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アニメや漫画の好きなセリフを言っていくスッドレ
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例えば、得意だと信じていたことで他人に負けてしまうことがあったとします。
おそらく、自分の才能を信じてその道を歩み続けるか、諦めて他の道を歩み始めるかの選択に悩むことでしょう。
私はそういった若者に会うにあたり、二つのアドバイスを贈ります。
一つ。
「君は自分の才能に溺れ努力を怠っていただけだ。努力をすれば必ず道は拓けて行く。」
一つ。
「人生は一度きりであり、その主役は君だ。他の道に君が何かを見いだし、今以上に充実した未来がイメージできるのなら新しいその道を歩み始めなさい。」
相反する二つのアドバイス。だがそのどちらにもある程度の説得力はあります。
要は、どちらでも良いのです。自分が信じてみようと思った側へ行く、それで良いのです。
正解、不正解ではないのです。どちらの道を選ぼうと、如何なる選択をしようと、人生は何事も無かったかのように悠然と流れ続けます。
大切なのは「選択肢で一度立ち止まり一通り悩んだ」という過程なのです。
「悩んだ結果選んだ道を、前を向き自信を持って歩む」という姿勢なのです。
下を向き、悩むことができる人間でありなさい。
再び前を向き、歩むことができる人間でありなさい。
卒業する君たちへ。学校長。
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