけない。

霊夢と相対した老人がいきなり易学の言葉を引用する意味が伝わってこないし、
紫の言葉にもなんだか見覚えのある言葉が多くて首を捻ってしまった。
雰囲気作りのためにギリギリかみ合う言葉を引っ張ってきて、
語尾をいじってるだけなんじゃないかって邪推しちゃった。
それはさておき、全体的に借り物っぽい言葉が多すぎて、
キャラクター像がさっぱり見えてこないってのは問題じゃないかと。
やっぱり自分で想像力を働かせて働かせて働かせぬいた言葉じゃないと、
キャラクターってのは動いてくれないと思うのよ。

具体的な言葉・動機・現象で進んでいく話のなかに、
ちょん、と輝く抽象的な要素を入れてやることで、
読者は立ち止まって考える楽しみを得る、というのが一般的な小説。
本SSはその力の入れ具合が逆に感じた。
悪い言い方をしてしまえば、ある思想を語る入れ物として、
ちょっとした事件→解決の流れが用意されただけ、というか。

『荘子』自体がすんごいメタフィジカルな学術書、という思想書だから、
掴みどころのない話になっちゃうのは仕方ないかもしれない。
けれど、曖昧なテーマに血肉を与えてドラマに仕立てあげるのが作家の役目だろう。
本SSはどうにもその部分が甘い。
せっかく里の異変、霊夢の葛藤といった具体的なエピソードを用意してやってるのに、
本来軸になるべきそれらの描写はあっさり風味でオマケ程度。
ゆえに、最初から最期まで一本通る筋道が見えてこない。

スムースに話しが流れない、と自分で感じてるんだったら、
この辺に原因があるんじゃないかと。

次作を書くときは自分のなかに
「それって具体的にどういうことなん?なんでこのキャラはこういう行動とるん?なんで?ねぇなんで?」
と訊ねてくる小人さんを作っておく、
ぐらいの心構えで良いかもしれない。(変な例えで申し訳ないw)

あとは細かいところ。

霖之助が「ソウシ」と発音している部分があるけれど、
前の霊夢の発言では書物としての『荘子』をさしてるよな?
書物としての『荘子』をさすときは「ソウジ」が一般的な発音だから引っかかった。

そのあとの「ストーリテリング」発言もちょっと微妙。
確かに『荘子』は説話が多いからNGな表現ではないだろうけど、
あくまで一般的な認識は学術書、ってところだろうし、
「講釈」とでも置き換えた方が良いと思う。

こんなところです。参考になれば幸い。

317316:2009/03/14(土) 02:57:27 ID:mWzmCK/U0
アンカミス&sageミス・・・

>>316>>315宛てです。

318未羽:2009/03/14(土) 10:31:19 ID:12LUWvL20
>>316
批評ありがとうございます!
なるほどがいっぱいで大変参考になります
特に「小人さんを作っておく」は重要ですね
あと理解が行き届かない件がありますので、どういうことなのかお教え願います

>紫の言葉にもなんだか見覚えのある言葉が多くて首を捻ってしまった。
見覚えというのは、「あの辺の台詞を○○で見た」ということですよね?
具体的に何でご覧になったものですか?

>悪い言い方をしてしまえば、ある思想を語る入れ物として、
>ちょっとした事件→解決の流れが用意されただけ、というか。
この批評は物凄く的を射ていてお恥ずかしいのですが、この批評の様では駄目でしょうか?
勿論今の力量でこのままがいけないのは当然なんですが、これから書いていく上でということです

319316:2009/03/14(土) 13:10:27 ID:mWzmCK/U0
>>318
まず一つ目から。
見覚えがある、って表現はおかしかった。申し訳ない。
引用元に引っ張られすぎている、というべきか。

>「ふふ、正解ですわ。その昔、胡蝶夢を見た人は、それが夢か現か、更にはそれが自分自身であるのかすら判らなくなったそうですね。羽ばたいている己は果たして自分なのか蝶なのか、自身の夢なのか蝶の夢なのか」

例えばここ。これは胡蝶夢の説話を引用してるってのはわかる。
わかるんだけど、あまりにもセリフが元ネタに引っ張られすぎていて、
俺としてはキャラに血肉が通ったセリフだとはなかなか思えなかったわけよ。

引用が悪いとはいわないし(むしろ上手に使えば面白みが増す)、
この話の場合ネタがネタだから避けて通るわけにもいかない。
けれど、キャラクターが作家の書きたい事柄をただ説明してるだけ、
と感じてしまうと、やっぱり読者は冷めてしまうんじゃないかと。
これがまだ、例えば紫と霊夢の会話のなかで、

「胡蝶の夢?」
「ええ、聞いたことないかしら?」
「知らない」
「その昔ね」
「興味ないわ」
〜云々

(即席で非常に恥ずかしいんだけど)こういった会話の流れ+心情・情景描写のなかで処理されていたら、
小説としての面白みが増していたと思うのよ。

これは二つ目の質問に関しても被るんだが、
書きたい事柄がある、というのは分かる。
しかしそればかりが先走ってしまって、キャラがまるで操り人形みたいになってしまっては小説らしくない。
老人のセリフに関してそれが特に顕著だった。

で、二つ目の質問に関して。

小説の出発点に関しては人それぞれだろうから、
それが思想であろうが情景であろうがちょっとしたイベントであろうが何でも構わない。
だから〜から着想を得るってスタイルを否定するつもりは全くない。

ただ、物語ってのはあくまでキャラクターの具体的な「ドラマ」であって、
そのドラマ部分が弱くては読者を物語へ引き込めないのよ。

極端な例を挙げてみよう。

テーマ(=出発点)

倹約の大切さ

プロット(と呼べる程のもんじゃないが)

霊夢が一か月分のお賽銭を早々と使いきってしまい後悔する
→偉い人に説教される
→素直に改心する
→めでたし

とても面白そうには見えないよな?
そこでちょっと奇をてらってみる。

霊夢が一か月分のお賽銭を早々と使いきってしまい後悔するが、魔理沙にたかって食いつなぐ。
→魔理沙が孔子を召還して説教させる。
→霊夢は聞く耳持たず退治にかかる。
→めっちゃ強くて負ける。
→説教されて倹約の大切さを学ぶ。孔子ってすげえ!
→霊夢は改心し、孔子は消えた。めでたし

我ながらひどいプロット(ほぼギャグだし)だけど、
最初の例よりは物語性が増したんじゃないかと思う。

いくらなんでも最初の例ほどだなんて言わないけど、
本SSはやはり肝心の「物語」の作りこみ、描写が甘い。
「物語」の作りこみが甘いままだと、
「なんだ、それが言いたいだけじゃん」と白けてしまうわけよ。
それどころか下手したら「結局何が言いたかったの?」なんて事態も有り得る。

キャラクターの息遣いまで感じさせるようなじっくりねっとりしたドラマのなかで、
書き手が言いたい事を徐々に、だけどはっきりと分かり易く浮き彫りにしていく。
小説という土俵に立つなら、そういう方向に力を向けて欲しい。
主張を述べたいだけなら、論文書いてれば間に合うわけだしね。

なんか脱線してる気がして、うまく伝わるか不安だけど、以上です。

320未羽:2009/03/14(土) 14:43:01 ID:12LUWvL20
>>319
的確すぎて言葉が出ないです
解りやすい上に参考になるどころの話じゃないです
ややもするとこれからの方向性をも教えて戴けた、そんな気持ちで胸がいっぱいです
これからの改善点を明確にして戴き本当にありがとうございます!
では次回からは『キャラクターが生きている小説(ドラマ/ロマン)』を書けるよう目指していきます
本当にありがとうございました!

321喉飴:2009/03/14(土) 15:40:26 ID:arp2hjuoO
毎度お世話になっています。喉飴です。
プチ39〜40(現作品集)『影、二つ』の批評をお願いしたくて来た次第であります。
個人的に、いつもとは違った雰囲気を描いたのですが、しばらくして見直すと少し後編を急いでしまった感がありまして。
前編後編に分かれている作品なので、いつもよりかは長めです。なので時間に余裕があればどうかよろしくお願いします。

322気の所為:2009/03/14(土) 18:20:43 ID:gk9MVvVk0
>>313
ご批評ありがとうございました。返事が遅れて申し訳ございません。
成る程、確かに抜き出して見せられるとひとつひとつぶつ切りにされている感じがしますね……特に句読点の扱いがひどいかなあ。
SSではないのですが改めて自分が今までに書いてきた文章を見るとやはり一文一文が短い。
今後はもう少し意識して書かせて頂きたいと思います。ありがとうございました。

323バーボン:2009/03/17(火) 06:41:22 ID:h1LpbIg.O
最新作品集に投稿した「存在異義」の批評をお願いします。
前回注意された話の展開の仕方などを特に気にかけて書いたのですが、
少しは改善されていますでしょうか?

324名前が無い程度の能力:2009/03/17(火) 22:16:14 ID:HS2YhYKU0
ようやくプロットも完成してあとは執筆するのみ!
……といいたいのですが、「ここはこれでいいのか?」と
個人では判断しかねるシーンを見つけてしまいました。
第三者の意見をここでぜひお聞き願えないでしょうか?
よろしくお願いします。
では本題です。

(序盤にて)仕事をさぼってる小町が、三途の河の岸に止めた船の中で
寝そべりながら「通りゃんせ」を口ずさんでいるシーンがあるのですが、
まずここで違和感を感じてはしまわないでしょうか?
わらべうたなので自然に口ずさんでてもおかしくないかなぁと思って
当時はおしきって最後までプロットを作り切ってしまったんですが……。

オチにも影響する、作中じゃ結構重要な唄なので不安です。

325名前が無い程度の能力:2009/03/17(火) 23:12:00 ID:kQbMHgSU0
>>324
情報が少ないので、(多くてもネタバレちっくになるんでしょうが)的外れな意見かも知れませんが。

まず、小説には、意味のない言葉は一文字たりともありません。
現実世界では、どうでもいい事でも小説で"描写"してしまえば、当然それがストーリーの中で多かれ少なかれ
意味を持ちます。

今回の場合ですと、"小町"が、"通りゃんせを歌う"という事が書かれますから、
読者は、「ストーリーに何かしら意味を与える描写なのだろう」と勘ぐることでしょう。
歌を歌わせたいなら、「歌を歌っていた」と書けば良く、「通りゃんせ」と曲目を限定させる必要はないですし。
そして、その理由が「自然に口ずさんでた」だけでは、恐らく、納得しないのでは、思います。

というわけで、小町が「通りゃんせ」を口ずさむのならば、やはり何かしら理由が必要になってくるわけです。
それをオチに使おうとしているのでしたら、まずはブービートラップを用いて、読者にミスリードをさせるのが
良いのでは、と思います。


「通りゃんせ」を歌う

理由はAだった。

しかし、本当の理由はBだった。


このような形ならば、読者に不信感(と言うと語弊がありますが)を与えることなく、すんなりとオチに
誘導できるのではないかと思います。


簡単かつ、分かりにくいかもですがこんな感じです。
執筆がうまくいくことを願ってます。

326名前が無い程度の能力:2009/03/17(火) 23:24:38 ID:qsN5LY4c0
>>324
325さんとは違う考えですが少し。

唄を口ずさむというシーン、これ自体に違和感を覚えることは無いと思います。
仰る通り自然に口ずさんでてもおかしくはないかと。

ここからちょっと詳らかな話になりますが、『通りゃんせ』の歌詞の
《天神さまの 細道じゃ》という部分があると思います。
小町にどの部分を唄わせるのかは存じませんが、《天神》には仏教での天界の神、または菅原道真(天神様)の意があります。
解釈では菅原道真を表しているというのもあり、そちらが有力でしょうが東方のSSの場合だと読者は仏教の語の意味として受け取るかもしれないです。その場合、内容(歌詞)を鑑みると違和感が無きにしも非ずというところ。

まあ、そこまで考えたりしないでしょうから大丈夫だと思います。私の場合では、ですが。

327名前が無い程度の能力:2009/03/17(火) 23:34:39 ID:HS2YhYKU0
>>325>>326
レスありがとうございます。
意見が分かれてしまいましたねw
しかしお二人方のご意見を総合して考えるに、
やはりどっちみち違和感は感じざるを得なくなりそうですね……。
無理に「通りゃんせ」使おうとせず、他の描写を模索してみます。
プロット練り直しだー!

328名前が無い程度の能力:2009/03/18(水) 00:19:17 ID:sFtLfPjM0
とおりゃんせって言ったら音楽コンクールでよくあるよ。
一昔前、いや20年以上前なら、おかしくなかったかもな。
それよりも、童歌の由来は「お上への皮肉」らしいから、
いい歌詞だなあーっていう話にすると、読む人によっては「何だかなあ・・・」になるよ。
気をつけて下さい。やっぱり時代によって常識は変わるんだね。
そこまで気にする必要はないかと思うけど、全体に説得力というか、
今にもこの身に起こりそうだと思わせるなら、違和感のありそうな所は全部そうやって
そうじゃない身近な表現に変えていくことも必要かもしれない。
全体との兼ね合いじゃないかな。

どうでもいいけど歌詞はいいよな。どんな物でも。
ほら、虹の匂いがするよ。この町を越えたならもっと楽しいことが待っている予感がする。
とかねwwwww

329guardi:2009/03/18(水) 00:31:19 ID:vZ4I7h7s0
>>153にて依頼をし、アドバイスをいただいた後、「れみめい」「まりぱちゅ」「さなあり」の
三作品を投稿しました。また、どれでも良いので批評をお願いします。
アドバイスが活かされているのか気になりますが、自分ではわからないので。

>>327
結論が出たようですが、少し感じたことを。
もし小町が「通りゃんせ」を口ずさむはずがないのであれば、違和感を覚えるかも
しれません。いわゆる○○はこんなこと言わない! ですね。

もっとも、「通りゃんせ」は古くからある歌で広く知られており、小町が知ることの
できない歌ではないでしょう。その意味で、まず知っていてもおかしくはないと思います。
また、主観的な意見ですが、小町は割と立場や宗教感覚にとらわれないので、
「通りゃんせ」を口ずさむはずがない、という固さを持たないキャラクターです。

ただし、違和感を覚えようとすれば覚えられなくもない、ということは既に意見として
出ているところでもあります。これは、相手に理由を考えさせたからです。

とすれば、書き手としては、いくつかの偶然を散りばめることにより、小町が
「通りゃんせ」を口ずさむことがまるで必然であったかのように思わせればよいと
考えます。違和感を覚えそうなところで、それを覚えさせないのが腕の見せ所です。

偉そうなことを言いましたが(何せ自分ができていない)、参考になれば幸いです。
でも、歌を効果的に使った作品って良さげですね。ちょっと考えてみたい。

330名前が無い程度の能力:2009/03/18(水) 00:46:15 ID:.0gvx02E0
>>328
完結してしまったのにレスを頂けるなんてありがたいです。
全体との兼ね合い、これは何作か投稿してようやく気をつけるようになれたところですw
これからも気をつけます。

>>328
とおりゃんせを口ずさむ理由の必然性……思いつかない……。
今回は素直に別の道を探してみます

>歌を効果的に使った作品って良さげですね
それほどだいそれたもんじゃないですw
でもいつかは、それをテーマにしたSSを書いてみたいですねぇ

331名前が無い程度の能力:2009/03/19(木) 22:26:35 ID:USz0rQ8s0
こちらにお邪魔するのは初めてになります。くりあじという名前で投稿させてもらっている者です
真型創想話の現最新作品集(72予定)
「祭られぬ雛の雛祭り」
これの批評をお願いします

自分なりに短所と自称長所を意識して、それなりに納得のいくものができたつもりでいます
しかし逆にこれからどうしていくべきか少々迷っています
それにやはり他人の目にどう映っているかはわかりません
そこでここを思い出し、お邪魔させていただきました
よろしくお願いします

332名前が無い程度の能力:2009/03/20(金) 00:39:36 ID:F9I.CIsA0
>>304

ごめんなさい。流し読みしかしてません。
でも、下手したらこのまま流されかねないのであえて、今の状態で批評します。
ご無礼をお許しください。

まず、パートごとの描写はとても素晴らしかったです。
会話も違和感なく、それでいて掛け合いもテンポが良い上にセンスを感じさせるもの
ばかりで感心しました。

また、あれだけの人物を登場させて話を作りあげる事は中々できることではありません。
私もあやかりたいものです。

でも、読み切る気にはならなかったんですよねー。
これはやはり、>>304様が懸念してるように、登場人物が多い為、ストーリー構成が犠牲に
なったと見るのが妥当でしょう。

>登場人物が多いため、冗長になってしまうのは覚悟の上、ある程度のメリハリが付くよう工夫したものの
>各エピソードが似たり寄ったりで全体的に平板になっていやしないか、
>逆に、一部分だけが浮いてしまってはいまいか

まず最初に。
今回のストーリーは並行進行なんですよね。
墓参り、というメインストリームがあってそれに対して各キャラがどう行動するか、という構成になってます。


メインストリーム−−−−−→

墓参り−−−霊夢の場合
      |
      −−永遠亭の場合
      |
      −−紅魔館の場合
      |
      etc

こんな感じですね。
読み進める方向は上から下なのに対し、メインストリームは横を向いてます。
このような状態で物語を進めると"物語が平坦になり、各エピソードが似たりよったりになる"のは
避けられないのではないでしょうか。
メインストリームである"墓参り"自体は一向に進行せず、各キャラはまるで"墓参り"の周りを囲んで
自分が先に出るのを遠慮してるよう。
"霊夢の場合"や"永遠亭の場合"等に気合いを入れてしまって、肝心のメインストリーム"墓参り"に
ついておろそかになってたりしませんか?
掃除の時間、ゴミ捨てが嫌だったから、拭き掃除や掃き掃除、机の位置調整に念入りに時間をかけた
経験はありますか?あんなもどかしさを感じました。

登場人物を大量に出して、なおかつ一つの作品としてまとめあげる、それはとても難しいですし
挑戦しがいのある、とても意義のある行為だと思います。

でも、その為にストーリーの進行が遅れて、読者を足踏みさせることは得策ではないと思います。
鞭だけでは読者は動きません。せっかく、毎回"――墓参る"と区切りを入れてるのなら、ここで誰かしらに
ストーリーテリングでもさせれば良かったのに、と思いました。
(最後に、チラリとやってますけど、これを全ての区切り部でやったら、多少メインストリームも充実するのでは、と)




後はあれですね。
"墓参り"と、銘打ってますが、実際は「誰が死んだのか?」を当てる推理小説の流れにあるわけです。
それでさんざん推理させた上にあのオチはどうなのよ。というのは思いました。実際。



こんな所です。少しでも参考になれば、とおもいます。

333名前が無い程度の能力:2009/03/22(日) 22:03:51 ID:s3PL4uSo0
ネタがあって大筋の物語も完成している
しかしそれを文章にできない……

テンプレ的な悩みを頭に抱えてるのですが、どうしたら良いのでしょうか?
どうしようもなく曖昧な質問の仕方ですみません

334名前が無い程度の能力:2009/03/22(日) 22:51:12 ID:oXXlY8QcO
上手な言い回しや巧みな比喩表現を目指しながら書いてないかい?
文章力なんてのはすぐに身につくようなもんじゃないし、
背伸びした文章はどこかチクハグに見えてしまうもの。
まずは、あれやこれやと考えずに5W1Hだけを抑えた文章を書くんだ。

それでも書けないというのであれば、場面場面の脳内イメージ、キャラの思考が全然固まっていないということだろう。
これは車種、運転手、乗客、移動速度、が不明の車が、道幅も信号の数も不明な道路をただただ走っているようなもので、
この状態を文章にしろ、と言われても「なんかよくわかんないけど、車が走っている」としか書けないよね?
書けないのではなくて、曖昧過ぎて書きようがないってことだ。
この場合動かすべきは手より先に頭。想像力をフル動員しなきゃいかん。

まずは、自分がなぜ書けないのか分析してみるヨロシ。

335名前が無い程度の能力:2009/03/22(日) 23:11:16 ID:s3PL4uSo0
>>334
レスありがとうございます

>上手な言い回しや巧みな比喩表現を目指しながら書いてないかい?
すごい……頭の中で濃い霧になっていたのが一気に吹っ飛びました……。
言われて思い返してみれば、確かにその通り。
無意識にそういう考えに囚われてたみたいですね。

「深く考えず5W1Hをきちんと押さえた文章にする」
これが今の自分にできる最良のこと。
こんな単純なことに気づけなかった自分が情けない……。
気づかせてくださり、本当にありがとうございます。

336名前が無い程度の能力:2009/03/23(月) 00:37:24 ID:xFlaOLpU0
>>321
簡単ながら。

まず、紫と天子という、私個人としては珍しい組み合わせの物語だと思いました。
不良天人の設定をうまく深掘りして、紫との仲を深めるための繋ぎにしてる所とかは
なるほどと思いました。

>少し後編を急いでしまった感

後編というか、全体的に勇み足かな〜と思わないでもなかったです。
短編ですから、細かいところまで描写する必要もないとは思うのですが……
といいつつ、気になったところを少し。

まず、そもそも紫が天子に手をさしのべる理由が何だったのか、という点が一番引っかかりました。
本心から紫は天子の信用を得たかった。と読むべきなんでしょうが……
ゲーム本編とかの紫と、どうもイメージが合わないんですよねぇ。
彼女、うさんくさいでしょ?どうも、こういうお節介を起こすような風には見えず、
何かしら裏を持ってるように見えてならないんですよね。
だからこそ、裏という物を設定しておいても良かったのかもしれません。
紫の最後の台詞自体が、紫の目的だと考えれば合点もいきますけど、それも「だから、何で?」ですね。
(幻想郷にちょっかいをかけた仕返しの意図?)
そこに行き着く(行き着かせる)為の理由付けがされていればな〜と思いました。

後は、深掘りが必要かなーと思った点を少々。

・天子は誰も信用しない。
 不良だから。という情景描写のみ表現されているため、イマイチぴんと来なかったように思います。
 この要素は、紫との繋がりを得るための重要な要素になってますので、深掘りをしてもいいのではないでしょうか。
 天子が他人を信用しなくなった切っ掛け、具体的なエピソードのような物が、一つあっても良かったと思います。
 転じて、天子の父親について少し言及しても良かったかも知れませんね。
 謹慎処分を出しただけですが、天子が父親をどう思ってるか、父親は天子をどう思ってるか、
 うまく、「天子が誰も信用しない」理由付けとして考えられそうなポイントになると思います。


それから、前編の頭らへんがちょっと読みにくいので、少し推敲が必要ですね。
後半部分から、だんだんテンポ良くなってきているので実に惜しい。


> ゆっくりと扉閉めた。
"を"が抜けてますね(なくても意味は通りますが、一応)


>私の目の前に隙間妖怪の顔だけ出てきた。
>この隙間妖怪は顔だけを隙間から出した状態で

>全力で蹴りを入れるが、こいつが隙間に引っ込んだため、空振りした。
>私は、全力の蹴りが空振ったことにより勢いが止まらず体勢を崩し、その場に倒れこんだ。痛い。

似た表現が後の文にかかってるのでくどく感じられます。
別の表現に変えるか、後を省略した方がよいかと。


>郡を抜いて恐ろしい程に強く、掴み所の無いやつだった。
×郡 ○群 です。


とりあえずはこんなところで。
少しでも参考になれば幸いです。

337喉飴:2009/03/23(月) 11:47:15 ID:/n1bG9UsO
>>336
ありがとうございます。
私自身、紫の設定などはやはりもう少し深く色をつけるべきだったかな、と考えています。やはり短編の枠を越えてでもいいから、描写を増やして面白さを追求する書き方にするべきだっかもしれません。
ただ、紫は緋想天で『投我以桃、報之以李』と天子に言ってますから、仕返しとかそういう気持ちは最初から無く、むしろ許そうとしているのではないか、と思ってます。
そこから私の妄想が働いて、この作品内で紫が少し積極的に天子と関わろうとするような性格になりました。
ちなみに『ゆっくりと扉閉めた』で『を』を抜いているのはわざとです。
他の指摘された部分は癖になってしまっているため、今後の課題として受け止めます。
貴重なお時間を割いての批評、ありがとうございました。

338名前が無い程度の能力:2009/03/25(水) 02:18:39 ID:fLcVRMpk0
キャラが過去話を始めちゃうとどうしても「〜だった」「〜いた」を多用してしまうなぁ。
話が長く続くほど余計にそれが目立ってしまうし……。
はて、どうしたものか……?
ここの人たちにもご意見頂きたいです。

339名前が無い程度の能力:2009/03/25(水) 12:12:31 ID:jmct.l7Y0
それはさすがにどうしようもないと思うなぁ
過去話のパートを回想シーンにすれば「当時における現在進行形のこと」として語れるけど

340名前が無い程度の能力:2009/03/25(水) 22:11:51 ID:yhSA7ovc0
キャラに語らせるのは程々にして、さっさと回想シーンにするに限るな。

341名前が無い程度の能力:2009/03/25(水) 22:24:59 ID:fLcVRMpk0
>>339>>340
回想シーンに切り替えられればマンネリしなくてすむんでしょうけど
主役キャラから見た他のキャラに関する説明や描写でどうしても時間くっちゃうんですよねぇ
中身いってしまうとレイラから見たプリズムリバー三姉妹だから余計長くなるという……w

342名前が無い程度の能力:2009/03/25(水) 22:58:06 ID:yhSA7ovc0
文脈がないから何ともいえないが、回想の入り方だって色々あると思う。
例えば「姉さん、これは何?」といきなり台詞から入るパターンなら、あまり説明を入れなくても成立するんじゃないだろうか。

343名前が無い程度の能力:2009/03/25(水) 23:12:12 ID:fLcVRMpk0
>>342
確かにそういうパターンも有りですね。
参考になります!

想像力が乏しすぎるなぁ自分。
今読み返してみると説明文の羅列でひどいもんです……。

344名前が無い程度の能力:2009/03/25(水) 23:43:40 ID:fLcVRMpk0
うおーようやくインスピレーションが働いてくれたー!
なんとか書き続けられそうです。よくぞ発想してくれた自分の頭。
アドバイスくれた方、ありがとうございました!

345名前が無い程度の能力:2009/03/26(木) 00:29:06 ID:0g38Yilg0
なかなか、レビュワー来ないなぁ……
とりあえず、批評待ちを以下にまとめておきますね。

>>323
バーボン様
創想話:最新(72予定) 「存在意義」

>>329
guardi様
創想話:最新(72予定) 「さなあり」
創想話:71 「まりぱちゅ」
創想話:69 「れみめい」

>>331
くりあじ様
創想話:最新(72予定) 「祭られぬ雛の雛祭り」

346名前が無い程度の能力:2009/03/26(木) 01:24:18 ID:8zR19Xu.0
せっかくまとめてもらったんだし、明日にでも批評してみよう。
前スレではちょくちょくやってたけど、結構エネルギー使うよね。
というか、もうだいぶ日にち経ってるけど作者さんはまだ見ているんだろうか。

347プラシーボ吹嘘:2009/03/26(木) 07:16:03 ID:50bPrzqk0
>>332

ご批評ありがとうございました。これからの課題を見付ける上で、大変参考になります。
いかにして読者を引き込むか、どうすれば最後まで読み切っていただけるのか、
またストーリー、メインストリームの確立など、念頭に置いて執筆していきたいと思います。

このssは、展覧会の絵のような感触を表してみようとしたものです。
極端に言えばオムニバス形式。最低限のテーマを通底させて、各キャラクターの個性を楽しんでいただければと。
しかし、一つの作品として成立させる以上、構成を蔑ろにしてしまうのは改めて本末転倒、反省しきりです。

誰かしらにストーリーテリングをさせるという案は、全く思慮の外でした。活用させていただきます。

落ちに関しては、何ら申し開き出来る点がございません。

次回は、キャラのみに頼らずストーリー展開でも魅せるようなものにしたいと考えております。
その時はまた皆様のお世話になるかと思いますが、見放されてしまわぬよう、鋭意努力してゆく所存です。
>>332様に重ねての感謝を。

348名前が無い程度の能力:2009/03/26(木) 23:17:10 ID:8zR19Xu.0
>>323の『存在異義』を批評しますね。

問題点は一つ、文の量が少ないって点です。
レミリアとパチュリーの対比とは良いところに目を付けたなーと思いました。
お互い「喘息」と「血を上手く吸えない」という欠点を抱えているので、そこを軸に物語を展開させていったのはお見事。
そこから種族の本質に話を持って行くのも良い運びだと思います。
しかし、そうするにはあの量じゃ足りない。

パチュリーの一人称視点で進むこの話では、読者はパチュリーに感情移入をします。
コメントにあるように無理矢理感があると言われるのは、十分な感情移入を読者ができていないからです。
実際、私も感情移入がしきれず、パチュリーの心の動きに置いてきぼりを食らいました。

そうなってしまった原因は、魔理沙がパチュリーのコンプレックスを想起させるシーンです。
「魔法使いって何だ?」との問いかけに「そんなの知らない」と応えてからのパチュリーの思考が、あまりにも性急に感じました。
ここで具体的なエピソードが欲しい。このシーンでようやくパチュリーが初めて物語に積極的に参加します。
ここのシーンこそもっと書き込むべき所だと思いました。

このシーンでの魔理沙はパチュリーに魔法使いとはなんぞやと問いかける為だけの存在になっています。
それだけじゃあ勿体ない。ここで一つ軽い見せ場を用意して、その結果パチュリーのコンプレックスを掻き立てるようにしてみよう。みたいな。
例えば、パチュリーの読んでる魔術書に長い詠唱文が出てきて、それを読もうとしても咳き込んで読めない。代わりに魔理沙に読んで貰う。
そこで喘息がどれほど致命的な欠陥なのかってことを読者にも理解して貰い、物語を進めていく方が流れとしては自然かと思います。
とまあ、これは一つの案なので、参考までに……ですが。
ここで具体的に魔法使いとしての欠陥を見せることで、この後のレミリアへの言もある程度の納得感も出てくると思うのですよ。

それと似たような点で、レミリアが幻想郷へ来たことへの推測をするのは良いのですが、なぜその推測に至ったのかという描写も欲しいところ。
冒頭をレポートのような書き出しで始めていますが、果たしてそれが読者の吸引力に繋がるかというと疑問があります。
この冒頭のせいでチラッと顔を出してみたお客さんを逃してしまった感じがしました。低得点の原因はこれが大きい。
このレミリアに対する記述に繋げるような、かつ吸引力のある冒頭が欲しかったように思います。
これまた一つの案ですが、咲夜を眷属にする為に血を吸おうとして、結局魅了するシーンを書く。
これなら「もしかしてレミリアは血が吸えない?」という疑問の喚起と、後半における咲夜への魅了が切れるシーンの強調ができます。

ということで、最低この二つのシーンが欲しいと思いました。
本作品は必要最低限のシーンしかなく、肉付けが足りていない印象が強かったです。

それと、これは本文の外側になりますが少しだけ。
コメントに独自設定云々とありましたが、その辺を言及するのはこのスレでは無意味だと思うのでスルー。二次創作なので私は余裕でアリの範囲でしたが。
しかし「宙ぶらりんで終わらせるのもあり」かというと、それには首を傾げます。
完結させる腕が無い人でも宙ぶらりんの形はできるんですよね。
起承転結の起から結までキッチリ書き切れてこその実力。これをやらずにぼやかした終わり方に慣れると名前避けさえされる恐れもあるかと思います。
多くの読み手は、グイッと引き込まれてスカッと読み終わりたい、と願っていますので。
更に言うならば宙ぶらりんの終わり方はもの凄く難しい。それこそキッチリ締めることができない人が、宙ぶらりんで綺麗に物語を締められるはずもない。
芥川龍之介の羅生門の終わり方。「下人の行方は、誰も知らない。」などは芥川龍之介だからできる高度な締めだと思います。

ここまでが批評です。何か少しでも参考になれば幸いです。そしてここからが感想。
地の文が上手いし、描写も丁寧。物語の運びはともかく、読んでいてストレスが溜まらなかったです。一文一文に気を使ってるのもわかりました。
話自体も荒っぽさがあるものの十分に面白いと思いました。それだけにこの点数はちょっと驚き。もっと高くても良いのにー、と。
もし点数を気にしていて「ああこれは失敗だ」と思っていたのなら「いやいや妖夢そんなことないよ」と言える質だと思います。
うーん……運の問題だろうか! 次回作も頑張ってくださいね!

349バーボン:2009/03/27(金) 18:10:30 ID:NjIEIXHYO
>>348
批評と感想、ありがとうございます
見放されたか、と半ば諦めてたので、安堵しました

量ですか、確かに説明不足な感も否めませんね
もっとじっくりと、二倍くらいの量で描写していくべきでした
推敲とプロットの練り込みで少しはマシになるでしょうか……。
それと、未解決で云々の辺りは、今読み返すと完全に逃げですね、ごめんなさい

最後の感想は本当に嬉しいです!
ただ、やはり自分で読み返すとあの点数を付けられるのも納得な気がしますので……。
頂いた批評を次回作に活かせるように精進します!

350不夜城レッド:2009/03/29(日) 00:10:07 ID:Q/Yoayyc0
はじめまして。昨日、創想話に投稿した不夜城レッドという者です。

現在の創想話の最新作品集に投稿した、
「傘ネズミと空の影」の批評をお願いします。

ただ、東方星蓮船のネタバレを含みます。
本当はネタバレ解禁まで取っておこうと思ったのですが…我慢しきれず。
投稿という形は初めてなのでどうしても第三者の批評、感想を聞きたくて投稿しました。
ネタバレ大丈夫という方はどうぞよろしくお願いします。

351guardi:2009/03/30(月) 23:54:40 ID:G15ZeOFs0
批評される前に待ち切れず投稿してしまいました。というわけで、
>>329を取り下げ、新たに「れみめい」「まりぱちゅ」「さなあり」「えいかぐ」のうち
どれか一つでも構いませんので、批評をお願いします。

良い歌がないか探していたら何故か和歌に辿り着いて勢いだけで仕上げるような有様です。
プロットをきちんと作って練り込んで長めの文章を書いてみてもいいのかなぁ。

352名前が無い程度の能力:2009/03/31(火) 17:20:17 ID:aBjRf8tA0
既読分を簡単に批評してみます。箇条書き&丁寧語省略で失礼します。

>>331
・長さの割に視点が動き過ぎていて、どういう姿勢で物語と向き合えばいいのかわからない。
・起となる事件が起きるのが遅いわりに地味。ただ、エンタメを目指さないのであればそれでも可
・背景を書き込み過ぎていて、物語の軸が分かりづらい。もっとシェイプして、他に伸ばすべきところを伸ばしてみよう。伸ばすべきは↓
・雛流しの体験実習が最後の見せ場なのに、あまりにあっさり書きすぎ。もっと情景描写を絡めるなどして、じっくりねっとり美しく書いた方が良かっただろう。
・文章自体は読んでいて楽しいものだったのに、観念的なやり取りに終始してしまっているのが残念。
次は物語の中身、動きを増やして欲しいというのが個人的な感想。

>>350
・完結してない話は評価のしようがない、と昔から言われている。開示されている情報が少ないとはいえ、そこは想像力で補ってオチをつけてもらいたかった。
・傘が二つ、というギミックには「おっ」と思ったのに、あまり有効に使われていなかったのが残念。
・霖之助に少々違和感があった。最初は原作寄りの変人店主だったのに、気づいたら研究熱心な学者風になっていた。この辺にご都合主義を感じちゃう読者がいるかも。
・ナズーリンのキャラは魅力的で、読んでいて楽しかった。
このキャラクター像をきっちり活かしたストーリーを最後まで書き上げていたら、もっと評価は上がったと思う。



以上です。

353不夜城レッド:2009/03/31(火) 19:13:36 ID:cQ04JK/M0
>>352
批評ありがとうございます
完結していないという意味で、一応星蓮船のプロローグ的な物を目指して書いたのですが
自分の中だけで終わってしまいました。反省
あそこで終わらせず、本編まで食い込むぐらいが良かったかなー
傘とこーりんについては完全に実力不足です。

読んでくれた人がいるとやっぱりモチベーションがあがるなあ…
次はオチと構成力を重視して書きます。

354くりあじ:2009/04/01(水) 07:11:24 ID:UWa/VGo60
そうか、名前欄に名前入れるのか

>>352
ラストの描写のことですが、書き込んでいったらとんでもなく冗長で据わりの悪い文章になってしまったため、
ならばいっそ切ってしまって余地を残し、読者に委ねようという考えがありました
どんな考えでもそれが正しく作用していなかったら何の価値もないわけですがね
地味なのは承知の上でした。自分の作品全般にエンタメ分が不足しているのも自覚しています
結実するかは分かりませんが、地味さとエンターテイメント性の折衷、両立を目指して行こうと思います

最後になりますが批評ありがとうございました。今後の参考にさせていただきます

355名前が無い程度の能力:2009/04/03(金) 20:06:32 ID:OB7gHkFk0
今書いてる作品でチョイ役にチンピラを出してるんだが、どうしてもやりとりが陳腐なものになる……
それにつられて他のキャラもありきたりな動きしかできない。
なんとかならんものか……

356名前が無い程度の能力:2009/04/03(金) 21:19:09 ID:zr4UUh2o0
チンピラのやりとりなんて陳腐でナンボじゃねw
「覚えてやがれ」は最高のキメセリフと思わんかね?

357名前が無い程度の能力:2009/04/03(金) 21:31:11 ID:OB7gHkFk0
吐き気を催すほどの外道!をぶっ飛ばしてスカっとさせたいんだが、陳腐なものでいいのかなぁ。
チンピラに関しては田中芳樹の創竜伝を軽く参考にしたけど、なんか違う……
セリフが陳腐過ぎてやられフラグが立ち過ぎてらぁ

358名前が無い程度の能力:2009/04/03(金) 21:45:55 ID:.pWCXVR60
そもそもそこまでド外道にしたいほどのキャラなら、チョイ役じゃない可能性がある。
そいつがいないと話が成り立たない、ってほどの役割があるなら、
ある程度は背景とか動機とか見た目とか口調とかを設定してやらないと、必然的に陳腐になるんじゃないかと。

でもどっちかっつうと書き込むべきは敵役のどうこうのより、主人公サイドの反応だと思うけどね。
敵がどんなに外道でも、主人公が白けてたら面白くない。
べジータ現る!と聞いた悟空が落ち着いてコーヒー飲んでたら話にならないっしょ。

359名前が無い程度の能力:2009/04/03(金) 22:05:35 ID:OB7gHkFk0
なるほど。
ただのチンピラに色々設定つけても仕様がないか。
主人公サイドを書き込むというのは目から鱗。
答えてくれた人はありがとう。
頑張って書いてくよ。

360名前が無い程度の能力:2009/04/03(金) 22:21:04 ID:.pWCXVR60
ついでに既読分を批評してみよう。

>>351
『えいかぐ』に関して批評します。
引用されている歌から察するに、映姫と輝夜が実は仲良くしたがっている、もしくはお互い気にかけている、
というのがテーマなお話しで良いんですよね?
となるとその辺りの押し出しがちと弱かったんじゃないかと。
三人称多元視点で全キャラの心情を書いてあるのに、
肝心の映姫と輝夜の思いが歌のやり取りのなかに隠されてしまっています。
二次SSの読者なら誰でも知っている情報など(結構見られました)を思いきって削って、
二人のなんともいえないむず痒いような感じをガリガリ書いて欲しかった。
そういう演出だ、と言われてしまえばそれまでなのですが、
伝えたいことは書かないとまず伝わらないし、書いたところで三割も伝わるかどうか、とはよく言われています。
歌の意味を知らなくても、何がテーマなのかはっきり伝わるように書いた方が良かったのではないかと。
そして後書き辺りに歌の意味を書いておけば(賛否両論ある手法ですが)、
ああ、なるほどと納得できる人も増えたでしょう。

ご自身で懸念されているように、勢いで書きすぎてテーマから離れ過ぎてしまっている箇所が、
この作品では顕著だったように思います(主に鈴仙パート)。
一度、テーマから離れないプロットを組み立ててから書いてみてはいかがでしょうか。

以上です。

361guardi:2009/04/04(土) 19:56:54 ID:hBhm1BxM0
>>360
批評、ありがとうございます。
主題は別にあったのですが、ほとんどの読み手は映姫と輝夜の関係に
焦点を当てていたということでしょうね。至らなさに反省しきりです。
というか、そっちをテーマにするべきだったような気がします。
プロットを組み立て、しっかり表現することは大切ですね。少しずつ考えてみます。

362名前が無い程度の能力:2009/04/12(日) 14:56:15 ID:rgBTCcRM0
みなさんにうかがいたいんですが、長編を書くコツはありますでしょうか?
これまで30KB前後のものならいくつか書いた経験があるのですが、どうもそれ以上が上手く出来ません。
自分も何百KBの長編を書いてみたいので、どなたかアドバイスをいただけないでしょうか。

363名前が無い程度の能力:2009/04/12(日) 15:55:12 ID:Z9.pAZQ2O
プロットをしっかりと組んでおく事かなぁ
あとは本当に書きたいネタで書く事。じゃないとモチベーションの維持が大変
短編には短編の良さがあるし、無理に長編を捻り出そうってんならオススメしない

364名前が無い程度の能力:2009/04/12(日) 16:35:42 ID:45i.qFXg0
横から悪いけど、モチベーションの維持のアドバイスが欲しい
時間は有る方なんだけど、いかんせん進まない

365名前が無い程度の能力:2009/04/12(日) 16:54:50 ID:3inpMswoO
維持と言うと、いまはまだあるのかな?
個人的には、やりたいがやらねばに変わりそうな時に下がるから、やりたい事を見つけることかな。
本筋から変えて、違うキャラで話を考えるとか。

366名前が無い程度の能力:2009/04/12(日) 17:21:02 ID:45i.qFXg0
>>365
あるよ。ネタだけならかなりの自信があるくらいだからねw
こんなオイシイネタを破棄したくないぜ。
(それを100%の形で文章にできるかはおいといて……)

やりたいことを見つける、かぁ。
ちょうど昨日よさそうなネタ思いついたから気分転換に書いてみるかな。

367名前が無い程度の能力:2009/04/12(日) 20:08:05 ID:mrydrpxQO
無理矢理にでも最初の10行くらいが書けたら、そのままテンションや気分が乗ってきて書けたりするよ。すると個人的にだけど3時間はモチベーション維持出来る。

368名前が無い程度の能力:2009/04/13(月) 14:20:14 ID:FCyBCvdIO
出先でノートパソコンで書くと凄く集中出来て進みも早い
家だとついつい緋想天しちゃったりするし

369名前が無い程度の能力:2009/04/13(月) 15:53:53 ID:Wo3JwV0U0
>>368
>家だとついつい緋想天しちゃったりするし
あぁ、まさに俺のことじゃあないか……
アーケードモード一巡でキリつけてるからいいけどさw

370名前が無い程度の能力:2009/04/13(月) 17:31:28 ID:TbIJeVk20
>>368
俺いつ書き込んだっけ

371バーボン:2009/04/14(火) 18:16:33 ID:aSBYI95.0
無印創想話、最新作品集に投稿した「東の国の届かない空」の批評をお願いします。
前作で指摘された事が改善出来ているかが特に気になります。

372三文字:2009/04/15(水) 23:17:21 ID:e4GVkUhU0
最新作品集の「これくらいのお弁当箱に」の批評お願いします。
ある意味無難な作品ですけど、もう一工夫できたような気がするのです。

373名前が無い程度の能力:2009/04/18(土) 13:43:29 ID:3HkEoftg0
>>372
批評は得意じゃないけど、それでもよければ!

まず所謂、日常もの、ほのぼのもの、と捉えたんだけど、こういうのって「書き手の好きにすればいいんじゃね」と言うのが第一感想だ!
いやごめん。批評もなにもあったもんじゃないけど、本当にそういう物だとも思う。

けどそれでも、じゃあこれ読み物として面白いの? 
と言えばまた話が別になって、 その辺で「一工夫」と仰ってるんだと考えました。
確かにあれだけだと、さとりに興味が無い人だと読み続ける魅力が無いかもなと。
①特に魅せる文章でもなし、②興味を惹く事件も起こらず、③笑える冗談があるわけでも、きゅんと来るエピソードがあるわけでもない。

①の対策としては、もっと全体を短くシンプルにするか、文章だけで魅力を感じる小説などの文体を真似して練習するなど。
②の対策としては、起承転結や描きたい部分(大きなお弁当)を強調できる小事件があれば。
③はスパイス。笑うでも萌えるでも悲しむでも、心が直接動かされるものはそれだけで、読み手にとってはうれしいもの。

最後に極めて個人的な感想。
結構アイロニーな語り口の一人称なんで、もっと三人称に感覚が近い一人称にすると格好いいかも、と感じました。
他人の心を読めてしまう自分というものを常に意識する、さとりというキャラが、よりらしくなるかなあ?
無責任なこといってごめんなさい。

374名前が無い程度の能力:2009/04/18(土) 19:07:55 ID:Sw6.SiMo0
>>371
 読みました。まずはお世辞抜きで、面白かったです。
 構成はうまくできていると思います。材料を無駄なく使う感じで、
話の流れにひっかかるところもありません。
 気になるのは、描写の部分です。
 まず、文の心理描写。これは、細かくよく描けてると思うのですが、
ちょっと淡々とした印象を受けます。
 お行儀が良すぎるというか、言ってることはわかるんだけど、もっと
ナマの声が聞きたいというか。
 例えば、文が山を取るか空を取るかと悩むシーンがあります。
 ここは、もっと悩んでいいと思うのです。
 この話では空に重きを置いて話を作ってあるので、山を捨てることが
流れとしては自然なのですが、文自身そこまで割り切れるものでもない
はずです。
 空を取る。その決断があっさりしてて、あまりグッと来ないのです。
 原因は、おそらく山を取ることのメリットが読者にわからないためです。
 文が言う千年余りの過去。あるいは魅力的な山の生活など、何かしら
そういう具体的なものがあれば、もっと重くなるのではと思います。
 似たようなところでは、アリスの家での特訓もそうです。
 できれば、文はここでもっとへこませて落ち込ませて、えいなにくそ
と頑張ってもやっぱり報われなくて、というのをもう少し書き込んで
欲しかった。
 例として2つ挙げましたが、こんなところで。

 それから、場面の描写です。
 場面の切り替えが唐突に思えます。というか、早い。
 例えば、文が山から香霖堂へ向かうところ。
 一つ意地悪なことを申しますと、徒歩なのに時間の経過が感じられません。
 飛べなくなったのだから、以前ならこれくらいあっという間だったのに
今はこんなに歩かなくちゃいけない、こんなに時間がかかってしまう、とか
それくらいは思っても良さそうです。
 ところが、いろいろと考え事をしながらてくてく歩いて、あっさり着いて
しまう。それから霖之助に事情を話すまであっという間です。
 これなら、いっそ歩く場面をすっぱり切った方が良いのではと思います。
 心理描写と同じく、この件についても似たようなところはあちこちあります。
 文が悪夢にうなされて起きるところとか、椛に八つ当たりしてアリスの家
まで走ってくるところとか、もっと書き込めば良くなりそうです。
 もちろん、どの場面も書き込めば良いというわけではないので、取捨選択
は必要です。終盤なんかは、これくらいの方がテンポが良いとも思うので。

 そんなわけで、話は良かったと思うので、描写で緩急が付けばもっと
良くなると思います。
 以上、参考になれば幸いです。

ついでに上げ

375三文字:2009/04/19(日) 08:08:02 ID:picSZUhQ0
>>373
批評ありがとうございます。
工夫のところは正にそれで、どうしたら読み物として面白くなるかということを言いたかったのです。
言葉が足らず、申し訳ない。
そして対策を上げてくださりありがとうございます。
①はもう、文章を上手くするしかないですね。まあ、精進するということで。
そして②の方なんですが、実は自分が一番気になっているのがそこなのです。
展開でどうやって面白く見せるか……これが一番難しいですね。
③は、まあ、ほのぼのなので、過剰なスパイスは逆効果かなと思ったので、今回は入れなかったのですが、やっぱり入れた方が読みやすくはなりますよね。
そこらへんはバランスも考えて書いていきたいです。

三人称感覚に一人称、結構面白そうですね。今度試してみたいと思います。

日常話でも、提示してくださった①②③の対策を頭に入れて今後は書いていきたいです。
改めて、批評ありがとうございました。

376名前が無い程度の能力:2009/04/19(日) 14:14:46 ID:EmgQ0vcs0
>>375
既読だったのでもう一つ批評というか、アドバイスをば。

このお話で展開が物足りない、と感じておられるのなら、
それは起承転結の「転」の部分を書いていないからだと思います。

作中で少し触れられていたのですが、
さとりは最初はペットを放任していて、異変によって愛情に目覚めているのですよね?
「ペット愛溢れるさとり」を描きたいのであれば、この「変化」の部分をみっちりねっとり書くべきだと思うのです。

Aという状態をよりドラマティックに描きたいのであれば、
その真逆のBという状態から物語を始めるのがセオリーだといわれています。

つまりペットなんてシラネーヨ状態から物語を始めるわけです。
すると「変化」のためのイベントがあれやこれやと必要になってくるわけで、
必然とストーリーに起伏や振幅が生まれてくるんじゃないかと。

参考になれば幸いです。

377バーボン:2009/04/19(日) 16:51:59 ID:HyYT/9dE0
>>374
批評ありがとうございました。
なるほど、描写の緩急とより深い書き込みが今後の課題ですね。
次作の糧にさせていただきます。

それと、面白いと言って頂いて本当に嬉しいです。
次もまたこのスレにお世話になると思いますが、また面白いと言われるように頑張ります。

378三文字:2009/04/19(日) 22:15:36 ID:picSZUhQ0
>>376
アドバイスありがとうございます。
真逆の状態を書く、すっかり忘れていました。
話を作る上でまさにセオリーともいえる書き方ですね。
セオリーなくしてオリジナルは作れない。
もう一度、基本に立ち返ってみたいと思います。
ありがとうございました。

379名前が無い程度の能力:2009/04/20(月) 20:00:43 ID:vTOo.jHI0
いいネタが思い浮かばない…こんぺで出し尽くしちまった…

380名前が無い程度の能力:2009/04/20(月) 20:59:48 ID:qqDLqXto0
>>379
力作を書いた直後だったら整理運動代わりに小さいものを書いて見ては。
コンペに出す作品を書く過程でボツにしたネタもたくさんあったでしょうしそれを再利用するとか。

381名前が無い程度の能力:2009/04/20(月) 22:55:49 ID:vTOo.jHI0
>>380
一応書いてみた。小さくするつもりだったけど少し長くなったな…
でも投稿しようとしたら、またOCN規制かかってて入れない。
しかたない。まったり待つか。と思った腰が痛いへっぽこ作者であった…

382名前が無い程度の能力:2009/04/20(月) 23:09:20 ID:pMQUTy1Y0
コンペ用のを書いた後にもう一作書きあげるとかすごいな
俺なんか一作に何週間かけてるんだかw
その勢いを分けてほしいくらいだ

383名前が無い程度の能力:2009/04/20(月) 23:43:56 ID:vTOo.jHI0
いんや、俺の場合は早いが内容はペケなんだ!!≪自慢じゃねぇよ…

384名前が無い程度の能力:2009/04/20(月) 23:45:55 ID:s1FP7IQ60
お題発表と同時にプロットを組み、1日後には書き始めたはずなのに、
コンペ作品が書き終わってない私に一言。

ってか、本当にすごい気力だ。


ところで、みなさん長編を書く秘訣ってなんですか?
長期戦になってダレてきたときの復活法を特に教えて欲しい。

385名前が無い程度の能力:2009/04/20(月) 23:47:22 ID:vTOo.jHI0
まぁ俺の場合は行稼ぎに日常編?的な物を入れてるな。
ストーリーそのものには大して関係ないやつ。

386名前が無い程度の能力:2009/04/24(金) 01:07:54 ID:TCRuML32o
とりあえず、今書きたい、書かなきゃいけない部分
ある程度どういう形にするかは決まっているから、思うシーンに合う曲を聴きながら
自転車をこいで近所を爆走しながら頭の中で描く
いい感じになったら戻ってきて実際に書く
実際一気呵成に書ける量なんて、絶好調でも大したことないんだから、せめて絶対にやめないことだよなぁ
一日単位でもいい、続けてりゃいつかは書けるさぁ

387名前が無い程度の能力:2009/05/01(金) 19:05:56 ID:5AUBmAc60
大事なのは行間、そして改行する心だ

ちんまりした表現にこだわって、物語に目を向けない奴らなんて、最低だ……!

                   〜百年間書き続ける物語より抜粋〜

388名前が無い程度の能力:2009/05/02(土) 04:03:46 ID:nDYhtK..0
百年間戦い続けろと言われて実際は百年以上戦うRPG乙。
いや、好きだけどね?

それはそうと、表現にこだわり過ぎて話を蔑ろにするってのは耳に痛い話だ。

389名前が無い程度の能力:2009/05/02(土) 12:37:43 ID:/FOLnSpE0
確かになあ。
自分の場合、明らかに文章的に未熟な以前の作品の方が、今よりうけてるっていうのがもうね。
文章力も大切だけど、やっぱり物語のほうが重要だわ。

390名前が無い程度の能力:2009/05/02(土) 20:13:31 ID:hfTJLVrg0
まあ一番見てほしい部分が文章ならそれでいいんだよ

391名前が無い程度の能力:2009/05/02(土) 20:43:53 ID:bZUG1fmo0
良い文章を書けない人よりも、良い物語を作れない人の方が圧倒的に多いとかどっかで聞いた。

392名前が無い程度の能力:2009/05/03(日) 02:49:50 ID:4je/KqAk0
以前の忠告を克服できたか…
それが今の問題かな、今は。
と、一ヶ月ぶりにテンションが戻ってきた

393名前が無い程度の能力:2009/05/04(月) 21:35:05 ID:22QY1qSE0
最近投稿し始めて、ちまちまと書いているのですが
面白いと言ってくれる人がいてくれる反面、
他の方の作風を見てると自分の作品がKY過ぎる気がしてならない……

ここは心機一転コメディにでも走った方が良いのでしょうか

394名前が無い程度の能力:2009/05/04(月) 21:50:27 ID:u5cQ5bjI0
今書いてるのがほのぼのなのかシリアスなのかダークなのかもわからないのに
いいでしょうかっていわれてもな、好きにしな、としか言えんw
何を書くかなんてそれこそ作家の勝手だし。

ただ邪推かもしれないけど、いまいち点数が伸びなくてそう考えてるのなら、
読者が寄り付かないのはジャンルのせいじゃないんだぜ、と言っておく。

395名前が無い程度の能力:2009/05/04(月) 21:53:46 ID:YF15t0TIO
>>393
それは違うと思う。
自分の書きたい物を書くから面白いんであって、
「〇〇を書かなきゃ」なんて義務感に駆られたって、評価されるとは思えない。

もしも点数が伸びないとかコメントが少ないとか、そういうのが辛いなら、もう少しだけ今の作風を続けてみてはどう?
続けてれば自然と上達するし、評価してくれる人も出て来る筈。

396名前が無い程度の能力:2009/05/04(月) 22:33:12 ID:22QY1qSE0
>>394
言葉が足りず申し訳ない。
ご指摘ごもっともです。気をつけます。

>>395
助言有難うございます。
このまま、少しずつ精進しようかと思います。

397名前が無い程度の能力:2009/05/05(火) 13:33:18 ID:AKaRtjuQ0
>>384
長編を書くに当たって、引用含めて自分なりの意見。

長編書いてて一番辛いのは長い間評価が一切ないことだと思う。
短編三作書いてどれにも感想がなかったら同じようにだれるし。
辛辣な評価だってもらえれば絶対にモチベーション上がる。お褒めの言葉ならなおさら。
東方を知ってる友人に読んでもらったりするのもいい。ブログとか持ってれば、日記と一緒に連載したり。感想が来るかどうかは別として。
ま、この場合創想話には投稿できないんだけどな。

それ以外の理由でだれるとすれば、プロットが出来ていないか単純に向いていないか。
プロットについて言うと、某サイトの受け売りなんだが、長編はメインストーリーとサブストーリーに分けるとある程度スムーズ。
悪く言っちゃえば字稼ぎというか蛇足というか。ただ、サブストーリーはキャラを掘り下げるのに最適だから推奨する要素。
ちょっと気を悪くする人もいるかもしれないが、紅魔郷のルーミアとチルノはストーリー的には不必要なわけだ。
でも、ルーミアとチルノとの会話のおかげで、主人公である霊夢と魔理沙の変わった性格が見え隠れする。
例えが悪いけど、そんな感じ。で、そのサブストーリに伏線を絡めたりするとコクが出る。まろやか。
長編を木に見立てると、メインが幹、サブが枝。枝のない木なんて味気ないし、幹のない枝なんて木として成り立たないだろ?

あとは言葉が続かない、だから話が進まない、っていうのが俺にはある。風景、心情描写にどういう言葉を使えばいいか迷ったり。
そういう時は自分の一日、または印象的な出来事を軽く文にしてみたりする。そういうのって結構スラスラ書けたりする。
要するに気分転換は必須、ってわけだ。ただ、間違えても今とは違うSS書こうとはするな。間違いなく罠。
体を動かすのも効果的。心身相関ってやつ。ずっと座ってるとそれだけで疲れるし。
外に出るだけでも、描写に繋がるような風景や場面は結構ある。風が木を揺らすところとか、雀の歩き方とか、何気ない他人の動作とか。
頭で考えるのと実際に目で見るのは大分違う。百聞は一見にしかずってやつだ。

直接的な解決にはならないけど、ttp://thesaurus.weblio.jp/を使ってみるのもいい。もう使ってるのかもしれないけど。
あと、地の文を書くのが辛いからってすぐ会話に逃げるのも駄目だと思う。これは長編における短編との違いかも。
とはいえ、これは未熟な俺の意見だから何とも言えない。参考程度にと思って書いた。
短編より設定を深く語れる長編が大好きだから、長編書いている人には是非がんばって欲しい。俺も執筆中だし。

長編の向き不向きは知らん。自分で判断してくれ。

398名前が無い程度の能力:2009/05/05(火) 14:20:32 ID:iyQIpe2UO
>>397
俺は>>384とは違うが、物凄くためになった
わざわざ言う事じゃないかもしれないが、ありがとう

399名前が無い程度の能力:2009/05/05(火) 14:38:59 ID:0J5xlsTk0
自分は長編よく書くけど、長編のために長編書いてるわけじゃないな。
書きたい話しが長いような内容だから必然的に長編になってしまう。
短いなら短いで全然構わないよ。

チルノが人間の里に買い物に行く話しなら短くなるし、
幻想郷が終わりかけたけどなんとか霊夢と何人かの妖怪達によって救われた、とかなら長くなる。

ただ長編を書くにあたって心がけてるのは、書き終わらせようとしないこと。
最初のうちから小説の終わりを目指していても疲れて書きたくなくなる。
だから足元のワンシーンを書くことを目標にして書いていって、
それの繰り返しで気付いたら最後に辿り着いてた、って感じだなあ。
あくまで自分の場合だけど。

400名前が無い程度の能力:2009/05/06(水) 13:57:05 ID:v/qYukKI0
書いてる際に「これ、こうした方が面白いんじゃね?」と、
どんどん筆が遊んでいって、気がつくと当初のプロットから大分外れてしまうことが多いんですが、
どうしたらいいんでしょう?何かいい解決策ありますかね?

401名前が無い程度の能力:2009/05/06(水) 17:25:05 ID:tdbsPCG6O
それを踏まえてもう一つ新しいプロットを作って、時間が経って落ち着いた頃に二つを見比べる
その場は良いと思ってても、後から見ると矛盾点があったりするしね
一度頭を冷却するのは大事だと思うから俺はこうしてる

402名前が無い程度の能力:2009/05/06(水) 23:36:41 ID:dEjGSCnY0
書いてるときはいい感じでも、後から見ると面白くなかったり・・・
他人の目で見るように努力してもなかなかね、

403名前が無い程度の能力:2009/05/09(土) 14:05:58 ID:PNB2vxrA0
書き終わった後は大抵頭がハイだから、
欠点も何もわかったもんじゃ無いからなぁ。
1週間も空けると訂正点がボロボロ見つかってくる。

404名前が無い程度の能力:2009/05/09(土) 19:03:49 ID:14nkFpdI0
あるあるw
最初の方だけ妙に表現に凝ってたり後半は描写少なくて㌧㌧拍子に物語が進んでたりw
書き終わった!→すぐ投稿して評価が欲しい!→投稿!→「誤字or脱字ありますよ」「ここ矛盾してない?」→orz 
こんな流れを想像すると恐くて投稿できないぜ。
でも、すぐさま評価が欲しい、って衝動を押さえるのが辛いんだよなぁ。すごくむず痒くてさ。

405名前が無い程度の能力:2009/05/09(土) 19:24:19 ID:wLe1gxM60
作者さんがいたら答えてほしいことがある

何の為にそのSSを書きましたか?


私の作品を読んでくれた人がこういった質問をしてきたことがある。
私はそれに対して「大元のきっかけは暇つぶしの為。あとはそれが書きたかったから」と答えた。
するとその人は「自分以外の多くの人に影響を与える為に書くことを意識しないと上達しないよ」と言った。
自分の答えが否定されたようで少しショックを受けた……。
みなさんの答えを聞かせてほしい。

406名前が無い程度の能力:2009/05/09(土) 19:48:19 ID:I5Bjdxvg0
>>405さんへ
もう私は長いこと投稿しておらず(したのは去年の一月の終わりころが最後)長い長いスランプに陥っていた者です。
一週間ほど前から、リハビリをかねて、投げ出した作品を完成させようとしていますが、やはり悩んでしまって進まない時があります。
私に、その作品を書く資格があるのか、という悩みです。

前置きが長くなりましたが、本題です。
私がその小説(皆さんはSSといいます。私がそういう覚悟で書いているだけです)を書く際には、主に以下のことを意識します。
一つ目は、その物語に確固とした意味を持たせること(自分の伝えたいことを読者に伝えるため)です
(この一つ目には、東方のキャラクターが困難に直面した時、苦しんで苦しんで、苦しんでもそれを乗り越えて笑ってほしいという、私の願いがこもっています)
二つ目が、読んでくれた方々に、読んでよかったと思わせたかった(この辺はいい言い回しがありませんね)からです。
(私が書いたもので、誰かが笑い、怒り、悲しみ、感動してくれたらそれに勝る想いはありません)

さて、この二つを簡単にすると……私が作品を作る目的は……
書きたいから
読んだ人に何かを得てほしいから
……となります。二番目の答えが>>405さんが最後のほうに述べられている『自分以外の〜』なのだと思います。

ただ、この二つの想いはコントロールを失うとおかしなことになります(私のように、一年近くも物がかけなくなったり)
幸いなことに、私はその泥沼から抜け出しつつあるようです(一年前の作品ももうすぐできそうです)

なので、結局のところ、本人が書きたくないものだと、力尽きてしまいますよという参考にしていただければ幸いです。

407名前が無い程度の能力:2009/05/09(土) 20:04:38 ID:14nkFpdI0
一端の物書きの意見
少なくとも、本物の作家には「暇だから小説書く」なんて発想は微塵もないんだと思う。
暇潰しのために腰凝らせてPC睨み付けるのなんて疲れるもん。暇があったら本読むし。
今現在、俺がSSを書く一番の理由は上達のため、だな。
何のために上達するの? って聞かれたら、俺の意見を伝えるため、だな。言葉が臭い? そんなの自覚してるよ。

今までに創想話に投稿したのは6作品。
キャラへの偏見や印象を変える、読者が頭を悩ませるような言葉を残す、社会風刺。
実際ね、今俺が書いてるのは「東方projectの未来」について訴えてるよ。
将来、東方作品が打ち切りになって、著作権がなくなった頃に誰かが勝手に引き継いで、STGじゃなくてRPGとかになっちゃって、男キャラが溢れちゃって、同人ですらなくなっちゃって、会社まで出来ちゃって。
勿論、当時東方を楽しんでた人は殆どが死んじゃってて、昔の東方作品のことなんて何にも知らないふりしてて、黒歴史扱いされてて、そのうち最初の東方とは完全に別物になっちゃって、知名度だけを引き継いで売れちゃって。
そんなの想像したら、考えさせるでしょ? 東方ファンからしたら、絶対に許せない。少なくとも俺はね。
そしたらさ、皆こう思うと思うんだよね。あぁ、東方projectを製作できるのはZUN氏の他にいないんだな、って。
気に障る人もいるかもしれないが、だから俺は某動画サイトのカラオケ配信やテレビアニメ化には反対なんだ。
そういうことを読者に伝えたい。じゃあ、何でわざわざSSにして意見するの? って言われたらそれは分かんない。東方キャラを使えば感情直入出来るからかもしれないし、棘のない意見の仕方を出来るからかもしれない。

漫画と違って――別に漫画を批判しているわけではない――小説、っていうのは本当に人の心を動かすぞ。俺の書くようなへたれSSで誰の心が動くとは思えないがな。
感動して泣く事だってある。価値観が180度変わる事だってある。欝になって自殺することだってある。何かの職業を目指すきっかけになることもある。
上達するしないはともかく、読者に影響を与えようとする意識は大事。そうでなきゃ、俺は小説書く必要性がない気がする。文字の魔力、ってのは本当に恐ろしい物がある。
ま、これは「小説」として見たときの意見だよ。SS、っていう規模で見るなら、暇潰しとか妄想の具現とか、そんな理由で充分なんじゃないかな。
例えば、お前が恋愛SSを書いたとして、投稿する。その時、お前は「果たして、皆がニヤニヤしながら呼んでくれるだろうか」なーんて思うはず。楽しませようと思うだろ? 影響を与えるという意味では充分だと思うよ。

と、随分と厨二っぽい意見になってるなぁ。あーいやだいやだ。

408名前が無い程度の能力:2009/05/09(土) 20:11:29 ID:7fl39C0M0
>>405
一応創想話作家の一人ですが、それまで小説を書いたことなどほとんど無かった者です。

> 何の為にそのSSを書きましたか?
誰も私好みのお話を書いてくれないので、仕方なく自分で書いて投稿するようになりました。
もし誰かが「これだよ! 私はこういうのが読みたかったんだ!」と感涙するようなSSを
投稿してくれていたら、私はずっと一読者のままだったと思います。

> 「自分以外の多くの人に影響を与える為に書くことを意識しないと上達しないよ」と言った。
このスレだけ見ても様々なご意見があるように、上達への道は一本ではありません。
ですから「そういう考えもありますね」程度に受け取っておけばいいのではないでしょうか。
「それが書きたかったから」というのも、十分な創作動機だと思いますよ。

409名前が無い程度の能力:2009/05/09(土) 23:04:42 ID:iB6u7DwAO
書き始めたきっかけは、一曲のヴォーカルアレンジだったな。繰り返し聴いてる内に
「ここは〇〇の××な場面を描いてるんだ」って妄想が広がって、
その妄想を誰かと共有したかったから。
今でもアイディアのきっかけになるのは音楽が多い。原曲しかりアレンジしかり。
東方関係無い曲でインスピレーションが湧く時もある。

別に成長を目当てに書いた事は無いな。
でも、貰った意見は全て良く咀嚼して、次の糧になるようにしてる。

410405:2009/05/09(土) 23:14:37 ID:wLe1gxM60
答えてくださった方々、ありがとうございます。
一人ひとり違った答えを聞くことができてとても興味深かったです。
そして私自身のSSに向けた意思の再確認になりました。
感謝いたします。

411名前が無い程度の能力:2009/05/10(日) 00:37:24 ID:HtZ3lldk0
トーシロの俺にとって、書く理由は「自分がそれを楽しいと思うから」
「その楽しみを共有出来る人が居ると嬉しいから」
岸部露伴先生の言ってることはクリエイターとして至言だと思う。

別に、皆が言うような深い理由は無いし、深い理由じゃ楽しめない。まずは自分自身が楽しむ。
それを見てるやつも楽しんでくれれば最高だ!絶頂すら覚えるってヤツだ。
趣味なんてそんなもんだ。もちろん、楽しむためには上達も必要だろう。
その辺は、将棋とか釣りとかと何も変わらないと思う。

なにより、エンターテイメントなんだぜ!力抜けよ、肩肘張ってないで!
叫ぶんだ。「東方っておもしれーよな!」
一緒に叫べるヤツが居るなら、これに勝る喜びは無いってもんだ。

412名前が無い程度の能力:2009/05/10(日) 02:55:23 ID:B1YQ6jPs0
投稿したい。でもできない。何この負の連鎖…
創想話早くアクセス規制解けないかな…

413名前が無い程度の能力:2009/05/10(日) 07:13:19 ID:2CjOQDoQ0
逆だ、それを推敲の時間だと考えるんだ。

414名前が無い程度の能力:2009/05/10(日) 18:05:29 ID:B1YQ6jPs0
そ、そーなのかっ!

415名前が無い程度の能力:2009/05/11(月) 11:19:25 ID:KjGv5uZQO
誰かに代理投稿頼んでみたら?

416名前が無い程度の能力:2009/05/12(火) 02:46:22 ID:/8lic0q.0
そんな中のいい奴がいないんすよ、旦那…

417名前が無い程度の能力:2009/05/12(火) 22:12:22 ID:bmuN3yek0
見知らぬ人に代理投稿任せられる、ってんなら、俺がやるが?

418名前が無い程度の能力:2009/05/13(水) 00:25:10 ID:YH2hTb2M0
ネカフェにでも行けばいいんじゃね?

419名前が無い程度の能力:2009/05/13(水) 22:29:18 ID:FXHI9gAQ0
ここにいるのは創想話がメインの人が多いのかな?

420名前が無い程度の能力:2009/05/14(木) 15:04:16 ID:GB02SuGI0
創想話はとりあえず評価はもらえるからね。点数は別として。
自分でブログとか作ってアップするよりは見てくれる人も多いだろうし。
というか、東方SSを創想話に投稿しない、っていうのは結構もったいない気がする。
コメントが酷かったりするけど。

421名前が無い程度の能力:2009/05/14(木) 16:28:02 ID:DaCRZ0qg0
創想話以外に東方SS投稿できる場所というと、ARCADIAくらいしか知らないけど
でもあそこの話題出すと荒れる印象しかないんだよなあ

422名前が無い程度の能力:2009/05/17(日) 02:36:43 ID:3AvHqJuE0
>>407
酒に酔ってるのか、それとも自分に酔ってるのか?
月影蓮哉2号にならないように、常にクールであってくれ。

423名前が無い程度の能力:2009/05/23(土) 19:55:55 ID:ncfVTHzA0
>何のために(ry
俺の場合、
一人でいる時にふと思いついたネタを物語にして読んでみたい
って思ったのがキッカケ
だから、書き手だけど読むのを楽しんでいる派
メッセージとかは入れたい時しか入れない
まぁ結論をいうと、自分で書いて、自分で書いた世界を楽しみたいからかな
書きたいから書くだけって駄目なのか?

424名前が無い程度の能力:2009/05/24(日) 14:52:04 ID:RrO/5urU0
批評、指摘が欲しいです

最新作品集の“お嬢様のカリスマ計画”
自覚している所
パロネタの使いすぎ
台詞率が高い

他に何か改善点があれば教えて欲しいです

425名前が無い程度の能力:2009/05/26(火) 22:16:35 ID:yIZIsvs20
「お嬢様のカリスマ計画」を拝見しました。まず作者さんの心配されている「パロネタの使いすぎ」については、この量なら問題ないと思います。
ただ自分は半分くらい元ネタがわからなかったので、パロネタが面白かったかどうかの判断は避けます。


で、気になった点として、文章作法について突っ込ませて貰います。

・段落頭には一字空白を入れる。
・文の終わりには句点を使う。
・感嘆符・疑問符のあとで文を続けるときは一字空白を入れる。
・三点リーダーは2つセットで。

ここらへんは>>1にある「モノ書き一里塚」の「文章作法」のところに詳しい解説があります。
なお、ルールを理解したうえであえて破るという人もいますが、どうしてもということでなければ守ったほうがいいと思います。


次に構成ですが、このSSは一人称で書かれてますが、短い中で視点を咲夜→霊夢→咲夜と変更しちゃうのもどうかと。
一人称での視点変更は、読者が混乱したり無用な解説を招いたり、お話がブツ切れのように感じられる原因になるので、できれば避けたほうがいいです。
このお話でいえば、霊夢の一人称視点はほんとうに必要だったのかな? と気になります。咲夜のままでは描写できなかったのでしょうか。


そしてこの作品で気になったのが、猫耳メイド霊夢の表現が不足すぎるところです。
お話のメインでもあり、そして他のキャラも大ウケするところなのに、まともな描写がされていません。
SSという表現形態ですから、読者の頭の中にイメージがありありと浮かぶよう、もっと言葉を尽くして表現すべきです。
それは地の文でもいいですし、他のキャラとのかけあいでもいいです。


最後に内容の細かなところを指摘させていただきます。

>私に猫の何が至らないと言うのか
分かりにくいです。「私の何が猫に至らないと言うのか」がいいかと。

>未の刻
未の刻とは14時のことではないでしょうか? 晩餐にしては早すぎです。
さらに霊夢が「ようやく」などと遅そうな印象を抱いているのがどうも不自然。

>「地の文でごまかそうなんていかないわよ」
「地の文でごまかそうなんてわけにはいかないわよ」がいいかと
あるいはもっと短く「地の文でごまかされないわよ」

(霊夢視点の)
>あっさりフラれた
(二回目の咲夜視点の)
>かけた
一つ目。フラれたのは紫なので、霊夢一人称のときにこの表現をするとわかりにくいです。
次の行とつなげて「あっさりフラれたババァは、一秒で百年ぐらい歳をとるような勢いでしおれていってしまった」などにするといいかと
二つ目もグラサンをかけたのはレミリアなので、咲夜一人称では「かけさせた」の方がいいです。


以上になります。

426名前が無い程度の能力:2009/05/27(水) 20:21:02 ID:CYGZvRxw0
>>425
おお…!!
これはものすごく参考になった
確かに今思えば視点を霊夢にする必要もありませんでしたね
咲夜視点の方が猫巫女霊夢の描写も書けたろうに
次、頑張ります

時間に関しては完全にこっちのミスです
修正しておきます

427名前が無い程度の能力:2009/05/29(金) 19:32:52 ID:4ZiFVSHg0
ここにSSをあげて文章を推敲してもらうというのはできるのですか?
それとも直接そそわに上げればいいのかな……

428名前が無い程度の能力:2009/05/29(金) 20:12:07 ID:SeNbuXIYO
ここで意見を貰って修正→投稿って事かい?
創想話は初出の文章じゃないとダメだった気がするから、一度創想話に上げてからの方が良いのでは。

429名前が無い程度の能力:2009/05/29(金) 20:19:15 ID:4ZiFVSHg0
いや、創想話に上げる気はあんまりなかったんだけど……恥ずかしいし……
でもそういわれると悩んでしまう
うーん、うー……?

430名前が無い程度の能力:2009/05/29(金) 20:35:08 ID:p0X8piB.0
創想話投稿→ここで批評、の流れが一般的だからねぇ
投稿するまでもないSSスレがあると思ってたが……今はないのかな?

431名前が無い程度の能力:2009/05/29(金) 20:54:41 ID:l5ITpMT.0
排水口でいいじゃない

432名前が無い程度の能力:2009/05/29(金) 21:03:07 ID:jhIAGgWs0
創想話に上げないんだったら、クーリエのうpろだとかに上げてみたらどうだろう?

433名前が無い程度の能力:2009/05/29(金) 21:37:46 ID:kmFiU1Ww0
そういえば、スレタイだけを見れば別に創想話と切り離したSSでも別に問題ないなぁ

434名前が無い程度の能力:2009/05/29(金) 23:42:38 ID:4ZiFVSHg0
>>430
ないみたいです……
>>431
そんなにグロい話じゃないです……喘ぎ声が苦手でそういうのはちょっと
>>432
Coolierですか……わかりました、ちょっと頑張ってみます
明日中にはあげてみますので、住人の方々添削をどうかよろしくお願いします。

435名前が無い程度の能力:2009/05/30(土) 00:06:11 ID:ZMRCfly20
批評や指摘、アドバイスをお願いします。

最新作品集(77)、『紅い女の平和な日常』か『美鈴コーディネート』

前者がシリアス(を意識して書いた)、後者はギャグものです。
どっちのジャンルにも深く突っ込んでいきたいのでよろしくお願いします。

436名前が無い程度の能力:2009/05/30(土) 02:22:54 ID:MJNgkPrM0
>>434
別に排水口はエロやグロじゃなくてもいいよ

437名前が無い程度の能力:2009/06/02(火) 00:22:13 ID:8Qdoew1o0
>>435
美鈴コーディネート読みました。
批評は得意じゃないけど、とりあえず感じた事だけでも。

最初に思ったのは、無為に原作とキャラが大きく乖離してる事。
これはネタにもなるけど、マイナス点にもなる。
何故原作と乖離したキャラになってるのか、までを書かないと只の同じ名前の別キャラになってしまう。
もちろん一切説明しないでも、乖離自体が笑えるネタになることもあるけど、この作品のメイド長はそこまでのインパクトも無い。

次にギャグの小ネタが新鮮さに欠ける。
どれもどこかで見たような。どこでも見かけそうな。そういうのばかり。
演出や表現に格好良さや捻りがあるわけでもない。
読んで面白かったか、笑えたかと言えば、NOと言わざるを得ない。
結果的に東方キャラの名前が、ステレオタイプな痛系ギャグをやってるだけ、という印象が残ってしまった。

438名前が無い程度の能力:2009/06/06(土) 21:30:58 ID:rk4VOLO.0
ありがとうございます、(書いているのは友人なので)友人に批評の方を伝えました。
参考にしてまた書きたいとの事なのでまた見てやってください。

本人はなかなかこういうところに顔を出しにくいようです(笑)

439名前が無い程度の能力:2009/06/06(土) 21:46:53 ID:cQKKtE4U0
ちょっと待て
本人以外が批評依頼だしていいのか?

440名前が無い程度の能力:2009/06/07(日) 22:51:47 ID:6oJTU8TY0
本人は知ってるので…えっとここでのルールでなければ問題はないと思ったのですが。
何かいざこざ招いたようでしたらすみません。

今回の批評依頼は本人から許可をもらっています。

紛らわしい事この上ない。申し訳ありませんでした。

441名前が無い程度の能力:2009/06/10(水) 09:12:49 ID:9cL1YdGA0
SS書き上げた後の熱が冷めてきた頃に読み返すと、あまりの表現力の低さにがっかりしてしまうぜ。
書いてる時は頭の中に映像がありきで書いてるけど、いざ読み手の視線で見るとまったくその映像が浮かんでこない。

442名前が無い程度の能力:2009/06/10(水) 17:49:05 ID:kS2PJIsI0
批評お願いします。
最新作品集の「陽炎の奇跡」です。たぶんシリアスものです

443名前が無い程度の能力:2009/06/12(金) 00:09:04 ID:XTApMPqg0
>>442

かねてから批評依頼はテンプレ化しないと無理だと思ってたけど、今回は特にそう思った。
とりあえず、即興で↓に作ってみたので、それについて答えてみてください。

−−−

【作品内で自分がおかしい/うまく書けてないと思ってる所】
  箇条書きでかまわないので、「全部」とか漠然とした答えでなく、具体的に書いてください。  

【どういう作品にしたいのか】
  概要を簡単に

【文章作法的な指摘をして欲しいか否か】
  見て欲しくないという人がいままで何人かいたので。
  (それくらい調べろよ、と言いたいのが本音だが)

−−−

小説を書く上での絶対のルールは、ルールなど存在しないということである。
というのは「小説の技巧」の中で著者のデイヴィッド・ロッジが語った言葉ですが、
それを前提にすると、小説の批評はとても難しいものになります。

貴方の小説を見て、私が「こうしたほうがいい」というのは簡単ですが、
その批評は大多数にとって(貴方にとっても)的外れに見えてしまうというのはよくあることです。
なんで、貴方が何を思ってここに批評依頼することにしたのか(何を問題と思っているのか)を
上の項目に書き込んでもらえればと思います。

444名前が無い程度の能力:2009/06/12(金) 07:26:07 ID:IsJKe7Zo0
テンプレ良いね。
構成を指摘して欲しいのか、キャラが行動に移るまでの説得力が不安なのか
テーマがぶれてないのか、不自然な展開がないのか、描写やテンポが気になるのか
そういう気になる点というのは人によって違うし、自分はあえてこうした、と先に言って貰えると批評しやすいね。

445名前が無い程度の能力:2009/06/12(金) 19:05:13 ID:PYc5E2Jc0
うーん、二個目はともかく一個目は自由でいいんじゃないかな
そこが分からないからこそ相談に来るって言う人も居ると思うし

どんな文章を目指しているのか、っていう欄もあっていいかもしれない
どこぞのラノベ作家っぽい文章を目指してるかもしれないし
なんかもっと癖のある漢字の文章を目指してるかもしれない

446名前が無い程度の能力:2009/06/12(金) 19:44:31 ID:jlvb818QO
う〜んテンプレはうっとうしいなぁ

447443:2009/06/13(土) 13:35:50 ID:/ziRxkR.0
>>444
ありがとう。
提案した側として、そう言ってもらえて嬉しいです。

>>445
確かに。
>「全部」とか漠然とした答えでなく
て所が蛇足な気がしますね。
ただ、どういった点が気になってるか、分かって質問してる人もいるので、
そういう人は書いて欲しいなぁと思います。

>>446
テンプレも、依頼者と批評者を意思疎通しやすくするための道具にすぎないので、
使う/使わないは個々の自由だと思います。
ただ、今まで何回か批評させてもらった時に、「こんな批評で依頼者の参考になってるのかな?」
と思うことがあったので、こういった道具があった方が、依頼者の為になりやすい批評が出来るのでは、
と考えて今回提案してみました。
批評者も、漠然とした問いには漠然とした回答しか出せなかったり、依頼者の意図にそぐわない
回答をしたりすると思うので。

>>442
皆さんの意見を参考に項目を変えてみました。
あと、テンプレの言葉が酷かったので修正します。
申し訳ありません。

−−−

【作品内で自分がおかしい/うまく書けてないと思ってる所】
  漠然とでもいいので、感じてる所があれば記入願います。

【どういう作品/文章にしたいのか】
  概要程度でいいです

【文章作法的な指摘をして欲しいか否か】
  見て欲しくないという人がいままで何人かいたので。

【批評の辛さ】
  甘口/辛口、お好きなように

−−−

答えられる範囲で結構ですのでお答えいただければと思います。

448名前が無い程度の能力:2009/06/14(日) 12:09:03 ID:nBOzOZH20
そういえば皆さん方長いssを書いていますが、なんかコツがあるんでしょうか。
当方が書くと、どうしても短いんです。
長く書くコツを教えてください

449名前が無い程度の能力:2009/06/14(日) 14:38:34 ID:x.WKl5c20
>>448
意識的に表現や登場人物を増やしたりして、結果までに遠回りをさせてみるなど如何でしょう。
例えば、

1.女の子がボールを落とす
2.車の下に転がって、とりにくい。
3.でも頑張って取ってみた。

とだけの内容のものを。

1.友達の家に行こうと、赤いスカート女の子が慌てて走っていて、転んでしまい、ボールを落としてしまった。
2.小さな車の下に転がってしまい、そしてその前には大きな犬が居た。
3.回り込もうとしたが、スカートにじゃれついてくる犬が邪魔である。
  そこで……、女の子は赤いスカートを脱いで、それに犬がじゃれている内に、ボールをゲット。
4.しかしスカートは犬に奪われてしまい、一旦家に戻ることに。結局、友達の家に行くのには遅れてしまった。

表現(“赤い”スカート)を増やし、登場人物(邪魔な犬)を増やし、イベント(スカート誘拐事件)を増やしてみた結果、
同じ『女の子がボールを取り戻す』という内容のものが、かなり長くなりました。

これは一つのネタを、風船のようにどんどんと膨らませていく方法です。
一場面で終わらせたい話などに、向いています。

また、まったく別のネタ(例えば二場面目として友達の家に行った後とか)をくっつける方法もあります。
これだと風船が二つに増えた形になりますね。ただ、このままだとあまり話として繋げる必要が感じられません。
ですので、最後にこの二つを繋げる要素があると、好ましいです(実はあの犬は、友達の家の飼い犬で、スカートが戻ってきたとか)
この風船を増やす方法は、複線などを入れる場合に有効で、読者に驚きと感心を与えやすく、よりストーリーが深まるでしょう。

とりあえず思いついたのは、この二つです。
あくまで私的意見で、特にどこそこの文章ルールという訳でもないですが……参考になれば幸いです。

450名前が無い程度の能力:2009/06/14(日) 20:30:12 ID:TCvnV1Nw0
描写を多く入れる、会話を多く入れる、って言うのは単純に文字数を増やす目的なら有効だろうね。
会話はともかく、描写は挟めば良いってもんじゃない。描写は何かしらの意味がなきゃ不必要だと思ってる。
不必要な描写の多用は読むのを疲れさせるだけ。物語としての面白みが薄らぐ可能性もある。

例えば、駅から友人の家に行くまでに、コンビニ、公園、工事現場を通るとする。
この場合の目的は飽くまでも『友人の家に着く』こと。その間の描写なんていらない。
それで、もし、その道のりの描写を入れるんだとしたら、『読者に与える情報』と組み合わせるといい。
友人の家に着くまでに、例えば、公園で親子が仲良く遊んでるとする。
そこで、登場人物は、小さい頃、両親が働き詰めで全く遊んでもらえなかったことを思い出したり。
そうすると、本来は不必要な『公園での第三者の行動』が『キャラを掘り下げる』ための材料になりうる。
それで、あれこれ考えて、思い返したりしてる間にいつの間にか到着。あるいは、その描写を伏線にしたりね。

というか、長編を意識的に書きたいなら、話しを大きくしないと難しいと思うけどな。
上の方にも少し書いてあるけど、文が長くなるということはそれだけ大きな物語だということ。
短い物語で描写をやたらめったら詰め込まれたって、冗長になるだけだと思うし。

451名前が無い程度の能力:2009/06/15(月) 01:05:45 ID:T3w75NOE0
>>448
ショートストーリー=SSだから短くて大丈夫
むしろ長いと敷居が高くなりがちだから短いほうがいいと思うよ

452名前が無い程度の能力:2009/06/15(月) 02:56:51 ID:UOvlMsYU0
同じ情報量で短く書けるんなら、その方が良いと思う。
ただ、話に深みを持たせたいとかいうんなら、描写に力を入れるのも良いんじゃないかと。
長い、といっても何を基準にしてるのかによるしなあ。
448さんが言う長い話は、長編ということじゃなくて、50kbくらいのものを指してるのかもしれない。

453名前が無い程度の能力:2009/06/15(月) 10:46:20 ID:NwNgasrA0
長編などのプロット書いてる人に聞きたいのですが、
プロットは完成原稿のだいたい何分の一くらいのテキスト量で作ってます?

454名前が無い程度の能力:2009/06/15(月) 18:42:17 ID:WATYPNHgO
プロットはルーズリーフに手書きで一枚か二枚くらいかな
作中時系列を表にしたり、人物相関図を作ったりするのは手書きのがやりやすいし
ちなみにSS自体は50kb前後。長編ではないな

455名前が無い程度の能力:2009/06/15(月) 18:49:33 ID:VzkEyBTA0
よし!SSS(ショート、ショート、ショート)を書こう! もう無理だ

456名前が無い程度の能力:2009/06/15(月) 19:31:49 ID:.MIgZmtI0
こないだ、初めて手書きでプロット組み立てたけど、それはA4:6枚+B5:5枚。
途中でA4の裏紙がなくなったからサイズが変わってしまった。
行動の理由とか伏線の関係とかも書きこんだから割とぐちゃぐちゃ。

普段はPCにテキストでプロット組むけど、そのときは10kb前後が多いかな。

でも、プロットがきっちり組み立てられて枚数多い方が書きやすいと思う。

457名前が無い程度の能力:2009/06/15(月) 21:08:55 ID:/G8KE3D60
>>455
十行くらいの話でかつオチをつけるって超難しいような……

458名前が無い程度の能力:2009/06/15(月) 21:43:18 ID:DLLZz/QM0
ドイツの人が書いた「まさかの結末」は短くてなおかつ
ちゃんとオチがあってすごいと思った
ラストの話に関して言えばたったの2行で終わる

459名前が無い程度の能力:2009/06/16(火) 17:02:28 ID:7GBuk9us0
あえてオチを付けないという方法も

460名前が無い程度の能力:2009/06/16(火) 17:42:39 ID:N43sihpU0
それはおすすめできない

461名前が無い程度の能力:2009/06/17(水) 07:27:43 ID:cZn4Pp0YO
投げっ放しは、それ自体がオチとして成立してないとただの逃げにしかならない
敢えてオチをつけない事で表現出来る物が無いなら、オチ無しはやめとけ

462喉飴:2009/06/19(金) 00:00:17 ID:0.AgUhIUO
毎度お世話になっています。喉飴という者です。
今回、最新作品集にある『春、出会い』を批評してもらいたくてやってきました。
会話や物語全体のテンポは悪くないか、ちゃんとほのぼのになっているか、という点が気になっていまして。
どなたか時間にお暇がありましたら、よろしくお願い致します。

463名前が無い程度の能力:2009/06/19(金) 01:55:26 ID:yquvRkOg0
>>462
あなたの作品、いつも読んでいます。お会いできて光栄です。

まず、冒頭。状況を把握できないのに問いかけられても困る。
ここは無難に状況説明をアリスに語らせるのでよかったんじゃないかと思う。冒険しすぎ感がある。

ちょっと淡々とし過ぎかも。
ほのぼのは、いらないと思われるまでに描写にこだわってみると楽しいはず。

個人的な感想。ほのぼのはしてました。
が、なんだか淡々としていたので「面白いなぁ」とか「こだわってるなぁ」とかいう印象は受けなかった。
私だったら簡易匿名30点を入れる。

464喉飴:2009/06/19(金) 07:43:27 ID:0.AgUhIUO
>>463
最初に問い掛けたのは『何があったのだろう』と読者を引き込むための一つでした。いきなり状況説明から入る、もしくは状況説明を地の文で多くすると、テンポが悪く、あまりしてはいけないと過去に教えられたからです。
淡々としすぎてたのは私も感じました。
作風を少し初期に戻してみたのですが、味が薄く、小綺麗に纏めすぎたかもしれません。
貴重なお時間を割いての批評、ありがとうございました。今後の参考にさせていただきたいと思います。
それと、いつも読んで下さってありがとうございます。本当に嬉しい限りです。
それでは、本当にありがとうございました。

465名前が無い程度の能力:2009/06/19(金) 19:10:13 ID:W4I1Z.WQ0
同じく感想を。

冒頭の部分は悪くはないと思う。一種の表現だし、そういう意味では作者の狙いは果たせている。
状況や物語を把握したいから読み進めていくわけだしね。冒頭は意味不明でも(限度はあるが)構わないと思う。
ただ、『というわけで』という言葉をあそこに挟むのはどうなんだろう? そこは逆接で繋ぐべきじゃないかな。

――特にはない。
だけど、しかし、等の逆接orいや、そんな酷いことはできない(文を移動させる)

というようにしたほうがいいんじゃないだろうか。まあ、これは表現の仕方にもよるから、一概には言えないけど。

ほのぼのというジャンルはよく分からないから、雰囲気には触れないけど、一つだけあった違和感を。
『ワイシャツを着ることは殆どない』と自分で明言しているのに、何故、『何着も』持っているのか。
そもそも、予備だとしてもそんな何着も持っているのは不自然じゃないかなあ。何着も、と言うくらいだから四、五枚は持っているんだろう。
雰囲気を楽しむのだけならば問題はないのだろうけど、こういう短い物語だと、こういう小さい矛盾もすぐ見つかってしまう。
恐らく、『肌ワイシャツ』という格好をさせるためにワイシャツを持っている設定にしたのだとは思うが……
まあでも、偶然持っていた、というよりは充分説得力はあるけどね。
結論を言えば、『何着も』という表現が不味い。細かいところにぐちぐち言ってごめんね。

466名前が無い程度の能力:2009/06/19(金) 19:25:53 ID:W4I1Z.WQ0
連投スマン、もう一つの違和感。

アリスはやや強情にリリーの世話をし、リリーは遠慮しながらもそれを受け入れる。
そこまではいいんだけど。何故そこでスカートを穿くことを頑なに拒む。
ほのぼのというジャンr(ry 肌ワイシャツというかkk(ry
なんだが、こういうのは徹底的に指摘したほうがいいのかな、と思って。

これは自分の完全な偏見だからスルーしても構わないけど、氏みたいに名の売れた作家はだんだん指摘が少なくなってくると思う。
自分自身、無名作家だけど、好評な作品は概ね、誤字以外の指摘は殆んど無いからさ。
別に、読者の批判をしてるわけじゃないけどさ……まあ、だからここに批評以来を頼むんだろうけど。

467喉飴:2009/06/19(金) 19:39:45 ID:0.AgUhIUO
>>466
いえ、私はそんな名を知られているような作家では無いと思います。未熟ですし。
スカートを拒んだのは、リリーが普段スカートを穿き慣れていたためだったのですが、確かに理由に対して違和感が出てしまいますね。
『というわけで』は微妙だったかもしれません。冷静に見ると、違和感を覚える人と覚えない人がハッキリと分かれてしまう気がしますね。
ワイシャツを何着も持っているのは、普通ワイシャツを『一着だけ持っている』というのはおかしいと思ったからです。
貴重なお時間を割いての批評、本当にどうもありがとうございました。

468名前が無い程度の能力:2009/06/19(金) 22:21:25 ID:cZC1sOFQ0
>>448
参考になるかどうか分かりませんが
テーマを先に決めて先に書く
必要な情報を肉付けする。
肉付けしたものが伏線として作用するように対にする
これだけで文章量が増えまくりです。

469名前が無い程度の能力:2009/06/19(金) 22:49:08 ID:81lEs9p.O
なんというか姉妹の、永琳はともかく輝夜への認識を知りたい
例え原作じゃなく原案だろうと

470名前が無い程度の能力:2009/06/19(金) 22:49:55 ID:81lEs9p.O
ゴメン誤爆…

471名前が無い程度の能力:2009/06/20(土) 00:46:05 ID:ppNI38sU0
>>448
例:魔理沙が霊夢のところに来て茶を飲んで帰っていった。

1行で終わるような話ですが、状況設定や理由付けを考えていくと
いくらでも文章量は稼げます。

 ・魔理沙と霊夢にとって茶飲みはいつからやっていることなのか。
 ・魔法の森から博麗神社までの道中はどうなっているのか。
 ・貧乏神社のはずなのになぜいつも茶が切れないのか。

少しでもシーン中に疑問を生じたらそこを自分で
理由付けしていくと自然と長文になるでしょう。
面白くなるかどうかとはまた別の問題なので注意が必要ですが。

472名前が無い程度の能力:2009/06/20(土) 11:39:03 ID:5sI2YkPs0
でも意味のない肉付けするくらいなら短い方が良い。
長くすると駄目になる話もあるし、長くしないと駄目な話もあるから
できれば作品をうpして欲しいものだね。

473名前が無い程度の能力:2009/06/20(土) 23:32:09 ID:f3LVuLdo0
作品が長編になるか短編になるかというのは、作品ごとに設定される
“到達点”とでも呼べるようなもので決まってくると思う。
その到達点というのは、
長編でしか表現できないような難しいテーマを伝えることだったり、
あるいは長い前フリがなければ成立させられない台詞や場面だったり、
あるいは物語が終わった時に読者にあたえたい読後感だったりする。

基本的に、その到達点までの道のりは、最短距離が望ましいと思う。
短くできるなら短い方が良いという意見には自分も同感で、自分の場合、
プロットが決まったら、まずはそれをどれだけ短く実現できるか考える。

しかしそれでもとにかく長編作品が書きたいんだという場合には、
もしお気に入りのキャラクターや集団があり、それらを主役に据えた
短編が幾つか用意できるのなら、それをただの短編として放出せずに、
ストックして、まとめて、ならべてみる、というのも手だと思う。
言ってしまえば、十編の短編を一つに合わせれば一編の長編が出来る。

長編作品も、一つ一つの場面や小さなオチの積み重ねで成り立っている。
つながりのある短編をならべて俯瞰することで、それまで自分でも
見えなかった、気付かなかった“到達点”が、発見できるかもしれない。

474 ◆GI5/wFjmtw:2009/06/22(月) 07:10:52 ID:ZDuj/fHE0
アステルパームです。
批評お願いします。
作品集79(最新作品集)「冬のおかあさん」です。

気になっている点は
・もっと表現を細かく詳細におこなったほうがいいか?
・話の展開に無理はないか?(文章からだけでキャラの動きに違和感を持たないか)
です。

上記だけではなく、何か気が付いたことがありましたら、遠慮なくどうぞ。
よろしくお願いします。

475あか。:2009/06/22(月) 22:13:58 ID:4Q7/avuQ0
あか。というものです
よろしければ、私がプチの最新作品集(作品集45)の「わんわん」を批評願えますでしょうか。

・ちゃんとキャラが生き生きと書かれているのだろうか。
・ほのぼのとしているだろうか

そのところが自分でも不安なので、上記だけではなく、なにか他にありましたらよろしくお願いします。

476名前が無い程度の能力:2009/06/22(月) 23:15:42 ID:Ih4Hug5A0
>>475
わんこもアリスも生き生きほのぼのとしていました。
作者さんの狙いは達成していると思います。

私が気になるところは、ほのぼのSSとは直接関係のない部分です。
 ・アリス邸に犬がいる理由がわからない
 ・人形たちと犬はどうつきあっているのか気になる。

ほのぼのとしたシーンを追求するなら、理由は関係なく
アリスは犬を飼っているんだ、でいいと思います。
ストーリーのあるものを書くときは、理由付けを意識してみてください。

477名前が無い程度の能力:2009/06/22(月) 23:23:12 ID:Ih4Hug5A0
>>474
すなおにいい作品だと感じました。
気になる箇所は冒頭の地の文でしょうか。

>|全面を氷で覆われた部屋の中で、チルノは歓喜の声を上げた。
>|ここは切り立った崖の中腹に空いた穴の中。

チルノが一人で子供の遊びをしているシーンにしては、
やや表現が硬いと感じました。何か狙いがあったのなら私の読解力不足ですが。

レティが登場してからは彼女の一人称になっていますが、
彼女の優しさがにじみ出たいい語り口だと思います。

478名前が無い程度の能力:2009/06/22(月) 23:31:25 ID:jSYJ104M0
>>474
・もっと表現を細かく詳細におこなったほうがいいか?
この点については問題なし。雰囲気を特に重視したい場合以外はあんまり長い描写は不要。
全体的にやや淡白に感じられるけど、悲しい場面でその淡白さが活きている。無駄に描写いれられると興ざめ。

全体的に擬音語、擬声語が多く感じられる。特に、強い違和感を感じたのが二つ。
一つ目に、『生き返ってげこげこ鳴いた』。これは重複表現(?)のような……。
生き返ったのなら、げこげこ鳴く描写を書く必要は薄く感じられる。逆もまた然り。
二つめに、『かちかちいった』。これはどうなんだろう? かちかち鳴る、っていうのが正しいような。
それか、チルノ視点だからかちかち聞こえた、が妥当かな。まあ、これは結構個人的な違和感で。
ついでに、そのちょっと前の『水が溢れてくる』という描写にも少し違和感。これは自分が溶けているってことでいいのだろうか。
まあでも、すぐあとに『溶けそうなくらい泣いた』って書いてあるから、これはまあいいのかな。単純に、涙が溢れた、で構わないと思う。

・話の展開に無理はないか?(文章からだけでキャラの動きに違和感を持たないか)
こちらも同じく、致命的なミスは見受けられないが、一つだけ。
チルノが基地を忘れてから再発見するまでに、何か小さな話を入れておくと良かったかもしれない。
忘れてから思い出すまでの感覚が短かかったため、「あれ、忘れてたんじゃないの?」と疑問に思った。

他のミスいくつか。
感嘆符と疑問符、つまり、!と?の後にはスペース。まあ、これはあんまり気にしなくてもいいかな。
あと、最後の視点は、できればチルノであるほうが好ましい。
最後の最後に、何の関係もない、事情も知らない慧音がひょっこりと顔を出したところで、読者としては感情移入がし辛い。

最後に、決定的で致命的なミスを一つ。厳しく言えば、これは最早、基本だからこそ起こり得る欠陥と言える。
原文をそのまま写しちゃうと、
――遠くから見ていただけなので、必要なものがよくわからない。
なにか、とても楽しそうだったのだが、いったい何がそんなに楽しかったんだろう?
うんうんうなりながらチルノは氷の上をごろごろした。
全面を氷で覆われた部屋はチルノにとって居心地がよかった。――

とある。これは非常に不味い。何が不味いかというと、視点の統一が出来ていない。
遠くから〜というのは恐らく、チルノを見下ろす『誰かの視点』で描かれているのだと思う。
ところが、その後、『チルノにとって心地が良かった』と断定してしまっている。これはおかしい。
心地が良いのはチルノにしか分からないはず。なにか〜という、喋り口調もおかしい。
仮に、これら全てがチルノの視点だとしても、チルノは一体何を見ていたのか? 読後も、これは伏線とは感じられない。

とはいえ、全体を通してテンポは良く、リズムもいい。サクサクと読むことが出来るのは、やはり、きちんと文体を整えられている証拠。
作者さんに言っておくけど、たった一人に指摘されたことだけを鵜呑みにすると、作者の個性や価値観が失われる。
何人かから批評を受けて、それで初めて指摘内容を吟味していって欲しい。それまでは「ふうん」って感じで受け取ってくれ。

479名前が無い程度の能力:2009/06/22(月) 23:48:25 ID:u/1yzxck0
>>478
通りがかりで、件の作品についても自分の批評を書くほどには精読できていないのだが、
「致命的なミス」と論じられている部分についてだけ、少し。
この場面は、

>ほかの妖精たちがキャッキャと仲良く遊んでいるのを遠くから見たチルノ

が、

>「あと必要なものは……なんだろう?」

と思いを巡らしている場面なので、このくだりの視点は終始チルノにある。
少なくとも自分は、普通に走り読んでもすんなり意味が入ってきたので、
特に意味の分かりにくい文章だとは思えなかった。ミスということはないと思う。

480名前が無い程度の能力:2009/06/22(月) 23:57:46 ID:jSYJ104M0
あー本当だ。というか、ミスでも致命的でもなんでもないな。俺の間違いか……
指摘ありがとう。作者さんごめんなさい。

481 ◆GI5/wFjmtw:2009/06/23(火) 02:55:48 ID:pyTthRlQ0
>>477
ありがとうございます。
表現が硬かったのはそっちのほうが自分の素だからだと思います。
書いてるうちにチルノにあわせていった気がするので。
あとは、その「崖の中腹」っていうのが効いてくる話の展開にする予定もあったのが
残ってしまったというのもあります。

482 ◆GI5/wFjmtw:2009/06/23(火) 02:56:29 ID:pyTthRlQ0
>>478
ありがとうございます。
視点については479さんがフォローしてくれたとおりです。

>一つ目に、『生き返ってげこげこ鳴いた』。これは重複表現(?)のような……。
これはもう、語呂がよかったからとしか(笑)

>二つめに、『かちかちいった』。これはどうなんだろう? かちかち鳴る、っていうのが正しいような。
チルノ視点で心がけたのは、幼稚園の表現力です。
ちっちゃい子の表現ってよくものを擬人化するじゃないですか。
だから、チルノ的には「かちかち言った」なんですが、漢字にするとどうにも違和感が付きまとったので
ひらがな表現にしました。

>ついでに、そのちょっと前の『水が溢れてくる』という描写にも少し違和感。これは自分が溶けているってことでいいのだろうか。
「目から水があふれてくる」なので涙です。
ただ、「涙」という単語は最後のレティの表現まで出したくなかったのでこうしました。
同時に涙より幼さがでるはず、というつもりもありました。

上記は自分の「つもり」で書いたので、もし違和感を感じられたのなら自分の力不足です。

483 ◆GI5/wFjmtw:2009/06/23(火) 02:58:01 ID:pyTthRlQ0
上の続きを。

>チルノが基地を忘れてから再発見するまでに、何か小さな話を入れておくと良かったかもしれない。
>忘れてから思い出すまでの感覚が短かかったため、「あれ、忘れてたんじゃないの?」と疑問に思った。
そのとおりですね。とにかくふたが外れてる事に気づかないチルノっていうのが頭にあったので、
こんな表現をしたんですが。そのほうが違和感が少ないですね。

>あと、最後の視点は、できればチルノであるほうが好ましい。
>最後の最後に、何の関係もない、事情も知らない慧音がひょっこりと顔を出したところで、読者としては感情移入がし辛い。
これは「太陽の笑顔」っていうフレーズを入れたかったんです。
チルノ視点でその表現を入れきらなかったのでこうなりました、が。
今書きながら思いついたんですが、大妖精視点にすればよかったのか……。

いろんなことを指摘いただいてありがとうございました。
もしまだ何かありましたら、よろしくお願いします。

484あか。:2009/06/23(火) 17:13:19 ID:Yuu8Yzc60
>>476
しっかりとした指摘をされていたので、助かりました。ありがとうございます。
これからもしかすると、続編を書くかもしれません。
そのときに貴方様の意見を物語の中に取り込んでいけるよう、精進したいと思います。

ご指摘、本当にありがとうございました。

485名前が無い程度の能力:2009/06/28(日) 14:01:36 ID:7aco3tN20
色んなSS読んでると、良くも悪くも言葉遣いとか空間とかで雰囲気出してるんだな、ってのが分かる。
文字は表現が限られてる分、スペースやら行間やらカタカナ表記やら平仮名表記やら記号やら、
そういうのが雰囲気作りでは重要になってくるのかな。横書き前提の話でね。
やっぱり、こういうのってプロじゃないと許されない(というのもおかしいけど)のかね。
そうでない人がこういう表現使うと、文法事項も分かってない素人乙、で一蹴されちゃうのかなあ。
いやまあ、そういうのは副産物として登場するのが望ましいんだろうけど……表現が限られちゃう。

自分は時間軸や視点の変化に使う行間と記号しか使ったことないけど、皆はこういう表現をどの位意識してる?

486名前が無い程度の能力:2009/06/28(日) 18:43:38 ID:iBFr11n20
いやいや、文字は使いようでは映像や絵なんかよりも表現が濃くなるよ。使いようだけど

487名前が無い程度の能力:2009/06/28(日) 19:13:39 ID:1LRlJvGU0
>>485
──特に意識はしていない。

一人称文体で実際に話してるんだか独白なのか
曖昧にしたいときにこういう書き方をしてみる。
どっかのエロゲみたいで気が引けるが使うと便利。

紙の出版物でのお約束(段落頭字下げその他)は
WEBで公開するSSでは厳密に守る必要はない。
読点の代わりにスペース使っても、句点の代わりに
ピリオド使っても狙った効果が出せればいい。

488名前が無い程度の能力:2009/06/28(日) 23:12:46 ID:pzAkheBk0
webでのSSだと、そういう表現方法に寛容というか、こういうのもアリだろ
という風土があるよね。上手く使える人は、本当に上手に使ってるし。

だけどそういう表現を使う根拠として「文字だけでの表現の限界」とか
簡単に言ってしまうのは、なにか根本的に間違っている気がするけど。

縦スクロール横書きで、ああこんな事ができるんだ、と最初に思ったのって、
よく思い返してみると、「侍魂」読んだ時かもしれないなあ。

最近は、すごく上質な詩なんかでも改行や空白を表現の中に組み込んでるから、
そういう表現を一括りに、軽薄だ、と言うのは、ただの偏見だろうとも思う。

書いていて難しいと感じるのは、じゃあそういう表現方法をとるかとらないか、
自分は効果的に使っていきたいとか、いや自分は基本だけで伝えてみせるとか、
そういうことを言ったところで、じゃあweb上の文章の基本ってどこなのか、
どこまでが最低限で、どこまでがやり過ぎなのかが、よく分からないという。
そういう、スタンダードが何処にあるのか判然としないという難しさがある。
自分もそこらへん上手く捌ききれてない。悩みながらやってくしかないのかな。

489名前が無い程度の能力:2009/06/29(月) 10:32:43 ID:UOpKXMAM0
>>487
内語って言うんだっけ? 心の中の呟きを書くときに、どう表記するのかは迷うな


パターン1 行頭ダッシュ

――ここはマスタースパークで切り抜けるか。
魔理沙は心の中でそう呟いた。


パターン2 カッコ書き

(ここはマスタースパークで切り抜けるか)
魔理沙は心の中でそう呟いた。


パターン3 地の文に混ぜる

 ここはマスタースパークで切り抜けるか。魔理沙は心の中でそう呟いた。


他にパターンあったっけな?
自分は作品の雰囲気によってこれらをバラバラに使ってるけど、統一した方がいいかねえ

490名前が無い程度の能力:2009/06/29(月) 21:12:26 ID:tBMLyqqw0
厳密な決まりはないけど慣習はあるからね。
特に考えてないなら慣習に従って書くのが無難というか、読み手もあれ?と思わない分いいんじゃないかな。
しかし、何かしらの意図があって変わった表現をするのはありだと思う。

>>489
一人称なら、そのまま単に地の分とか。パターン3の2文目なしで。

491:2009/07/02(木) 20:09:51 ID:DYY6GiUU0
批評をお願いします。
作品集79にある『雪月花によせて』を批評していただけませんでしょうか。
長いのでご面倒かとは思いますが、よろしくお願いします。
特に、情景が伝わりにくいようですのでどうしたら改善できるかご意見を頂けたらと思います。

492名前が無い程度の能力:2009/07/03(金) 02:02:46 ID:c7oyqWLs0
作品集79の
「蓬莱山輝夜の難題と五行の関係」 著:パチュリー・ノーレッジ

を批評して戴けませんか?
真面目にSSを書いたのは初めての時だったので、読みにくいと思いますが、お願いします。

493名前が無い程度の能力:2009/07/03(金) 07:16:42 ID:o3Ib2knE0
>>492
話の要点だけ抜き出すとこうなりますね。
「パチュリーが推測A(五つの難題と五行の関連)を元に
推測B(蓬莱の薬を作りたかった)を思いついた」

推測から推測を引きだした、で話が終わっているので、
読者視点では、まあそう考えられないこともないか……
とは思うものの、(作品内世界では)実際はどうなのか、
という疑問が残ります。

パチュリーが関係者に直接話を聞いたり、なにか証拠に
なるものを探したりすれば、推測の正しさも証明できるし
話もよりふくらんだでしょう。わりとトンデモ考察なので
できれば全く間違っていた、というオチの方が受け入れやすいですが。

494名前が無い程度の能力:2009/07/03(金) 15:59:38 ID:65bPkXAE0
>>491
読んだので感想。順番にどんどん書いていくから、まとまってない+見難い+超主観的意見があるけど簡便してくれ。
鼻先すれすれをかすめる。→鼻先をかすめる。or鼻先すれすれを通る。が適切かと。
一秒たりとも同じ空気を吸いたくない。小手調べ。この二つにちょっと疑問。前者は妹紅、後者は輝夜の気持ちだから、食い違いとして処理すれば特に問題はないのかもしれないけど……単なる『挨拶』に過ぎない。とあるから、妹紅の言動に矛盾があるのでは? と、これは憶測であって、読者の想像止まり。妹紅が輝夜の鈍りに興味を失っているとも考えられるしね。
これは完全な主観的意見なんだが、――帰りましょうか」、の後にある鈴仙の返事が輝夜の台詞の余韻を壊しているような気がする。
同じく、――ペットは〜いけない。のところは、断定で終わらせると文章が堅苦しく感じられる。内言語を利用し、――ペットなのだから、可愛くあってほしいものだ。の方が雰囲気に合っていると感じる。他にもこういう部分は結構見受けられたけど、省略。
お茶が恐い。お茶が怖い→何か意図でもない限り、幽々子と紫で統一させるべき。細かいところだけどね。
――勿論本当に〜なるのは本当だ。→脱字。見かけなくなるのは本当だ。
あと、これは作者にとってはどうでもいいことなのかもしれないけど、序盤での読者掴みは少し難しいように思われる。琴の説明から入っちゃうから、知らない人は首だけ傾げて帰っちゃう。
ついでに、要所にある琴や尺八等に関する説明を読んでる間、それらを知らない読者は『面白くない』。読者が期待しているのは物語であって、教養じゃない。とは言うものの、あんまり長くはなかったので、ふうん、という感じで読めたけどね。

ここまでが前編。後編で全体を通した指摘をするので。

495名前が無い程度の能力:2009/07/03(金) 17:38:17 ID:65bPkXAE0
後半。
紫が凄く気になる。まず、殆どの会話をうやむやにしているところから、「お、これ伏線?」と思って読んでいたのだが、別段特に何もなくてがっかり。
あと、なんていうのかな、不定形というか不安定というか……これは凄く紫のキャラを浮かばせているんだけど、地の文ではもう少し引き締まった思慮深い紫を演じたほうが良いかも。博学才穎、常に二枚裏をかく、っていう面が欲しかった。幽々子も同様。
かくかくしかじか→地の文で慧音に説明した旨を記したほうが自然。これは意図してやったのかな? あー、でもこの表現だと、会話の雰囲気は出るのか。
イナバと因幡。輝夜の言い方は同じなんだけど、前半と後半で表記に違いがあるのは修正。何か意図がないかg(ry

で、こっからは全体を通した感想。
まず、言葉遣いの厳選をもう少ししたほうが良いかもしれない。これは語彙が足りないとかじゃなくて、その言葉を用いるのに適切な場所をもう少し考えたほうが良い、ということ。
例えば、というか、ぶっちゃけ→というより、実を言うと等、に直したほうが良いと思う。こういう、近年見られる(?)言葉は利用場所に注意。使い方を誤ると、急に文章が安っぽく感じられてしまう。まあでも、この場合は妖夢と鈴仙の二人だし問題ないかな。主達に使わせると違和感が出るからね。
全体的に内言語の多用が見られるけど、これはあんまり多用すると、効果が薄れるので注意。擬音語、ダッシュ、感嘆符も同じく。
会話と地の文の間に行間を作るのは見やすくて良心的。逆に言うと、行間のない、時間の急激な変化に少し戸惑う人もいるかもしれない。特に、妹紅と輝夜の二度目の遭遇から慧音との会話、輝夜との練習の流れは結構ハイスピード。後半では区切りを付けているのに、何故ここでは付けなかったのか。

で、一番気になったのは主題の揺れと、時折見られるギャグパート(?)。順番に話すと、
この話は何が主題なのかが判然としない。一般的に考えるなら、白玉楼、八雲、永遠亭+妹紅の交わり、となるとは思うんだけど……いかんせん、妹紅×輝夜の雰囲気が強すぎる。それによって、雅楽を通じた独特の醸しが薄れてきているような。主人公は輝夜で良いんだろうけど。
雅楽主体なら鈴仙や妖夢の会話や視点は必要。ただ、主体が揺れてしまっている以上、彼女らの視点は不必要にも思える。慧音の存在理由にはもう少し必要性をもたせてほしかった。使い捨て、なんて言いかたは失礼だけど、活躍の場が欲しかったとは思う。
次に、ギャグの場所。いやいやいやいや。藍の尻尾に恍惚とする輝夜の様子。藍、藍、るー。とりあえず、特に気になった三つ。
いや〜のやつは、この話の妹紅ならまあ、あり得る。だが、輝夜がこんな事口走っちゃってはちょっと……まあ、これは俺のキャラに対するイメージの固執だけど。まあ、この輝夜は表裏が激しいし、いいかのな?
藍の尻尾については……まあ、ファンキーだし。この輝夜。そのギャップがいいのかもしれない。らんらんるー、については何も言うまい。作者自身も何かしら思い至るところがあるだろう。多分。いや、そうであってくれ。

紫、幽々子、輝夜、といったカリスマの方々の故事やらことわざ(でいのかな)、各個にある丁寧且つ綺麗な描写、原作重視の会話の雰囲気など、羨ましいくらいの実力を氏が持っているのは確か。
ただ、それだけに、部分部分に見られる、それらの神秘的、幻想的な空気を壊さずに終始一貫させるのは高度ではある。だからこそ、たった一つの言葉の選択、小さな構想の欠陥で脆く崩れる。
全体的に、神経質になって読まなければこれと言って致命的な箇所はなかったように見受けられる。氏なら、本当に魅力のある作品を書き上げることが出来ると信じてる。がんばってくれ。


すんごく上から目線+辛口+的外れな意見だけど、参考になれば。自分の批評(というのもおこがましいけど)は結構酷いんで。それはちげえよ、って思ったら誰でも指摘ください。批評に批評くれ、ってのも変な話だけどw

496名前が無い程度の能力:2009/07/03(金) 17:43:32 ID:65bPkXAE0
連投スマン
なんか日本語がおかしいところがあるけど気にしないでくれ……

497:2009/07/03(金) 23:03:57 ID:2Ii3Dh9k0
>>494-496
批評ありがとうございます。
表記ゆれに関しては、見直しの時点で見落としていたものが大半だと思います。
やはり自分で書いた文章は、一旦内容を全て忘れるくらいの心構えで見直さなければいけないですね。
イナバ云々に関しては、片仮名は鈴仙、漢字はてゐなどの地上の兎という区別で使っています。
特に説明も無かったですし、もしかしたら明らかに鈴仙を指しているのに因幡としているところがあるかもしれません。その場合は誤字です。
諸々の説明パートは出来る限り簡潔に済ませたつもりだったのですが、やはりくどかったでしょうか。
いっそばっさり切ってしまった方が分かり良かったかもしれません。
所々入る良く分からないギャグみたいなものですが。
るー。やっちまった。ごめんなさい。
唐突にしょうもない事を書きたくなるのですが、控えます。
それ以外のご指摘いただいた部分は、むしろ雰囲気を壊すことが目的ですので成功しているかと思います。
壊したところで得はないのですが。
語彙の選択に関しては、所々迷いながら書いていたせいで中途半端になってしまった気がします。
もっと練ってじっくりと書き上げるべきでした。
主題の揺れは、書きながら自覚していたのですけれどそのまま投稿してしまいました。
明らかに後半二つのパートとそれまでが乖離しています。
当初の「輝夜と妹紅の絡み」という意図を捨てきれなかったせいだと思います。
この点に関しては全体の構成において異端を挟むという意図もあったのですが、正直やりすぎたようで。
妹紅主観のパートですが、半分以上勢いで書いているので文章が急になっています。
構成上の欠点というか、構成をしくじったというか。
焦って書いてもいいものはできないのですね。
次回はきちんとしたものを投稿したいと思います。
因みに、私は今回殆ど雅楽を扱っていません。
笙や篳篥、龍笛などを用いる雅楽と尺八やお箏で合奏する邦楽とはかなり違うものなのです。
やはり同じようなものに見えてしまうのでしょうか。
難しいものです。
批評有難うございました。今後の作品に生かしたいと思います。

498バーボン:2009/07/07(火) 18:01:15 ID:r0w55fRgO
作品集80の「イリュージョンスターズ」を書いたバーボンです。
自分で読み返すと、イマイチ盛り上がりに欠けてる気がして……。
山場の盛り上げ方や、話の展開の仕方などが気になっています。
批評をお願いします。

499名前が無い程度の能力:2009/07/07(火) 22:10:10 ID:s/7YTYb.0
>>498
良作ですが、構成の工夫でもっと素晴らしい作品になったかもしれません。
以下気になる箇所を書いておきます。

1.バトルの多さ
バトルものとして書いたわけではないでしょうが、
あえてバトルを中心に構成を追うと以下のようになります。

 ・アリス Vs 魔理沙 (アリスと魔理沙の出会い)
 ・魔理沙&アリス Vs 慧音 (アリスの魔理沙への見方がわかる)
 ・魔理沙&アリス Vs 霊夢 (魔理沙とアリスの一番の思い出)
 ・魔理沙 Vs 霊夢 (魔理沙の死。最も衝撃的なシーン)
 ・アリス Vs パチュリー (アリスの変化)
 ・アリス Vs 霊夢 (話の決着。アリスの心の決着)

見所が多い、という言い方も出来ますが、やはり見せ場が
分散している感があります。連載ものであれば毎回バトルを
入れる構成にして飽きずに読ませられたかもしれませんが、
一本の長編として読ませるにはもっとバトルの数を絞った方がいいでしょう。

2.構成が順当すぎる。
「魔理沙が死んだ。アリスはそれを乗り越えた」というあらすじを
冒頭で全て説明してしまっているので、読んでいて意外性を感じません。

アリスの親友の魔理沙が死んだ、で一旦説明を打ち切り、
何故魔理沙は死んだのか? アリスはどうするのか? と
いい意味で不安を煽る構成のほうが、続きを読む楽しみが大きいでしょう。
冒頭の描写も、あえてさわやかにせずドロドロさせておいたほうがいいのかもしれません。

・魔理沙は霊夢に圧勝するが、その後魔力の侵食に苦しめられる
・魔理沙は自分がもうじき死ぬと思い込むことで限界を超えようとする(本当は死なない)
最後に私からのアレンジ案を出しておきます。長編の投稿お疲れ様でした。

500過酸化水素ストリキニーネ:2009/07/07(火) 22:25:29 ID:8U/h0cG.0
久しぶりとなります、過酸化水素です。
今作品集(作品集80)に投稿させて頂いた「心は危うし紡げよ橋姫」の批評をお願いに参上しました。
ラストへの持っていき方が性急であったと承知しております。
批評をお願い致します。

501名前が無い程度の能力:2009/07/08(水) 00:52:17 ID:BjTFng4.O
>>499
こんなに早く批評が貰えるとは。ありがとうございます
見せ場が分散してしまって、一つ一つのインパクトが薄まってる……と言う事でしょうか。

重ねて聞きたいのですが、バトルの描写は上手く出来てたでしょうか?
何度書き直しても迫力あるバトルシーンが書けないのです

502名前が無い程度の能力:2009/07/08(水) 01:41:27 ID:rpEjLATw0
そういうのがあるなら最初からテンプレ使えばいいのに

503名前が無い程度の能力:2009/07/08(水) 07:12:35 ID:/OjgJwF.0
>>501
迫力だけで押し切るバトルもありですが、私はバトルの面白さを
「どちらが勝つかわからない」ことだと考えています。
この作品で、私は以下のように展開を予想しながら読みました。

    (対戦)            (勝敗予想)
 ・アリス Vs 魔理沙      魔理沙の勝ち。原作準拠シーンだから。  
 ・魔理沙&アリス Vs 慧音  魔理沙&アリスの勝ち。原作準拠シーンだから。
 ・魔理沙&アリス Vs 霊夢  魔理沙&アリスの勝ち。原作準拠シーンだから。
 ・魔理沙 Vs 霊夢       どちらの勝利もあり得るが、魔理沙は勝てないだろう。
 ・アリス Vs パチュリー    どちらの勝利もあり得るし、どちらが勝つかわからない。
 ・アリス Vs 霊夢        どちらの勝利もあり得るが、アリスが勝つのだろう。

霊夢は魔理沙にとって越えられない(だからこそ越えるべき)壁として描かれているので
勝敗が予想できないバトルはアリス Vs パチュリーしかなかったです。
だとすれば、原作準拠バトルをもっと減らし、後半のオリジナルのバトル3つを
対比を付けて描いていった方が面白い構成になったでしょう。
具体的な描写のしかたについては自分の中でまとめてからまたお話したいとおもいます。

504名前が無い程度の能力:2009/07/08(水) 09:44:32 ID:BjTFng4.O
>>503
なるほど、結末がわかってる物をなぞるだけじゃ面白く無いですね。
それは描写云々よりも大切だったかもしれません。

>>502
ごめんなさい、失念してました……。
一人で何レスも消費して申し訳ありません。
次作でもまたこのスレのお世話になると思うので、その時は気を付けます。

505名前が無い程度の能力:2009/07/08(水) 19:51:17 ID:.W8hQp/60
>>501 バトルシーンについても「予想を裏切る」をテーマに工夫してみましょう。
日本語ならではの「主語の後出し」で読者のミスリードを誘います。

魔理沙の死後、以下のようなエピソードを提示する。
  ・アリスがマスタースパークを研究している
  ・パチュリーが八卦路を毎日のように触りに来る
その後、パチュリーとアリスのバトルに入る。
バトル漫画などを読み慣れた読者はこう予測する。
「これは両者マスタースパークの撃ち合いで決着がつく」

バトル開始。前哨戦ではパチュリーの底なしの魔力に圧倒されるアリス。
魔理沙の戦う姿を思い出し、逃げてばかりではいけないとパチュリーに接近する。

ここからは主語を省略し、魔力で錬成した八卦路を機動する描写が続く。
直前の描写があるので、多くの読者はアリスがマスタースパークを撃つと思う。
この予想を以下に裏切るかが作者の腕の見せ所。以下具体例。

乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤。
森羅万象の力を掌大のマジックアイテムで扱う無理無謀。
──私はこいつに殺されるんだ。仕方ないな。
乾いた笑いを浮かべる魔理沙を思い出す。

──あなたのカタキ、取ってあげるから──
属性など考えない。喚べるだけ喚んだエレメントをねじこんで焚きつけにする。
絞り出したマナで必至に火をくべる。八卦が回り始めると、頭の中がどんどん白くなっていく。
卦を決めた。兌。表すのは──「少女」。二度と帰らぬ少女への手向けの一撃。

「マスタースパーク!」

読者には後出しでパチュリーがマスタースパークを撃ったことを伝える。
アリスはどうなったのか? リターンイナメニトスでマスパを逸らすも人形は全滅。
アリスにもはや打つ手なしか──しかし、魔理沙のホウキだけが残っていた。

アリス「魔理沙はあなたからなんでも盗んだ。だから、『それ』はあなたにあげるわ」
ホウキにまたがり零距離ブレイジングスターを放つアリス。
パチュリーは迎撃の詠唱が間に合わず倒される。

パチェ「……ああ。そこに『いる』のね。魔理沙が。うらやましいわ」
魔理沙のスペルを受け継いだパチュリー。魔理沙の挑戦心を受け継いだアリス。
弾幕勝負はアリスの勝ちだが、魔理沙への想いはどちらも劣っていなかった。

かなりジャンプに毒されていますが、まあつまらなくはないでしょう。
やはりストーリー有ってのバトルなんだ、ということが伝われば幸いです。

506名前が無い程度の能力:2009/07/08(水) 22:06:33 ID:BjTFng4.O
>>505
予想を裏切る……確かに、自分のは少し先が読め過ぎていたかもしれません。
ストーリーもバトルも、読者の裏をかけるような発想が出来るように努力してみます。
丁寧な批評、ありがとうございました。

それと、無駄に多くスレを消費した事を改めて謝ります。
次からは気を付けます……。

507名前が無い程度の能力:2009/07/08(水) 23:28:51 ID:rpEjLATw0
そんなに恐縮されるとこっちとしては逆になんか悪いことしたような感じになる
すいませんでした

508名前が無い程度の能力:2009/07/09(木) 18:56:14 ID:NTz.zWpU0
>>500
 読んだから感想……なんだけど、欠点らしい欠点があまり見当たらん。とりあえず、適当に羅列していくと、

 部分的に、古明地こいし、と表記されているのは何故? さとり、勇儀、とあるのに、こいし、と表記しないのは何か理由が? 他にも、例えば、3の後半冒頭で、妖怪さとりと星熊勇儀、と書かれていたり、表記の乱れが見受けられる。フルネームか、名詞との複合か、統一したほうが良いかも。
 私がいると上手く笑える、上手く泣けない、とこいしが言ったのだから、さとりが泣く場面を作ると良かったかも。直接、パルスィが見ていなくても、こいしに報告させるとか、パルスィが訪れた時に濡れたハンカチを傍に置いておくとか。
 出来れば、さとりと勇儀が直接会う場面も欲しかった。こういう、仲違いを中和していく話は、やっぱり、ギスギスした場面があると、最後、今回のようなオチが活きてくるはず。要するに、展開に起伏を持たせるということ。間逆の山と谷、って感じに。
 あと、さとりが弱々しいところに違和感。嫌いな人なんていない、その本心を言われて、コロッと落ちちゃうものなのかな。心を読むことの重大さを理解しているが故に、心を読まれる(この場合は少し違うけど)ことを恐れる……って解釈でいいのかな?
 氏の芸風を崩すつもりはないが、風景描写が殆んど無いのが、個人的にはもどかしい。大事な場面だけでもいいから、ちらりちらりと入れると味が出る。かも。
 まあ、そそわの読者はあんまりそういうのは気にしないから良いとは思う。こんなこと言っちゃあいけないんだろうけどね。
 氏が気にしている、ラストへの駆け足具合は、文章全体の短さ以外の何ものでもないと思う。
 それとは別に、最後のところを全部会話で埋めちゃうのもどうかとは思う。やっぱり、風景描写が欲しい。あと、誰が喋っているのか分からなくなるとも考えられるので、そこのところも。

 いっぱい指摘するぜ! なあんて思ってたら、かなり洗練された作品で驚いた。高得点にも頷ける。
 嫉妬をテーマにしたキャラの関連付けは、話の柱としては見事。多種な比喩の中でも、特に暗喩が非常に美しく、自分も物書きであるから羨ましい。いや、妬ましい、かな?
 対比や表現にも気を使っていることが窺える。行動の理由付けも、きちんと回収できているあたり、ぬかりがない。
 いやあ、一度、風景描写を交えた、氏の長編を見てみたいものだなあ。その時は、またレビューしたいものだねえ。

509:2009/07/09(木) 20:52:28 ID:yyIHCBr.0
初めまして。
創想話初投稿から一ヶ月も経っていない若輩者ですが、
最新作品集(作品集80)にある「星が色めく夜空の下で」の批評をお願いします。
まだまだ稚拙な文章ではありますが、どうか忌憚なき御意見をお聞かせ下さい。

510過酸化水素ストリキニーネ:2009/07/10(金) 01:06:57 ID:imMnufvE0
ご批評ありがとうございます。

「古明地こいし」の表記では、パルスィにとってこいしがさとりや勇儀たちと違って
ほとんど面識のない赤の他人であることを強調する為にフルネームで書きましたが、
序盤で苗字抜きで表記してしまっている為、単なる表記ゆれと成り下がった次第です。
推敲不足が顕著に現れる形となってしまいました。
「妖怪さとり」、これは文章の語呂が良かったので加えてみたのですが、
全体の統一性を加味すべきであったと思います。

その他、さとりの違和感、さとりと勇儀の仲違いの経緯など、ひとえに全体の文章量の足りなさが起因していると思いました。
全体でも、台詞が多く地の文が少ないことに問題がありました。
心理描写ばかりに気を取られて情景描写をおろそかにするのは私の悪い癖です。今後気をつけていきたいと思います。

さとりが泣けるかどうかにつきましては、さとりが妹離れをして涙を流すのならば、
それはまだ少し遠い未来であるように思えたので、そのようなシーンは作りませんでした。

長編は、とにかく今まだ完結させていないものの後編を早く書き上げたいと思っています。
そのときに、このご指摘を活かせるよう精進いたします。
かゆいところに手が届く鋭いご批評、ありがとうございました。

511名前が無い程度の能力:2009/07/10(金) 02:01:21 ID:DOs.G2.20
>>509
歯に衣着せずにいきます。
破綻はしていないけれど目新しさもない。
纏まっているけれどただそれだけの、よくあるお話だと思います。
読んだ人の記憶に残り難いタイプですね。
私なら三日と経たずに忘れてしまうでしょう。
所謂パチュリーと魔理沙との交流モノなのでしょうけれど、ほぼテンプレートの通りの筋ですし。
美鈴が強かったり魔理沙が本を返したりと特徴らしきものは見受けられるのですが、効果的ではありません。
作者様が、さらりと読んで忘れてもらうSSを書こうと思っていたなら成功していると思います。
七夕にからめてそういう掌編を書いたのだろう、といった印象を受けました。

ここからは表現上のことです。
更に悪く言えば盗難→「窃盗」の方が適当のように思います。
魔理沙は盗まれるのではなく盗む立場なのですから。
あとは、多分魔理沙が来なくなってから半年は経っているのだと思うのですが、分かりにくいです。
紅霧異変から数ヵ月後ですから、パチュリーが美鈴に魔理沙を追い返すよう命令したのは秋でしょうか。
それから七夕までは確実に半年以上ある筈ですが、単に時間が経過したとしか書かれていません。
季節の描写、たとえば気温の変化などを入れるだけでも読者に与える印象は変わると思います。

お話を纏める力はあるようですので、読者に展開を意識させることにも注目してはいかがでしょう。

512:2009/07/10(金) 02:20:00 ID:3svsbQjw0
>>511
ここまで具体的に批評して頂いたのは初めてです。ありがとうございました。
確かに途中で七夕が近いと気がついて、最後にそれらしい話を付け足したというのはありますね。
話がテンプレ通りと言われましたが、返す言葉も御座いません……。テンプレ通りでありながら
新しい展開にしようとは意気込んでいたのですが、どうもそのままずるずる書いてしまいまして。

盗難→窃盗はご指摘の通りですね。次回からはもっと言葉を慎重に選びたいと思います。
風景や季節などの描写は、正直、手を抜いてしまいました。情けないです。

ご指摘頂いた点を見直しつつ次の作品へ活かしたいと思います。ありがとうございました。

513名前が無い程度の能力:2009/07/11(土) 01:06:37 ID:PZ6P8cTk0
estineと申します
作品集80の好奇心の代償の批評をお願いします
色々とどう表現すれば良いのか行き詰ってしまって本当にこの文章で良いのかが判らなくなってしまいました
作品のテーマや内容に関しては趣味丸出しになってしまっていますが、お願いします

514名前が無い程度の能力:2009/07/11(土) 09:37:51 ID:XeoeFy3s0
>>513
読ませていただきました。珍しい題材だと思います。楽しく読ませていただきました。

いくつか、私が個人的に気になった点ですが。

最初のシーン、隙間に飲み込まれるところの描写。
薄い、というかあっさりしすぎているというか、唐突過ぎる感じがします。
>やはり、辺りはうんともすんとも言わず、静まり返っていた。
>首を傾げていると、突然空間が裂けて、一瞬にして少女を飲み込んだ。
この二文なのですが、首を傾げてから空間が裂けるまでにもうワンクッション欲しい。

また、この後なのですが、少女は「一瞬で」空間に飲み込まれ、また空間内では視認出来ないほど「あまりにも速過ぎ」る速度で流れていく風景。
こんな状態で少女に恐怖を覚える余裕があったのかどうか。ここでは突然の現象に混乱させるに留めたほうがいいのではないでしょうか。
その後の景色が安定してきたシーンの中で、鬱蒼と生い茂った、などと形容詞を加え森の様子を不気味さを煽れる様にもう少し丁寧に書くと同時に少女の恐怖に対する描写を入れたほうが効果的だったかな、と思います。
誰しも突然見知らぬ空間に放り出されては平静でいられないでしょうから。

>大木に寄りかかりながら、激しく疲弊した全身を休ませる。
>そうする事で、周りに本当に誰も居ないと言う事実が彼女の心を襲った。
全身を休ませるという行為は心にプラス方向に作用すると私は考えています。なので、この後の孤独を覚える描写に違和感を覚えました。
全身を休ませる→あたりの静寂が耳に痛い→誰もいない、という風に、ここもワンクッションあったほうがいいかなという気がします。

森の中を延々と歩く場面では少女がどれほど疲労感を覚えているのかの描写が、また寝る→起きるという場面でもそのときの心情や疲れを表せるちょっとした描写がもう少し豊富になると、想像しやすくなるかと。
たとえば身体の重み。小さな身体で歩き続けているのですから、当然足も痛くなるでしょう。野営をすれば身体も硬くなると思われます。そのあたりの描写があっさりしすぎかな、と。

>行けども行けども木、木、木、木。
>一体、この先に何があると言うのだろう。
抜粋。少女は出口を目指して歩いているはずなのに、この描写だと好奇心で森の奥深くに向かっているように感じられます。

アリスの家での初めての朝。
先ほど書いたことともかぶるのですが、疲労感に対する描写がもう少し欲しいです。
せっかく前日との就寝具の違いや朝の様子の感じ方が変わっているのですから、もう一声欲しい。

ありすが霊夢に怯える場面。
>ありすが尋常じゃない怯え方をしていたのは見て取れるし、その恐怖が霊夢に向けられていたのも判断は容易だった。だが、何故そこまで取り乱したのかが判らないし、信じたくなかった。
「何を」信じたくないのか、が不明瞭で、少し?となってしまいました。

とりあえず、個人的に特に気になったのがこのあたりです。
全体的に表現の物足りなさかな?という気はします。本当に少し、何かを加えるだけで随分と変わると思いますので、頑張ってください。

あと、本ッ当に個人的なイメージで申し訳ないのですが。
アリスの家って、靴、脱ぐんですかね?なんか洋風ってイメージがぁ……あんまり関係ないので流してくださっても結構ですw

515名前が無い程度の能力:2009/07/11(土) 09:39:08 ID:XeoeFy3s0
長い……
分割すればよかったorz
皆様、申し訳ありませんでした。

516513:2009/07/11(土) 11:52:01 ID:PZ6P8cTk0
>>514
成程、表現の物足りなさですか……
あと、確かに表現がなんだか適切じゃない部分が目立ちますね
言われないと気付かない辺りがダメだなぁ……ゲフンゲフン

楽しんでいただけたようでよかったです、本当にありがとうございました

517名前が無い程度の能力:2009/07/11(土) 13:21:29 ID:KL7bt53E0
>>513
 既に批評されてるけど、読んでみたら中々面白かったので、同じく。
 上の方の気に障るかもしれないが、ちょっと横槍。
 大木での休憩について、上とは違う意見。一通り、体を休ませる状況になったからこそ、心にある程度の余裕が出来、改めて、不安や絶望を感じた、とも考えられる。いけないのは『そうする事で』の一文じゃないかな。

 まず、序盤行動の流れが結構急。上にもあるように、隙間に吸い込まれる場面の前後が、かなりあっさりとしてしまっている。あっさりというか、なんか唐突というか。物語が動き始める一番最初の場面なのだから、鬱陶しくならないように気をつけながら、もう少し加味すると良いかな。
 序盤があっさりしているのは、これはこれでいいのかもしれない。行動自体には、そんなに重要性はないわけだし、最初の場面は、ありすのキャラを確立させるためのものであるわけだし。高度(?)な魔法の使用とか、不安を隠そうとする少女の心情とか。
 主人公の表記が乱れているところに注意。少女か、彼女か。何か意図があるとは思えない。
 ついでに、視点の揺れも気になる。主人公はありす、なんだけど、部分的に視点がアリスへと変わってしまう。場面で分かれているならともかく、これはちょっとなあ……個人的にはあまり好ましくない。最後には紫も出ちゃってるし。
 と言うのも、こういう表現は言うならば、漫画的表現に近いものがある。視点というか、心情というか、そういうのを一人に固定しない。これは、漫画、つまり、絵があるから成立するもの。文章だけだと、突飛な視点転換に首を傾げる可能性も。ありすとアリスだから、それが顕著。
 全員の視点になることが出来る、所謂、第三者視点(でいいんだっけ)なら、文章の書き方自体に問題があるのでは。
 これはまあ、その人の書き方次第なんだけど、氏の場合、過去形、つまり、〜だった、〜した、という表記が非常に多い。〜している、〜する、の現在形主体にしてみると、文章全体に動きが出るかも。

 今回の話の場合、アリス視点はともかく、紫視点は必要なかったんじゃないかなあ……それも、一番最後のトリに近い立場だし。もしかすると、典型的な『ゆかりん超万能!』な作品になってしまっていたかもしれない。
 でも、話の内容自体にはかなり飲み込んでしまったのは、氏の非凡な才能があるからこそなのだろう。視点がコロコロ変わるのは、自分はかなり嫌いなんだけど、それを気にせず読めたからね。
 最後も、「どうせ同一人物で、過去と未来のアリスでしょ?」とか思ってたら、そうではなくてちょっと感心。王道を外すというか、予想の裏を通るというか、そういうところも見事。特に、最後の最後で読者の予想を外すのは物凄い読後感を与えるからね。
 氏の作品も一通り見てみたけど、程好い長さでいいね。目に優しいし、読者に気を配ってる。更なる発展を期待してるよ。

518513:2009/07/11(土) 18:47:04 ID:PZ6P8cTk0
>>517
視点がふらついてしまってるのは確かにそうですね、
どこまでわかってどこまでわからないようにするかはかなり迷いましたが
結局どっちつかずになってしまって中途半端になってしまってるんですね……
過去形と現在形の使い分けは、どうしても過去形になりがちなのでもう少しどうにかしたいと思います
自分が読んでる小説が過去形が物凄く多いものばかりで、全然気にしたことがありませんでした/^o^\

ご意見ありがとうございます、頑張ります

519西風 ◆PInyneq5OE:2009/07/12(日) 05:30:57 ID:yRsNfTkk0
こんにちは西風という者です。
かなり昔にもお世話になった記憶があるのですが、今回も批評をお願いしたく、書き込みをさせていただいております。
今回お願いする作品は、作品集78『Remember』です。
この作品は、(私と同じ方向性を持つ)一部の人たちのために特化されています。そのため、読んでくれた全ての人たちに満足していただけることはないのかもしれません。
しかしながら、今回見てみても、やはり何かがたりなかったのだと思わざるを得ない部分が多数あるようでした。
私一人の力では、ここから先に進むことは非常に困難だと考えています。
どうか、皆様のお力をお貸しください。


一応あげさせていただきます。失礼します。

520名前が無い程度の能力:2009/07/12(日) 09:28:19 ID:fJKIHPAI0
>>519
 読んだので感想。

 設定上の疑問が結構多い。寝込みを襲うということは、相当、切羽詰っているはず。それなのに、そんな重要な役割を、名前すら出てこない妖怪に任せてしまってよかったのか? 紫の自身の怠慢とは考え辛いし、状況が状況だけに、紫本人が、直接行動に移ったほうが良かったのでは。
 それに、紫が弱すぎやしないかな。仮にも、最強の妖怪と名高い存在なわけだし、巫女は魔理沙を圧倒しちゃってるし……まあ、そうでなきゃ、話が成り立たないわけだけど。
 魔理沙の体が妖怪のように自動再生されるのはいいんだけど、それだと、魔砲を撃った後の魔理沙の倦怠感と疲労感は何? ということになる。肉体疲労と精神疲労の違いなのかな、とも思ったけど、呼吸が荒かったり、全身がだるかったりするのは肉体疲労だよね。多分。
 そういえば、戦闘シーンにはもう少しスピード感が欲しい。というのも、過去形が少し気になるという程度なので、ここはまあ、気にしなくてもいい場所。
 ところで、蓬莱の薬って、永遠亭にあるのかね。永琳が作ることは出来るだろうけど、禁断の薬を、わざわざ保管しておくのかな。

 紫の心情変化が早すぎる気がする。魔理沙と対峙する前は、不意打ちを企てていたのに、巫女に負けたあとは目が覚めるまで待つ。巫女に負けることで魔理沙が大人しくなる、と紫が判断していたのなら、始めから巫女と対決させていれば良かったのではないか。
 紫がそうしなかったのは、『魔理沙が壊れてしまう』という状況を危惧したため。魔理沙を封印しようと思っているのに、そんなことを恐れるものなのかな。先にも書いたように、最後には魔理沙を封印するのを躊躇う台詞まで吐いちゃってるし。優柔不断というか、ご都合にそった思考というか……うーん。
 更に、紫が『異変』を鎮圧したくなかったのは何故なのか、不明瞭な気も。魔理沙の封印=異変の鎮圧、ではないの? 魔理沙が暴走するから封印、じゃなかったっけ? 紫が成したいことと、避けたいことが矛盾しているような……。

 こんな言い方は作者を不快にさせるかもしれないが、『最強!○○無双!』な作品は、自分はどれも好きだなあ。今回の場合、話の主軸である無双状態の魔理沙がいとも簡単に敗れ去るところが、また、面白い。
 話の流れがある程度読めてしまったのは残念だが、これは王道に沿った結果ということなのだろうか。安定した面白さを見せ付けてくれる。
 会話と地の文の割合が程好く、非常に読みやすい。淡々とした短い会話は、殺伐とした雰囲気を良く表している。状況表現の描写も、丁寧に描かれている。
 というか、過去作品見たら長編が半分を占めてるね。初投稿で上下に分かれてるし。すげえ。がんばれ、超がんばれ。俺も長編書いてるから、もの凄い親近感を感じるぞ。
 万人受けはせず、得点こそ高くはないにしろ、少し読んだだけで話に吸い込まれたのは、氏の技術力の賜物だろう。個人的には凄い楽しめた。批評とか気にせずにね。万人受けしない、ってことは、それだけ、読者と符合するものがあると、強い影響力を与えるということ。この作品が、まさにそうだと思う。新作読んでくるよ。

521西風 ◆PInyneq5OE:2009/07/12(日) 21:08:01 ID:yRsNfTkk0
>>520
ありがとうございます。以下、お返事と同時に、ちょっとだけ言い訳が混じります。
今回、作品を書くにあたり、前回までは省かずに書いていた冗長だと思える部分を全て削り、簡潔にまとめたつもりでした。
ただその結果として、ご指摘のとおり、じっくり裏まで眺めてみると、重要な部分が抜けていたり、設定上「ん?」となる部分が多数発生してしまったようです。
よく考えてみれば、魔理沙の再生云々もその一つですね。魔力というかそういうエネルギー=生命力のような状態になっているということを、もっとしっかり書くべきでした。

蓬莱の薬に関しては、実物を奪うか、なければ製法を奪うか、○してその体から抽出するか、などと脳内妄想の範囲で行いました。

あともう一つだけ、あれは『異変』ではありません。私個人のあれから見ますと、『異変』というのは巫女に感知されて始めてそう呼ばれるものだと思っています。
博麗の巫女の関与する形で『異変』となった事柄を解決したくなかった、と書いたほうが正しいですかね。

ありがとうございます。
長編は好きだったのですが、物語を短くまとめる技術のほうが、SSとしては重要視されているのではないかと最近思い始めました。
そのため、意図的に内容を短くしたものを作成することにしました。
出来るだけ物語を圧縮し、わかりやすくかつ簡潔に伝える。その結果生まれたのが今日投稿した試作品なのですが、なにやら見事に失敗した匂いが漂っております。


余談ですが、最近何を書いていいのかわからなくなってきました。
自分が好き、かつ、できるだけ多くの人に喜んでいただけるようなものを書くのは、もう無理なのかもしれませんね。

522名前が無い程度の能力:2009/07/12(日) 22:09:15 ID:IgKhO4wk0
>521
話の善し悪しはプロットの段階で見極めがつくものです。
短くまとめようとするなら、なおさら元のプロットを
しっかり磨かないと話にキレがなくなります。

自作でなくても構わないので、「自分が好きな話」を
プロットにするとどうなるのか、一度書き出してみては
どうでしょうか。自分がその話のどこが好きなのかを
分析できれば、読者に楽しんでもらえる話を書くのも
そう難しいことではないはずです。

523名前が無い程度の能力:2009/07/13(月) 17:00:09 ID:zla.6phA0
お初にお目にかかります。実里川果実といいます。
作品集80の「五色の短冊は哀憐と共に」に関して批評をお願いしたく、書きこませていただきます。
つかず離れずな妹紅と輝夜の関係、というのが目標でした。ですが、文章が全体としてふらついてしまった様に……
自らで出来る限り考えはしたのですが、一度手を離れたところからの意見を頂けたら、と思っております。
よろしければお願いします。

524西風 ◆PInyneq5OE:2009/07/13(月) 18:30:20 ID:LtDuKazw0
>>522
ありがとうございます。お返事がおくれてしまってごめんなさい。
何もいえる立場ではありませんが、ただありがとうございますとだけ言わせてください。

批評ありがとうございました。
もう一度だけ挑戦し、それで色々と決めようかと思います。

525S:2009/07/16(木) 00:10:16 ID:7SJr0Rwo0
初めまして、Sと申します。
本日、このような場があることを知りまして、批評をお願いしいと思い、書き込みをさせていただきます。
プチの方に連作として投稿いたしました、作品集36「彼女が知れること」、「彼女が聞けること」
作品集38「彼女が感じること」
作品集41「彼女が選べること」
作品集43「彼女だから知れたこと」
作品集43「彼女だから聞けたこと」
作品集44「彼女だから感じたこと」
作品集46(最新作品集)「彼女だから選べたこと」です。
きちんと私の考えていることが書けたのか、分けて投稿したのは正しかったのか、悩んでいます。
どうか忌憚なき意見をお聞かせ下さいますようよろしくお願いいたします。

526名前が無い程度の能力:2009/07/16(木) 12:31:44 ID:t2bWKtDU0
>>523
 読んだので感想。

 まず気になったのが、輝夜の言動。覆下園やら、中華蕎麦やらを知らないように描かれているが、これ、知らないものなのかな? 仮にも、輝夜には天才と謳われる家庭教師が付いていたわけだし、少なくとも、妹紅以上の教養はあるんじゃないかと思うけどな。まあ、どんなことを勉強していたのかは想像の域を出ないけど。
 それはまあいいとしても、今度は別の問題点。文章から察するに、七夕の休戦は少なくとも、今年が初めてではないはず。今年の輝夜は変だ、と言っているあたり、少なくとも、四、五回はこんな日を続けてきたのだとは思う。では、その日の間、二人はどこで何をしていたのだろうか。
 まず、人里はあり得ない。というのも、先の描写からすると、輝夜は人里へ訪れることは滅多にない、という設定になっている。見慣れない景色の覆下園が始まったのは今年からとは考えにくいし、蕎麦屋の方だって、妹紅は時折訪れていると言っている。幅を多く見積もってみても、一週間〜二ヶ月に一回くらいの割合だと思われる。蕎麦屋も、今年開業したとは考えにくい。
 二人に干渉しない、というルールから、永遠亭は無視できないだろうし、里にいる慧音だって、完全な無視は出来ないだろう。かといって、竹林にはてゐ、もとい兎がいる可能性もあるし、では、妹紅の家で一日中過ごすのかといわれれば、そんなことはないだろう。
 とはいえ、無縁塚だの、魔法の森だの、行くところは他にも沢山あるわけだけど。

 五色の短冊に五つのルール、ってのはいいんだけど、そこいらにも疑問。
 五つのルールのうち、四つめだけがちょっと浮かんでいる感じがするんだよね。気に障るかもしれないが、これは、作者が後付で考えたルールなんじゃないかなあ、と推測する。終盤、浴場での場面がそれを思わせる。
 同場面でのキスは恐らく、ルールを破った罰としてのお願いなのだろうが、それを成立させるために破るルールとして、四つめのルールを半ば無理矢理決めた、と邪推してしまう。
 それならば、妹紅が攻撃を仕掛ける→ルール違反。キス。の流れの方が自然だったような。なんていう自分も、それに代替するルールが思いつかないわけだが……だからこそ、こんなルールが生まれたのでは。これも同じく、自分の想像の域を出ないが。
 ついでに、妹紅はなんで、こんな要求を受け入れたのか、その理由が短すぎる気も。その割には、一字一句、誤りはないと自負しているし。

527名前が無い程度の能力:2009/07/16(木) 12:33:38 ID:t2bWKtDU0
 続き。まさか、長すぎると言われるとは……。

 これはまあ、聞きたくなかったら聞かなくてもいいんだが(これは自分の好みなので)、内言語が多すぎる。それ自体はまあ、芸風というか、文体というか、一種の個性として片付けられるのだが……ただ、そのせいで、風景描写が疎かになるのはいただけない。
 あと、……の多用も気になる。……、――、!、?の四つは、単独では発音できない、所謂、記号。これらは、それだけで状況や雰囲気を表せる、非常に便利な表現方法の一つであるのだが、逆に言えば、これらは、基本的には決まった表現しか出来ない。
 ……、は基本的には、音のない静かな状況、動揺や焦りや悲しみで上手く言葉が続けられない状態で使われるはず。一発で表現が出来るだけに(おまけに、記号だから、読者の目には無意識の間に滑り込む)、表現のマンネリというか、均一化というか……こんなことはないとは思うけど、最悪、作者がこれらの楽な表現に頼りきってしまう場合もあるかもしれない。
 同じ静かさでも、沈黙、黙然、静寂、閑寂、人に限れば、口を噤む、閉口、目が虚ろ、幽体離脱、放心、等等、多種にわたる表現がある。これらを利用しないのは非常に勿体無い。だって、同じ静けさだって、『静か』、の表現だけじゃあ飽きてくるでしょ。辞書引いて、厳密な使用方法を調べて単語を使え、とまでは言わないけど、表現にもう少し力を入れたほうが読者としては飽きにくい。はず。

 というか、百合って苦手なんだよね、実は。表で読んだのは(少なくとも、ここまで真剣に)この作品が初めてかもしれない。
 色んなところにある、過去と今の状況の照らし合わせが本当に上手。こういうのをもっと意識すれば、氏だけの、独特な作品が生まれるはず。例えば、自分の父親が輝夜に惚れてしまったことと、自分が輝夜に惚れてしまったことを比較してみたり。
 輝夜を敵対視しながらも、恋心に似た感情を懐く妹紅の葛藤は勿論、最後のオチは見事。飽くまで、七月七日の妹紅は恋する一人の少女、輝夜も恋する(?)一人の少女。七月七日という、二人にとってはほんの一瞬だが、それがあることによってこその喧嘩と睨み合い。
 点数低いけどレートは高い、っていう作品はやっぱり多いなあ。今の点数方式なら、点数はフリーレス以外ならどんどん加算されるわけなんだよね。自分は点数よりもレートで、その作品の読者の受けを考えるから、こういうのは勿体無いよなあ。

528実里川果実:2009/07/18(土) 20:39:03 ID:PILCH0Go0

>>526-527
 長文での批評ありがとうございます。
 お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。以下、少しだけお返事です。
 最初の輝夜の言動に関してですが、個人的に輝夜は教養はあっても、お姫様的な世間知らずさがあるんじゃないか、というイメージでした。覆下園に関しても行われる地域が限られていますので、そこまでの知識をフォローしているかは微妙かと考えました。ですが、以降に指摘を頂いた様に、この場面も含めて設定の時点で全体の考察が足りなかったと思えます。
 五つのルールに関しては、痛いところです。後付け、という訳ではないのですが些かこじつけ感は感じていました。仰るように「妹紅が攻撃を仕掛ける→ルール違反。キス。の流れ」も考えはしたのですが、もっと静かな流れで進めていきたいと考えた結果、この様にしました。すると、やはり心情描写が足りなかったと反省しています。
 そして、文章技法に関しての指摘もありがとうございます。内言語を始めとして、内面的な部分ばかりで風景描写が疎かになってしまった、という点は完全に意識から抜けていました。記号に関しても同様です。今後注意したいところです。
 繰り返しになりますがありがとうございました。今一度見直したいと思います。

529名前が無い程度の能力:2009/07/20(月) 07:37:19 ID:cJ8ieIEs0
>>525
 長いと思ったらそうでもなかったので感想。順番に、適当に垂れ流すので、統合性がないけれども、そこは容赦してくれ。

 ――狂気といわれているが、地下室から出てからは、いや、少なくとも私の見る限りはそうは見えない。倫理的な思考もできているようにみえる。
 という一文があるのだが、これって、要約すると、「フランって狂気とか言われてるけど、地上に出てからはそんな風には見えないんだよな。それに、倫理的な思考もできてないし」ってことだよね。これはちょっと日本語がおかしいのでは、と。倫理的な思考もできてない→倫理的な思考は出来ないが、それは子どもゆえの一つの特徴ではないか等、これは変えたほうが良い。というより、変えなくてはいけない。自分の勘違いだったら申し訳ない。
 コメントでも言われているけど、これは最初から、続編を出すつもりで書いたものなのだろうか。そうでなかったのなら、もっと内容、オチを吟味すべき。続編を出すつもりあったなら、あとがきには続きがあることを明言したほうが良い。読者に、変な混乱を与えちゃ駄目だよ。
 
 見当違いで失礼な意見かもしれないが、所々から、設定不足や感情隠蔽の匂いを感じる。
 ただ、それだけのことなのになぜか儚いという想いが私の胸に生まれた。どうしてだろう? ただ、その姿がどことなく寂しそうに見えたのはなぜだろう? 「そうね。フランがこうなってくれると嬉しいから、マリーゴールドは好きだわ。スギもね。」、とまあ、彼女の聞けたこと、より三つの例をあげてみる。
 いや、気持ちは分かる。こういう風に書けば、その理由付けなんてなくても、それらしく見えるからね。自分も、こうやって表現を怠ってるから、良く分かる。
 例えば、ある何気ない行動に、「なぜか悲しげに」とか「なぜか俯いて」とか、「なぜか儚げに」、って付け加えるのは、便利というかなんと言うか……読者に謎を投げかける、という意味では有効なのかもしれないが、これって、所謂、表現や表現の隠蔽何じゃないかなあ、と思う。先も言ったが、これだけでそれっぽい文章になり得るし、なにより楽だ。ただ、なるべく、こういった表現は、伏線のつもりで書かないと、自分みたいにひねくれた読者は首を傾げる。
 ところで、マリーゴールドやスギのようになってほしい、とあるが、これには何か意味が……? とか思ってたら、見事に後半で説明がされてたね。スギの方は、まあ、語源が「真直ぐの木、直木」ということらしいから、まっすぐ、誠実に生きてほしい、という意味かな。
 ただ、その直後、霊夢が、レミリアにとっての一番はフランの健康、と言っている。どうしてそういう風に解釈できるのか、いまいちわからない。マリーゴールド枯れちゃってるわけでしょ。そこで、どうしたらフランの健康に結びつくのかなあ。ううん、ここには、やはり、作者の意図があるのだろうか?
 ああ、あと、これ単独じゃ意味が分からんよ。前回と同じく。レミリアが泣く理由が分からなければ、他にも謎だらけ、霊夢の疑問は宙にぶらぶら。とてもじゃあないけど、単体で読もうとは思わないな……。
 
 文がフランの存在を知らないように書かれているけど、実は文花帖で、直々に取材してたり。こういう、公式設定上の矛盾点に執拗にねちねちと言ってくる輩もいるので、以後、注意。
 彼女には向かう→誤字。彼女に歯向かう。
 ――今ならあの日の会話の真意が分かる。とあるが、物凄く違和感を受けた。これ、あの日、じゃなくて、昨夜とか、昨晩、昨日、と表記したほうが正しいはず。
 っと、この話は時系列で言うと、今までの三つの中では一番最初なのかな? やっと前後関係やストーリが浮かんできた感じかな。

 ――ただ、人が癇癪をおこしたときのように、ただ暴れた。というこの一文、今までの書き方と違って、客観的だから浮いてしまっている。ここは、切り取ったほうがいいかもしれない。

 なにかをたくらんでいるわけじゃないとようだ。→誤字。〜わけじゃないようだ。

 ――美鈴が予想外に早く負けたが、という表現は、少し不自然。予想より早く負けた、と言ったほうが自然じゃないかな
 ううん、これは個人的なことなんだけど、美鈴がパチュリーに伝言をする、というのは違和感があるんだよなあ。咲夜か、そうでなければメイド妖精か、子悪魔か、そちらの方が合ってるんだよなあ。まあ、ここには深く突っ込みはしないけど。
 レミリアなのか、レミィなのか、統一させるべき。一番最初だけ、レミリアになってる。

530名前が無い程度の能力:2009/07/20(月) 07:41:17 ID:cJ8ieIEs0
続き。ここからは、全体を通して。というか、見直してみると、上のレスに結構酷いこと書いてあるな……ちゃんと推敲すべきだったorz 本当に申し訳ない。

 「なんたらかんたら〜。」という表記があるけど、これは分かってやってることなのかな。一般的には、「云々〜」といった感じに、最後に句点をつけないのが一般的。あえて最後に句点を打つ人もいるから、特別なきまりというわけではないんだが……ただ、その両方が混じってしまっているのは凄く気になる。どちらかに統一させるべき。
 ついでに、―と…(因みに、・・・・・・ではなく、……の三点リーダ)は、基本的には二組一セット、!と?のあとはスペース。まあ、これは自由にしてくだされ。
 そうだなあ、強いて言うならば、もう少し、まとめて書いてしまったほうが良かったかも。最初の二作品の合間って、たった二日なんだし、それくらいはちょっと我慢したほうが良かったかも。後にも言っているが、氏の成長によって、文体が乱れてしまっていることも、少なからず、起因している。
 あと、登場キャラについて少し。氏は恐らく、この作品を作る中、心の隅で、紅魔郷オールスター出演、を目指していたと思われる。こういうのは、もう、いっそのことばっさりと切ってしまったほうが、作品としての完成度がより、高みにつくはず。別に、チルノやルーミアの登場が悪いといっているわけではなく、もう少しストーリーに関わる形で出してほしかったな、ということ。いつも言うように、「いや、お前いらなくね?」な状況が発生しかねない。更に言えば、作中ではパチュリーと咲夜の出会いの場面が設けられている。これがなあ……中途半端に敬意や成り立ちを描写しちゃってるせいで、どうも、余り物としてのイメージが強いなあ。今回の話の主題は、妹を思うレミリアの姿(でいいのかな)、なのだから、出会いは淡々と記すべきだったんじゃないかなあ、と。
 
 
 最初の三作品は、自分は首を傾げてばかりの、良く分からないSSだったのだが、これがレミリア視点に変わってから、急に話にのめり込めるになった。
 特に、霊夢と文の伏線回収は見事。ただ、魔理沙がちょっと空気……最後の霊夢の台詞は、霊夢視点の時に行えばよかったわけだし。
 一番好きだったのは、やっぱり、フランの視点かなあ。あどけなさというか、不安定な感じというか、フランに必要な要素がすごく剥き出しになっている感じで。
 読んでいて思ったけど、なんか凄い成長の勢いだな。氏は。前半と後半で、書き方(これは視点の問題もあるけど)や表現のしかたが大分違う。まあ、それは、連載するに当たってはマイナスなのだが……まあ、この作品全体の、一つの見所だね。お蔭で、だんだん指摘する数が減ってきて、なんか凄く申し訳なくなってしまったぞw
 というか、あんなオチをつけて、ギャグにならないところが本当に素晴らしい。いや、マジで。ああいう台詞で、コメント欄が賑わわないというのも珍しい。なるほど、この台詞はそういう意味があったのか、と考えさせられる。



 これは本当に、個人的なこだわりというか、制約というか、まあ、おおよそ、氏とは無関係な話で、蛇足なんだが……自分は、基本的に、登場しないキャラの名前は出さないように、と心掛けている。というのも、本来、登場しないキャラが小説(SSではなく、市販の小説全般)に出てくるのはNG。というのも、読者の方は、小説の内容を一切知らないわけだから、作品に関わらないキャラ(歴史上の人物、有名人などの場合は別)が出てくると、読者が消化不良を起こす可能性がある。今回の場合だと、幽香と慧音があげられるね。極端に言えば、幽香が作中にその名を出す必要はなかったわけで。
 と、ここまでは一次創作の話であって、二次創作にはまったく無縁な話なのかな、やっぱり。『東方』という世界観がある以上、読者はある程度の設定を知っているわけだから、そういうことも許容されるのだろうか?

531名前が無い程度の能力:2009/07/20(月) 11:33:46 ID:gSuOkxlQ0
>>529

>狂気といわれているが、地下室から出てからは、
>いや、少なくとも私の見る限りはそうは見えない。
>倫理的な思考もできているようにみえる。

という文がおかしいと指摘なさってますが、作者さんはちゃんと
「倫理的な思考もできている」と魔理沙が見ていることを
述べてらっしゃると思いますが。

それから、大変個人的な感想で申し訳ないのですが、
529-530さんは、批評なさるならもっとご自分の文章を
まとめた方がよろしいかと。
特に、批評者自身の感想は批評の部分となるべく分けた方が
良いと思います。
作者さんは、何が良くて何が悪いのか、そういうことを
まずは知りたいのですから、そこに批評者の個人的な感情などが
入り込むと、取捨選択が難しくなります。
(文章も長くなりますし)

以上、せっかく時間を取って書かれた批評に口を出すのも
どうかと思ったのですが、あえて書かせていただきました。
どうかお気を悪くなさいませぬよう。

532名前が無い程度の能力:2009/07/20(月) 19:09:39 ID:cJ8ieIEs0
>>531
 >倫理的な思考もできているようにみえる。
 倫理的な思考もできてないようにみえる。と読んでしまっていたようだorz いや、本当に助かった。全く、どうしたら逆の意味で読み取れるんだ……何やってんだか。
 自分の読解力が足りなかったというより、日本語を正しく読めていなかったようだ。批評感想以前の問題だった。恥ずかしい。作者さん、申し訳ない。

 まとめたほうが良い、というのは、間違いなく正論。ごもっとも。というか、それ以前に読みやすさかな。次回から、注意しておくよ。
 ただ、文章まとめようとすると、自分は構想を練るのが遅く、言語選択にもいちいち時間を掛けてしまうものだから……面倒臭い、っていう個人的な理由でそれを怠ってきただけなんだ。下手すると、二時間くらいかかるし。

 ところで、自分の気のせいならいいんだけど、ここに批評を求める作者たちって、批評をもらったときに、
「んー、この人何言ってんだ……俺が望んでた批評と全然違うんだけどなあ。いや、でも、折角批評してくれたんだから、そんなことは言えないよな……」
 なんて思ってるのかね。批評する側としては、自分が的外れな意見をガスガス出しちゃいないかと凄く不安なんだよね。無論、自分は一流作家でもなければ、プロの批評家でもなく、底辺に蔓延るただの字書きだからさ、余計にそう思う。まあ、そんな風に思うのは自分だけかもしれないが。
 前にも書いた気がするけど、批評って、一人や二人がしたところで、ただの感想に過ぎないんだよね。まあ、創想話では難しい話だとは思う。で、現状として、批評する側の何人かの中の一人が、一つの作品の批評を行う形が取られてる。それが嫌で、もっと一作品を複数批評する形式が増えたらなあ、と思って、自分も批評を行ってたんだけど……逆なんだよね、多分。別の人が批評してるから俺はしなくてもいいよな、と思っている人が大半なんだろう。お勧めSS探すのとは違って、批評は時間がかかるからね。
 そもそも、自分は執筆のモチベーション上げ+読解力の向上を前提に批評してきたんだけど……同じ考えの人っていないのかなあ。批評って、結構字書きの練習になると思うんだけどな。

 いやいや、自分の感想を指摘されただけじゃあ別に何とも思わないさ。むしろ、あんたみたいに、それは違うだろ、って突っ込んでくれる人がいるとありがたいよ。先に言ったとおり、的外れなことを言っていないか、っていう不安が消える。
 作者さんの方は、もっと貪欲に批評を求めて良いと思うけどな。別に責めるわけじゃあないんだが、毎回、ありがとうございます、って言われると、自分が言っていることが、本当に作者のためになることを言えたのか分からなくなってくるぜ。

533名前が無い程度の能力:2009/07/20(月) 19:27:22 ID:tP9nH5zA0
だってテンプレ使ってくれないんだもの……漠然と批評してくれと言われてもどの点を挙げればいいのやら。

534名前が無い程度の能力:2009/07/20(月) 19:34:00 ID:F.hLaioE0
はっきりいって、ぶっちゃけ大きなお世話だという答えもある。
誰もそこまできいてないのにね。
もちろん、お返事にはそんなアレは微塵も見せない。

ただ、そういう答えは参考程度に聞くか、スルーする。
偉そうかもしれないが、批評等それに関連するものを、捨てるか拾うかは自分で選ぶ。
なので言いたかったら思いっきり言っちゃってください。というか言ってくださいお願いします。

というのが個人的な意見。

535名前が無い程度の能力:2009/07/20(月) 20:34:34 ID:PG9NdbS.0
>>532

そこは匿名掲示板だし、仕方ない部分もあると思うね。
一人の筆者が「多数の批評お待ちしてます」とか言ってもクレクレ扱いされたり、
批評について再質問してレスを伸ばしてると「馴れ合いuz」「チャットでやれ」
とか言われかねない。
(ここがそんな人種で構成されてるかどうかは知らないけど)

まぁ、批評者が匿名である以上、筆者(依頼者)は
「批評者はどこの馬の骨とも知らぬ輩であり、あることないこと事を書き出しかねない可能性がある」
という前提に基づいて批評依頼している、と批評者は信じるしかないだろう。


いや、本当にあることないこと書いてるわけじゃないよ、
ちゃんと読んでるよ……

536名前が無い程度の能力:2009/07/21(火) 01:12:48 ID:n8RXHM4M0
余裕があればしたいけど、既にレスされていると別にいいかなあと思っちゃうよね。

しかし以前頼んだ時、批評してくれた人が微妙に設定把握してなかったのは、なんというか困った。

537S:2009/07/21(火) 09:51:44 ID:INlgCbSQ0
>>529-530
未熟なSSだったとは思いますが読んで頂いた上でのご批評、有難く受け止めさせていただきます。
批評を踏まえた上でもう一度読み直し、自らの糧と致したいと思います。
貴重な意見を教えて頂き、本当に有難う御座います。

538名前が無い程度の能力:2009/07/21(火) 20:49:47 ID:QEij8cPU0
>>536
そこはむしろ分りにくい独自設定や読みづらい文が原因の方が多そうだけど
536のもそうとは言わないが

で、貴方の作品はどれよw

539名前が無い程度の能力:2009/07/22(水) 00:05:58 ID:NeHQwASk0
>>538
ヒミツ(はぁと
一応、独自設定や二次設定ではなくて公式設定ね。
特に説明もなしに公式設定をさらっと会話とかに混ぜたら「その独自設定の理由や根拠は〜?」と。

540名前が無い程度の能力:2009/07/22(水) 01:44:54 ID:1CEZtyKI0
それは笑える話だなw

541名前が無い程度の能力:2009/07/22(水) 15:56:26 ID:jyWCZks60
ゲーム本編での設定はともかく、求問史記とか香霖堂とか三月精とか、書籍の方を持ってない人もいるだろうからねえ。
しかも、その設定すら正しいとは限らないから困る。いや、だから二次創作が盛り上がるんだけどさ。
なんて言ってる俺も、文花帖と求問史記以外は所持していないからこれまた困る。買えばそれで済むんだけどさ。

542名前が無い程度の能力:2009/07/22(水) 22:26:05 ID:CWdRFSno0
>>523

遅ればせながら、読ませていただきました。

二人の微妙な関係がうかがえて、なかなかに歯がゆくももどかしいお話でした。
つかず離れずといった狙いはある程度成功しているのではないでしょうか。

ただ、個人的な感想を言わせてもらうと、どうにも収まりが悪く感じます。
この話は、輝夜の変化の理由(なぜこんな決まり事を作ったのか、なぜ今年は
積極的なのか)など、重要なところを読者の想像に任せています。
もちろん、こうしたやり方はありなのですが、できればもう少し、想像
するための材料が欲しかったかなあ、と思います。

というのも、私はどうにも輝夜の行動の裏が気になって仕方がありません
でした。最後まで読んでも、そのあたりに釈然としないものがあって、
手放しで雰囲気を楽しめなかったのです。

輝夜がこういう決まり事を言い出したのには、何かしらの切っ掛けがあった
はずです。
そういった裏がわからない分、私にはこの輝夜が、言い方は悪いのですが
『面倒くさい女』に感じました。
ただ、それを作中で説明してしまうのも野暮だと思うので、どこまで書くか
というのは難しいですが。
(このもやもや感は、妹紅が輝夜の行動に振り回された時の描写とうまく
繋がっているので、書きすぎると面白みがなくなりそう)

例えばですが、
>「言いだしたのはお前なのに、いつもお前ばかりが決まりを破ってる気がする」
という台詞があります。
これに対して、何かしら具体的な例、過去に輝夜がどんなふうに決まりを
破って、その時、どんなことを輝夜に命令したのか、といったことを幾つか
出してもらえると良かったかもしれません。
そうすれば、もう少し輝夜の行動がわかりやすくなるのではないでしょうか。

以下、細かいですが気になったところを挙げます。
・今日の三つ目の禁則事項だ。
 これは、今日の中でどちらかが決まり事を破った回数のこと、だとすると、
 二つ目ではないのかと。
 一つ目は「これでも姫ですから」で、二つ目をどうしても見つけることが
 できませんでした。もし見落としがあったらごめんなさい。

・気お付けないと、こぼれるよ
 →気を付けないと

・ドスッ、という景気のいい音と同時に額に弾けるような痛みが走った。
 これ、何に当たったのかが書かれていません。
 定番だと店先に吊されてる看板なんかでしょうけど、初見では何が起こって
 いるのかわかりませんでした。

・輝夜がかぶりを振りながら言う。
 状況からすると使い方がおかしいかと。
 文語であれば頭を振るですが、この状況では「浴室を見渡して」とかに
 なるのではないでしょうか。
 また、現代では「かぶりを振る」が慣用表現で別の意味になっているので、
 その意味でも違う表現の方が良さそうです。

以上、長くなりましたが参考になれば幸いです。

543実里川果実 ◆mg0D1lMhlQ:2009/07/26(日) 00:36:51 ID:4JNo.7Ec0
>>542
 ありがとうございます。お返事が遅くなってしまって申し訳ありません。
 確かに、輝夜の心情描写が疎かになってしまった様に思えます。妹紅視点、というのを少しばかり過剰に意識してしまいました。
 描写だけでなく、やはり設定上での練り込みも足りないですね……
 また、描写に関する事項の指摘もありがとうございます。気が付かない部分がいくつかありました。(誤字……っ!)
 参考にし、精進していきたいと思います。

544蛸擬:2009/07/27(月) 16:14:17 ID:WzvE76SkO
蛸擬と申します。

最新作品集(82)にあります『晩秋の二人』、及び作品集81『懐石』の御批評をお願い致します。

書いた当人としては、いずれも筆を急ぐあまり、主観に依るところが大きくなり過ぎてしまったような感があります。
そのあたりを客観的に見てどのように思われましたか、よろしくお願い致します。

545朱鷺未:2009/07/29(水) 02:59:44 ID:pQdTwQSsO
はじめまして、朱鷺未と申します。
プチ作品集37にあります『ちょっとだけ未来の話』の批評をお願いします。
半年ほど前に投稿したものになりますが、コメント数が少なく自信を少々なくしています。
もっと精進すべき点を指摘していただければ幸いです。

546名前が無い程度の能力:2009/07/29(水) 07:48:33 ID:pFlZ0cic0
>>544
読んだので感想。

>むろん主から撫でられるのは大好きであるのだが、それがどうしてか、今の様に恐ろしい顔を見せられた後では素直に受け入れられなかった。
>けれどもそれが、自分が逃げた苦しみに敢然と立ち向かっている様だと知れた時、こいしは愕然とした。
 こういう表記が時折見受けられる。この話の主人公はさとりなのだから、燐やこいしの描写は客観的に行う必要がある。
 この場合だと、上は燐、下はこいしの主観の心情になっている。
 さとりが心を読んでいることを想定してそう表記するならば、
 ――素直に受け入れられないようだ。
 が適切かと。仮に、そうでないとしたら、
 ――素直に受け入れられないのかもしれないor受け入れられないのだろう、等
 下のこいしのほうについては、これはありかな、とは思ったものの、一応指摘。上記と同じく。
 
>燐の獣性は早鐘の様に危険を知らせる電気を放ち、びく、びくと全身の筋肉、臓腑が揺れた。
 主語は『燐の獣性』。筋肉、臓腑が揺れたのは燐。なので、
 ――燐の獣性は早鐘の様に危険を知らせる電気を放ち、びく、びくと全身(燐)の筋肉、臓腑を揺らした。
 が適切かと。

 客観的に見て、というのはこんな感じでいいのかな。ここからはスルーしてもらっても無問題なもの。


 見易さのために行間を開けてあるからこの場合はそんなに問題ではないが、そうでない場合、行の最初にスペースの挿入を推奨。

>こ・い・し…
 ここは素直に句点でよかったのでは。後に言うが、文体の雰囲気が壊れてしまう。
 
 途中に出てくるキャラ同士の会話は必要なかったのでは。特に、最後の会話は逆に作品の余韻を乱してしまっている気が。
 さとりの最後の台詞は物語の終止符。断定的な発言。ところが、これでは話のオチが一つしか用意されていないことになる。
 最後の会話がないだけで、かなり雰囲気が変わるのではないだろうか。
 この後どうなるのさ? という感想を読者に抱かせるだけで、不思議な読後感を与えることが出来るはず。
 
 
 もし違うのなら申し訳ないけど、氏は一昔前の作家に強い影響を受けてるのかな。
 言葉の選択や言い回し、隙のない描写から、それらの雰囲気をまじまじと感じる。
 誰も知らない。と締めくくるのを見て、思わずにやにや。いや、自分が一人勝手に楽しんでるだけだけど。
 筆を急ぎすぎた、って嘘でしょ? と文句をつけたくなるほどの完成度。本気で書いた作品はさぞかし魅力的なのだろう。
 もう一つの方はまた今度。読むのが楽しみだぜ。
 
 以上、前回の反省を踏まえて批評してみたが……どうかな。

547名前が無い程度の能力:2009/07/29(水) 12:28:48 ID:C4eWw4DM0
>>546
指摘に関して指摘。
冒頭の文章が三人称視点でのものか一人称視点でのものか判別がつかないのでそう感じたのでは?
全体を通してみると三人称の視点で書かれているので、冒頭もきっと三人称視点だと思うのですが。
いきなり「妹のこいし」という言葉が出てきたので私も最初は一人称なのかと思いましたが、どうも違うようです。
というわけなので、「この話の主人公はさとりなのだから、燐やこいしの描写は客観的に行う必要がある」というのは的外れな指摘かと思います。
あと、さとりが心を読んでいることを想定して表記しているわけではないように思いました。
地の文の語り手は恐らく「古明地さとり」ではなく作者さん本人でしょう。
ならば特段違和感は無いかと。
獣性云々の指摘ですが、英語の分詞構文って割とこういう形をとりますし、日本語としても間違ってはいないので態々指摘するようなものでもない気がします。
別に論文の指導をやってるんじゃないのですから。

>>544
と上では言っておきながら、無粋ながらもいくつか。
・それだけの恐怖と不快を喚起する何かが、陽炎のよりももっと鮮烈にさとりからほとばしっていた。
とりあえず陽炎はほとばしりません。あと「陽炎の」というのが何を指すのかよく分かりませんでした。
・もどかしげな手つきが二、三個その障害を取り去っていく。
この表現だとボタンをいくつか引きちぎったように解釈してしまったのですが、きっと違いますよね。
行為自体が無意識のものとも解釈できてしまいますので、普通に「もどかしげな手つきで〜」とした方がいいように思います。
・鉛筆の後
跡でしょうか。
・荒野につるはしを〜
つるはしは一般に乾いた地面に対して使うものだと思います。
・逆説
逆接でしょうか
・無意識化
無意識下でしょうか
・把握しかねる愚鈍な頭脳が〜
「〜かねる」という言い回しは能力的にというより心情的にというニュアンスが強いように思います。
・誇りの存在
誇りに思う存在、が適切でしょうか。

全体にクセの強い文章で、読むのに少し苦労しました。
クセというのは、言葉の使い方や文のつなぎ方のことです。
誤用と言い切ることもできないので、可読性を求めないならばこのままでもいいと思います。

548名前が無い程度の能力:2009/07/30(木) 00:13:33 ID:WFSVbXHc0
>>544
ようし私も批評に参加するぜ、と意気込んでいたらもう幾つも。時機を失する前にまず「懐石」の方を語らせてもらいます。まあ、軽く参考程度にでもして頂ければということでもにょもにょ。
――――
個人的には読みにくいというほどでもない。作者は十分にカルシウムを摂っているのだなあと感じた。骨のある丁寧な文章。ただ、段落の始めは一行下げたほうが良いかもしれない。あくまで「見易さ」の問題としてだが、ちょっと目に窮屈な感じがする。

・筆の具合について。確かに後半、ゴールへ急ぐあまりか、所々コースアウトしてしまったような印象が少しありました。
一.
先ず、読み終えて、こいしの心が理解できないという悩みはあれどこへと思った。ただ、これはある特定の理由から生じた苦悩であるために、そのよりラディカルな部分で解消されたと理解できたので、別段気にならない。つまり、
>心を閉ざすことの孤独が耐えられないと知って、さとりはそれを避けたのだ。誰にも分かってもらえない、それが彼女には何より怖かった。それならいっそ嫌われていようと心開いて生きていく方が楽だった。
これ。こいしの心が理解できないことに起因するさとりの悩みの根っことして、この恐怖は筋が通ったものだと思う。こいしの心を読めない=こいしが自分のことを分かってくれているかどうか分からない ⇒苦悩、と理解できるから。
ただ、この苦悩をそのまま解決するためには、こいしの目が――最悪、心を閉ざしていても!――開いていないと困るのではないかなと思う。
覚にしか読めないという意味での心は、覚でない人には分からない。他方、覚以外でも知りうる意味での心については、目は要らないし閉ざす閉ざさないに関わらず判断される。すると、閉ざさないことに意義があるのは覚に対してのみだから、つまりは覚(こいし)に理解してもらえないかもしれない恐怖。そう理解した。しかしそうすると、なぜこいしが目を閉じてしまったことを許容できたのか? という疑問が湧く。こいしが第三の目を閉じてしまったら、さとりのことを理解する可能性もなくなるのだから。
さとりん自身が今ようやく気付いたとという可能性も考えたが、本人が孤独に耐えられないと知っていたこと、上記の引用箇所がどうやら、実は〜だった的な気づきの文脈でないこと、などがそれを否定する文章として読めて、う〜ん。どっちゃだろう。
まとめると、上の心情に関して、
①さとりに自覚があったならば、第三の目を閉じることが我慢できたことに疑問が。
②さとりに自覚がなかったならば、現在の書き方だと、そのように把握しにくいかも。

二.
また、最終的に態度を決定した時点で、さとりは如何様にケリをつけたのだろう。
流れとしては、さとりが本当の原因に気づき、心の底からこいしを愛することができるようになった、という感じかと思うのだが、描写が迷走している様子。
こいしは心と目をそれぞれ閉じているが、どっちがどうであれば良いのか、さとりの考えがどうも掴めない。こいしの全てを受け入れようと決心している一方で、そのあとにすぐ心を見て、と言うのもなんとなく腑に落ちないところ。
もしかしたら、「心」や「分かる・理解する」の扱いがブレてしまったのでは?
>こいしにだけは分かってもらえる
この段階で実は、覚的な心から、そうでない「心」の理解に変わっていたのでは? つまり。覚が知る心。一般人が知る心。そもそも知るのでなしに、とにかく全面的に肯定されるという意味で理解される心(さとり自身?)。
もし最後のような理解での和解を想定していたならば、もう「見て・知る」ことをさとりが要求する必要はなかったのではと思う。さとりが言うべきなのは「自分のを信じて欲しい」。
というのも、こいしに関して言えば心を読む=目を開くということ自体が先ず壁であり、「目を開けても大丈夫なことを目を開けて確認して」というさとりのお願いは、予めハードルを一つ越えている必要があるからだ。つまり、こいしがさとりを信じるということが必要。なぜなら、目を開けないままでも目を開けて大丈夫なことを、覚流のやり方で知ることはできないから。
そして逆に、もしもさとりの本音をこいしが信じたならば、もう心を読むまでもない。
まとめると。こいしをまるごと受け入れるようと決めたさとりが目で見ることにこだわるかな? ということ。

>人仕事を終えた様な満足感を感じながら
「一仕事」の変換ミスかな。
――――
という具合なのですが、いかがでしょうか。
一つの作品を批評するのがこんなにも大変な事とは思わなんだ……。
みょんな箇所、誤解している箇所があったらば「異議あり!」してください。本当。

549名前が無い程度の能力:2009/07/30(木) 08:02:33 ID:aM2WeQwk0
>>545
 読んだので感想。

>少し横を向けば主が去って久しい彼女の家。
>此処はいつだっていい風が吹く。
 ということは、ここは魔法の森だろうか。あの場所でいい風なんて吹くのかな。吹くのかもしれないけど。
 後半で、宴会を抜け出して来た、という説明がなされるが、それにしては場所が遠すぎる気が。
 どこで宴会をしたのかは分からなければ、その場所から森までの飛行時間も分からない。
 作者の設定に委ねるしかないんだけど。別に、宴会の日にする必要はなかったのでは。

>少女のように笑ってみせた。
 この、少女、とは昔の魔理沙のことを表しているのだろうか。そうだとしたら、
 ――昔のように笑ってみせた。
 の方が自然では。この表現でも問題はないのだが。ただ、彼女、という単語が目に付くのでちょっと気になった。
 
>私の答えに懐かしむように彼女はウフフ、と笑った。
 シリアスかな、と思って読んでいたらここで笑ってしまった。どうしてくれる。
 ウフフ、という言葉を意図して組み込んだのだとしたら、こうネタ(?)は控えたほうが良いのでは。
 まあ、作品の雰囲気を壊す、っていうのは有効になり得ることもあるけどね。

>暫しじっと眺めたあと
 暫し、じっと、のどちらかを使うべきだと思う。眺める、より、見つめる、のほうが良いのでは。
 日本語として誤りはないのだが、少し気になったので。
 
 ところで、魔女をやめる、とは一体? 魔理沙は結局魔女になったのかな。魔女≠魔法使い(人間)なので。
 魔女って種族的なものだから……なんて屁理屈は置いといて。ついでに、現役魔理沙は魔法使い。確か。
 魔女を辞めた、っていうのは魔法の研究を止めた、ってことかな。そう表記したほうが適切なのでは、と。
 
 
 ちょっときつい意見かもしれないが……氏はこの作品が初投稿かつ、唯一の作品なわけでしょ?
 たった一作品だけ書き上げて、しかも初投稿で、それなりのコメントをもらえるというのが間違いなのでは。
 やまなし、おちなし、と氏が自虐しているが、それらを改善し、二作品目を書き上げようという気はないのか。
 初投稿で「全然コメントつかない……自信が出ないよ……」なんてのは早計。
 こんな話を持ち出すと芯がずれる感じがするのだが、無印で満点超え、プチで40コメ超え(プチは基準が分からん)という人はその大半が何作品も書き上げている。
 投稿した全作品が高水準な点数、コメントをもらっている作家なんていないはず。何作品か書いて、それでも点数やコメントに伸び悩むのならそれは分かるけど。
 まあ、コメントがない、っていうのは、つまらない、という意味だけじゃないよ。コメントに困ったり、面倒だったり、点数記入を躊躇ったり、そういう体験が氏にもあるのでは?
 
 文章を見る限り、この作品は処女作というわけでもなさそう。処女作だとしたら、結構いい線いっていると思う。
 何はともあれ、書き続けること。そうすれば名前を覚えてもらえるし、必然的に読者が増える。
 まず最初に精進すべきは風景描写でもなければ比喩表現でもなく、文章構成でもなければ単語選択でもない。
 書き続けるという根気。反応薄くても耐えられる精神。高評価を求める向上心。などなど。
 点数やコメントとは直接関係ないところにこそ、気を置くべきじゃないかな。
 そういうのも大事なのさ。きっとね。
 
 黒いことを言っちゃうと、コメや点が欲しい『だけ』なら王道カプ物でなんとかなる。自分がそうだったし。

550蛸擬:2009/07/30(木) 12:33:24 ID:0Z3G67j60
>>546-548
早速のご批評ありがとうございます。
細かい文法や言葉の用法、主述の整合性などはあまり気にせず書いていたので、なるほどいざ読んでみると読み難さを手伝っていますね。誤字指摘もありがとうございます。
内容に関してですが、姉妹二人の思いの交錯に執心するあまり自分が方向を見失って、無理やり持って行ったようにも思います。
読者への説明をほったらかして理屈抜きの結末を求めた、といったところでしょうか。

文章全体を通じての硬さ、読み難さは気にしてはいました。これが“重厚さ”と呼ばれる類のものにつながるように精進していきたいですね。
>>546さんの仰る通り、昔の作家にはだいぶ影響されてます(汗

びしびし指摘してもらう機会がないだけに、大変貴重なご意見でした。
欲張って二つもお願いしてしまいましたが、よろしければもう一つの方もよろしくお願いします。
反応が薄かっただけに、読者の目にどう映ったのか、どこが問題なのかが判然といたしませんので。

551名前が無い程度の能力:2009/07/30(木) 16:40:29 ID:Ojre0UPY0
>>549
批評ありがとうございます

内容についての指摘点ですが
>別に、宴会の日にする必要はなかったのでは
……うん、そうですね。
久しぶりに宴会であったみたいな裏設定があったんですがなくても問題ないですし……
リアリティを考えるべきでした

>――昔のように笑ってみせた。
> の方が自然では
一応、この表現により今はもう少女ではない、ということを遠まわしに表現したかったのですけど
(東方にとって「少女」っていうのはこだわるべき言葉だと勝手に思っているのもありますが)
確かにどうしても多くなる「彼女」との掛け合いを考えればそのほうが良かったようですね

>シリアスかな、と思って読んでいたらここで笑ってしまった。どうしてくれる
つい……出来心で……
以後、余り空気を壊さないように注意したいと思います

>ところで、魔女をやめる、とは――?
あの、求聞史記しかもっていないのでちゃんとした確認は出来なかったのですが、種族、職業はともに「魔法使い」であるとおもいますけど……?
少なくとも、種族は「魔女」、職業は「魔法使い」、といった区分は見当たりませんでした
「魔女」というのは魔法を使う女性のことなので、魔女でなくなった、という今回の使い方で間違っていないと思います
失礼な書き方になってしまっていたら申し訳ありません


心構えの点についてですが
色々と眼からうろこが落ちる気分です
コメントを大量にもらえると期待していたわけではないのですが、自分が読み専だったころならまず読まなかっただろうぐらいにしかなかったので
正直、どれほどの人が読んでくれたのか不安になってしまいました
大切なのは書き続ける根気。
心に染みました。とりあえず今度は長編を一本かいてみようと思います。
本当にありがとうございました。

552マサキ:2009/07/31(金) 15:07:50 ID:Ho5SHEm.0
二度目になりますが、マサキと申します
最新作品集にあります【喫茶店に行こう】の批評をお願いします。

553名前が無い程度の能力:2009/07/31(金) 22:08:10 ID:QRuld2460
>>550
『晩秋の二人』について語らせてもらいます。
例によって字数節約のため言葉つきも変化。
――
確認しておくこと。
①視点は基本現在の霊夢。思ひ出。

②霊夢が家族として向き合えないでいたのは何故だろう?
>博麗の巫女として、私は博麗靈夢をそう見ていたのだ。
そう見ていたのは、
>私の上に立ってしかるべき存在なのだ。
上下の関係が――恐らく自覚もないほど――当然の感覚だったから。結果として、姉妹だからどうこうという意識も持たなくなった。この霊夢の感覚と、姉という家族に対する思いが衝突して、苛立ちを惹き起こす原因になっていたようだ。

③霊夢が家族として向き合えるようになったのは何故だろう?
靈夢の態度である。妹だから。そう言って、彼女は霊夢を全面的に受け入れる。
そのおかげで霊夢は上下という感覚から自由になる。それは、博麗の巫女としてしか見ることができなかったが、そうではなくなったということ。

† 話をこのように理解したとき。
>姉は博麗の巫女、私の上に立ってしかるべき存在なのだ。
以前はそう思っていたが現在は違うので、現在の方に伸びて来ないないような表現にした方が分かり良いかも。前後の文が過去形なだけに、この文だけが現在にまで届いているような印象がある。

>私は何にもとらわれない、とらわれる事がない。
霊夢の特徴と合わせて、自分が何者でも無い、という内容を語ることが本意だと思うが、勢い余って伝わりにくくなっているように思える。特に、当時の霊夢が何だかんだで姉妹関係や上下の感覚に生活上の影響を受けているので、およよ?な感がある。

>ずっと呼びたかった。
もし(一日前に)やっと素直になれたのであれば、つまり本心に気付いたということならば、「本当は」に類する表現の方が伝わりやすいかもしれない。

・例えば、心の隠された面と、表に出ている面。その心理が隠れている理由。それが表面化し解消されるきっかけ。書く前でも書きながらでも、これらの重要ポイントを簡単な文章にして下や隅の方にちょろっと書きつけておくと、気になったときに参照できて便利かも。

<まとめ>
二作通じて感じたのは、心の動きを書こうとしていること。無条件の肯定的受容と解放と言う流れだろうか。
心というのは緻密に書こうとすればするほど、ほつれやすくもなる。複雑だし突拍子もない形で表れてくるし、説得的に書くのは難しい。しばしばハイリスク・ローリターンな道。
別の道もある。例えば、建て売りの真理をキャラに語らせて、髪・体型・口調だけが個性のヒロインが登場する話のような結末で幕を下ろす。書くのも楽で、きっとウケも良い。「真実と虚偽の価値」だとか「世界は不完全な箱の猫が動物化した境界」とか、口当たりの良い深遠で空疎な言葉は人を惹きつけるのにもってこいだろうし。
が、時代遅れ大目玉な生き物としては、あくまでその舞台・人物に即した一つの物語を通じて丁寧に心を書こうとする意志を持っている人には声援を送りたい。うおー。
特に『晩秋の二人』の家族として向き合えるようになった夜、この霊夢の気持ちの変化は理屈で起こせるものではない。しかし霊夢が「ふと」受け入れていたことについても、あぁ分かるなぁこの感じ、と思った。何というか、満たされている。
それにまた、地の文の書き込みがしっかりしているので、雰囲気や情景が浮かんで来やすい。
――
以上、参考になる箇所がせめて一つはあることを祈りつつ。

554名前が無い程度の能力:2009/08/02(日) 10:14:25 ID:e/oIzLsQ0
>>552
『喫茶店に行こう』を読みました。
以下、特別百合好きでも嫌いでもない平凡タイプの提供でお送りします。
―――
>鳥居の前に降りた影……射命丸文はそう一言呟くと
……だと何やら間を作っているように見える。
ここで「影=文」を言っているのだとしたら、句読点か「――」の方が良いかも。

>文は霊夢の傍若無人っぷりを今の早苗と比較するものの、クスクスと笑う早苗はそれはさも当然というように意に介さない。
直前の会話から、早苗が文の言葉を受け流したという状況なので、「比較」と来ると少しハテナ。比較をしてそれが失敗したのではなく、皮肉が失敗したことが内容だから、「比較してやった」のように文の意図が見えるようにした方が読みやすいかも。

>それはあくまで射命丸文を構成する一部分を抽出しただけなので、この場合の苦笑いは文の魅力的な一面でもある。
①列挙されたものだけが文の性格ではなく、他の魅力的な面もあるからなのか
②列挙されたろくでもない性格が、また同時に魅力的ともいえるからなのか
そこが少し分かりにくくなっている。
また、「苦笑い(S)は文の魅力的な一面でもある(V)」と書くと、ハテ何故にとりと椛のした苦笑いが文の性格と関係するのだろうとなってしまう。

・随所に挟まれるギャグ部分について
例えば、中盤。早苗の暴走し始め加速する状況を面白く書いている箇所。早苗の暴走自体と、椛の受けた印象の両方がギャグの要素として使われているのだけれど、読者がツッコミを入れるところまで椛が具体的に突っ込んでしまい、少しノリにくい感じがする。早苗の行動だけで可笑しさは足りているので、それに対する各人の思考でまで可笑しさを狙わなくても大丈夫かなという具合。ただ、適量は人それぞれだから、そこはおいおい距離感をつかんでゆくのが一番かと。

・問題するのは正しいのかどうか、ともあれ気になったこと
「!」と「?」の意味するところ。勿論、強調と疑問なのだけれど、「!?」「?!」になると、首を傾げてしまう。
細かいニュアンスは、感嘆符や疑問符では伝わりにくいと思う。なにしろ「!」と「?」の可能な組合せはたった4通り! そこに込める書き手の意図は声の高さ、速さ、強弱、などなどたくさんあるにも関わらず。それどころか「!」「?」の固さが仇になって、台詞の雰囲気を崩すこともある。気がする。
「!」「?」「――」「……」等の記号の意味は――文法作法云々は一先ずおくとして――結構頑固だからそうそう思い通りには振舞ってくれない。これらの記号が、文法・作法として正しいか否かという観点からしか評価されていないという現実も併せて考えると尚更そう思える。(意味の堅牢さを前に、作者の意図がいったいどれほどの力を持つのだろう?)
けれども逆に、疑問符や感嘆符がなくてもニュアンスは案外伝わることはあるんじゃないかな。
ただ、これも人それぞれではあるけれど。

・文と早苗に関しては、妥当な経過を辿っていると思う。こういう感じの騒々しさはいかにも恋愛が始まったばかりの頃らしい。たぶん。朝の場面や喫茶店に入ってからは良い雰囲気が出ているなぁと思う。口元が緩みそうな描写が素敵。

・気付いた誤字等を報告。
>文の口から飛び出したのは、突然の早苗へのプロポーズ
 。(句点)が抜け落ちていた。
>それから三分ほど立ってからであった。
 「経ってから」の方が良いかも。ただ、辞書的には両方ある模様。
>内心気兼ねいなく文と太陽の下で会えるので
 「気兼ねなく」
>文からの制裁は100%の確立でおぞましい物になるのは確定的に明らかである。
 「確率」
―――
前回のこのスレでの意見を踏まえて、喫茶店に行くまでの過程を充実させたのだろうということが傍目にも感じられました。前作よりも流れがすっきりしていていて読み易かったです。

  以上

555西風:2009/08/03(月) 13:54:09 ID:V85wjiuY0
こんにちは。少しスパンが短い気もしましたが、批評をお願いしたくやってまいりました。
作品集は82(最新)、タイトルは『ねがいごとひとつ』です。

頑張ったつもりではあるのですが、やはりいろんな意味でグダグダで終わっています。
今回批評していただくにあたり、二つほど原因を自分で考えてみました。

・東方のキャラが活躍していない(慧音はいるけど、オリキャラみたいなものがメインになっている)
・文体が読みづらい(その、あの などの代名詞が多い。また文章自体が汚い)

この二つです。これらと感想等を含め、何かお気づきのことがありましたら、よろしくお願いしいたします。

ついでにあげさせていただきます。失礼します。

556マサキ:2009/08/04(火) 00:02:32 ID:u9Q1FQ1U0
>>554
ありがとうございます。
とりあえずは前回の問題点は改善が見られてるようですので、今後も精進いたします。

557メリーベル:2009/08/05(水) 21:23:12 ID:zWcCvcJg0
お初お目にかかります。メリーベルと申します。
作品集82の「行き着く先は、何処にかあらん」
作品集80の「紅に染まりし黄昏」 この二つのご批評をお願いしたく、書き込んだ次第であります。

前者は、創想話スレの方で649氏にレビューを戴き、確実に直さねばならぬ所、急転直下型の展開等、を見出しました。
やはり、今一度見直しても展開が急すぎて、自身でも言いたいことを殆ど理解できなく、実に恥ずかしい次第。
秘封の御二人に申し訳なく思える内容だったと、今になって思います。

今回批評をお願いしたい点は、文章の方で御座います。
後者の中で冗長という指摘があったが為、前者に於いて極力短めの文章を作る様にと心がけました。
なので、冗長にならぬ程度にあっさりと描写をし、いらぬ部分をすっぱりと切り捨てるなどをしました。
が、やはりどうもどこか冗長な文章という感じが拭えません。
一作毎に、文章の表現を自分なりに変えて作ってはおりますが、冗長さというものは如何にしても付き纏う様。
治らない癖にでもなっているのでしょうか。このままではただの意味不明な長文かと。
何らかの殻を破る為には、自分一人の力では無理かと思い、皆様方のお力を借りたい次第で御座います。

慣れない敬語の為、多々文章として成り立たぬ様な部分もあり、申し訳御座いませんでした。
どうか宜しく御願い致します。

558名前が無い程度の能力:2009/08/07(金) 00:23:56 ID:nQkQdcNs0
>>555
『ねがいごとひとつ』を読みました。
―――――
一.
慧音は生活の拠点が里にあるので、日常的な話を書くと里の人々を登場させざるを得ないところがあると思う。妹紅を加えても、里の人が顔を出す機会は多い。
なので、慧音に特有な人との関わり方や、人に対する考え方、みたいなものが出ていれば十分に慧音のSSだと思う。例えば、霊夢や魔理沙だったら恐らく同じ展開にはならない。妹紅だって、きっと違った対応をするだろう。
女の子への生真面目な接し方も、見て考える主体としての慧音が出ていると思う。確かに派手な活躍はないけれど、これも慧音の幻想郷ライフの大事な一部と言えるはず。

二.
代名詞は前後の文や語を代理するものなので、付けなくても通じる場所はどんどん削って良いと思う。幾つか挙げてみる。
・被修飾語の内容が明らかで、あえて「その」を使って説明を補わなくてもよさそうな箇所
>数人の村人と、その母親が血相を変えてたずねてきたのだ。
>普段安全といわれている道でも、その危険性は昼とは比べ物にならないほどに上昇していた。
>そのどちらだったとしても、慧音にはもう、かけられる言葉などなかった。
⇒例えば、「その母親」。いなくなった女の子の母親であることは、文脈から分かるので、削ってしまっても良い。「そのどちらだったとしても」という箇所も、すぐ上の疑問二つのことを言っていると分かるので、あえて「その」と念を押さなくても大丈夫かな。

また、主語をつけなくても文意が通じそうな箇所であれば、「それ」を削るとすっきりするかも。
>どう見ても里の人間だった。妖怪であるはずがない。 それは間違いなく、慧音が探していた子供だった。
>それは僅かに考えるだけで、簡単に思い出すことができた。

・代名詞が直前の内言語や独白を受けている場合で、別の表現で置き換えられそうな箇所。
>急いで捜索を開始しよう。そう考えた慧音だったが、その前に一つだけやることがあった。
>ようやく到着した。女の子はいるだろうか。そんな気持ちを抱きながら、辺りを探索する。
>父親に会いたいと願っているのだろうか。そう考えた慧音の心から、安心感が消えた。
⇒方法としては三つ考えられる。第一に、内言語の表現を変えてみる方法。例えば、一番上の文章であれば「慧音としては〜したかったが、その前に……」というような具合に。第二に、「そう・そんな」を含む箇所を、前後の状況に合わせて別の言い方にしてみる方法。例えば「そんな気持ちを抱きながら」を「不安な気持ちを抱きながら」変えることができる。もう一つは、そもそも無くても問題ないからどかしてしまう方法。三番目の引用はどうだろう。「そう考えた」がなくても伝わるような気がしないだろうか。

・文章の美醜については、うーん、リズムの良さや同じ意味の文や語を繰り返さないことなどだろうか。後者であれば「その、あの」を減らすだけでもかなり変わるかも。しかし基本的に必要なことは伝わる文章だったし、汚いと言ってしまっては勿体ないぜ、と思う。
ただ、その上であえて述べるならば、見えている全ての部分を描写しようとして、流れが淀んでいるように感じた箇所があった。例えば、出だしの森の様子。「暗さ」に関する描写が多いのが気になった。

三.
第一印象としては、尻上がりに筆が滑らかになっているな、と。中盤以降はすごく良かったので、前半の情報量を敬遠した人がいたのかもしれない。具体的に言うと、慧音が女の子を見つけるまで。後に回せる情報は後に回すと、話に入って行きやすいように思う。

最後に誤字等。
>夜、闇の帳が降りた森の中、
⇒間違いではない気もするのだけれど、「夜の帳」が一般的という点と、夜と闇は意味的に重複する部分があるので、少しくどく感じるかな。
>見渡す世界は薄暗く、特に足元は真っ暗闇に閉ざされている。すぐそばでは手にした松明が赤々と燃えているが、全ての闇を照らしだすには不十分だ。
⇒少し首を傾げた。松明を肩のあたりにかざしているか腰の高さか、ともあれ、“周囲”よりも足下の方が光源に近いのではないかな。
>おそらく慧音が最も頼れる存在だ思ったのだろう。
⇒「だと思ったのだろう」
>去り際、見上げた半月は、地上へと優しげな光を降り注いでいた。
⇒「降り注ぐ」という語は「〜を」という目的語をとらない、いわゆる自動詞だから、厳密さを求めると少し気になるかも。ただ、どういう状況を言いたいのかは伝わるので、目くじらを立てるほどでもないとは思う。
―――
という具合ですが如何でしょうか。
とりあえず、慧音先生が素敵だったということです。読者の想像で補完した慧音でなく、SSに書かれている慧音が素敵だったということです。
以上となります。

559西風:2009/08/07(金) 13:05:12 ID:vS0mpVgU0
>>558
批評ありがとうございます。
話の内容が致命的な問題ではなかったことに安心しております。

とするとやはり書き方なのでしょうね。
地の文を肉抜きした上で、『その、あの』を出来るだけ減らしてみたいと思います。
省略できる部分は省略したほうがいいでしょうし。
あと前半もできるだけくどくない様に……。

560蛸擬:2009/08/07(金) 21:20:42 ID:VPhWi0Iw0
>>553
遅まきながらご批評のお礼を。
長々と書くとお礼レスが続いて御迷惑でしょうから、簡単に。

心情を題材とするのにあまり具体的な柱があっても…などと考えていましたが、やはり読み手のことを考えればただの手抜きでしかないようにも思えます。
柱を立てて書く、というのが少し課題のような気も。

ともあれ、大変ありがとうございました。

561名前が無い程度の能力:2009/08/10(月) 01:15:20 ID:6CfAQHTg0
>>557
二作品読みました。
まず、『紅に染まりし黄昏』について書かせてもらいます。
念の為、レビューやコメントも確認しましたが、その後修正がされている可能性もあるので、あまりそれらの意見にはこだわらずに見ていきます。なので勿論、コメやレビューを批判したりする意図はありません。
―――
1-1.
さてさて、確かに冗長に感じないこともない。では、どうしてそう感じるのだろう?
第十章までは、普段はカギカッコで挟むような文も地の文に埋め込んでいる。つまり、全てが地の文。けれどそれぞれ区別はつくし、普通に市民権のあるやり方なので、これは別に問題ではない。
なにより、一文一文はとても丁寧に書かれていて、気持ちも伝わってくる。
けれど、少し下がってパラグラフ全体、章全体を見ると、同じ内容が繰り返されていることに気づく。
例として、Prologueの冒頭部分を考えてみよう。

>夢は、いつも唐突に終わりを迎える。
>そして、その終わりは、一寸たりとも変わりはしない。
>その夢の中で、蓮子は、私に微笑みかけて、さよならを言うだけ。
>毎回、同じ。その終わり方は、やはり何度でも、変わらない哀しみを私にもたらす。

ここでは、『その[=夢]の終りは』と、二段目で夢の内容への言及が始まっている。そうすると、主語が変わったりしない限り、その先も夢の話だということは判る。したがって、『その夢の中で、』という句は、特に必要なさそうだ。
次に、三行目の『その終わり方は』はどうだろう。まだ主語は同じだし、これも何とか工夫できないだろうか。ここで、前の文に目を戻してみよう。『毎回、同じ。』という文だ。どうやら、夢がいつも同じであることを強調したいことが窺える。すると、そのニュアンスを次の文に含めることができないだろうか。ちょうど、紫の一人称なので、口語の文章が使えることだし、それっぽい形があればしめたもの。「それ[=夢の終わり方]が、変わらぬ哀しみを私にもたらすこと“も”」(勿論一つの例。手本でなく比較として)。

もう一つ引いてみる。八章の出だしから。
>夜ご飯も食べて、手持ち無沙汰な時間を読書という有意義な使い道で潰す。
>……有意義かどうかは、読んでいる本によって変わってくるのだろうけれど。
ここも、『有意義』な時間という内容が被っている。ざっくりと比較用の例だけ挙げると「〜時間を読書で潰す。それが有意義な使い道かどうかは……」のような感じ。

一文一文が丁寧なのは良いことだ。けれど、意味内容は一文だけでなく、前後、パラグラフ、章、ときには物語全体によっても決まる。書きたい内容を省く必要はない。書かずに済ませられる部分を減らすとスマートになるかもしれない。勿論、繰り返しが有効な場合もあるはずなので、そのときはいわゆるひとつの柔軟な対応で。

   <続く>

562名前が無い程度の能力:2009/08/10(月) 01:17:30 ID:6CfAQHTg0
   <続き>
1-2.
余計な文章があるという指摘も確かに同意できる部分がある。
ただ、もう少し突っ込むと、これには構成上の原因もあるように思えた。
このお話のいわゆる転が始まるのは8章。そこに至るまでの、字数は五千弱、総ページ数では全体の1/2。つまり、後半は一つの章のボリュームが多い。これは、紫とメリーが交互に時を進めていく形式のため、章が増えてしまったものと思われる。あるいは、章のタイトルとの兼ね合いかもしれない(村上春樹の作品をよく知らないので、何がしかの企図があるのかな)
ただ、章を細かくしたために、話にあまり必要ない話題、思考を入れる必要に迫られた、という感じがする。そういう話題を入れるためには、サブプロットが必要だったりするので、その意味では長編にしないと〜という指摘は一面頷ける。しかし、普通に紫のあの挑戦を書く分には、この長さでも十分いける。

個人的に、三章と五章、四章と六章は――時間の近さ的に、最初の部分を一章・二章に移した上で――ひとつの章にまとめても良さそうだと思う。また、藍のTipsも少し余分かもしれない。勿論、もふもふは捨て難いけれど。
加えて、読む側がその移動に追いつけないという難点もある。恐らくは、漫画やアニメのような絵モノでも、あまり短時間に多くの行ったり来たりはされていない、と思う。しかも紫とメリーではやはり精神状態が違っているので、今度はえーっとどっちだ?と確認しなければならない。この忙しなさが、敷居の高さを上げる一因になっているかもしれないとも思う。

2.
という問題
>ご飯を食べてから、部屋に戻り、少し横になるということを伝えると、
>赤信号を無視する、恐ろしい存在というものに。
>事故にあっても、話題はつきるということが無い。
読んだ感じ、くどくなっているかなと感じたものを幾つか引いてみた。要不要を区別する明確な指標は挙げられないけれど、特に「〜というもの/こと」という形の場合は、抜いてしまっても大丈夫な場合がありそうだった。

† まとめ
文章は丁寧だし、ちゃんと伝わる。話もifとして面白い試みだと思った。それにまた結末が微笑ましい。コメントもレビューも参考にすべきだけれど、根拠もなし&具体性もなしの意見はある程度テキトーにスルーしておっけーね。
また、上で言った技術的なことは、書く段階で意識して行うのは難しいので、執筆の段階段階で振り返ってみるのが良いかも。
>秘封の御二人に申し訳なく思える
この意識を持って秘封倶楽部の二人が書きたいと思っているならば、既にほとんどのハードルはクリアしていると思う。必要なものはおいおい揃えれば足りる。ゴートゥーネクストドリーム。
―――
以上です。
ご自身の目的に合わせて、参考になる箇所を参考にしてみてください。
なお、『行き着く先は、何処にかあらん』については、もう少し読んで後日また書かせてもらいます。

   以上

563名前が無い程度の能力:2009/08/13(木) 09:15:32 ID:IBsmhSFcO
そそわの話題がメインのようなのでスレ違いになりそうなのですが、
こちらでArcadiaに投稿したssの批評をしていただくことは可能でしょうか?

564名前が無い程度の能力:2009/08/13(木) 20:10:38 ID:IBsmhSFcO
申し訳ありません。>>623で色々勝手な事を言っていましたが依頼を下げさせていただきます

565名前が無い程度の能力:2009/08/13(木) 20:12:16 ID:yr98H4NA0
もちつけ、そんな未來の事言われてもコマル

566名前が無い程度の能力:2009/08/13(木) 20:12:20 ID:IBsmhSFcO
うわあ623じゃなくて563だーorz
三連投申し訳ないです…

567名前が無い程度の能力:2009/08/13(木) 20:29:14 ID:j84ymDWwO
まあ、そそわに投稿してみてから依頼するのが無難かと。
空気が違い過ぎるから、ああいう場所向けのSSだからなあと思うと、何とも批評し難い気がする。

568名前が無い程度の能力:2009/08/13(木) 20:34:04 ID:yr98H4NA0
いあ、ソソワの場合、初出がソソワじゃないとアウツ!
アルカディアとやらですでに発表してたんなら、それを持ってくるのはイケナイと思う。

569名前が無い程度の能力:2009/08/13(木) 21:42:00 ID:IBsmhSFcO
了解です。扱ってるネタ的にもそそわ向けじゃないんで、別のネタで書き上げた時にまた依頼させていただきます。
お騒がせして申し訳ありません。

570名前が無い程度の能力:2009/08/14(金) 00:29:12 ID:FLN.en9Q0
>>557
今回は『行き着く先は、何処にかあらん』について書かせてもらいます。
例によって、レビューやコメントも確認しましたが、その後修正がされている可能性もあるので、あまり気にせず。
―――
1.
冗長さはどこから来たのか、冗長さとは何か、冗長さはどこへ行くのか。
冗談で書いているわけではない。ポイントはずばり、役割分担、だと思う。

1-1.
7章のお終いで、蓮子が「違和感」の正体に気づく。そして、ここで蓮子は『どうしてだろうね、さっき気付いたのよ。』と言っている。おそらくアイデアが降って来た、というような状態だろう。勿論、作中の人物が突如閃くのが絶対にいけないわけではない。問題は、ピキューンと頭に電球が出ない側。つまりは読者が置いてけぼりにされることだ。2章〜7章を振り返ってみると、違和感があること自体は言及されているのだけれど、その内容については殆ど隠されている。
しかし、ミステリーならともかく、手掛かりや伏線が必ず必要ということはない。一発逆転で急にどんでん返しをするのもありだ。
ただし、そうすると、2章〜7章はいったい何のためにあったのかという疑問が湧く。この部分は、結構分量を取っている――里へ行ったり、魔法の森へ行ったり竹林や妖怪の山へ行ったり。あちこち振り回された、という気持ちになってしまう。
ここでもし、会ったことのない慧音に会ったことがあるような既視感を覚えたり、豆腐屋さんに狐の尻尾をつけた生き物がいたような気がしたり、というような記憶の混乱、というか記憶が複数あるような感覚みたいなものを、挟んでおくとヒントを(こっそりと)出すための章だった、と思ってくれる。竹林ならば、干柿(cf.妹紅)の記憶を思い出して、「あれ、筍じゃなかったっけ?」のようなやりとりさせてみたり。
そうして、各章でこうした具体的な(でも気にせず読み流してしまいそうな)違和感を積み重ねておくと、蓮子がピキューンと気付いた際に、読者も「そういえばあれとかこれとか変なことが多かった!」と思ってくれる可能性が増える。つまり、急展開過ぎるぜ、と思われなくなる。はず。
さらに、それまでの2〜7章がただの前振りではなく、物語の中で役割を持った章だったと思わせることもできる。(綾辻行人作品の幾つか――特にA黒館の殺人はその良い例)

1-2.
一章について。これは幻想郷初日の夜、3章の途中のエピソード、と理解して良いのだろうか。仮にそうだとすると、この位置に持ってくることで得られる効果はどのようなものだろう。(音楽CDについてはあまり明るくないので、ヒントを見逃しているのかもしれない)
ただ、狙いは分かる気がする。印象的なシーンを一番最初に入れようと考えたのではないだろうか。
では良い雰囲気のシーンなのに、どうして少し浮いた印象があったのかと言うと、話題の中心に遠いからだと思われる。お話の中心が、虚構と脱出にあるので、そこに至るプロセスの部分を切り出すと、やはり冗長さの原因になってしまうように思う。
これが、脱出後の会話だと後になって分かるようにしておくと、うぬぬ役割を持った章であったか、と読者が思うようになる。

1-3.
目玉焼きを作るためにフライパンと鍋を火にかける事。あるいは、十人で一つのタマネギを刻む事。
そういうわけで、このお話の冗長さは、作品の柱になる部分に対して役割を持っていない(ように見えてしまう)章があることに由来するのではないかと思う。そしてこれは、個々の文の良し悪しや濃淡とは別にして評価することができる。(よし、そこはかとなく印象派方面と繋がったぞ)

   <続く>

571名前が無い程度の能力:2009/08/14(金) 00:32:39 ID:FLN.en9Q0
   <続き>
2.
冗長さに関わるもう一つの側面。回想シーン(もしくはそれに似た方法)について。

2-1.
2章。出だしの回想風の部分で、現在過去の区別が付きにくい箇所がある。ありゃこれ、現在ではなかったのか、と。
>ある日、唐突な提案を蓮子から受けた。
 ……(中略)……
>その会話が、今や遠い過去の話にも思えてしまう。
そう。どういうシーンを表そうとしているかは確かに分かるのだ。この場所ならば回想というよりは、例えば、夏休み前の教室で休暇中の予定について話しているシーンがあって、次は、車窓から流れ行く景色を眺めているシーンに変わる、というような移り変わりのイメージ。三月精の第11話もこれかな。メリーの意識がその時と一緒に動いているので、両方とも現在として扱われているのではないかと思う。
ただ、一番下の表現を見ると、回想していたように思える。それまでの会話等を振り返って「遠い昔のようだ」と感じているので、回想だったようにも見える。
これは読む側がストーリーを理解する上で、ちょっとしんどい。1章ともまた違う時間帯にいるので、なおさら時を駆けているように見え、戸惑ってしまう。回想とするのか、現在⇒⇒現在とするのか、それを明らかにすると分かり良いかもしれない。

2-2.
これは3章にも言える。
>でも、それもすぐ終わってしまう光景だった
>そんなことがあったからか、村の中を見て回っていたら、村人に避けられてばかりだった。
>「やっぱり、寝袋を持ってくれば良かったかな……」
道を歩いて里に着き、平和な光景に心安らいだのもつかの間、武器を持った村人に囲まれてしまい、結局は解放されたものの警戒が解かれたわけではないため、里に宿を取ることもできず暗い夜道を二人行く。この長いプロセス、特に昼から夜へ移る箇所が、やはり現在⇒現在か回想かで振り回されてしまう。

2-3.
時間の移動が多くなると、読者はついて行くのが大変になってしまう。また、まとまりがない、という印象を感じてしまうかもしれない。随時メモを取ったりして、いつの何を書いているかを確認してみると良いかも。

3.
唐突さについて。これは文章自体と別の話題になっている部分も多いし、指摘しようとしている本人が十分に理解しきれていないので、こう、クリアではなくスペカ攻略みたいな感じ。流し読み推奨。
読み手が困惑したのは、やはり8章以降だろうと思う。まず、蓮子は自分や世界が作られたものかもと考え、記憶が複数あることに気付く。そして世界が暗転した後はメリーも自分達が虚構だと考えるようになる。
けれど、普通に生活していると、自分や世界が悪霊か何かに造られたものでは、という疑い――というよりは、自分が造られたものだと言うことについての確信――を抱くことはそうそう無い。たとえ、記憶が幾つかあっても、大概は勘違いで片づけてしまう。「去年の阪神は強かったなあ」「いや、それ一昨年だろう」「あ、そうか」みたいに。特に、消えてしまって、記憶と照合できない事実が事実と言えるのかどうか。うーん、やっぱり、事実に記憶を当てはめるのではなく、記憶に事実を当てはめて判断するという蓮子とメリーの仕方は、常識と少し違って見える。だから、置いて行かれた感じがするのかもしれない。と言いつつ、並行世界などについては無知もいいところなので、自信は全然ない(やっぱり可能世界とは違うんだろうか)。
あとは、造られ方の説明と言うか、物語の中に文字として造られたのか、データとしてPCの中に造られたのか、という点。蓮子とメリーの現実⇔文字や絵としての世界⇔0・1世界。文字や絵としての世界⇔0・1世界は同じものとして真っすぐ移行できるだろうか。手描きの絵もデータとしてPCに取りこんでしまえば0・1で処理されるから同じと言えそうだけれど、でも現に冊子だけならばまだデジタルではない。ただ、可能性としては対応する0・1文字列があるから、0・1として取り込まれた段階で記憶になるとすれば良い。と考えてしまうと、紙の上だけの二人はまた別の蓮子とメリーということに。現実を取るか可能性を取るかで=か≠かは変わるのだろうか。うぎぎ、混乱してきた。

   <長過ぎるそうなのでまた続く……>

572名前が無い程度の能力:2009/08/14(金) 00:35:59 ID:FLN.en9Q0
   <続き:これで終わり。くどくて申し訳ありません>

† まとめ
一つ一つの文章はまちがいなく伝わっているし、冗長さも前回からずっと減っていると思う。あとは、節と節の繋ぎ目と、各部分の役割の把握。
それにまた、秘封倶楽部の二人はどうやらSF風の世界観のようなのでこういう持ちネタがあると、百合とは一味違った蓮子メリーコンビの話が書けて面白そう。ただ、冒険もので仕掛けを使うときは、具体的に匂わせておくと着いて行き易いかも。
それらの点には、書く前でも書きながらでも、メモやちょっとしたプロットをちょっと作ると役立つと思う。まあ、地図みたいなものなので、あって困ることはあまりない。
―――
以上です。
参考になる箇所を参考にしていただければと思います。

     以上

>>563-569
どなたか、お客様の中に、プロットやメモを公開してくださる勇者様はいらっしゃいませんか?
どのようなやり方をしているか、参考にさせてもらいたいので。

573名前が無い程度の能力:2009/08/14(金) 01:41:38 ID:gYsYpx1Q0
>>572
そそわ作家スレで最近そんな流れがあったような。前スレかな。
実際のプロットは1人ほどロダにあげてた。

574名前が無い程度の能力:2009/08/14(金) 19:02:33 ID:.mj9uj5k0
>>572
まったく参考にはならないと思うけど

「東方創想話作家の交流スレッド その3」にて埋もれた名作うんぬんの流れから

776 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2009/07/28(火) 00:09:13 ID:qAfm1gP.0
「埋もれた名作」→「うもれためいさく」→「埋もれた美咲」

・紅魔館地下拡張計画に従って日夜地中を掘り進める美鈴
・何だかんだ気を回して紅茶とサンドイッチとか持ってくる咲夜
・突然の地震で穴が崩れて閉じ込められる
・火をつけるわけにもいかず、暗闇の中で果たして二人は……!

なんてことばかり考えている俺は一度埋まってきたほうがいいな

781 名前:名前が無い程度の能力[sage] 投稿日:2009/07/28(火) 00:16:46 ID:AUOnZmuY0
>>776
そして地震が総領娘様の仕業だったために責任を感じた衣玖さんが、
空気を読んでいいタイミングで助けに来るわけですね。分かります。

849 名前:776[sage] 投稿日:2009/07/29(水) 03:17:39 ID:dg1oEsok0
>>777-781
お前らのせいでこんなのが出来た。反省はしていない
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1248804993&log=82


まぁ、どこにネタが潜んでいるかわからない、というのと、最初の思いつきから
実際に作品ができるまでの間に色々と変わってくものだ、という例として

575メリーベル:2009/08/15(土) 00:55:40 ID:WyN1Cprw0
>>561-562 >>570-572
こんなに沢山…! ありがとうございます!

なるほど、書きたい内容を省く必要はないのですね。嗚呼、なんという間違いをしていたのか…。
前後の内容、パラグラフ全体を俯瞰して、省略をしてみることにします。
「−というもの/こと」は、クセなのでせうか。
知らず知らずのうちに使ってしまい、それをおかしいと思えなかったのです。
以降はそれを抜いて考えてみます。

>村上春樹の作品をよく知らないので、何がしかの企図があるのかな
実は、そんなに企図がないのです…。
ねじまき鳥クロニクルから、「夢」をテーマにすることを思いついて、それで突発的にもじって使ってみただけでして…。
四文字で動物に関係がある、で、もふもふ狐とかしてしまいました…。もふもふ、余分でした。


具体的な違和感の積み重ね…。読み返すと、違和感、違和感と言っているだけで、実際の事柄には触れていない状態。
確かに、これでは急展開すぎると思われるのも無理はないことでした。
話の中心とならない部分が大量にあることで、冗長さが浮き彫りになっているのでせうか。
時系列の整理整頓が為されていないので、回想か現在⇒現在かが良く分からない状態。
以降は逐一メモにて確認作業を入れてみることにします。

>自分や世界が悪霊か何かに造られたものでは、という疑い
普通に生活している限り、唐突にこういうことを考え始めた場合、流石におかしいですよね。
アニミズム等、原始的な信仰にどっぷりと嵌っていればまた別なのかもしれませんが…。

冊子のうち、手書き、という可能性を考慮していませんでした…。全てPCで一度書かれるものだと思い込んでしまいました…。
うげげ、アナログとデジタル、0と1の境界までも不明瞭で申し訳ありません。。

仕掛けを使うときには、具体的に匂わせる。ありがとうございます、上手く活用していきたいと思います。

576名前が無い程度の能力:2009/08/26(水) 01:45:50 ID:0zViyjZ60
SSの投稿サイトでオススメな所って>>1のクーリエ以外だとどこにあります?
Arcadiaは重度の東方厨が沢山いて気に入らないものにはすぐ罵倒すると聞いたので
ちょっとそちらには行きたくないなぁ・・・

577名前が無い程度の能力:2009/08/26(水) 01:53:31 ID:UQmQyrs6O
厨という言葉を使う限り安住の地はないでしょう。
是非自分のサイトでも作成して、その東方厨がいない環境で頑張ってください。

578名前が無い程度の能力:2009/08/26(水) 01:59:13 ID:0zViyjZ60
ごめんなさい、重度の東方厨ってのは原理主義者や至上主義者って意味で使いました。
気をつけます。

それでクーリエ以外だと自サイトくらいしかないのでしょうか?

579名前が無い程度の能力:2009/08/26(水) 07:42:24 ID:6Djctn1I0
あることにはあるけど、どこも東方を受け付けてくれる雰囲気じゃないなあ。
それに、自分でSS投稿サイト作ったとしてもクーリエの下位互換扱いされて終わるような。
ブログなら別だけど。どっちにしても読んでくれる人は少ないと思う。
というか、わざわざクーリエを避ける必要があるのかね。
まあ、一度クーリエ読者以外からの感想が欲しいというのなら分かるけど。

580名前が無い程度の能力:2009/08/26(水) 08:07:31 ID:kOUM.RoY0
罵倒、批判されたくないのなら書くべきじゃないだろ
書く以上批判・罵倒くらいは覚悟しないとな
多く読んで欲しいならクーリエかArcadiaくらいじゃないか
あとは小説を読もう! が入るか入らないかくらいか
読む人が気に入らないなんてよくあること、まあそこから更に罵倒する人は少ないとは思うが

581名前が無い程度の能力:2009/08/26(水) 08:16:11 ID:NMqdt0bI0
クーリエ、アルカディア以外なら、期間限定だけど東方SSこんぺとか
あと某微笑み動画にもけっこういっぱいSSが投稿されていたりするが、クーリエとは全然空気違うので深くは言わない

そういやdnovelsってネット小説SNSで地味に東方増えてて笑った記憶がある
20ちょっとだけどね

582名前が無い程度の能力:2009/08/26(水) 16:06:28 ID:0zViyjZ60
>>579-581
こちらのほうでも聞いてきました。
じゃあとりあえずどこか小規模な所などで投稿して慣れてきたら大規模な場所に移動して投稿しようと思います。

SS作家がいろいろ語ってみるスレ その23
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1236179437/310-316
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/995/1236179437/318

583柚季:2009/08/28(金) 17:57:06 ID:0ax.29ts0
以前、ここで講評をして頂いた柚季です。
最新作品集にある『或る秋夜のささやかな顛末』のレビューをお願いします。

584名前が無い程度の能力:2009/08/29(土) 00:22:22 ID:uytFN7l.0
>>583
乱文失礼。

冒頭にイェーツの詩の引用を持ってきたのは、読者を引き込むに良かった。
が、本文内でそれほど活かされていない。

最初の描写に風景描写をつぎ込むのは若干問題。
綺麗な始まり方ではあるが、かなり独特な文体あるいは斬新な着眼点を持たないと
引き込まれるものがなく、助長と感じられる。

テーマが秋という茫洋なものである以上、風景描写はある程度必須とも思われる。
風景描写をこれだけ盛り込むのであれば、
風景の変化と美鈴の心理変化とにもっと連動を持たせてはどうか。

風景描写から心理描写への移行が上手くできている。

美鈴の絶妙な機微がしっとりと描かれている分、起承転結の波が小さいので単調と感じられた。

以上。
貴方のSSはかねてより拝見しております。
これからも頑張ってください。

585柚季:2009/08/29(土) 16:43:01 ID:HjAcpWtc0
>>584
ありがとうございます。

冒頭の詩については一応自分の中であの話との繋がりがある一文を持ってきたつもりなのですが、
作中で全くそのことに触れていない上に、
どちらかと言えば、仰る通り読者を引き込む為という理由の方が強いです。

風景描写の冗長さは、確かに反省すべき点でした。
コメントでも指摘して下さった方がいましたが、なるべく季節感を出そうと模索した結果、
必要以上にくどい描写になってしまいました。
これからはもっと少ない言葉でも作中の空気を表せるようにしていきたいと思います。
また、ご指摘を頂いたように風景の変化と心理変化を上手く絡ませるようにしていきたいです。

起承転結の波は、以前からの私の課題のひとつでもあります。
どうしてもメリハリに欠けることが多いので、その辺りを意識していきたいと思います。

講評して頂きありがとうございました。
創想話には今後も投稿していきたいと考えているので、
機会があればまたお付き合い下されば幸いです。

586西風:2009/09/03(木) 20:35:05 ID:eP/dXG2A0
えー、最近非常にお世話になっております。西風と申します。
頑張ったのですがコケた作品について批評をお願いしたく参上しました。
某所でもお言葉をいただいたのですが、可もなく不可もなく、とのことでした。つきぬけるものがないそうです。
逆に悲観的になったせいで読みに来てくれる方が減ってしまった間も否めません。
まぁこれは自分のせいなのでしかたがないのですが、なんとかしてつきぬけるものを書きたいと思っている今日この頃です。
前おきが長くなりましたが、最新作品集の一番下「傘と少女の物語」です。
ご批評、ご指摘のほう、よろしくお願いします。

一度あげさせていただきます。失礼します。

587名前が無い程度の能力:2009/09/05(土) 15:41:09 ID:.yzW1VDQ0
>>586
個人的にギャグが好きなので、ギャグ好きなんて相手にしねえ! と思ってるなら参考にしなくていいよ。

読み辛くない。ちゃんと内容が構成できていると思う。
ということで基本的な部分に突っ込むことは無いかな。褒めるのはここまで。

まず、最初の場面で読む人を遠ざけている。
重い。原作はノリがいい分、対比でさらに重く感じる。
この時点で予想できる展開が、
 ・早苗ボロボロ
 ・次に小傘もボロボロ
 ・神奈子が余計なことをしなければ……
これで各キャラ好きな人が読む気になるかは疑問。ありがちだしね。
でも、これは人によって評価が分かれる部分。君のファンなら読むよきっと!

次に、つきぬけるものを書きたいってところ。
うーん、これって熱い? なんとなく温度は伝わるけど、文章が熱さを冷ましてる気がする。
もうちょっと具体的な説明があるといいね。
例えば、小傘の切り札は和傘だけど、
>「とある地方に伝わる神体。貴方にそれをあげるよ」
何か謂れのある物なのかと思ったけれど判らなかった。まあこれは説明しなくてもどっちでもいい方。
対して早苗の切り札は、
> 覚悟を決め、複雑な印を描き始める。
この複雑な印って何? 早苗は何をしているの? この説明の少なさが内容をすっきりさせ過ぎている。
全体的にもっと肉付けすれば「読みきった……!」って満足感が得られてもっと熱くなるよ。

あと、最後は茄子傘との絆って感じの内容だったけど戦闘場面と乖離して見える。
よくある、取って付けた感じ、というやつ。
何なら、やっぱり勝てない小傘を助けるために颯爽と登場、
早苗を捕まえて上空に飛び上がり自爆天さんごめんギャグしか思いつかない。
まあ悪い意味で、綺麗にまとめようとしてまとめてきれていない、て印象を受けた。
個人的に、終わりはスパッと綺麗な方が感想を入れやすい。

そんなところ。あと細かいところをいうと、熟語は全部漢字の方が見栄えがいいかな。
この内容なら「星と非のネタバレあり」は無い方が読む人が多いと思うよ。


もっと文章に肉付けしてあったら点を入れたい! というのが個人的な感想でした。

最後に、
ストーリーは自分の好きなように描くものだから口出すのは野暮ってものです。
それに該当する部分は無視した方が貴方のためになるかもしれません。すみません。

588名前が無い程度の能力:2009/09/05(土) 16:15:03 ID:muGpx8pI0
>>586
あくまで個人的な意見なので、違う意見の方もたくさんいると思いますのでご容赦を。
初見の時は、序盤で読むのを止めてました。なぜ私は読むのを止めたのかをご参考までに。

弾幕ごっこでこんなにシリアスな傷が残るのが私の中の幻想郷感と違うんですよね。
もちろん、幻想郷感は人それぞれです。ですが、自分のものとかけ離れてる場合は読みません。
個人的に、弾幕ごっこ中はごっこ遊びだから言葉も激しくなるけど、終わったあとはさらっと流す。
そういうさばさばした幻想郷が好きなので、ちょっとどろどろとげとげし過ぎて、ああこれは違うって読むのを止めました。

あっさり傘を捨てちゃう小傘、とげとげ妖怪を見下してる早苗。発端になったのに偉そうに説教する神奈子。
三キャラとも好きなキャラなので不当に貶められてる気がして、あまり気分が良くなかったです。

といったところが、私が最後まで読めなかった理由です。
ご参考までに。

589西風:2009/09/06(日) 00:02:37 ID:CdTYOKvA0
>>587
批評ありがとうございます。
いつのまにか、書いていたものが幻想郷から、東方そのものからかけ離れてしまったのですね。
それに気がつかなかった自分が駄目駄目でした。このあとで三月精のアレを書いて、少しだけわかった次第です。
批評をご依頼した作品には、自分の目で見ては気がつかない欠点が多数ありました。全てご指摘いただいたとおりのものです。
それほどに私の目は曇っていたのでしょう。思えばただ文章を綺麗に書くことだけを考えていました。
数々の疑問を残したまま、読みやすくするためにわざわざ表現を削った(削りすぎたわけですが)結果がこれです。
風景及び心理描写は、入れすぎると読みづらくなるものというのは過去ご批評いただいた様々な方のご指摘で理解しているつもりです。
やはりさじ加減が大切なのでしょう。

>>588
ご批評ありがとうございます。
申し訳ありません。
今まで私は、人が持つ負の欲求、感情(怒り、悲しみ、挫折、苦しみ)といったものを倍増させて叩き込み、キャラにそれを乗り越えさせる方法をとってきました。キャラの成長を楽しむもの、俗に言う王道です。
『本来の東方』ではないでしょうし、合わない方には合いません。ほのぼのを読まれたい方には間違いなく合わないでしょう。
私なりのキャラの愛し方ですし、ある意味で、ご批判は覚悟しております。
ただ、あっさり捨てる、等のご指摘は、本来作品を書き始める前、プロットを組んだ時点で気がつかなければならないことでした。それに気がつかなかったのが悔やまれますし、ある意味でそういった矛盾が残ったままのものを出してしまった自分にも後悔しております。


書き方には問題はなく、読みやすい文章だったということですので、そちらについては今までの成果がでたのはないかと個人的に思ってはおります。
今回は燃やし方を間違えましたね。もっと上手く燃やす方法があったはずです。
というか、『まずストーリーありき』の書き方から見直したほうがいいのかもしれませんね。最近そう思いました。
ストーリーのためにキャラを犠牲にすることが多々ありますから、作品に魅力を感じることもあまりないのでしょう。
SSとしては致命的でしょうね。ただストーリーがほとんど意味のない作品もどうかって思うんですよね……これは個人的なプライドの問題なのでしょうが。そのへんの兼ね合いも大事なんでしょうね……。

批評ありがとうございました。
今後は構成と矛盾について深く考えていきたいと思います。

590名前が無い程度の能力:2009/09/06(日) 01:45:31 ID:5/nl5buk0
>>586
既に二件入っているので、なるたけ被らないようにします。
―――――
早苗。
早苗のセリフは天然&初めてずくしの異変でやりすぎちゃったテヘ、くらいに理解している人が多いのかも(私はそうだったりする)。舞い上がっていただけならば、でも後に傷を残すような言い方は止めようね、で済むのだけれど、今回の話では後々まで下に見る態度が続いてしまった。個人的には、はしゃぎ過ぎた⇒お説教、くらいの流れだと安心できたかな。

神奈子様。
確かに、傘を拾うほど親切な性格ではなさそうだけれど、命にかかわる説明をせずに丸一日放っておいた事が、やっぱり少し気にかかる。しかも後で謝るくらいなら、と。ただ神奈子様もわりと暴走するからなぁ。「力が欲しいか?」に関しては、日常業務だから、ネタ被りとまで心配することはないと思う。

実は、早苗視点のところを読むのがちょっとしんどかった。
戦闘がつまらないのでも読みにくいのでもなく、なぜ早苗パートが長く続くのかと疑問に思った。いわくありげな傘を持った小傘と棄てられた茄子傘の未来が気になっている所だったのに。
「小傘と茄子傘の絆」という主題で突き進むならば、早苗に関しては軽く触れる程度で良かったようにも思える。ただ、『少女』として早苗を扱うのだとすると、今度はすこし物足りない気がする。帯かタスキか。
- - -
と、指摘させて貰ったものの、正直「つきぬけ」た作品がどういうものか分からないので悩む。つきぬけていない作品に何かが不足しているのなら、それが「パワー」なのか別のものなのか(ギャグなら勢いは重要だろうけれど)。
ところで、「書きたいもの」と言う時、その「もの」って何だろう。「神奈子様のヒミツ営業日誌を早苗が発見」みたいなストーリー(ネタ)なのか、「神奈子の苦労を知って、自分も頑張ろうと思う=成長」みたいな主題なのか、どちらなのだろう。ストーリーを語ることと文章で主題を示すことは、一致まではしないと思う。
で、今回の話をもし「小傘と茄子傘の絆」が主題として見ると、最後の方でも早苗との関わり方の変化(早苗自身の成長も含む)がそれなりの比率を占めてしまっている印象。勿論、それが足りないものとは明言できないけれど、王道ものにとって主題が霞むのはあまりよろしくない事だと思う。主題は張り付き⇒速攻撃破でキッパリと、の方が看取し易い。

※補足
ストーリーを重視するのは全然悪い事でないと思う。ストーリーの中でキャラクターが生きているのだし。
ただ、ノンセンスも忘れないであげてー、というのはアリススキー(キャロルの方)のささやかなお願い。

最後に誤変換?な箇所。
>関心の声こそ漏れたものの
⇒「感心」?
―――――
良い点は、他の方も触れている通り、文章の基礎体力。読み易い、意味が通るというのは強みだと思います。
     以上

591名前が無い程度の能力:2009/09/06(日) 01:50:39 ID:5/nl5buk0
それから。
>>573
>>574
遅くなってしまったけれど、ありがとうございます(でも本当は、自分が遅いのではなく時間が過ぎるのが速いだけなのだ。間違いない)。どちらも参考にさせてもらいました。
これはあの作品、とすぐ分かりました。二通りも考えてあったとか、色即是空大河といい凄すぎ……。

プロットやメモについては、やっぱり、最初からガチガチに固めないほうが余裕をもって書けるんでしょうね。キュピーンと来た発想から話を書き出しつつ、地図も作っていくというのは実感に合う。書いてみるまで分からない事は多いし。
しかしなんというか、776さんの発想には脱帽。
- - -
あと、何回かレスをさせてもらいましたが、大事な留保を忘れていました。
必ずしもクライマックスやテーマが存在する必要はないのでした。アリスとか百合シーズとか蒔岡シスターズとかも、これといって特別な山場みたいなものは無いですよね多分。でも面白い。ということで付け足しさせていただきます。

592名前が無い程度の能力:2009/09/06(日) 13:55:50 ID:itWc6qZY0
>>589
>>588です。誤解を招いてしまったようで。
決して、あなたの幻想郷感や書き方を否定しているわけではありません。
なぜ今回のお話は評価が得られなかったのかと悩んでいるようでしたので、
私が読まなかった理由をその考察の一助にしてもらおうかとサンプルとして提供しただけです。
私の理由が普遍的だとも思っておりません。

ただ、私もSSを書いてきた経験上、後に禍根が残っているようななものよりも、
弾幕ごっこの後はきれいさっぱり水に流している方が受けがよいというかニーズが多いように感じています。

なので、今回の作風を貫きとおすのであれば、途中で読むのを止められてしまうなどの逆風に負けない、
それこそ突き抜けた文章を書かないと中々評価の得られない状況になるのかなと思います。

593名前が無い程度の能力:2009/09/06(日) 19:57:49 ID:CdTYOKvA0
>>590
ご批評ありがとうございます。
やはりある意味で矛盾の塊でしたか。
テーマも重く、そのテーマすらぐちゃぐちゃであり、読むだけの価値もないとなれば、どなた様も無理をして読もうというお気持ちにはなられないでしょう。
きっと、点を入れてくれた皆さんも、そういった意味では、大分無理をして読んでくれたのかもしれません。
悲しいことですが、受け止めなければならない事実です。おまけに誤字もあるとは、お恥ずかしい。
今回、焦りがそのまま作品に出てしまったのかもしれません。
いいわけですが、今思えば一個前に色々あったので錯乱したのでしょう。誰に何かを要求されたわけでもないのですが。
他人様が百合を書くのは自由ですし、イチャやカプを書くのも自由です。まぁ、この辺はどす黒くなるのでやめておきましょう。

>>592
特段否定されているとは感じませんでしたが……
ある程度は覚悟の上で書いていますので、その見解からのご意見もわかります。
といいますか、今さらですが、何か違うなとは思っていました(件の作品)。
とはいえあれだけのことを言ったキャラが仲良くしてるのも個人的に違和感が大有りでした。
もっと殺伐としていてもという思いから度を越して殺伐とした結果ですね……。


いろいろ書き直していたらお返事がおそくなってしまいました。ごめんなさい。
あらためて周りをみると、上の人たちが一杯います。
投稿しづらくもなってきましたし(作風的にアレだし他の方々のアレを折るのもいやなので)本当に難しいですね。
明らかに私が平均点下げてますし、一時期は投稿=恥さらしとなりかけたことに恐怖していました。
とはいえ、ようやく折り返し地点を迎えた気持ちです。
今まではずっと綺麗に書こうとしていましたが、それが問題ではないことがわかった今、次は『何を書くか』ということにシフトできます。これが一番難しいのですが……。
>>592様がご指摘されているように、この路線を続ける限りは、よりよいものをよりたくさんの人に読んでいただきたいという目的を達することは相当難しいことでしょう。
今は修行の意味もこめてちょっと路線を変更してみようなどと考えている次第です。
よりいいものをご提供できるように頑張るべきだと思いますし、読んで喜んでいただけるのが何よりのことですから。

594名前が無い程度の能力:2009/09/16(水) 14:19:25 ID:5JOdJ8So0
はじめまして、田北と申します。
プチの最新作品集(49)にある「三人が得をする日常」の批評をお願いします。
自分の作品は起承転結がどうもはっきりしないのと、
行間に頼りがちな節があるのではないかと……。
それも含めて、文章やストーリーに違和感がないかを指摘していただきたいのですが。

595名前が無い程度の能力:2009/09/16(水) 15:18:59 ID:YTOKmSrI0
>>594
個人的にギャグが好きなので、ギャグ好きなんて相手にしねえ! と思ってるなら参考にしなくていいよ

ほんわかしてて和む。こういうタイプは読みやすくていい、評価も良い
ストーリーに問題を挙げるとどうでもいいところしか指摘できないと思うので無し

文章に問題があるとすれば、
台詞が連続で並んでいて3人が交差して喋っている部分は少し読みにくい
口調でキャラ付けしているので判らないことはないけど読んでいる人に一発で理解させられるとは思えないところ
あと地の文も、例えば「笑ってた。すっごい笑顔。」が誰が笑っているのか後の文脈から推測するまで判らなかったり
ちょっと説明不足が否めないんじゃないかなあ、とも

あと自身で「起承転結がどうもはっきりしない」「行間に頼りがちな節がある」と書いている通り
全体的にふわふわしてる印象を受ける。掴みどころが掴み難い?
これもやっぱり文章の問題かなと思う


とか。ただ、こういうのは説明不足気味の方がいい気もする
挙げた点をきっちり改善したとして受けるかどうかは判らない
もっと何作も書いた後に自身で見直して「ここは伝わりにくかったかな」とかやんわり思うんじゃないだろうかー

596名前が無い程度の能力:2009/09/16(水) 16:11:50 ID:5JOdJ8So0
>>595
批評ありがとうございます。

全体的に説明不足ということでしょうか。
注意して読み返すと確かに、
情景や会話を読み手の脳内補完に任せてしまっている感がしました。
掴みどころの点については、自分の力不足という他ないです。

こういうものはやはり語彙と、文章力の問題なのでしょうか。
目下のところは伝わりやすい文を目標に頑張りたいと思います。
本当に、ありがとうございました。

597過酸化水素ストリキニーネ:2009/09/19(土) 19:24:47 ID:PAM0qohE0
批評をお願いに参りました。
今作品集(作品集86)に投稿させて頂いた「仮想花葬」をお願い致します。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1253043268&log=86

フランドールの「気が触れている」という設定に対し、
別の角度からアプローチをかけようと思い立ち、書き上げた次第です。
言葉遊びや台詞回しに頼る余り、説明不足や描写不足を起こしていないかを懸念しております。
地の文よりも会話文に重きを置いたものではありますが、
地の文に不足があったやもしれません。

どうぞよろしくお願いします。

598名前が無い程度の能力:2009/09/19(土) 20:46:17 ID:bcAqFcYI0
>>597
創想話を見るようになってまだ日が浅いが、非常に良い作品だと思った
>言葉遊びや台詞回しに頼る余り、説明不足や描写不足を起こしていないかを懸念しております。
という事だが、少なくとも風景描写あたりは意図的に減らしていることが分かるし、この作品には
特段風景描写はいらないんじゃないかと思えてきた
そもそも説明というのは「何故この登場人物Aの心情が動いたのか」を示す為のものである
(「Aは感動した」のは何故?と思う所に「感動的な物語を読んだから」という説明が入る)と個人的には思っているので
その心情の変化が(少なくとも俺には)自然に伝わってくる以上、OKなんじゃないかと

心理描写については、台詞に気を使った分、台詞で十分にキャラの心が描かれていて読み取れるし
ついつい読むのをゆっくりにさせられるので(何故かはよく分からないが、文体の影響か?)、
地の文を吟味させられるというか、良い意味で脳内補完するから何の問題もなかった

しかしこのタイトル、「誰が」仮想して「何を」葬るのか考えると面白いな

599名前が無い程度の能力:2009/09/19(土) 21:48:37 ID:ZyL8rBFI0
凄いSSで尊敬できるのだけど
「やだ、マゾに目覚めそう」がリズムというかその辺の雰囲気壊しててちょっと……
それとも狙ってるのかしら?
あとフランドールの能力間違ってるような……

600みずあめ。:2009/09/20(日) 02:10:29 ID:Y/SzdHUI0
改名してからははじめまして、みずあめ。と申します。
最新作品集(作品集86)の『恋の糸』の批評をお願いできますでしょうか?
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1253254755&log=0

こいしがふとある時どこかの迷路に迷い込むというお話ですが、
このSSを書くにあたって気をつけたのが、「迷路をさまよう時、展開が単調になってしまわない」ことなのですが、
最初の1、2章の部分が冗長すぎたのではないか、もっと上手い展開はなかったのかと今では反省しております。
他にも、展開的に不自然なところ、文章のおかしいところ、気がついたことなどありましたら、
指摘、アドバイスしていただけると幸いです。

どうかよろしくお願いします。

601名前が無い程度の能力:2009/09/20(日) 02:20:50 ID:Ta/2RpL6O
>>597
あくまで個人的にですが、心情描写に重点を置きすぎて、それ以外の描写が薄かったように感じました。
そのときの状況、例えばフランドールの暴走突入場面はちょっと分かり辛かったです。私の場合、何度か読み直しました。
背景描写がもう少しあると、場面が掴み易かったかもしれません。
言葉遊びなどは、とても楽しかったです。
と、拙い批評ではありますが、少しでも参考になれば。

602名前が無い程度の能力:2009/09/20(日) 04:58:41 ID:GyAsf5mg0
>>600
設定解釈が綺麗に話に混ざり合って、とても完成度の高い作品だと思いました。
こいし一人称ですが、無意識でなく意識的であることにも必然性がありますし(無意識状態の一人称話ってねえ)、
恋の迷路の形の精神に、アリアドネの糸、恋糸(こいし)、ですか。上手いなあ。

設定(?)部分で気になったのが2点。無意識の部屋と胡蝶夢丸。
こいし曰く「無意識をあそこまで規則的に構築して」迷路を造り上げているのに、何でもないところで無意識の部屋が入るのがやや不自然に感じられました。
存在するのなら、扉というよりは壁の割れ目だったり床下だとかそういう部分にありそうなイメージ。
無数の扉というのはその表現なのでしょうが、構造としてはその内側に咲夜がいるのが不自然で、フランの部屋のすぐ外とかにあるのが綺麗かなぁと。
後者。パチュリーの部屋で胡蝶夢丸を飲むシーンの直後に実際に薬が効きはじめるのは、やはり多少ご都合主義的な感が否めない。

読んで面白い「物語」にするにはそういった演出は必要なのでしょうが、解釈や話の整合性を重視するならば上に挙げた点が個人的には気になりました。
前者に関してはイメージの違いとか、個人差のレベルの問題でしょうが。

それから、冒頭の展開について。
確かに最初の掴みが弱いかなという気はします。腰を据えて読み始めるところまで読者を読ませれるかというと少し疑問。
フランとの邂逅をもっと早めに持ってきて、迷路の描写とかはその後に少しずつ入れていくとかは、どうだろう。
んー、あまり有意義な改善案は出てこないです。すみません。

603退紅あらめ:2009/09/20(日) 10:55:24 ID:Xk7zdjnEo
はじめまして、失礼いたします。
批評をお願いしたく参りました。
最新作品集(作品集86)の『はるよこい』をお願いします。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1253181810&log=0

自省している点としましては、特に冒頭部分(霊夢が転寝するまで)が
冗長であったかと思うのが一点。
(ただどう絞れば良かったのか、考えあぐねているところなのですが)
冒頭で一定の読者を追い払ってしまうことになってしまっていたのではないかと考えております。
もう一点としてはやはり、結果的に日常の短い切り取りに終始して、
盛り上がりに欠けたものになってしまったように思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

604過酸化水素ストリキニーネ:2009/09/20(日) 13:08:35 ID:JxBu2gcs0
多くの批評、ありがとうございます。

 ・台詞について
マゾ云々台詞につきましては、レミリアが茶化して冗談を言ったということで差し込んだものです。
特に深い意図はありませんでした。

 ・フランドールの能力について
どう間違っていたのか文面だけでは判断がつかないのですが、
知らずの内に私の自己解釈が説明もなく紛れ込んでいたかもしれません。
以後気をつけたいと思います。

 ・描写不足について
以前こちらで批評をお願いしたときにも、心理描写以外の部分が足りないとご指摘を受け、
その改善に努めましたが、やはりほとんど改善されていなかったのでしょう。
偏った描写だけではやはり場面は掴みにくくなる、肝に銘じておきたいと思います。

>>598 >>599 >>601
皆様、ありがとうございました。

605名前が無い程度の能力:2009/09/20(日) 14:21:05 ID:bNmpborw0
>>603
あのー、これ凄い素敵な作品でした。
ちょっと昔の短編少女漫画のような趣で、日常に対する慈しみと季節の
移り変わりに立ち現れる叙情、そうしてそれを愛しいと思う霊夢の健やかさが
感じられて、とてもよかったです。
あと、妖精をこうやってちゃんと人間とは違う精神として描いたものってあまりない
気がして、そういう意味でも唸りました。可愛らしくて繊細で、とてもよい作品だと思います。
特に「ぱさぱささん」や「春が来たよ春が来たよ、躰の裡で声がする」などのあたり、
凄い好きです。

で、気になってらっしゃる点ですけれど、「日常の短い切り取りに終始した
盛り上がりに欠けたもの」になっているというのはこれはもう仕方がないのでは?
そもそも明確な盛り上がりがない日常に潜む叙情を描き出すことが目的のように思えます。
そういう意味では冒頭で一定の読者を追い払っていると云えるのでしょうけれど、
その解決策はあまり思い浮かびません。

あえて云ってみますと、気になってらっしゃる導入のあたりはモノローグとして処理するのではなく、
シーンとして霊夢の動きを絡めながら春にまつわる事柄を想起していくように書くと、
多少入りづらい感は緩和されるのかも?

あと、この作品の中で一番可愛らしくてポイントになるところは、リリーが「だって、春が来たんだもの!」と
云って指さした先にあるのだと思うのですが、それに至る伏線がやはり回想の中に紛れているので、
もうちょっと明示的に霊夢があの蕾のことを気に掛けている描写があると、
全体の流れがひきしまって盛り上がりがでるのかもしれません。
ミステリーじゃないので、リリーが指さした時点で「ああ、あれのことか」と読者が気づく
くらいでいいんじゃないかなぁと。

あと気になったのは、最後のオチ的な部分がちょっと急ぎすぎているように感じました。
流れ的に短くまとめたかったのかなと思いますけど、今の形でまとめちゃうには内容が多くて
ちょっときつかった気がします。

でもうーん、ぶっちゃけ全部今のままでもいいような気もするんですが…w
「日常の短い切り取りに終始した盛り上がりに欠ける作品」のままで素敵だと思います。
なんかお役にたてなくてすいません。

606みずあめ。:2009/09/21(月) 02:16:35 ID:TFGI.Xd20
>>602
批評ありがとうございます!

 ・無意識の部屋について
 >存在するのなら、扉というよりは壁の割れ目だったり床下だとかそういう部分にありそうなイメージ。
 これについてはまさにその通りだと思います。もう少し随所に無節操に点在させてもよかったし、規則的に
部屋を配置させるにしてもそれについての納得の行く説明を怠っておりました。

 ・胡蝶夢丸の効果のタイミングについて
 >多少ご都合主義的な感が否めない。
 これもやはり仰る通りだと思いました。効果のタイミングをずらして効き始め>パチュリーの部屋で初めて
なぜ夢が恐ろしくなったのか、その理由がわかる というような展開もありえた、と思います。話の展開を
すっきりさせるための恣意的な選択だったと認めざるを得ません。

 ・冒頭の掴み
 これについては、やはり今指摘をいただいてはっきりとその重要性を認識しました。
 もう少し最初の方でリズムがよくなるような展開を考え、読者の方を物語の中につなぎとめておく工夫が
必要だった、と反省しております。
 解決策については、いただいた意見を参考に自分で色々考えていきたいと思います。

 ありがとうございました。

607パレット:2009/09/24(木) 05:05:26 ID:U5L4DHpw0
はじめまして、パレットと申します。批評をお願いしたく参りました。
最新作品集(作品集87)の『道行く先に』をお願いします。
書いた人として現状気になるところは、以下のような感じです。

・短めにまとめることを意識していたため、神綺の背景の描写を、作者が思う必要最小限に留めた。
 →神綺の白蓮への言葉に、読者から見た説得力が欠けてしまっているのでは?

・ちょっと締めの文が弱くて、終わり方が唐突に感じられるのでは?

もちろんこの二点以外にも、何か気づいたことや思ったことがあれば
教えていただきたく思います。どうかよろしくお願いします。

608パレット:2009/09/24(木) 05:09:38 ID:U5L4DHpw0
っと、URL貼り付け忘れました。こちらになります。

ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1253661531&log=0

609名前が無い程度の能力:2009/09/24(木) 16:50:03 ID:V6csOrug0
>>607
正直微妙という意見。全体的にふにゃふにゃして何が言いたかったのかよく判らん
白蓮と神綺が出会っていることを描く。それだけが先行している、という印象を持った
説明度が足りないかな、と。100% 理解している作者さんには体感できないことだけど

本スレにかなり好意的なレビューがされていたのでそちらも参考にされてみては
外道だと思ったらこの意見は無視しても

610名前が無い程度の能力:2009/09/24(木) 19:17:30 ID:Mx9TxNLM0
地霊殿SSを執筆予定です。
勇儀やパルスィで旧都を舞台にという構想もあるのですが、旧都って原作ゲームでも雪が降ってますよね。
降雪の様子を盛り込みたいとも思って居りますが、でもどうして地底世界で雪が降るのでしょうか。
ご教示頂けると幸いです。

611パレット:2009/09/24(木) 23:16:36 ID:8hrPfg7w0
>>609
ご意見ありがとうございます。
いちおう自分なりには「白蓮と神綺が出会っていること」とは直接関係無い、
もうちょっと違うことを描いたつもりのお話でしたが、言うとおり、
説明度みたいなものが足りなかったのかもしれません。
そう、書いてる人は理解してるつもりなんですが、読み手に伝えるのは
また別に難しいものだと再確認させていただきました。

612名前が無い程度の能力:2009/09/24(木) 23:26:20 ID:fUOFlm2M0
確かに3面は雪降ってるけど何でかは知らないw

613名前が無い程度の能力:2009/09/24(木) 23:52:15 ID:xTcIsFsc0
まあ、冬だから雪降ってるのは当然だね

614名前が無い程度の能力:2009/09/25(金) 06:20:27 ID:TA7bYi6o0
って勇儀は言っているがそれ以上は言及されてなかったな
構造について言及しないのがSSを書く上では一番穏便に通ると思うが
流石に地中で水蒸気と雲のサイクルを作るのは難しいよなぁ・・・

615名前が無い程度の能力:2009/09/25(金) 10:28:50 ID:AGHSFkZA0
雪を降らす程度の能力の妖怪がいるということにすればよくね

616名前が無い程度の能力:2009/09/25(金) 12:56:37 ID:To/V1XdM0
住人含め皆が雪だと思ってるけど実は何かの胞子……だったら危険すぎるな

617名前が無い程度の能力:2009/09/25(金) 15:43:28 ID:yogV35A60
>>614
地底世界とはいっても、黄泉の国のような
全く別の世界なのかも。でも太陽は拝めないんでしたっけ。

>>616
マリンスノウっぽい感じ。ちなみにこの名前付けたのは日本人なんだってさ。
その正体はおりんりんが大好きなものなんだけどね。

618百円玉:2009/09/25(金) 18:09:09 ID:lV0Z5w9M0
はじめましてこんにちは、百円玉と申します。
こちらでご好意で批評して下さるということで参りました。
よろしくお願い申し上げます。


『毒の在渦』:ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1253706047&log=0

まずはメディの話を書きたいと思い当たりまして、踏み切ったのですが、
途中から設定やエピソード等を付け足していった結果、物語的に破綻していないか気になります。
正しい日本語が使えてるかどうかも怪しいです。
客観的なご意見・ご感想をお願いします。
あと、悪い箇所はボロクソに言って頂いて構いません。
作者はMですし、叩かれないと分からない性質ですし。
それぐらいで凹む訳にはいきませんので。

それでは、よろしくお願いいたします。

619万年初心者:2009/09/25(金) 20:44:15 ID:meEskN8k0
始めまして。万年初心者と申します。
批評していただけると聞いて飛んできました。
よろしくお願いいたします

『輝夜のお仕事がんばる!』:ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1253872458&log=0


2〜3度、繰り返し読み返せるものを作りたいと思って書いたのですが、伏線(というかセリフの関連づけ)が、
私の意図したとおりに伝えることができたか不安です。

また、私の文体は、読みやすく伝わるものなのでしょうか?

お手柔らかに……いやいや、読後感や、「ここはこうすればよい」といったようなことを教えていただければ幸いです。
率直なご意見お願いします。

620名前が無い程度の能力:2009/09/25(金) 21:07:44 ID:meEskN8k0
>>618

ネタバレ注意








読みました。
特に日本語の間違いとか、読みにくい部分は無かったように感じます。
物語も破綻するようなことはなく、問題ないと思います。

ただ、

私だけかもしれませんが、
幻想郷での『段幕ごっこ』というのは、各人がこだわりや美意識を持った楽しいお遊び、競技、といったイメージがあったので、
スペルカードとかで肉体などが傷つけあうのは、正直「あれっ」という感じがしなくもなかったです。

あと、寺子屋の5人の子供なんですけど。
物語の展開的に、殺す必要はあったのかな〜、と。
重体とかでも良いんじゃないか、という気がしました。(これは私の願望ですねw)

621名前が無い程度の能力:2009/09/26(土) 02:20:31 ID:pu5.x.UA0
>>619
それじゃあ柔らかめに
・昼寝が伏線?
・文章の構図が読み易くない
・読後感は最後のアレしか残らない
・こうすればよい、なんて言い出すとキリがないからひとつだけ。この内容なら最初の行は要らない

柔らかくするのと率直なのは矛盾しね? とりあえずこれだけ。

622名前が無い程度の能力:2009/09/26(土) 02:42:55 ID:p7AnOdmk0
>>619
ネタバレ注意

無駄に長くなくて読みやすかったと言えば読みやすかった
>姫様が寝ている間は
これが伏線かな?
あるいは>別に寝なくても死にはしません が永琳の自虐か

とりあえず、「鈴仙」と「うどんげ」の混用が気になった。混用と言うか、書き換え忘れ?
ついでに言えば、薬士は薬師じゃないか?少なくともメジャーなのは後者だと思うんだが・・・

初めは地の文(作者)が超客観的にストーリーテラーを演じているのに
途中からノリノリになってツッコミ役に近づいてゆく(鈴仙と同化してゆく)のは拙いと思った
○○、と鈴仙は思った、と書いているので完全な同化はしてないんだが
しかしあまりにも鈴仙のツッコミが多すぎて、これなら語りをいっそ鈴仙視点にしてしまっても
問題ないんじゃないかとすら思ってしまった

>>621も言及しているけど、読後感は「ふーん」で終わり
作者の意図としては、兎たちの不評とのギャップで驚かせたかったのだろうけど、
その場合は永琳からの独白がもう少し多くあれば、「ああ、輝夜も役立ってるな」と感心できたかもしれない

623万年初心者:2009/09/26(土) 03:53:19 ID:6IljonC.0
>>621
ありがとうございます。
柔らかめは冗談です。率直にお願いします。

>>622
ありがとうございます。
伏線は機能してないみたいで……独りよがりだったか……

>とりあえず、「鈴仙」と「うどんげ」の混用が気になった。混用と言うか、書き換え忘れ?
書き換え忘れです。

>初めは地の文(作者)が超客観的にストーリーテラーを演じているのに
>途中からノリノリになってツッコミ役に近づいてゆく(鈴仙と同化してゆく)のは拙いと思った
>○○、と鈴仙は思った、と書いているので完全な同化はしてないんだが
>しかしあまりにも鈴仙のツッコミが多すぎて、これなら語りをいっそ鈴仙視点にしてしまっても
>問題ないんじゃないかとすら思ってしまった
いいわけさせてください!
最初から鈴仙視点です。第三者視点に見せかけた鈴仙視点のつもりで書きました。

>その場合は永琳からの独白がもう少し多くあれば、「ああ、輝夜も役立ってるな」と感心できたかもしれない
あえて永琳の独白をできるだけ抑えたんですが……完全に裏目に出てしまったみたいですね。

624万年初心者:2009/09/26(土) 04:03:14 ID:6IljonC.0
ああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!

やっちまってた!
地の文に作者視点はいってた!

ご指摘ありがとう御座います。

orz

625名前が無い程度の能力:2009/09/26(土) 08:10:55 ID:pu5.x.UA0
>>621に追加
オチが弱いなー、と
輝夜のアレは連中の悪評を覆せるようなものだったのか、と思うな
そう見せたいのなら、それに呼応する伏線をもっとはっきり書いておくべきだし他にも色々対処があるかと

あとコメント欄は作者の意図してないことがガンガン書かれるけれど、
それは読者にうまく意味を伝えられていないことの表れかな、と最近考えるようになった

626退紅あらめ:2009/09/26(土) 09:35:33 ID:2qrt3OGoo
>>605
批評ありがとうございました。
お礼が大変遅くなってしまいもうしわけございません。

ご指摘の通り、そもそも日常の、ちょっとだけ特別なワンシーンをえがくことが目的でした。
ただ、雰囲気系の作品は難しいことも多いと承知の上で投稿した作品でしたが、
頂いた評価を思いますと、何が不味い点だったのだろうと考えてしまいまして。浮かんだのが先にあげた2点でした。

>リリーの台詞
一言しか喋らないリリーの台詞なのに、読み返して沈んでいるなあとは感じていました。
読者にはパッと気づいてもらえるようにしておくか、
読者にも曖昧にして、でもノーヒントじゃなかったという形にするか、迷いながら書いていて、
結局自分が迷った曖昧なままで終えてしまったのがぼんやりしてしまった原因かなあと今思っております。

>オチ
仰る通りだと思いました。
どこが一番自分に甘かったかというとこの箇所でした。
最初に書こうとしたものが上手く書けず、
じゃあ何か挿話してまとめよう→メインの後の余談は長いとだれる
の流れの元、勢いで短く話を括ったものでした。
勢いで読ませるには人を疲れさせる文章だったと反省しています。


自分でだけ考えるのではなく、ひとの言葉を文章で頂くとまた色々考えることができました。すごくありがたかったです。
あと素敵と言って下さりありがとうございました。
おっかなびっくりやってきたのでかなり嬉しかったです。

本当にどうもありがとうございました。

627名前が無い程度の能力:2009/09/26(土) 10:34:56 ID:.lBDmogI0
>>619
上の人とかぶるかもしれないけど、気になったところがあるので
この話は「実は輝夜がこんな働きをしていた!」っていうのがまさに話の核心なので、やはりそれの伏線を分かりやすく張ってたらよかったと思う
正直、あなたの言う「セリフの関連付け」がどこのセリフを意味しているのか、いまいちよく分からない
後からもう一度読み返して、俺が伏線?と思えたのは「輝夜は昼過ぎまで寝てる」っていう描写くらいかな

あと輝夜の働きを知っている(というか、その恩恵に預かっている)永琳まで、皆の前で輝夜の生活習慣を批判していたのには違和感が残る
たとえば、てゐが姫の生活習慣についてああだこうだ言うけど、永琳は曖昧な言葉しか返さず、姫を甘やかしすぎとか言われても苦笑を浮かべるだけ。その永琳の態度の意味は……みたいな構成にした方がオチ部分と上手くつながったのでは

長くなったけどかなり主観入った感想なんで、まあ適当に聞き流していただければ。
でも二作目にしてはかなり上手い方だと思います。
ひょっとして創想話以前にも(東方以外にも)どこか別の場所で書かれていたのかな?
これからも頑張ってください。

628名前が無い程度の能力:2009/09/26(土) 10:46:38 ID:.lBDmogI0
あ、あと追加。
視点を整理されたようですが、まだ前半の鈴仙視点の部分で「永琳」「輝夜」の表記のままの部分があるので、それぞれ「師匠」「姫様」に統一した方がいいかと。

ただ、前半を鈴仙一人称にしちゃうと、後半の輝夜と永琳のシーンが三人称になってる関係で、かえって読み手の混乱をきたすような気がしなくもない。
個人的には、やはり前半も(鈴仙視点に近くても)三人称の方が良かったような気が。
まあこのへんは好みの問題かも。
どうしても途中で人称を変えたいのであれば、それを読み手に意図的に伝えるために、改行を多くするというのも手だと思います。
あるいは、間の行になんらかの記号(「◇◆◇◆」みたいなやつ)を挿入して、場面転換を強く意識させるとか。
今のままだと、鈴仙一人称視点からいきなり三人称視点に転じてる感じがするので。

また長くなってしまったw
まあこれだけ細かいこというのも、あなたに期待してるからなので。
次の作品も楽しみにしていますね。

629百円玉:2009/09/26(土) 10:47:52 ID:f46VYRcE0
>>620
読んで頂いてありがとうございます。
まずは読み難くはなかったようで、安心しております。


>私だけかもしれませんが、
>幻想郷での『段幕ごっこ』というのは、各人がこだわりや美意識を持った楽しいお遊び、競技、といったイメージがあったので、
>スペルカードとかで肉体などが傷つけあうのは、正直「あれっ」という感じがしなくもなかったです。
はい、作中では弾幕は『ごっこ』ではなく『決闘のやり方』として描きました。
決闘は生死を賭けるものとして、そこに魅せる必要は無く、相手を傷付ける為ということで。
もちろん、普段の『ごっこ』は殺傷能力の低い弾が使用されているという前提ありきですが。

>あと、寺子屋の5人の子供なんですけど。
>物語の展開的に、殺す必要はあったのかな〜、と。
>重体とかでも良いんじゃないか、という気がしました。(これは私の願望ですねw)
言われて気づいたその必要性。う〜ん……。
書いてる最中は殺さない展開を考えておりませんでしたが、たぶんそれが一番手っ取り早いと思ったのでしょう。
それに構想の段階でメディは死ぬと決めておりまして、人間側にも相応の被害をと。
『罪』は殺しに最も重きを置き、最上の被害は『人が居なくなる事』と考えました。
(直接描写はありませんが、安楽死を選ばれた子供も居るとか……)
でももしかしたら単にシリアスの度合いが増すから、とか考えていたのかも。

ご批評、誠にありがとうございました。次のものの糧にさせていただきます。
それでは失礼いたしました。

630名前が無い程度の能力:2009/09/26(土) 13:18:43 ID:jBhZCqhQ0
>>618
簡単ですが、批評させていただきます。

○蝶々と蛾とカマキリのメタファー
  最後の蝶々と蛾の対比は成る程、と思いましたが、その他のメタファーの使い方としてはちょっと疑問点が。
  カマキリはメディスンの恐怖として使われてますが、それにしては弱いかなぁ、と。
  カマキリが蝶を捕食する場面でメディが蝶々に同情を寄せたりしていれば次は私の番などと考えるかもしれませんが。
  
  でも、メディスンが捨てられたのって結構長い期間ですよね。その程度の食物連鎖は何度も目にしてるのでは?

  もっと”そもそも”な記憶、例えば自分を捨てた人間の後ろ姿とか、遊んでいるけど飽き飽きしたつまんなそうな表情とか、
  そういう方がメディスン的にはクるものがあるのかなーと感じました。

  蝶々に対するメディスンの想いも、よく分かりませんね。
  蝶々になりたいのか、蝶々を超えたい(殺したい)のか。羨望か、憎しみか。
  曖昧です。という回答も有りかも知れませんが、それでも立ち位置の表明は欲しいかな。
  その辺がはっきりしてるとわかりやすいかも知れません。


○こわけーね
  怖いですね、けーね。
  教え子を殺された無念は辛苦あまりあるものと存じます。

  が、ここまで直情的な動きをするキャラクターでしたでしょうか?
  確かに、教え子を殺された無念はあると思いますが、今まで里の警護等を行って人死には耐性があるはずです。
  そう簡単に激情に駆られ、メディスンを討つでしょうか。
  妖怪による人死にが出る度にぶっ飛んでぶっ殺してるようなキャラに見えてしまいます。

  個人的にはただメディスンを殺したい為だけに登場したキャラに思えました(的外れだったらごめんなさい)
  それなら、けーねは子の親を止めて、でも子の親は辛抱たまらず…の構図の方が”けーねらしさ”が見えると
  思ったのですがどうでしょう?


○メディスンなんで*んでしまうのん?
  上とも、>>620様とも関連します。
  そもそも、メディスンを殺す必要はあったのか、という話。
  実際、正史ではまだ死んでませんし、悲劇性を付与する為だけに殺すのも勿体ない気がします。
  後で、蝶々と蛾の話が出てることから、メディスンにも充分生き残りのチャンスがあったはずです。
  ここは殺さず霊夢をもっと悩ませてもいいのでは、と感じました。


○スーさん。
  メディスンとは斬っても切れない関係。
  メディスンの二次創作を書くのならとても蔑ろにできない要因ですよね。

  しかし、すいません今回のスーさんはよく分かりません。
  現れ方もカマキリの暴虐にあえぐメディスンが、

  > ――助けて……鈴蘭さん…………

  と、独白する所から始まりますが、なんでメディスンは鈴蘭なんぞに助けを求めたのか。
  そして鈴蘭は何故メディスンを助けたのか。
  スーさんは何故人間を襲うメディスンに同調し、かつ、メディスンに策を与えるなど、積極的に与しているのか。
  鈴蘭を攻撃された時、スーさんもそれに気づいているはず。何故メディスンに伝えないのか。
  
  そしてラストは逃げたのか、死んだのか。
  
  全部を事細やかに説明せよ、という訳ではありません。
  ただこの当たりのバックボーンを少しずつ、作中に散りばめたり、匂わせたりすると作品に深みが出てきます。
  

−−−
こんな所でしょうか。
参考程度に捉えていただければ幸いです。

631百円玉:2009/09/26(土) 14:56:47 ID:NDjmnpT60
>>630
ご批評、誠にありがとうございます。
こんなにもご意見を頂けて感謝のしようもありません。

>○蝶々と蛾とカマキリのメタファー
はい、作者としてはメディの複雑さを出せればと思い、様々な切り口で表現したつもりでした。
ですが結果的に広く浅くなってしまって掘り下げるまでには至っていないようです。
これでは複雑さを追求しているのではなく、読者に押し付けてる気がします。
仰られている事もごもっともですし、今後の課題です。

>○こわけーね
>○メディスンなんで*んでしまうのん?
>個人的にはただメディスンを殺したい為だけに登場したキャラに思えました
ズバリです。心臓止まりそうでした。
子供死ぬ→一番怒るの誰?→けーね→じゃぁブチ切れさせよう……とかなんて安直さ。
これでは別に慧音でなくても務まります。さらにキャラの『らしさ』が出ていない。
「殺しに重きを置いて」とか言った割には死ねば簡単に悲しい話になるとかどういう中二脳なんでしょう。
二次作品においてそのキャラのらしさが大切なのを改めて感じました。

>○スーさん。
メディは鈴蘭と小さな人形の両方ともをスーさんと呼ぶようにしていました。(伝わっているか怪しい)
メディにとってはどちらも同じ『スーさん』で、ここでも『蝶々と蛾』に掛けてあるとかなんとか……。
小さな人形の方は他の妖怪に寄生するような立ち位置にしたかったのです。
そんな事はどうでもよくて、いづれにしてもやはり掘り下げが足りないようです。
作者の中での設定を現状で描き切ったつもりでしたが、全然まだまだダメダメです。


長くなりそうなのでここらで。脳内反省文は未提出です、すみません。
ですがこんなにも読んでいただきまして、本当に、言葉に出来ません……。
参考程度なんてとんでもなく、家宝にします。
この次投稿するものは必ずや、貴方を唸らせるものを書きます。書いてみせます。
ご批評ありがとうございました。失礼しました。

632くしゅあ:2009/09/26(土) 23:28:16 ID:i1TbSuYU0
はじめまして。くしゅあと申します。
たびたびこのスレは覗かせて頂いておりましたが、今回初めて書き上げることが出来たので、
ご好意に預かろうと思い、投稿させていただきます。批評お願いいたします

『とある夏の日の話』:ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1253974782&log=0

緋想天/非想天則の方から一部ネタを流用しているのですが、作中で書いた方がよろしいでしょうか?
また、少し展開が早いかな、と思う部分があるので、率直なご意見をお聞かせ願いたいです

処女作なので、というのは言い訳にしかなりませんが、間違い、アドバイス等、ご教授お願いします

633名前が無い程度の能力:2009/09/27(日) 00:22:31 ID:wup.6mcE0
>>632
普通に面白かった。すらすら読めるし、無難なキャラ作りをしている
無難は目立たないことでもあるし、点数が獲得できることは保証できないけど

挙げられている点では、美鈴の下りが速いかなと思った。事情はあるにしてもこの書き方では急に泣き出してるように思えたりもする
それから後半ぐだぐだになっている印象もあるけれど、読者に問いかけるような形になっているのは考えさせられて良かった
あとは各行の頭のスペースがたまに無いところがあるのはそれほど気にすることでもないけれど意味があったりするのかなあ

634名前が無い程度の能力:2009/09/27(日) 00:50:00 ID:wup.6mcE0
>>633に追加
書き忘れていたが、ネタ流用はあんまり明記する必要はないと思う
それが必要なら本編で説明すべきだし、必要でないなら後書きくらいに書いておけばいいというのが個人的な意見

あとリンクから飛んだので気がつかなかったが、作品集の表示で見るとタイトルのインパクトが異常なまでに弱いのでこれから注意した方が

635名前が無い程度の能力:2009/09/27(日) 02:43:08 ID:sO4wdXwE0
>>632
とりあえず違和感を感じた場所をいくつか。

>「パーティって、今日?私も行くわ。 暇だし」
「!」や「?」の後に空白がないのは置いておくとしても、句点の後に空白があるのは違和感がある。
なので、特にこだわりがないなら空白を空けずにおくのがいいかと。

もう一点が、全体的に三点リーダとダッシュが多用されていてテンポが悪いところ。
多用したくなる気持ちはすごく分かるけれど、どうしても使いたいって場面だけに抑えるのが吉。
投稿前に音読するなり、読み上げソフトに読ませると、その辺りの判断がしやすいので、
誤字チェックもかねて試してみてはどうでしょうか。

636万年初心者:2009/09/27(日) 08:54:33 ID:gjBn0f6A0
>>625>>627>>628
ありがとうございます。大変参考になりました。

>永琳は曖昧な言葉しか返さず、姫を甘やかしすぎとか言われても苦笑を浮かべるだけ。その永琳の態度の意味は……
うわあ、そっちの方がスマートですね。

637くしゅあ:2009/09/27(日) 10:25:29 ID:Fwqwq3DY0
ありがとうございます。
投稿してみて思ったのですが、誰かに読んでもらえるっていうのはすごくうれしいことだと実感しました。

>>633-634やはり、展開が強引すぎますよね…
もうちょっと伏線を置くなどして、自然に持っていける方がいいとは思うのですが……要勉強です
スペースは、特に深い意味はないです。書いてたときに段落を意識していたので、そのままになってしまったみたいですね…
タイトルはつけないまま書いて、そのまま思いつかず…というのが実のところです
確かに目につかなければまず読んでもらえないですよね…勉強しておきます

>>635空白については、完全に失念してました。ご指摘ありがとうございます。
スペースに関しては…某作家の影響を多大に受けてしまっていて、なかなか抜けない…病気みたいなものになってしまってます
自分でも一応自覚はしておりましたが、なるほど、確かにくどい部分がありますね
読んでいてテンポがいい作品、というのはついつい楽しくて先に進んでしまう、というのを思い出しました。自分の場合ですが。
投稿前に数回黙読しただけだったので、音読・読み上げソフトはぜひ検討させていただこうと思います

一つの作品を書き上げる、ということの難しさと大切さを知ることができ、やってよかったと思いました。
しっかりと自分のものにしていきたいと思います。
アドバイスありがとうございました。

638不夜城レッド:2009/10/01(木) 00:00:56 ID:AP9Po0Lo0
前作品でもこちらでお世話になったので、また懲りずに来ました。

創想話の最新作品集(87)の

「八雲式マーボー豆腐の作り方」という作品の批評お願いします。

639名前が無い程度の能力:2009/10/02(金) 00:42:36 ID:OcOC/XfY0
>>638
主題は「不器用な藍が式神を作るに至った出来事(心の動き)」と仮定して以下の文を。

これを主題とすると、橙を式神にしたのはリンを救えなかったことに対する贖罪なのだろうか?
それともリンみたいな死神に狩られてしまう存在を発生させないための対処?
どちらにせよ、考えられる描きたかった心の動きというのは喪失感かな
それにしては、最後の部分で曖昧にされているのが不満点

以上が読者視点の批評。

蛇足かもだけど、作者視点で判断すると一人称で書く地の文が微妙だった
キャラの動きを端的に描いているけど、キャラの考え方がほとんどなかったのが
あと体言止め多用したりちょっと読みにくい部分も

640不夜城レッド:2009/10/02(金) 17:25:21 ID:jIu64zEw0
>>639

批評ありがとうございます。
自分でも痛い所突かれたなあと実感してます。

体言止めぜんぜん意識していませんでした。
次から意識して気をつけるようにします。

本当にありがとうございました。

641名前が無い程度の能力:2009/10/02(金) 18:24:15 ID:PMHJ9Es.0
>>638
ありがちな主従モノかなーと思って読んでいたら、意表をつく構成に驚かされました。
麻婆豆腐や猫絡みのギミックなど、物語を動かすのに非常によく機能していたと思います。
書きたいものは十二分に伝わってきました。

さて、全体を通して気になったのは心理描写の薄さでしょうか。
理解はできるけど実感を伴わない、というのが正直な印象です。
特に藍がビンタするシーンでは、強くそう感じました。
紫へのコンプレックスが背景にある、というのは読み取れるのですが、
こういった激しいシーンをサラッと流されてしまうと、
どうしてもチープ、もしくはご都合主義な感じになってしまいます。
もう少し尺を費やして、タメのような部分を作って欲しかったところ。

といっても、心理描写というのは言葉を尽くせばいい、というものではないので難しいところなのですが……。
これは色々な小説や他の方のSSを読んで学ぶしかないと思います。
詩的に仄めかすように書いてみたり、下手したら鬱陶しくなるぐらいストレートに書いてみたり、
書き手の個性が出るところです。頑張ってご自分のカラーを模索してみてください。

あとは、掴みに失敗している気がします。
とらえどころのない、仄めかすような描写というのは、それはそれで魅力的なのですが、
実は読み進めるのに結構なストレスになってしまいます。
物語の筋が見えない冒頭ともなると、それはなお更です。
創想話の読者さんはお金を払って読みに来ているわけではないので、
面倒くさそうだな、と思ったら、読むのをやめてしまう方が大半なのではないでしょうか。
より多くの方に読んでもらいたい、とお考えなのでしたら、
開始十行、できれば一行で物語の核を提示して、自分の世界に引っ張りこむぐらいの勢いが欲しいところです。
もっとも、そのせいで書きたいものが書けなくなっては意味がないので、
そこはご自身で折り合いをつけて頂くしかないのですが。

最後に、文章作法で気になったところを箇条書きで。

・鍵括弧で始まる行に字下げは必要なし。
・「!」や「?」の後には空白を。
・「…」や「―」は「……」や「――」といったように2個セットor4個セットで使う。

意図的に守ってない方もいますが、特に意図するところがないのでしたら守った方が良い決まりです。
他にも色々ありますのでググって調べてみて下さい。

私からは以上です。

642639:2009/10/02(金) 19:15:03 ID:OcOC/XfY0
言いたいことが伝わってくれているならいいんだけど、
正直>>639は変なものを目指して逆に判りにくくなった気が。外してたら作者さんイラっとくるだろうし

一応自分で考えて書いてはいるけれど
どストレートにどこどこが悪いと言うか、
そこに、ここはこうすれば良いと付け加えるのか、
それとも文法だけに留まった指摘だけにしておくのか、作者さんとしては何が一番欲しいんだろう?

643名前が無い程度の能力:2009/10/03(土) 22:50:04 ID:8NnOb67A0
>>642

横レス失礼。
気持ちは分かるが、どんな批評であってもそれを受け止め、活用するのは作者しかいないわけで、
そこは上手いこと伝わっていると言うことを期待して信じるしかない。

今回指摘された事を上手く作者が理解できているのならそれで良いし。
もし、理解されていないのなら、次作の作者のコメ欄にでも書けばいいんじゃないかな。

>どストレートにどこどこが悪いと言うか、
>そこに、ここはこうすれば良いと付け加えるのか、
>それとも文法だけに留まった指摘だけにしておくのか、作者さんとしては何が一番欲しいんだろう?

特に要求事項がない場合は一通りみちゃっていいのでは、と思うけど。
でも、大抵ここに聞きに来てる人は何かしら”自分に足りない物”を求めてきてるわけだから、
読んでる時に一番致命的だと思ったところを言ってみるのが一番じゃないかな。

一レビュワーの戯言として、参考までに。

644名前が無い程度の能力:2009/10/04(日) 04:10:26 ID:ItHeGo2w0
駄目な部分を叩き出せってかー
実際、「怒る」のではなく「叱る」ようなことなんだろうな

645名前が無い程度の能力:2009/10/07(水) 00:23:52 ID:xGvfih.c0
でも、此処のレビュアーさんは凄いと思うよ。
批評だけ読んでても見入っちゃったもの。

646十把ひとからげ:2009/10/08(木) 17:18:44 ID:Nbxd/j860
初めまして。十把ひとからげと申します。
批評をお願いしたいと思いまして参りました。以下の、

アーリーデイズ(上)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1244642610&log=78
アーリーデイズ(下)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1253580568&log=87

を、お願いいたします。

内容は魂魄妖忌の視点で描く、妖々夢の過去話です。
書いた者としても、いくつか上手くない点は見つけているように思うのですが、どうも、自分だけの判断ではまいちぴんと来ないところがあります。
どなたか自分以外の方のご意見を伺った上で、今後の参考となることがないかどうかと思い、こちらに書き込みさせていただきました。

どうぞよろしくお願いします。

647Spheniscidae:2009/10/09(金) 02:12:04 ID:8p/B.iR.0
 お久しぶりです。Spheniscidaeと申します。
 拙作の批評をお願いしたく参りました。

 作品は、今作品集の「かくて賽は組み上げられた」です。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1254667049&log=88

 殊更テーマ性を強調せず、人里の日常を描いたのですが、どうやらそれほど受けがよくなかったようです。ただ、いくつかコメントの批評が飲み込めないということもありまして、自分では何が悪かったのかが明確に把握できていません。
 そういうこともあり、ここの方々の意見を伺い、以後の作品制作に生かしていきたいように思っています。。

 表現やストーリーなど、様々な面から忌憚なき意見を是非とも宜しくお願い致します。

648名前が無い程度の能力:2009/10/09(金) 21:19:33 ID:dpb57DZE0
読者です。忌諱なき意見をということで。

>>647
目の前に映る景色を描写しているのか、理科子が連想しているものなのか分かりにくい。
また、理科子が連想しているのか、それとも関連した設定を補っているのかも分からない。
現れる人や景色がどういう意味を持つかではなく、どんな様子かを書いてほしいと思った。

人里の日常が主題なら、人や事物に対する作者の判断を書くことは控えてほしかった。
そのせいか、地の文が読むに耐えず、言い訳がましい、自分の好きに判断させろと思った。
読者は、理科子に興味はないし、彼女がどういう考えを持っているかに興味はない。
理科子が東方キャラクターに、既によく知られているという設定も受け入れられなかった。
もし、理科子を登場させたいなら、彼女らに知られるようになった過程こそ書いてほしい。
人里の日常が書きたいなら、彼女は彼女で、名前を持たせる必要は無かったと思う。

逆に「理科子」が物語の主役なら、お話がひとつも始まらずに終わってしまってる。
転がりそうなイベントは幾つかあったのに、承けもせず次の起に移ってるという印象。
その上、理科子の考え方や態度は、物語の初めから終わりまで、何ひとつ変化してない。
かといって、物語にアクション性があるというわけでもなかった。

>反応の結果、目的のものができたと知るや、思わず
科学者というなら、再現性や誰もが納得できるなどにこそ、拘ってほしかったです。

649名前が無い程度の能力:2009/10/09(金) 21:41:40 ID:ca6McxqM0
>>647の方が短かったので先に読んだ

様々な登場人物と話をしている中に、理香子がどうして科学を研究しているのか問われるシーンが多くある
対比も多いし、多分これがテーマを考える一助になるのかな
それで、人里の日常と理香子の日常という全体的な対比から見えてくるのは「理香子は異端」だという事実
最後の「成功の象徴たる〜」というくだりにはそれが叶わない意味が含まれていると取れる
最初と最後だけ見たら軽い成功譚なのに、細かく読んでいくと気力がガンガン削られるな
文章についても、地の文に相手を見下している感じが出てて演出に一役買っている
読むにつれて溢れ出てくるようなやるせなさは素晴らしいと思えるほどだった

つまりテーマとは「探求者の孤独」だ、と結論

それでいて異端描写があまりエグくない(強調されていない)ところを見ると、
序盤に出てくる「幻想郷は何でも受け入れる」という言葉が味わい深く感じるね
文字通りでも、自嘲でも、何とでも捉えることができる
このマイルドさがまったりと呼ばれる所以か

文章の書き方についていえば……>>648に先を越されてるよぉ。とりあえず大体最初の空行までと同じ
描写ではなく感想を書き連ねている部分がちょくちょくあったね

>>647に書いてある意見への返答としては
・受けが良くなかった
→テーマが暗い。あと文章の書き方。これらについては上を参照
・コメントの批評が飲み込めない
→難解っぽいのは、13は判らないが12については「テーマが受け付けない」って言ってる
・何が悪かったのか
→テーマを全うしているがテーマ自体に拒否反応を起こす人がいるんじゃないかな


そんなところで

650名前が無い程度の能力:2009/10/10(土) 13:38:09 ID:kiXA7Pas0
>>646読んだ。これ書くと連レスになるのは見逃してくれ

朴念仁と言われるような妖忌が、けれど誰かに対して心を動かすことを主題に置いているのかな
それだけでなく群像を描き出すことにも焦点を置いていると思ったり、他にもいろいろ
でもそれには不完全燃焼な印象を受ける

ギミックは上手い。でもそれは原作への橋渡しに対してのこと
上に書いた主題に対して生きているとは思えない
……ああ、ギミック主題なら何も問題はないが、
物語はギミックのためにあるんじゃない派な自分には受けなかった

他には、上や全体として見ると細かい気配りがあってよかったけれど、
下の後半は感情が突っ走っていて受け入れられにくいかもしれない
二点だけ挙げたけれど、やっぱお話として盛り上がりに欠けると思うよ


あと長い

651Spheniscidae:2009/10/10(土) 23:25:51 ID:4LFJWFVs0
>>648
 まずは批評有難うございます。

>景色の描写か、理香子の描写かわかりにくい。
 元々、ある程度三人称と一人称の入り混じった文体を好んで書いてはいます。
 ですが、そのせいで描写がわかりにくくなってしまったようです。
 また描写が淡白過ぎたことも影響するでしょう。
 もう少し描写を鍛えていきたいと思います。

>人里の日常か、理香子か
 理香子の主観を意識して書いたことが、却って日常へ没却することを難しくしてしまったようで申し訳ないです。これも上記と同じく、もう少し客観の描写に終始すればよかったかもしれません。
 ただ、言い訳するのならば、旧作で霊夢らとやりあっている人里唯一の科学者・朝倉理香子はおそらく人里で既に相当知られた人間ではないか、と思いました。それゆえ
 結局のところ、日常を描こうと思いつつ理香子を描いてしまったことが、これの中途半端さとなってしまったようです。

>再現性
 これは完全に失念しておりました。
 文系の私の思考の外にあった、と言えるでしょう。リアリティに欠けているとのこと、言い訳しようもないです。



>>649
 >>648氏に続き、批評有難うございます。

>テーマを考える一助
 実は、さしたるテーマも考えず書きたいように書いてみました。
 それをここまで深く掘り下げて頂けるとは、本当に光栄です。

 で、暗いテーマだ、というのもつまるところ、私の書く物がそういう空気を帯びている、ということなのかもしれません。殊更意識したことではないのですが……
 見下しているという点も、ある程度意識しないでもなかったのですが、"自分の地"が出てしまっているのかもしれないです。

 異端描写があまりエグくないのは、あまりそれを主題にしようと思わなかったからです。
 ガチガチのシリアスにはしたくなかったのです。

>意見の返答
 非常にわかりやすく書いて頂いてありがとうございます。
 これらの点を改善すべく、これからも努力していこうと思います。



 お二方にそれぞれ真摯なコメントを頂けて、非常に光栄に思っております。誠にありがとうございました。
 これからも御鞭撻のほど、宜しくお願いします。

652バーボン:2009/10/15(木) 08:36:59 ID:gDA6tZvEO
作品集89に投稿した「秋めく滝と河童と天狗」の批評をお願いします。
ほのぼのした日常は殆ど書いた事がないジャンルなので、どこをどう改善すべきかさっぱりわかりません。

653名前が無い程度の能力:2009/10/16(金) 02:53:39 ID:sC/Q0ciI0
>>652
長すぎなさそうだったから読ませてもらった(以下ネタバレ注意)

椛の方は(公式で喋っていないので)何を以ってして「それっぽい」と言えるのか分からないから保留するが
にとりの言動は俺の中のイメージと合致していてよかった

一番困ったのは舞台(椛の家)のイメージ
滝の裏に掘っ立て小屋が建つという地形のイメージができなかったのと
まいなすいおんを感じたり滝の音がする(どちらも水が地面にぶつかった場所でのみ生じる)というと
かなり滝の下方にあるのだろうか?と思ったが、常時「ドドドド」と音のうるさい場所に住んでいるとしたら
椛が不憫で仕方が無い

将棋によって二人の心理状態(特に、独白の使用できないにとりの心理)を表すというのは面白いが
流石に二人が遊ぶ3回が3回とも将棋というのは読者的に飽きる
作者が将棋に詳しいのならば、いっそ二人が「どういう戦法を取っているか、どこに打っているか」まで言及して
「にとりは普段なら〜に打つところを、〜と攻めていた。〜という迷いがあるのか?」というように
将棋=にとりの心理描写そのもの、というレベルまで深めるのもありだったかもしれない
(将棋の小説的ポジションが中途半端なのが一番よろしくない)
もちろん、説明口調になってしまって読者が引くという諸刃の剣であるが・・・

描写から言って、椛は犬耳設定(パタパタと動く〜から)なのか?
とすると、聴力自体がにとりとは大きく違うだろうし、形状もイヤホン挿すにはちょっと・・・
作中でも椛自信が懸念してはいるものの、もう少しイヤホンを挿すという行為が
椛にとって大事であるというように扱って欲しかった
(もしくはにとりが椛用イヤホンを作って来るとか。そうすると片耳ずつのイヤホンができないが)

で、片耳ずつのイヤホンに作者が萌えたのなら、「にとりと椛がコードで繋がる」という
感動的な情景をもっと描写して欲しかった
結局最終的な心理としては「にとりのライブを聴けるようにという心遣い」と
「ライブを聴けること」の二つが椛の感動の源として扱われているが
この二つが全く独立した感動になっているように感じられる
「椛が感動する自然な流れ(プロセス)」を追っていくと自然と
「にとりの思いやり」→「が、録音された音楽とイヤホンという形で具現」→「しているが故にライブ演奏がより美しく感じる」
という流れになると思う。
この2番目のプロセスが描写されて無いということは、読者に脳内補完を強制している事になるので
あまり良くないのではないかと

後、「そもそも椛はこれで感動するのか?」というそもそもの点に突っ込みを入れたい
①ライブの、恐らく一等席ではない場所で、②録音行為そのものに関しては素人であろう河童が
③こちらの世界の録音機器よりは劣っているであろう録音機で録音し④ライブの映像もなく
⑤プリズムリバーの「音」は収録されても「音の幽霊」は収録されていないであろう曲を
⑥しかもそれをヘッドホンではなくイヤホンで片耳で⑦とどめとばかりに滝の音までする場所で聞く
と、考えるとライブの録音って無為な行為ではないかと読了後も思えて仕方が無い
にとり自身「ライブ≠ただの演奏会」だと説明しているわけだし、
ライブの価値というのは実際に参加してこそ分かるものじゃないかね
で、「ライブが録音されて、椛も聞くことができる」というそれ自体に物語上の価値を感じないが故に
上段落の椛の感動プロセスがより重要になってくる訳だが

後、やたらと「秋めく滝」がタイトルでも、地の文でもその美しさというか詩的表現の為に多用されているが
読み返してみると、秋である必要性も、滝が存在する必要性も殆どないな
むしろ、ライブが主であるのなら、「滝はもう見慣れて何ら感動を齎しえない」という
椛の「無感動」あるいは「ルーティンワークという苦痛」の役目を負わせるぐらいでも良かった
それにより「にとり(とライブ)という刺激」の椛にとっての素晴らしさ、がより押し出される
(シンデレラの舞踏会に参加する貴族がブサイクである程、王子は引き立つ、ってこと)
作者が風4面を好きなのかもしれないが、
感動の強弱を付ける為にはあえて切り捨てなければならない要素もある事を考慮すべきかな

と色々書いたが、文章表現自体は途中で殆ど崩れずまとまっていて良かった

ちなみにこの作品の着想元ってもしかしてipod広告の東方キャラシルエットバージョンなのか?と邪推したり

654十把ひとからげ:2009/10/16(金) 08:07:27 ID:3LQi2mYg0
>>650様 批評ありがとうございました。

 主題が曖昧ではっきりしないようだという点は、
 自分でも自覚していることなのですが、不得意なところです。

 思いつきで一か所一か所書きはじめてからシーンをつなげているのが悪いん
だかわかりませんが、たしかに自分で意図が不明瞭になるのを途中で気づいた
ままにして書き進めているようなことがしょっちゅうあります。

 ご指摘いただいたことを今後のためにできるかどうかは自分次第なので、わ
かりませんが、できるかぎり、汲み取れたことを生かしていけるようにとは思
います。
 ご批評有り難うございました。

655名前が無い程度の能力:2009/10/16(金) 10:45:12 ID:bp2afxBU0
>>652
ほのぼのを書く意味が見つからないなら書かなきゃいいのに
これはほとんど批判だが

「滝は良いものだよ将棋は楽しいよ」と「ライブは良いものだよ楽しいよ」がかち合ってる
どちらも語りたいならもっと文章量を増やすべき
短いんだから主題は絞っていかないと

656バーボン:2009/10/16(金) 21:45:14 ID:FltkIGtQ0
迅速な批評、二つもありがとうございます。

>>653
今回は冗長にならないように心がけたのですが、結果的に必要な部分まで削ってしまっていたようです。
>「にとりと椛がコードで繋がる」という感動的な情景をもっと描写して欲しかった
これなんかは正にその通りです、今見返してもここは書き込むべき所でした
で、「ライブが録音されて、椛も聞くことができる」というそれ自体に物語上の価値を感じないが故に
ここも上に同じく、描写が欠けている故の違和感なわけですよね

>後、やたらと「秋めく滝」がタイトルでも、地の文でもその美しさというか詩的表現の為に多用されているが
>読み返してみると、秋である必要性も、滝が存在する必要性も殆どないな
>むしろ、ライブが主であるのなら、「滝はもう見慣れて何ら感動を齎しえない」という
>椛の「無感動」あるいは「ルーティンワークという苦痛」の役目を負わせるぐらいでも良かった
ここも言われてみると一利あると思いました
ただ、山に生きる天狗にとって、
見慣れたとは言え、自分のアイデンティティに密着した自然にマイナスイメージを負うってのがイメージ出来なかったんです
椛にとって滝は単なる仕事場ではなく、生きる世界その物のように考えていると捉えていましたから
もっとも、それを納得させるだけの描写が欠けていたと言う事は認めざるを得ません

将棋の扱いに関しては、書かれている通りに心理描写を担ってるわけです
>流石に二人が遊ぶ3回が3回とも将棋というのは読者的に飽きる
ただ、そもそもこの描写は将棋以外では成り立たないと思うのですがどうでしょうか?
例えば将棋・オセロ・囲碁だったとして、そっちの方が違和感を覚える気がしてならないのです
それともここの描写もザックリ削るべきだったんでしょうか?

家の場所とか、耳とか、そこら辺は深く考えてませんでした
そういう所も突き詰めないと違和感が膨れますね、気をつけます

まとめると、全体的に読者を納得させるだけの描写が足りていない、と言う事でしょうか
>感動の強弱を付ける為にはあえて切り捨てなければならない要素もある
ここも良く考えてみたいと思います

着想元は無いです、完全に飛んできた電波です
ついでに言うと風4面は大好きです

>>655
「書く意味がみつからない」わけじゃないんです
「書いた事無いからどう改善していくべきかわからない」んです
書く意味と言っても書きたかっただけなんですけどね

主題がかち合っているのは、全く自覚がありませんでした
自分の中ではそれら全部ひっくるめて「(椛視点の)幻想郷平和だよ綺麗だよ」ってのが書きたかったのですが、
やっぱりその中でイベント同士が上手く噛み合わなかったみたいですね
主題を絞る、気をつけたいと思います

お二方とも、批評ありがとうございました。

657目玉紳士:2009/10/17(土) 06:47:04 ID:nV9cV.uE0
最近、と言うかついさっきリニューアルしました『幻想レーサーズ2007』について批評をお願いしたく存じます。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1239629083&log=74

話の内容は幻想郷でカーレースをやると言う物ですが、実際にお話の中でレースをしているかと言うとそうでもなく、むしろ『既にレースじゃないよねコレ』とか言った感じのツッコミを頂いているお話です。
実は少年漫画の展開を作ろうと思って書いたお話だったりもします。なんだか書いた自分でもイマイチ説明しにくいお話です。

まずはストーリー面の評価、次に文章面で直した方が良い所等、意見を頂きたく思います。
また、『群像劇』と『燃え』とを念頭に置いて書いたお話ですので、そちらを満たせているかの評価も頂ければ幸いです。

頂いた意見は現在企画中の『幻想レーサーズ2009』に生かしたいと思っております。
よろしくお願いします。

658名前が無い程度の能力:2009/10/23(金) 22:35:11 ID:8EBSTsmQ0
…久々にスレを開いてみたら時間が停止しててワロス
誰だよクイックタイム使った奴

だけじゃなんなので、超亀だがちょっとだけ読んで感想
もう10分程度しか読んでないので、それを割り引いて取って下さい

>>657
発想は面白いと思う
文章力もあると思う(多分)
たださすがに文章が切れすぎじゃね?
同時進行のストーリーが…えっと何本だっけ?
多すぎて把握し辛い

二次創作で描写が(既に読者がキャラを知っている分)一次より有利とはいえ、
群像劇にするなら多分複数話かけて、各人物毎に取り上げていった方が良いと思う
ドラマとか小説とか何でもそうだけど、やはり基本は取り上げて完結させて次、という形だしね
普通の小説だとやはり1話でまぁ2,3人程度じゃないだろうか
そうじゃないなら、せめてはっきりとした主人公を置きたい
その主人公視点にカメラを置いて見ればまだマシじゃないだと思う


で、僕の感想の結論は、
もう少し整理して、このシリーズ物の最終回ならあり
そうじゃないならもっと引き伸ばして複数回に分けるならあり
というくらいかなぁ
乱筆スマン
文章じゃ説明し難い
ただ、群像劇ってのは基本的に出しては殺し、出しては殺しの連続だと思うんよね
生きてても実質作品主流からドロップアウトさせて文字の上の存在にしてしまう、という形で
それはそれが安定しやすいからだろ思うんだ

上手く言えん。他の人に任せた

659目玉紳士:2009/10/24(土) 00:44:27 ID:ws4skicA0
>>658さん

※長すぎると言われたので二回に分けて返信します。ご了承ください。

> 発想は面白いと思う
> 文章力もあると思う(多分)
有難う御座います。頑張りました。凄く頑張りました。
戦闘シーンの動きとか一部を除いて実際に部屋でやってました。家族に見られました。某ガンカタマスターは偉大だと痛感致しました次第であります。
SSを書く為には周囲の目にとらわれてはいけないのですね!AAry

> たださすがに文章が切れすぎじゃね?
> 同時進行のストーリーが…えっと何本だっけ?
> 多すぎて把握し辛い
>
> 二次創作で描写が(既に読者がキャラを知っている分)一次より有利とはいえ、
> 群像劇にするなら多分複数話かけて、各人物毎に取り上げていった方が良いと思う
> ドラマとか小説とか何でもそうだけど、やはり基本は取り上げて完結させて次、という形だしね
> 普通の小説だとやはり1話でまぁ2,3人程度じゃないだろうか
> そうじゃないなら、せめてはっきりとした主人公を置きたい
> その主人公視点にカメラを置いて見ればまだマシじゃないだと思う

これは恐らく、自分が想定する群像劇と、>>658さんとのそれですれ違いが存在する為だと思います。
これに関しては明確に主人公を決める気はあんまりありませんでした。誰が主人公だったんだろう、と良い意味で思えるような内容にしたかったので。(出来ているかはさておき)

群像劇の手法的な部分と、描写が切れ切れと言った部分に関しましては、恐らくご指摘の通りであると思います。
後半こそ妖夢組、鈴仙組とほぼ二組(+忘れた頃にもう一人)にはっきり分かれる展開になりますが、序盤は登場キャラがまだ多く、更に時間の経過にほぼ忠実に(=単純に)描写していった為、展開が切れ切れになってしまったようです。
これは時間経過をある程度無視してでもキャラごとの動きをまとめてしまうか、もしくは今の時間経過に忠実な部分を残しつつ、部分部分に一つずつはっきりとした展開を作るような加筆をする(例えば某メイドのあのパートのように)か、と言った解決策があると思うのですが、読者の方からするとどちらが良いのでしょうか?
…いやまあ、後者を出来る限りやった結果がこのSSなのですが。難しいところです。(あのパートのようなものを連続して作れと言われたら泣く自信があります)
と言うか作者も忘れてましたが、この話、実はレースの話なんですよ。レースなのに時間経過に忠実に描写しないでもいいのかと言う問題も…まあ実のところ書いてた自分にしても、これはレースだなんて認識は、妖夢の車と共に吹っ飛んでたりしてるんですが。
この辺は後で時間をかけて、ちょっと実験的に書き直してみます。恐らく序盤の展開をまとめるだけでも大分変わってくると思いますので。

660目玉紳士:2009/10/24(土) 00:45:27 ID:ws4skicA0
> で、僕の感想の結論は、
> もう少し整理して、このシリーズ物の最終回ならあり
> そうじゃないならもっと引き伸ばして複数回に分けるならあり

確かに、これ以上長くなるようだとシリーズにしてしまった方がいいかも知れませんね。
単にレースをやるって言う一発ネタでシリーズにしてしまってもいいのかはさておき。(むしろお前レースやる気だったのかって言うツッコミもさておき)
区切るとしたら妖夢・鈴仙の第一回目の激突の後でしょうか。丁度いきなりレースから別の次元にぶっ飛ぶ区切りですし。                             …関係ないですけど流石に自分でもこれをレースって呼ぶのに違和感があります。


> ただ、群像劇ってのは基本的に出しては殺し、出しては殺しの連続だと思うんよね
> 生きてても実質作品主流からドロップアウトさせて文字の上の存在にしてしまう、という形で
> それはそれが安定しやすいからだろ思うんだ
>
> 上手く言えん。他の人に任せた


これは群像劇のテーマとしての批評ではなく、手法としての批評ではないでしょうか?
手法面の問題としましては、矢張り序盤の展開が強く当てはまるところなのだと思います。中盤以降は流石にドロップアウトも増えますので、それほど齟齬は生じないと思います。
また、自分としましては、群像劇と言うのは、テーマとして『各自のキャラクターのその時々の選択が物語を形成する』物だと認識していました。
その為に好き勝手にキャラを動かしたら、整合性に頭を抱えるハメになった事もありますが、結果として自分一人の力で作ったのではなく、キャラクターの力も借りて作った形になり、より面白くなったのではないかと思っています。(誰とは言わないけど某中国さん好き勝手に動きすぎです!最初に車奪われた時点でもうドロップアウトするって言ったじゃないですかー!AAry)
お時間がありましたら、そちらの面での評価も頂けると嬉しく思います。

最後になりましたが、批評を下さった>>658さんに心からの感謝の意を、そして何より

私が時を止めてしまったスレを再び動き出させてくれて本当に有難う御座いました!
あと一週間何事もなければ開き直って『最高にハイって奴だァー!』とかやろうかと思いました。むしろ六日も時を止めれた時点で馴染みすぎかも知れません。ぎゃふん。

以上となります。
新たな感想、批評など御座いましたら、まだまだ凄く受付中ですので、是非お願いします。

661名前が無い程度の能力:2009/10/24(土) 11:55:12 ID:1aK6FJuU0
なんかこんな風に返されると批評する気もなくなるな

662名前が無い程度の能力:2009/10/24(土) 14:55:27 ID:em0GcnPE0
はじめまして、絹と申します。
創想話に投稿したSSの批評をお願いしたくやってまいりました。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1255199412&log=89

欝物です。精一杯欝っぽくして、結末をどっち付かずのような感じにしたつもりでしたが
文章力が足りないのか、結末が意味不明なだけだって身内には笑われてしまいました。
>>447のテンプレをお借りします。

【作品内で自分がおかしい/うまく書けてないと思ってる所】
結末の描写など。一応伏線とかは置いておいたはずなのですが……どう感じたかを詳しく教えていただければ助かります。
「ミステリーっぽくなっている」とも言われました。ひょっとしたら、文章を無茶にかっこつけすぎたのかもしれません……
あと、創想話の感想で、「表現作品としての体を成してない」といわれました(コメント10番です)。
ちょっとよく意味が分からないので、同じことを感じた方は、どうすれば良かったのか等のアドバイスをお願いしたいです。

【どういう作品/文章にしたいのか】
欝物ループ物が大好きなので、それとちょっと勉強する機会のあった虐待を絡ませてとことん気分が悪くなる文章、作品を作ったつもりです。
文章は、エロゲに影響されて結構酷いことになっている自覚はありますorz

【文章作法的な指摘をして欲しいか否か】
気が付いたら程度でいいのでお願いします。

【批評の辛さ】
辛口にしていただけるとありがたいです……

長さは30kb程度です。
批評、よろしくお願いします。

663目玉紳士:2009/10/24(土) 17:18:50 ID:ws4skicA0
>>661さん
何か至らない点など御座いましたでしょうか?
自分と致しましては、寄せられたご意見に対しまして、(一部ネタを織り交ぜてますが、基本的には)真剣に返信したつもりなのですが…
気分を害されましたのなら申し訳ありません。
また、今後の為にどのような点でそう感じたのか、教えていただけると幸いです。

664名前が無い程度の能力:2009/10/24(土) 17:49:21 ID:x5/YtRwc0
テンプレは良いのか悪いのかよく判らん。だって多くの読者さんは作者さんの意見よりも先に作品を読むのだから
作者さんの目指したい方向に深めるにはどうすればいいかを考えるには丁度いいんだろうけどね

>>662
【おかしくて/うまく書けていない所】
伏線が伏しすぎて見当たらない。伏線というのはもっと明け透けの方が読んでいて困らない
熱で寝込むことを指しているなら伏線というよりただの尾ひれだしなぁ
「表現作品としての体を成してない」はそそわの小説志向の表れ。こういうのは無視してもいいししなくてもいい

【どう/したいのか】
ループってのはもっとどっかぶりしてくれないとよく判らんし意味が浅い
ループの片側しか書いてないけど全部書いたらもっと判りやすい、とかとか
エロゲ文章? まあ絵があれば問題ないんじゃない? ってレベル

【文 法】
特になし。こういう作品になら作法は厳しく求めない


文章におふざけが入っているので辛口。激辛だったらもっとはっきり書くことがあったけどね

665:2009/10/24(土) 18:10:11 ID:em0GcnPE0
>>664
なるほど、解りました
伏線はもうちょっとわかりやすく強調することを心がけます。
伏線がわかりにくいのも文章のかっこつけの一環かもしれないなぁ、気をつけないと。

ループの片側しか……ですか?
あんまり長く続けると現状以上にオチが解らなく、長くなりそうでしたのでこうなりました。
でも、言われてみればもういっそメビウスの輪みたいにするのもありだったかもしれないです。

アドバイスありがとうございました。

666名前が無い程度の能力:2009/10/24(土) 18:59:23 ID:wKU8PE8w0
>>662
既読だったので批評してみます。

まず「元ネタ漫画とやらに依存しすぎで表現作品としての体を成してない」というコメントについてですが、
実は私も似たようなことを感じていました。表現作品として成り立っていない、というのは言いすぎだと思いますが。

というのも、文章的にもネタ的にも、章と章のつながりが恐ろしく悪いんですよね。
ループものだから仕方ない、と許容できる次元ではなくって、
うがった見方をすれば、
好みの文章・ネタを他作品から持ってきて貼り付けただけなのでは? と感じてしまい、
どうしても作品世界に入り込めないんです。

他作品に影響を受けるのは創作活動をする人間なら当たり前のことなのですが、
受けた影響を自分のなかで噛み砕けないまま作中に書き出してしまうと、
普通に書くよりもチープな印象を読者に与えてしまいます。

あのネタをどうやったらこの作品に合う形で使えるだろう?
そもそもこのネタを使うことによる作中での効果は? 意義は?
そのまんま過ぎてただの引用になってないだろうか?

こういった部分の突き詰め具合が甘かったのではないかな、と思いました。


さて、鬱モノを目指された、とのことですが……。
キャラをただどんぞこに落とせば鬱モノになる、というわけではないでしょう。

これは何も鬱に限ったことではないのですが、
好感が持てる=感情移入できるキャラが落ち込むからこそ、読者の感情が揺り動かされるのです。
で、本作は乱暴にいってしまえば、
いきなり早苗さんのどんよりモードから始まって、それが延々と続いた挙句、よくわからないままに終わる、という形になってしまっています。
これではとても、読者がキャラに感情移入する余地はないでしょう。

こまごまとした文章表現にこだわる前に、キャラの心理をもっともっとじっくり、多面的に捉えてみて下さい。
ただただ落ち込んでるだけのキャラよりも、
泣いたり笑ったり喜んだり怒ったりしたうえで落ち込むキャラの方が、ずいぶん魅力的なはずです。
書きたいこと、書かなければならないことが増えれば、どうしても自分の言葉が必要になってきますから、
〜作品の影響云々を考える余裕なんてなくなります。

そこに、ご自身のカラー、個性が生まれるのではないかと。

あと、

>「ミステリーっぽくなっている」とも言われました。ひょっとしたら、文章を無茶にかっこつけすぎたのかもしれません……

ここがちょっと良く分からなかったのですが、
「ミステリー」って探偵モノとか謎解きモノとか、小説のジャンルを示す言葉ですので、
「ミステリーっぽい」と指摘されても、文章の問題云々には繋がらないと思います。

以上です。

>>663
横レスになりますが、単純にコミュニケーションの問題、といいますか。

「〜なのでは?」
と、軽い調子で放った言葉に、
「いやそれはこっちがこうでああなっててそれでじつはこうするつもりで、ああそういえばここがこうこうこうで……」
といった風に延々と言葉を連ねられると、真摯なのは分かるのですが、辟易してしまう方がほとんどなのではないかと。

667名前が無い程度の能力:2009/10/24(土) 19:41:25 ID:em0GcnPE0
>>666
なるほど……正直元ネタ漫画はストーリー上で流用したところは一切無いのですが
確かに今見ても章と章との繋がりは違和感がありました。章立てするときは考えないといけないですね……

感情移入かぁ……上げて落とすって奴ですよね?
確かに、その辺は上海アリス公式の早苗に頼り切った感がある気がします。
だからと言ってこのSSにどうするというわけにもいかなそうですが、次回からは感情移入もちゃんと考えるようにします。
泣いたり笑ったり……はともかく、確かに描かなければいけないことを増やしていけばそういうことは無くなりそうですね。
より一層精進します。ありがとうございました。

668目玉紳士:2009/10/24(土) 20:27:13 ID:ws4skicA0
>>666さん
有難う御座います。
何かのめり込んだ物に関係する事柄だと、兎に角細部まで語らないと気がすまないと言ったような悪癖が働いたようで…
申し訳ありませんでした。以後、なるべく返信は簡略にするように努めます。

669信託会社:2009/10/25(日) 00:09:04 ID:uhjr7U3w0
初めまして。信託会社と申します。
今回三作目の作品を創想話に投稿させて頂きました。
作品URLはこちらになります
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1255964621&log=89

投稿出来ないためhを取りました。
レミリアの咲夜への強い想いを描いた作品のつもりで、投稿するのは三作目と言うこと
もあり、生意気にも前作より少し上の評価も狙っていました。なのにふと思いついた作品なので、
短編で終わらせるつもりが中途半端な長さで終わってしまいました。

自分でもイマイチな感じはしましたし……。
>>447のテンプレをお借りしますね。

【作品内で自分がおかしい/うまく書けてないと思ってる所】
まず、情景描写が少々しつこいと思いました。また書き上げてから、だらだらと
した話が長々と続いているのでは、と思っています。キャラの言うセリフも活き活きしていないし、
心理描写も独りよがりなのではと思いました。全体的に話も平凡なのではと……。
上記に対する意見。また作品自体の改善点、問題点などがありましたら教えて頂けると
ありがたいです。何卒、よろしくお願いいたします。

【どういう作品/文章にしたいのか】
もっと温かい、儚いだけではない読者を作品に引き込めるような
綺麗で幻想的な文章にするつもりでした。しかし、書き上げた作品の文章は
情景描写ばかりの文字の羅列で、セリフが少なく、もっとキャラが
活き活きと描かれる話にしたいです。

【文章作法的な指摘をして欲しいか否か】
 どんどんお願いします。文章に無駄があればどんどん指摘されて
構いません。

【批評の辛さ】
辛口を希望していますが、激辛でも構いません。覚悟の上でお願いしています。
全て糧にし今後に生かすつもりです。

長さは一万三千字位でした。
よろしくお願いします

670名前が無い程度の能力:2009/10/25(日) 01:56:51 ID:iJA4Dksc0
>>669
変化が無い。
咲夜さんが死んで、それを既に受け入れているレミリアが主人公。エピローグだけを読まされた感じ。
この話以前に起きていたであろう、咲夜さんの死に直面して、そこから立ち直っていくレミリアを描いてくれてたら、もっと引き込まれてたかな?

情景模写は綺麗だけど、無意味なものが多過ぎる様にも見える。
今後の展開を暗喩しているとか、主人公の精神状態を反映させたものが書かれている訳でもなく。
ただひたすらに、美しいものが羅列。退屈に感じる。

後、突然恋とか言い出すんで笑ってしまった。
シリアスな話なんだし、同性愛に対する苦悩とか描いた方良かったんじゃあ……。

>キャラの言うセリフも活き活きしていないし
別に、活き活きしていないとは感じなかったけどなあ。そんなに悪いかな?
セリフ気にするより、地の文の綺麗さを追求したらどうだろう? 
長所伸ばす方が楽だし、効果大きいと思う。

671名前が無い程度の能力:2009/10/25(日) 03:06:39 ID:rMlxpmXs0
>>669
本文二行目
> 私が珍しく一人で目が覚めた時、寝室には風の音すらない静かな朝だった。
これ読み辛くね
同じように一つ目の空行まで結構読み辛い
ちなみに読み進めていくと一行目もどこかおかしい気がした
その場で雪が降っていると判断したわけじゃあるまいし、じゃあモノローグと言われればそこだけ浮く

> 喉の奥はまるで何かを塗りたくられたみたいに乾燥している
これがイメージ掴み難い。「喉がしゃくれて」も判らなかったんだがそういう言葉あるの?

> スコール
スコールって強風のことじゃなかったっけ? もしくは驟雨
静かな朝とか言ってた気がしたけれど

あとお嬢様が当然のように朝型なのとか光が差し込んでいる窓全開とか寒暖とかなー
白百合と見間違えた意味も思いつかなかった。この花の一般的なイメージについては自分で調べて
「えぇ」って言葉尻が下がっている感じなのがちょっと気になる
所々行の頭の空白がない
「〜話し過ぎましたね」「いいえ〜」の会話の空行は?
誤字としては「堰き」は「き」って要るのかな?
カーキ色のカーテンって、紅じゃないのかー
ベルの「小さくも澄んだ音色」、むしろ頭に響くような音なんじゃないのか
「冬場に身体を暖める方法の一つ」として「アルコールでは意味が無い」と来るのも
恋って何だよ。そんなきゃぴきゃぴワード浮いてるだろ

大体読み飛ばしてる(いつもそうやって読んでる)からこれ以上は判らん
が、違和感を覚えるところはもっとあると思う

改善点を挙げるとしたら……題材が有り触れているからもっと面白い要素足そうぜ
こんなところで例を書いても伝わらないだろうけどさ。何か読んでよかったと思わせるような発想を

672名前が無い程度の能力:2009/10/25(日) 03:10:42 ID:rMlxpmXs0
今更だがペンネームちげぇ
何これ。何か意味あるの?

673信託会社:2009/10/25(日) 08:49:59 ID:uhjr7U3w0
>>670
なるほど……
綺麗な物の羅列ですか。変化の無さ、無意味さは薄々感じていましたが……。
ですが、改めて無駄なところを痛感した感じです。
キャラが活き活き云々に、指摘されたところを直さねばなりませんね。
無駄なところが無いよう、もっと第三者のような視点を持って自分の作品を
見なければならないと思いました。
批評ありがとうございます。今後に生かしていきたいと思います。

>>671
自分でも文章にそれほど違和感があるところがあるとは知りませんでした。
指摘されて初めて気付きました。ありがとうございます
言葉の意味が分かってないところも、読者の方に違和感を与えていましたか…

やはり人ぞれぞれ、文章の取り方も違うんですね……
難解すぎる文章になっていたのでしょうか……
ですが改善点や注意点はすべて理解しました。面白い要素ですね!正直それを
忘れていました。引き込む前にもっと見せ場を作ればよかったと思います。

>>672
特に意味はないです。
ただ、そのままPNをここで使っていいのかと思い、この名前にしました。
ご容赦下されると幸いです。

674名前が無い程度の能力:2009/10/26(月) 00:31:43 ID:MTTqvg6A0
>>669

「雪の降る朝だった」

これを書ける人が、

「私が珍しく一人で目が覚めた時〜理由はすぐに分かった」

などという文章をどうして書いてしまうのでしょうか。落ち着いて書けば大丈夫なはずなのに。


「私が珍しく一人で目が覚めた時、寝室には風の音すらない静かな朝だった」

これは最悪でも二文にしましょう。
「私(主語)は起きた(動詞)」「寝室(主語)は静か(形容表現)だ」
格の要素が一文にふたつも来てしまうと、それはもうわかりにくい文章になってしまいます。
個人的には、三文まで分けたほうがいいと思いますが、まあそこは好みですので。


「首を動かすと布団の生地が擦れてその音だけが唯一、寝室内に響き渡る」

これはどうでしょうか。
「首を動かす(動作)と、生地が擦れる(結果)」
「生地が擦れる(述部)と音がでる(結果)」

この文章は「生地が擦れる」を何でも屋扱いしてしまっています。
これでは活きてきません。ですので、ここもやはり二文に分けます。

「首を動かす(動作)。生地が擦れて(動作の結果)音がなった(この文章における最終的な結果)。」

それから次に続く「唯一」という単語ですが……いらないでしょう。
だってその前の文章で、「風の音さえ云々」と書いてあるじゃないですか。
どうしても「唯一」を強調したいなら、この段落の組み立てを丸ごと変えたほうがよほどいいですね。


「眠っているのには最適の静けさだった。なぜ目が覚めたのだろうと思い〜」

これはわかりにくいですね。

「眠るのに最適な環境にありながら目が覚めてしまった」
その理由を述べるわけですよね。
とすると、「こんな状況なのに、なぜか目が覚めてしまった」を書かなければいけません。

つまり「なぜか目が〜」が大事なわけです。

原文は、
「眠っているのには最適の静けさだった。なぜ目が覚めたのだろうと思い〜」

二文目の頭「なぜ」が何にかかっているのかわかりません。
ここは、

1.「最適な静けさだ。なのに、目が覚めた。なぜだろうと考えて(ながら)〜」
2.「最適の静けさなのに、どうして目が覚めてしまったのだろう。そう考えて(ながら)〜」

などがよろしいかと。

全体的に見まして、補語の位置があいまいすぎるかな、と。

教室(どんな?)
→狭い教室(それだけ?)
→暗く狭い教室(どうして暗い?) *狭いのは設計上の都合のため。それくらいは文章を見ればわかる。わかることは書かない。
→夜だから暗く狭い教室(夜だったら「暗くて狭く」なるの?)
→狭い教室。暗い。夜だからだ(電気は?)

このようにひとつずつ考えていくと、ややこしい文章にならないと思いますよ。

675みかんの国の住人:2009/10/26(月) 02:13:33 ID:cuiabLfE0
はじめまして。みかんの国の住人という者です。
今回は創想話に投稿した作品の批評と文章についてのアドバイスをいただきたく、やって参りました。

作品はこちらの二作になります。タイトルは続きもののように表記していますが話は一区切りついています。
作品の簡単な説明と、特に聞きたいことを箇条にしておきます。もちろん、それ以外のことでも気になることがあったら遠慮せずにお書きください。


作品集87「東風谷早苗が解けない式 」
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1253586613&log=87

・話のテンポは「劇」をイメージ
・できるだけ情景が浮かぶようにこころがけた
・もう少し書くべきところと、そこまで書かないでいいところがあった
・藍を視点においた三人称という形について不自然なところはないか?

作品集89「Q.E.F. (1) 〜藍の証明〜 」
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1255363094&log=89

・書きたいことは書けたが、それがうまく伝わっているかは不安
・テーマは「輪廻」
・話の展開とその長さについて
・心理描写と情景描写について
・地の文について

自分の作品のことはどうしても偏った視点から見ることになってしまうので、上に書いたこともあまり参考にならないかもしれません。

少し長いですが、よろしくお願いいたします。

676名前が無い程度の能力:2009/10/31(土) 10:53:10 ID:OI43wxlY0
またスレ止まってるじゃないか! くそっ、俺は負けないぜ……!

>>675
上だけ読みました。これから滅茶苦茶書きますがご容赦

正直読みにくいどころか読めない
情景が浮かばないし、かと言って会話の内容も頭に入ってこない

原因は思いつくだけでもかなりある
・一文と台詞が交互に入っていること
 頭を毎回切り替えなくちゃいけないから何言ってるか判らなくなるんだと思う
・シーン進行と平行して背景描写を入れていること
 シーンの頭に現在どんな状況にあるのか判らないし、会話と並行に説明されても記憶できない
・地の文の繋がりが見えないこと
 描写される要素がばらばらで連想が困難になっている。例えるなら言葉の千本ノック

そんなところ
記憶できないので作者さんの問いに答えられそうにもない
これ「国語のテスト」として出題されたらあまりの理不尽さにマジ泣きするよ


これだけだとあんまりなのでどう書いたら読みやすくなるのか考えてみる
最初らへんを例に取ると、2行目までは問題なく読めるけど3行目が別な話題なのが問題
自分だったら3行目は「秋に染まる守矢神社で藍が早苗に向かって言葉を放った」的なことを書く
こうすると突飛な1行目と2行目が繋がるからね

677みかんの国の住人:2009/10/31(土) 13:35:06 ID:k9W98wwQ0
>>676
確かに不自然というか、その状況の説明が足りてないというのは痛感しました。
形式にこだわりすぎて、文がおろそかになってしまったみたいです。

つながりを意識して、作者のエゴにならないように。
その点を意識して書くことを心がけるようにしたいです。

しっかりとした批評をありがとうございました。

678名前が無い程度の能力:2009/11/02(月) 02:45:21 ID:VY3Ox1bM0
単純な質問ですが楽器の練習と同じように
まずはとにかく書いてみるのが大切?

679BGM:2009/11/02(月) 02:50:21 ID:UKkflOQk0
2年ほど前にここで批評を頼みましたB・G・Mです。
今回も批評やアドバイスをお願いしたくて書き込みます。
最新作品集(90)『秋の探し物 』の批評お願いします。

680名前が無い程度の能力:2009/11/02(月) 11:05:47 ID:tpby6/dI0
>>678
書かなければ何も始まりません。
しかし創作活動ってのは何でもそうなのですが、
何も考えずにただ続けているだけでは、まず上達しません。

例えば作曲活動であれば、自分の楽曲に何か足りないな、と思ったら、
和声法や対位法といった作曲理論を学び、
色々なジャンルの曲を聴いて、自分の楽曲に取り入れてみたりする方がほとんどでしょう。

小説も同様で、起承転結や序破急、レトリックといった小説技法を学び、
色々なジャンルの小説や映画などから、魅力的なキャラ作りや、センスある台詞回しを学んだりするわけです。

四苦八苦しながらひたすら書き続けるのも大事なことだとは思いますが、
それ一辺倒になってしまわないように注意が必要なのではないかと。

>>679
ああ、二次創作を読んでいるなぁ、という心地よさがありました。
秋姉妹とナズーリンの、季節感あふれる交流が良く描けていたと思います。

難点を挙げるなら、やはりインパクトの薄さでしょうか。
オチが弱い、というわけではないと思うのですが、
全体的に小話、あるいは童話のような雰囲気が漂っていてマッタリ感が強く、
読み終えた時にあまり強烈な印象を残してくれません。

解決策としては……
うーん、どういうお話が書きたいのか、という部分に関わってくるので、
こちらからはあまり強くいえないのですが……。

強調するのでしたら、穣子のキャラ描写でしょうか。
のっけからハイテンションなキャラだなぁ、と興味を引かれつつ読んでいたら、
割とすぐに落ち着いてしまって、若干肩透かしな感じがありました。
暴走しまくる妹と、それをおさえる姉、という構図を強調していれば、
また違った印象があったのではないかと思います。

あと地の文が説明的で、単調に見えます。
場面場面を俯瞰するだけで読者に感情移入させるというのは、なかなか難しいです。
視点になるキャラを定めて、もう少しキャラクタの内面に近寄った方が面白みが増すのではないかと。
これは一般の小説や他の方のSSを注意深く読んでみれば、なんとなくコツが掴めるはずです。

全体を通して安定感はありますので、あとはもう1ステップ技術的な飛躍が見られれば、
なかなか伸びる部分があるのはないかと感じました。頑張ってください。

以上です。

681名前が無い程度の能力:2009/11/02(月) 19:54:24 ID:rBV.VwyY0
>>678
いいネタが思いつかない、これはとっておきだからもっと上手になってから。
そう考えていた時期が僕にもありました。

ネタの有る無し関係じゃなくて、練習とするならば簡単な情景を描いてみると良いかと思います。
例えば窓の外に見える景色を文章にして現すとか、すぐに出来そうなのは好きな漫画を小説化するのもいいかもしれません。
今週のジャンプに乗ってた漫画をそのまま文章に起こすとか、身近なものでいいと思います。
絵でしか表現されていないもの、キャラの心情や性格を文字で現すのってわくわくしませんか?
楽しくなってきたらこっちのもの。あとはひたすら書くだけでしょう。

682白麦:2009/11/10(火) 19:04:24 ID:xzZ0ATFQ0
初めまして最近創想話に投稿させていただきました白麦と申します。
作品の品評及び文章へのアドバイスをお願いいたします。

作品は『オリキャラ・幻想入り』のシリーズというものです。
レビューサイトにて『敷居が高い』との感想をいただきましたが始めた手前、しっかりと完結させるつもりです。
そこで皆様に少しでも読みやすく、おもしろい作品を作るために作品品評をお願いいたします。

作品集90「彼が見つけたその背中」を含め4作ほど投稿させていただきました。

・地の文、会話に違和感はないか。
・話はわかりやすいか。
・長さはどうか。
・作品として読むことができるか(続きを期待できるような内容か)

を詳しくお願いいたします。その他にも気づいた点がございましたらご指摘ください。
自分で書いた作品は正直自分では評価しきれませんのでよろしくお願いします。

ひたすら厳しい目で見てください。少しでもいいSSを書けるようになるように。

683名前が無い程度の能力:2009/11/11(水) 19:02:15 ID:K.WKhpxY0
最初に言うなら、批評してくださいと言いながら作者名で検索するか
作品名(しかも1作目のみ)だけで検索しろ、と言われてるようで不親切ではないかと
「続き物と言うことがわからない」ってレス返されたのは見たりしてますよね…?

1本目
続き物を書くとするなら多分重要な話でしょう
恐らく現代の人間、男の子、作者としては変わった子にしたい子供、が幻想入りする…と思いきや
既に幻想入りしていました、と
なんとなく時系列がわかりづらい、誰の視点で話してるんだろう、この設定はないわwww
と言ったのが最初の感想でした
あと、幻想入りを書くなら15番目のレスをしっかりと
原作を壊してしまうような設定や、そもそも知らない、と言ったのは嫌われます

2本目
○○視点、とすることで誰が喋ってるのかはわかりやすくなりました
おぃィ?1本目では僕って言ってた気がするんだが?
よくよく見直してみれば「私」と決め打ちする前から
僕と私が混じったりしてますね
敬語や○○様、といった呼称、僕、私
キャラの方向はどっちなのだろう…
下へ下へ…え?魂がどうの?なんかみょんな設定?えっ?^p^
なんか背中がムズムズするような感じです
オリジナル尽くしでぶん投げる人が半分、納得して読み捨てるのが半分
自分はぶん投げたいほうでした
3:7とかいう妙な配分は後に生きてくるに違いない、きっとそうだ
霖、ながめ、読めない!3本目、4本目で名前が出て来るたび
名前なんて読めなくてもいいよね、と投げました
反省はしていない

やはり続き物とわからないのが痛い所です
作品を通して何らかのタイトルをつけ
今つけているタイトルを副題のような形で文章の中に書いてみてはどうでしょう

684白麦:2009/11/11(水) 20:22:36 ID:qRxuOBXY0
ご指摘ありがとうございます。
創想話での名前を記入しなかったのは申し訳ありませんでした。
同じく『白麦』で書いております。

指摘された点について
続きものとしてわかりづらい、という指摘につきましては下記にて修正する予定です。
確かに指摘された通り1作目は視点及び時系列がわかりにくく、設定もおもしろみのないものでした。
今後キャラクターに多少なりとも色をつけてわかりやすくしたいと思います。
幻想入りについては執筆当時その設定を知らなかった(のに書いてしまいました。)のが要因です。
正直今からでも書きなおそうかとも思っておりますが・・・

2作目の指摘について
確かに「私」が混ざってましたね。こういうミスはあってはならないものなのでしょうが・・・。
オリキャラの設定についてはご指摘の通りオリジナル要素が多すぎてわかりにくいものでした。
名前に関しては正直「ながあめ」だと韻が悪いってだけです。他にもそれなりの理由はありますが。

最後の指摘としましては、次の作品より主題を付けるつもりです。
前までの作品には主題をいれるか、タグに主題を入れるか考えておりますが・・・
どちらがわかりやすいでしょうか?

以後もご評価お願いいたします。

685683続き:2009/11/11(水) 20:36:15 ID:K.WKhpxY0
続くんですよ
長いレス、文章は書くのも読むのも苦手ですが

3本目
30年も間の品物とか中学生がわかるわけが…
そういや古道具屋で手伝いをしていたんでしたねこの子
ベータテープのほうがわかりやすかったかも、と思いきや
カセットデッキなら電池で動いたり出来そうですね
多分コレも後で(略
一般人に向けて弾幕ごっこをやりましょう、は相変わらず「んあ〜っ」と
霖に弾幕を投げつけるのは少しだけにして
魔理沙か萃香あたりと弾幕ごっこやらせたほうが良かったんじゃないかと
設定でムズムズするものはありますが読めると言えば読める気がします
ところで霖には弾幕ごっこと言って伝わるものだろうか、と疑問が
霊夢達にとっては弾幕ごっこであっても
霖にとっては『弾幕ごっこ』みたいな特殊なものみたいな扱い方が良いかも
微妙なニュアンスの違いなのでこのあたりは自分だけの感想かもしれません

4本目
揚げ足取りはやめておくとして…
香霖はカウンターの奥、話し声は聞き耳を立てなくても聞こえる位置
ガタンと音が鳴る。机に足を…どういう状況なのかよくわからない!
半妖の話はここで出てくるのか…自分ならルーミアが出てきた時点でポロッと口に出して
魔理沙との話で確信させたかもなあ
空を飛ぶ話、この分け方は魔理沙とながめ(ようやく覚えた)とのやり取りを書いた章、でいいんだろうか
リーダの話は3本目の段階で突っ込まれてた気がしますが
デジタル媒体と紙などの媒体では書き方も違うのでわりとどうでもいい
ただ、1つと2つを使い分けてるのか、混在してるのはやはり気持ちが悪い
句読点で済ますことが出来るのならそちらのほうが良いかと
細かい点を小姑のように言うのを終わらせると
そろそろ何か始まるのかな、と期待を始めるような頃ですね
魔理沙の語り口調なんかは作品通して固定されてないので
「〜〜だぜ」と統一しなくてもそれっぽい、と思わせられれば十分だと思います
最近は「〜〜だぜ」は過去の話とする傾向もあったりとか

1,2本目あたりで「ん〜っ?」て思ったのは
初対面の相手と会ったときに、まず目が行くのは服装とかじゃないですかね
ジーンズやパーカーといった名前はどうでもいいんですが
霖之助自体にしてもそうですがまずは洋服とかに関心を持ったりするんじゃないかと
視覚、聴覚、嗅覚といったものもフル稼働させてみると臨場感が沸くかもしれません
話の内容に対しては、感覚を書くのは蛇足かもしれませんが
多分そっちのほうが面白い文章に感じられると思います
一個人の意見なので他の方がどう思うかはわかりませんが

続きは・・・気が向いたら読むかもしれませんが
原作キャラも立て、オリキャラも出過ぎず、陰にもならず
いいさじ加減が出来れば面白いんじゃないかと思います

686名前が無い程度の能力:2009/11/11(水) 20:53:23 ID:K.WKhpxY0
晩御飯を食べて続きを書いてたら間にレスが…
タイトルに主題をつけて(1)(2)(3)程度で済ませたほうが
わかりやすくて良いかもしれません
サブタイトルは長くなりがちなので本文の中だけで済ますケースもありますし
ただ、今までの投稿ぶんもあるんでどうしたものでしょうね・・・
連続して読んでいる読者が居ればタグに主題でも良いかもしれません
初めての人を捕まえたいのであれば「〜〜の続き」「〜〜に続く」といったものを
明確にしたほうがわかりやすいと思います

それと最初の指摘はアレですよ
タイトルを全部出す、いっそのことURLを羅列する、そう言ったことをしてくれ、といった意味です
作者名で検索して読ませていただきましたが
名前も別々のものだったらもう・・・^p^

設定に関してはブレなければいいと思ってます
濃い設定を好む人も薄い設定で問題ない、と言う人も居るでしょうし

687白麦:2009/11/12(木) 01:40:21 ID:aTxBQ1ac0
ご指摘感謝いたします。
服装に関しましては正直私自身に服装の知識がほとんどないのが要因です。
調べながら進めていこうと思います。
オリキャラに弾幕ごっこが伝わるか、という意見に関しましては『理解する』ってことを無理やりさせた感じです。
少し思考が普通とはズレた子だと思ってくれれば幸いです(自分で何をいっているやら)。
句読点のことについては現在も書きつつも修正中です。
少しずつ直していければと思います。
五感をすべて表現するのは少々難しいですが慣らしていきたいと思います。
正直私の作品はギャグでもシリアスでもなさそうなので・・・

タイトルに関しましては以後主題の後、文章内に副題を書こうと思います。
一応タグにも主題を入れて過去作品とリンクさせる予定です。

可能な限り週1程度で投稿するつもりですので御批評お願いします。
できれば皆様に厳しい目で批評を続けてくだされば幸いです。

688名前が無い程度の能力:2009/11/12(木) 06:14:36 ID:oL6MBqqk0
>>687
週1でちょこちょこ、短めの作品、それもシリーズものを投稿するの?
一々検索して作品探すの面倒だし、まとめて投下してくれた方が読みやすいんだが……。
読者の反応を伺いながら、ちょろちょろ修正して書くってスタイルはねえ。未熟な作家です、面倒見て見てーと甘えてる様で印象悪いぞ。個人的にだが。

オリキャラ主人公で連載、みたいな事したいなら、アルカディアの方が合ってるんじゃないのか。
あそこなら、似た様なノリの作品が沢山あるぞ。読者もそれを認めてる。

689BGM:2009/11/12(木) 13:36:14 ID:fSu2f7fQ0
>>680
レスが遅くなってすいません。
インパクトが薄い。そうですね。それは私も常々痛感していました。
SSの中に心に残るようなフレーズがない。さらりとしている。
そういう、良い意味でも悪い意味でも、違和感があるというか残るものが足りないというのが、原因かなと思います。

穣子の点についても、キャラの性格付けがイマイチはっきりしていないというのもあったせいで
そう感じられたのだと思います。

地の文に関して目下、最大の課題かなと感じています。
もう少し人物の内面描写などを取り入れて、できるだけ読者を飽きさせない話作りに励みたいと思います。

最後に、講評をしていただきまして、ありがとうございました。
是非今後の参考にさせていただきます。

690白麦:2009/11/12(木) 17:12:25 ID:aTxBQ1ac0
>>688
確かに印象の悪いスタンスですね。
投稿速度の件にいたしましてはシリーズ以外の普通(?)のSSも書くつもりでございますので、
それも含めての理想速度です。
批評の依頼の際には昨日のことをしないよう、頼みたい作品のURL等を書いておくつもりです。


「アルカディア」ですか。SSというもの自体疎く、書き込み及び投稿も初でしたのでそういうサイトがあることを知りませんでした。
しかしとりあえず始めた手前、オリジナルを含まない東方SSと共に継続してみようと思います。

ご評価ありがとうございました。参考とさせていただきます。

691名前が無い程度の能力:2009/11/13(金) 03:14:54 ID:3wSniFWY0
読解力なさ過ぎ吹いた

692名前が無い程度の能力:2009/11/16(月) 17:50:48 ID:C.KAztecO
>>691
誰に言ってるのかも、なんでそう思ったかもわからんな。流石にここで煽るのは無しだろ…

693設楽秋:2009/11/18(水) 14:37:25 ID:f5PX0NPE0
初めまして。設楽秋です。
創想話の最新作品集に『ある孤高に咲く二輪の花 』の批評とアドバイスをお願いしたいです。
それと、まとまりが欠けている・なぜか凄く読みにくいとコメントを貰いました。自分一人では、このコメントに対し、どういう点で駄目なのかと、分かりかねている状態です。
宜しければ、その二点についても分かることがあれば、教えて欲しいです。

白蓮と幽香の組み合わせが面白そう、と書き始めたのですが、最初思っていた流れとは違ったものになってしまい、そのまま書きあげたものです。

694名前が無い程度の能力:2009/11/18(水) 14:51:42 ID:J9WFOgK20
URL張らないのは流行なのか
何かして欲しいんだったらせめて相手がやりyすいよう配慮ぐらいして欲しいもんだが

中身は行間空きすぎてるんでパス
ある程度空けた方が読みやすいのはわかるが
やり過ぎで携帯小説でも読んでる気になる

695設楽秋:2009/11/18(水) 15:01:30 ID:f5PX0NPE0
やっぱり張った方が良いんですね。最近の人が、どうお願いしてるのか参考にしたもので。

ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1258217792&log=0

>>694
読もうとして頂いただけでも、ありがとうございました。

696名前が無い程度の能力:2009/11/18(水) 15:56:14 ID:CnLEPDbs0
>>693
確かに行間が開き過ぎているように感じる。俺は長い作品に抵抗があるから、スクロールバー見るだけで「うわぁ」ってなる
空行はこの2/3ぐらいでもいいと思う

初めからかませや出オチだと分かっているとは言え、登場人物が多すぎる。
というか、登場と退場が急すぎる。特に天人と緑巫女が。まとまりが無いというか、文章に落ち着きが無い。
流石の天人も頭が潰れればただじゃ済まないだろうに、白蓮が助ける描写もほぼ無いし…
緑巫女は登場させた意味がわからない。逃げた上に道案内しない上に負けただけ。大見得切ったのに。

戦闘描写は粗雑すぎるように感じた。どいつもこいつも高速戦闘だという特殊な環境だからこそ
「〜はこうした。〜は吹っ飛んだ。〜気が付いたら〜だけが立っていた」みたいなFPSの低い(動画ではなく静止画を解説したかのような)描写は避けて欲しい。
それをされるとポカーンってなる。あれ、終わるの早くない?という感覚で。

幽香の殺伐とした雰囲気の中に、白蓮の嫌になるほど温厚な雰囲気が介入するという状況を書きたかったんだろうけれども
読者が納得するようには(それが当然だと思わせるほど読者を引き込むように)書けていないように感じた。
>あの幽香が誰かと行動を共にしている事自体が信じられなかった。
個人的には読み終わった今でも信じられない。

会話文も、
>「アレ、幽香さんどうにか出来ますか?」
>「んー、あの速度……そうねぇ。適当に魔砲撃ちまくるぐらい。もしくは―――――――空ごと一緒に撃ち落とすぐらいね」
>「空ごと?」
>「逃げる場所も無いぐらいの巨大なレーザーよ。でも、代わりに腕が痺れちゃうのよねぇ、妖力が大きくて」
>「でしたら、私に任せてくれませんか?」
>幽香にはどうにも手が出せない状況で、白蓮には何か手立てがある。
>それは、幽香の興味を十分に促したのだった。
>「良いわ、それじゃ貴女に任せるわ」
>「はい。―――では」
中略
>そして。
>文が白蓮に衝突する直前。
>白蓮は――――。
>「なっ、嘘っ!?」
中略
>そこで信じられないモノを見た。
みたいな、一つの文章で情報を与える事をせず、読者に伝えなければならないことをどんどん後ろへ回していく書き方は読みづらい。
適度適量なら十分技法として通用するんだけど、一つ辺りが長い上に、作中で使われる回数が多すぎる。
全部の文を読んでやっと読者の思考が整理される、という文章は読む上で疲れるし、まとまりがない原因にもなる。

後、旧作未プレイだったから、何で幽香とアリスが仲いいの?と素で悩んだ。
メイド服のくだりでやっと気付いたが…

697設楽秋:2009/11/18(水) 16:17:51 ID:f5PX0NPE0
やっぱり自分じゃ全然、客観視出来てなかったみたいです。

後回しする技法も、確かに使い過ぎかもしれないです。
疲れさせる文章だと、気が付いてなかったです。
指摘されて納得しました。
まとまりが無い原因になる。落ち着きがない。伝えたい事に対し、描写が足りない。

痛い指摘ばかりで、自分の駄目な所が分かりました。
お願いして良かったと思ってます。批評ありがとうございます。

698紅雨 霽月:2009/12/06(日) 22:01:12 ID:/Tv9OBPw0
初めまして。

東方創想話作品について語るスレにて話題に上がってたので、来てみました。
当方の作品を見ていただきたいのですがよろしいでしょうか。

『懐中時計の針の音』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1258630121&log=92

寿命ネタが絡む、紅魔館中心の長めのお話です。

699名前が無い程度の能力:2009/12/07(月) 00:50:34 ID:K47Jbm1Y0
>>698
読みました。
メインになっている、咲夜さんの能力に関する解釈は実に斬新で、興味深く読めました。

が、メリハリのつけ方がマズすぎたように思います。
時系列的にけっこう幅がある話ですから、
ダイジェストにせざるを得ない箇所が出てくるのは仕方のないことなのでしょうが、
ええっ、ここをそんなにあっさり書いちゃうの!? って部分が相当ありました。

・咲夜が自分の時間を止めるに至った背景
・フランとの死別
・レミリアとの死別
・美鈴、パチュリーの加入・死別
・咲夜が自分の時間を再び動かすに至った背景
etc...

これだけ書き込みが足りない(と個人的に思われる)箇所があるのに、
フラマリやオリキャラのくだりが妙にかっちり書き込まれていて、
どうにも話の筋が掴めない感じになってしまっています。結果、吸引力が薄れてしまっているのではないかと。

読者が求めているのは基本的に、「作者が書きたいエピソード」ではなく、「話にとって必要なエピソード」です。
そのことを念頭に置いて、今一度ご自分の作品を見つめ直してみてください。
ここは削るべき、ここはもっと伸ばすべき、といった部分が見つかるんじゃないでしょうか。

以下()内は個人的な感想です。

(オリキャラは必要なかったんじゃないかなあ、と。
 キャラ描写が浅く、これといって具体的な働きをするわけではないので、強くそう思いました。
 あとに残る者を残したかった、という意図はわかるのですが、
 演出面で効果的だったかというと、個人的には首を捻ってしまう感じです。
 紅魔館の他の誰かで代用がききそうな感じですし、
 誰も残らないならそれはそれでアリじゃないかなあ……とか)

文章的な面で指摘を少々。
地の文は読みやすいのですが、心情がほとんど描かれていないので淡白な印象を受けます。
比喩暗喩といった修辞も少ないので、事務的な感じが強いです。

セリフも説明的なものが多く、ひねりが足りません。もっともっと練りましょう。

総じて、「読めるけど、読ませるだけのパワーが足りない」といったところでしょうか。
いきなりは無理でしょうが、基本は出来ていますので、もうワンランク上を目指してみても良いんじゃないかと。

個人的な提案ですが、掌編をいくつか書いてみることをオススメします。
ただ思いついた言葉を連ねるのではなく、キレのある単語選びや文の構成で唸らせてやる、
という意識で書いてみたら、何かしら見えてくるものがあるのではないでしょうか。

あとは細かいところですが、「ヒトリ」「フタリ」「サンニン」といった表記が微妙に思いました。
人外が含まれているからこういう表記をしている、というのはわかるのですが、
べつに一人、二人と書いたところで不自然に思う人は少ないでしょう。可読性重視で良いんじゃないでしょうか。

メインテーマを決めたら、あとはそのテーマに対してどうアプローチするか。どういうアプローチがそのテーマにとってベストなのか。
そこのところを強く意識してみてください。以上です。

700名前が無い程度の能力:2009/12/07(月) 01:59:52 ID:RCQ7med.0
>>698
読んだよー
っと思ったら>>699に殆ど言いたい事を言われてたorz
でもめげずに書くよ

一番気になったのは作中の時間経過の長さ
長いのにイベントはその長い時間の中に飛び飛びに存在してるので、ちょっと消化不良に感じた
イベント数は削っても良いけど、一個一個のイベントの密度を上げる事が必要だと思う
焦点を絞って短編にするか、数章立てにしてメインテーマにちょっとずつサブテーマを絡ませるか、
どちらかにした方が良いと思いますよ

楽なのは短編なので、短編様に切るとしたら…
 ※レミリアとの約束、レミリア死去、咲夜の決断、
この3個のシーンが多分一番重要(?)なので、
ぬっちゃけレミリア死ぬ寸前に作品スタート地点持って行っても良い位
(※の部分だけに絞るならそれからでも有る程度書けると思う)
ただ、その場合、オリキャラの役を美鈴あたりに担って貰う必要が有るけど
まぁここは作者が何を一番書きたいか、次第

表現についてはあまり言う所は無いと思います
その辺の基本的な部分は出来てると思いますし
繋ぎの部分がやや説明調になっていたり、書き込みが足りなかったり、
という所は多少有りますが
書き込んでいる部分の文章は良く書けてると思いますので、
その辺の斑を無くせればより良いと思います
以上です


余談
実は一番何か言いたいのは、後書だったりしますwww
>最初の方だけ思い浮かんで終わり方がわからない、ってのが多い
個人的には、(特に短編の)物語の一番大事な部分は、落ちだと思うのですよ
最初のシーンだけ浮かんで、そこが一番書きたいのなら、
極端な話、その最初のシーンをエンディングに持っていくようなストーリー展開を作る方が、
多分楽だと(物にもよりますし、勿論雰囲気小説の類も否定しませんが)

自分が書きたいテーマ・シーンを如何に魅力的に書くか、
その為に、登場人物の取捨選択し或いは変更し、文体や人称を変え、
場所・時間・状況・台詞や最終的には登場人物の思想に(無理無い範囲で)前提を加えて…
自分が書きたい事を、その作品の持つ思想性を、
より効果的に相手に伝えるようにしていく工夫が必要なんじゃないかなぁ、と思います

せっかく趣味でやってる二次創作ですし、自分の楽しさが正しく伝わらないと損です
>>699氏の言うように、短い作品を幾つか書いてみて、
自分の一番書きたいものを一番伝わるような構成を意識していくと、
より創作が楽しくなっていくと思います。
支離滅裂になりました。長文失礼

701紅雨 霽月:2009/12/07(月) 03:57:13 ID:i6eF65Rg0
>>699 >>700
ありがとうございます。

一番の問題点は焦点を当てる場所が間違っている、ということですね。
最近になってプロットを書く、ということを覚えたので、その際にどこに焦点を当てるべきかよくよく考えてみるようにしてみます。

文章自体は彩りが足りない、場面によって偏りがあるという訳ですね。
彩りをつけるのは苦手なんですが本を読むときなどに意識して、他人のやり方を盗んでみます。
偏りに関してはやっぱり意識して書くしかないんでしょうねぇ。


とにもかくにも、短い話を書いて、自分なりの書き方を見つけ出せ、ということですね。
出来そうなら>>700さんの言っているような思いついた場面を落ちに持ってくる、というのも可能そうであればやってみようかと思います。

自らの作品を見つめなおすいいきっかけになりました。本当にありがとうございます。

702KASA:2009/12/07(月) 21:38:55 ID:DAzpRBZ60
お初にお目にかかります、KASAという者です。
お手数ですが、批評をしていただけないでしょうか。

『人恋し長野の神様』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=preview&key=1258683037&log=92&target=thread

どうすれば読み手にもっと楽しんでもらえたのかと、悩んでいます。
自分の妄想を書き連ねるだけではいけない、とは感じたのですが、なまじ妄想の
猛りをぶつけて作り上げた話だけに中々客観視ができません。
目に付いた点や荒などを、教えていただけないでしょうか。

703KASA:2009/12/07(月) 21:39:32 ID:DAzpRBZ60
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=preview&key=1258683037&log=92&target=thread

704KASA:2009/12/07(月) 21:40:44 ID:DAzpRBZ60
失礼しました…
>>703は誤書き込みです

705マサキ:2009/12/07(月) 22:05:57 ID:1.j0yWkk0
半年振りですが、批評をいただけますでしょうか。

【病人ふたり】
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1259890822&log=0

どうか、宜しくお願いいたします。

706名前が無い程度の能力:2009/12/07(月) 23:40:51 ID:RCQ7med.0
>>702
読んだぞなもし。
私じゃ特に改善点見出せないので、その辺は他の人に丸投げ。

面白いぞなもし。
特に破綻も無く、テンポも良いし、間の諏訪子話が非常に良いアクセントになってて、
単調になって無いから読み易い。キャラも立ってる。
個人的にはこの形なら言う事は無いかな。

ただ、ざっと見ただけでも誤字・誤表現がかなり多いのと、
漢字変換が(個人的に)妙に思う部分が多い事、
情景描写が皆無に近い、のに微妙な設定はいやに具体的、この辺が多少気になった。
基礎的な文章力の部分かも知れないけど、
上げる前に1回くらいは読み直した方が良いかもしれない。
(気が向いたら…だけど)誤字脱字あたり多少纏めてどっかにうpでもしようか?

707名前が無い程度の能力:2009/12/08(火) 01:27:55 ID:kHZzYzL20
>>705
読んだもし。
テラタミフルなので、やはり他の冷静な突込みが……←書く意味が無い

続編? まぁ良いけど。これで十分読めるし。
文章力は有るし、しっとりとした文体で統一されてて、まぁ落ち着いてるとは思う。
若干起伏が少ないというか、全員一人称視点で書いてるけど、
その全員が結構冷静で、一様にしっかり解説してくれているので、
落ち着いて読めるから……、ただ……、むー。
淡々としすぎていてどことなく消化不良。
個人的にどこを消化不良に感じたのか、考えて時間掛かりました。多分ここ。

話の中で一番の焦点は、早苗に対する異種族間での愛情を抱いた文が、
ある”怖れ”をどのように消化するか、という所だと個人的には思う。
しかし、作品の構成上その消化している場面が諏訪子一人称の所。
そのどうしようもない割り切れなさを噛み砕いていく所の描写が、
淡々とした描写過ぎてどうしても少ない。物足りない。
そりゃそうだ。”涙もとっくに枯れ果てた”人の視線で、
今まさに三日三晩泣き続けた、ような状態にある人を観察してるんだから。
理じゃなく情の部分だから、そこを一人称で見るか、
もしくはもっとその情が出ているシーンを徹底的に観察しきるか、どちらかが欲しい。

一人称が文ならそれをかなり描写できるだろうし、諏訪子の思いはその笑みやちょっとした言葉に込める形で描けるでしょう。
それも一つの解決法。
そうじゃなく、今のような諏訪子一人称で行くなら。
震える手。反論しようとして言葉を探せず、噛締めた唇の端から流れる赤い血。
拭おうともしない眼から溢れ、落ちて床で跳ね散る涙。
何だって良い。
そんな激情に溺れ、取り乱し、或いは自失し、跳ね付け、
人間の様な醜く泣く文が有って良い筈だし、そんな文が見たいと思う。
諏訪子の言葉は確かに理が有るかもしれない。
でも、それで何故ああまであっさり納得してしまっているように見えるのか。
それを意図しているなら実に文らしい、妖怪らしい危機感の無さだと、暢気さだと思えるし、
意図して無いのなら、このテーマでその葛藤を軽く書いてしまうのは難しいのではないか。
私にはそう思います。

随分と私見が入ってしまったので、批評なのに全然客観視できてませんね。
タミフルすぎる。まぁ以上です。

708KASA:2009/12/08(火) 09:39:58 ID:LfvINhv.0
>>706
こんなにすぐに読んでいただいて、ありがとうございます。
逆に、こちらのレスポンスが遅くなって申し訳ないです。

誤字脱字ですが、よろしければ是非、指摘していただけないでしょうか。
もちろん本来自分で抽出すべきことなのですが、かれこれ5回読み直して
います。まだ残っているという事に、情けなくなります。
ただ、そもそもの国語力が低くて誤った漢字やおかしな表現である事を認識
できていないとう事もあるのかもしれません。
お手数ですが、気が向いたら教えてくださいませんか。

情景描写がない…できるだけ文章をシンプルにしようとしたのですが、やりすぎて
しまったのでしょうか。自分程度の文章力でダラダラと書いても読むほうがしんど
いだけだろう、と思ったのです。
どの程度の書き込みが描写として適切なのかはまだまだ分かりませんが、今の状態
では、足りなすぎる、と心しておきます。

現在投稿を考えている話を投稿する時は、書き上げた後で誤字脱字抽出のため2,3日
くらい何度か読み返して、それから投稿するようにしてみます。

批評していただいて、本当にありがとうございます。

709名前が無い程度の能力:2009/12/08(火) 10:01:04 ID:/TmolRZk0
一レス分、数十行ほどの短い物を見ていただきたいのですが、どなたかお題を出してくれませんでしょうか。

710名前が無い程度の能力:2009/12/08(火) 10:04:19 ID:E4/LVR520
お題「奇襲」

711名前が無い程度の能力:2009/12/08(火) 13:11:15 ID:CLf/FpgY0
お題「里の子供達に狼少年の解説をするてゐ」

712名前が無い程度の能力:2009/12/08(火) 13:15:10 ID:CLf/FpgY0
>>708
誤字を減らしたいなら音読することだ。
一文字一文字ハッキリ発音してね。
5回読み直すくらいじゃ足りない。
50回読み直せば誤字はほぼ無くなる。

713KASA:2009/12/08(火) 19:21:44 ID:LfvINhv.0
>>712
音読やってみます。
目で追うから見逃すのですね。

714pys:2009/12/08(火) 23:58:21 ID:5UWRPAXg0
はじめましてpysと申します。
作品集93の
東なのに西とはこれいかに?
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1260213180&log=0

という短編をどなたかに批評をお願いしたいと思います。
キャラブレイクというのがどうにも苦手なもので、ある程度キャラの個性を残したまま笑える作品がイイナと思って書き上げたのですが、笑える作品としては何かがたりないのかもしれないと不安になりまして。

お手数かもしれませんがよろしくお願いいたします。

715名前が無い程度の能力:2009/12/09(水) 01:19:40 ID:6MO0bOP.0
>>714
読んだ読んだ。
あの長さになると、面白いか、好きじゃないと最後まで読まないが最後までとりあえず読めた。
主に好き属性で読んだ。
笑えるかどうかを気にしてるようだけど、個人的には笑えるといった感じではなかった。
まず感想としては、東方キャラが緩慢な劇をしている印象で、それが気に入ってたから、むしろガバガバ笑えるよりも、あの程度のほうが全体の雰囲気にマッチしてると感じた。
あんまり具体的な話しは苦手で抽象的なアドバイスというか、感想?になっちゃうけど。

たぶんpysさんも純正なギャグというよりは、劇中劇としてのホンワカした雰囲気を書こうとしてたと思うのだけど、それならば冒頭のハードな出だしは要らない。
むしろあそこでホンワカした空気をそこはかとなくでいいから、かもし出したほうが、作品全体の質感が伝わって読者が楽しみやすいと思う。
異シチュエーションものというのは、前半で読者が「何か違うなこれ」と思っちゃうとその時点でアウトなので、特に気を遣った方が良い。
読者が読みたいのは西部劇じゃなくて、東方と西部劇がどこで折り合いを付けているのかを、冒頭で知りたがるという事を忘れない方が良い。
なのでそこをガッチリ印象的にスガンと紹介できる出だしがあれば、もっと多くの読者をひけたと思う。

出だし以降のキャラ間のやりとりは、おおむね無難に楽しめるが、損してる部分は多い。
だがどちらかと言えば、漫才風にメタっぽく突っ込みするよりも、アメリカンホームドラマや三谷幸喜ドラマみたいな物語に自然にとけ込める形でのやりとりのが合ってるかもしれない。
漫才っぽくやりたいのだろうけど、浮いちゃってるのがもったいない。
あと今時は安易でストレートな二次ネタほど損する物はない。
よっぽど捻るかしないつもりなら、全部削って丁度良いくらい。

対決シーンはコミカルかつバトル物としての見所もあって、これは特に良いできだと思った。
ここをもっとアンバランスに格好良く盛り上げても良いくらいに感じた(個人的な趣味も多分に混じる)

全体的に良くは出来てる。筆力も十分あると思う。
劇中劇としての西部劇というアイディアも面白い。
だが笑いという分野に対してコンプレックスがあるのか、杓子定規な表現が目立つ。
他人がやってるような事に憧れて、やりたい事をやるというのは、勝手とは思うけど、
pysさんの場合は十分自分の表現ができるはずだし、表現を型にはめずにもっとのびのび書いていったほうが面白いものが出来る、見てみたいと思いました。

716pys:2009/12/09(水) 20:42:31 ID:eJ7FTET.0
>>714
批評ありがとうございました。

>出だしの書き方について

確かに書き出しはとても大切ですよね。
その物語の雰囲気を決めてしまうような恐ろしさもありますし。西部劇ということで、殺伐した雰囲気出した方がいいのかとちょっと背伸びしたのが裏目に出てしまいまったようですね。いやはや申し訳ない。
ガッチリとした書き方がまだ定まってないのが問題でしょうか、ふむぅ。

>中盤の書き方について

なるなる、上手く言ってる部分とそうでない部分がありましたか。
確かに奇抜な流れで楽しめればなと思い、急展開させたり同じオチを二回使ってみたりと。
そういう重ね方を試してみたのですけれども、ちょっぴり付け焼刃だったのかもしれませんね。ふむ、やはり笑いは難しい!
アメリカのホームドラマ、フルハウスとかのイメージでやれたらおもしろそうだなぁ

>対決シーンについて

あ、この部分大丈夫でしたか、少し安心しました。
と言っても、どの場面からかでちょっと不安も残るわけですけれども。
場面が切り替わった直後はちょっとしつこ過ぎかなとも思ったところもあったので……
長い文章と短く区切る文を組み合わせる技法が好きなので、変えたほうがいいと言われたらどうしようかと思ってしまいました。

>最後のまとめ部分

なるなる、のびのび書く。ですか。
のびのび書きすぎるとダラダラ続けてしまうのが悪い癖なので……
メリハリがつけられるように頑張っていきたいとおもいます。

どうもありがとうございましたっ

717名前が無い程度の能力:2009/12/10(木) 00:13:29 ID:FGR/LT.c0
>>708
もう見て無いかもしれないけど、一応…。
axfcロダ ScandiumのSc_62485.txt
パスはそちらの名前欄。

なんつーか偉そげに色々書きましたが、
結局は作者の意図次第だと私は思います。

718KASA:2009/12/11(金) 08:26:24 ID:qbAj1bek0
見ていますよ!

ありがとうございます。
本当にここまでしていただいて感謝しています。
まさか創想話プチ並の文書量の指摘をいただけるとは…。

というよりそれほどに荒だらけな事を恥ずかしく思うべきでしょうかね。
勉強になるな、と思いながら読ませてもらう箇所もありつつ、
意味不明な空白や改行、誤字脱字の指摘にはただただ恥ずかしく思うのみです。
“スクリーン”や、“口をくわえて”、の所などはもう自分でも苦笑いしてしまいました。

あれらの文章において、私の意図なんて何にもありません。たんに
無知と不注意から誤った文章を書いていただけです。

何と言うか、テキストを読ませてもらっている間中は、
お気に入りの参考書を読みながら、テストで間違えた問題の解法を
紐解いているような気分でした。
批評をお願いしてよかったと、心から思います。
次の投稿では少しでもつまらない間違いを減らして、恩に報いたいと思います。
重ねて、ありがとうございました。

*創想話の方も修正しました。
 違和感のある文章については、717さんに上げてもらった例文
 にすげかえるだけというのは情けないので、こちらで改めて文章
 を考えさせていただきました。

719マサキ:2009/12/12(土) 00:36:51 ID:a3KwE22k0
>>707
ご感想、ありがとうございます。
色々手法やら表現を考えていたので、そういう感想を頂けたのはとてもありがたいです。
今後ももっと気をつけて作品を作って行きたいと思います。

720名前が無い程度の能力:2009/12/19(土) 00:25:20 ID:9HUlqYeg0
ちょっとした疑問を書かせてくださいな。

序章? プロローグ? とにかく書き出しに使うある方法について。
書き出しに、抜粋や要約などでクライマックスシーンの一部を持って来る書き方がありますよね。
ドラマの宣伝(「今週の天地人」見所特集!とか)みたいなもので、あとで繰り返してそのシーンを読ませるわけです。

これって、皆どう感じているんでしょう?

掴みとしては良い戦法のような気がしつつー。
でも、後でもう一回同じシーンを読ませるわけで、新しい趣向が何も無いと、逆にクライマックスの盛り上がりを損なわせてしまうかも……と思ったり思ったり。
正直自分も、クライマックスを二回見せられたら飽きますし。

書き出しって、どうすればいいんでしょうね。

おしえてゆかりん

721名前が無い程度の能力:2009/12/19(土) 00:43:53 ID:E880C0lg0
ケースバイケース
書き出しにそういうシーンを持ってくるのは、どうしてその状況に至ったのかあえて説明しないことで読者を引き付ける手法
その目的を失わないように、そいで盛り上がりを損なわないように書いてあればいい
何だったらクライマックスどころかそれ以降出てこないシーンでもいいと思うよ

722名前が無い程度の能力:2009/12/19(土) 10:13:39 ID:ajknSpoY0
時系列を入れ替える場合、話全体としてある程度の長さが必要だと思う。
よく奈須きのこが使うけど、この方法は最初、状況がよくわからなくて読者に負担をかける。
強引に読み進めて、二度読みして、やっと「ああ、あれはこういうことか!」みたいな満足感が得られるのだけど、
そこまで読むのにとにかくエネルギーを使う。
読んでて途中でだれたら、読むの止めちゃう。多分。
もっとも、エネルギーを使わせてこそカタルシスが得られるわけで、それに見合う内容なら良いんじゃないかな。

723紅雨 霽月:2009/12/19(土) 21:30:17 ID:W/JFZnE60
こんばんは。
また、作品の批評をお願いしたいと思います。

『彼女の香り』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1261165111&log=0

何か物足りない気がするんですが、その何かがわかりません。

724名前が無い程度の能力:2009/12/20(日) 11:41:21 ID:F4Etx7ok0
>>723

全体を眺めて体系的に指摘するほど文章力は自分も無いので感じた所だけサラッと…。

セリフに違和感を感じる事が多々ありました。
しょっぱなのセリフにしても、
>>「久しぶりね。貴女がここに来るのも。また、異変の解決でもしていたのかしら?」
パチュリーから魔理沙に向けられた言葉としては、変だと感じました。
言葉に出るからには、パチュリーは魔理沙に対して「ひょいひょい異変を解決してまわってる奴」という印象を強く持っている、
という事になると思いますがが、私としてはそれには違和感があります。
また、このセリフからは少なくとも一週間以上は魔理沙が紅魔館を訪れていなかった様な印象を受けますが、
これ迄の異変って、異変の発生期間は長くても、異変を解決する行為(例えばSTAGE1からSTAGE6)って一日も経過していないんじゃないでしょうか?

>>「ああ、謎の飛行物体を捕まえて同業者を助けたんだ」
星蓮船の事を表現しようとしているのはわかるのですが、これも、魔理沙からパチュリーへの言葉には感じられません。
なんというか、紅雨さんから読者への言葉に思えて、物語世界への感情移入を阻害されるように感じました。

サラッと、そんなところです。
私が、物足りない、と感じたのは「東方キャラがしゃべってるっぽさ」でした。

まぁ、あくまで、私が感じたことですので…。

以上、短くてすみませぬ。
技術的な事は私もさっぱりわかりませんぜー。

725紅雨 霽月:2009/12/20(日) 20:05:50 ID:AcLNnKYI0
>>724さん

魔理沙が何日も紅魔館を訪れていなかったのは、
異変を解決したらその元凶、もしくはその周辺の家などに何日か続けて通いつめる、
という自分で考えた設定があったからです。

で、その設定を考えるだけ考えておいて文章内で示唆さえもさせてなかったみたいです。
おっちょこちょいすぎる・・・。

とりあえず、この辺りは修正しておきました。


>>724さんが言いたいのはキャラの口調が説明的だ、ということでしょうか?

だとしたら、地の文で露骨に表現するのが嫌で会話によって示唆させようとしたのが裏目に出てしまったのかもしれません。
この辺りは今後考慮すべきですね。


貴重なご意見ありがとうございました。

726名前が無い程度の能力:2009/12/20(日) 20:16:42 ID:xdwRljY20
>>723
読みました。

まず思ったのは、この話の主人公は誰なのか、ということです。
魔理沙か、フランか、水蜜か。
話としては、フランを主人公にした方が一番自然なように思います。
話は彼女の行動が元になっているので、フランの視点で最初から最後まで
通した方がすっきりします。
フランが知らない匂いに気付いて部屋を出る、みたいな出だしであれば、
冒頭の魔理沙とパチュリーの会話も削れます。
(この会話は話に絡んできませんし)
そもそもフランがなぜそこまで海に憧れ、海の匂いを気に入ったのか、
その内面が語られないため、読んでいて違和感があります。
もちろん、推測はできます。
長く閉じこもっていた彼女は今まで見たことがないがために海に憧れている。
そういうことなんでしょうけど、それはいってみれば表面上のことだけで、
もっと強い動機付けというか、説得力が欲しい。

反面、水蜜については過去語りまでさせて内面を掘り下げようとしています。
このあたりのバランスの悪さが気になりました。
何を描きたいのか、をもっと絞った方がいいように思います。

もうひとつ気になったこと。
水蜜が過去に船長だったというお話。
作者さんが彼女の外見や過去についてどうイメージされているかというだけの
ことですが、私にとっては違和感がありました。
海というのは厳しい世界ですから、昔も今も男の世界です。
若い娘が船長をする、というのはよほどの実力や背景が無いとできないんじゃ
ないかと思います。
もちろん、作者さんがそういう設定なのだと言えばそうなのです。
これは二次創作なのですから。
ですが、細かい設定でも「ん?」と思うところがあると、醒めてしまうことが
よくあります。
そういうところで損をするのはもったいないです。
もっとがっつり書き込むか、あるいは背景をほのめかす程度にしておくか。
過去語りなどする場合は、その辺のさじ加減を考えていただければ、と思います。

以上、参考になれば幸いです。

727720:2009/12/20(日) 22:42:57 ID:rOWSiZxE0
>>721、722、回答感謝ー。
言われてみれば、放送予告じゃないから再現の必要はないですね。
A→B→CがB→A→Cになっているのとかもありますし。

とにかくまずドーンと驚きの場面を出す。
それで「どうしてこうなったんだろう?」と興味を持ってもらう。
そして、話がそこに向かって進んでいくと。ぬ、なんとなくイメージ湧いてきた。

奈須きのこ作品は、空の境界は読みましたねー。
あれはもう作中の時間が一年か半年くらい流れてましたっけ。雪までに。
序章(俯瞰風景という章だったはず)から色々すっ飛ばして攻めて来るので、下巻までは防戦一方だったのも懐かしい想い出。
大掛かりにやるのは、大変そうだけど出来たら楽しいだろうな。

あとは引っ張る力か……

728紅雨 霽月:2009/12/21(月) 03:45:17 ID:y2jaV5P20
>>726さん
あー、自分の感じた物足りなさというかなんというかは前者の誰が主人公なのかわかりにくい、ということかもしれません。
確かに言われてみれば書きたい場面だけを書こうとして結局誰が主人公なのか、なんて考えてませんでしたし。

でも、これは意識すればなんとか改善は出来そうです。


後者に関しては、
あんまり書き込みすぎるとだれるかな、と思いぼやかし気味に書いたのですが、
ぼやかしきれてなかったみたいですね。

ぼやかすのは、どうにも苦手です。
だったら、いっそのこと詳しく書いてしまえば・・・。

まあ、とにもかくにもこのあたりの表現の仕方についてはじっくりと考えて見ます。


貴重なご意見ありがとうございました。

729臣民:2009/12/27(日) 11:19:29 ID:pkIgjmB20
こんにちは。
作品の批評、アドバイスを頂きに参りました。
URLはこちらになります↓
ttp://sinnminn.web.fc2.com/ss/sarasimonono/newfile.html
自分としては、頂いたアドバイスを参考にしたり、自分の出来る限りの努力を
して書き上げたSSのつもりだったのですが、評価はかんばしい物ではありませんでした。
故に自分としては、もうこれ以上何をすべきなのかが全く分かりません。(情けない
限りですが……)
この作品に何が足りないのか、またどこが悪いのか。
辛口でも構いません。その点をお教え頂けるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。

730名前が無い程度の能力:2009/12/27(日) 14:17:51 ID:iYlriJxE0
>>729
まず読んでみて最初に感じたのは、書いた人にとってはかなり理想的なSSなんだろうな、ということ。
趣味とはこうあるべきだってくらい思った。
なのでこれはこれでいいんじゃない?ってのが正直な所だけど。
他人の評価を得る、という基準で語るとまた違ってくる。
書いた人の見たい物=多くの他人が見たい物とは限らない、ということ。
んで、当作品のような二次SSにありがちな特定のキャラ同士の絡みに焦点を絞った物だと、それに興味のある人しか評価をしない。
なのでこういった物をより多くの人に読ませようと思うなら、他のジャンルよりもより多くの工夫が必要になる。


悪いと思った部分

①どこを楽しめばいいのか、いきなりわかりにくい。
冒頭で雛人形の光景→どうでもいい風景描写が30行以上続く。
これは面白そうな話しだなとここまで読んだ読者は思えるだろうか?

要するに雛とにとりがラブラブするのがメイン話なら、1〜4、は9割方要らない。
1〜4カットで ,4を冒頭にもってきてもいいくらい。
<私、河城にとりは鍵山雛を、誰よりも愛している。>
これ以上わかりやすくこの物語の見所を表してるしてる一文はない。



②無駄な文章が多すぎる。
書き手が書きたい部分と読み手が読みたい部分は違う。
趣味の書き手にありがちな事だが、読み手が読みたくもなんともない部分を書きすぎてる。
各章をそれぞれの要点だけ、まとめる練習をしてみよう。(3行で、10行で、20行でと単位を変えてやってみるといい)
ほんとうに書きたい部分だけ(書き手なら全部かきたいのはわかるんだが)どうしても伝えたい、伝えなくちゃいけない要点だけを、効果的に伝えてみるべし。
文章って言うのは、内容に反比例して長ければ長いだけ、中身は薄くわかりにくくなる。
臣民さんの場合は多分、濃縮できないくらい文章を濃縮してから、ほんのちょっとだけ膨らませ、味付けを加えるくらいで丁度良い。
この変のさじかげんは人それぞれだから、繰り返して感覚を掴んでいくしかない。

③陳腐さは諸刃の剣
仲違い→友人のアドバイス→仲直り
王道だ。王道だが、ただダラダラやられるとたるい茶番を見てる気分になってく、もういいよってなるだけなんだ。
あの内容であの尺を使うのはいくらなんでも無い。無駄に長すぎる。
友人のアドバイスの部分にもっと、それまでのエピソードを活かすような事件を持ってくるか、突飛で予想外の転がほしい。
仲違いであわや幻想郷を真っ二つに割る大戦争が勃発して、二人の愛が修復されないと世界が滅亡するくらいの勢いでもいいから。


④ウェットすぎる。
完全な個人的な好みの話しになるが。
全体的にじめじめいじいじした恋愛してて、なんか気持ちよくない。
ただ同じように感じる人もいるかも知れないので、一読者の感想として覚えて置いてもらっても損はないと思う。



だいたい以上。

筆力は十二分にあると思います。
何かを文章にする力はあるが、どこからどこまで書くべきなのかわかってない印象を受けた。
基本的に書きすぎる傾向がある。
ワンシーンごとの場の演出も丁寧で、このあたりのセンスはいいものを感じました。
ただ丁寧も度がすぎればうざいだけなので、何をどこまで書くべきなのか、かかなくてもいいのかを常に意識してみると、いいかも。
繰り返しになるけど、基礎的な力はある。臣民さんの精進次第では高評価を得るのはそう難しくないと思います。

731臣民:2009/12/28(月) 22:48:01 ID:Olj5uAJc0
>>730
遅くなって申し訳ありません。
批評ありがとうございます!!!
もう一度、書こうと言う気になれました!!本当に、感謝の極みです!!!
書き過ぎる……確かに自覚がありました。
次こそ、読者を引き付けられるSSを書けるよう頑張ります!
本当に、ありがとうございました!!

732名前が無い程度の能力:2009/12/29(火) 18:45:26 ID:sWrvFLRc0
けったいな日本語をつかう批評者を見るとやるせない

733名前が無い程度の能力:2009/12/29(火) 19:00:55 ID:4YyfqJe.0
けったい、って方言なんだがw

734名前が無い程度の能力:2009/12/29(火) 22:34:36 ID:fuVo0s5w0
【けったい】
奇妙なさま、おかしなさま
主に関西地方で用いる。

735名前が無い程度の能力:2009/12/29(火) 22:41:49 ID:mFgYepnQ0
結論の部分だけ言えば、
批評も一種の表現であるから、
妙な日本語表現もそれが有効だと思うならば、
使うのも手段の一つだろうと思うよ
まぁスタンスは人それぞれだろうけど

736名前が無い程度の能力:2009/12/30(水) 00:12:50 ID:6jqHb6SY0
「けったい」は漫画かアニメの関西弁キャラで覚えた気がする。

でーもー、今更なたーけらしい疑問なんだけども。
批評って文学なのかな? 芸術のなのかな?
いや、そもそもその二つが違うのかも分からねゃあでよう。

737名前が無い程度の能力:2009/12/30(水) 01:05:22 ID:V.28Ked20
一般的には文学に文芸批評は含まれるな
広辞苑先生やgoo辞書先生、wikipedia先生もそう仰せだ

この手の場所で批評する時の姿勢については以前かなり悩んだなぁ
文字を書き、人に伝えるという事は本当に難しい

738名前が無い程度の能力:2009/12/30(水) 08:59:59 ID:JIz1KobU0
文学としての文芸批評は、他の読者向けに書かれるものだけど
このスレのはあくまで作者の実力を向上させるための批評だからなあ

739名前が無い程度の能力:2009/12/30(水) 21:20:27 ID:K0OS.Q7U0
技量よりやる気、だと個人的には思うわね
好きこそ物の、って言うけどさ
結局好きでやる気があるから二次創作やってる訳で、
そのやる気をいかに持ってもらうか、
そして次回、作者の持っている妄想をより詰め込んだ作品を書いてもらうか
それが一番の目標であるわけで…
とにかく作者の方々には、やってて楽しい創作生活を送ってもらいたいね

740名前が無い程度の能力:2009/12/30(水) 21:46:44 ID:uwInW2Jo0
どうやったら閲覧数が伸びますか?
叩かれるならともかく全無視は辛いのです

741名前が無い程度の能力:2009/12/30(水) 22:50:53 ID:K0OS.Q7U0
俺が知りた(ry
まぁ俺はそそわ等に投げた事が無いので、
そそわでの特殊事情はあまり知らないから一般論だけ

曹操話は既にかなり多くの投稿者が居るのだから、
ざっとタイトル等を見た時、読んでみようと思わせるようなタイトルやタグで無いと難しいと思う
タイトルのインパクト、(嫌らしい話だけど)ある程度読者数が見込める登場人物
このあたりで最初に開かせる数自体を増やすことは出来ると思う
逆にあまり一般受けしない内容(タグ)で、固定客を掴むという作戦も有る
…ぶっちゃけ人気が出れば作家読みする人も増えるだろうから、という話もある
…ちょっとぐらい荒れるような内容でも、読み手が増えて評価する人が増えれば、という話(ry

で、分かりやすい例として…本好きなら本屋で衝動買いする事があると思うけど、
その衝動買いする基準ってのは、

1.タイトルや表表紙で惹かれた
2.友達や店員、テレビ等で紹介された
3.その作者のファンだ
4.そのジャンルが好きだ
5.作品に特徴があるのがすぐに分かる(異様に厚い、或いは薄い、などなど)
6.なんかおまけが付いてくる

まぁ大方こんな所だと思う
なら、大多数が採りそうな要素を多く含める事が、
読者を増やす方策になる
具体的方策は幾つかぱっと思いつくけど、
このレスの余白はそれを書くには狭すぎる

742名前が無い程度の能力:2009/12/30(水) 23:40:39 ID:uwInW2Jo0
2〜5はむりですね、初投稿だし。
6も無理。
なら、1ですが……。
タイトルを変えてみようかな

743名前が無い程度の能力:2009/12/31(木) 03:02:55 ID:4EIChl5M0
単純に面白くないのではないだろうか

744名前が無い程度の能力:2009/12/31(木) 04:48:18 ID:TWv3mMX20
>>740
タイトルとタグがまず第一関門。
とりあえず雰囲気にそぐわなそうなタグやタイトルは避けられる。
あと長い話なら最初の10〜20行が勝負、ここでがっちりつかめないとその時点で終わり。
短い話ならとりあえず最後まで読んでくれることはあるから、誰かに見てほしいってだけなら、とりあえず自信なければ5分以内で読み終えられるの出したほうがいい。

745DNDN:2009/12/31(木) 05:18:31 ID:T.UUFDz20
初投稿ならそこまで深く考えなくてもいいと思うんだけどなぁ
書きたいものを書いてそれを投稿すりゃいいじゃない
叩かれるか賞賛されるか、はたまた無視されるかどうかなんて未来は
ひとまず投稿してみない限り分からんよ

…ここまでかいておいて質問への答えに全然なってないと気づいた
ただ一言自分の意見を言いたかっただけです
でも実力向上スレだものね、若干のスレチ発言申し訳ない

746名前が無い程度の能力:2009/12/31(木) 05:19:08 ID:T.UUFDz20
ぎゃー!名前消すの忘れたー
ハズカシス

747名前が無い程度の能力:2009/12/31(木) 12:06:56 ID:DKK76l3A0
>>743-745
ありがとうございます

748guardi:2009/12/31(木) 12:27:44 ID:WjfclcYk0
「かぜはふり」の批評をお願いします。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1261951764&log=95

特にこれを重点的にというポイントはないので、駄目だと思われるところを
挙げていただければと思います。

749名前が無い程度の能力:2009/12/31(木) 17:53:36 ID:TWv3mMX20
>>748
拝読しました。
駄目な部分をということなんで、いわゆる「駄目な部分」の感想としては、地味な話を正直に地味に書いてあるだけなので面白みが浅い、といった感じ。
幻想郷の風景としては見所もなくはないけど、読み物としての魅力は多くなかった。

①出だし自体は悪くないが
けどシーンとして印象が足りないので、これが後の物語を浅くしてしまってる。
当作品の場合、冒頭でどれだけ空気を作れるかで、あとに続くエピソードを際立たせるので、ここが浅いと全部が印象薄くなる。
駆け足で状況説明しないで、最初の一文がぐっと迫ってくるようなインパクトのあるエピソードがひとつ欲しい。


②これならオールスターズ要らない
guardiさんなら早苗と秋姉妹だけで話が作れそう。
読者がキャラすべてに予備知識がある二次だと、この程度に登場人物が多いの自体はけしてマイナスにはならないんだけど、
物語上不必要で印象に残らない役回りしかないなら、出さないほうがいい。物語全体がぼやけるだけで損。
椛、にとり、雛、のエピソードで描きたかったモノを、秋姉妹との絡みに転換して印象的なエピソードに仕立てられればドラマチックになるし、物語り全体がくっきりわかりやすくなる。
オールスターズ出すなら、秋姉妹の異変に絡ませ、それぞれに役割を持たせるくらいがいいと思いました。

750名前が無い程度の能力:2009/12/31(木) 20:47:03 ID:QmCNgdaM0
>>749
話が浅いのは自分の投稿作品全般に言えることですね……。

①「最初の一文がぐっと迫ってくるようなインパクトのあるエピソード」
これが出せないのが全て、というところでしょうか。
深みを出すための手法の一つとして頭に留めておくことにします。

②については、仰るとおりなのでしょう。
ただし、その場合は当作品が「早苗が異変解決をする話」になってしまいます。
そういう話が書きたいのではなかったので、そうしなかったということです。
今後の作品に活かせれば、と思います。

ご意見ありがとうございました。
他にもあると思いますので、まだまだ駄目出し募集中でございます。

751guardi:2009/12/31(木) 20:47:53 ID:QmCNgdaM0
>>750は私です。念のため。

752名前が無い程度の能力:2010/01/01(金) 22:09:12 ID:ArzC31.c0
>>737-739
回答あじゃっす
コメントするにあたって考えているうちにどーもよく分からなくなっていたので、意見を貰えて良かった。
ひとまずこんな姿勢でやってみる。
・批評の目的によって方法が異なる。どこにウェイトを置くか。
 言い回しや文法への言及は、主に書き手のスキルアップに資する。主題や意図なんかは、読む際の参考というか指針のようなものになる。
・こちらの意見をする以上は伝わるようにする。論理的にというか、できるだけ「〜だから……の方が望ましい」みたいに、できるだけそう思った理由を言うようにする。
・今度はもっとさらに良いものを書こう、と思ってもらえるようにする。書きたい人を止めさせるようなものはいくない。
・お互いに楽しめるようにする。自分も書けると知ったときは嬉しかったもんなー。

そういえば、少しは調べたんだけど、印象批評っていうのがあって。
個人の価値観に依拠してコメントしたら批評じゃないとするとなんか厳しいなーとか思ったりするんだけど、新年早々首傾げてもしゃあないから、まあこれはおいとこう。
とりあえず、今年もがんばろう。

753天井桟敷:2010/01/12(火) 22:19:15 ID:i7wTHlPE0
プチにてちょこちょこと投稿している天井桟敷と申します。

以下の拙作3部『聖夜の惨劇 香霖堂緊急入院』『続・香霖堂、緊急入院 独占インタビュー編』『終・香霖堂、緊急入院 退院編』について
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1261894841&log=54
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1262097597&log=54
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1262275673&log=54
お手隙の方居られましたら、忌憚のない批評を頂戴したいと思いますので、宜しくお願いいたします。

754名前が無い程度の能力:2010/01/12(火) 23:38:51 ID:1ARX24Sk0
読んだ。
やりたい事は分かるし、特に1と3は色々面白い所があって楽しんで読める。
…時間が欲しい。多分明日纏めて評を書きます。

755えだまめ:2010/01/13(水) 02:35:27 ID:UnYWRn4E0
プチに『春宵一刻』投稿してみました。
このスレを見つけてから衝動的に書いたものなんで、至らない点も多いと思いますが……。
まあ、抜き打ちテスト感覚での投稿なんで、ダメな点はダメと、ゴミ以下を見るような目で罵りながら踏んでくれて一向に構わないです。素足でお願いします。

756754:2010/01/13(水) 02:50:41 ID:Cw4zmj5w0
>>753
ごめん。
死ぬほど長くなって、まだ書き終わらないので、上げていいかどうか迷います。
とりあえず一言だけ。
この手のパロディの類は、
整った形式美を再現する事自体か、
整った形式と崩れた内容のギャップに面白みを見出すが、
どちらかが必要。
どちらにせよ形式を意識させるだけ意識させないと、
普通に書いた方がより面白くなる。
とだけ。

757名前が無い程度の能力:2010/01/13(水) 14:04:43 ID:FQeTy5gY0
>>755
読みました。
テーマと語り口が魅力でした。秘封スレ住人としても感謝の言葉を述べておきます。ちゅっちゅ。
文章も、行頭一字空けの部分以外は特に気になる点はなかったです。というかそこだけが気になる。

あとは内容に関してつっこみます。
メリーのセリフ
「月を地表から見ると、月の移動する速度は地球の公転によってとても遅く見えるわ。私たち人間にはね」
これがよく分からない。
太陽を基準として見れば月の移動速度は地球の公転により速くなっているし、
(月の公転速度約1Km/sが地球の公転速度約30Km/sに引きずられている)。
地球上の人間から見れば、地球の公転は月の速度と関係ない。
「地球の自転」の間違いかなとも思いましたが、
それだと地表からみた見かけの速度は地球の自転によって加速されています。
(地球が自転してないと約27日で天球を一周するはずが、地球の自転により約1日での一周になってる)
ここのセリフの意味はなんなのでしょうか?

あと地球と月に直線は引けないとメリーは言いますが、
光線でなら引けるじゃんと思ってしまいましたがどうでしょうか?
もっというと、地上の人間が月を見た時点で、光で直線が描かれてます。
光線も重力で曲がってるとか言われたら、そもそも本当の直線なんてイデアにしかないものですし、
光の速度は有限だから地球が見てるのは過去の月とか言われたら、
相対論的には絶対時間は存在しないよとか言いたくなってきます。うずうずと。

それと「空木のイメージ」というのは作者の造語でしょうか?
空木には中空の木という意味しかなかったはず。
そこから空洞・空虚の意味を引き出そうとしているなら、
文中で解説があってもよかったんじゃないかなと思います。

とはいえ、全体的には良い秘封物でした。ありがとうございます。ちゅっちゅ。

758天井桟敷:2010/01/13(水) 15:34:37 ID:JJRykis60
>>754
頂戴できるだけでもありがたいこと。
気長にお待ちしております。

759名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 00:14:06 ID:cMWlIP3Y0
>>758
簡単に纏め。
1.ストーリーはまぁまぁ、だけど、短編とはいえ多少は起承転結を意識した方が良い。
 その意味では退院編が一番良い。
2.新聞様にするなら新聞様を真似る。
 特に新聞に造詣の深い射命丸が書き手だと、書き手が他の人の場合より求められるレベルが上がるので。
3.新聞様が難しいなら新聞様に拘らない、若しくはもう少し制限の少ない形式にする。
4.吐血事件顛末記という作品内容と、新聞様で書くという創作手法の二つが、
 相性が良いかどうかを検討する方が良い。
 どうしてもこれで書くなら2.を踏まえた上で文体と内容のギャップによる面白さを使う方が良い、か?
5.以上より、退院編の通常の三人称の文体で書き、
 山の無いインタビュー編に一つ捻りを加えてやれば、より良い作品になっただろう。

以上です。
長いんでそちらの名前パスにして貼り。
axfcのSc_73313
お待たせした割に、この程度の事しか出来ないで申し訳ない。
もう少し評する技量が欲しいですよ。

760名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 00:34:02 ID:7/hYWdVw0
>>755
秘封のお二人は、雰囲気と掛け合いがあってこそだと思うんだぜ。
だから、こういうふうに二人でだべってる話は好きでしてね。ふ、うふ、ふふふ。

運動状態の違いで起きる面倒は、地球(メリー)を原点すれば大丈夫かも。
二節で出ている話題は、ある決まった場所にいる人が動いている物を見るケースのようだし、
一応ズレはあると言える気もします(自信はないんだぜ)

わちきの本題はこっちで。
現実には、どれも超小さい誤差だと思います。
だとすっと、その線の物理的強度の話と同じくらい、線を引けないって話も机上の話題に思えたかなー。

物理方面の指摘があったので、別方面からビミョーな疑問を出してみたり。
メリーの初めに言葉ありき、なせりふのですが。
「定義する」とか「名付ける」という活動は、存在のスタート地点に置けるのかな?
〜とは…‥だ、と定められるのは、もしかしたら存在することが分かった後なんじゃないかなー、と。

でも秘封だなーって感じなので値千金。さらなるちゅっちゅも待つのぜ。

761天井桟敷:2010/01/14(木) 07:47:07 ID:LBXYJMic0
>>754
批評ありがとうございます。
アップ分含め、じっくり読みます。

返信が一週間ほどかかりますが、ご容赦頂けますようお願いします。

762名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 14:15:33 ID:OpfmMfno0
文「俺さん、俺さん。これ見て下さい!」

俺「おう、なんだ?」

文「昨日私が産んだ卵ですよ。俺さんと私の子供ですよ〜。3つも産まれました!」

俺「ほう、そりゃよかったな」

文「えへへ、2人で大事に育てましょう。家族で幸せに暮らしましょうね」

俺「うんうん、なるほどね」スッ

文「えっ? ちょ、ちょっと」

俺「えいっ」グシャ

文「………………………………あ、ぁあああぁあぁああ゛あぁああ゛あああああ゛あ!!!!!!」

俺「えぃっ」グチャパキ

文「や、やめてぇ! やめてください! やめてぇえええ!! いやあぁあああああ!! いやあぁあああああああ゛ああ゛!!!!」

俺「えいっ」バキパリ

文「なんで?! なんでぇええええ?!!! うわぁあああああぁあ゛あ゛ああああぁああ!!!!」

俺「あっひゃひゃひゃひゃひゃひゃっひゃひゃうひひひはははははあははは」

763名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 14:46:02 ID:NJp4sI5c0
狂気を表現したいのはわかるが、それをセリフだけでやろうっていうのが間違い。
しかもこれはセリフじゃなくてただの叫び声や笑い声であり、こんなのは馬鹿でもできる。
俺が卵を割ったときの感触を言わせればそれらしくなるかと思う。
たとえば

俺「えいっ」バキパリ

俺「えいっ。思ったより柔らかいな。中はぬるっとしていて生温かいぞ?」

地の文を書きたくないのであれば、地の文に代わるものをセリフで補うしかない。
あと感嘆符の数に頼るのもやめよう。
「………………あ、ぁああ」みたく……を多用するのではなく「……あ」で一度改行して「ぁあああ!」と一拍置けば、
相応しい間ができる。あとスレチ。

764名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 15:30:14 ID:OpfmMfno0
>>763
すまんただの誤爆だ

それはそうと中々参考になるアドバイスをどうも

765名前が無い程度の能力:2010/01/14(木) 23:45:48 ID:dFCYkFSc0
それはそれとして、文たんを泣かしたのは許早苗!
ちょいと神社裏まで顔かせやてめー!

766名前が無い程度の能力:2010/01/15(金) 01:53:09 ID:BBqHjZIo0
>>763
あなたに感動した

767名前が無い程度の能力:2010/01/16(土) 15:49:45 ID:AsX6axWIO
度々お世話になってます。バームクーヘンです。批評お願いします。
作品集96の『秋静葉誘拐事件』です。
個人的には今まで一番力を入れて書いた話なので是非評価を聞いてみたいです。ちなみに80kBほどの長さになります。 宜しくお願いします

768バーボン:2010/01/17(日) 02:40:47 ID:wsvbjeJA0
第八回東方SSコンペにて発表した「魂時雨」の批評をお願いします。
後半の展開が急、原作とのすり合わせに違和感……など、既にコメント欄で多くの批評を貰ってはおりますが。
話の展開から文章の是非まで、何でも遠慮ない意見をぶつけて頂ければと存じます。
あとは、コメント数の伸びなかった理由を。単純に字が詰まっていて読み辛かった……と言うだけではないと思いますので。
毎回批評を依頼する側で申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。

769名前が無い程度の能力:2010/01/17(日) 04:46:23 ID:6auwCceo0
>>767
読ませていただきました。


特に良かったと思った点は物語。
天子の人物像の根源にかかわるような話なだけに、読み応えを感じさせられた。
しかし全体的、せっかくの物語が8割がた死んでるといった印象を受けました。
なんで死んでると感じたのだろうと自分なりに考えてみた。

一番大きくずれてると感じたのは、まず本来見所であるはずの天子のドラマがほとんど効果的に演出されないこと。
読み終わって当作品を総括した時に、ちょっとかわいそうな子が騙されて事件を起こしただけの話、になってしまっていてドラマ性が非常に薄い。
ただたんに秋姉妹を襲うのに適当な理由さえあれば良いかませ犬んじゃね?みたいな印象が残ってしまった。
犯人の動機がしょぼく見えてしまうミステリーなんてつまらないでしょう?
少なくと、つまらない動機だったとしても魅力的に書いてくた方が、読む方としては面白い。
だから天子が秋姉妹に絡む動機付けを、単なるかませ犬の動機付けにとどめないで、それを元にエピソードを構築してもっとストーリーの核にすれば、ミステリードラマとして魅力が出るかなあ、と思いました。


個々の部分としては、救出に向かうあたりからが盛り上がりがあって面白い。
でも、多分、ご自分でも書きながら気づいてたかもと思うけど、そこまでがたるい。
こういう読んでいて面白くないと思う部分は、もっとエピソードを濃縮して短く、それでいて印象的なものにするか、その部分を書かずに済む展開に変えたほうがいい。
趣味の小説にありがちな事だけど、読む側が読みたくない変な部分に作者の力が入っちゃってて、面白さが薄まっちゃってる。
もちろん書きたいものを書けば良いとは思うけれど、読む側からの評価としては、そういう部分は退屈と言わざるを得ないわけであります。

最後にごく個人的な感想。
この作品はミステリーっぽい秋姉妹の視点で完成度の高いものも見てみたいけど、天界組の視点から純粋な人間ドラマとして描かれたものも見てみたくなった。

770名前が無い程度の能力:2010/01/17(日) 10:11:05 ID:R3SpMNb20
>>769
ありがとうございます。
やはり皆ミステリーとして読んでしまうんですねぇ。
自分としてはそのつもりはまったくなかったんですが、あくまで主人公は秋姉妹。
天子たちはおまけだったんです。
とりあえず皆に見所というかドラマのようなものを設けようと考えたのですが。
うーん。
ともかく批評ありがとうございました。

771名前が無い程度の能力:2010/01/17(日) 16:08:45 ID:3hLI4eFw0
>>768
話の展開についてはすでに多くのコメントがあるので、
別の切り口から見ていきます。

丁寧に描写されているのが裏目にでて、シーン毎に何を描きたいのかがわかりにくいです。
以下、冒頭の剣術鍛錬のシーンを引用します。

【それはいつもの日課の、何て事の無い稽古の一幕だったと思う。】
<道場の空気は張り詰めていて>【冥界には珍しい雨が屋根を打つ音も、私はどこか別の世界で起こっている事のように感じていた】
<手にする木刀が軋むくらいに強く握り締める〜(略)〜難しくないだろう。>

【日常の描写】 <緊迫感の描写> とカッコで分けてみました。
バーボンさんは、妖夢にとって稽古は「日常でもあり、真剣に打ち込むものでもある」という二面性を描きたかったのでしょう。
しかし、シーン単位では日常を描くのか真剣さ・緊迫感を描くのかどちらかに決めてしまった方が、読者としては読みやすいです。
二面性を描きたいのであれば2つのシーンを使うか、段落を分けて書くとよいでしょう。

772バーボン:2010/01/17(日) 17:03:00 ID:wsvbjeJA0
>>771
何を描写するか、絞った方が良い……と言う事でしょうか。
今までに言われた事の無い意見です。冗長に感じてしまったのはそのせいですかね。
確かに、書くべき部分だけを的確に書く必要はありますよね。書けば良いってもんじゃない
次作では意識してみたいと思います。手早い批評ありがとうございました。

まだまだ詰めるべき所はあると思いますので、他に気が付いた所がありましたら幾らでも言ってください。

773蛸擬:2010/01/18(月) 01:18:56 ID:X5hf5a9kO
以前お世話になりました、蛸擬と申します。
URL無しで恐縮ですが、
最新作品集(97)に投稿させていただきました拙作、『花束デスティニー』の批評をお願い致します。

既にコメント欄にて、「表現がまどろっこしい」「雰囲気だけ」等のご指摘をいただいておりますが、より踏み込んだ意見が(特に文章表現に関して)欲しく思った次第です。
また、当初から短篇を想定していたためボリュームは少なく抑えたのですが、これもストーリーに対して有効でなかった気もします。

以上の点、宜しくお願い致します。

774名前が無い程度の能力:2010/01/18(月) 03:46:03 ID:mgjyX8520
>>773
拝読しました。

最初に読んだ感想としては>「表現がまどろっこしい」「雰囲気だけ」
というのを自分も感じてしまった。
話としてどこを楽しんでいいのかわからない上にやたら読みにくいというか。

文章表現、という点に関しては○Eがずらーっと並んでるような真っ赤な原稿を彷彿させられてしまった。
なんでこんなわかりにくく、伝わりにくい表現をごてごてくっつけなきゃいけないのか、損なだけなのにといった感じ。
例えばば出だしの一文が意味がわからないだけで、面白みに意味を成してないのが代表的。
こういう漠然とした一文のっけるなら、なぜ運命とは馬鹿らしいのか?など読み手が想像できるように、すかさずフォローになる文を繋げて、
自然に話のメインテーマへと導いてほしいのだが、ほとんど単なるなげっぱになってしまってる。
これで中二的なかっこよさなり、独自の味があればいいけど、そういうのもないと感じた。ただわかりにくいだけ。
言葉を選ぶ力や、場を描く力自体は十二分以上にあるので、一度原点に立ち返って必要最低限の言葉で小学生でもわかるように、それでいてこの作品と同じくらいの雰囲気の濃密さを書いてみてはいかがかでしょうか。
あなたはそれが出来る方だと思います。

ボリュームに関しては、この短さでここまでスカスカ感のあるな内容だと、これ以上長くするともっとスカスカになってしまう気がしました。
こういう雰囲気系の作品は長さがどうというより、雰囲気をどれだけ読み手に伝えられるか、じゃないでしょうか。
運命とはどう馬鹿らしいのか?これを常に主軸からぶらさずに、読み手に想像・意識させながらラストまで持っていくような構成にすると、より雰囲気を伝える上で効果的ではないかと、思いました。

775Spheniscidae:2010/01/18(月) 23:03:17 ID:9Cjpy0/I0
以前よりお世話になっております、Spheniscidaeと申します。
本日は、最新作品集にある拙作「めーりんゆーしえ」の批評をお願いしたく、参りました。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1263533936&log=97

歴史を知らない人でも読めるようにと書いたつもりですが、本当にその部分ができているかどうか。
また、特に美鈴のキャラクターが美鈴として確立しているかどうか。

その辺りを特に見て頂きたいと思います。又その他にも感じたことがありましたら、忌憚なく仰っていただけるとありがたいと思います。

それでは、よろしくおねがいします。

776名前が無い程度の能力:2010/01/19(火) 01:23:23 ID:e7o82p1A0
>>775
読んだ。
①漢文はある程度読めても中国史を一切知らない程度の者である自分からすると、やはり序盤の国と国との関係がわかりづらかった。
ただ単にストーリーを成り立たせたいだけなら、
士叔が重い身分の者であり、その父も偉大な功績があり、晋国は勝ち続けているという事実さえ挙げれば成り立つ。
なんというか、「知らない人でも読めるようにした」というより、
「元々知らなくても読める程度にしか中国史が絡んでないのに、作者の趣味で小説に要らないところまで書いた」という印象を受けた。

まぁ、これがいわゆる「中国史でやる意味あるの?」「東方でやる意味あるの?」って事なんだと思う。
あなたは何のためにこれを書いたのか?もし「単に自分の得意分野なら書けると思ったから」とかであれば、自慰小説といわれても仕方がない。
だからといって、じゃあやらなくていいじゃんとは個人的には思って無い。むしろ、俺みたいに歴史に興味が無かった人間をどう引き込むか?
あなたのように博識な方にはそれを考えて意識しながら書いてもらいたい。
コラボさせて小説を書く際には、「そのコラボする側を読者に広めたい(士叔について知ってもらいたい)」とか
「妖怪がまるでこの世界に実在したかのように思わせたい(幻想と現実を混同させたいよ派)」とか
「別世界の二人がバトルしたらどっちが勝つのかを明文化して証明したい」とか色んな可能性があると俺は思っている。
「書きたかったから書いたんだ!」っていうのもアリなんだけど、どうして書きたかったのかを意識するともっと良くなると思う。
既に明確に意識してるんであれば釈迦に説法でしたゴメンナサイ。

②古い中国の祖廟というものがどういう形をしているのかの描写の方がもっと欲しかった。
俺の貧弱な想像力だと、日本の古墳時代の石室のようなものの中で現代の仏壇に対して呪詛を吐く士叔しか思いつかなかった(←どう考えても自分のせい)
とは言え、知らない人にも分かる事を心がけていたのであれば、マクロな歴史面のフォローだけでなく、描写にも気を使って欲しかった。

③そして個人的には、美鈴が士叔の死を驚くのも少々腑に落ちない。仮にも気を使う程度の能力の彼女が、
士叔が呪詛によって死ぬのがいつになるかを曖昧にしか把握できなかったというのが納得いかない。
いつ死ぬのか分かっていたら、最終日に美鈴が取る行動も変わってきていただろうし。
後、凶神に殺されるのはダメで、妖怪に殺されるのはOKな理由が小説からは導き出せなかったのだが…
士叔の第一目的としては「自分が死ぬ」事で、第二目的としては「先祖に殺されること」だったんだよな?
第一目的が達せられるが第二目的が達せられない凶神に呪われる事が嫌なのだとしたら、
どうように第二目的が達せられない妖怪に殺される事もダメだったんじゃないの?
美鈴の人となりを見ずに最初から殺してくれと言っていた以上、「彼女になら殺されてもいい」とか考える事も無かっただろうし。

④後、「〜ぬ」と「〜ない」や「〜(し)よう」と「〜ん」が混ざっているのは奇妙な気がした。
能く〜やとかは意図的に使っている事が分かったからともかく、上の混交は困る。
古文(漢文)を読んでいる気分にさせたいのだったら、いっそのこと完全統一すべきだったと思う(台詞内は現代語調でいいけどね)。

⑤>美鈴のキャラクターが美鈴として確立しているかどうか
作中でキャラが立っているかといえば、微妙な所。書き方が悪いと言うより、この小説においての主人公がそもそも士叔であり
美鈴は彼の情報や思想を聞き出す聞き役でしかない。だから美鈴というキャラを立てようとするのがそもそも間違い。
むしろあなたは士叔のキャラが立っていたかを気にするべきで、個人的には立っていたと思う。
キャラが立っているというのを美鈴らしさが出ていたかどうか、という意味で捉えるならば。
「美鈴は力を抑えて生活している」とか「守りたいものがある」という設定を踏まえていて良かった(尤もこれは二次創作的美鈴らしさではあるが)。

さて、忌憚なく毒舌を吐いたけども、総評としてはとても良かった。
美鈴というと紅魔館組のストーリーを補佐するか、バトル物で奮起するかのどっちかというイメージがあるけども
こうやって美鈴そのものの心理面を穿った作品って少ないと思う。いいぞもっとやれ。

このスレに来る人って高得点な人が多いけど、やはりこうやって向上心を忘れない人が良作を生むんだなあとしみじみ思う。
あ、表題の掛詞?(ゆーしえ)はとても好き。

777蛸擬:2010/01/19(火) 23:52:22 ID:rfrqqEtQ0
>>774
大変参考になりました。
もう一度初心に帰り、出直してまいります。
丁寧な読み込み、ご批評ありがとうございました。

778天井桟敷:2010/01/20(水) 00:17:24 ID:BeYzdDaQ0
>>754
大変遅くなりましたが、ご指摘の点、言われてみると確かにと納得しました。
新聞様式にするしない、話を組み立てる様式に対する推敲が浅い点については、まさにその通りと反省しました。

その点を踏まえ、今度はプチでは無い方に投稿しました拙作『あなたとともに』について、
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1263913712&log=97

再度忌憚のない批評を頂戴したいと思いますので、宜しくお願いいたします。

実のところ、書いている当人が今一つどこら辺が評価されているのか理解できておらず、どういった方向を伸ばした方が良さそうか、も併せて頂戴できれば、と思っております。

779Spheniscidae:2010/01/20(水) 01:56:03 ID:DULTCVAw0
>>776
 ここまでご丁寧なご批評ありがとうございます。それでは、言い訳がましく返信をば……。

 まずは1について。
 言われてみれば、中国史の要素は殆どなかったということができるのは、ご指摘の通りです。
 士燮を描くのに最低限必要な点以外は削るべきだったのでしょう。
その情報の取捨選択を誤ったと言う観は否めません。
どうしても士燮には思い入れがあったので、ついつい引きずられてしまったようです。

 歴史でやる意義というところも中々鋭い指摘であります。
正直、指摘を見た時には、私がssを書く意義を考えてしまいました。
そうですね、私が歴史を絡めたのは、美鈴というキャラクターを士燮という人物を通した解釈を行ったからです。
私にとっての美鈴が、士燮という人物を通すことでよりよく表せると思いました。
ただその点で申すならば、歴史を完全な道具とすることができず、必要以上に士燮が出てきてしまいました。
これは私の及ばぬ部分であったか、と思っております。

 2についてですが、これは実は……私もわからなかったのです。
これはひとえに文献の調査不足のせいかもしれませんが、春秋時代の祖廟は私にはわかりませんでした。
これは個々にご想像いただきたく……
というわけにゆかぬのもわかっております。
やはりここは、想像ででも描写すべきだったでしょう。

 3について。
 そこは私の美鈴観であった、といえば一言なのですが、描写が足りなかったということでしょう。
それを納得させるに足らなかったということを、肝に銘じておきます。
 凶神に殺されてはならず、妖怪に殺されるのはOKの理由がない、ということですが、
これは完全に構成のミスです。これは、詰めが甘かったと言い訳するほかございません。
割と致命的であった、というように思っております。

 4について。
 これはある程度意図して使っているつもりです。
「ぬ」や「ん」を使って文体の語尾に幅を持たせ、また強調を少し狙っています。
それと、上手く古文と現代文を融合した文体を確立したかったというのもあります。
違和感を持たれてしまったなら、それは失敗かもしれませんが。

5について
 あくまでこの作では美鈴が主役で会ったつもりでした。
 というのも、この作品の主題は美鈴の変化であって、士燮はそれの触媒でしかなかったからです。
 が、士燮のキャラがどうにも目立ち過ぎてしまったよう。
 ちょっと思い入れが大きすぎたのかもしれません。

 最後になりましたが、総評として高評価を頂けたのはありがたいと思います。
 美鈴の心情は、前より書きたいものでありました。楽しんで頂けて幸いです。

 必ずしも高得点と言うわけでもなく、向上心があるかどうかもわかりませんが、ここの批評はとても役に立ちます。
 有難いものです。

 改めて長文の批評をありがとうございました。
 又ほかにも、何か感じたことありましたら、ご批評の程お願いしたく思います。

 それでは。

780名前が無い程度の能力:2010/01/20(水) 14:36:41 ID:OJ4xTSMMO
test

781名前が無い程度の能力:2010/01/20(水) 16:38:45 ID:H596GA8A0
>>775
 大体>>776で言ってくれたのですが少しだけ。
 何故「人の世と関わりを持たぬ美鈴」が即座に「晋の六卿の名を思い浮かべ」ることができるのか、
これが大変に違和感がありました。それに自ら死にたい人間を想像できないにも関わらず、
自殺(自裁)という発想があるのも奇妙。「物を知らない」ということの表現力が、
作者さんが博識な方であるが故なのかも知れませんが不足しているなと感じました。
 過去作に比べ、人(まあ美鈴は妖怪ですが)の変化に焦点を合わせていたのは好印象。
もっとも士カイにこそ感情移入してしまう私のようなひねくれ者にはどちらにしろ強者の論理に
見えてしまいましたが(彼だけが強さと弱さを併せ持った人間らしい人間に思えたのです)。
 文章力については言うことはありませんね。こういう固い文章を書かせればトップクラスだと
思います。
 作者さんの意図を読み切れている自信はありませんので、感想程度に思ってくだされば幸いです。
益々の御研鑽をお祈りします。

782フクロウちゃん:2010/01/20(水) 18:45:47 ID:BN4QhwlY0
批評をお願いしたいです。
最新作品集の『流星群の降り注ぐ海』です。

今までで一番力を入れて書いたつもりなのですが、点が伸びないということはどこか至らない点があるのだと思います。
個人的には中盤急ぎすぎたというのがある気がするのですが、その辺りも踏まえて批評をお願いしたいです。

短くは無い作品なので、少し暇があるときにでもお願いします。

783名前が無い程度の能力:2010/01/20(水) 22:30:03 ID:DULTCVAw0
>>781
 なるほど、知らぬ筈のことを知っている、ですか。
 確かに、あまり意識していなかった点です。人間の世との差、というものは意識しましたが、
そこまでは意識が回っていなかったようです。

 今回は、美鈴の変化こそが主題であったので、それが好印象であったのは有難いと思います。

 基本的には、士燮もまた強者です。自戒は強いものだからこそできる。そのつもりでありました。
 そういう意味では、士燮もまた人間ではなくなってしまっていたのかもしれません。
 士カイがどうか――というのは、又別の話でしょう。

 文章力については本当に、おほめ頂きまして有難いです。
まずは文章力が、物語の印象を決めるのではないかと思いますので。

 それでは、これからも精進したく思います。御鞭撻のほどを宜しくお願い致します。

784Spheniscidae:2010/01/20(水) 22:32:06 ID:DULTCVAw0
連投失礼です。 お分かりだとは思いますが、783はSpheniscidaeでございます。

それでは、改めて有難うございます。

785名前が無い程度の能力:2010/01/21(木) 18:22:39 ID:XUYmAwt20
>>782
今作品集は異常に埋まるスピードが早かったそうなので
そのあたりも点数と関係あるかもしれません
こういう時は余計点数も伸びづらくなりますし

とりあえずは星蓮船出してきてこれ読みましょう
■2.キャラ設定
原作剥離具合が酷くて正直ツライです
独自解釈や発展させたもの、なんてのは読めるとは思うんですが
設定自体を変な方向に持って行かれても困ってしまいます

あと読み手が引きそうな点としてはまずは一番最初の注意書き
予防線を張る、ということも嫌う人が多いですし
例えば昔のムラサが黒かろうが読み手にしたら面白ければどうでもいい
ムラサが好き。知ったこっちゃない。
正直なところマイナスに受け取られてブラウザバックが多いんじゃないでしょうか
同様に後書きも「いいですか?〜〜聞いていただけますか。」あたりも蛇足的に感じました
名前を伏せたいのであれば引用して俺訳つけて
こうやったら船長ぽいよな!ぐらいの自信でやってください

ところでイカリって碇でも合ってるんですね
錨のほうで覚えてたから最初えっ?って思いました

次に後書きに書いてあることを否定するようで申し訳ないのですが
やはり文中の歌で引いてしまいます
ポエムなんかが忌避されるのと同じ感じでしょうか
歌詞も船を引き寄せるにも沈めてしまうにも物足りない感じがします
洋楽は韻を踏んだものが多いと思うので
あえて表現を繰り返したり単刀直入な表現を用いた方がすっきりしていたかも
詩と歌は違うと思うので……うまく表現できませんが

最後に名前もっと良いのはなかったんですかね
♂でオスって読むのならジュディオス、で良かったでしょうに
中二っぽく「鉄梟器師」で「読み方わからねえよ」とかも面白そうでしたが
尖りたいのか格好付けたいのかギャグに走ろうとしているのか……

展開とか話の作り方は別の方にお願いするとしましょう
個人的には1で盛り上がってあれパワーアップしたのに
戦闘描写とかなしで2行っちゃうの?と拍子抜けはしましたが
レートや匿名評価は高そうなので私の感覚が違うような気がするなあ……

関係ないけどあのアルバムだとmy world や flanticの歌詞とか好きですね

786名前が無い程度の能力:2010/01/21(木) 19:21:19 ID:LP6ixhMA0
>>782
読ませていただきました。
最初の印象としては、読みやすいのが好印象で、シーンごとに見るべき物の重心がわかりやすい。
この部分のセンスがフクロウさんは良いと思いました。

お話の感想としては、いい話ではあるんだけど、
どこかしらに目新しさがあるわけもなく、完成度も目を見張るものがあるわけでもなく
無難な話が退屈に語られている、といった印象を受けました。
なのでこれだけの長さがあると、最後まで読んでくれる人が少ないかもしれない。

こういった良くある話の決め手はやはり完成度。
場面ひとつひとつをどれだけ鮮やかに深く演出できるか、ではないでしょうか。
そこでひっかかったのが、後書きに中二病とあるように、中二病的演出を指向するのは良いとは思いますが、
中途半端にするとチープなだけになってしまって場面がしまらない、ということ。
やるなら、思わず台詞を真似して叫んだりつぶやいたりしたくなるくらい、格好付けてほしいなあと。
結果的にどのシーンも、どの展開も、安っぽさだけが目立ってしまって、非常にもったいない。
とくにフクロウさんの場合は、場面ごとに見るべき部分がわかりやすいので、余計にチープさが悪く目立ってしまってるように感じました。

展開としては、バトルが終わったあとがやや平坦。
ムラサの懸念を懸念じゃなくて展開のひとつとして実際に起こる事件として持ってくるのも、ありだと思う。
事件を通してムラサの新しい人生?の方向性の出発を描くみたいな。
その場合、後半の話の流れに合わせてテーマと尺のウェイトを大きくずらす必要が出てくるかもしれないけど。

だいたい気になったのは以上です。

787KASA:2010/01/21(木) 21:24:13 ID:3KJwA6F60
以前に一度お世話になりましたKASAと申します。
こちらの批評をお願いしたいのです。
『長野県茅野市在住、東風谷早苗さん』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1257338377&log=90

去年の11月頃に投稿させていただいたものなのですが、
改めて見返して、今ならこう書くなぁ、と思える点が多々あり、
結局、全体的に修正しました。(とは言え、話の筋は変化ないのですが)
そういう自己満足的な品に批評をお願いするのは、はたしてやって良いの
だろうか、と迷いましたが、もし宜しければ、違和感や不味い点、感想
などを教えていただければと思います。

率直に、『おもしろい』『飽きる』『つまらない』等の言葉だけでも
いただけると、ありがたいです。

788名前が無い程度の能力:2010/01/21(木) 23:29:11 ID:RLSjF/PU0
>>778
読んだよ。良い。
良い雰囲気小説になっていると思うし、この方向でしっかり書いていけば、
一定の評価は得られるようになると思う。
評価されているポイントは、キャラクターを丁寧に書いているところでしょう。
こういう言い方はあまり良くないけど、二次創作なんで、
事件性が薄くてもある出来事に対して登場人物が如何に対応していくか、
という所を丁寧に書き、キャラクターを描けていれば大丈夫な面が有りますし。

技術面。
コメントでも結構言われてるけど、所々分かり辛い。
文章が長いと言われてるけど、個人的にはあまり気にならない。
>霖之助の苦り切った返事を〜 の辺とか、
さすがに長い、と言うか文が変わってるのもあるけどw

ただ、会話文の主体が誰かと言う点の分かり辛さは挙げられると思う。
話し方に特徴が少なく、ぱっと見で誰が喋っているのか分かり辛い。
特に中性的な話し方をする人が、三人以上で話したりするから尚更。
丁度SSコンペやっていたようなので、そこから例に取ると……
ウーパールーパー氏、14氏やみづき氏、過酸化水素氏などの場合は、会話文では基本二人に絞ってやっている
ウーパー氏とかのは口調が似ていても、かなり場面での登場人物数を絞っているから分かりやすいし、
みづき氏の場合など、登場人物自体は多くても、基本使い捨てで、
実際の会話シーンでは人物数を絞ってる事が多いから文体も含めてとても分かりやすい
これが基本三人になる石丸氏のだと、全員にかなり極端な特徴付けているし、
途中のチルノたちが出てくるシーンでも内容や指定方法などから判別が容易

…というように、まぁ色々やっている訳です。最低限喋り方の特徴を付けると良いと思います。

後もう一つ。同時に登場するキャラが減った白蓮との対話シーンでは、
視点の位置も霖之助に固定されてとても読みやすくなってる。
これがそれ以前の子供編のところだと、
視点移動が多くなっているので読み辛くなっている面があると思う。
最初の視点は茄子で、小傘に移って、茄子に戻る。
が、赤子の押し付け合い辺りから視点が判然としなくなっている。
というより地の文が少なくて判断し辛いのだけどw
この辺、自分ならもう少し地の文を増やし、茄子なら茄子で、アリスならアリスでと視点を落ち着かせて書くかな。
この手の三人称でも、あまり落ち着かないと読者に余計な力を使わせるから…
なるたけそのシーン中では誰から見てるかという事を意識して書いていくべきだと思います。

作品内容はしっかり世界観を書いて、
その中でキャラクターが浮いて無いからとても良いと思います。
細かい書き方を押さえていけば、
まだまだ評価を上げていけると思います。
小ネタも良かったですし。
読者の一人として次の作品を楽しみにしています。

789鉄梟器師ジュディ♂:2010/01/22(金) 02:21:02 ID:BDewR6gc0
ありがとうございます。

>とりあえずは星蓮船出してきてこれ読みましょう
一応原作、東方wiki、スレ的キャラ紹介、さらには元ネタである「幽霊船ムラサ」「毘沙門天」等の設定は一応読みました。
話を考えたときにいまいち噛み合わせることが出来なかったので、変えさせてもらいました。
最初に注意書きを出せば良いという浅さかな考えで、作ってしまいました。

>予防線を張る、ということも嫌う人が多いですし
成る程。言われて見るといらなかった部分も多かったと思います。
ちょっとしたおふざけのつもりで書いてしまいました。これは今後気をつけたいと思います。

>やはり文中の歌で引いてしまいます
自分も書いて何回か読み返している内に、こんなしていいのかなと思ってしまった部分です。
それでも書きたいという感情が強く出てしまって……。
「書きたい≠面白い話」というのは理解していたつもりで、全然実践出来ていなかった結果だと思います。

>名前もっと良いのはなかったんですかね
最初は「鉄梟」でした。ですがこれはあまりにも面白くない、と思い半日悩んだ結果、一番良い名前を取ったつもりです。
ですので、こればかりは変えるつもりはありません。なんだか、批評貰っているのに反論してしまって申し訳ないですが……。
自分は結構この名前気に入ってて、なんというか、ダサさですかね。

>個人的には1で盛り上がってあれパワーアップしたのに
>戦闘描写とかなしで2行っちゃうの?と拍子抜けはしましたが
あー、やはりここですか。実は最初は戦闘シーンもう少しあったのです。そしたら妙に長くなってしまって、くどいと思って消してしまったのです……。
で、案の定読んでみたらその先で矛盾が出来てしまって。
それを必死に修正するために、削ったり追加しているうちに、後半にかけてが軽くなってしまった気はしていました。
何度も読み返して上手く繋げられたぞ! と私本人は思ってしまっていたのですが、やはりつっかかる部分ではあったのですね……。

>関係ないけどあのアルバムだとmy world や flanticの歌詞とか好きですね
my worldは間違いなく最強の曲です。flanticは個人的にあのアルバム至上最高のリフだと思います。

>どこかしらに目新しさがあるわけもなく、完成度も目を見張るものがあるわけでもなく
>無難な話が退屈に語られている、といった印象を受けました。
これは今後最も直さなくてはならないことですね。こればっかりは直ぐには厳しいかもしれませんが、気をつけなくてはなりません。
少し長めの話を数こなす必要がありそうですね。頑張ります。

>場面ひとつひとつをどれだけ鮮やかに深く演出できるか、ではないでしょうか。
一番気をつけていたつもりでしたが、どうやら実力不足だったようですね……。
場面をどう表現しよう、そう思ったときに出てきたのが「明暗(光)」で今回は一応それもテーマにしてみたのですが。
どうやら表現しきれていなかったようです。

>やるなら、思わず台詞を真似して叫んだりつぶやいたりしたくなるくらい、格好付けてほしいなあと。
成る程。実は自分一般的に中二病と言われる展開や台詞が大好きでして。
それを目指したいのですが、中々出てこないというのが現実です。これも今後頑張らねばなりませんね。

>ムラサの懸念を懸念じゃなくて展開のひとつとして実際に起こる事件として持ってくるのも、ありだと思う。
一時期「ぬえ」の話をラストの前にもって来ようとも思っておりました。
しかしそれだとラストまでがさらに長くなってしまう。ということで削ってしまいました。
それでもやはり、ムラサが納得をするのは余りにも早すぎますね……。
展開を急ぎすぎてしまいました。


本当にありがとうございました!
自分では絶対発見できないようなことまで教えていただいて。勇気出してここに書き込んでよかったです。
今後も何かもやもやしたものを感じて、考えても分からないことだったらまた書き込むと思うので、またいつかよろしくお願いします。
ありがとうございました。

790鉄梟器師ジュディ♂:2010/01/22(金) 02:40:42 ID:BDewR6gc0
あ、すいません。↑は元フクロウちゃんです。

791天井桟敷:2010/01/22(金) 23:29:55 ID:SiospoK.0
>>788

丁寧な指摘、ありがとうございます。
忌憚ない、と書いたらプチでは考えられないほどの指摘があって、正直びっくりしていました。

そんなコメントの中に『読め手の主観』という記述があったものの言わんとしていることが理解できていませんでしたが、技術面の指摘事項で腑に落ちました。

書き手の一つ目標として、米国ドラマのザ・ホワイトハウスで見た、流れるようなカメラアングル、というものを小説で再現できないか と挑戦してみたのですが……
読み手が読めなければ、という至極もっともなことを忘れていたと反省です。

赤ん坊のくだりは、赤ん坊を驚かすまでを小傘で、驚いた直後のやり取りは省いてそれ以降を室内に入ったレミリアで、話を進めればよかったか、と反省中。


会話部のキャラの判別のし難さについては、セリフ内にキャラを把握しやすくするニュアンスを含めるか、それとも前後の地の文で記載するか どちらにしようかで考えていたので
会話させるキャラを絞り込む、というシンプルな解は参考になりました。


それにしても、プチでは無い方はレスポンスがはっきりとするなぁ、というのが今作最大の感想。
プチでの反応からすれば、三桁行けば嬉しいなあ、と思っていたので、ちょっとというかとてもびっくりな結果。

何を意味しているか分かりづらい、という指摘は川上さんの都市シリーズの影響が変に出てたかも……、と反省はしても後悔はしていない状態。
このバランスと、文章の長さと改行、あと会話文の間に地の文を入れるかどうか、暫く試行錯誤を続けてみようと思っています。

次作が書き上がった際は、また批評頂ければ、と思います。
ありがとうございました。

792名前が無い程度の能力:2010/01/23(土) 04:12:50 ID:fO9B.PEU0
>>787
独特の魅力を持った作品だと思いました。
特に夜の山のシーンがすばらしい。
アマチュア小説の風景描写というと、なにかと技巧を見せびらかしたがる物が多くて、
そんなんどうでもいい言葉並べてないで内容ある文章を書け内容を、と言いたくなることが多かったりしますが、
この作品の山のシーンはちゃんと物語上意味のある絵画になっている。
適せんな場所に、効果的な絵をぽんと載せてくるあたりの表現力はすばらしい。
けれど、ややぎこちなさを感じる部分も無くはない。
たとえば途中で、光の数珠や光の列といった同じ意味の言葉が繰り返し何度も使われていたりするが、
こういう日常会話なら不自然でないものでも、活字にするとなんとなく場面が緩くなくなってしまうもの。
どうでも良いといえばどうでもいい部分なんだけど、どうせなら絵画を描けるという必殺の武器をさらに研ぎ澄ませてほしいなと思いました。


気になるのは出だし。
>小学校の頃、同じような事を言われて女の子グループからのけ者にされた事があった。
>グループの一人の誕生日会と、社の祭日が重なった時であったろうか。

この物語の流れなら、せっかく良いエピソードあるのに、これ使うべきじゃね?
二行で済ませられる過去話ではあるんだけど、早苗の立場の独自性を強調する必要があるなら、友達とのだべりよりも、もっと具体的でインパクトのあるエピソードのが、物語がわかりやすくなってより多くの人が楽しみやすい。
でも、友達とのだべりというマイルドで軽いタッチにも独特の魅力を感じたから、自分としては作品のままのが好きかも。
むしろこの軽い雰囲気を極限まで演出できて、後半とのコントラストを引き立たせられたら、すごくかっこいいかもと思う。
ちょい軽さの雰囲気がニュートラル過ぎてわかりにくくて、ぼやけてしまってる感はあるので、結果的に無駄の多いシーンとして感じられて、「もっとインパクトのあるエピソード使えよ」と言われてしまうかも。

というわけでネックはやはり前半の処理。
後半の山のシーンは多くの人が面白く感じるはずなので、
この後半への期待感を前半からいかにかもし出せるか。
繰り返しになるけど、
方法論のひとつとして、前半で早苗と神様の立場を演出できるわかりやすいエピソードを持ってきてテーマをはっきりさせ、後半につなぐ。
もしくは、独特の軽い雰囲気を突き詰めて、後半との落差で魅せる雰囲気重視戦略。
このどちらか、もしくは両方のミックス。

あと注意書きはやるだけ損なので、もっと自信もって何食わぬ顔で格好よく嘘ついてください。
原作でありえない嘘でも、ナチュラルに格好よくこなせば嘘ではなく演出になります。

793:2010/01/23(土) 11:09:19 ID:kpXk8an.0
毎度お世話になっております。
と申しますか、一年ぶりくらいでお世話になりゃす。
今回は、下の作品について批評をお願いしたいと思い、参りました。
『決行、雨天!』
ttp://www10.atpages.jp/thcompe/compe09/?mode=read&key=1258775420&log=0

①構成:矛盾など、不自然な流れはないか
②起伏:盛り上がりがあるか
③天子:に見えるか
といったところを中心に、お好みの具を足すという感じで、どうぞよろしくお願いします。
(ドS・辛口・ハバネロ・ジョロキアどんと来いでお待ちしております)

794名前が無い程度の能力:2010/01/24(日) 02:20:12 ID:Lq59y9XA0
>>793
キャラの解釈は人それぞれだとしても、自分から見たら天子を描くということに関しては、かなり良く出来てると思います。
うざかわいいとでもいうのかな?こまったちゃん的かわいさが行動にも思考にもよく出てたと思います。

話も次々新しい展開がとんとん進んで良い感じ。
でもその割りに開始がスローリーなのが、ちょいと残念。
アンニュイな出だしはこれはこれで成功してるとは思うんだけど、掴みとしては弱くて、その後の展開に期待を寄せて、「早く読み進めたい!」とかは難しかった。
けれども、文章の雰囲気が作品とマッチしていて楽しいので、さくさく読んでいける。
んだけど文章の魅力がスローリーさを埋め合わせる決めてとなるほどか、と言えば、そうでもなく、やっぱ出だしが弱いのは否めない。
なんにせよ、あなたの文体の楽しさが武器になるのは、間違いないです。
読みやすさや、おおむねわかりやすさも及第点以上。
ときどき論法が飛んでるように感じる部分や、文末などに過剰に一文を付け加えすぎてる点があると感じたので、その変のさじ加減はきびしめで、本当に切れのある部分だけ残すくらいでも良いかも。


展開の不自然な点というか、もっと掘り下げがあれば、その後のシーンも深まったのにと思ったのは、天子が雨にあこがれてるところ。
「決行、雨天!」の台詞が物語全体を象徴するような形で、びしっとキマルようなエピソードが欲しい。
びしっとキメルべき空気じゃないんだけど、それならばそれなりに、だらだらと印象的にキメてほしい。
この台詞がキマルと、撲殺シーンをはじめとして、あとの天子の情動一直線なやんちゃっぷりと、その反動としての罪悪感などが、とにかく物語のテーマの柱として活きてくる。
最初でがっつり掘り下げて、あとはそれを柱にして珍道中を描いてくれると、自然と起伏や盛り上がりを強調できるはず。

795KASA:2010/01/24(日) 09:18:04 ID:CfH8RnnA0
>>792
批評、ありがとうございます。

>この作品の山のシーンはちゃんと物語上意味のある絵画になっている…
>そんなんどうでもいい言葉並べてないで内容ある文章を書け内容を…
お褒めいただいてありがとうございます。
ただ、自分で意識してできたわけではなく、たまたま上手くいっただけなん
ですよね。けれども、だからこそ批評を参考にさせてもらいます。
『内容(意味?)のある文章』というのはつまり、余分な言葉遊びな文章ではなく、
読み手に必要な情報を、タイミングよく与えていく、という事でしょうか。
無駄にだらだら書くと、読み手に負担を強いることになる…と。
そうできるように、意識してみます。

>同じ意味の言葉が繰り返し…
同じ言葉を繰り返しつかうのは避けよう、と頭をひねった結果がこれです。
むしろ、同じ言葉を繰り返しつかわなければならないような文章を避けるべき
だったんですね…。視野が狭くなっていました。気づかせてもらって、ありが
たいです。

>この物語の流れなら、せっかく良いエピソードあるのに、これ使うべきじゃね?
あ、そういう手もあるのか!とモニタの前で呻きました。
ていかこれ以降の批評も言っているように、
『全体的な構成』がなってないのですね。
早苗の立場の独自性を…とか、後半への期待感を前半からいかにかもし
出せるか…という視点での考察がほとんどできていませんでした。
頭に浮かんだ話の流れをただ書き連ねていくばかりで、それじゃいけない
のですね。
なんというか、大きな視点の存在を教えていただきました。
ありがとうございます。

>注意書き…
臆病者でして…。
初めて投稿したときにコメントで
『やりそうな誤字を一通りやられると流石に白けます。』
というのがあって、(そもそも本当に誤字が多いのですが)
洩矢神社と守屋山は誤字ではないけど、一応…と思って後から追加
したのです。
というか、その説明自体をどうかにかして物語に組み込むという手も
あったのかなぁと今更思っています。

多くの指摘、重ねてありがとうございました。

796:2010/01/24(日) 23:32:19 ID:iR7Vw.0E0
>>794さん
ありがとうございました。
おかげで解くべき課題が見えるようになったように思います。

>出だし
 やっぱりまだスタートダッシュが弱いですか。
短距離走でこれは致命的だと自覚しているのですが、うーん、退屈そうな雰囲気が話自体まで鈍くしてしまったのは痛いですね。
>掘り下げ
 ということで指摘をいただいた点も踏まえると、雨への思い入れを具体的なエピソード――これが後々の行動の中心になるということなのでしょう――に即して語っておくのが望ましい、と。
「雨を降らせよう」の中身にウェイトを置いてみて、それにプラス「特に深く考えず、面白い所だけ想像して降らせちゃった」というような緩さをきっちり書いておく。すると、序盤にきちんと序盤の役割を持たせることができる。そんな感じでしょうか。
なるほど、掴みを良くするために出来ることはまだまだありそうです。

>過剰に一文を付け加えすぎてる点
 余計な一言は、その、まあ、はい。我ながら困った癖です。
日はまた昇るとか陰陽師とか論理哲学論考とか、理想ではあれくらいスリムになりたいのですが。
まあ、癖ならば矯正できますし、文の必要性をもう少し厳しくチェックするよう心がけます。
推敲をすることですね、もっと推敲を。

>文体の楽しさ
 今年一番の感動です。まだ一月ですが。


◆ところで、
"以前創想話さんに投稿してあった作品"の批評もお願いしても良いのでしょうか。
仮に可だとして、どこぞにアップロードなりするわけですが、望ましい手段など、
教えていただけるとありがたいです。

797名前が無い程度の能力:2010/01/25(月) 00:15:46 ID:Gm541S/E0
>>796
別に構わないと思いますよ。
それこそCoolierのうpろだ使ってもいいでしょうし、
Megalithを設置してるサイトを利用するのも有りでしょう。
創想話IRCに、設置してる人が居ましたし。

798名前が無い程度の能力:2010/01/25(月) 00:46:46 ID:8RiMuM7U0
というかテンプレだけに見ると、創想話どころか「東方の」SSである必要すら無いんだなw
まぁそこは空気嫁だけども

799796:2010/01/25(月) 23:27:02 ID:HFPjFfeg0
>>797
感謝です。
少し修正したうえで、Coolierさんのuploaderなど身近な所を利用させてもらうことにします。

決して短くない話ですが、その際にはよろしくお願いします。

800名前が無い程度の能力:2010/01/29(金) 01:41:14 ID:8fYWDelA0
>>757
激しく亀ですが、評価頂きありがとうございます。
他作品なんて見ずに勢いだけで書いたんで、書式から言葉選びやらが大変香ばしくなりました……。
ぶっちゃけ、恥ずかしくて自分の作品をまだ見返せていないですorz
感想を見ながら「うあ〜!!」ってなってベッドゴロゴロしてました。

801Ministery:2010/01/29(金) 23:24:18 ID:ipzMUilA0
作品集97の「厄神様のドレス」の批評をお願いいたします。

何分、話を書くのが初めてだったもので、
改行や妻の言葉遣いなどでなにか違和感などなかったか自信がないのです。

その他どんな些細なことでも構いません。
もしよろしければ、どなたか批評をお願いできませんでしょうか。

802名前が無い程度の能力:2010/01/30(土) 03:28:34 ID:y3M67QFo0
>>801 妻の言動を中心に感想を書いておきます。

>|「ご友人からの貰い物なのですから、口をつけずに居られません」

酒が弱い妻がなぜ夫の友人からの貰い物だけは飲もうとしたのか、やや不自然に感じました。
後半で理由の説明があればなお良かったです。
 (例:結婚に反対する両親を説得してくれた恩人からの貰い物、など)

>|「水底に、一糸まとわぬ〜(中略)〜揺蕩うに任せ〜清澄な〜」

せっかく妻の語り口調を使っているのに、表現が硬いのが気になります。
話し言葉として村娘が使いそうな平易な表現のほうが語り口調の味が出るでしょう。
もし、本文に用いた表現にこだわりがあるのならば、地の文で表現したほうが良いかと。

最後に書き出しですが。
>| 小話を一つ。

これは落語の入り方だと思いますw
ギャグ話なのかなぁと思っていったら一転シリアスで驚きました。
人間側から見た東方キャラという少数派の題材で書かれたので難しさもあったでしょうが、丁寧に書いたことは伝わってきました。これからも投稿をつづけてください。

803名前が無い程度の能力:2010/01/30(土) 03:51:50 ID:6K9Q0Cdc0
>>801
先に言っておく。素晴らしい作品だった。話を書くのが初めてなんて嘘じゃないのかと思うほど。
それでもここがスレだから、あえて重箱の隅をつついて毒舌を吐く事を了承されたい。
行数を数えるのが流石に面倒すぎてどこから引用しているか分かりづらいが、上から読んで批評して①〜と番号を振っているので
引用元を追う場合はその方向で。


>女の中でも小柄な部類に入るであろう少女
直前まで妻の事を「女」に分類していたのに、ここで「少女」という表現になるのは如何なものか。
しょう‐じょ〔セウヂヨ〕【少女】
1 年少の女子。ふつう7歳前後から18歳前後までの、成年に達しない女子をさす。おとめ。「多感な―時代」「文学―」
2 律令制で、17歳以上、20歳(のち21歳)以下の女子の称。
辞書的意味がこのようなものである以上、(妻が成人しているなら)少女と呼ぶことはできない。
成人していないなら、それ以前の「女」という表現が適切ではない。

>楽しいときや悲しいときはまるで童女のように笑ったり泣いたりする。
こちらの直喩としての「童女のよう」は直喩であるから問題ないが、上記の「少女」は隠喩としても取る事ができない。
序盤という事でブレがあるのだろうが、読者としても序盤は「オリキャラのキャラを確立させる場所」として重要なので表記の揺れは避けたい。


>三杯ともなればもう意識は支離滅裂で、
しり‐めつれつ【支離滅裂】
[名・形動]物事に一貫性がなく、ばらばらで、まとまりのないこと。また、そのさま。「―な話」
支離滅裂という言葉は因果のある物が主語にならないと違和感が残る。
「意識が混濁として行動が支離滅裂になる」という表現ならば何の問題もないと思われる。


二人が酒を飲んだ日を初秋にしたのは何故?
俺の読解力が足りないだけなのかもしれないが、妻が厄神様の事を思い出したきっかけが非常に分かりづらい。
もちろん酒を飲んで昔の思い出が蘇ってきたと言うのが一因なのは分かるが、
初秋と枯葉を散らす風の音と冷え込む夜。妻が泣き出す直前の表現からは厄神の思い出に繋がる表現が出てこない。
妻が子どもの頃厄神様にあったのは真夏だし、ついでに調べたが流し雛は一般的に春のようだからこれも違うようだ。


>夫は仕方ないなと布団を持ってきて、横になっている妻に掛けた。
>妻は泣きはらした面を上げ、ぽつぽつと語り始めた。
この二文の中間には特に妻の体勢変化の描写は見受けられない。(見落としていたら失礼)
横になっている人間が「面を上げ」られるとしたら仰向けに横たわっていたのだろうが、しかし元より仰向けに寝ていれば顔は(布団以外では)隠れない。
そう考えるとそもそも泣く為に俯いている事ができない訳で、面を上げたという表現は不自然ではないだろうか。
もちろんこれは上の二文の中途に「妻は身体を起こし」の一節が入っていさえすればなんの問題もなく繋がるのだが・・・
しっかり描写すべきか、「そのくらい脳内補完しろよ」となるのかは恐らく評価の分かれるところだろうが、一応指摘をしておこう。


>私はあの頃から無鉄砲でしたから
あの頃「から」?危険な猟師の家に嫁いだ事を無鉄砲というならともかく(これはむしろ大胆不敵とか肝が据わっているという類に入るだろう)
特段現在の妻の無鉄砲さは描かれていないので、「あの頃から」という表現はしっくりこない。


>私は泉に辿りつきました。ああいうのを岩清水と言うのでしょうか。
>ごつごつとした岩場の一際大きな窪みに水が溜まっていて、そこから幾筋もの小川が音も無く流れていました。
>緑も何も無い殺風景でしたが、それが逆に泉の荘重を際立たせていたように思います。
直前まで高い木々に囲まれていたのに、たどり着いた泉には緑が一切無いというのも不思議に感じる。
もちろん妻(少女)の後方180°が森で、前方の視界は全て苔一つ生えていない岩場だというのならば理論的には可能だが…
個人的には崖(滝)でも無いのに視界に木々が映らず、
苔も含めた一切の緑(この場合の緑が色ではなく植物を指しているのであればまた別だが)が無いという情景が想像しきれなかった。
作者の想像する岩清水を知りたいから、ここはもう少し正確な描写が欲しい。

804名前が無い程度の能力:2010/01/30(土) 03:52:24 ID:6K9Q0Cdc0

>お姉ちゃん――あの人のことを私はそう呼んでいました――の服は何処。こんなにきれいなんだから、そのお召し物もきっときれいに違いないわ。
>そう尋ねると、あの人は初めて、少し困った風に眉をひそめて、
眉(まゆ)を顰(ひそ)・める
眉の辺りにしわをよせる。心配ごとがあるさま、また、不快なさま。眉を寄せる。
この文の意味としては「返答に困って」とか「少女を傷つけない答えを探そうとして」とかそういう事になると思うので
眉をひそめるという表現は如何なものかと。心配するという表現は当てはまらないし、少女の無垢な質問ごときで不快になる厄神様はちょっと・・・



>あの人があられもない姿でいなければならないことが許せなかった
   ↓
>「私は厄神だから」
   ↓
>私が服を着れば、あの人も厄神さまのドレスを着てしまいそうで
少女(妻)が、良いお召し物(あのドレスは当然「良い服」に含まれるだろう)を着て欲しいと思っていた所から、
服を着ないで欲しいという思いに反転した、と言うのはこれは意図的にそうしたのだよな?
だとしたら非常に良い表現なのだが、もう少し「こういう表現技法を使ってますよ」というアピールをした方が
読者も分かりやすいし、作者も美味しいと思われる。
例えば「私は先ほどと逆の事を願っているとは自分でも気付きませんでした」など。
意味深な表現、2周目に読んでやっと気付く伏線といったものは確かにこのような物語調の作品を高尚なものにするが
やはり作者のこだわりが伝わらないのは悲しいものがあるだろうし。


>「それじゃ貴方がはだかん坊になってしまうわ。女の子がそんな格好のままでは、恥ずかしいでしょう?」
>そんなことを言われても、羞恥心など芽生えませんでした。
最初は厄神様と二人きりの状況であっても露天で裸になるのを恥じていた少女が、厄神様と離れたくないという思いから
「裸で家に帰る」とまで言い出すというこの心情の変化がいいな。


>――お姉ちゃんはこんなにきれいなのに、あんまりだ。
>確か、そんなようなことを言ったのだと思います。
>あの人は私を眩しそうに見上げながら、私の手を取って言いました。あの泉の水のように、冷んやりとした手でした。

>妻はいろいろなことにその感情を注いでいた。その多くは慈愛の精神であり、眩しいほどに尊いものであった。
と、厄神様も夫も、妻の優しさを同様に眩しく見ている事とかも⑧同様レベルの高すぎる伏線の気がする(これを伏線と呼んでいいのかは分からないが)。
俺の読解力が低いだけで、他の読者は皆当然のように気付いていたというのであればまぁ、読解力の無い俺が猛省すべきであるが。


>厄神様に会った妻は、きっと風邪を引くこともなく無事に家に帰られたのだろう。
帰られた、だと夫が妻に対して敬語を使っている事になってしまわないか。
「帰れる」はら抜き言葉では無いので、そのまま使って良いと思う。


・・・いやあ、批評を自分で見返して思うが、表現上の問題しか出てこないね。
構成とかキャラクターとかにほとんど突っ込みを入れるスキが無い。本当に良くできていると思う。
もっとあなたの作品を読んでみたいものである。

805Ministery:2010/01/31(日) 00:06:58 ID:AE/rHr4A0
>>802
>>803

丁寧な批評ありがとう御座います。
拙いながらも返答を。

>|「ご友人からの貰い物なのですから、口をつけずに居られません」

友人からお酒をもらうことって結構あることなのですね。
てっきりお祝い事くらいのときしかないと思っていました。
例がとてもありがたいです。ありがとうございます。

>|「水底に、一糸まとわぬ〜(中略)〜揺蕩うに任せ〜清澄な〜」

後書きでも書いていますが、この話は雛の裸を書くことを主目的にしたものでしたので……すこし力が入りすぎたようです。

>| 小話を一つ。

落語だったのですかwww
自分の無知が恥ずかしい。でも本作は本当にたいしたことの無い話なので、小話という表現は結構気に入っていたりします。ご了承くださいますようお願いいたします。

806Ministery:2010/01/31(日) 00:07:59 ID:AE/rHr4A0

>女の中でも小柄な部類に入るであろう少女

>三杯ともなればもう意識は支離滅裂で

ああもう恥ずかしい恥ずかしい。本当に仰る通りです。猛省。


二人が酒を飲んだ日を初秋にしたのは何故?

申し訳ありません。初秋にしたのに私の雛のイメージが風神録で固定されているからです。ここらへんは最後の夫の夢想に繋がっていますが、大した理由ではありませんね……。
妻が雛のことを思い出したことに特に理由はありませんでした。しいて言うなら酔って夢見が悪かったから、です。
妻にとって雛は大勢の愛しているものの一つに過ぎませんから、思い出すきっかけになにか劇的な仕掛けを作りたくなかったのです。この作品はあくまで大したことの無い小話で終わってしまうものにしたかったのです。


>夫は仕方ないなと布団を持ってきて、横になっている妻に掛けた。
>妻は泣きはらした面を上げ、ぽつぽつと語り始めた。

こちらの描写不足です。どうも人の動きをイメージするのは苦手なようで……精進します。


>私はあの頃から無鉄砲でしたから

お酒に弱いのにお酒を呑むところとか、雛に一緒に来て欲しいと願ったところとか、妻のそういう相手と後先を考えないところを自分で卑下させて無鉄砲と言わせているのですが、良くないようですね。


>私は泉に辿りつきました。ああいうのを岩清水と言うのでしょうか。
>ごつごつとした岩場の一際大きな窪みに水が溜まっていて、そこから幾筋もの小川が音も無く流れていました。
>緑も何も無い殺風景でしたが、それが逆に泉の荘重を際立たせていたように思います。

緑は木々を表す表現でした。
直前の木々に囲まれたところに対して木々の全く無い岩場にすること(世界の唐突な変化)で、妻が雛との邂逅を「夢」のようだと思いやすいようにするという意図でしたが……うまくいきませんね。
岩場のイメージは東方三月精の第2巻に出てくる玄武の沢です。あくまでイメージで、本当に玄武の沢が作品の舞台ではありませんが。
こういうことは作品中で表現されるべきなのでしょうが……自分の未熟を痛感します。


>お姉ちゃん――あの人のことを私はそう呼んでいました――の服は何処。こんなにきれいなんだから、そのお召し物もきっときれいに違いないわ。
>そう尋ねると、あの人は初めて、少し困った風に眉をひそめて、

ああもう。自分の国語能力が恨めしい。痛恨です。厄神様ごめんなさい。


>あの人があられもない姿でいなければならないことが許せなかった
   ↓
>「私は厄神だから」
   ↓
>私が服を着れば、あの人も厄神さまのドレスを着てしまいそうで

>「それじゃ貴方がはだかん坊になってしまうわ。女の子がそんな格好のままでは、恥ずかしいでしょう?」
>そんなことを言われても、羞恥心など芽生えませんでした。

>――お姉ちゃんはこんなにきれいなのに、あんまりだ。
>確か、そんなようなことを言ったのだと思います。
>あの人は私を眩しそうに見上げながら、私の手を取って言いました。あの泉の水のように、冷んやりとした手でした。
>妻はいろいろなことにその感情を注いでいた。その多くは慈愛の精神であり、眩しいほどに尊いものであった。

お褒めいただき光栄です。
厄神様のドレスというタイトルからもわかりますでしょうが、ドレス関係の表現はこの物語のいわば「落ち」です。
ただ、この表現にはそれほどこだわりはありませんでした。
後書きでも書いていますが、本当に裸の雛を書きたかっただけだったのです。最初はもっと官能的な話にしようと思ったていたくらいです(笑)。もっとも、それは私の力不足から断念しましたが……。ですので、登場人物も雛と雛を描写する少女(今の妻)だけでした。それから、どうにか物語の形に整えるために夫とドレスを追加したのです。
自分としては、雛の裸という初心を貫きたく思っておりますので、ドレスの表現を強調することはあまり気が進まないのです。
非常に良い表現とお褒め頂いたのに、それを無視するようで大変心苦しいのですが、どうか御容赦くださいますようお願いいたします。


>厄神様に会った妻は、きっと風邪を引くこともなく無事に家に帰られたのだろう。

帰れるという言葉はら抜き言葉ではなかったのですね……完全にこちらのミスです。ご指摘ありがとう御座います。


つらつらと返答させていただきましたが、まさかこんなに評価していただけるとは思ってもいませんでした。
本当に、感謝の極みです。
ご期待に沿えることが出来るよう、今度も何かしら書いていこうと思います。

以上、長文失礼しました。

807マサキ:2010/02/04(木) 21:45:12 ID:Yb4kPXJQ0
作品集98「ただ貴女の隣に居たいだけ」の批評をお願いいたします。
一作ごとの投稿期間の長期化を防ぐ為に今までよりかなり短めの作品になりましたので、今後の為にも問題点や生かすべき所はやは第三者の意見が必須ですので。
宜しくお願いいたします。

808転寝:2010/02/05(金) 02:43:15 ID:5OIn7wbE0
おはつにお目にかかります
プチ55「ラッツ・ベイン」の批評をして頂きたく書き込みました
自分で読み返してちまちま修正はするのですが、どうにも表現の安っぽさが抜けずに悩んでいます
何かしらご意見賜れればぜひ今後にも活かしたいと思う次第です。よろしくお願いします

809名前が無い程度の能力:2010/02/05(金) 02:54:31 ID:MdqHhf1w0
>>807
なるほど、作家スレではとっくに終わってる話題が、こっちではまだレスがついてないのか…

①作家スレでも言われていたが、前書きが過剰。
>早苗さんと文さんはラブラブなのは生きる為に息を吸うように当然
この文章を読者が受容したら、もはや貴方のSSは必要なくなってしまう。
何故なら、貴方のSSにはそれしか含まれていないのだから。
例えるなら、「妹萌え小説!」と書いてあるラノベで、読んでみたら「妹要素で読者集めてるだけじゃねーか」っていう感想を持った時のような状態。

創想話のコメントに「あやさな好きです」というコメントしかついてないのがその証左だろう。
「嫌いな人はブラウザバック」という忠告が機能していると言えば聞こえは良いが
元々あやさなが好きな人だけが見て、貴方に同調してくれさえすれば貴方は満足なのか?
それではただの内輪向けSS。
「世界中の皆を俺のSSであやさな好きにしてやるぜ!」ぐらいの思いを持って(文面で実際に書く必要はないが)
SSを掲載しないことには、俺みたいな百合嫌いは心を動かされない。
百合なら百合で、本文で「そうである」妥当性(この場合はあやさなの妥当性)を語れないのなら、読者に優しいSSとは言えない。

「あやさなは前提です」が通用するのなら、「オリ勇者は最強なのが前提です」も通用してしまう。


>ここは妖怪の山の山頂の守矢神社、その縁側。
些細なことだが、「神社の縁側」という表現は曖昧すぎる。
神社というのは敷地全体を指す用語であり、建物を指す場合は社務所や本殿などと書かねばならない。
文章の末尾が全て現在形である事や、上記の引用文のように体言止めを多用しているのを考えるに、
リアリティというか、読者がまさにその場に居るような気分にさせたいのだろうと思う。
そうであれば、もっと風景描写を詳細に作りこまなければならないのではないか。


>そんな文に声を掛けるのは、東風谷早苗。
>早苗の肩に、文は額を押し付ける。
倒置法(っぽい)表現が全体に見られる。悪いとは言わないが、倒置法は強意表現なので、ここ一番で使うだけの方が効果があるかと。


>そんな姿で無防備な姿を曝しているのだから、相当疲れているのだろう。
接続をややいい加減に扱っている節がある。「〜で」や「〜て」は便利な表現なので注意。
「そんな姿で無防備な姿を」とすると、スカートにシワが無いのも疲れているからであり、無防備な姿を晒しているのも疲れているからだ、という読み取り方もできてしまう。
(つまり、どちらも順接扱い)
文脈的には、これほど容姿や衛生に気を使っている「のに」現在無防備である→疲れている という事になると思うので
やはり「のに」など逆説であると明確な接続詞を使うべきだろう。

810名前が無い程度の能力:2010/02/05(金) 02:55:02 ID:MdqHhf1w0

>「あ、そっか。えへへぇ……こうすればいいんですよね」
>それは、自分も文と同じ布団で文の隣で、文の体を抱きしめて、眠るという事を。
せっかく「こうすれば」という書き方で「どうするか」を読者に隠しているのに、そのすぐ後に説明を入れてしまっては盛り上がらない。
このSSの結末をもう述べてしまっているようなものである。
起伏の少ない作品の中で「早苗の発想」という唯一山場になりうる場所であるから、それを読者には秘密にしておいて、
ここはこの後の具体的な描写(毛布を持ってきて〜キスして寝る)だけで「早苗が何をしたか」を表現したほうが効果的だったのではないだろうか。


>自分も文と同じ布団で文の隣で
>代わりに自分の部屋から薄い毛布を持ってくる。
布団か毛布かで統一。


百合小説そのものは否定しないが(基本的にブラウザバックしない人間なのでよく読む)、百合などのジャンルは作者が思っている以上に百合作品になってしまいやすい事を理解した方が良いと思う。
例えば爆破シーンが大好きな映画監督は、普通にアクションものを作ったとしても沢山爆破シーンが含まれるだろう。
ではその映画監督が「ただ爆破シーンが作りたい」というコンセプトで映画を作ったらどうなるかというと、爆破シーンしかなくなってしまうだろう。
そうなると、本当にただの爆破シーン好きしか寄ってこない。

爆破シーンしかり、百合しかり、それらはすべからく手段でしか無い。
貴方は「文と早苗がキスする」という「百合行為」を書きたかったのか?「文と早苗が愛し合っている事」を示したかったのか?
おそらく後者が書きたかったのだろうが、SSそのものはただ前者の行為を導いているだけにしか見えない。
そしてあやさなの愛そのものは「そういう前提です」と前書きされては、もはやSSとしての価値がなくなってしまうのではないだろうか。
本当に読者に読ませる気であれば(うpした時点でもちろん読ませる気が無い訳がないのであるが)、
「愛してるからキスした」のではなく「キスしたから愛している」と、行為から感情を導けなければ(脳内で既にあやさなが出来上がっている、作者と同じ趣向の読者以外は)納得できないのである。

…とか書くから、実力向上スレは怖いと言われるのか。
多分に主観が入ったので、批評と言うより感想に近い。参考にならない部分はしなくて構わない。

811名前が無い程度の能力:2010/02/05(金) 04:15:00 ID:MdqHhf1w0
>>808
重い雰囲気で書きながらも、冗長になっていないという点ではバランスが取れていると感じた。
表現が気になると言うことなので、そちらを重点的に書いてゆく。

①>毘沙門天の加護より僧侶の法力に縋った彼らは、自身の手でそれを裏切り、寺を後にした。
この文だと、「加護に縋るより法力に縋った」とも取れるし、「加護を通じて法力に出会い、法力に縋った」とも取れる。
おそらく前者だと思うのだが、わかりづらい表現だと思う。

②>あまり寒さを感じなかったのは、外の気温と大して差がない為だった。
ということは、通常ならば外気温>室温のはずが、今回は外気温≒室温であった、という事になる。
文脈上、物理的に室温が高い必然性は無いので、これは心象風景(だったか?登場人物の心理状態を風景が反映するアレ)の一種だと思われるが、
そうであればむしろ、寺や星自身の荒み具合、悲しみを示して外気温>>>室温 にすべきではないだろうか。
何か他に意図があったのであれば失礼。

③>星はしばらく黙考したものの、再び紡いだ口調は呑気なものだった。
通常紡ぐのは言葉であり、口調ではないのではなかろうか。
紡ぐとは元々一本一本の糸を布に変える行為を指し、一つ一つの音を言葉に変える行為をそれに例えている。
「再び(言葉を)紡いだ(その)口調は」という意味で書いたのであれば間違ってはいないが、そうであっても正確に書くべきだろう。

④>「同志達が腹を空かせています」
「同志達」という表現は二次設定(のはず。俺の思い違いなら失礼)。
東方のSSであれば公式の内容は解説を省いても良い(「その設定を知らない事」は読者側に非がある)が、
二次設定を引用する場合は、このSS中で説明する必要があるのではなかろうか。
もちろん、あまりにも有名な二次設定はその状況に応じて省くことも考えるべきだろうけども。

⑤>その後ろ姿は鼠のである自分を省みても、小さくみすぼらしい。
かえり・みる〔かへりみる〕【省みる】
[動マ上一][文][マ上一]《「顧みる」と同語源》自分のしたことを、もう一度考えてみる。反省する。「わが身を―・みて恥じる」
「鼠のである」は誤字。省みるはこの場合、自分とのサイズ比較をしただけなので表現として適切ではない。

かえり・みる〔かへりみる〕【顧みる】
[動マ上一][文][マ上一]
1 過ぎ去った事を思い起こす。回顧する。「半生を―・みる」
2 心にとどめ考える。気にかける。「妻子を―・みない」
3 振り返って見る。「後方を―・みる」
どちらかと言えば「顧みる」の2の意味のほうが近いように感じる。

812名前が無い程度の能力:2010/02/05(金) 04:15:34 ID:MdqHhf1w0
④>うんざりと皮肉(事実でもある)をこぼすも、星には応えた素振りすらない。
応えた→堪えた が適切。

⑤>毘沙門天としての力を高め、一刻も早くこの寺を再興せねば」
力は高低ではなく強弱で表現される。「力が低い」という表現はしない事からも分かると思う。

⑥>いくら彼女でも生きていられるものかよ。
>もう誰も帰ってはこれない
ナズーリンの台詞中なので、「これない」というら抜き表現も(ナズーリンが言葉を崩したと言う意味では)アリなのだが、
その前で「生きていれる」ではなく「生きていられる」とら抜きではない表現を使っている。
個人的にはら抜き表現を避けるべきだと思うが、どちらにせよ一キャラがら抜きとそうでない表現を混同することだけはありえないので統一すべき。

⑦>まさかこの女、本当にこの廃寺と共に朽ちてしまいたいなどと思ってはいるまい?
>ありえない筈だった、それが……どうだ?
作家スレでちょうど人称の話が出ていたのでタイムリーな問題である。
三人称視点(神の視点)で貴方のSSは進んでいるが、時折ナズーリンのモノローグのようなものが入り込む。
この表現をここで使うこと自体は非常に効果的だと思うのだが、やはり書き換わり方には違和感を感じてしまう。
貴方の表現では、まるで神様が、感情の高ぶったナズーリンに地の文を乗っとられたかのように感じてしまう(それを意図的にやっているなら良いのだが)
三人称一元表現とは、あくまで神(≒貴方)が、「ここはナズーリンの心中を引用してきた方がより良くお分かりいただけるだろう」と登場人物の心情を紹介するもの。
このSS中では、神視点での地の文→ナズーリンが〜?で地の文に割り込む→台詞へ という流れなので、神様が追放されたかのような形になる。
神視点→ナズーリンの心情→神視点 へと戻した上で文章を進めないと、やはり違和感が残る。

⑧>言葉を持て余すようにうっすらと開いた唇から、かすかな呼吸音が漏れてくる。
もて‐あま・す【持て余す】
[動サ五(四)]取り扱い方や処置に困る。もちあつかう。「むずかる子を―・す」「暇で時間を―・す」「長い手足を―・す」
持て余すという表現は、存在しているものに対して使われる。ここでは「言葉が無かった」のであるから、むしろ持て余しているのは唇ではないだろうか。


全体としては良かった。ナズーリンも星も、最終的に言葉が崩れすぎたと思わないではないが。
少々目的語等に欠ける部分もあったが、このSSの場合は読者に脳内補完させることでかえってSS自体が深遠さや鋭さを保っていると考えるとそれは仕方の無いことか。
書きすぎない=以心伝心であり、このSS自体が日本的な空気を帯びる一因かも知れない。
これだけ表現技法や非日常的な装飾語がふんだんに使われていながら、最後まで食傷にならないのはSS全体が上手にまとまっているが故だと思う。
上に書いた指摘はあくまでまとまっている中での綻び、程度に捉えてくれれば良いと思う。

813名前が無い程度の能力:2010/02/05(金) 07:31:04 ID:ztO..DKo0
>>808
なじみの無い言葉が多いな、という。
いや、そうではない。文章に言葉が馴染んでいないのです。
理想は言葉が言葉を引き出し小説が出来あがっていくことだが、適切でない言葉遣いに肝心の小説が細部が振りまわされている。
だから非常に窮屈で座り心地の悪い印象を受ける。
本当にその言葉をつかう必要がある?と読みながら何度もそう思いました。
雑だ、というのではなく、むしろ真面目、しかし真面目すぎるがゆえ肝心なことを見失っておられるかなと。
「自分は本当にこの言葉の意味を知っているか?」
書くときは常にそう自問すること。さすれば道は開かれん。と偉い人が言ってました。

>>811
「紡ぐ」は糸を縒ること、です!

814811:2010/02/05(金) 09:11:01 ID:q8G5NVUsO
>>813
おお、そりゃそうだ・・・
布は織らないといけないのだった。指摘ありがとう。

815マサキ:2010/02/05(金) 10:26:41 ID:rFmMNClsO
>>809-810
ありがとうございました。
何となくよかれと思ってやったことが全部裏目に出て、かつ自分勝手に見える作品になってしまった感じですね。
次はしっかりとやりたい点、読む人を考慮してみます。

816名前が無い程度の能力:2010/02/05(金) 11:06:39 ID:jE1P/c5g0
>>808
まず総評を。
前書きに違和感を感じる箇所が多く、すんなりと物語に入れません。
前書きと「ご主人様、ただいま戻りました」以後の読みやすさが段違いです。

対策としては、思い切って前書きを簡略にすることをお勧めします。
もし設定を細かく語りたいのであれば、会話シーンに細切れに挿入していく方法もあります。

以下、違和感を感じた場所を具体的に指摘します。

>|主人の様子がおかしくなったのは、何も唐突に始まったわけでもなければ、予期していた事態でもあった。

「AでもなければBでもなかった」が普通の言い回しですね。
「唐突に始まったわけでもなければ予期せぬ事態でもなかった」あたりが順当でしょうか。

>|当人らは黙認されたなどと嘯いているが

「当人ら」が誰を指すのか曖昧なので、ここは人名を入れたほうが親切でしょう。

>|本家を感心させたほどだ(どちらかといえば、彼が賞賛したのは僧侶の人選りだったが)

本家と彼は毘沙門天を指すのでしょうか。であれば「毘沙門天本人」など
わかりやすい表現がほしいです。
シリアスな文体の途中にあえてカッコ書きを使う理由はよくわかりません。

追伸。
私もライブ用台本で星をいいように弄るナズーリンを書いたりしていたので、
作者さんのお気持ちはよくわかります。

817☆月柳☆:2010/02/05(金) 11:51:02 ID:Xxp2Fd1U0
初めまして。
作品集99(最新作品集)の「私が私であるために 」と「あなたがあなたでいるために」の批評をお願いいたします。
私は昔、国語が苦手でほとんど勉強していませんでした。
ですので、基本的な文章表現など、そういう基本的な部分から勉強したいと思っていますのでよろしくお願いします。
点数を見ると、何か足りない、魅せるものがないような感じでした。
後は作品のことではなく、実力を向上するという意味では、やはり小説を読んだり、教科書を読んだりするのがいいのでしょうか。
書きたいことは決まっているのに、それを文書にできない葛藤との毎日です。

818名前が無い程度の能力:2010/02/05(金) 16:00:03 ID:jE1P/c5g0
>>817 こちらこそ初めまして。2作まとめて感想などを書いておきます。

まず総評です。霊夢と魔理沙が記憶喪失になるという重大事件の割には
描写が淡々としています。まだ続きがありそうな作品ですが、
区切って投稿するからには各パートで山場がほしいです。

具体的には、やはりなにか事件・異変が生じたほうが読み応えがあるでしょう。
以下は「私ならこうする」という勝手な改善案ですが、良かったら参考にしてください。

・私が私であるために
 霊夢の記憶喪失により結界に綻びが生じ、拡大していく。
 結界の維持に必死になる藍、手伝いをする橙。
 霊夢は必死に記憶を取り戻そうとするが、なぜか紫は協力してくれない……。

・あなたがあなたでいるために
 魔理沙は、記憶を失う以前に自分が書き残した
 研究ノートを読みあさる。自分が捨虫の魔法を
 研究していたことを知る魔理沙。自分もその研究を
 引き継ごうと決意した矢先、ノートの最後に記された
 「私は、捨虫の魔法は使わない」の一文を発見する。
 過去の自分についていろいろ教えてくれるアリスや
 パチュリーも、なぜかその件にだけは触れたがらない……。

過剰にシリアスにする必要はないのかもしれませんが、
記憶を失ったことが本人達や周囲にとってどの程度
重大なのことなのか(あるいは重大ではないのか)
やはりもう少し説明がほしかったです。

地の文での説明でもかまいませんし、誰か説明を
担当してくれるキャラを配置して。現在の状況を
語らせてもよかったかもしれません。

最後に、揚げ足取りで恐縮ですが、誤字と思った箇所を指摘しておきます。

>|なのに何故、来たことがある近視感が沸くのか。
 既視感(デジャビュ)のことでしょうか。
 この場合の「わく」はふつうひらがな、漢字で書くとしても「湧く」ですね。

>|湖沼やら、塩やら、色々な調味料が置かれていた。
 「胡椒」ですね。

>|型事態は、ほぼ記憶を失う前と変わっていないらしく
 型自体、でしょうか。何の型なのか説明がほしいところです。

>|何が切欠になったのかしら
 ひらがなで「きっかけ」が普通でしょう。「切欠」は地名ですね。

幻想郷全体を巻き込んだ話をどう収束させるのか楽しみに待っています。
これからも投稿を続けてください。

819☆月柳☆:2010/02/05(金) 19:17:45 ID:Xxp2Fd1U0
>>818

>重大事件の割には描写が淡々としている
自分が他人の作品を読んでるときは、なんか淡々としてるよなぁ、とか思うのに、自分の作品では書ききったという満足感で、そこに意識を持っていくことができていなかったようです。
そこそこ長めの作品だったので、途中で飽きてしまった方もいそうですね……。
>山場
それなりに作っていたつもりだったのですが、盛り上がりにかけて山となっていなかったのかもしれません。


実をいいますと、この話はこれで完結のつもりだったのですが、批評を読んで完結編を作ることを決意しました。
改善案などを参考に、少しプロットを考えたのですが、なんとか書けそうな気がしてきました。
・私が私であるために
 記憶と結界についてもう少し深く掘り下げていこうとおもいます
・あなたがあなたでいるために
 こちらは捨虫の魔法をメインに話を進めていこうとおもいます。

山場を山場らしく作ったりして、読み応えのある作品に出来るように頑張ります。
批評ありがとうございました。

820名前が無い程度の能力:2010/02/05(金) 20:28:24 ID:3CNLbvkI0
>>819
>この話はこれで完結のつもりだったのですが
コメ欄でも続きについて言われてるけど
挙がってる2作読むと正直言って「想像の余地を残している」より尻切れトンボに見えてしまうよ
起・承の段階で終わってる風に感じる

821☆月柳☆:2010/02/05(金) 22:01:53 ID:Xxp2Fd1U0
>>820
「想像の余地を残している」、これを目指して書いてはいましたが、
内容を見直してみると、想像の余地を残すどころか、色々なげっぱでした。
霊夢と魔理沙の気持ちだけに焦点を置きすぎて、周りのことがおざなりになっていたよです。
特に結界については特に触れてはいませんし、捨虫の魔法についても同様です。
後は周りの反応とかもですか。

しかし、たまにスレを覗いて、他の方の作品と、その批評を見ていたりしていましたが、自分で批評をお願いしてみてよかったです。
こうやって批評を頂いてみると、ただスレを覗いていたときは違った発見がありましたし、気づくことも色々ありました。

822転寝:2010/02/06(土) 03:18:53 ID:fBth3Md.0
遅ればせながら、ご批評を頂きましてありがとうございました

>>811
語法・文法の間違いをこうも数多く列挙されてしまい、無学を恥ずかしく思います
三人称一元に関しましては、()を使わず地の文でモノローグを表現する事に拘った為に、視点をおろそかにしてしまいました。今後への課題にさせて頂きます

>>813
実のところ、一番胸に痛いご指摘です
自分の場合、憧れている作家先生の文体を強く意識してSSを書いているつもりですが、そのために一文綴るのにも時間を要し、毎回苦労しています。
窮屈で居心地の悪い、まさしく自分が執筆しながら感じている事でした。お読み頂いた方にまでそんな印象を抱かせてしまった事を反省し、精進していく所存です

>>815
物語の背景に厚みを持たせたく思い冒頭を長くした結果、中盤以降で語ることが無くなり、全体を通して頭でっかちになってしまいました。本末転倒甚だしく、猛省に尽きます
また読み手へのわかりやすさを配慮した表現にも、重々気を使っていきたく思います

大袈裟かも知れませんが、物を書くうえでの姿勢を諭されたような気概です
重ねてお礼申し上げます、本当にありがとうございました

823バーボン:2010/02/06(土) 14:38:07 ID:BbW/HUQg0
NEWが取れたので、批評をお願いしたく参りました。バーボンです。
作品集99、「オン・ザ・ホワイトロック」の批評をお願いします。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265108180&log=99

点数の内訳的にはそれなりに良い評価を貰っているのですが、評価数の割にコメント数が少ないのが悩みです。
話の構成、文章などの指摘も勿論頂きたいのですが、何故コメント数が少ないのか、そこを重点的にお願いしたいです。
よろしくお願いします。

824名前が無い程度の能力:2010/02/06(土) 16:19:00 ID:Ybum6lgI0
>>823
読んだ、実に良かった。
勇儀のキャラが凄い魅力的だし、若干描写が濃すぎるところがある気もするけど、掌編としてとてもよくまとまっている。
タイトルの使い方の上手さがキラリと光ってて、読後感を爽やかに演出できていた。

で、コメント数の少なさについてだけど、
この話のどこかに致命的な欠陥があるせいでコメントが少ない、というわけではないと思う。
創想話のコメント数って基本的に「感動」とか「笑い」とか「萌え」とか「強烈なオチ」とか、
「わかり易いエンターテイメント性」に比例するものなんだな。
「わかり易い」っていうのはつまり「指摘し易い」ってことでもある。
この話の場合どうしてもそこのところが薄い。(かといってエンタメ性が薄いってわけではないが)
俺なんかは書き手でもあるから、
最初に言ったみたいに具体的にどこか良かった、と指摘するのはそれほど苦にならないけど、
読み専の人の場合、「良かったんだけど、どこがって言われると……」と困ってしまう人が多いんじゃないかと思う。

雰囲気も尺の長さもガラリと変わってしまいそうだから一考の余地があるのだろうけど、
この話のどこに「わかり易いエンタメ性」を挿入すべきなのかといえば、レティチルの再会の部分なんじゃないだろうか。
「チルノがレティに会えない」という最大の問題が、この話ではあっさりすんなりと解決される流れになってるわけだけど、
ここでタメを作って<困難→解決>というテンプレ的なカタルシスを用意しておけばまた、コメント数も変わってくると思う。
飄々とした勇儀のキャラを生かした「解決法」が思いつけばなおグッド。

ただし、レティチルの再会ネタっていうのは二次では割と使い古されてるから、
そこを引っ張ったところで読者の興味を惹けるかどうか、って問題はまた別。
あくまでエンタメ性の「わかり易さ」「指摘し易さ」を上げるにはどうすれば、の一例として挙げたものと考えて欲しい。

最後に極めて個人的な感想を言わせてもらうと、
チルノの描写はもっともっと露骨に萌えを狙いにいっても良かったんじゃないかなー、とか思った。
キャラクタ同士の対比っていうのは重要で、
飄々としてるけど味がある姉御肌の勇儀と、もう可愛くて可愛くて仕方ない感じのチルノちゃん、って組み合わせは結構引き立つ予感がした。
コントラストの原理っていうのだろうか。
Aを見せたいのならその対極に位置するBも見せる、ということを意識してみると良いかも。

以上です。

825名前が無い程度の能力:2010/02/06(土) 16:43:25 ID:3CLbyTbk0
>>823

話は悪くないんだけど、平坦すぎる。
私的にはこういう話は好きだけど、今の創想話では受けにくいタイプの話であることも確か。
コメントが欲しいなら無理にでも山場を作る(強烈な引きを作るでも一応は可だがこちらは難しい)ことが必要に思う。

例えば今回の話であるならば、勇儀の回想を入れるとか。
未だにずっと待っている友達または恋人(この場合は人間の方がいいのかな)がいて、その人にお酒の作り方を教えてもらったエピソードを追加し、最後の言葉に余韻を持たせる、なんてのもありではないだろうか。
『あいつも雪が降ったら帰ってくるなんて言ったのに、どこに行っちまったのやら……』
などなど。せっかく勇儀視点で話を進めているのだから、そこをうまく生かすべき。

話がいささか素直すぎる気がした。
きれいな話になりやすいけど、読者からしたら展開が読めてしまう話は技術勝負になり、コメントもしづらくなる。
ということで例えその2。
お酒をうまく利用して、チルノが寝てしまう展開。
雪が目尻で溶けて泣いているように見えた。
勇儀姐さんが『まったく泣かせるなんてひどい奴だ』とか言い、チルノを懐に抱きよせて雪から守るとか、ね。

まぁ、ここまでは日ごろ創想話受けしないような話を書いている私の意見なので、参考になるかはわかりませんが。

その他いくつか気になったところ。

繊細な雪の描写が欲しかった。
とくに最初。
少しポップな感じの情景描写をガーッと最初にもってきて、でその後付けとして“今年の冬は暖かかったから浮かれているんだ”的なことをもってくるのが良いのではないかと思う。
掴みでどれだけ世界観に引っ張りこむかは重要なこと。
今の入りだと、宴会の楽しげな雰囲気は伝わってくるが、雪のことが薄く感じられたので。

チルノが元気のない理由をチルノ自身から聞くのは……チルノもはきはき喋り過ぎかな。
もっとだんまりで悲しい感じを。ここにも雪の描写を持ってくるといいかも。
一例としては、出した友達を使うべき。毎年いっしょにいるはずだから気づくでしょう。
それを聞いて、「ああ、なるほどね」と姐さん出動みたいな感じで。
それか、いっそ友達を出さずに本当に隅の隅で独りぼっちのチルノとか。
そっちのほうが良い雰囲気にはなりそうな気がする。

とここまで書いてみて冷静に分析すると、やっぱコメントが少ない原因はラストかな。
きれいにしめすぎて、『待つ』という一つのテーマが軽くなってしまっている。
イイハナシダッタナーで終わる。短編は余韻が勝負。『うわぁ……』って思わせるぐらいがベスト。

個人的意見が多くなって申し訳ない。
あくまでこういう意見もありますよ、という感じに受け取ってください。

最後に、コメントが少ないのはたしかに寂しいですが、氏の作品にはファンも付きつつあると思いますので、ひとつのコメントをもっと長く書いてもらえるように頑張る、という方向性はどうでしょうか。
気持ちの持ちようは作品に魅力を出すいい香辛料となるので余分な一言を。

かくいう私も氏の作品を楽しみにしている一読者。
次も良い作品を期待しています。

826名前が無い程度の能力:2010/02/06(土) 16:50:02 ID:3CLbyTbk0
すまない、脱字。
“今年の冬は暖かかったから「雪は久々で」浮かれているんだ”
違う意味で受け取られそうだったので。

827名前が無い程度の能力:2010/02/06(土) 17:12:40 ID:c2kJQCAc0
>>823
これ直す部分がほとんど無いと思う。すんごい綺麗にまとまってる。
物語には必ず最適解とも言っていい適切な尺があるんだけど、これはドンピシャリの長さ。
無駄にエピソードを追加したり、いらない行動を付け加えたりしたら、間違いなく質が落ちる。
じゃあなんで点数やコメントがこの程度なのかというと、>>824の言う「エンタメ性」に尽きる。
これはもう点数やコメントは置いておいて、この物語を作ったということを誇って良いと思うなあ。

それでも何か指摘するとすれば、冒頭で若干もたついた感じがある。
この物語にはちょっと鼻につくくらいの修辞が似合ってるから、言葉少なく修辞は高級に。
だからって点数やコメントが増えるってわけじゃないけどね……。
コメント等に関しては>>824がとても参考になることを言っていると横から一票。

828バーボン:2010/02/06(土) 17:26:02 ID:BbW/HUQg0
>>824
わかり易いエンタメ性ですか。確かに笑いも萌えも感動も無いですねぇ。
渋みと言うか、余韻で勝負したかったのですが……不利(?)を覆すには至らなかったんですね。

レティチルの再会シーンを濃くして見せると言う意見、とても良いと思います。
ただ、このSSが極力短く、かつ濃く書けるようにと書いた物なので、それをやってしまうと今まで通り冗長な物になってしまうかなーと。
あとは、作家交流スレ発の合同誌で使ったネタってのもあります。同じのを二度使うのも何だかなーと言う。
次に何か長めの物を書く時の参考にさせて貰います。

チルノでもっと萌えを狙え……との事ですが、正直自分は萌えが書ける自信が無いのです。
余りあざとい物は、自分自身苦手なのです。
「子供っぽく純真無垢、かつちょっと脆い」な自分の中のチルノ像を、あれでもウンウン唸りながら書いたので……。
他の作者さんのSS読んでる分には、ちょっとくらいあざとくても平気なんですけどね。いざ自分が書くと気に入らない。
「可愛くて可愛くて仕方ない感じのチルノちゃん」、次にチルノを書く時には努力してみたいと思います。


>>825
平坦……ですか。前にほのぼの書いた時も言われました。
どうも自分は山場作りが苦手なようです。起承転結の結ばかり頭の中に浮かんでしょうがない。

そういうわけで、勇儀視点からの内面描写を入れると言うのは凄く参考になります。
確かに、オン・ザ・ロックに関するエピソードを挟む位は良かったかもしれませんね。そうすれば深みも出たか。
話にアクセントを付けると言うのも同じく。と言うかコンペの感想でそう言われたばかりだと言うのに。確かにそのぐらいしないと余韻は

引き立たないのかな。
……そうか、そう言った描写を挟めばあざとくなくても萌えになるのか!それは「可愛くて可愛くて仕方ない感じのチルノちゃん」かもし

れないです!

雪の描写はおっしゃる通りです。見せるべき物を間違えてたな、ただでさえスレで冒頭勝負って話題を目にしていたのに。
友達を使えってのも納得。書いてる時は夢中になって勇儀とチルノしか目に入ってなかったので、冷静にならなければ。
ラストは……これじゃ余韻になりませんか。ダメですか。綺麗に纏めようとし過ぎたんだろうか、自分はこう一段落つかないと、どうにも

収まりが悪く感じてしまうので……そこら辺要勉強ですね。

……ファン? 楽しみにしている? ハハハご冗談を。
俺みたいなそそわ最下層民に何を言っているんですか、そういう事言われると奇声を上げて家族に心配されるんで勘弁してくださいw
ありがとうございます、それだけで次も頑張れます。

>>827
なるほど、やっぱり冒頭の求心力の問題ですね……。
これに限らず、自分の作品はどれも出だしが弱いと言われるので、この課題は今後も長い付き合いになりそうです。
高級な修辞……との事ですが、単に難しい言葉を使えば良いと言う問題でも無さそうです。ここら辺は書きまくって感覚を掴むしか無いの

かなぁ。


お三方とも、迅速な批評ありがとうございます。
この批評を参考に、早速次のSSに取り掛かります。
次を書く時も多分このスレにはお世話になると思いますので、その時はよろしくお願い致します。
本当に、ありがとうございました。

829柚季:2010/02/06(土) 23:41:48 ID:hysCNCSw0
以前に二度ほどここでレビューして頂いた、柚季と申す者です。
最新作品集の「ペクテイリス・デイ」の批評をお願い致します。
一人称ではないのですが、アリスがそれらしく見えるような描写を心掛けました。

830名前が無い程度の能力:2010/02/07(日) 06:11:48 ID:Ob8YNVDg0
>>829
アリスの日常を描いた作品とはいえ、魔界の面々を思い出したことや、
昨夜完成した新作の人形がストーリーに全く絡まないのは勿体ないと思います。

作品が日常の描写に終始しているだけに、どうしても細部が気になります。
特に「雪」「冬」の描写に違和感を感じた箇所が多かったので、指摘しておきます。

・アリス邸周辺は屋根が潰れるほどの大雪。
 しかし森の中や人里の描写はそこまでの大雪とは思えない。

幻想郷のなかで雪が偏る理由がなにかあったのでしょうか。
参考までに、一般家屋の屋根が潰れるのは積雪1.5〜2m程度からです。
物置のように簡素な作りだと数十cm程度の積雪でも潰れたりしますが。

・雪が膝下まで積もっているのに、沈み込まずに「踏んで歩く」アリス。

膝下まで(数十cm)の雪を踏み分けて歩くのは非常に体力を
消耗しますし、凍傷の危険もあります。体重を打ち消す程度に
飛行能力をつかっているのならば、文中の歩き方もありかもしれません。

・人間の里の花屋はどこから花を調達したのか。

なんの花が売られていたかの描写がないので推測もできませんが、
幽香すら能力なしでは花を手に入れられない状況なのに
花屋が売り物にする花を入手できるということは、なにか
特別の方法があるのでは、と考えてしまいます。

・幽香が日傘を差すと足下に影ができる=太陽が真上から照っている。

非常に細かい部分ですが、冬の日光は真昼でも斜めからしか射しません。
冬でも日傘を差す幽香、というのも相当に異様な光景なので、
それについても触れて欲しかったところです。

・理由付けがわかりにくい一文。
>|そこまで胡散臭いというわけではない彼女の言葉が
>|いまひとつ信じられないのは、自分が彼女に対しての
>|信頼というものを決定的に欠いているからだとアリスは思う。

要約すると、「彼女の言葉が信じられない理由は、
彼女を信頼していないからだとアリスは思う」となります。
「アリスは理屈抜きに幽香を絶対的に信じられない」という
意図で書いたのでなければ、この書き方をする意図がわかりません。

こちらの思い違いや読解不足があればご容赦ください。

831名前が無い程度の能力:2010/02/07(日) 12:07:56 ID:9qQhNXJE0
>>829
では僭越ながら。

柚季さんの書かれる三人称は非常に洗練されており、美しい。
自分の描ける範囲のものを上手く調理したといった誠実さが見て取れた。
細かな描写まで飽きさせず読ませる力もあり、それなりの地力をお持ちと見える。

しかしながら、そこに頼り過ぎな部分が否めない。
もっと進めて言えば、美麗な文章を紡ぐことに気を掛け過ぎて、他の部分がおろそかになっている、という印象を受けた。

また、話が尻切れとんぼで終わっているようにも感じられた。
読み終わったときに「えっ」と声をあげる程。
ここからどう話が展開するのだろうか、と思っている矢先に物語は終了しており、柚季さんが何を伝えたいのかはっきり伝わってこない。
そういったテーマ性のあやふやさが見て取れる。

文章以外、起承転結や会話、レトリックなどの構成にも気を払ってみてもらいたい。
地力をお持ちの方だから、少しくらい冒険してみても損はしないのでは。
今まで試したこともないような書き方を一度してみれば、そこに新しい発見もある筈。

様々に申し上げたが、一読者の意見として、よく咀嚼してみてもらいたい。
吐き出すか飲みこむかは、柚季さん次第。

次回作を楽しみに待たせて頂きます。

832柚季:2010/02/07(日) 14:51:56 ID:MJxYAj3U0
>>830
批評ありがとうございます。
魔界の面々はそこから幽香を連想させるため、新作の人形は家に籠っていた理由付けとして登場させたのですが
確かに掘り下げる気が無いのならばもう少し上手いやり方があったかもしれません。
蛇足のように見えてしまわれたのなら私の技量不足の致す所です。

>特に「雪」「冬」の描写に違和感を感じた箇所が多かったので、指摘しておきます。
恥ずかしながら、もっともなご指摘です。
雪や冬の描写については、仰る通り実に粗末なものになってしまったと自省しております。
そもそも私は雪が積もった状態というのを実際に見たことがなく、
ほぼ想像に頼る形で深く考えずに描写してしまったので、ひどく稚拙なものとなってしまいました。
申し開きのしようもありません。

>・人間の里の花屋はどこから花を調達したのか。
人里にある温室などで栽培されているという設定のつもりで書いたのですが、
作中にその記述を入れるべきでした。申し訳ありません。
温室栽培となると幽香の「満足に水も光も与えられない」という言葉と矛盾するようにも取れますが、
一応幽香の指す水や光はあくまで雨や日光そのものであると捕らえて頂ければ助かります。

>・幽香が日傘を差すと足下に影ができる=太陽が真上から照っている。
これについても私の考えが足りなかったという他にありません。

>・理由付けがわかりにくい一文。
アリスが幽香を敬遠している、幽香に対して苦手意識を抱いているということを示す意図でこの一文を入れました。
ただ苦手=信頼していない とは限らないので、この表現は不適切だったかもしれません。


>>831
批評ありがとうございます。
文章については書く時に気をつけている部分なので、そう言って頂けて嬉しいです。
ただ、他の部分がおろそかになっている、というのは自覚しております。
特にラストの唐突さは以前にも何度か指摘を頂いていて、改善しようとは思っているのですが
手癖で書いてしまっているせいか改められないまま今日に至ってしまいました。
自分が書く上での課題であると意識はしているので、それが達成出来なかったというのは大いに反省すべき点です。
ご指摘ありがとうございます。

今作については「幽香がアリスに花を渡す」という場面を書きたいが為に執筆に至ったようなものなのですが
その後の描写が不自然にならないようにもっと気を払う、もしくは仰る通りそこから話を展開する等、
一本のssとして完成させる為の配慮が欠けていました。
助言して頂いた通り、もっと構成そのものや会話にも意味を持たせた物語になるよう気を付けていきたいと思います。



お二方のご指摘はいずれも的を射ているものばかりで、自分の苦手な点、思慮が浅かった点を自省する良い機会となりました。
本当にありがとうございます。
指摘して頂いた部分を念頭に置いて、次回作に取り組んでいきたいと思います。

833蛸擬:2010/02/07(日) 18:08:43 ID:T3JSTtoI0
度々御世話になっております、蛸擬と申す者です。
最新作品集(99)『武者は来ずとも片を欠く』のご批評お願いします。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265446749&log=99

気になる点は以下です。
・そもそも読みものとしてどうなのか
・仮に雰囲気めいたものがあるなら、それだけに終わっていないか
・文章の硬さと読み易さのかねあいはどうか

後ろ二つ(特に後者)は自分が常に抱えている課題ですので、特によろしくお願いします。
本作は意図的に文章を硬くしていますが、それが「読み難さ」の域を出ていないのではと危惧しています。

抽象的だとは思いますが、一言でもいただければ幸いです。

834名前が無い程度の能力:2010/02/07(日) 20:10:58 ID:b0mJFjGg0
とりあえず、読んでいて違和感を覚えた箇所を報告

・牛馬のように汗を流した
牛馬が汗を流すかはともかく、いや流すんでしょうけど、ここは普通に「牛馬のごとく働いた」でよいのでは?

・藁をこよったもの
それはただの縄じゃありませんか?
きっと縄よりはこよってない藁をかぶって寝たほうがあったかいです。

・正直と云うより、もっと分かりやすい性格をしていた様だ。
なぜ伝聞調なのでしょうか。
昔話風にするのならば、ここもそれまでと同じに断定口調でよいのでは?

・棒きれの様な手足を畑で叱咤していた。
叱咤とは、声を出して行うものです。
独り言でしょうか。

・おおよそ望むべくもない。
「およそ〜ない」の方が一般的かと。
「おおよそ〜ない」だと大時代的すぎるのでは?

・いつになく爛々と眼を光らせた村人たちは、まるで肉食の獣を見る様である。
この表現だと「囲まれている男が肉食獣」のように読めます。
文脈から考えるに、「囲んでいる村人たちが肉食獣」なのでしょう。
普通に「肉食の獣の様である」でよいのでは?

・今にもとり殺されそうに凄まれながら
「とり殺される」というのは、悪霊なんかに取りつかれて殺されることですね。
このばあいもっと逼迫した(実際に殴り殺されかねない)状況なので不適当かと。
また、「とり殺されそうに凄まれながら」というのも意味不明です。
あえて書くなら「とり殺さんとばかりに凄まれながら」とかになるのでは?

・もんどり打ってふき飛ばされる
「もんどり打つ」は後頭部を打つように倒れること。
それからさらに吹き飛ぶのだから、恐ろしいほどの力で蹴倒されたのですね。
死んでいてもおかしくない。

ここからはたんに私の読解力不足なのでしょうが
・けれどもこの世に二人だけ、その説に異を唱える者がいるかも知れない。
二人って誰と誰?

・全体を通しての感想
昔話の体裁を意識しているのはわかるのですが、上述の違和感はぬぐえませんでした。
コメントで指摘されている「仕合わせ」などという表記はもちろん誤字ではありませんが、現代においては馴染みが薄い言い回しでしょう。
そうした表現を意図的に用いているにしては、所々現代的な言い回しが混じっているように思います。

気にしていらっしゃる点についてですが
・そもそも読みものとしてどうなのか
良かったと思います。
映姫様の髪型→耳が隠されている理由→実は過去に……
という風に、筋が分かりやすく構成も素直なものですし、落ちも効いていました。

・仮に雰囲気めいたものがあるなら、それだけに終わっていないか
雰囲気を出すための表現がこなれていない印象を受けました。
上述の違和感の部分ですが。
だから、個人的に言うならば「雰囲気を出そうとしているのは分かる」といったところでしょうか。
それだけに終わっている、ということは無いように感じました。

・文章の硬さと読み易さのかねあいはどうか
わざと古い言い回しを多用しているので、そのへんは読み手の語彙によるでしょう。
一般的には読みにくい文章でしょうが、さほど長いわけでもないので全体としては丁度いいように感じました。

色々と書きましたが、雰囲気は綺麗でした。
ピジョンイングリッシュ上等を身上としている身にとりましては、雰囲気が通じれば十分かとも思いましたが。
批評としてある程度のツッコミはさせていただきました。
細かいことばかりですので、あとは蛸擬さんの慣れ次第といったところでしょうか。
応援させて頂きますとともに、次回作も期待しております。
では、失礼しました。

835名前が無い程度の能力:2010/02/07(日) 22:23:45 ID:u4s7qVIE0
>>833
・そもそも読みものとしてどうなのか
良いと思うよ
雰囲気小説はまぁこれ位のもんでしょう

・仮に雰囲気めいたものがあるなら、それだけに終わっていないか
雰囲気だけに終わってると私は思う
雰囲気は良いから、それだけで行くならこれでも良いと思う

・文章の硬さと読み易さのかねあいはどうか
個人的にはそんなに硬い印象も無い
歴史物というジャンルなら、確かに硬い文章が好まれる場合がある
しかしこの作品の場合、例えば明治期の文豪の文体を真似ているわけでもなく、
或いは漢字や表現の使用法に特段の拘りを見せている訳でも無い
だから歴史物と言うより、シリアスな作品としての硬度が有れば十分だし、
それ以上硬くする必要は無い
だからまぁこの程度の極普通の崩さない書き方が出来ていれば良いと思う


総論としては、雰囲気物としては良いと思う
僅かな原作の表現から一つのエピソードを作っているのは良い印象が有る
確かに気になる表現は所々有るけど
上の人が上げてない所だと、
・茶けた口(茶けた、は外見の色しか表さない、と思う。違うかもしれないが)
・天地神明に恥じる(天地神明は誓うものだろうと思う。天地神明に誓って恥じる事などしていない、とか、こんな用法が自然だと思う)
・困窮と悲酸をいっそう極めた(個人的にはとても気持ち悪い表現。辞書に依れば、
 気の毒で見ていられないほど痛ましい=悲惨  困り果てること。困り苦しむこと。=困窮 なので、
 悲惨を極めるのは客観的な視点、困窮を極めるのは主観的な視点からの表現だろう。この辺から、並立して語るのに違和感が有るのだと思う)
・表をきって(正面切って、面と向かって、表立って、この辺なら分かるけど、表を切って、をそのような意味で使うのは多分一般的ではない)
・焼け付いた鉄よりも身を焦がす熱い思いだけだった(分かるけど、熱いの位置が妙に思う
 「焼け付いた鉄よりも」が身を焦がすに掛かるといえば掛かるから、表現の一つではあるのだけど焼け付いた鉄よりも熱い身を焦がす思いだけだった、の方が自然に思う)
などなど
ただ、ここで挙げたのは俺の個人的な印象なので、実は正しい表現かも知れぬ
なので鵜呑みにはしないでおくんなまし
ただ、そのような文章表現を置けば、十分読める物だと思う




で、雰囲気めいたの所補足
主観入っているので、嫌なら読まない方が吉

そりゃ雰囲気だけだろうとは思う
過去人間でした、男に惚れました、耳落としました、地蔵から閻魔になりました、終わり
では、雰囲気以外に無い
耳を落とした。これは非常に印象的な転であるが、
その結果がただ片方の耳が無くなりました、では、起承と結の部分での変化に欠ける
何かが起こり、それがどのような影響を与えたのか、
と言う事が明示・或いは暗示されて始めてストーリー性が出る、
と「私は」思う(一般論では無いだろうけど)

これに雰囲気以外の物をよりはっきり混ぜる場合…

今作品で言えば、過去話は仕方ないかもしれない
しかし、落ちの部分が弱い
現在に戻っての小町との会話で、今のような漠然とした形ではなく、
耳を落とすほどの情念が確かに映姫の中に存在する、と読者に感じさせれば、
印象的な転を含めて、感情を掻き立てられるようになる
一途さへの好意か、過去に囚われている事への憐憫か、狂気性への恐怖か、何かが

>「まあ、四季さまが気にならないンなら、別にあたいが言えた口じゃあないんですけどね。失礼しました」
「小町」
「はい? まだ用事あるんすか?」
「いや…やはり髪を切ってみようかと思って…」
「おっ、そうですか。うんうん。その方が良いですよ。似合いますよ、絶対に」
「…そう」
「んじゃ、もういいですかね?」
「…小町」
「っと、今日はどうしたんですか、四季様? らしく無いですよ」
「…」
「四季様?」
「貴方は…戻ってきてくれますよね、小町」
「なに当たり前の事言ってるんですか。そんなにサボったりはしませんて」
「…そうね。…そう、サボりはするでしょうけどね。今の様にね」
「呼び止めたのは四季様じゃないですか。あぁ、もう行きます、行きますって」
「…」

>――じゃあ、切ってみる?


と、原作の雰囲気に似せて適当にでっち上げてみた
ただ、こっちと元とでどちらが良いとかは保証しないけど(俺の感性が変なだけかも知れないし)
こんな感じではっきり過去のエピソードの影響が映姫に残ってるのが分かるようにすると、
雰囲気が多少変わるが、転、が生き易くなる
ただ、あざと過ぎると雰囲気小説としての雰囲気が損なわれ易くなるけどね

以上、適当に綴ってみました。参考になれば

836名前が無い程度の能力:2010/02/07(日) 22:42:59 ID:Ob8YNVDg0
>>833
自分の知っている言葉で文章を書くことに徹してはいかがでしょうか。
表現したかったものを読み取る前に、違和感で読み進むことを断念してしまう文章です。

時代物を書くのに古い表現にこだわる必要はありません。
例として、冒頭の1段落を丸ごと書き換えてみます。

 その女は一人で住んでいた。
 外から来たという話は聞かぬのだから、おそらく村の者なのだろう。
親兄弟と生き別れたのか死に別れたのかは誰も知らない。
若い女というだけでおまけのように夫がつく年頃にも関わらず
やはりその女は一人きりで住んでいた。

特に時代がかった表現は使っていませんが
 ・村への人の出入りは少ない
 ・親兄弟と若くして死に別れることもありえる
 ・若い女は結婚しているのが当たり前

以上の要素を盛り込んだので、時代劇のような世界観であることは
伝わると思います。これにより冒頭の「だいぶ昔の話だと云う」も
省略でき、女への関心も持たせることができるでしょう。

837蛸擬:2010/02/07(日) 23:25:53 ID:0LUeEP3.0
>>834-836
早速のご批評ありがとうございます。
自分への戒めという意味で、少し、反省も含めつらつらと。

>オチ関係
少し気になる点が。
コメント欄17さんや、>>835さんの解釈でみなさんは受け取られているんですよね?

>使用語の乱雑さ
細かな指摘お恥ずかしい限りですが、向き合わねば一生上達できませんね。
それこそ雰囲気で言葉を選び過ぎたという感はあります。言葉それ自体には無頓着であったと。

>文章
「こう書きたい」という意識ばかり先走って、背伸びした結果なんでしょう。
これは使用語の意味云々にも通じる事ですが。
書き直しの例、ご助言ともどものちの参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

838名前が無い程度の能力:2010/02/07(日) 23:51:00 ID:Ob8YNVDg0
>>833
>>836の続きです。私の許容範囲を超えた言葉遣いの誤りを指摘していきます。
>>834との重複はできるだけ避けました。

「藁をこよったもの」
筵(むしろ:藁を編んだもの)のことを表現したかったのでしょうか。

「茶けた口に噂される」
どのような表現なのかわかりません。

「刃の様な陽の刺す」
刃のようなと表現されるのは普通冷気です。
熱気であれば「焼けるような」「身を焦がすような」が妥当でしょう。

「伽藍とした住まいの」
ここはひらがなで「がらんとした」でないと意味が変わります。
原文だと「寺の建物(伽藍)のような住まいの」という意味です。

>>835でも指摘がありましたが、女が耳を切り落とすという
自殺寸前の行為に至る動機が理解しにくいです。
以下、ストーリー展開の別案です。

・貧しい娘(後の映姫)が偶然から男を拾い、奇妙な同棲を始める。
・男の話を聞くと過去に何人も人を殺した罪人とわかるが、女は許す。
・恋愛ではなく慈愛に満ちた二人暮らしがしばらく続く。
・男の過去が村人にバレ、村を出て行かざるを得なくなる。
・女は別れを惜しむあまりに村人の前で自分の耳をそぎ落とし、村を去る男に渡す。
・エンディング。小町との会話

「……小町。耳を持った死者の話を聞いたことはありますか?」
「死人に口無し耳はあり。まあたいていは二つありましたね。耳が」

「とんちではありません。冥土の土産に耳を持ってきた死者がいたかと聞いているのです」
「あー。そういえば、何百年だか前に噂で聞きましたよ。
誰のか知らない片耳を後生大事に持ってた、気味悪い死人がいたってねぇ」

「かの者は地獄に行きましたか?」
「いや、そこまでは知りませんってば。なにぶん噂ですから」
「……で、映姫様。それが何か?」

「いえ、今後の裁きの参考にしたいと思っただけです。知らないのなら結構」
「もっと面白い死者の話なら山ほどありますよ? 胃袋いっぱいに碁石を飲み込んできた奴とか」

──そういう話ではないのです。と、映姫は静かに閻魔帳を閉じた。

839835:2010/02/08(月) 00:01:42 ID:Hpkm4kQY0
>>オチ関係
>少し気になる点が。
>コメント欄17さんや、>>835さんの解釈でみなさんは受け取られているんですよね?

>>837
…多分完全に一致してる事は無いと思う
ある程度は同じかもしれないけど、全く違うかもしれない
評は各自がそれぞれの理屈でやるものだから…
基本的な事、例えば文章表現であったりと言うのは、共通する所が多くなる
でも他の部分では、改善策が一つだけしかない、なんて事はまず無い
例えば、芥川・直木賞などの評を見ても、人によって評価が違うやろ

読者一人一人、見るポイントも違うし、仮に同じでも対策は違う
所詮相対論なのであって、どこから見ても正しい評なんて存在しない
色々な評を見て、その中で自分が取り入れ得る意見を参考にする、程度が良いよ
プロでも無いんだから、ただ自分が書きたい物を正しく表現できるかだけが大事
その手段として評で提示された方法が適切か、
本当に正しく伝えきれるか、という所は、本人にしか決断出来ないのだからね
(勿論評する以上、ある程度作者の意図を推測してやるんだけどさ)

極端な事を言えば、自分の書きたい物と違うなら、
評なんて物は無視して良いくらい
改善案の一つでしかない評に固執するのは違うと断言出来る
…と、俺は思っています

840蛸擬:2010/02/08(月) 00:29:49 ID:D2ATWBZs0
>>838
重ねてのご指摘ありがとうございます。
いただいた別案を見るにつけ、表現も含めたオチ部分の幅広さに気づかされてばかりです。

>>839
書いた当人としては別の意図があったので、不安になった次第です。
作品理解の可能性としてみれば、表現と同じで新たに気づく事もあり良いのでしょうが、
伝えるべきものを表現しきれなかったという点においてはやはり痛恨事なので。
そういうものも含めて一つの作品なんでしょうけれど。

何はともあれ、次回作にもろもろの反省を生かせるよう精進します。
大変ありがとうございました。

841喉飴:2010/02/10(水) 23:54:06 ID:7kr/xTuMO
毎度お世話になっています。喉飴という者です。
今回、作品集82『構って欲しくて』を批評していただきたいと思い、きました。
過去にギャグ作品を批評していただいた時、ギャグというには上品さがあって、ほのぼのが抜け切れていないが、この作風のままで良いと意見をいただきました。
なので、この作風のままいろいろと尽くしてみました。
ですが、いろいろ詰め込んだせいで読んでいて疲労感を覚えないか、全体を通して勢いに欠けていないか、が気になってまして。
どなたか、時間にお暇がありましたら、よろしくお願い致します。

842名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 01:37:05 ID:qghSdr320
>>841
総評:この作品では全員がギャグ要員になっているので、
誰の行動を笑えばいいのか焦点が合わないところがあります。
無難な作り方としては、一番ギャグをやらせたかった一人
(おそらくレミリアでしょう)にギャグ行動をさせて、他の人物は
常識的に動かすとギャグが引き立ちます。

もし、ギャグ作品なのだから全員にギャグをやらせたいと
思ったのであれば、一人一人ギャグの性質を変えてみると
いわゆる「キャラが立った」状態になって面白いかもしれません。


 レミリア:「パチュリーと話す時間を作る」ために四六時中ストーキング。
       結果的にますます嫌われるのだがまったく気づかない。

 咲夜:マニュアル本に基づき、まじめにレミリアにコーチする。
     ただしその本は『今日から三日で結婚する256の方法』

 パチュリー:まとわりつくレミリアを賢者の石で殴りまくる元気な病弱少女。
        バット型賢者の石やハリセン型賢者の石などバラエティ多彩。

ここからは具体的な指摘をします。
劇中の小道具として「目次の見方説明に何十頁も費やす本」や
「人気ゲームドロクエ9」など面白いアイテムが出てきているので
数行でも具体的描写があればより面白くなったでしょう。

例 「目次の見方説明」
 さて、レミリアが読み飛ばした「目次の見方説明」には何が書いてあったのだろうか。
『この本を手に取った愛の勇者達よ。意中の彼女あるいは彼を一生愛する決意はあるか?』
  ・決意がある→32ページ
  ・まだ迷っている→49ページ
 なぜか目次はゲームブック形式であった。読み飛ばして正解であろう。

例 「ドロクエ9」
「パチェ、『ドロクエ9』を買ったのよ!もう主人公を『れみりゃ』にして、
ヒロインの魔法使いを『ぱっちぇ』にして、本名プレイの覚悟完了なのよ!
ね、一緒にやりましょう?」
「一人用でしょ。それは」
「じゃ、じゃ……じゃぁ本体もう一台買うから! パチェも自分で遊んで
すれ違い通信しましょう!たからのドロワーズをコンプリートするの!」
「興味ないわね」

 話の筋立てについては手慣れていることがよくわかったので、特に指摘しません。
ギャグは細部の作り込みが命なので、今回の批評が参考になれば幸いです。

843喉飴:2010/02/11(木) 02:06:40 ID:qhiS2mzcO
>>842
ありがとうございます。
具体的描写ですか。ネタを引っ張るのはぐだぐだになるかなと思いましたが、なるほど、ネタを引っ張るのではなく、広げれば良いのですね。
細部まで思慮が回っていなかったようです。
参考になります。本当にありがとうございました。
あと、読んでいて疲労などは感じなかったでしょうか? もしよろしければ、気になっている点ですので、教えてくださると幸いです。

844名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 02:58:13 ID:qghSdr320
>>843
短編で構成も複雑な点はないので、特に疲労は感じなかったです。

ただ、タイトルが「構って欲しくて」で、レミリアがパチュリーに
不満をこぼすシーンから始まっているので、ほのぼか百合の作品かなと
思っていたら、いきなり椅子が壊れたり咲夜さんがムシャムシャだったりなので
「この作品はギャグだ」と理解するまで5秒ぐらいかかりましたw

ギャグ短編ならもっとブッ飛んだタイトルをつけたり、書き出しから
ギャグを入れたりして「この作品はギャグです」と宣言したほうが
よいのではなないでしょうか。

(タイトル例)
「紫もやしを真っ赤に染めろ!」
「つれないよ!パッチェさん!」
「れみりあの ひっさつ はーとあたっく」

(書き出し例)
「パチェが死んだわ」
「……おっしゃる意味が、良く」
「私の愛したパチェは死んだの。どうして?」
「お嬢様が四六時中つきまとわれるからでしょう」
「だって大好きで大親友で大事で大迫力で大根切りなのよ」
「そういう話し方をするから避けられるのですよ。パチュリー様に」
 パチュリーとレミリアの会話は、この三日というもの途絶えている。

845喉飴:2010/02/11(木) 03:47:43 ID:qhiS2mzcO
>>844
疲労は感じませんでしたか、良かったです。ありがとうございます。
あくまでも、ほのぼのを微かに含むギャグですので。100%ギャグとは言えないのです。ゆえに、タイトルでふざけたりはあまりしたくないのです。
一応冒頭2行で軽いギャグをかけたのですが、分かり辛かったようですかね。
あと、ギャグを先に『宣言』してからはあまりよろしくないと習っていまして。するにしても軽めが良いであろうと。
以上の理由で、あの始まり方やタイトルになっています。
貴重な時間を割いてまでのいろいろなご意見、ありがとうございました。

846ふじいつき:2010/02/11(木) 13:13:42 ID:EVvtG4bg0
お初にお目にかかります、ふじいつきと申します。
この度はこちらで当方の作品を批評していただきたく参上した次第で御座います。
作品集100「盲目少女と太陽の光」
urlは
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265695079&log=0
です。

・全体を通しての話の流れに違和感はないか
・感情が高ぶっている場面
・一人称における感情表現について

を見ていただけると有難いです。

忌憚ない意見、どんな些細なものでも結構です。
よろしくお願い致します。

847名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 15:59:43 ID:YpmsGhTY0
ちょっと質問なんですが

クロスものは書いていいのか?
オリジナルキャラなどは出していいのか?
二次創作(ゆっくり、いぬさくや系)はどこまで出していのか?

疑問なんですが

848名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 16:09:27 ID:qghSdr320
>>846
筋立て、主人公の心理描写などはよくできていると思います。
ただ、盲目の主人公を描く上で誤解されやすい描写があったので、以下何カ所過指摘します。

>|私の顔には二つのガラス玉がはめられています。

タイトルが「盲目少女と太陽の光」でこの書き出しなので、
主人公の少女は義眼なのだと思って読み進んでいました。

その割には診療所に行って症状の進行をチェックすることに
違和感がありましたが、回復の見込みがないと告げられて
ショックを受けるところで初めて視力障害だとわかりました。

はめられたガラス玉→義眼の連想は多くの人がたどり着くので
誤解されないような描写が必要でしょう。

細かい部分ですが、目の病気で受診している患者に対して
胸に聴診器を当てたり口の中をのぞくことはないと思われます。
まぶたをまくるのは目の検査というよりは黄疸を調べる
意味合いが大きいです。主人公が全身を重病に冒されていて
目まで見えなくなったというのなら、この描写でも不自然はありません。

>|何も見えない中誰かに、何かにぶつかるということは
>|当時の私にとって恐怖以外の何物でもありませんでした。

「目が見えないとぶつかるから怖い」というのは、目の見える人間の発想です。
実際の視力障害児は目の見えない自分が基準なのですから、
ぶつかることをうっとうしく思うことはあっても怖いとは思いません。

親から一人で外に出ると危険だ、ときつく言いつけられていたり
何かにぶつかって大けがした経験があれば、この描写も活きてきます。
少女がぶつかるのを怖がる理由として、何かエピソードがあったほうがよいでしょう。

>|この後今にも死にそうな声で私を探していた母に、こっぴどく叱られた事。
>|その事も含めて私の短くない生涯の中で鮮烈な色を保ち続けている、大切な思い出の第一幕。

「一幕」と表現するのはふつう何ヶ月・何年という期間です。
おそらく数時間の出来事なので、「一幕」と表現するには短いです。
一場面、や一枚の絵といった表現が適当でしょうか。贅沢を言えば、
視覚的表現を使わず、音や触覚、温度を使ってほしかったところです。

>|向かった先は里の外れでした。行進に夢中になっていた私が
>|チルノの雪だるまを踏み潰した場所でした。

独りで外に出かけたことがない主人公が、すんなりと
目的地に到達出来るのは違和感を感じます。
道に迷いかけるが必死に思い出してなんとか到達したり、
チルノが途中で迎えに来たりと、なにか工夫がほしいところです。

849:2010/02/11(木) 16:11:59 ID:wVmmjijE0
毎度お世話になっております。
以前、創想話様(作品集72、73)に投稿した作品(多少修正)の批評をお願いいたします。
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up4/img/th4_2435.zip(厄いけど安全!)

①話の組み立て:個々の部分の繋がりは適切か、など
②文章:意味は伝わるか。読み難さはないか。
③読んで楽しめるものなのか:自分はそう信じて書いた
④その他:気になる箇所があれば

よろしくお願いします。
無念無想の境地モードでお待ちしています。

850名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 16:17:04 ID:czTno8HE0
>>847
やっちゃいけないということは無いが、
クロスは非常にハードルが高い。東方の世界と、他の世界を高レベルに融合させ、
かつ両方のファンが納得できるような話にしないと後ろから刺される。
オリキャラは、出し方にもよると思う。例えば、
紅魔館の妖精メイドの一人称のSSがあったと思うけど、結構いい評価だった。
あと、本来のキャラがまったく出てこない、人里の誰かの会話だけ、ってのもあったけど、
これも良い評価だった。魅せ方や、実在キャラとの絡ませ方を上手く扱えば好評価は難しくない。
二次創作ネタは、多用するとヤバイが、ちょっとしたギャグの種程度なら、
大抵のSSには入ってる。でも、中国ネタやPAD長ネタは賞味期限切れと思う。

とりあえず、クロスはやめとけ、オリキャラは慎重に吟味を、二次ネタは控えめに。

851名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 16:24:53 ID:qghSdr320
>>847
作品として完成していれば、何を出しても問題ないです。
ただし、原作にない要素を追加すればするほど反発を招きやすいのも事実です。
比較的反発を招きにくいものから順番に並べると、以下のようになります。

(反発弱い)
 ・名無しのオリジナルキャラ
 ・原作キャラを二次創作寄りに変化させたもの(ゆっくり・いぬさくや他)
-------------------------壁--------------------------------
 ・名有りのオリジナルキャラ
 ・他作品とのクロス
(反発強い)

やはり、原作中に名前の出てこないキャラクターを出すか出さないかに
大きな壁があります。名有りのオリジナルキャラを出したくても
原作キャラの性格付けを変えて対処する、他作品とのクロスをしたくても
世界観の導入にとどめてキャラまでは出さない、というのが無難な作り方です。

852智弘:2010/02/11(木) 17:36:38 ID:sZxSsOGw0
こんばんは。智弘と申します。
作品集99の『おそるべき老婆』の批評をお願いしに参りました。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265654103&log=99

「アイデアはすごくいいです
 あとは文章をどうにかすれば満点だとおもいます」
というコメントを頂いたのですが、どのように改善すれば良いのかわからないのです。
以前のように表現や描写がくどすぎたり、語彙のおかしな部分があったのでしょうか。
お力をお借りしたく思います。どうか、よろしくお願いします。

853名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 18:14:46 ID:qghSdr320
>>852
「ゲームの難易度を選ぶと自機キャラの年齢が変化する」という
メタな設定を出したところでいきなり話が終わっています。
そのため、読者としては肩すかしをくらったように感じます。

ギャグとして書かれた作品であれば、ルナティックを選択して
老婆化した霊夢や、イージーを選択して幼女化した魔理沙を
作中で動かしてほしかったところです。

あるいは、ルナティックを選んだ早苗さんが異変解決中に
どんどん老化していったり、一回やられて次はイージーを
選んだらどんどん幼児化したりと、早苗さんの変化を
描いても面白かったでしょう。

細かい表現を身につけるより、まずは読者が納得できる
結末を用意するように心がけてはいかがでしょうか。

854:2010/02/11(木) 18:48:08 ID:S7HxYQQc0
作品集99の、「マリサトゥストラかく語りき」にアドバイスを頂きたく参りました。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265106846&log=99

以前ここで感情移入が上手く出来ない、と言われましたが、このSSで改善されているか気になります。
あと、自分ではこのSSは分量が足りなさすぎたのではないか、尻切れトンボになっているのではないか、とも思っています。
その辺りも教えてください。批評よろしくお願いします。

855名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 19:33:18 ID:qghSdr320
>>854
魔理沙があっさりとバッドエンドに行き着いてしまい、物足りないです。
現代にやってきた魔理沙が家を出てすぐ怪しい集団を見つけたのに
その後をつけず、図書館に資料を探しに行くというのも、せっかく
面白い展開にできる分岐点を素通りしたように思えます。

パチュリーのところに相談に行った魔理沙が、結局その場で
敵対的な立場のはずの紫を呼び出して現代に行ってしまうのも
展開としては何か解せないものがあります。

・自力で幻想郷を出ようとするが結界に阻まれる
・にとりに相談するが技術的に不可能と言われる
・パチュリーに相談するが論理的に不可能と言われる
・霊夢に相談するが倫理的に不可能と言われる。

このぐらい前置きを作って、とうとう紫に頼むぐらいがちょうど良いのではないでしょうか。

魔理沙を現代に送り込んだ後の紫ですが、魔理沙のバッドエンドを
そのまま見過ごすとは思えません。現代入りした魔理沙に
何らかの形で関わる展開が自然ではないでしょうか。

A.交通ルールなど現代の常識を知らないので、本来なら
 何度も死ぬような目にあうはずの魔理沙だが、紫の裏工作により
 無事に一日を過ごす。パチュリーに自慢話をしたときに
 そのことに気づき、魔理沙は少しだけ紫への態度を改める。

B.アドベンチャーゲームのように、何度もバッドエンドに行き着いては
  スタート地点の家に戻される魔理沙。とうとう家でふて寝したところ
  魔法の森の自宅で目が覚めた。魔理沙はお礼参りをするために
  幻覚キノコを集めて紫のところに持って行くことにする。

「魔理沙ならこう動く」「紫ならこう動く」というキャラクターの掘り下げが浅い気がします。

856智弘:2010/02/11(木) 20:02:54 ID:M247frVI0
>>853
お早いご批評、ありがとうございます。
自分としては設定の解釈をオチとしたつもりでしたが、読者からすればそれでは物語として面白くないということですね。
文章以前にまずは話自体を考え直すべきでした。勉強になります。
それと、細かい表現を身につけるより、ということはやはり日本語として間違っているところがあったのでしょうか。
もしよろしければ、ご教示ください。

857ああああ。:2010/02/11(木) 22:07:01 ID:9s/gQjNM0
作品集100の「一瞬を忘れずに。」について意見をお願いします。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265884221&log=0
とくに
・ストーリーに強引さがないか
・単語の扱いに間違いがないか
・話の起承転結の起伏が小さくないか
・その他気になる箇所
の意見がほしいです。

858名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 22:17:31 ID:jXV0Ov2U0
>>854
【】
・テーマはかなり好きでした。
・文章も読みやすい。

【】
・魔理沙の適応能力が異常に高いです。あなたがもし、自分の常識が一切通用しない場所に行ってしまったら。それを想像してみたら良いと思います。

・現代社会のリアリティ。サラリーマンが大勢闊歩していることから平日だと思いますが、「平日の昼間に明らかに中高生位の年齢の少女が道を尋ねに来た」ら、警官は一体どうしますか?

・東京タワーの開館時間.は9:00-22:00な訳ですが、一体この男たちは何時から待っていたのか?

こんな感じです。

感情については、魔理沙がドライすぎるのがちょっと。

859名前が無い程度の能力:2010/02/11(木) 23:26:50 ID:qghSdr320
>>857
お空が悩むところから、お燐と独特のノリで
会話するところまでは、とてもテンポよく書けています。

しかし、こいしがノートに一文を書いて終わるというのは、
ややオチが弱いです。さとりやお燐もその場にいるのだから、
こいしの書き込みに対するリアクションを描いてはいかがでしょうか。


『無理だと思ったら、実行しないこと」』
 さとりがこいしの一文の下に付け足した。
『いのちをかけてでもじっこうすること』
 こいしがその下に付け足してハートマークで囲った。
『こいしの言うことは聞かないこと』
『↑はむしすること』
二人の書き込みはだんだん子供じみた内容になり、
次のページ、その次のページと延々と続いた。

『お空以外はノートに書かないこと!!!』
お燐は二人からペンを取り上げて、表紙にでかでかと注意を書いた。

860負け猫亭:2010/02/12(金) 00:06:56 ID:IWoPbzik0
はじめまして、負け猫亭と申します。

作品集100の「不死物語 ―うぶウブメ―」の批評をお願いしたく、参りました。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265874867&log=100

あまり他の方と比べるのは良くないのかもしれませんが、評価数が余りにも少ないので、
何か致命的な問題があるのではないかと不安に思っています。
是非、ご意見を頂けないでしょうか。

自分としては
・文章が読みづらい
・ギャグ部分が面白くない
・話の展開が不自然
等に原因があるのではないかと考えています。

些細なことでも構いませんので、宜しくお願いいたします。

861ああああ。:2010/02/12(金) 00:07:38 ID:NZC20YOQ0
>>859ご意見ありがとうございます。
やっぱりオチかぁ。次回からもっと練ったオチを考えてみます。

862名前が無い程度の能力:2010/02/12(金) 00:38:35 ID:mlwYa5Uk0
>>857
あぁうん。
感想は>>859 の人と殆ど一緒
落ちがちょっと、つうかかなり弱い
発想は面白いし、テンポは良いんだけどねぇ
起承転結の起伏以前に、起承転結になってない印象すらある
雰囲気小説にするのでも、やはりもう少ししっかりした落ちがとは思う>>859 氏のような形のように

真面目な方向でやるなら…と言う以前にやはり構成の問題だろうねぇ
この話が終った時点では、折角それまで長い間掛けて進めて来た空の馬鹿解消話が何も終っていない
>「そうなんですよ!これでもう鳥頭なんて言わせません」
この行まで散々引っ張った空の馬鹿を直すプロジェクトの結末を書かないと、
それまでのシーンと殆ど関係の無いこいしの落書きだけで話が終って、
肝心要のそれまで進めてきたストーリーが投げっぱなしのまま終ってしまう

この後に、実際ノートを使用してみたけど何か失敗して駄目でした(少しは成功しましたでも良い)、
そして諦めました(今も諦めていません、成功して天才になりました、でも良い)、
とか、何らかの結論を出さないと、話としては纏まらないと思う
まぁこいしが書いたように、そんな事(馬鹿の改善)やっても無駄なんだろうけど、
それで落ちにするなら、もう少しはっきり書いて、読者にこれ以上空の馬鹿話は進みませんよと示さないと駄目だろう

結論としては、
雰囲気小説の様にするなら、落ちの所にかなり手を加え、こいしのシーンで確実に話を終わらせる事を読者に示す
普通の小説にするなら、作品の9割以上の分量を占める「空の馬鹿脱出計画」ストーリーをちゃんと落ちまで書く、
このどちらかだと思います

863:2010/02/12(金) 00:55:11 ID:PnBbpulQ0
>>855
ありがとうございます
なるほど……展開を膨らませる余地はその辺からして既にいくらでもありますね、そこを広げるべきでしたか。

霊夢に頼むのは最初からの展開的にありえないですが、
にとりに相談させるのはアリだったかもしれないです……まだ発想が足りないみたいだ。ありがとうございます。

紫と魔理沙のキャラについては、とりあえずそういうキャラクターであるという認識も頭に入れておきます。
それはなんか紫も魔理沙も幸せすぎるかなぁ、なんて思ってしまったりするので。
もっとも、それが感情移入の邪魔になるということでしたら、気を付けてみます。

>>858
ありがとうございます。
魔理沙の適応能力はもっと低くしてみます。
と言っても、どうしたら良かったのでしょうか? いきなりの昼寝がまずありえないかなぁ……というか、普通に朝ごはん作るのもおかしな話ですかね?

警官は一体どうしますか、については完全に失念していました。
何だそれは……完全にやらかしてしまった……うわあああ……。

東京タワーの開館時間も調べていませんでした。ダメだこりゃ……。
もっとも、男たちはたぶん東京タワーの中で魔理沙を尾行してたのではないでしょうか。
ああ、ダメだこれ、なんか明らかに破綻している

魔理沙がドライ……と言うのは一人称全体から来るものでしょうか。
ちょっと良く分からない……詳しく教えていただきたいです。

うおお、それにしてもビシビシ突っ込まれてしまった……
そういう論理的な指摘はぐうの音もでません。ありがとうございました。

864名前が無い程度の能力:2010/02/12(金) 01:34:50 ID:8Jg5Xc0A0
>>863
魔理沙の現代への適応力が高くても低くても、話としては成立します。
問題は、それを読者に納得させる描写ができるかどうかです。

(適応力が高い理由づけ)
例:香霖堂に転がっている数々のガラクタを見て、現代の道具に慣れていた。
 iPodや任天堂DSすら存在する香霖堂ですから、ガスレンジやオーブン程度は
 存在していてもおかしくありません。好奇心の強い魔理沙なら
 香霖堂にあった動かない道具を弄り回していた記憶から、
 現代の道具を使いこなすことができるかもしれません。

(適応力が低い理由付け)
例:生活の全部をミニ八卦路に頼っていたので、ミニ八卦路が使えなくなると何も出来ない。
 調理から弾幕までなんでもできるミニ八卦路に頼りきった生活をしていれば、
 他の方法が使えなくなることもありえるでしょう。

>>858 の「魔理沙がドライすぎる」というのは、最後のシーンで
帰還をあっさりあきらめているところからの印象でしょう。
襲われたショックで一時的に絶望的な気分になったとしても、
やはり立ち直ってあらゆる手段を試そうとするのが魔理沙らしいです。

865:2010/02/12(金) 01:49:18 ID:PnBbpulQ0
>>864
なるほど……
確かに、もうちょっと理由付けしとけば違和感は低く抑えられたのかも知れませんね

ああ、最後の簡単な諦めがちょっと酷かったかなぁ
確かに、魔理沙は何度でも立ち上がりそうですね。
何かもう一つ印象的な……ああ、本当に霊夢に助けに来させてやるのが一番だったかもしれないw
アドバイスありがとうございました。

866名前が無い程度の能力:2010/02/12(金) 02:32:32 ID:8Jg5Xc0A0
>>860
コメント数が少ない理由は、東方SSとしては違和感が多く、
最後まで読まなかった人が多いからでしょう。
東方SSではなく化物語のSSなんだ、と思って読むと面白かったです。

もこたんとラブラブ(な殺し合い)をしたくて仕方ない輝夜と、
輝夜をウザがりながらも律儀につきあってあげる妹紅という
話の軸になる二人の奇妙な関係の描写は、よくできています。

話を展開させるための産女の登場のさせ方から
問題解決の仕方にも不自然な点はなく、
筋書きとしてはほんとうによくできたSSです。

ただし、東方SSとして読み進むための雰囲気作りが甘く
「この作品はどういう世界なんだろう」という疑問が最後まで残りました。

例をあげてみると
・「茶店(ちゃみせ)」ではなく「喫茶店」が登場するので 街並みが
 西洋風のようにも思えるが、特に関連する描写はない。

・鉱山労働者がいて落盤事故が起きるというのは
 近現代の描写で、幻想郷とは相性が悪い。

・西尾維新風にするためにアニメ・ゲーム・マンガからの
 パロディを多用しているが、元ネタを分からないひとには
 単なる輝夜の性格づけの破綻に思える。

・「ゴーイングマイウェイな性格」「セレブな感じの店を
 選ぶんじゃないかと思っていた」 など、妹紅の独白中に
 使われる現代風表現もおそらく西尾維新風の雰囲気作りだが、
 東方キャラの独白としては違和感が大きい。

西尾維新の作風についての一般的な知識はありますが、恥ずかしながら
化物語そのものは読んだことがありません。的外れな指摘であれば無視してください。

867名前が無い程度の能力:2010/02/12(金) 02:37:16 ID:XbooEGtQ0
>>860
最初に。とにかく読み続けるのが厳しくて、仮眠取りながら頑張って、
それでも正直最後の方は半ば読み飛ばす感じになったので、概略程度しか言えない。
申し訳ないけど、詳しくは他の人に任せて、大まかにだけ。

面倒臭いんで設定面とかには触れない。触れないよ。
わざわざ妖怪退治の意義やスペカルールを妹紅に説明する必要ないだろ、常識的に考えて。EXでやってるし、散々妖怪退治はしてきた経歴の人に説明する意義は無いよね、とかは言わない。
現代の用語をぽんぽん言われて分かるのか、幻想郷の人間達が。家庭用ゲーム機を遊び方分からず蹴るような連中だぞ、とは言わない。
別に俺原作原理主義じゃないし、そのあたりあまり突っ込む最近の風潮は好かないので、突っ込まない。
でも、もう少し考えてみても良いと思う。
私が見てこういう印象を持つなら、全般的にかなり粗いように思う。

本題。
感じたのは、とにかくテンポが遅いという事。
>そう、私はあいつが言う所の『妖怪退治』とやらを手伝うことになってしまったのだ。
この辺から
>「――産女が出現するっていう、噂の現場よ」
位までの部分、殆ど不要でも良い位。
設定面触れないよ、って書いた部分でも多少言ったけど、登場人物と読者の殆どが知悉してるんだから、延々と書くのは時間と文量の無駄。
ウブメの簡単な説明、妖怪を退治する理由、鉱山の伏線、この辺を多少別の場所で織り込むだけで事足りる。
ストーリーの一番の軸になるオリキャラが初登場するのが全体の1/3過ぎた辺りという、衝撃の登場の遅さ。
よーするにそれまでは余程何か無いと本来蛇足(起承転結の起)の部分。なのに長い。
そこまでざっくり落としてようやく何とかなる方向性が見えたという所だと思う。
(どうしても慧音のネタとか入れたいなら、オリキャラが登場以後の部分でやるべし)

そして、主題もかなり分かり難い。
輝夜-妹紅の(特に妹紅の)テーマと、ウブメ側のテーマが重なっていなかったように思う。
もう最後余り読めてないから違うかもしれないけど。
複数のテーマを扱うのは難しく、ウブメの問題が解決した時に、妹紅たちが持っていた問題が解決したのか、
と言うとそうでも無いと思う。
一つに絞るか、余程豪勢なテーマを引いて相当の長編でやるか、まぁどちらかだと思う。
そして後者は相当厳しい。

ほんと概略だけならこんな所。
私が書くなら…、と言う風に書きにくい。
妹紅輝夜がニャンニャンやってるのが書きたかったのか、
ウブメのオリキャラが持っているネタが書きたかったのか、どちらか判断が付かないので。
もし前者なら、タイトルの後から現場に付くまで削除、
あのルーキーウブメの特訓話とか全部削除、
ウブメは常に敵方にして、対峙した時の会話で推測させて話を展開し、
最後に落盤男とで解決する所まで妹紅達を翻弄させる位の形で書くだろうと思う。
これなら何とかなりそう。

あぁ、あと、どちらかと小説よりゲームっぽい文章の印象を持った。

最後に流して見つけた誤字、誤表現
釣れない つれない
辺りを見渡しながら 辺りを見回しながら(見渡しでも嘘ではない、が、立地条件からして見回すの方が距離感が合うと思う)
たとえ同姓であったとしても 同性

868ふじいつき:2010/02/12(金) 09:48:24 ID:wMCEjdKc0
>>848
御批評、ありがとうございます。

>ガラス玉
少々凝った言い方がしてみたい、と思って書いたのですが、今思えば素直に眼が見えない、でもよかったかもしれません。

>診療について
自分の中ではついでに基本的な体調診断も行っている、というつもりでした。説明が足りなかったようです……。
目の病気の診断や少女が感じるであろう鬱陶しさに関しては、こちらの調べが足りなかったという他はありません。

>一幕
そうだったのですね……。
語感の良さだけでそうと書いてしまい、恥ずかしい限りです。

>独りで外に出かけたことがない主人公
全くもってその通りだと思います。
ぶつかること、も含め、味付けの出来る部分を見逃してしまい何とも悔しい……。


短くもない話でしたが、読んでいただきありがとうございました。
これを糧に、今後も精進したいと思います。

869ムラサキ:2010/02/12(金) 15:35:09 ID:xArklriU0
始めまして、ムラサキと申します
作品集100の「誰かさんのメッセージ」の批判をお願いします。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265888918&log=0
前半はホラーの「演技」をしてるフラン、こいし、ぬえを描写しかったのですがそれが出来てるかどうか
またssとして基本的な事や文章の構成、話の展開などがちゃんと出来ているかなどの批評や改善点などを教えて欲しいです。

870負け猫亭:2010/02/12(金) 18:47:59 ID:IWoPbzik0
ご批評有難うございます。

>>866

なるほど・・・。
確かに、そういった観点で見直すとボロボロですね・・・。
やりたいことを追っかけているうちに、根本的な世界観への意識が抜け落ちていたようです。
それに加えてこれくらいの長さでは、最後まで読むのが辛いのは当然ですね。
今後は肝に銘じておきたいと思います。

>>867

全体的に冗長、そして、テーマが・・・というよりは、この話の目的がわからなかったということですよね。
ウブメの登場が遅く、その上ストーリーに関連の無い部分が多い。
まったくその通りですねorz
思うままに書きたいことをそのまま書いてしまい、結果として何もかもが半端になってしまったようです。
冗長であることに関しては何となく感じてはいたのですが、書いたものを消すのが惜しくてそのままにしてしまいました。
次回はテーマを一つに絞り、まずはそれをしっかりと書き上げることを目標にしたいと思います。

ご意見有難うございました。

871紅雨 霽月:2010/02/13(土) 10:02:05 ID:lmaMDKWs0
ご無沙汰してます。

今回は、この作品の批評をお願いできますでしょうか。
「フリーフォールのその果てに」
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1265547751&log=99

幻想入りのお話なので一応ご注意を。

個人的に気にかけてるのは、
・主人公の言動に一貫性があるか。あったとして不自然ではないか。
・幻想入りな上にオリキャラだから評価されていないのか、それとも話としてつまらないから評価されないのか。
この二点です。

また、その他気になる箇所がありましたらご指摘ください。

872名前が無い程度の能力:2010/02/13(土) 12:42:46 ID:Vq3azWUA0
>>871
まず、最後まで読めるかどうかを検討しました。
幻想入り注意表示の後、オリジナルヒロインの独白
(内容は自殺する動機について、長さ数十行)という
始まり方なので、東方SSを期待した人は読み飛ばすか
中断する割合が高くなります。

主人公の自殺の動機(疎外感)はそれほど特殊なものではないので、
あれほどの行数を使って描写する必要があるのかは疑問です。
改善策としては、幻想入りとルーミアとの出会いのシーンから始めて、
主人公に自分が飛び降りた経緯をルーミアへの説明という形で
語らせるなど、幻想郷・東方キャラを早めに出す工夫をしてはいかがでしょうか。

話の展開は、終わり方が唐突だと感じました。
幻想入り後に描かれる会話は、話題がやや物騒ではあるものの
トーンとしては日常会話で、緊張感を高めるものではありません。
あの描写から主人公の死で話を終えるためには、もう一度
緊張感を取り戻すための描写が必要でしょう。

例:ルーミアが過去に人間をどのように食べてきたかを詳細に語る
  ナタを見たルーミアが人間の解体方法について咲夜に詳しく訪ねる

作者さんが本当に描きたかったものはなにかをもう一度考え直してみてください。

873名前が無い程度の能力:2010/02/13(土) 13:51:15 ID:/wP6BO520
>>872
>あの描写から主人公の死で話を終えるためには、もう一度
>緊張感を取り戻すための描写が必要でしょう。

僕はむしろ、「穏やかな気持ちで最期を迎えられた主人公の心理描写」としてこちらの方が良いと思いました。
アナザー読者の感想です。

また、一人称小説だったので、自分の自殺の動機はそれが傍から見ていくら陳腐でありきたりなものであろうとも、
それについて詳しく描写することは不自然ではないかと。

874紅雨 霽月:2010/02/13(土) 21:39:05 ID:lmaMDKWs0
>>872さん、>>873さんご批評ありがとうございます。

幻想郷・東方キャラの登場は確かに遅いですね。
ご指摘の通り落ちていく場面辺りから始めればよかったかもしれません。

ただ、主人公は自分のことを喋りたがらないという性格で書いたので、
ルーミアに動機を話すのはちょっと違うかな、と。
なので、本編中の独白で断片的に動機を明かしていくという方法を考えてみました。
必要な文章レベルが高くなりそうですが、今度からはまとめて説明するのではなく、
断片的な独白を進めながらも的確に読者に伝えるという書き方を考えてみます。


書きたかったのは東方キャラらしさを出しながらも妖怪らしさもある東方の妖怪キャラでした。
なので、緊張感っていうのは似合わないかな、と。
それと、主人公自体もいろんなことに無頓着な状態なので緊張感を持つとも思えません。
なので、主人公が死ぬ間際の心理状態は>>872さんが書いてくださっているような、
穏やかな気持ちを目指させたつもりでした。

でも、終わり方が唐突というのは確かに感じるかもしれません。
もうワンクッションくらい置いた方がよかったみたいです。


お二人の意見が異なっていることで、自分の書いたものを再度じっくりと見直すことができました。
お二人とも、ご批評くださりありがとうございます。

875紅雨 霽月:2010/02/13(土) 21:42:23 ID:lmaMDKWs0
〜死ぬ間際の心理状態は>>872さんが〜
の所は>>873さんでした。
アンカミスすいません。

876名前が無い程度の能力:2010/02/13(土) 23:41:34 ID:PFeiXZJo0
>>869
まず、これが一人の視点からみた批評であることを念頭に置かせてください。
主観が混じる部分もありますので、ご利用は計画的にお願いします。

基本的な部分ですが、問題ないと思われます。完全な三人称で書かれていますね。
演技についても同様です。私が言える部分がない……。

原作だとほとんどからみがないので、このキャラ達をうまく扱うのは非常に難しかったはずです。にもかかわらずこれだけ書ききっていることに驚きを感じました。正直この三人と言う部分に激しい違和感を感じたのですが、それはこの作品とは別の部分のことなので気にしない方向で。
フランが少しばかりまともすぎるのが違和感でしたが、それも『演技』であるとすれば凄いです。

私は小説のノリでSSを書くので、そちらの方面による批評になってしまいますが、いかに気がついた点を書きます。
情景描写が極端に少ないです。
読みやすさを要点においているので必要最小限なのでしょう。行動はある程度ありますが、風景がまったくありません。リビングならリビング、で通じてしまうものでもありますが、もうちょっとほしいかもしれません。
とはいえ、そういう足りない部分は会話分でそれが補われています。つまり会話分で成り立っている作品ともいえますね。会話分と会話分の間に一つの段落文章程度しか入っていないのも印象的でした。
もうちょっと詳細に描写してもいいのではないかと思った次第です。せっかくの三人称とはいえ、一視点でないので全員の心を描写しないか、するかしか選択できません。
どうせならフランの三人称一視点ですすめたほうがよりホラー感がでてよかったのではないかと思います。
(ただし、これはフランが心の底から演技をしていないとネタがばれてしまう形ですが)

最後になりますが、作者様が思い描いた部分は、十分に表現できていたと思います。
実際読んでて(カニバリズム嫌いなので)気持ち悪くなりましたから。ネタばらし後は普通でしたが。
あんまり参考にならないかもしれませんね。すみません。

877ムラサキ:2010/02/14(日) 00:29:37 ID:UH9gUjmQ0
>>876さん
批評ありがとうございます。
情景描写がやはり少ないですか・・・。
これは読みやすさと言うより自分がそういうのを補うのが苦手な所為です。
風景を脳内で描いて文章にする訓練をしなきゃ駄目ですね。ありがとうござます。
三人称一視点で行った方が確かにフランの「演技」のホラー感が出そうですね。これも勉強になります。
フランがまともなのは「演技」と言うよりも自分が狂ったフランを書くのを極端に避けているからです。あまり狂った印象を自分はフランに持っていなかったので。
この三人を扱う小説を自分は書くことが多いので扱い自体はかなり楽でした。だたもう少しみんなの心理描写を密接にして違和感を取り除く工夫も念頭に置かなきゃ駄目ですね。
閲覧してくれる方が少ないのは、やはり自分の文章がまだまだ荒削りだからのようですね。
本当に勉強になりました。ご批評、ありがとうございます。

878:2010/02/14(日) 16:16:32 ID:PHbWLZhY0
初めまして、恥ずかしいのですがこの作品の批評をお願いします。 
プチ51 不思議な客
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_p/?mode=read&key=1256623770&log=51
この作品は東方創想話の作品集に感化され、何か書いてみたいと思い作ったものです。
不思議な感覚を読者に与えたいと思い書いてみました。
文章を書く上での常識や技法などを知らない、もしくは理解出来ていないと
思うような文章ですが思ったこと、改善するべき所などを遠慮なく指摘して下さい。

879名前が無い程度の能力:2010/02/14(日) 17:24:01 ID:oHf2K8JA0
>>878
まず細かい部分から。

>その日は満月の月が浮かび
「満月の月」は月が重複。丸顔の顔とか、霧雨の雨って言ってるのと同じになってしまう。

>「それならオマケするよ!」
オマケという言葉は、本来の意味を重視するなら「値引きする」か「物を付け加える」という意味になる。
鰻二枚目のサービスはまさしくオマケだが、この場合はもはやオゴリになるのでは…
とも思うが、実際屋台のおじさんはこういうの区別して無いからなぁ。作者が分かっててやってるなら構わない、といった感じ。

>提灯や屋台から吊り下げたランプの明かりの下、
提灯は屋台から吊り下げられてないのか?と思ってしまう。吊り下げられてるよな?木に下げてあるとかなら話は別だが。
屋台を想像すれば、このランプというのが中心に据えられた裸電球みたいな物なのだろうと想像はつくが、
片方を提灯、というランプの種類の名前で表現している以上、もう一方も同じく種類の名前で表記すべきだと思う。
調べても名前が分からないものの時は「ミスティアはこの名前を知らないが」とかでわざと逃げるのも一手。

>今日は気前がいいからもう1つオマケね
気前がいいのはミスティアのこの行為(オマケ)そのものであり、ここで書くべきは「気分がいい」かな?

そして総評。
作品自体が短いから読めたが、淡々と会話だけが続いているというのは正直辛い。
全体の大きなオチとは別に、小さなオチをいくつか含み込ませておかないと、読者は飽きてしまう。
オチと言っても大したものである必要はなくて、例えば男の言葉を拾ってミスティアが言葉遊びをするとか、
ミスティアが可愛いと言われて酒をこぼすとか、その程度の事で構わない。
そういうギャグっぽい雰囲気を避けたいのであれば、会話と会話の間にもっと風景描写を入れることでその代わりにする事もできる。
幻想郷の秋の山らしい風景を、読者を引き込む美しい文章で表現すれば、(会話と相まって)それはそれで緩急がつく。

特に中盤以降が会話だけ(しかも、客と店主がする当たり障りの無いもの)になってしまい非常に味気ない
会話文は筆が進む、という気持ちは非常によく分かるのだが、読者視点で見てその部分に見る価値があるかどうかを見直して欲しい。

*ここから妄想話*
結局、「途中で読み飽きた」とか「非常に読みづらい」とか「面白かった」とか「読後感がすごい」とかって
全部「読者の脳みそをどこでどれくらい使わせるか」次第なんだよね。
描写がヘタクソだったり誤字だらけだったりで、どういう情景を表そうとしてるのかを読者が考えなければならない作品は疲れるし、飽きる。
描写が上手だと、情景を思い浮かべるを超えて自然と思い浮かんでしまうレベルで、気持ちいい。
逆にオチは、「えっマジで?うわ、ここに伏線あるじゃん!」と読者が確認したくなる位がいい。
手品のタネ明かしみたいなもの。「あっ、だからここがこうだったのか!」と仕組みを解かせて、最後の最後に一気に脳みそを使わせてやる。それが感動になる。

だから、説明描写では無駄に脳みそを使わせないように簡潔に表現し、オチや笑いどころではとことん脳みそを刺激してやるのが大事。
自分の作品において、読者はどこで読むスピードが落ちるか?それを操作出来るようになれば相当なモノだと思う。
*妄想話終わり*

しかし細身、帽子、メガネ、目が疲れる、服装の出所を考え込む、「また機会があれば」?
もしや神n(ry

880名前が無い程度の能力:2010/02/14(日) 18:55:04 ID:NfGuWGrU0
>>878
構成についてですが、ミスティアにとってその晩の客が
例外的であったということを途中で読者に気づかせる
ための描写がほしかったところです。

>|そういえば、他の人間の客は私が妖怪と知らずに、
>|何故少女一人だけでこんな夜にこんな山奥で
>|屋台を出しているのか、とか色々聞いてきたことがあったが。
>|さっきの客は私のことを見ても何も言わなかったわね。
>|人間には私が人里で見るような少女に見えるだろうに。

この設定は最後にまとめて出すのではなく、
冒頭や会話中で明らかにしたほうがよいでしょう。
読者にはミスティアの過去の経験はわからないので
この部分にたどり着くまでは、ありふれた接客を
淡々と描いただけの作品になってしまいます。

表現については、以下の点をより具体的に描写してほしかったです。
>|おそらく人間の男だろう、この辺の妖怪にあんな感じの奴はいない。
>|男の姿を再びを見ると奇妙な格好をしている。
>|最近の人間の里ではこういうものがあるのか。

ミスティアが「あんな感じ」「奇妙な」「こういうもの」と感じても、
読者にはその内容はわかりません。ミスティアが何を見たのかを
読者に伝える文章が必要でしょう。

881:2010/02/15(月) 11:02:52 ID:.iImToZY0
御二方、批評ありがとうございます。

>>879
重複については気をつけるべきでした。
オマケと言わせたのは屋台のおじさんがそんな感じで言ってそうだなと思いあまり深く考えずに書きました。
提灯は屋台の場合、他の方も外側に吊り下げているイメージで固定されていると思って表現を省きました。
>>「屋台から吊り下げた」ランプの明かりの下
カッコ部分は照明器具の位置を表すためにつけました。カウンターにカンテラのようなものを置いてあると想像する人もいるかも
しれませんでしたので。しかし、特に物語に関係がない場合はこういった表現は想像に余地を持たせ、省いた方が良かったでしょうか? 
ランプはそれが照明器具の名前だと思って書いたんですが、確認してみて発光器具や発光部品の総称だということを知りました。
理解していると思っている名称も調べ直したほうがいいみたいですね。
……よく考えてみると外にある提灯の光って中まで届かないなような……
「気前」については間違いでした。「気分」です。

>>880
確かに普通の客ではないということを読者に示すためには最初にそのことを表現した方が良かったですね。
服装についてはミスティア視点で客が何者であるか曖昧にしたかったのと、人里の人たちの服装が
外の世界の人と比べてどんな感じなのか分からない(阿求が着ているような着物なのか、それとも違うのか)ので
具体的な表現を避けてましたが、読者のことを考慮してなかったです。もう少し具体的に書くべきでした。

今後、作品を書く際には御二方の意見を頭に留めながら作ろうと思います。

882あると ◆aCc./5HHQo:2010/02/18(木) 19:16:39 ID:XENXToyE0
はじめまして。
知人よりこちらのお噂を聞き及び、門戸をくぐらせていただく運びとなりました。
元々コメディ系をメインにやっている者ですが、最近になってシリアスの勉強も始めました。
今回、ご指導を賜りたいのは以下の作品です。ともにパチュリー×小悪魔のSS。

■シリアス版『AGAINST.』 (創想話作品集100)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266081286&log=100

■ギャグコメディ版『あげんすと。』 (創想話作品集100)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266094479&log=100

■特に見て頂きたい部分。
・ストーリー(コメディの方は笑い所含む)。
・文章技術、構成、セリフ回し。
・純粋に読み物としてどうか。
・その他、気になる箇所。指摘点。

勿論、どちらの作品に対する評価でも結構です。
作品に対する評価・コメント・アドバイス等に加え、よろしければPOINTがいまいち伸び悩んでいる原因についてもご意見・ご指導を戴ければと思います。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

883名前が無い程度の能力:2010/02/18(木) 19:43:53 ID:mJR0Kq2U0
>>882
自分はまだ技術的にまだまだなので、読者からの視点での批評になりますが。
シリアスの方は「その」とかが多く使われていて場面のイメージがし難かったです
また、比喩もちょっと多すぎだったと思います。読んでる内に疲れてブラウザバックを押した方が多いのが原因だと思います。
逆に、ギャグのほうは素直な表現で読みやすかったです。

884名前が無い程度の能力:2010/02/18(木) 22:36:20 ID:LKQAfa0s0
>>882 『AGAINST.』について。
コメントが伸びない作品は、冒頭1〜2ページ読み飛ばすと
非常に読みやすいものが多いです。これもその一例になっています。
以下、冒頭で読みにくさの原因となっている箇所を指摘します。

>|それは、彼女が紅魔館の新たな客人として〜(中略)〜
>|彼女が左手に携えるのは一冊の魔道書。

冒頭に「彼女」が2回出てきますが、誰を指すのかわかりません。
東方SSなので小悪魔とパチュリーだと推測できますが、
人物は丁寧に一人ずつ登場させたほうが読みやすいです。

私個人の書き方としては、SSなのだから最初から人名を出します。
代名詞(彼女・少女)は人名の連続を避けるために使います。

>|やがてそこには同じく少女の姿でありながら悪魔たる影がひとつ、姿をみせた。

小悪魔は原作立ち絵がなく、二次でも服装や髪型の幅が大きいキャラです。
つまり読者の想像する姿形が非常に曖昧ということです。
物語の中心人物なので、具体的な小悪魔の容姿の描写がほしいところです。

>|召喚の文言の一句一句が、少女の言葉によって紡がれる。
>|パチュリーはあからさまな落胆の色を示して舌打ちを鳴らす。
>|背中越しに掌をひらひら振りながら悪魔の少女を追払う仕草をする。

文体と言ってしまえばそこまでですが、描写の重複が多いです。
雰囲気作りの意味合いもあるのでしょうが、出来るだけ簡潔な表現を心がけてください。

最後に作者さんに質問です。おそらく私の読解力不足なのですが、
パチュリーはミストルティンを召還してなにをしたかったのでしょうか?
ミストルティンは槍または剣とされる神話上の武器ですが、物語中で
パチュリーが何かを攻撃する理由は見あたりません。
フランドールの封印と解放について触れているので、ミストルティンで
封印を破壊したいのかな、となんとなく推測しましたがそれで良かったのでしょうか。

885☆月柳☆ ◆qnGKq4/O5M:2010/02/19(金) 08:26:04 ID:FuUNDceQ0
おはようございます、☆月柳☆です。
先日は批評ありがとうございました。

作家交流スレのほうでもお願いしたのですが
最新作品集の"幻想で忘れさられた異変 〜紅の記憶〜"の批評をして頂きたいと思い、書き込みました。
先日批評をお願いした作品の完結物となっています。

実は作品にコメントを頂いて、展開が急すぎると言われたんですが、自分で読み返してみると確かにそんな感じもしました。
もう少し細かい部分や、どうすればよかった、など意見を聞きたいと思っています。

886くろえい:2010/02/19(金) 10:28:38 ID:508e0jJU0
始めまして。最近になって投稿を始めたくろえいというものです。
最新作品集(101)『ただ一人残った門番』という作品を投稿しまたのですが、こちらの批評をお願いします。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266398792&log=0

どんでんがえしと美鈴いじりをテーマにしました。
特に見てもらいたいのは文章表現と構成です。
美鈴いじりについては読者によって非常に温度差があるようなので、今後は注意するつもりです。

文章についてきちんと習った訳ではないので、稚拙な部分は多々あると思います。
文章書きとしてもっと成長したいので、厳しい目で指摘していただきたいのです。
どうぞよろしくお願いします。

887名前が無い程度の能力:2010/02/19(金) 14:58:32 ID:lA.cxI720
>>886
総評です。
「美鈴が26時間寝ていて自分で気がつかなかった」という本来のオチより
「ルーミアやチルノが紅魔館の留守に潜入してトマト祭りをしていた」という
本来蛇足な部分がオチとして面白くなってしまっています。

いっそのこと、トマト祭りを活かした構成に作り替えれば面白かったのではないでしょうか。

   美鈴に睡眠薬を盛った上で留守の紅魔館に潜入するルーミア達。
   窓を破り図書館を破壊し食料を食い荒らすなど傍若無人
   さらには地下室でトマト祭りに興じて床を真っ赤にする。

   目が覚めた美鈴は探偵として館内の異変の原因を
   突き止めようとする。しかし、全く真相に辿り着けずに疲れ果てて
   館内で寝ていたところ、運悪くレミリア達が帰ってきて大目玉を食らう。

この構成のならば、美鈴が怒られて終わるにしても
読者の視点では美鈴に同情する余地も残ります。
今作の展開だと美鈴はただのおバカさんと感じてしまいます。

以下、細かい点の指摘をします。
>|美鈴が目覚めると、すでに太陽は折り返し地点まで来ていた。

「日が昇りきっていた」か「日が傾いていた」のどちらかかと思います。
太陽は直線上を折り返すわけではないのでやや違和感がありました。

>|陽が落ちてきているというのに電気すら灯っていないというのは普通ではない。

SSだから紅魔館が電化されていても別に問題はないのですが、
特に設定に関わらないのなら「灯りもついていない」が無難でしょう。
美鈴が目覚めた時点で午後1時か2時ぐらいかと想像していましたが、
直後のシーンで日が暮れかかっています。時間経過が速すぎるのではないでしょうか。

>|もしも〈気〉で探れない存在がいたとしたら?
>|それはレミリアたちを証拠も残せる存在だとしたら?

意味が読み取れなかったので解説をお願いします。

>|部屋の端にはコテコテの棺桶がある

装飾の多い棺桶、という意味でしょうか。
「コテコテ」は関西方言なので、ニュアンスの読み取れない人もいるでしょう。

>|美鈴は食べて、食べて、食べ続けた。〜(中略)〜
>|生きて、この惨劇を皆に伝えるために。

やはり美鈴がおバカさんすぎるような気がします。
惨劇を伝えたいのであれば、美鈴は博麗神社なり人間の里なりに
行けば良いのではないでしょうか。美鈴は気が動転していて
割に合わない行動をした、というのなら、その描写がほしいです。

美鈴がひどい目に遭う話はもう使い古されていると思う必要はありません。
細部にこだわればどんな話も面白く書けるはずです。次回作に期待します。

888名前が無い程度の能力:2010/02/19(金) 16:19:13 ID:lA.cxI720
>>885
関連4作を読んでの総評です。
長い話の割に全体的にあっさりとした描写で、冗長に感じました。

>|記憶をなくした当初に、記憶を取り戻すように働きかけなかったのは、
>|急に記憶を取り戻したときに、歪がどうなるかわからなかったからだということ。
>|最悪の場合、新たな博麗の巫女に力を継承させるつもりだったこと。

この部分が「私が私であるために」からの連作における中心のはずなのに、
霊夢が紫から説明されてあっさり納得するので物足りないです。

「八雲紫は誰がために」で一応の説明がありますが、紫が結界と
霊夢のどちらを優先するかを悩む描写や、結界の歪みが幻想郷に
どのような影響を与えているのかをもっと読ませてほしかったです。

霊夢と魔理沙が記憶を失った原因は結局明らかにされませんし、
霊夢は萃香に会っただけであっさり記憶を取り戻してしまいます。
長い話であればプロットを立てて、伏線の回収モレや
前後の不整合がないかをチェックしたほうがよいでしょう。
魔理沙は捨虫の魔法を結局どうすることにしたのでしょうか?

以下、表現上の疑問点・違和感を指摘しておきます。
>|あえて一つ気になるところを〜(略)〜紫が出かける間隔
>|〜(略)〜その感覚が一定に〜(略)〜魔理沙と出会ってからだということに。

「感覚」の誤字よりも、文としてのわかりにくさが問題です。
「間隔が短くなっていたのが一定になった」とはどういうことでしょうか?
一定になったことが問題なのだとしても、それがなぜ気になるのでしょうか?

>|巫女としての感か。
これは「勘」でしょう。

>|太陽の光で縁側は暖まっていて、何ともいえない気持ちよさが私を襲う。
>|眠い。そして、私の意識は縁側の温もりが体に移る中、少しずつ刈り取られていった。

「襲う」と表現する感覚は、恐怖や睡魔などです。
「意識を刈り取る」というのも「気絶させる」という比喩表現になるので
「心地よさに包まれる」「意識が薄れる」程度でよいのではないでしょうか。

889あると ◆aCc./5HHQo:2010/02/19(金) 19:13:27 ID:UodjndDI0
>>882 です。
貴重なご意見・ご指摘、ありがとうございます。

>>883 さま
>シリアスの方は〜 >また、比喩もちょっと〜
文中に「その」「それは」等が多用されていて、確かにリズムを崩していました。
つまり、文章を見せる場合には読み手を惹きつけ、なおかつ疲れを感じさせず、ブラウザバックさせない工夫が必要ということですね。感謝です。
>逆に、ギャグのほうは〜
ありがとうございます。楽しんでいただけたようでなによりです。

>>884 さま
>コメントが伸びない〜
冒頭の読みにくさ。言われてみれば確かに納得です。
>人物は丁寧に一人ずつ〜
一文中に誰を差すか、の異なる「彼女」「彼女」はなかったですね。猛省。
>つまり読者の想像する姿形が〜
東方SSとはファン小説という側面から、キャラの容姿・服装については既に読み手サイドのイメージとして定着していると思い、そのイメージを崩すまいと敢えて省略していたのですが…序盤に一度なり具体的に説明したほうが良いのですね。勉強になります。
>パチュリーはミストルティンを〜
ミストルティンの用途については、ネタばれとなるため詳細は避けますが、本作においては「あるキャラが使用することで初めて意味を持つアイテム」という設定です。そしてフランを救うための行動にはケルト魔術的な意味を含ませています。
ただ本作品のテーマが「パチュリーの覚悟と、小悪魔の葛藤」であり、また短編であることも考慮し、ミストルティンを使用するシーンまでも描写することは蛇足と判断し、本文中に該当エピソードは加えていません。

890☆月柳☆ ◆qnGKq4/O5M:2010/02/19(金) 22:51:16 ID:Hocc3iOI0
長い話を読んでいただきありがとうございました。
長い話で冗長、かなり致命的ですね……。

>説明されてあっさり納得
>紫が結界と霊夢のどちらを優先するかを悩む描写
確かに、この部分は話の中心的な部分なので、もう少ししっかりと書くべきでした。
とくに霊夢が納得する部分は、もう少し霊夢の気持ちを考え、あっさり納得するにしても、何故納得したのかまでを描写するべきでした。

>霊夢は萃香に会っただけで〜
実はこの部分はわたしが〜の冒頭部分の萃香使えないかなっていう、単純な思い付きでした。
本来はラストで輝夜が明かした方法でストーリーを進める予定だったのですが……。
萃香で思い出すにしても、もう少し話を練り上げて、輝夜が明かした方法で記憶を取り戻しつつあるところに、萃香が鳥居の上にいるところを見て、それが切欠になって思い出す、みたいな感じすればよかったです。
 
>魔理沙の話
番外編で書こうと思っているのですが、もしかしたら頓挫してしまうかもしれません……。

>霊夢と魔理沙が記憶を失った原因は結局明らかにされませんし
これ、大失敗です。
もう自分の中ではこうなったから、記憶を失ったって決め付けて、その理由も書いていたような錯覚に陥っていました。
明かしてしまうと、冒頭部分で魔理沙が失速して、霊夢にぶつかったという設定なのです。
が、霊夢なぜそれくらい避けれなかった!と今更ながら思ってしまいました。

>表現上の疑問点・違和感を指摘しておきます。
こうやって指摘していただくと、本当によく分かります。
ありがとうございます。


>総じて
今回はプロットを立てて書いていたのに、そのプロットが簡単すぎて、細かい部分(伏線の回収の漏れ)がおざなりになってしまっていました。
後は、今回批評されたことを土台に、前回批評されたことを加え、いいものを書けるよう頑張ります。
多分私はこれからも、シリアス中篇長編を中心にソソワで書いていきますで、その折にはまた批評のほうお願いします。

891くろえい:2010/02/19(金) 23:58:22 ID:KxOnvOWg0
>>887
ご指摘ありがとうございます。
展開が急すぎるということは他の方からも言われていたことでした。
ギャグならギャグ部分をもっと広げて書くべきでした。

>美鈴が目覚めると〜
日が出ている時間の半分を過ぎた、という意味で書いたのですが確かにちょっと違和感がある表現でした。

>陽が落ちてきているというのに〜
緋想天の影響か、紅魔館にも電気があるようなイメージでしたが、確かに電気が通っているという設定はありませんでしたね。
自分の中のイメージで特に意識せずに書いてしまっていたので、これからは注意していきます。
美鈴が目覚めた時間は昼過ぎ、午後一時くらいのつもりで書きました。その後、灯りがついていないことを疑問に思わせたかったので、時間を飛ばしたのですが、
唐突過ぎたでしょうか。

>それはレミリアたちを証拠も残せる存在だとしたら?
あわわ! これは誤字です! 
本当は「レミリアたちを証拠も残さず消せる存在だとしたら?」という文にするつもりでした。すぐに修正します。

>コテコテの棺桶
装飾が多い、典型的な、という意味で書きました。すみません。自分の周りではこれでニュアンスが通じてしまうので、意識せずに書いてしまいました。
今後は使わないようにします。

>美鈴は食べて食べて〜
改めて読むと、これは皆に美鈴を怒らせるため(鉢合わせにするため)に作者が無理矢理作った展開だなと思います。
もっと美鈴の立場を考えて、行動させるべきでした。

>美鈴がひどい目に〜
>次回作に〜
そう言ってもらえるとありがたいです。
次はこの意見を元に、もっと表現に気を付けながらSSを書いていってみます。
ありがとうございました。

892百円玉:2010/02/24(水) 01:13:32 ID:Wz3srx7g0
以前もこちらでお世話になりました、百円玉と申します。
さっそくですが、この度もまた当SSの批評をして頂きたく参りました。
どうか皆さんのご意見・ご感想をお願いいたします。

作品集101 『貝の火とみに』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266736265&log=101

今回書くにあたって、気をつけようと想ったのが以下の点です。
・必要最小限の容量
・そのシーンに合っている言葉選び
・読みやすさ

一番上はすでに怪しいですが、無駄だと想われるシーンがあるでしょうか?
言葉選びは使うシーンに合わせて慎重に行ったつもりです。
口読点は多くないでしょうか? つっかえるような文章になってませんでしょうか?
その他諸々、お気付きになる点もあるかと想います。

よろしくお願いいたします。

893名前が無い程度の能力:2010/02/25(木) 13:06:45 ID:vFmSCzVg0
>>892
表現上の違和感が多く、最後まで読み切るのはつらいです。
以下、具体的に指摘していきます。

>「私のオモリのつもりなんでしょうが、なんでこんな鼠なんですか?」
普通に書けば「お守り」ですが、特にカタカナにする意味はなんでしょうか。

>|これは少なからず左遷の気色がある、とね。
「気配」や「気色」は、人のような主体的に動ける対象に使う言葉です。
人事に対しては「含み」や「意味合い」でいいのではないでしょうか。

>|そこには澱みが無く、乱反射する光の筋の中に漂う私が映っていた。
>|その瞳は澱んでなければ

「澱み」は「動きが滞ること」です。
眼球そのものが流動するわけではないので、「濁り」のほうが適切です。

作中何回も出てくる表現なので細かい指摘をしますが、
乱反射すると物体は白く見えるだけで光の筋はできません。

波のある水面のように瞳が輝いている様を表現したかったのだと思いますが、
「きらめいていた」が一番わかりやすいのではないでしょうか。

>|手首を折り曲げて鬱蒼とした気持ちを表したお姿は、
「鬱蒼」は樹木が密に茂る様なので、「鬱々とした気持ち」や「陰鬱な気持ち」が自然です。

>|暖かささえ分かるほどのこの至近距離に、私の胸が飛び上がる。
普通は「心臓が飛び出しそうになる」または「胸が高鳴る」でしょうか。

>|「聖にもしもの事があっては大変です。五体あってのものなのですからして」
「体(命)あっての物種」(健康でなければなにもできない)と言いたかったのでしょうか。

>|私の鼓動は馬蹄のように、どんどんどんどん、際限なく加速していく。
「馬蹄」だと馬のひづめそのものなので、馬が速く走る様を表現するなら
「駆歩(ギャロップ)」や「早駆け」でしょう。

>|身体中の細胞がたぎり、泳いでいた瞳はもう瞼を開けてもいられない。
怒りや憤りの慣用表現としては「血がたぎる」でしょう。

慣用表現の誤りなのかオリジナルの表現なのかが判別できない部分が多いです。

894百円玉:2010/02/25(木) 21:58:39 ID:/G8.I9po0
>>893さま
事細かくご指摘どうもありがとうございます。
大変読みづらかったようで、申し訳ありません。
うーん、表現方法やそれに通ずる慣用句はやはり元からの意味合いで使った方がいいのでしょうね。
オリジナル、なんて大げさですが、自分なりにアレンジして使っていたつもりでした。
例えば『鬱蒼』と言ったら『暗くて見通しがきかない』というイメージがあって、
そこから聖の心理表現が出来ればなぁ、と想ったのです。
やはり聞き慣れなければ意味がないのでしょう、このご批評がいい証拠です。
だけど自分の中ではイマイチ折り合いがつきません。要考察です。
読みづらいと指摘された時点でもう決まっているようなものですが……。

いいわけを少し。
カタカナで『オモリ』はそのまま『お守り』という意味と、ナズーリンの仕事である間諜に対する
星の気持ち『重り』を掛けてそのように致しました。

貴重なご意見どうもありがとうございました。
これを糧として精進していきますので、次の機会がありましたらまた、お願い致します。

895名前が無い程度の能力:2010/02/26(金) 01:27:35 ID:u9gWlbiw0
みなさんどこで書いてるんだろうSS

896名前が無い程度の能力:2010/02/26(金) 01:35:55 ID:Ib3daFAE0
自分の家

897名前が無い程度の能力:2010/02/26(金) 16:33:10 ID:L4eM5uXU0
俺は右手で書いてるな

898Ministery:2010/02/27(土) 10:53:49 ID:ULcB0nsw0
Ministeryと申します。
最新作品集の今日四杯目のカフェラテの批評をお願いしたく参りました。
小悪魔の一人称で話を書いたのですが、何分一人称は初めてだったので、違和感などなかったか不安なのです。
その他どんな些細なことでも構いません。どなたか批評をお願いできませんでしょうか。

899名前が無い程度の能力:2010/02/27(土) 13:28:54 ID:2KhKPZ9E0
>>898
雰囲気の演出が良いと感じた。
ただ話の本筋の大きな流れにやや付いて行きにくく、一番大事な部分に乗っかれないフィーリング。
なぜそういうフィーリングなのか考えてみた。

まず気になったのが、細かい表現なのだが、()を使うタイミング
これが悪いタイミングで来てしまってるので、いちいちつっかえる
この作品の場合()で言葉を付け加えるなら、ほとんど文の途中ではなく、文末に付け加えたほうがわかりやすく読みやすいと感じた
試してみて欲しい

次に自由がどうとかいう最初のくだり
このくだり自体は悪くないが、本題への持っていき方がぐねぐねしてて、読み手の興味の誘導方向がぼやけて損してる
もっとストレートに、というと雰囲気がやや異なってきてしまうので、ぐねぐねしながらも本題に常に興味を向けるようにしてくれると、読みやすい楽しみやすい

三つ目はパチュリー俺だ結婚してくれ
出だし付近でこれだと、「なんだよくだんないネットネタ満載なSSか?」などと侮られてしまう
というか読んでいて自分はそう思った
演出としてはっちゃけた小悪魔の表現としてはありだが、冒頭は作品の自己紹介部分だ 
作品の持ち味を誤解されてしまっているとしたら、やっぱ損してると言えるんじゃないだろか
こういうネタをこういう作品でやるなら、作品の方向性を読者がある程度把握してからが吉

そしてテーブルダンシングは自分はかなり好きだ
音楽でいえばサビにあたる部分だが
しかし、ここから先がすんげえ頭に入りにくい文章で書かれてしまっているのが残念
感覚的な表現をひたすら垂れ流す場合 もっと何も考えずに頭に感覚を流し込めるような 
簡単でわかりやすい言葉で書かなきゃ雰囲気に付いて行きにくいんだぜ
残念ながら書き手の頭と読み手の頭は別もんだし、感覚も違う
感覚をダイレクトに伝える場合、感覚をダイレクトに言葉にしても、書き手にしかわからん
自分の感覚を誰にでもわかる言葉に変換する、こいつが何より重要だったりするよね

900ムラサキ:2010/02/27(土) 14:48:15 ID:5Ma4w5hg0
以前お世話になったムラサキと申します。
今回も、自分のssの批評をお願いしに来ました。
最新作品集の『子供達の料理店:開店』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267099418&log=102
自分としては、三人称一視点を意識して書いたのですが、
おかしなところがあったら指摘お願いします

901名前が無い程度の能力:2010/02/27(土) 14:58:47 ID:dZSZp1eQ0
怒りの炎を沈下←鎮火
明日に店は潰れちゃいます←明日に「も」?
(私がこの店を盛り上げるから、安心して待っていてね!)←「」の中は、『』だったはず
爆眠←爆睡では?

902ムラサキ:2010/02/27(土) 15:08:54 ID:5Ma4w5hg0
>>901
誤字指摘すいません
修正させて頂きました

903Ministery:2010/02/27(土) 17:13:17 ID:ULcB0nsw0
>>898

丁寧な批評ありがとう御座います。
つらつらと返答を。

>まず気になったのが、細かい表現なのだが、()を使うタイミング
()はパロディを意識した部分で使っていたのですが、どうやらリズムを崩してしまったようですね。
直してみます。

>次に自由がどうとかいう最初のくだり
話の構成自体が迂遠過ぎたようですね。反省します。

>三つ目はパチュリー俺だ結婚してくれ
完全に悪ふざけが過ぎました。猛省。

>そしてテーブルダンシングは自分はかなり好きだ
>音楽でいえばサビにあたる部分だが
>しかし、ここから先がすんげえ頭に入りにくい文章で書かれてしまっているのが残念
気に入っていただけたようでよかったです。
ここはこの作品で一番動的でインパクトの強い部分であり、話の折り返し地点のつもりで書きました。
私としてはここから先が主題だったのですが、これもまた迂遠が過ぎたようです。
自分の感覚を誰にでもわかる言葉で、ですね。勉強になりました。

自分でも感じていたのですが、私は一人称だとどうも文のテンションが定まりにくいようです。
次はまた三人称に戻って色々書いてみようと思います。
ご指摘ありがとう御座いました。

904Ministery:2010/02/27(土) 17:15:03 ID:ULcB0nsw0
>>903に間違いがありました。

正しくは>>899様でした。
大変失礼しました。

905名前が無い程度の能力:2010/02/27(土) 18:20:06 ID:VGLQ.SSk0
>>900
これは三人称一視点ではないですね。書き手視点の三人称になっています。
三人称一視点にするなら、誰か一人の目を通した描写である、と伝わるように書かなければなりません。
例えば冒頭の状況説明ですが、

>一体、この店の何が悪いのだろうか?

こんな風に問題を提起しているのは誰なのでしょう?
この一文にたどり着くまでに視点主が明確にされていれば良いのですが、
前の部分には客観的な説明文しか存在しないので、
必然的に、これは誰の思考でもない(=書き手の思考である)と理解するしかなくなります。

 ぬえは腕を組んで難しい顔になった。一体、この店の何が悪いのだろうか?

こんな感じの描写を加えてやると、ぬえの思考である、とすんなり理解できます。

また、前述した通り、三人称一視点は「誰か一人」の目を通した描写を行うのが基本ですので、以下の部分にも問題があります。

>ぬえは水を一気に飲み干し、コップをテーブルへと叩きつける。人が来なくてイライラするのは、彼女も同じだった。
>一方我慢の限界だったフランは、彼女をビシッと指差し叫ぶ。

ぬえが視点主だとすると、「フランが我慢の限界である」とは断定できませんし、
フランが視点主だとすると、「ぬえがイライラしている」とは断定できません。
ぬえが視点主なら、フランの心理描写は「ぬえの推測」という形で行うのが無難でしょう。逆もまた同様。

またこの他にも、誰の視点、誰の思考なのかわからない箇所が多々ありました。
三人称は一人称と比べて自由度が高い分、視点の混乱を招き易いです。
誰の目から物語を見ているのか、ということを冷静に考えるように意識するといいでしょう。


さて、ストーリーについてですが、全体的に動機づけが薄いように感じました。
コメディですからそういう部分をすっ飛ばしちゃうことで生まれるテンポってものもあるのですが、
・三人娘が料理店をやる理由
・諏訪子が三人娘に絡む理由
あたりは具体的に書き込んでおいて欲しかったところ。

その点オチ周辺、こいし絡みのパートは論理的つながりがきっちりと描けていたのですが、
こいしの登場が遅いことが問題であるように思います。
「ぬえとフランの、こいしについての認識」の変化が「転」、「料理店の成功」が「結」になっているわけですから、
変化前の「ぬえとフランの、こいしについての認識」をできるだけ早めに、かつ具体的に描写して、「何がどう変わるのか」を強調しておく必要があります。
変化を際立たせるための伏線ってやつですね。

また、経理担当で紫や藍を出すよりも、三人娘に算盤を持たせたほうが面白くなるのでは、
と思いましたがこれは個人的な感想ですw

総じて、ところどころ美味しく頂けるネタはあるのですが、全体的に小慣れていない印象を受けました。
こういったドタバタコメディは、はむすた氏、VENI氏、YDS氏といった先輩方が大変お上手ですので、
参考にしてみるといいかもしれません。

以上です。

906ムラサキ:2010/02/27(土) 21:10:24 ID:5Ma4w5hg0
>>905さん
批評本当にありがとうございます
視点主、カメラワークの取り方が甘かったみたいですね。
誰の思考かを早めに書いて冷静に推敲できるようにしないと駄目かわかりました。
わかりやすい解説ありがとうございます。
>全体的に動機づけが薄い
動機付けは確かに自分飛ばしちゃう事がよくあります。
ここのストーリーも練る工夫をしないと駄目ですね。
>こいしの登場が遅いことが
こいしは最後に登場させて一番目立たせようとしたんですがこれだと遅すぎましたか……。
転のインパクトが弱めになっちゃったみたいですね。次回は起承転結の変化の強調を意識しないとですね。
>経理担当で紫や藍を出すよりも、三人娘に算盤を持たせたほうが
紫率いる他のEx組みと絡ませたのは完全に自分の趣味ですw
+藍にあの立場を担当してもらうのが一番綺麗にオチが付くと想ってです。
>ドタバタコメディは、はむすた氏、VENI氏、YDS氏といった先輩方が大変お上手です
ありがとうございます。
その方たちのssのテンポや言葉運びなどを勉強にしたいと想います。
いやでも本当に凄い上手いですよねその先輩達は……。
次回はネタをちゃんと料理できるssを目指したいです
ご指摘本当に、ありがとうございました。

907名前が無い程度の能力:2010/02/27(土) 23:13:24 ID:tfE/XWR.0
>>900
構成についてはすでに指摘があるので、表現上の違和感を指摘しておきます。

>|威風堂々と佇ずんでいる。
「たたずむ」は一時的にそこにいることなので、「威風堂々」とはつながりにくいです。
「威風堂々とした佇まいだ」なら自然です。

>|営業してから、もう一週間が経った。しかし、早くも閉店の危機に瀕している。
「開業してから」が自然でしょう。

>|広々と並ぶ四人席のテーブルは、
テーブル一つ一つが大きいのか、テーブルの間の空間が大きいのか曖昧です。
この後に「何十個もある〜と説明があるのでまとめても良かったかもしれません」

>|藍は前に座る、ウェイター担当の紫に問いかける
ウェイトレスではなくウェイターということは男装なのでしょうか……
それはそれですごく見たいのですが。

最後に作品全体の雰囲気について。
ギャグなのか「ちょっといい話」なのかどっちつかずと感じました。
作者の意図はどちらだったのでしょうか。

「サブリミナル効果で商売繁盛」はよく考えれば洗脳なので
ちょっと恐いです。しかし、そこからもう一ひねりして
終わるのかと思えば何もなく終わるので、やや物足りないです。

あとがきに「お金を返したくなるサブリミナル」があるので
こいしがサブリミナル効果でもう一波乱起こしてから
終わったほうが良かったのではないでしょうか。

908849:2010/02/28(日) 00:10:37 ID:NJjdy58s0
どうもー。
>>849にて批評のお願いした者です。
なんとなーく半月が経ったので様子を伺ってみたりしようかと。

まだ読んでいる途中だぜ、という方がいたりするんでしょうか。
わりと量があるので、時間を割くのが難しいようでしたら
取り下げということにしようかとも思うのですが。
うーむ、どうしましょう。

909ムラサキ:2010/02/28(日) 01:07:51 ID:t5CNYbf.0
>>907さん
指摘本当に感謝です。
こうして見ると結構違和感ありますね。
テーブルの描写はくどかった上に分かり難かったですね……。
>|藍は前に座る、ウェイター担当の紫に問いかける
紫は女性だからウェイトレスじゃないと違和感出ちゃいますね
男装のゆかりんは自分も見てみたい(ry
>ギャグなのか「ちょっといい話」なのかどっちつかずと感じました。
これはどっちの雰囲気も出したかったんです。
最後はいい話の〆で途中まではコメディな感じです。
がどっちつかずになってしまったようですね。参考になります。
>「サブリミナル効果で商売繁盛」はよく考えれば洗脳
それは自分もかなり注意した所の一つです。
だからあくまで洗脳じゃなく宣伝の部分を強調して
怖さを和らげたつもりでしたがまだ足りなかったみたいですね。
もう一波乱起してギャグ調を強める必要がありましたか、勉強になります。
批評本当にありがとうございました。

910名前が無い程度の能力:2010/02/28(日) 01:37:45 ID:l9ftCo6Q0
>>908
長い話なので自分で「ここが聞きたい」というポイントを絞り込んでみてはどうでしょうか。
漠然と全体の感想を求められてもコメントを出しにくいです。

911名前が無い程度の能力:2010/02/28(日) 01:44:22 ID:tARAl91s0
>>908
そもそも気が付いてなかった罠
読んでみるけど、ちょっと時間が掛かるやも知れぬ
ぱっと見た感じ、全部読まないと駄目な物のようだし

912名前が無い程度の能力:2010/02/28(日) 01:54:41 ID:C/QRuN2.0
>>908
久々このスレッド覗いたから、まだレスのない依頼があったの気づかなかったぜ
しかしすごい文量だなこりゃ、ダウンロードしたら200kb以上あるんだがw
全部読んでみるつもりだけど、読了は2,3日後になるかも知れない
んで、とりあえず最初の20kbくらい読んだだけでも、かなり気になるところが多かったから、そこだけでも


最初に感じたのが、この人は文章がかなり達者だなということ
こんだけの文量書くだけあって、かなりこなれてる感じがあった
描写もするする頭に入ってくるし、会話シーンの間の取り方や空気の作り方も、そそわで見る中でも良い線行ってる
だから気にしてる読みやすさなんかの点は、わりと自信持って良いと思う
漢字で読みがわかり辛かったり迷うは使わないでほしいな、くらいかも

ただ作者さん自分でも「読んで楽しめるものなのか」と言ってるように、物語を他人にも楽しんでもらうように書くのは、慣れてないのかな、といった印象

まず最初のシーンだけど、読み手に与えられる情報量としては
主人公がお祈りしてます 誰に祈ってるかはよくわかりません なんか寂しい場所です
これだけなんだけど、これのためにどれだけの文字数が使われてるかな?
んでここまでで、とりあえず読み手の立場になって、どこが楽しそうだ、面白そうだ、面白くなりそうだと思えばいいんだろうか、と考えてほしい
どこが面白いのか、どこが見所なのかを誰かに向かって口で説明できないなら、そのシーンがほんとにそれでいいのかを、考え直した方が良い
これ凄く大事で、書き手がどこが楽しくてどこが面白みなのか把握出来てないと、それを他人にわかるようには、まず書けない
もしそのシーンの見所を把握できないほど、内容が希薄ならば、それは改善するか削除し、他のシーンに要素を移すかかの二択になる

さらにこのあとのニトリ+文のシーンなんかもそうなんだけど、提示される情報量に比べて文量が多すぎて、ものっそい読み応えが薄いんだ
いっぱいいっぱい文字読んでも、どこが面白くて、どこを期待していいのか、いつまでもいつまでも見えてこない
なんというかホームカメラをノーカットでずーっと回し続けて、編集せずにそのまま見てる感じというか
でも一つ一つの風景とか空気は良いすごく 
これなら編集なしでも見れる物にはなる
だがこの文量ですよ
この文量を読み進める魅力としては、そんだけだと足りないんだ


とりあえず寺小屋に行くあたりまで読んで思ったことをまとめると
①シーン事の要点を煮詰めて、物語のどこが面白いのかを筋道立てた上で、それを効果的に読者に提示できるようプロット組んでみようぜ
②あなたの場面を描く筆力は立派な武器だ。それをより活かすためにも、風景描写や人物描写、台詞はホームビデオ垂れ流しではなく、例えたった一コマでも印象にのこる絵にしたらどうだろう

913849:2010/02/28(日) 09:18:32 ID:NJjdy58s0
>>910
なるほど。確かに漠然としていました。
というわけで、先回の①〜④をもう少し細かく。
①話の組み立て
 今回、逆算で出来ている部分がわりとあります。
 いわゆる伏線を入れるためなのですが、
それによって、出来事の繋がりが不自然になっていないかどうかが気になっています。
②伝わるの?
 遊びというか挑戦というか、通常の国語文法を逸脱している可能性があります。
 なるたけ実感のまま言葉を連ねたらどうなるんだろーなーというか、
どこまでが伝わる範囲なんだろーなーというような、そんな意図でした。
 空振りしたかミートできたか、です。
③楽しめる?
 京極堂シリーズ風(妖怪や神様について作品内部で語るという)
スタイルを使ったので、大丈夫エンタメになるさと思っていました。
 幻想郷不思議探検が狙いだったのですが、狙い通りに出来ているのかどうか。
④その他
 ①〜③に該当しないがこれは言っとかにゃ気が済まんという箇所。

>>911
それはこいしちゃんの悪戯です。
まだ昼夜とも寒い日が続いていますので無理はなさいませんよう。

>>912
感謝。睡眠時間を削ってしまわない程度に読んでください。

ノーカット映像というのは的のど真ん中を射ぬいていると思います。
なぜか隅々まで書いておかないと心配になってしまうのです。
でも大事な一コマに賭けるようにすれば、もっと短くすることもできますよね。
氷割コーラを思い出します。あれは酷かった。

見所やヤマについて少し弁明をしてしまうと、
ヤマは後半以降に持って行き、序盤は日常の風景に手掛かりを配置するだけのつもりでした。
後半(3部目)で全部組み立て終わるような話を目指していたのです。
とは言うものの、要所要所で面白さが見当たらないというのは考えものですね。
いただいた意見を参考に、それぞれのエピソードにもプロットを用意してみる方法を採ってみます。
全体plot{plotA、plotB、plotC……}。こんな具合で一プロット一ヤマ。

914DNDN:2010/02/28(日) 21:47:27 ID:Z.1pP/mw0
以前に何回かお世話になりました、DNDNと申します。
約1年ぶりに新作を投稿する事が出来たので、批評をお願いしに来ました。

最新作品集(102) 『良薬耳に五月蠅し』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267228273&log=0

ある部分を重点的に批評してほしいといったところは特にありません。
ただ、評価数の伸びが今までの作品に比べると芳しくなく、
どこが悪いのかよく分からないので、欠点がありましたらどんどん言ってほしいです。
よろしくお願いします。

全般的に読んで批評していただきたいです。
よろしくお願いします。

915914:2010/03/01(月) 00:30:32 ID:ClhCUZAQ0
今更レスみすってたのに気付いた…
最後の二行は消し忘れただけなんで気にしないでくださいw

916名前が無い程度の能力:2010/03/01(月) 01:02:41 ID:llVVTrfI0
>>914
ほのぼのだからと言われてしまえばそこまでなのでしょうが、
「結局なにを書きたかったのかな」と疑問が残りました。

星がご飯を炊き忘れたことを軸として朝食をめぐるドタバタが展開するのに
そのドジっ娘な星が聖と思い過去話を始めて涙ぐんだりするので、
読む側としては作者が星をどういう位置づけに置いているのかよくわからないまま話が終わります。

最後に出てくる「良薬耳に五月蠅し」も結局どういう意味かわかりませんでした。
作者側からの解説をお願いします。

以下、表現の違和感を書き出しておきます。

聖の一人称と三人称が入り交じる文体なのもやや気になります。
作者としては聖の一人称で通して書いたつもりなのでしょうが、
朝食時に人数が増えてきてからは、三人称としか思えない
地の文が多くなっています。一度「これは誰の視点か」を
考えながら地の文を一通り見直してみてください。

また、聖の一人称ということは「聖の思考をシミュレートする」ということです。
聖が頭の中で使っていそうな言葉として違和感があると、
読んでいて物語から距離感を感じてしまいます。以下その例です。

>|過去に八苦をノックアウトさせてきた心身をもってしても、
軽いトーンで書きたかったのかもしれませんが「八苦を滅する」ではいけないのでしょうか。

>|甲冑を身に纏ったがたいの良い大柄な男が立っていた。
「体格」の意味で「がたい」を使うとかなり現代の不良じみた言葉遣いになります。

>|命蓮寺をステージ会場にしてボケ合い突っ込み合いをする二人。なーんて、案外良い線いったりして。

917名前が無い程度の能力:2010/03/01(月) 01:15:36 ID:wZrj9NT20
>>914
読ませていただきました。

作品の方向性的に言えば欠点は皆無、個人的には。
いわゆるほのぼの物の二次創作の醍醐味ってやっぱ、好きなキャラがたくわん食ってみそ汁啜るだけの情景を、好きなだけ堪能するというような部分にもあると思う、個人的には。
そんでそういう狭い趣味を、狭い趣味の者同士で発表しあえるのが、一番楽しい醍醐味だと思う。
なのでそういう意味ではパーフェクトな作品で、欲を言えばみんなに焼き魚食わせて、魚のむしり方による個性を見てみたかったな、みたいな。


でも点数を気にするのであれば=より多くの人に楽しんで貰うために書くならば、みそ汁やたくわん全てが欠点に化けうる事もある。

だってちょっと考えて欲しい。
みょーれん寺のキャラに特に興味がない人は、この作品のどこを楽しめば良いんだろう?
または、みょーれん寺のキャラに興味はあるけど、別にたくわんとかみそ汁食うのはどうでもいいよって人はどの程度楽しめるかな?
要するに、すんげーーー狭い層にしかアピールできないお話なんだ、これは。

そんでお話的にアピールできる部分がない分、キャラクターや作品全体の空気の魅力でアピールするしかない。
そこでこの作品の場合、一番問題になるのが、キャラクター造形の薄っぺらさ。
例えば、最初に出てくるキャラクター ぬえ=いたずらっ子です これしか感じられないよね?
これで、ぬえに興味がないひとが、興味もってくれるかといえば、ちょっとこれだけじゃ難しいと思う。
原作にだいたい忠実に書いてます、ってのはわかるんだけど、
なんというか、キャラクターで勝負するしかないこの作品の場合、出てくるキャラが聖やぬえといった名前ではないオリキャラだったとしても、
魅力的に感じるくらいに書かなきゃアピールしきれない。
理由は単純、特定のキャラに興味のない人に、そのキャラがみそ汁啜ってるのに興味を持たせるには、オリキャラがみそ汁啜ってるのに興味持たせるのとかわらないから。

あと空気も軽いだけでほとんど味けがなかった。
後半の虎丸が泣く場面に繋がるような空気感を前半からかもし出さないのは、あえて演出だと思うけど、結果的にラストスパートに唐突感が出てしまっている。
なのでお話全体の印象が、テンプレ的な星キャラが朝飯食って最後にちょっといい話しただけ、というなんとも残る物が無い感じになってしまってる。

点数っていう基準から見た欠点を上げると、だいだいこんなだと思うんだけど。
最初にも書いたように、星キャラが好きな人向けなら、これはこれで十分だと思うし、こういうのを気楽に自由にやれるのが二次創作の良いところだと思います。
こういう方向性の作品なら、点数は気にしなくていいというのが、身も蓋もない気もするけど、正直な個人的見解です。

918名前が無い程度の能力:2010/03/01(月) 01:17:48 ID:ClhCUZAQ0
>>916
ご批評ありがとうございます

タイトルの意図に関しては、端的に言ってしまえば
元のことわざとラストの白蓮のセリフの通りの意味を単純に掛けて付けたものです
タイトル付けをすこし安易にさせすぎちゃいましたね

うーん、ご指摘されてみれば確かにその通りという点が多いこと多いこと…
自分なりに一生懸命書いたのですが、読者視点からは色々といい加減に見えてしまったようですね
猛省します…

919名前が無い程度の能力:2010/03/01(月) 01:44:47 ID:ClhCUZAQ0
>>917
ご批評ありがとうございます。

曖昧だった欠点が浮き彫りになってすっきりしました。
『キャラ付けの薄さ』と『雰囲気の軽さ』が今回低評価を受けてしまった要因の一つというわけですね。

私としては「面白かった!」と言っていただたら本望なのですが、
やはり点数が欲しいというのも本心の一つといえば一つ……。
ご指摘していただいた短所を改善し、次回作に繋げていきたいと思います。

改めてご批評ありがとうございました!


…と、ここから質問なのですが、キャラ付けを濃く、つまりキャラを魅力的にさせるには端的にいってどうすればいいんでしょうか?
指摘していただいたのはいいのですが、じゃあそれは具体的にどうすれば良くなるのか…
身も蓋もない質問で申し訳ありませんが、ご教示お願いします

920名前が無い程度の能力:2010/03/01(月) 02:40:23 ID:wZrj9NT20
>>919
人は誰かに対する印象を一面だけ見た場合、その人の内面を想像することは難しいけれど、
二つ以上の違う面を垣間見た時には、二点の間にある物を想像することが出来る。
わかりやすい例が、いわゆるツンデレというもの。
そしてさらにもう一つ特徴となる点を増やすと、二点では線にならなかった造形が面になり、その面にある造形を想像することができる。
この二つないし三つ以上の点にアクセントを味付けするのが、物語的な人物の見せ方になる。

この作品のぬえを例にすれば、
いたずらっ子、天真爛漫さという一点を起点にして
これに例えば、ひじりんと呼ぶだけではなく、素直属性とか甘えん坊属性という第二の点を強調したとする。
聖に悪戯はするけど、言うことはやけによく聞きます。でもついつい悪戯しちゃいます。怒られるけど、いつも聖に構いたくてついついやっちゃいます。みたいな。
それだけでも、ぬえと聖の関係性と二人の内面に思いを広げる余地が少しは増える。
キャラクターに付加するいわゆる属性とその程度の強さ、それがキャラクターを見せる作者さんの腕の見せ所だぜ。

921名前が無い程度の能力:2010/03/01(月) 10:12:51 ID:marjL9Zc0
>>919
キャラ付けを濃くしたいなら、一人一人のキャラクターの
行動を丁寧に描くしかないと思います。

今作の例であれば、ぬえが変身キャラであることは
とても使いやすいキャラ付けの道具なので
冒頭部を以下のように変えてみてはいかがでしょうか。

・星が寝ている聖を起こしに来る
  ↓
・また宝塔を無くしたと号泣しながら訴える星。あらあらと笑顔で聞く聖。
  ↓
・この二人でないとやらなさそうな微妙な会話
 聖「おかげで目が覚めましたが、星はそこまで粗忽者ではありませんよ? ぬえ」
 ぬえ「えっ? 完璧な変身なのになんでバレたんだろう」

 聖「悪戯をしにくる余裕があるということは、もう朝のお手伝いは終わったのですね」
 ぬえ「私の分はぜんぶ終わった!」
    「あ、でも星のご飯がまだ炊けてない。うっかり炊き忘れたんだって」
    「だから私の演技も完璧だった。のに、なんでバレたのかなぁ……」
 聖「……あらあら」

ここまでの文章からのキャラ付け
・ぬえ:変身キャラでいたずらっ子だけど、どこか抜けていて憎めない。

・聖:起き抜けにひどい冗談を言われても笑顔で受け流せるほどの人格者。
   ぬえのことも星のこともよくわかっている。あらあら。

・星:聖から信頼を受けているらしいが、実は想像を絶するドジっ娘なのかもしれない。

一度キャラが勝手に動き出すようになれば、短編SSなら楽に書けるはずです。
試行錯誤が続くと思いますが魅力的なキャラ作りに挑戦してみてください。

922名前が無い程度の能力:2010/03/01(月) 17:11:52 ID:ClhCUZAQ0
>>920>>921
回答ありがとうございます
お二人とも分かりやすい例で非常に参考になりました
これからも精進していきます!

923飛び入り魚:2010/03/01(月) 17:14:05 ID:p1TJiSf20
初めまして。創想話で気まぐれに投稿している飛び入り魚です。
色々と気になることがありまして、このSSの批評をお願いしたく思っています。

作品集102(最新) 『ちゅー血鬼レミリア』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267136267&log=102

特に三人称としての書き方がどうかを見てもらいたいと思っています。
三人称のSSを書くことはほとんどないのですが、今回は敢えてそれに挑戦してみました。
戦闘描写で心理戦を重視せず、双方の動きを淡々と書けるというのが理由です。
しかし、「○○は……した。○○は……であった」という文が多くなってしまったのが気になっています。
また、特定人物の独白や心理描写など、三人称ではどこまで書いていいのかが分かっていません。

もう一つ、今回のSSは意味不明すぎて読者をふるい落としているものと思っています。
ただ、突飛なネタ⇒読者がついていけないというわけでないのも事実です。
読者に対してどのような配慮やアプローチが必要であるかを教えてくださるとなお幸いです。

読みづらく、批評しづらいSSであるとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。

924名前が無い程度の能力:2010/03/01(月) 19:45:22 ID:.uqIe.0M0
>>923
2ch落ちてて暇だったんで読みました
この作品は斜め上をきりもみ回転するカオス具合で
笑って読めるんだけど正直理解不能すぎます
と言うか作者本人以外理解できる奴いるの?って感じだし
タグの「ありがち」とか大嘘すぎますw

この手のお馬鹿な(褒め言葉)ノリは突飛な作品を読ませる上で
有効なアプローチのひとつだと思います
本作品は途中でかなり失速してる印象は否めませんが…

三人称が上手くできてるかは、正直俺も三人称書かないのでよく分かりません
文章自体はかなり一人称に近い印象ですね
言葉が平易で読みやすい反面
もう少し具体的な描写があった方が三人称を生かせるのではないでしょうか
文章に迫力がないと言いますか、平面的な印象を受けます(特に後半)



批評になってないかもしれないけど、お許しを

925名前が無い程度の能力:2010/03/02(火) 00:06:08 ID:5IpdeCs20
>>923
これは同人マンガの原作にするべき作品だなぁと思いましたw

(序盤)
これは筆者の好みによる部分ですが、レミリアが大まじめに
「うんめえ」について暴論を吐いているのならば、地の文も
極力崩さずに格調高く書いた方がシュールな感じになっていいでしょう。
--------------------------------------------------------------
[改変例]
「太陽に憎しみを。金星に愛を。そして大地が月光と悪魔に満ちますように」
 レミリアの祈りの言葉を聞き、各々が逆十字を切ってワイングラスを掲げる。
紅魔館の晩餐の始まりは、いつも通りに禍々しかった。

「お嬢様。今日は1865年物の特上の品です。如何でしょうか」
 咲夜は古式ゆかしいレーベルを主に見せ、澱の溜まった瓶尻を撫で回す。
南北戦争の最中に作られた曰く付きの赤葡萄酒。酒の溢れる幻想郷でも逸品と読んで差し支えなかった。

「道理で硝煙臭い訳ね。マスケットの銃床で潰した葡萄なんじゃないの」
 パチュリーは見せつけるようにぞんざいに飲み干し、わざとらしく鼻をつまんでみせる。
小悪魔が2杯目を注ごうとしたのを目だけで制した。どうやら趣味と合わないらしい。
 お前には聞いていない、とでも言いたげに、咲夜は横槍を挟む客人に口元だけの笑顔を向ける。そして再び主に問いただした。
「……お嬢様は、如何でしょうか」

レミリアは二度三度と舌の上で転がし、たっぷり十秒かけて飲み下してから、言った。
「うんめえ」

振り子時計の音だけが、いつまでも微かに響いていた。
静寂に耐えかねたフランドールがテーブルを殴るまでの一分あまり。
紅魔館の時間の流れは、絶対零度停止(パーフェクトフリーズ)していた。
-------------------------------------------------------------
(中盤以降)
バトル展開になってからは、マンガやラノベの読者なら
「まあこういうものだ」と予見をもって読めるので
書く方も読む方も楽ですし、実際面白く書けています。

欲を言えば、フランドールをもっとツッコみ役として活用して
「あんた達気が狂ってるよ!」や「地下に閉じ込めたくなるほどの
恥さらしね!」なんてセリフを言わせてくれたらもっと面白かったです。

文体がどうのこうのと細かいことは言わないので、もっとギャグの切れ味を磨いてください。次回作を待っています。

926飛び入り魚:2010/03/02(火) 11:30:15 ID:EnKLceFA0
>>924
ありがとうございます。
確かに後半はいい加減になっていました。
テンポが気になって、特に後半は急いで書いてしまう悪い癖があるみたいです。
一旦落ち着いて、状況や場面を想像できる描写を入れるのを心がけるようにします。

>>925
ありがとうございます。
具体例が素敵で参考になります。
物や人物へ照準を合わせたり、引いたりするカメラの動きも参考になります。
自分はどうもいかに狂ってるかということに偏重していたような気がします。
それで、「なんじゃこれ!」と笑ってもらえることがよかったはずなのに、
いつの間にかどれだけぶっとべるかということ自体を意識していたようです。
ギャグならギャグとしての方向性を考えた雰囲気作りを心がけるようにします。

927名前が無い程度の能力:2010/03/02(火) 12:58:01 ID:AkIiRG1g0
>>907
女性にウェイターを使うのは問題ないと思う。wikipediaにもその用法が書いてあるし

ttp://education.yahoo.com/reference/dictionary/entry/waiter
辞書でもこの辺りは女性って明言してない。

928紅雨 霽月:2010/03/02(火) 20:44:36 ID:iG2Ey3Uc0
以前、作品の批評をしていただいた紅雨霽月です。

今回はこの作品の批評をしてもらいたいと思い書き込ませていただきます。
『貴女の紅、私の紅』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267175100&log=102
ifストーリーとなっています。

自分が気にしてるのは、
・レミリアがフランを受け入れる瞬間に違和感がないか。
・オリジナル設定の説明がくどくないか、もしくは説明不足ではないか。
・途中で時間がかなり流れてる部分があるが、今の表現のままでいいかどうか。
この三つの項目です。
よろしくお願いします。


それと、最初の注意書きは必要でしょうかね?

929名前が無い程度の能力:2010/03/02(火) 20:55:51 ID:yvj.3f2E0
>>849 笊さん

やっと読み終わったぜ。
とりあえずだらだらと、①〜④までについて、まとまりなく感想とか混じらせながら書かせて欲しい。

厄神と厄と人との関係っていう大黒柱は、すごく読み応えあるし、興味引かれる、面白い。
実際読み切ったときには面白かったという印象は持てた。

けど、それが読み応えとして感じられるまでが、めっちゃ大変。ギブアップしたくなる地雷原が箇所がいっぱいある。
んで地雷原の向こう側にご褒美が見え隠れしてたりすればいいんだけど、それがないから尚更。
具体的に言うと、最初に寺小屋行くところまでが、すんごい大変。
メインテーマが見えてない状態で、けーねと妹紅が厄神に関するうんちく語られるとか、やばい。
こういうのは話のテーマが見えてきて、読者がテーマ興味をもったところでやると効果的なんだけど、最初にこれもってきちゃうのは、ふつーにNGだ。
んで、物語の前半に提示した情報ってのは、読者が読み奨めていくたびに頭から抜け落ちていくから、前半にまとめてヒントみたいなの出しちゃっても、ほとんど無意味。
それやるなら、ほんとーに印象的な一言の台詞に集約させるとか、情報をいつまでも憶えてられるくらい圧縮しないと、人間の脳みその性能だと99%抜け落ちる。
もちろん、読んだ内容はなんとなく憶えてはいるんだけど、なんとなく憶えさせるだけのヒントに、多くの尺をとるのは、ちょっとやるべきことじゃない。
なんか、ぼろくそ言ってる気がするけど、物語自体が面白かったからこそ、色々気になる部分が多かった。

読んでて面白みを感じられるようになったのは、七から。
もしかしたら第一稿の段階だと、ここが冒頭だったんじゃないのかな?というくらい、六までと比べると、すんなり読んでいける。
雛と人間の関係性が、事件と絡めて語られてるので、世界観やキャラクター像の説明が物語の展開に合わせて、わりとバランスよく出来てる。

九〜十一
文や霊夢との掛け合いは面白いんだけど、物語の展開上はやっぱここまで尺取る必要性は感じなかった。
ニトリの魔法瓶については、やりたい事はわかるし、なるほどねとは思うんだけど、恐らく読者のほとんどテーマ上の意味わからない。
わかったとしても、意味がわかるのはずっと後半で、このエピソードを忘れる頃、読後に憶えていたとしても、印象としてとくにぱっとした感じはしないかなあ?
だから、九〜十一はパートしては、読み手が興味をひっぱられていた大黒柱から、引き離される感じになっちゃってる。
こういうパートは、大幅に短くするか、他のパートに組み込んじゃうほうが、読む方は楽しみやすい。


一 アリス編
魔法と厄
つまり大黒柱に対する別視点が始まるパート。これはわくわくする。
霊夢にお祓いをうけるシーンがかっこいい。
かなり軽めに大黒柱を撫でるような演出は、かっこよく感じた。
でももうちょい露骨に撫でた方が、多くの人にわかりやすいかも。
なんというか、ところどころにあるこういう軽めの押しつけがましくない演出の質が、ほんとかっこいい。
自分的にこのシーンがこのSSのベストシーン。かっこいい。


二と六
オムニバスっぽい本作で、ほかのパート同士を繋ぐジャンクションのようなパート
そこに、ほのぼの系イベント絡めて処理するのは、メリハリに一役買ってて良いと思う。
後半のミステリー系の展開も、興味を惹かれる。
気になったのは、べっぴん や おあつらえむき といった単語。
これ漢字だと普段見るもんじゃないから、読みにくい。こういう漢字がこの作品では結構ある。
細かいとこだけど、こんだけの文量書いてて、目立った誤字が見あたらないんだし、漢字にも拘ってくれると好感度さらにアップ。

行数制限にて以下分割

930名前が無い程度の能力:2010/03/02(火) 20:57:01 ID:yvj.3f2E0
>>849 笊さん

魔理沙ノート
うんちくだが面白い。キャラクターを書くのが上手いなと思った。

八と十
パチュリーとの掛け合いが良い感じだ。
読んでるこっちも、パチュリーにイライラさせられるくらい良い感じだ。
厄に関するヒントが、時系列別にずらーっと並んでる構成なんだけど、ちょっとずつ核心に近づいていく快感はやっぱ王道。

十二
寺小屋での戦闘シーンがちょっと残念かも
ミステリーものとかで、謎解きは思い白くて緊張感あるのに、犯人との格闘シーンがあんま迫力なくて、それまでの緊張感から浮いちゃって、シュールな匂いが出ちゃうみたいな感じ?
悪くはないんだけど、悪くはないんだけど、悪くはないんだけど、欲を言えばもうちょっとなんとかならんかなあ、みたいな。
悪くはないと思います。


十三
お雛様沈黙した後のサチが、あっさり風味なのが物足りなかった。
理屈としちゃこれでOK なんだけどせっかくのクライマックスだ。
理屈抜きでいいから、もっと派手に小手先で話をコロンコロン転がしても読み手を喜ばせて欲しい。

十四
さわやか風味で良い後味。
ただこんな最後のほうまで、そんなとこまで書かんでええやんwみたいな記述が見られる。
例えば『〜どちらにせよ心強い消防要員が控えているわけだ。』
こういうの文末に書いちゃっても、何か意味あるんだろうかと。
なんで唐突に消防の話がでてくるんじゃいってなる。
考えれば、ああそういうことね、とは思うんだけど、特に物語り上必要ない情報だから、考えさせる必要ないのに読者の意識向けちゃうのは損。
常用しない漢字と同様に、こういう余計な情報をだしすぎる記述が他のパートでもまま見られた。


だいたい以上です。
物語を作る才能を感じた。
面白いテーマを見極めて、そこから面白い物語を作る才能って、何より得難いものだ。
小手先の技術が上手な人は、そそわにもいっぱいいるんだけど、面白い物語を作れる人はあんま居ない。
あとは物語りの見せ方を磨くだけ。十分に磨かれたあなたの次作が見てみたい気分。
応援するぜ。

931名前が無い程度の能力:2010/03/03(水) 01:48:06 ID:9f0Xjcn60
>>928
>レミリアがフランを受け入れる瞬間に違和感がないか

受け入れるというのが最初の出会いのことなら、台詞の勢いの割に、フランのおしゃべりに付き合ったりしてるのに、何かしらの納得のいく理由付けがあるとわかりやすい。
けど基本的にフランの極めて狭量な視点から見たら、レミリアがどういうつもりでおしゃべりに付き合ってるかは、さっぱりわからないだろうし、これはこれでありだと思う。
理由を書かずに、ひたすら事実だけが進行していくのもありだ。

最後の家族として受け入れたという部分についてなら、動機が吸血鬼にしたのと同様と解釈できるから、違和感はない。
これもレミリアの心情がほとんど語られてないで、事実だけが書かれてる分、解釈に幅が出るからだけど。
逆に言うと、レミリアの動機付けが曖昧で「フランドール」と呼ぶようになった程度だけなので、
ドラマのクライマックスにしては、印象が薄味になってる感は否めない。
でもその曖昧さが作品全体を支配してるフランドールの儚げな世界観の雰囲気にはマッチしてる。
フランドールからレミリアへの一方通行の感情っていうのかな?レミリアが何を考えてるかはよーわからんていう、そういうのは強調されてると思う。
あえて薄味にして大げさなドラマチックさより、キャラ性みたいなのを書きたかったなら、これはこれで成功してるように感じる。

>オリジナル設定の説明
注意書きとセットで考えるべきことなんだけど、
この作品だと明らかに注意書きがないと、読者は「?」となる。
注意書きのおかげで大分、序盤の説明は省けてて、さらっと本題にいってくれるのはお手軽で良いと思う。
注意書きは賛否両論だけど、手軽に読める物を手軽に作るという機能にかんしては、最高に便利なもの。

けど、ここまで大胆な設定改変するなら、注意書き無くして「あからさまにオリ設定です。本当はこうだったんですよ!」と宣言せんばかりにいっそフランドールの病気や家庭環境なんかも詳しく書いて
レミリアに憧れる理由付けもセットで説明できるとエピソードを最初に入れれば、ドラマ性が一段アップする。
そういう手もある。

>時間の流れ
これについては、せめて初めて「フランドール」と呼ばれた時のエピソードがあるとよかったなあ。

932紅雨 霽月:2010/03/03(水) 05:26:15 ID:y6gEjz1I0
>>931さん
ご批評ありがとうございます。

フランにとってレミリアは手の届かない遠い遠い存在のイメージで書いてるので、
>>931さんのご意見をお聞きする限りではこちらのやりたいことは出来ているようです。


注意書き、に関しては今のままなら今のままでもいい、ということですね。
注意書きなしにするなら最初に大量の設定改変を見せ付けてやれ、と。

また何か思いついたときには後者もやってみたいと思います。


時間の流れに関しては、
「フランドール」と呼ぶようになったときの話、が欲しかったですか。
確かに、これは一つの話として成立させられそうな出来事でしたね。

もうちょっと自分の作品を読み込んで、必要な物を探し出せるようにならないと。


ご批評ありがとうございました。
再度お礼を申し上げさせていただきます。

933鉄梟器師ジュディ♂:2010/03/03(水) 13:31:25 ID:9ehWlzBU0
またここのお世話になりたく、お邪魔しました。
プチ作品集57の二つの『モノクロームは寂しいことだから』をお願いします。

特に見てもらいたい点が、地の文です。この作品が初めて書く三人称視点の物なので、ちゃんと出来ているのかどうかが心配で。

他にも話全体としてどうか、とか。初めてプロットをしっかり組んで作った作品なので、その辺も少し怖くて。

今回初めて挑戦したことが多すぎて、あまりにも不安なのでお願いしました。
三人称視点とかは何度読み返しても自分じゃ良いのか悪いのかよく分からなくて。

よろしくお願いします。

934:2010/03/04(木) 00:49:21 ID:HOA2R5wU0
>>929-930さん
特盛のご批評ありがとうございます。
現在、嬉しいやら恥ずかしいやら悶え転げておりますので、
お返事、補遺、弁明は週末までお待ちくだされませ。
ともあれ先ずは感謝です。

935名前が無い程度の能力:2010/03/04(木) 03:37:27 ID:FEEfrlks0
>>933

>地の文
こいし編ではたどたどしかったけれど、フランドール編では大分自然になってきてた。

気になるような部分は
例えば「〜紅魔館なら仲の良いフランドールのところでも行こうかなと思い」
こういう説明は一文にまとめちゃうと、味気なーい説明臭いわりに読み手が得られるな情報量が少ない。
ただ仲が良いだけでじゃなくて、フランとこいしの関係を想像できるような、こいしが「フランドールのところでも行こうかな」と思った動機みたいなのを、二行くらいで説明したりすると、
この後の弾幕がいきなり飛んでくる事もあいまって、キャラ二人に奥行きを+することができたりもする。
要するに文量に比して物語り上有効な情報量の濃度を増やすことが出来るってことなんだけど、三人称に限った話じゃないけど情報の適度な密度ってのを意識していくと、表現の幅が広がると思う。


>プロット
原作があることが前提の二次創作だと、いきなりあまりの異シチュエーション(色付き世界)で書かれるとかなり戸惑う。
ああこういう世界なんだ?って割り切れば、違和感なく読んでいけるんだけど、やっぱ原作とこの作品の世界をしっくり繋ぐ導入部なり仕掛けがあれば、もっと多くの人が楽しみやすいかもと感じた。
それ抜きに言えば構成自体はすごく無難。スタンダードにまとまってる。

>話全体としてどうか
エンターテイメント性という面から見てだと、色というメインテーマの扱いに、あまり求心力を働かせるようには書かれていないていないので、お話自体の興味の牽引力は弱い。
そのため、こいし編はいわゆるほのぼの系寄りの系統ということになるが、描く対象がこいしの内面というものに絞られているだけあって、キャラものとしては一定の魅力があると思う。
たのしー!ってんじゃなくて、ああそうだよねこいしってこんなだよね、みたいな。

フラン編は具体的なエピソードが一切無い抽象のお話に徹してる上に、ひたすら真っ直ぐストレートなので、フランによっぽど興味が無い人以外はとことん楽しめないかも。
算数に例えると、公式だけ見せられて、実際の計算はしません。みたいな。
でもまあ、その分わかりやすく、ああそうだよねフランってこんなだよね、みたいなのは十分表現できてると思う。

936鉄梟器師ジュディ♂:2010/03/04(木) 21:38:22 ID:lQOlTBpk0
>>935
地の文についてですが、全くその通りでございます。私としては前編後編区別無く作ったつもりなのですが、こいし編が先に書いたって見破られてしまったようですね。
やっぱりこいし編やフラン編の最初の方は、何だか動かしづらいなぁというのが三人称視点の印象でした。

情報の密度……。成る程。今思い起こせば私のどの過去作品にもいえることだと思います。ちょっと自分の過去作品でもじっくり読んで、勉強してみます。
多分自分に足りないものの一つだと思います。やっぱりここに書き込んでみてよかったです。

こういうちょっとトんだ世界観物、書いてみたかったのですがやっぱり厳しかったみたいですね。
導入部をつけてしまうと、今度はその作品の世界観が台無しになってしまう気がするのですが、その辺りはどうでしょう。
でもやっぱり、違和感を感じてしまうというのはよくないと思うので、ちょっとこれも研究してみようと思います。

色を題材にしたのに、これではいまいちよくありませんね。
こいしちゃんやふらんちゃんを表そうと躍起になりすぎてしまって、色という存在が薄くなっちゃったみたいです。
文章を書いている内にいつのまにか本題が弱くなってしまう……。今後本当に気をつけなければならないことですね。

ふらんちゃんへの愛が溢れすぎてしまったというのか!?
いや、すいません。真面目に聞きます。
ええっと、やっぱりふらんちゃんが余程好きな人に限定されてしまうのはやっぱりよくないことですよね。
今回の2作品のコンセプトは思いっきりぶっ飛んでみようなのですが、ちょっと多少やってしまった感があるというのも事実でして。
胸張って俺はこんな風に思っている、とは言えるのですが、やっぱりそれだけじゃあよくないですよね。


自分じゃ絶対気づかないようなところまで見てくださって、その上とても分かりやすく説明していただいて、本当ためになったと思います。
また、何かあったときや不安になったときはここを利用させて頂きますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。

937名前が無い程度の能力:2010/03/04(木) 22:51:07 ID:FEEfrlks0
>>936

>世界観が台無し
導入を付けない場合は、違和感感じちゃう人たちをばっさり切り捨てる事にもなる。
それでもあえてこの形でこの世界を書きたいなら、というかたぶん今回はそういう想いで書いたんだと思うけど、それならこのままが正解だろうね。
別に売り物にするわけじゃないんだし、作者がそれでいいってなら、それが最大のジャスティスだ。

でもじゃあ、世界観を崩して導入をつけるか、それともばっさり切り捨てるのかの二択なのかといえばそうじゃないと思う。
いかに世界観を崩さずに、導入を付けられるか、これを試行錯誤することもできるんじゃないかな。
うんまあ、こうやって外野がさらっと言うのは簡単だけど、作者の人は大変なんだよね。
でも、「こんなん無理だろw」ってのをどうにかこなして見ようとすると、確実に経験値は溜まるよ。
保証できないけど保証する。話半分でも憶えておいていいかも。


>やっぱりふらんちゃんが余程好きな人に限定されてしまうのはやっぱりよくないことですよね

これが許されるのが趣味でしょう。
作品全体として感想を求められれば、自分が感じた事や、おそらく多くの人が感じるであろう事(と自分が想像する)をここでは言うけど、
だからって作者さんがその感想に迎合する必要性はどこにもない。
作者さんが書きたいと思うものを、思い通りに書けるようになれば、それが実力の向上の一つだと思います、個人的には。

938鉄梟器師ジュディ♂:2010/03/05(金) 00:13:30 ID:UPraUnWs0
>>937
うお、ちょっと覗いてみたらまさかのさらに疑問に答えてもらえるパターンとは。

>話半分でも憶えておいていいかも。
もうバイブルにします。一生懸命試行錯誤して、次こういった妙な世界観物を書くのがいつになるかはわかりませんが、そのときに違和感の感じない不思議な世界を表せるようにしておきます。
ゲームだと特に「こんなの無理だろw」ってくらいが丁度いいと思っているドM野郎なもので。ゲームでもスポーツでもカードでも、私が一番好きなときは試行錯誤や練習をしているときです。勿論本番も大好きなのですが、どうやら私はどちらかと言えば祭りの準備の方が楽しいタイプの人間のようで。
様子を見ながら変えていくことなので、そこそこに時間はかかることと思いますが、経験値を溜めてレベルアップしたいと思います。

>作者さんが書きたいと思うものを、思い通りに書けるようになれば、それが実力の向上の一つだと思います、個人的には。
もうバイブル登録が多すぎる。
書きたいものを思い通りに書いて、尚且つ多くの人にも認められる。これが最高峰ですが、とりあえずは書きたいものを思い通りに書けるようにならなくてはいけませんよね。
まだ私の場合、完全に思ったとおりにはなっていない場合が多いので、その辺りからのスタートでしょうか。これは中々に長い道のりですね。

本当分かりやすくて、さらにためになることを書き込んでいただいてありがとうございます。
ちょっと次のステップというか、何をすべきかみたいな物が見えて励みにもなりました。

また、いつか機会があればよろしくお願いします。
ありがとうございました。

939名前が無い程度の能力:2010/03/06(土) 01:12:23 ID:sqOh8NFI0
ちょっと愚痴るよ。

長編シリアス&バトル物とか考えてると、今ネックになってるのが、
バトルを書く上で参考にしなければいけないはずの弾幕格闘、つまり芋緋非を苦手にしていること。
特に非。何あの追加スペルの山。まだ大半確認できてないんですけど。
例えば戦ってるキャラが窮地で起死回生のスペルや複数の技のコンボ決めて何とか形勢逆転、とか構想したところで、
でもその場面ってこっちのスペル使ったほうが楽に勝てるんじゃね、とか、
そういうふうになるのが怖くて、なかなか妄想が進まない……

940名前が無い程度の能力:2010/03/06(土) 01:14:09 ID:rr4ozII20
そこは好きでいいと想うよ
パッチくればいくらでも性能変わるんだし

941名前が無い程度の能力:2010/03/06(土) 01:42:21 ID:1vvKdcmU0
>>939
結局技の優劣なんて小説じゃ説得力次第でしかない。
ゲームで強い技だから勝ちました、ってそう書く訳じゃないでしょ?
普通の弾幕の一発だって書き方によっては、それが勝負の決め手にだって書けちゃうんんだしさ。
あんま原作設定に頼らず、格好良さ重視で書いた方が読む方もわかりやすい。

942名前が無い程度の能力:2010/03/06(土) 02:02:12 ID:sqOh8NFI0
>>940
そういってくれると多少は気が楽になるかなぁ……

>>941
いや、ゲームでの性能をどうこうってわけじゃなくてさ、
俺の場合、そもそも技がどういう技なのかがちゃんと把握できてないのよ。既に見た技でもどういう技があったか頭の中で整理できてないし。
だから例えばの話、
「魔理沙の戦術は基本的に機動力で撹乱しつつ、一定の距離を保ったまま砲撃で相手を削るもの、
 反面、懐に潜られると防戦になりやすく、霊撃をしくじった瞬間にはもう打つ手が無くなる」
みたいな方向で話を進めたとして、
「いや、魔理沙の近距離技ならあれとかこれとか色々あるだろ……」
というツッコミが来やしないか、と、まあそういう不安があるという話。



……不思議なことに、弾幕格闘ではなく本家の弾幕スペカだと割と覚えてたりするのだが。

943名前が無い程度の能力:2010/03/06(土) 02:13:02 ID:Czj0rReI0
なるほどなぁ
でもまぁ、それって
「東方香霖堂を読んでないから、魔理沙の八卦炉が搭載している機能なんて知らなかった」とか
「書籍文花帖読んでないから、隕石を破壊した話なんて知らなかった」とかと根本的には違いのない悩み。

「実は東方ってやったことないんですよね」レベルだと問題になるだろうけど、どちらにせよ東方の全てを把握した作家なんていないさ
原作に忠実にしたいというのは褒められた思いだけど、そのせいであなたが投稿してくれないというのなら俺は悲しい。

944名前が無い程度の能力:2010/03/06(土) 04:14:07 ID:vF8VpN/w0
あんまりツッコミ入れられたくないのなら
ツッコミ入れられそうな展開で書かなければいいのでは、と思った

非プレイヤーも全一から初心者まで色々居るのだから
色んな技の後に隙はあるし攻め入る隙が全くないのが事実
どういう技か知っておいては欲しいがあんまり細かいことで言い合うのは無粋だろ
お空のメルティング浴びせ蹴りなんて相手がしゃがんでたら当たらないが
そう言うこと言い出すと萎える
萃緋非も東方の一種だろうけどあんまりそれだけに囚われるのもどうかと

945名前が無い程度の能力:2010/03/06(土) 06:03:00 ID:ZVDB0I3Y0
物語だと、ゲームとは違って心理状態っていうのも関係してくるから、
そんなに気にする必要もないんじゃないかなぁ、と。
追い詰められれば焦ってれば最適な解を出せるとも限らないんだし。

それに、技によってはいろんな挙動を考えられそうだし。
例えば、チルノがアイシクルソードで滅茶苦茶に切りかかってくるとか。

946名前が無い程度の能力:2010/03/06(土) 09:01:29 ID:8/HBpHT20
でもまあ、「よりイメージどおりの技があるのでは!?」と悩んで探したくなる気持ちは分かる
つまらない拘りかもしれないが、中々捨てにくいわな
ふと弾幕・バトル物が書きたくなって、グリマリと文花帖二種と非想天則衝動買いした俺が言うんだ、間違いない。懐が痛い

まああれだ、どんな感じなのか見るだけなら、動画サイトでも一通り見つかるだろうし、より適した物を見つけたら、そのたびに書き直せば良いんじゃないかね

947名前が無い程度の能力:2010/03/06(土) 10:05:53 ID:sqOh8NFI0
そうだよな、まず書いてみるのが一番か。
怖がって書けないくらいなら、書いて直して書いて直してを続けたほうが効率的だよな。
皆さんありがとうございました。

948934:2010/03/07(日) 21:06:24 ID:lOjto7R20
>>929-930さん
厄を引き受けてくださる厄神様の話題を使ってまるまる全部雛様を書くぜ、というのが狙いでした。
ただ、まるごとにこだわり過ぎて見せ方が疎かになっていたのは、うぎぎ、くやしいのうくやしいのう。

三〜五
慧音先生のレクチャーは、これは位置に悩んだところでした。
<雛遊>の後半は、のんびり話をする時間が作れそうにないという見込みで最初に放り込んでしまいました。
いまちょっと「魍魎の匣」を眺めてみたのですが、蘊蓄兼手掛りは1/3あたりのある程度話が見えてからでしたわよ奥さん。
いわゆるフェアプレイには注意したものの(ミステリーというわけではないんですが)、ちょっとゼロから読み始める読者への配慮が偏っていましたね。
はじめに本題を伝えてから、それへの説明を加える。言われてみればそのとおりで、注解だけじゃあお話にはなりません。


ここから開始ということは考えていなかったのですが、実際に事件っぽいことが起きるのは七からという意図でした。しかし窓の中の物語で開くと七の開始が44/67。どげんかせんと。

九〜十一
霊夢を引っ張りだしたのは、頑張るぞと心に決めて里に来た雛様を無理矢理山に戻すイベントを起こすためでした、と弁明しようとして文一人でも役割を果たすことは出来るということに気づく春の朝。文ちゃん登場→霊夢を発見→機嫌悪いぜ逃げようぜ、と。
山が舞台になると小難しいことを言ってくれるひとがいないので、苦し紛れの策でしたが、ここも情報を持っている書き手と持っていない読者の差が意識から抜けていました。


ジャイアント感謝

二、六
<雛祭>は早くから目立ったイベントを起こせたので、個人的にも出来はこちらが上だと思います。やっぱり<雛遊>の方は無理矢理に伸ばしてしまったんだなー。
今回<雛遊><雛祭><雛流>の三部に分け、前者二つは、視点で分けたのですが、時間で分けた方が良かったかなぁと、今更といえば今更ですが。もう一度見比べてみようかな。
漢字は、PCだと楽に変換できるからって何でも変えりゃ良いってもんじゃありませんね。意識しよう。

魔理沙ノート
今回の修正に際して、魔法と数学ネタを繋ぐために付け加えた箇所なのですが、これはもうグリマリさまさまです。パチェ、アリス、魔理沙はそれぞれ魔法観に癖があるようなので、あれこれ想像するのが楽しい。

八、十
私の中の比重ではギャグ8:カリスマ2の扱いなのですが、このパチュリーさんはカッコいいのです。
シリアスからの逃避をグッとこらえた甲斐がありました。

十二
素直に言っていいんだぜ、と。
そもそもだいたいなんで戦闘する必要があったのかといえば、雛様のスペカ背景が兎(三匹)に見えるので、それを幻視する何らかの機会を作らねば、と考えたからです。
修正後は<雛遊>の幕間にその話題が入ったのですが、しかしそこで説明するなら、このかったるいシーンは要らないんですよね。戦闘シーンはえらい苦手なのだし、それ以外の仕方を選べばよかったー。
そして、そもそも争いはよくないよなー→もこたん爆発でオチ、というドリフですから、もうねもうね。何でもかんでも詰め込むと、こういう悲劇が起こるのか……。

十三、四
ああ、盛り上げのヘタっぴさが……。
たびたび指摘されているので注意はしているつもりなのですが、上手くいかないのですなー。真面目な方に転がり始めるとついつい余計な言葉を足してしまいます。困ったもんだ。
どうも作品内のテンションについていけない。シリアス方面での盛り上がりがこうも苦手というのは、脳内にシリアス度サーモスタットでもあるのでしょうか。真面目なことを真面目に語るのは難しいものです。ま、慣れかもしれません。

お終いに、
面白い尖った題材は幻想郷を眺めればまだたくさんあるので、先を読みたくなるような見せ方に力を注いでみます。

それではどうもありがとうございまいした。

949名前が無い程度の能力:2010/03/07(日) 21:39:03 ID:jyKIKsLc0
>>934
出遅れたか…

読んだよ…
京極を読んでいる気分になった。
そして京極の手法をあまり好きではない(むしろ嫌い)俺には非常にきつかったw

①話の組み立て:
作中で書かれている文章をそのままつかうけど、
長文の説明でも、素直な人で興味のある人なら、
> エンジニアが一度専門分野の話しをし出すと、常に素人は置いてけぼり、
>雛もその御多分に漏れず、良く分からないままとりあえずフンフンと頷いていた。

となるだろうけど、そんな素直な雛ですら興味の薄い、或いは読み辛い内容だと、

> そういえば鴉天狗の取材に答えて、人と妖怪の歴史と展望について長々語っていた人がいたような、
>勿論、堅苦しくて雛は途中で記事を放り投げてしまったのだけれど、案外それは彼女だったのかもしれない。

となってしまうように、
これだけの長文の説明を多用すると、そのどの部分でも「読者は途中で作品を放り投げてしま」う可能性が出てくる。
物凄く読み切るまでのハードルが高い。

事件がまともに動き始めるのは火事のあたりからだけど、
それまでにストーリー上に必要な物で消化したのは、
蔵が幻想郷入りの伏線、光学迷彩について、厄を集めるイベント、妹紅や慧音との出会い、サチとの出会い、
…これ位のもんで、他はずっと説明では非常に厳しい。

2つの〜以降はまま読み易くなるが、それでもパッチェさんあたりは相当きつかった。



②文章:意味は伝わるか。読み難さはないか。

意味は伝わる。
所々誤字脱字が有るけど、気になるほどの量でもない。
また、所々一文が物凄く長かったりするけど、ぼんやり読んでれば個人的には気にならない程度。

③読んで楽しめるものなのか:自分はそう信じて書いた

個人的には全く楽しめなかった、が、人によっては楽しめると思う。
ストーリーの完成度は非常に高く、作品の構造もしっかりしておいるから、辛抱強い人ならとても評価が高くなると思う。
…今のそそわとかなら高評価得られたりするんちゃうかな? 最近のあそこの読者気質は知りませんが。
個人的には、小説を形成する上での必要な部分以外のネタについては、
小説と言う形式より<教えて上白沢先生>とかの方で纏めた方がまだ読み易いかな。
クライマックスを生かす為に雛人形の説明の部分は大事なのだけども、
要素が増えれば増えるほど埋もれますし。

950名前が無い程度の能力:2010/03/07(日) 21:42:25 ID:jyKIKsLc0
④その他:気になる箇所があれば

1〜3で、概ね書いてしまったので、主に感想を、纏まりませんが適当に。
雛自体がかなり淡々としたキャラ造詣にされている分、実質アリスが主人公的よねぇ。
雛は厄神と人とのつながりと言う作品のテーマ性に近い部分を、
アリスは厄人形妖怪の少女誘拐事件というストーリー部分に近い部分を、
それぞれ受け持っているから。
とても丁寧なやり方だけど、その分雛に焦点は当たらず、群像劇っぽくなってるのだろうな。

にとりのシーンを削り、雛-妹紅-慧音会談に新聞イベントを組み込み、
人形話を短く纏めてアリス編のアリス-妹紅-慧音会談に持って行けば、
少々見易くなるかもしれない。
文とにとりあたり削れるから、作品の構造を理解しやすくなるし。
もう一つの手段としては、ストーリーの柱になるアリス編を基本にして、
雛パートを(回想の様な形で)所々挿入するとか、その方向性も手段の一つかもしれない。
一本のストーリーを追う所があると、かなり分かりやすくなる。

ただ、現状の雰囲気を残すなら、これらの手法は改悪だろうから難しい。
現状でもストーリーとしての完成度は高く、
内容も充実していて、好きな人は十分読むだろうから。
テーマ性、作品内容とも非常に良いので、やりように困ると言うのが正直な所。
少しだけ読者に力を使わせない書き方を模索してみませんか、
という程度しかコメント出来ませんw
以上です。

951多色刷五線紙:2010/03/08(月) 00:13:36 ID:M7tyz/rI0
批評を頂けると聞き参りました。
ちょっと前のなんですけれども『ゴンベッサの餌』
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1266304033&log=101

について、ご意見いただきたいです。
同じテーマで沢山の人の心に残るようなものを書こうと思っています。
どうぞよろしくおねがいします。

952934:2010/03/08(月) 00:24:15 ID:WajwsnL60
>>949-950さん
大丈夫、まだ発車前だ。
文章からもそこはかとなく疲労がうかがえます。えらいすまんかった。
厄神様について作中で語ることのできる物語を作ろうとしたとき、妖怪談義がまるごと作中に入るあの手法が頭に浮かんだのです。
描写だけでなく説明が要るので採用したのですが、物語としてはちょっと左道かもしれません。

読む人に多くを要求しがちなのも、色々と理由だか原因だかがありはしますが、反省すべき点です。

ちゃんとしたお返事は週末までに。
まずは取り急ぎお礼を申しあげます。ゆっくり風呂にでも浸かってくださりませ。

953名前が無い程度の能力:2010/03/08(月) 17:52:32 ID:O50x9RbM0
>>951
心に残るという基準だとネックになるのが、描けているのが事件の結果でしかないということと。事件自体がふつーなこと。
良くあるニュースと同じ。どこのだれが死んで、悪い奴を小町がぶっ殺しました。
そこにドラマを想像することはできても、他人事で完結してしまっている上に、事件自体がなんかすごく普通で目新しさもない。
しかも当たり前の話なんだけど、現実に起こったことではなく作り話であることが前提だと、こういう抽象的で平凡なのはさらに他人事度が高くなる。
なので小町のしたことが、ほんとに結果だけぽんと来ちゃってる感じなのだと思う。
小町が行動に達したしたことまでの過程を読み手にも考えさせないと、他人事で終わってしまって心に残る部分が少ない。

作り話なんてあたりまえ、じゃあどうやって心に残らせるか?
ニュースをニュースのまま終わらせずに、ワイドショーにするか、それよりもしくは映画にしてください。
ただ虐待されてぶっ殺されましたじゃ詰まらない。
子供をどうやって殺したら、他人の興味がひけるかという、極めてゲスな思考をするべきで、
どうやってこんな殺され方をしたのか、何故こんな殺され方をされたのか、
誰がこんな殺し方をしたのか、何故そんな殺し方をしなければならなかったのか。
それを小町が知る過程で、どう考えて、どう決断したのか。
それら通して人間っていう生き物をどんだけ描けるかが、勝負じゃなかろうか。
もちろん、これらの一部は描かれて入るんだけど、結局悪い奴をぶっ殺しました、だけじゃ、ちょっと印象に残りにくいと思った。

954多色刷五線紙:2010/03/08(月) 22:31:27 ID:YutuX4lY0
>>953
お早い御批評ありがとうございます。
・小町が行動に至るまでの過程
これを書くことで共感を呼んで、
・ニュースをニュースのままにしない
これで興味、目を引くということですね。
小町自身もう何度かやっていることなのでたんたんと事を進めさせましたが、
考えたら読み手側目線だとこれが一回目でした。
もっと小町の見方を書いて、
『この行為に慣れている』という描写を増やせば良かったと思います。


どんな殺し方をするか、どういう状況に置いて殺すか、誰が、なぜ、
これは確かに踏み込んで書いた方がいいですね。
ワイドショーや映画にするというのはすごく分かりやすい例えでした。
誰が虐待されて死にました。
じゃなく、誰がどういう経緯を辿って死にました、のほうが悲惨さが伝わりますよね。
無残に殺すのは書く方としても辛いですが、
実際にあった事件などから死に方を情報収拾すればどうにかなりそうです。
人間をどう書くかでSSの方向性が大きく変わりそうなので、
沢山の考察をしたうえでしっかり書きこんでいきたいと思います。

小町の理由をどう見せるかが難しそうですが、道が見えてきました。
ありがとうございます!

955あると ◆aCc./5HHQo:2010/03/09(火) 22:51:43 ID:PdCoFPwo0
2度目の書きこみになります。今回ご指導を賜りたいSSはこちらです。

■『ぬえっち! 驚かせ方の秘訣おしえて!』 (創想話作品集103)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1267970560&log=103

■特に見て頂きたい部分。
・ストーリー面。
・文章技術(ほのぼのとして)、構成、セリフ回し。
・純粋に読み物としてどうか。
・その他、気になる箇所。指摘点。

につきまして批評・アドバイス等に加え、こうすればもっと多くの人に読んでもらえるんじゃ? という部分についてもご意見・ご指導を戴ければと思います。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

956名前が無い程度の能力:2010/03/10(水) 02:44:13 ID:e6.N/I0s0
>>955

>読み物として感想

お話としては可も無く不可もなくといった感じで、けしてインパクトは強くないんだけど原作で背負ってる役回りを良く活かしてると思った。
4こまマンガのごとき、わかりやすい話の流れが、すっきりまとまってると思う。

大きく気になった部分としてはコメントでも指摘されてるけど、ぬえが正体を見せたときになぜ、小傘が笑顔と感じたのか、ぱっと読んだときにわかりにくい。
二人の会話やぬえが他人からどう見えるか?を思い出せば、すぐにわかるんだけど、たぶん作者さんはオチで説明したかったんだと思う。
ならばオチの部分でそれがわかりやすく説明されてればいいんだけど、「複雑だわ……」くらいしかヒントが無いから、オチまで読んでも意味がわらかない人にとっては読んだときにすぐに気づけない。
最後までわからない人も結構いたかもと思う。
オチが説明かねて、あ、そういうことか! って気づけるような感じなら良かったなあ。
話の流れがぶれずに綺麗にまとまってるから、読者に気づかせる部分をちゃんとコントロールしていけば、かなりキレが良くなると思った。

なので
>ストーリー
に関しては一本筋道通っていて、起承転結すんごいわかりやすくて、手軽にさくっと読めるこの作品のコンセプトにマッチしてる。

>文章構成
強調して提示すべき情報は鈍いひとにでもわかりやすく書くと吉。
また情報同士の繋がり(まえふりとオチの繋がり等)も、わざと同じ単語を使ったり、同じシチュエーションや台詞を繰り返したりなどして、読み手に意識させたりすると、もっとわかりやすくなる。
文章自体はシンプルでさくっと読むタイプの本作のコンセプトとマッチしてると思う。

957名前が無い程度の能力:2010/03/10(水) 21:57:46 ID:356HB9zA0
はじめまして。書き込みはこれが最初となります。

先日自分は初投稿したのですが、創想話作家の方たちとの交流で未熟さを実感しました。
そこで、積極的に悪い点や間違っている点を改善していきたいと思っています。

自分の拙い作品をどなたかバッサリと批評していただけないでしょうか。
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268112467&log=103

958名前が無い程度の能力:2010/03/11(木) 00:11:00 ID:dZQDjyVU0
>>957
――の多用が目立気がします。
もう少し減らしてもいいんではないでしょうか

959あると ◆aCc./5HHQo:2010/03/11(木) 17:13:47 ID:M4rxMqAg0
>>956
過分な評価と、的確なご指導。ありがとうございます。
やっぱり様々な部分で粗がめだってしまってました反省点。
ぬえの正体を小傘が笑顔と感じた部分については、もっと冗長なくらい強調しておけばよかったです。
また機会がありましたら、よろしくお願いします。

960名前が無い程度の能力:2010/03/11(木) 23:39:18 ID:pFLaW2HYO
ぬえの正体を見た小傘がなぜ笑顔だと思ったのか本編読んでもわかりませんでした。
できれば解説お願いします。

話は面白く読めました。上の点だけ消化不良なのです。

961名前が無い程度の能力:2010/03/12(金) 16:16:11 ID:vB/rUAa.0
プロットの段階で進まないって俺どうなの。
ABCDEの順番で進むストーリーを作らないといけないのに、
ABEは決まってるのに、間を繋ぐCDが埋まらない……
何か最近こんなことばっかりだ。想像力が落ちたのかなぁ。

962名前が無い程度の能力:2010/03/12(金) 16:58:35 ID:qNXeRKe20
>>961
その話にCDの要素が不要だから思いつかないだけでは。
ABEだけでも提示してくれればなにかヒントをだせそうですが。

もし尺が短すぎるとおもうのであれば、Bを丁寧に書いた上で
まだ説明不足な部分を考えて、そこを補うためのCDを書けばいいのでは。

963名前が無い程度の能力:2010/03/12(金) 17:20:02 ID:RCh5oASg0
みんなすごい考えて書いているんだなあ…

ネタ帳片手に妄想と勢いだけで書いてる自分が情けなく見えてくる

964あると ◆aCc./5HHQo:2010/03/12(金) 17:30:40 ID:3xSlo5MQ0
わかりました。ではこの場をお借りしてヒントを置かせてください。

いわゆるあれです。
ぬえっちに対して先入観も恐怖心も抱かず、純真な心のままで『ぬえっちの姿』を見ることができた小傘だからこそ、ぬえの正体が屈託のない笑顔に見えたのです。

もし小傘が世間の荒波に揉まれて心を磨り減らしていたり、子供らしい純真な心を見失ってしまっていたら、ぬえの姿が別の姿に見えていた可能性は充分にありえます。
ぬえ伝説を既に知識として知っていて、ぬえっちに対する先入観を持っていた場合も同様です。

小傘から可愛いと言ってもらえるまで、ぬえっちもきっと辛かったのだと思います。
相手を信じて自分の本当の姿を見せていただけなのに、その相手からは化け物呼ばわりされ続けてきたのですから。作中で彼女が源頼政を気にする素振りを見せていたのも、実はそういう理由からきています。

先入観と恐怖心は、時として物事を正しく認識できなくさせる。
本質的にはどんなに美しい物であっても、曇った心で捉えようとすれば、やはり曇った姿に見えてしまうもの。
「いわゆる化け物だとか、醜いとしか思えない存在って。本当は自分自身の心がそう錯覚させているだけなのかもしれないよ」という、寓話的な設定でした。

それとは別に、実はもうひとつ理由があるのですが…ネタばれになってしまうため、こちらでは明言を避けておきます。

960氏をはじめ読み手の皆様の混乱を招いてしまったことは、ひとえに自分の筆力不足と不徳の致すところです。
私自身の稚拙な筆力がそこまで届くことがあれば、
こちらにつきましても、いずれ創想話上で発表することがあるかもしれません。

965名前が無い程度の能力:2010/03/12(金) 18:20:24 ID:znX1w0Lg0
>>963
俺なんてテーマだけ決まったら
プロットとか超適当に作って(流れだけおおまかに決めて)書いちゃうよ
趣味なんだから好きなようにやればいいんだよ
肩肘張っても仕方ねえし

966名前が無い程度の能力:2010/03/14(日) 14:10:01 ID:anIuTDQM0
>>965
スレ違いです。あなた。
4行目のような書き手の士気を下げる不穏当な発言は控えてください。
がんばっている人に対して失礼です。

967名前が無い程度の能力:2010/03/14(日) 14:43:01 ID:8LEMmG8U0
マジで?超やべぇぢゃん

968:2010/03/14(日) 21:03:51 ID:zxVLxFl.0
>>949-950さん
>個人的には楽しめなかった。
今はそれで構いません。改善の余地で埋め尽くされていることは自覚しているので。
でも折角読んで貰うなら楽しめる余地があった方が良いというのと、まだこのやり方で書いてみたいという理由で、ちょっとだけ京極式の擁護もしてみる。


>長文の説明
これはやっぱり地雷化しやすいでしょうねえ。
長文になった理由は単純で、つらたらら〜と続く文章を書くことに面白味を感じていたため。なので、これだけなら地雷化は避けられそうです。
が、何かについてその中で語るお話を作るのが京極式だと思います。なので説明部分はやっぱり譲れません。それでも「説明」が物語の描写の中に溶け込めば、ストーリーにとって余計なものとならないはずだと思っていたりするのです。だから、説明がお話の面白味を削ぐように思えたならば、それは、ストーリーとその説明の繋がりが弱かったからだと思います。特に慧音の長いレクチャーは、ストーリー上必然性があるとは言えない(あの位置だと尚更)。対話形式にするなど気を遣ったつもりでしたが、組み立ての部分で躓いていたようですね。
パッチェさんのところは一応お話の中に入っているとは思うのですが、独自妄想多発地帯なので地雷どころかダイナマイト放り投げかもしれません。一応魔理沙ノートでフォローしたつもりでしたが、うむ、まだまだだ。


次こそは、誤字脱字ゼロを目指します。
ワードと音読以外のチェッカーがあったらいいなあ。


力及ばずでしたね。949さんも含め読者の方に対して。
ですが好みの違いを理由にするのはまだ早いと思うので(折角なら多くの人に読んで貰いたいですしー)、最善の京極式を目指すことにします。何事かについて語ることが可能なストーリーではなくて、何事かについて語る必要のあるストーリー。次はこれです。


>群像劇っぽく
なるほど納得。
1.人間でないように書いた。
2.雛自身よりも、雛に対する理解が念頭にあったからかも。みんなが雛に……な印象を持つのは厄神様が〜な神様だからだよ、という。
3.魔法に関する話題が、別の幻想郷不思議探検のステップにもなっている。
あたりが原因かもしれないですね。ただ、それならそれで必要な箇所を厳選した方が良かったか。

読み易さの点で言えば、ストーリーの流れに沿った方が良かったのかなーとまだ悩んでいます。視点固定で時間をバラバラにするより、視点を交替させつつも時間の流れに沿う方が事実を追いやすい気もしますし……。でも、厄神様の実際について描写を入れたいし……。帯かタスキかという感じで、私もやりように困り続けているというのが本音です。まいったまいった。

さしあたり長い長い説明が不自然・不必要な仕方で挿入されることがないよう気をつけてみます。それだけでも難易度は下げられると思いますので。

どうもありがとうございました。

969名前が無い程度の能力:2010/03/14(日) 23:29:00 ID:/F7PDJ3M0
はじめまして。

最近になって東方創想話に投稿を始めた者です。
先ごろ投稿した作品への批評を、お願いしてもよろしいでしょうか?

最新作品集の「地獄色慕情」というSSです。
慧音の心情の変化が、性急すぎるような気がしています。
そのほか改善すべき点など、ご指摘いただければ幸いです。

970名前が無い程度の能力:2010/03/18(木) 18:17:36 ID:CXJXkCsE0
先日東方のSSを自サイトに挙げたはいいけど正直初のSSで
自分の満足度はあるけど正直不安なんでだれか見てもらいたい。
ttp://gr-xxx.sakura.ne.jp/tohoSS-sakuratoki.html

971名前が無い程度の能力:2010/03/18(木) 21:37:59 ID:OR8fpXSU0
>>970
読みましたので感想他を書いておきます。

【感想】
鳥妖怪にとって、自分の羽根を渡すことにどんな意義があるのかを
作中でもっと語ってほしかったです。霖之助はたいした事ではないと
思っているのに朱鷺子とミスティアにとっては恥ずかしいことである、
というギャップが描かれていればもっと印象深い作品になったのではないでしょうか。

【表現上の違和感他】
>|春が近づくにつれ暖かくなり、ストーブの消費度も減ってきたのは非常に良い事だ。

「燃料の消費が減ってきた」あたりが自然な表現でしょう。
「ストーブの消費度」が無茶な燃料を用いているのでストーブそのものが損耗している
という意味合いであれば、それはそれで非常に香霖堂的で良いのですが。

>|こうする事で後に財をなすことが出来るのではないかと考えると、
>|どんな些細なことも書き逃さぬよう(に)なってくる物だ。

日記が蓄財につながると霖之助が考える理由がわからないので、説明がほしいです。


>|窓際で本を読んでいた女の子も〜(略)
>|少し前、彼女が持っていた、「非ノイマン型計算機の未来」という本の〜(略)

>|ミスティアはそうだが、もう1人の少女もどうやら鳥の妖怪らしく、朱鷺色の大きな翼を持っている。

朱鷺子(鳥妖怪の子)ですが、初登場から容姿の描写まで間が空いているので
香霖堂を読み込んだ読者以外には謎の人物になってしまいます。
初登場の時点で簡単に説明を入れておくべきでしょう。

【直接に文章と関係ない部分】
中央揃えの文章は読みにくいです。
ミスティアの絵は腰回りのラインを整理した方が良いかも。足が短く見えます。

挿絵と文章を両方担当できるのはまちがいなく強みです。今後の作品も期待しています。

972970:2010/03/18(木) 23:54:56 ID:CXJXkCsE0
読んでくださりありがとうございます。
感想と違和感、それにHPでの掲載の仕方とイラストにも指摘していただきありがとうございます。

いまからこの違和感を直して行きたいと思います。

973970:2010/03/19(金) 00:25:41 ID:HpDYqE820
跡で見返したら長文でアドバイスを貰ったのに自分の返答が短くて申し訳ない気持ちでいっぱいです。

こんな時ありがとうとしか言えない自分が泣ける。

アドバイスを活かす形で971氏に答えたいと思います。

974名前が無い程度の能力:2010/03/19(金) 03:26:12 ID:1t3J0jsU0
下がりすぎあげ。

>957
読みました。
実にまったりとした味わいのお話でした。
レミリアが打ち明ける過去は、スペルカードルールについての
良い考察だと思います。

薄味を作者さんが好まれるのであれば、これはこのままでも
十分まとまっているんじゃないかと思います。
しかし、自分から見ると、扱ってるものに対してちょっと
淡白かなあとも感じたり。
もっとレミリアの想いを押し出すような見せ方をしても
いいんじゃないでしょうか。

一番気になるのは、とても重要な過去語りをとてもあっさり
済ませていること。
話の肝となるだけに、この部分は読者の感情をもっと引き出す
ようにして欲しい。
レミリアの台詞だけではなく、その言葉の裏に渦巻くいろんな想い、
言葉で言い表せない何かを伝えて欲しい。
話の内容から考えて、彼女の台詞より遥かに多い情報量が潜んでいる
はずです。
もちろん、それを全部描く必要はないのですが、どうせ語るのならば
一つや二つは具体的なエピソード(こういうことがあったよ、くらいでも
いいので)があると、読者としては「ああ、大変だったんだなあ」
と入りやすいです。

そういう意味では、このお話はむしろレミリアが主人公になった
方がいいのかもしれません。
この霊夢が主役だと、良くも悪くも淡々として強い色が出ないかと
思うので。

975名前が無い程度の能力:2010/03/19(金) 21:06:46 ID:2tlUa5BI0
読者の皆様方に批評をして頂きたく参上しました。下の作品です
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268828426&log=105
改めて読み返してみると全体的に中途半端で歪んでいたようです………辛い批評をお願いいたします

976名前が無い程度の能力:2010/03/19(金) 23:17:54 ID:RXJW/c6s0
>>975
【総評】
さわやかなのだが物足りない。オリキャラの少年少女をもっと詳しく描写してほしかった。

【違和感】
>|季節は夏。人里にも衣替えの兆しが見え始め、
衣替えなら梅雨〜初夏なのでは。盛夏で衣替えでは遅すぎます。

>|その一角の花屋から、一人の少女が姿を見せた。〜(略)
この少女が「花屋の娘」なのか、「花屋に用事のあった娘」なのかわかりにくいです。

>|「そっちこそ、店の手伝い頑張ってな」
>|「貴方も花屋なら分かるでしょう、

以上のセリフから少女は「花屋の娘」とわかるのですが、娘には
花屋の作業をさせたり花を売らせたりして、もっとわかりやすくしたほうがよいでしょう。

>|少女は今朝から逡巡していた、本当は二三日前から思い惑っていた行動を、
>|ようやく昨夜に決断成し得たのである。踏みしめた固い地面が、己の意思に
>|反発するかのように思えた。しかし少女はゆっくりと歩を進める。今から何かを成す為に。

この部分全体として、少女が「決断した」のか「迷っている」のかわかりません。
「決断成し得た」は単に「決断した」で良いのではないでしょうか。

「慧音に相談することは昨夜に決断したが、話しかけるタイミングがつかめなかった」
という意味になるように、すっきりと書き直してはいかがでしょうか。

【疑問点】
・少女と夢太はそれぞれ何歳なのか。
幽香のセリフから夢太が十代であり、少女も同じぐらいの
年齢であろうと推測できます。しかし、十代は一歳ごとに
まったく思考も行動も違ってくる微妙な年代です。

夢太が十代前半なら、単純に幽香の容姿に惹かれての
初恋ということもあるでしょうし、十八・九ならある程度
恋愛を経験した上で本当に結婚したいと思っていること
もあるでしょう。夢太の恋愛経験と年齢がそれとなく
わかるような描写がほしかったです。

・夢太のあきらめ方
確かに衝撃的な行動ですが、幽香が冷たいセリフを吐いて
植木鉢を握りつぶしただけで夢太がアッサリあきらめてしまうのは
やや意外でした。「じゃあ人間の頭も握りつぶすのかよ!? しないだろ!」
ぐらいのことを言って幽香も頑固な夢太に多少手を焼く、ぐらいの
展開があってもよかったのではないでしょうか。

走り去った夢太をフォローする場面が無いのも気になります。
最後の場面は夢太と少女の会話にしてあげたほうが恋愛話らしくなるでしょう。

977名前が無い程度の能力:2010/03/19(金) 23:40:41 ID:2tlUa5BI0
>>976 読了と評価、誠にありがとうございます

>>「花屋の娘&夢太」の立場が分かりにくい
確かにそうでした………作者の立場で盲目になっていたので、読者が設定を把握し切れているか、ということまで至りませんでした
もう少し掘り下げるべきでしたね、その分心情描写を諄くしすぎたかもしれません。気を付けます。

>>夢太の行動
多分上の説明不足から来る疑問点ですね。十代前半だとを勝手に脳内補完していたので、第三者からしてみれば腑に落ちなかったことでしょう
少しあっさり流しすぎたということでしょうか………もう少しキャラの心情的な面を考えてみます

>>最後のフォロー
三日経ってから入れた方が良いんじゃないかと思っていましたが、やはりそうでしたか………アドバイスありがとうございます
後日談みたいな描写は必要ですね。中途半端に終わらせてしまった感がありました。



貴重なご意見、重ね重ねありがとうございました。これを糧に精進していきます

978あると ◆aCc./5HHQo:2010/03/20(土) 12:16:28 ID:/6nvRqtE0
お世話になっております。今回ご指導を賜りたいSSはこちらです。

■『画期的ジャッジメント!』 (創想話作品集104)
ttp://coolier.sytes.net:8080/sosowa/ssw_l/?mode=read&key=1268759092&log=104

■特に見て頂きたい部分。
・ストーリー面。 ・文章技術、キャラ、構成、セリフ回し。 ・純粋に読み物としてどうか。
・その他、気になる箇所。指摘点。

につきまして批評・アドバイス等に加え、減点対象(低得点またはブラウザバックされうる)と思われる要因についてもご意見・ご指導を戴ければと思います。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

979名前が無い程度の能力:2010/03/20(土) 14:48:01 ID:N.fJUi5c0
>>978

 まったく人のことは言えないのですが、差し当たり読んで感じたことを。

・映姫の台詞
 会話文は普通に「」の形式にしておいて、声が出ない様子はもっと描写で表現したほうがいいかも。
()だと心理描写に取られるかもしれないので……。

・夢オチ
 直前の文章がすでにオチっぽくなってるので、最後の二行は不要かと。
 むしろあることで「安易にオチ考えたな」と思われるかもしれません。
 夢オチや爆発オチも悪くはないのですが、個人的にはよく書けてる作品だと思っただけに
 ここで使うのはもったいないなぁと思いました。

・説明文について
>是非曲直庁の閻魔少女、四季映姫・ヤマザナドゥはここに断言する。
 以降に続く説明文が少し長いと感じました。削れるところがあれば省略してもいいですし、
 どうしても削りたくないのであれば、途中に映姫と小町の会話文を挟むのもアリだと思います。

・句読点
>朦朧とする頭で、居合わせる者達から視線を注がれる羞恥に耐えながら映姫は。
>本日最後の一人の判決が決定されるまで、今日という日の公務に勤しんでいるのだった。
 たまに微妙なところで句点が打たれているのが気になりました。
 句点が打たれると、どうしても間が発生してしまうので、人によっては可読性が下がるかもしれません。

 例)居合わせる者たちから注がれる視線。それでも映姫は朦朧とする頭で羞恥に耐えながら、本日最後の判決を下すまで公務に勤しむのだった。
 勝手に改稿してすいません……

・その他
 「達(たち)」や「流石(さすが)」は、開いたほうがいいかもしれません。
 ……でも、この辺は作家さんによってバラバラですね。読者の年齢を想定してお好みで調整して下さい。

 内容に関しては、きちんとキャラも書けているし起承転結もあるので、特に問題ないと思います。
 ちょっと狙いすぎな気もしましたが、それ以上に充分楽しめました。

 あと、減点対象となる要素は読者によって違うので、ある意味悩んでも仕方がないのかもしれません。
 むしろ減点されたのなら、その原因は何なのかを考え、取捨選択して次回作に反映することが最善の策だと思いますよ?

 あくまでも私見なので、参考程度にして頂ければ幸いです。
 これからも頑張って下さいね〜

980名前が無い程度の能力:2010/03/20(土) 15:37:29 ID:pygvho3Q0
>>978
【感想】ギャグSSだからといって安易に夢オチにせず笑える結末を考えてほしかった。
(例)
 ・極楽行きの霊も地獄行きの霊もぱんつ見たさに全員戻ってきてしまい、
  結局裁きをやり直す羽目になる。当然全員地獄行き。

 ・穿き替えの手間が面倒だと前半分白、後ろ半分黒のぱんつを穿くが
  ふと我に返ってしまい、自分の行動の変態っぷりに頭に血が上って倒れる。
 
 ・真実を映す浄玻璃の鏡で映姫様のぱんつを下からのぞき見ると
  罪の軽重にしたがって白か黒かに見える。映姫もこれは楽だと喜んでいたが
  ふと我に返ってしまい(以下略)。

【表現上の違和感】
>|だが最後の判決の言葉だけは、閻魔自らの言動によって示されなくてはならず、
>|死神に過ぎない立場の小町には死者の魂の行き先を宣言する権限はない。


>|小町は映姫に向かってひとつ合掌すると、映姫の丈の短い
>|スカートの裾をつかみ〜(略)〜めくりあげたのだ。
>|「判決……白です!」

結局小町が判決を言い渡しているように見えるのですが、
映姫様のパンツの色で判決が示されたのを読み上げるだけなら
小町が代行しても許される、ということなのでしょうか。

>|結果が白ということは、すなわち天国行きを意味する。
私も死んだことがあるわけではないのでわかりませんが、
閻魔様にさばかれたら極楽行きか地獄行きかのどちらかではないでしょうか。

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982名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 07:19:30 ID:dE0Uq/Mw0
あるとさんはツイッターでお前らの愚評をあざ笑ってんぞw
もっと褒め称えてやれよw

983<浄化されました>:<浄化されました>
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985名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 07:42:15 ID:sUDK/5os0
             _,,.. --─- 、..,,_              
         ,. '"´           `'ヽ.,      
        ./                 ヽ.  ,ヘ   
       /   /               、 ヽ/∧',  
      ,'   i /   ;'  /i   ,   ヽ.r‐┐///、_  
      i  i /|‐ハ-、| / | /_|_    Yニi' ニ二7/ 
      | ノ ! ,ノY ヽ|/  |/  | ` i   i___,!`"''r-'  
       レヘ  ハ _  '   '   Y ' l   | .|  |   
       ,ヘ .7 " `ヽ    , ‐-、_  |  / /  |  ごはん、
      /  ,ハ ""  '     ,,,,,,,` ノ|/|/   |
      ,'    ヽ、  rァ--、    /  . |  i.  |  おいしいね♪  
      |へ/| / \   _ノ   ,.イ   i |   |   |      
        レヽ, /´ i`''ーr‐ァ ´/ / ,ハ|、 ハ  ノ
            ,'ヽ.i::::::::|Y___/!/レ'::/ヽ. イ
           |  |::::::,レへ/ /::::::/   _,.':,        
   _|\/\∧∧∧∧MMMM∧∧∧∧/\/|_
   >                           <
     /  \  ./ _|_ ──┐ヽ|  |ヽ  ム ヒ | |
   \/  \ / /   /   /  | ̄| ̄ 月 ヒ | |
   /\   _ノ    _ノ   \  / | ノ \ ノ L_い o o

986名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 07:49:55 ID:b4hoo2AI0
「男の娘はね。その可愛らしい外見と内面の恥じらいとのギャップがあって初めて引き立つもの。けれどいつか状況に慣れた男の娘は、時に小悪魔めいた魔性を帯びることもある。その意味では貴女にその役は適任。けれど身体の性と心の性との差異。それに起因する環境の変化とともに、その第三の性が目覚め
posted at 22:25:24


あると先生は男の娘が出てくるからクロスデイズも落とそうとしたんすかwwwwwww

987名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 10:20:43 ID:jR3rEDtA0
ひどいよ、あると君!

988名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 10:34:19 ID:/5w7/r0M0
ここのスレ住人はちゃんと相手してあげたのにひどいなw

989名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 10:40:13 ID:3yj2hZaM0
.  /      \ ッ-¬''     ー- ..             |  |
  |  き  vip |彳          ヾ       r─‐┼─┼
  |  ま  か  | ム   ___    仆     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |  す  ら  | 沁 /::,:::::/:::> 、巡.     ヽ_____
  |  た    |尨イ:::iイ:::/::/::://::Y::ヾ           | |  | |
  ヽ       / ::::l::::l:l::/::/::/仏」」:i:::l          |(|  ト、
   \___//:::::::|/ ̄ヽ/ ィ辷テj:::i            | |.....j__|
         i:::::,∧    r 、   |:l:: l       r‐7二二^ヽ
         レイ:i:ハ  、_  -:ァ  l::!:::l       ト、{. ,.--イ j
            |::|::::ヽ.   ̄´  ,イ::!:::l       ヽ」ヽ,ニ.|
            |::|:::::::::iヽ.   ∠::::::|::::l        { |   |
            |:リ:::::::人. ` ̄ .入::::ト、::!         7.|>_<|
            ':::::::::/  〉ニ〈  Vー┴─-、    / (| @ |
        /::::::::::∧  ∧  ∧ ∧::::::::,.イ^ミヽ.  ヽ-|   |
     , -≠、:::::::::::/l ト./ }-〈. ∨| `¨´ l  l├-、ノ |   |
   /イ  /ヽ__ノ. l |  /  ', |. l      l  ノ ト、  i |   |
  ./ム. l   l     l |. |    |/ :|     l   レ゙  j |   |
  ∧ !   l    |∧. |  /   |     l   /   l |   |
  ヽムヽ  |     |/  ヽ>'     |     l / 「:} l |   |
  ,ハ   \|     |  /       _」     |/ /ゞ / |   |
  ,'  \ |    |/    , - '´::: |     l ̄ ̄\ |[ニ.|
  i   ミ |.      |_ . - '´    :::::|     j:::::::::::::: ヽ!____|
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991名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 10:59:17 ID:C8bck.FI0
ところで次スレまだ? 立てちゃって良いの?

992名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 11:09:09 ID:/5w7/r0M0
>>991
おながい

993名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 11:24:39 ID:C8bck.FI0
>>992
わかった、立ててくる

994名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 11:28:08 ID:C8bck.FI0
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/41116/1269138395/
立てた
結構修正点があって歴史を感じさせるw
投稿するまでもないスレってスレッド検索掛けたけどもしかしてなくなった?

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996名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 12:31:20 ID:sHu002ao0
記念真紀子

997名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 13:41:34 ID:ddYlHp/c0
埋めかい。

998名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 14:00:02 ID:5wJPEglU0
うめ

999名前が無い程度の能力:2010/03/21(日) 14:52:48 ID:llC/4l0A0
1000ならあるとくん逮捕

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