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お題でマイナーカプを語るスレ
282
:
1/2
:2014/11/08(土) 00:25:23 ID:n2Zpb2h.0
パチュリーと白蓮が出会った切っ掛けは『お茶会』であった。
魔理沙が音頭を取って紅魔館地下図書館で催される、魔法使い達の『ティーパーティー』。
魔法の知識や技術の情報交換が主たる目的…なのだが、少女が集まれば姦しく99%は単なるおしゃべりだった。
紅魔館の紅茶や持参したお菓子を口にしながら、魔理沙とアリスが他愛のない話題を幾度も繰り出し談笑する。
そんな2人の会話を半分は聞き流しつつ、パチュリーは所蔵する本に目を落としながら適当に相槌を打つだけであった。
言葉の中に混じる嘘や猜疑などの『心情』を察するのが苦手なパチュリーは、この会合をあまり快く思っていなかった。
活字にも行間に込められた表現を読み取る場合があるが、移ろいやすい人の心よりはずっと簡明で信用できる。
そんなある日、魔理沙が「幻想郷の新たな魔法使い、白蓮和尚だ」と紹介して連れてきたのが聖白蓮だった。
「初めましてパチュリーさん、聖白蓮と申します。浅学ではありますが、仲良くして頂けたら幸いです」
手土産に檀家から貰ったという饅頭を差し出しながら、白蓮は柔和な笑みを浮かべて会釈した。
パチュリーは「どうも」と簡素な返事をして再び本を開いて視線を活字に向ける。そして『お茶会』が始まった。
だが、この日の『お茶会』はパチュリーにとって一味違った。魔理沙とアリスの会話に混ざる白蓮の説話が妙に面白い。
基本的には聞き手に徹し、会話の流れを途切れさせず「例えば、こんな話があります」とさりげなく箴言や教訓を織り込む。
最もパチュリーが好ましく思ったのが、白蓮の言葉に自身の気持ちと共感してほしい「押しつけ」の響きがない所だった。
気がつけば寡黙なパチュリーも会話に参加していて、魔理沙とアリスが目を丸くするくらい議論を交わしていた。
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