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ブラゲスレ緊急避難所part169.666
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「よう」
アイテムイーターは右手を挙げていった。
そして大きな体を揺すりながら、あなたの前に歩いてきた。
右手には、大きな鞄を持ている。
「おれ、ここを出ていくことにしたよ。
ん？理由？
もう、おれは、一人でやっていけるからさ。
おれはおれの力を試したいんだ。
どこへ？
まあ、あてはないんだけど・・・
どこか適当な国や街を巡って、落ち着けそうなところを探すよ。」
あなたは引き留めるべきかどうか迷ったが、結局、行かせてやることにした。
本人がそれを望むなら、どうしようもない・・・
「おっ・・・話がわかるね。
そうこなくっちゃ。
あっ・・・そうそう。これ今までのお礼。
まあ、大した物じゃないけど・・・・バイトした金で買ったんだ。
うけとってくれよ。」
アイテムイーターはそう言って、ポケットから『お守り』を出してあなたに渡す。
「まあ、神様なんて信じちゃいないだろうけどさ。
まあ、気休めにでもなればと思ってさあ。」
あなたは、その言葉に大きく頷いた。
アイテムイーターはうれしそうに笑う。
「じゃあ、行くよ。
もしかしたら、また会えるかもしれないから、さよならは言わない。」
あなたとアイテムイーターは握手をした。
そして、アイテムイーターは出ていった。
あなたは、アイテムイーターが見えなくなるまで、その姿を目で追った。
あなたは [お守り] を手に入れた。
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