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東方出鱈目コンテスト 第一会場

174BYK(1/5) </b><font color=#FF80FF>(IWjb0iYo)</font><b>:2004/03/21(日) 21:41 ID:hxcnqpAc
 一つの些細な原因が 甚大な結果を生み出すことがある
 特にこの世界では その様なことが多いと思われる
 これは そのほんの一つの例に過ぎない

   「東方EX化劇場〜狂気乱舞〜」

 ある日のこと、霧雨魔理沙は自宅で、料理をしていた。
魔理沙「自信作の出来上がりだぜ。」
 作ったのはエビフライだった。魅魔にプレゼントするために作ったのだ。
 自信作…と言っていたが、エビを揚げた時点では失敗作だった。そこで、魔法を使ってエビフライを美味しく仕上げたのだ。他人にあげる物が粗末なものであってはならない為に。

 魔理沙は出来上がったエビフライを籠に入れ、それを持って博麗神社へ向かった。
 神社の裏庭に、魅魔は居た。
魅魔「何だい、魔理沙か。」
魔理沙「何だい…てのは無しだぜ、魅魔様。今日は手料理を持ってきたんだ。是非とも食べて欲しいぜ。」
魅魔「珍しいじゃない、料理を作って持ってくるなんて。」
魔理沙「ちょっとした思いつきだぜ。」
 なぜ魅魔に料理を作るなんて思いついたのだろう、魔理沙自身もよく分からなかった。
 魔理沙は籠を魅魔に渡すと、魅魔は早速籠の中を改めた。
魅魔「エビフライかい。」
魔理沙「魅魔様はエビフライが好きだったんだよな?」
魅魔「特に好きって訳でもないけど。」
 そう言いつつも、魅魔はエビフライを賞味するのだった。
魅魔「なかなかの味ね。まさか魔法を使ったりしてないだろうね?」
魔理沙「まさか…。」

 だが、その次の瞬間、魅魔の周りに邪気が立ち込めた。
魅魔「フフフ…今ならできるかもしれない。」
魔理沙「?どうしたっていうんだい?」
魅魔「あの時の野望をもう一度よ。魔理沙、今度こそ陰陽玉を奪い取るわよ!」
魔理沙「魅魔様!?」

 縁側に周ると、そこには霊夢がお茶を啜っていた。
霊夢「どうしたの、そんなに慌てて?」
魔理沙「のんきにしてる場合じゃないぜ!何でかよく分からないけど、魅魔様が豹変してしまって…。」
魅魔「陰陽玉を出してもらおうか。」
霊夢「ゲッ、邪気が戻ってるじゃない!ええい、こうなったら封印よ!」
 魅魔と霊夢は互いに、弾幕を張り合った。
 速射弾をばら撒き、逃げ道を塞ごうとする魅魔。だが、そこは霊夢。軽々と避けきり、そして…
霊夢「夢想封印!」
 一撃を食らわせ、一瞬ひるんだ隙に、霊夢は魅魔に封印の札を貼り付けた。

魅魔「あれ…今まで私は何をやってたんだい?」
 魅魔は気が付くと、気を失う直前の記憶を思い出そうとした。
 だが、エビフライを食べた後のことが、どうしても思い出せなかった。
魅魔「エビフライ…魔理沙…まあ、いい。こんな些細なことは。」
 魅魔は寛大だった。というより、いちいち首を突っ込んでられなかった、というのが妥当だろうか…今回のことは、無かったことにしたのだった。


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