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東方に関するネタを思いついたら書き込むスレ3
470
:
2/2
:2011/03/25(金) 23:18:55 ID:f/ob.dCo0
「わかったわ〜。島村が悪いわけじゃなかったって、あとで妖夢に教えてあげないとね〜」
「いえ、やっぱりこの際、島村はよしましょうよ」
「でもそういうえーりんは、どこの下着つけてるんだ?」
「……UNICLO。カナは?」
「……ザスコで買ってる」
「当寺では皆、古着を縫ったお手製の下着を着ておりますわ」
「……」
「あら〜、エイキッキ、どうして黙っているのかしら〜?」
幽々子の両手がおもむろに宙を舞い始める。
「知っているわ〜。スポブラでも間に合うけれど、見栄を張って買っちゃった、ワクォールの黒シルクブラ」
ひらり、ひらり。
手踊りが調子に乗る。
「結局一度もつけずに、押し入れの中に飾ってあるのよね〜」
えぬでぃけぇ。
「ねえ、どんな気持ち、ブラを外してもさして解放感を味わえないお胸の奥にあるのは、どんな気持ち〜?」
えぬでぃけぇ。
えぬでぃけぇ。
「ぷつり」
理性の糸が切れる音の口三味線と共に突如雌豹と化した映姫が、白蓮の膝から跳ね上がる。
ぞぶり。
幽々子の着崩した襟元にそそり立つ桜ヶ丘に、雌豹が牙をむく。
「うふふ、いたくないいたくない、お化けだからいたくな〜い」
「啖うてくれるわ、こんなむねにく、こんなむねにく!!」
「いたくないいたくな〜い」
「がるるるる、ぐすっ……」
「――大丈夫。怯えていただけなんだよね」
「ぐすっ、がるる、ぐすっ……」
「とみせかけて、自ら飛んで火に入ってきたエイキッキの絶望の丘を、骨の髄まで堪能よ〜」
ふにゃり。
ぺたり。
ごろごろ。
「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」
「ちょっと、そこの凸凹コンビ、シャラップ。総員テレビに傾注。SMAPI神の御光臨よ!!」
がたり。
六畳間の空気が変わった。
『日本の力を、信じている』
地デ鹿の警告を無視し続けてきた粒子の粗い画面の向こうで、五人の青年が呼びかけている。
人生の冬に耐えることに慣らされきってしまったこたつの中で、五人の淑女が見とれている。
酒毒に曇った十の瞳が、潤い、澄み渡っていく。
束の間の春の訪れである。
「――よい漢だな、クシャナギ君は」
「――よい漢だわ、キミュタク様は」
「――よい漢ね〜、スィンゴ君は」
「――よい漢ですわ、ナキャイ君は」
「――よい漢です、ゴリョーちゃんは」
二拝――
ぺこり。
ぺこり。
二拍――
ぱん。
ぱん。
一拝――
ぺこり。
「こうしてはいられないわ。ちょっと、インスリンの増産体制を強化してくる」
「ちょっと、粥の炊き出し用の米を再調達してくる」
「ちょっと、御仏に行方不明の方々の無事を七日七晩お祈りいたします」
「ちょっと、島村へ行って在庫処分の冬物衣類をたんまり買ってくるわ〜」
「ちょっと、使い道のない定期預金を解約してどらエモン募金に寄付してきます」
「ゆこう」
「ゆこう」
「ゆこう」
「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった。
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