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管理人の独り言2

6447ACUVE★:2012/05/21(月) 08:57:06
五月祭に於いて、電気情報工学科主催の金子勇氏(Winny開発者)の講演会があったので拝聴してきた。
講演対象が、ファイル共有ソフトとは何ぞや、とか、Winnyを使ったことはあるけれども内容はよく分からないよー、という人の為だったので、Winnyの技術内容については特に目新しい話は無かった感じである。
しかし、今回直接講演を聞いて思ったことは、彼は純粋に匿名性が技術的に担保できる(かもしれない)という事に興味を持っただけであるのだなあということである。
彼曰く、それまでは匿名性というのは情報を集める側が黙秘することによって初めて成立する物であり、技術的に担保するということすら考えたことがなかった。
しかし、1999年に技術的に匿名性が可能ではないかという論文が出され、Freenetという実装を見た時に、このプロトコルは非常に無駄だと思い、匿名性と転送速度を両立した物としてWinnyを開発した。
まあ、ここらあたりは知っている話だったが、直接話しを聞いて本当なんだなぁとか思った次第。

一番興味深かったのは、Winny1の方がWinny2よりもファイル共有ソフトという点では優れているという点である。どうして手抜きの方を使っているのかなあとか言ってました。
まあ、もう何れも死んだネットワークであるので、あんまり関係ないですが。

質問の時間にソースは公開しないんですかと訊いたら、Winny1の方は今商用展開しているソフトのベースなんで公開したくないです()とか言われました。
ならばぜひともWinny2の方を(ryとか言いたかったですが言いませんでしたwwww


その一つ前には違う人のスーパーコンピューター京の話があったんですが、そっちは外形的な話ばかりでつまらなかったですね。
一つだけ面白かったのは、性能計測の際に問題になるのは単純にCPUの性能だけじゃなくてメモリの大きさに結構依存するという点。

プログラムを走らせる時には、連立一次方程式を解くにしても、データを全体に転送して、最後にデータを集めるという作業が必要であり、出来るだけ本作業(実際に解を求める計算)が長いほうが性能は高く出やすい。
しかし、本作業を長くするにはそれだけ大きい大きさのメモリが必要になるので、本作業の長さはメモリの大きさに依存してしまう。
その点に於いて京はメモリが非常に大きいので得をしているとのこと。

確かにデータ転送は殆ど固定コストだから仕方ないかもしれないですねぇ。

ということで、五月祭は興味深い話を聞けて本当に良かったです。模擬店とか他の展示は全く興味がありませんでした。
カメラも持っていたのだが、写真を撮るような物もなかったし、そもそもパンフレットも貰ってないのでどんな企画があるのかも知らないし。
まあ、そんな感じの適当な感じ。




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