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雑談

306プリズン:2007/10/03(水) 03:05:51 ID:bK4Z9bPc0
――どれくらい時間が経ったのでしょうか?私には知るすべがありません。
1年?10年?100年経っていたら、さすがに男も天寿を全うしているでしょう。

不老不死にでもしておけば良かったと思います。

まだ、男に恋焦がれている自分がいます。
てっきり、神様に消されるかと思っていましたが、わりと神様は寛大なようです。

そして、久しぶりに、私を呼ぶ声が聞こえます。

神「こんにちはー。あなたの願い、を・・・…」
男「や」
神「なんで?」
男「ごめんね。10年もかかっちゃった。前は、古道具屋で見つけたから集める必要はあんまり無かったんだけど」
神「どうして?」
男「会いたかった、ずっと。世界中探し回って。ようやく、会えた」
神「……私も、会いたかった、です。ずっとずっと」
男「願いを、言っても、いいかな?」
神「はいっ!どうぞ!何でも言ってください!」
男「俺の、家族に、なってください」
神「あなたの願いを、叶えますっ!こちらこそ、よろしくっお願いしますね」

――もしかしたら、神様は許してくれないかもしれない。世界から神龍がいなくなってしまうのだから。
でも、私は、少しの間でも男と一緒に居たい。それが、自分の存在を消すことになったとしても。
男が、私のそばで笑ってくれる。私が男のそばにいられる。
それだけで、私は十二分に幸せだから。

Fin


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