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管理人の独り言4
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東京新聞:JR長崎線 特急あわや衝突 運転士と指令 誤解重なる:社会(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015052402000122.html
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JR長崎線 特急あわや衝突 運転士と指令 誤解重なる
JR長崎線の肥前竜王駅(佐賀県白石町)で、長崎発の上り特急「かもめ20号」が止まっていた待避線に、博多発の下り特急「かもめ19号」が進入し正面衝突しそうになったミスは、指令センター、運転士双方の誤解が重なって起きた。JR九州の説明からはシステムを過信していた側面も浮かぶ。発端となった異常音感知から約十分に何が起きたのか検証した。
二十二日午後零時十分ごろ、異常音を感知した19号は、肥前竜王駅手前の信号付近で停止した。信号は青。車両の点検が始まった。
このためダイヤの乱れが生じ、19号と20号が擦れ違う駅は予定が変わり、一駅博多寄りの肥前竜王へ。指令は、20号が駅の待避線に入るよう設定を変え、20号が先に入った。
これと前後し、19号は点検を終え、運転士は現在地を「鳥栖(佐賀県)から四十九キロ地点」と指令に報告した。根拠は、車内モニターに表示された数字。しかし、車輪の回転から距離を計算するため厳密ではなく、正しくは四九・一六キロ地点だった。この約百六十メートルの差で、指令は19号が、直前に停止した肥前竜王駅手前の信号に達するまで「余裕」があると誤解した。
指令側にも、誤解が増幅する要因があった。指令センターにも、19号は信号手前に止まっていると表示されていたからだ。運転席の位置は信号を数メートル過ぎていたが、車両全体は信号を過ぎておらず、信号を越えたと判定するセンサーまで数十センチ届いていなかった。
緊急停止後、信号は赤に変わっていた。指令は、19号を信号まで進ませ、そこでポイント(分岐器)を待避線から本線に切り替えるつもりで、運転再開を許可した。
徐々にスピードを上げていく19号。しかし、運転士の前方にすでに信号はない。本線を進むと誤解していた運転士は、待避線に約四十メートル入った地点で慌ててブレーキをかけた。20号は九十三メートルまで迫っていた。自動列車停止装置(ATS)が作動する地点は過ぎていたため、ブレーキが少し遅れれば、ぶつかる危険があった。
JR九州は「指令も運転士も社内の規定には従っていた」と釈明する。ただ、モニター表示のずれは社内で知られており、機器だけに頼って行動した印象は否めない。
JR九州は今後、マニュアルを改善。列車位置を報告する際は、標識を目で確認するよう改めるという。
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