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雑談スレッド
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僕の脳内は常に霞がかかっているようにぼんやりと、曇り眼鏡で抽象画を見つめているような状態にある。
何か思考を行おうとしても断片的で偏った考えしか浮かんでこないし、言葉が次から次へとスムーズに流れていかないのだ。
主題についてイメージしようとも少しも出来やしない、最悪、意識的に何も考えられないようなことさえある。
語彙も、発想も、論理的処理さえも、全てが歩みが遅くのたのたと緩慢な進み様であるし、
歩いているかどうかさえ定かではないこともある、水路に藻や水生植物が絡み付き滑らかに水が流れ出していかないように。
時折、運良く狭隘な流れを抜け出す黄金の思考のピースも雑感という名のヘドロの下に埋没し、積み重なる層の最下部に位置することになるし、
それを何とか必死に掬い出そうとも網にかかるのは入り乱れた汚泥ばかりで結局そこには何の思惟のまとまりも生まれはしない。
仮に掬い出せたとしても極めて劣悪な下水道のような水質の所為ですっかり真っ黒に汚れきっているのだから、正に八方塞という他ない。
しかし稀に、僕には未だ訪れない程本当に極稀にだが、磨き抜かれた演劇を披露した一流劇団が大団円を迎え、美しく幕を引いて行くように、茫漠した霞が消え去り美貌の青空が姿を見せることがある。
同じく、水道局の敏腕職員により汚染された水路が整備、維持調整されシステム化、合理化され果てには一級河川にまで昇りつめるような水質を手にすることがある。
浮き彫りになるキーワードは研ぎ澄まされた感性と理路整然としたロジック。
その二つを以て言葉が留まることを知らない様に流麗と頭から指先に滑って行くことがあるのだ。
透き通る雪の白さのような純白のキャンパスに僕という筆を採り自由な感性の広がりをのびのびと文面に起こしてゆく。
厳格でもあり、軽妙でもある比喩や魔法のようなレトリックで少しずつ大切に意匠を施す。
力強く厳密な語句で締めるところはきっちり締め、その半面ユーモラスでウィットに富んだ文法法則も至るところに用いてゆく。
美しく整合性のあるコンテクストは、奇跡的というまでに信じられない手法で組み立てられ決して人を退屈させることがない。
そうして完成された文章は、どこか取り留めのないようでもあるが正に芸術の体現とでも言うべき創造であるのだ。
読者全てを感動させる、読んでいるのではなく只々一方的に読まされているかのような文章。
筆者の全てをありのまま投影した文章には、必ず人の心を揺さぶる不可解がある。
その行為が文学だと思う。
僕はいつか上記を実行し、読み手の脳を稲妻に打たれたようにガツンと揺らし有無を言わさず痺れさせるような文章が書きたい。
心の奥底に沈潜している無意識下という名の水面を荒れ狂う津波で震わせるような、読み手の未知に満ちた力や才能のコアのようなものを余り無く抉り出していく文章だ。
凪が立っている歴史ある湖の湖底に住まう古龍が目覚める、勢いよく水面を飛び出した青い鱗を持つ古龍は大空へ向かってそのまま一気に突き抜けて行く。そんな筆致を以て。
僕の思考、感情、心の機微、僕という人間を全て滞りなく文章に吐きだし、希望が叶う美文を紡ぎ出すことが出来た時、僕は至上の喜びを得るだろう。
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