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*伯爵夫人のミルクホゥル{2}*

216お茶目な名無しさん:2005/12/03(土) 21:05:56
クスさま、どらさま、外国語勉強なさっている方へ
面白い記事でしたので、載せますざます。 

語彙集から見えること:英仏共有語彙とシノニムの多さ

 さて,上記のような性格をもつ語彙集を,パソコン上で表計算ソフト
Excel に入力し,いろいろ操作を加えてみたところ,実に興味深い発見が
いくつかありました.まずすぐに目につくのは,英語とフランス語がいかに
多くの語彙を共有しているか,という点です.
 まったく同じ綴り字や,フランス語のほうにちょっとアクサン記号が
付いていたり,あるいは子音字を重ねるか重ねないか程度の違いから,もう
少し差の大きいものもあります.動詞の場合は見出し語に挙がる不定詞形が,
英語では無語尾ですが,フランス語には不定詞を示す語尾がつくので,必然
的に少し違ってきます.なかには両言語の音韻史の知識がないとわかりにくい
例もあって,英語 stranger とフランス語 e'trangerは,フランス語で語頭の
st→est→etという音変化があったことを知ってはじめて,共有語彙である
ことがわかります.
 この最後のような例まで含めると,英仏共有語彙は語彙集全体の半分近く
に及びそうです.その大部分は1066年の Norman Conquest 以来,英語への
フランス語要素の流入に由来するわけですが,なかには逆にフランス語が
英語から受け入れた結果として共有語彙となったものもあります.東西南北
の方角を表わす語はその例です.
 もうひとつの興味深い発見は,これが今回の本題なのですが,英語には
いかにシノニムが多く,そのために語彙数が多くなっているか,という,
猪浦先生からもよく聞かされていることが,身をもって実感されたことです.
以下にその一端を示そうと思います.


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