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THIS LIGHT TOGETHER
20
:
レオン
:2007/06/11(月) 11:11:34 ID:7w2.FXWk
第十三話「漆黒の光」2/2
外に出ると赤髪の男―ラデム・クランが待っていた様に立っていた。
「・・・来たか。」
雪を払いそうラデムが言うと手に少しだけ先が曲がった漆黒の幅広の剣が現れた。
「次から次へと邪魔をするな!闇の種族め!」
そうガディンは言い剣を引き抜く。
「闇の種族?もうその呼び方はやめろ。俺達の組織の名は『漆黒の光』っとでも呼べ。」
そうラデムが言う。
「うるさい!今からけりを付けてやる!」
そうレイは言いガディンと共に走った。
「・・・馬鹿が。」
そうラデムが言うと構えた。
「はあ!!」「はっ!!」
ガディンとレイが同時に剣を上から叩きつけるが、
「なんだこの攻撃は?」
剣を片手で持ち軽々防がれる。
「何!!」
ガディンは力をさらに力を入れたが全く効き目がない。
「邪魔だ・・・。双竜波弾!」
レイとガディンを少し離れさせると二人に向って竜の気を二つ飛ばした。
「ぐ!がぁ!」
二人は軽々吹き飛びレイは壁に叩きつけられガディンは木にぶつかりうめいた。
「・・・弱すぎる。」
そう言い背を向けた瞬間、
「猛襲連脚!!」「弧月斬!」
レイナの急降下から回し蹴りとクリスの三日月を書くように斧を振ったが、
「・・・。」
ラデム軽々かわした。
「・・・こんな奴等に二人共負けたのかよ・・・がっかりだ。」
そう言いラデムはガディンの所に行こうとしたが、
「蛇符!」カンナが投げた符が蛇となりラデムを縛り動きを止めたが、
「邪魔をするな・・・グランドダスト!!」
カンナとリアナの居る地面にグランドダウンサーとは比べ物にならないほどの大爆破が起こり爆破が終わった瞬間地面から岩の槍がリアナとカンナを空中に上げ叩き付けた。
「かは!!」
二人は地面に叩きつけられ肺に溜まっていた空気が押し出された。
「俺は女でも容赦しない。」
そう言いガディンの所に行くと剣を振り上げ振り下ろす、
(皆ごめん!)
ガディンは死を覚悟したが、
「ぐは!」
剣を受けたのはガディンの父ルイスだった。
「父さん!!」
ガディンは素早く父を抱き支えた。
「ガ・・ディン・・・。」
喋るごとに血が口から溢れ出し雪を血で赤く染める。
「・・・邪魔をしやがって・。」
そうラデムが言うともう一度剣を構え直した。
ガディンは顔を上げ剣を構えたその目は怒りが篭っている。
「貴様・・・よくも!」
ラデムに切りかかるかが簡単に防がれた。
「こんなものか・・これではまったく面白くない」
そういうとガディンの剣を弾き、後に後退させた
「今回は見逃してやる、次は無いと思え」
そう言い残すとゆっくりとラデムの姿は見えなくなった。
「くっ・・・、父さん!」
ガディンは血に染まって倒れている、父親の元に走って行った。
「ガディ・・ン・・・頼・・み・があ・・る。」
そう口から血を吐きながら言った
「なんですか!?」
「ここから・・・西・に行く・・と廃・・墟っと・なった・町・がある。」
「それで何をすればいいんだ!?」
「その町・・には・大きな風車・があ・・る・・これが・・・風車の・・鍵だ・・」
そういうと懐から血に染まった鍵を取り出し、ガディンに渡した。
「そこには・・・我が家の・・宝がある・・それを・・使え・・」
「分かりました、もう喋らないでくれ!死んじまう!」
そうガディンが言うが
「最期に・・・お前の顔を・・・見れ・・て良かっ・・た」
っと微笑みながら瞼を下ろした。
「父さん!父さん!うあああああ!」
ガディンは安らかに眠った父の手をギュッっと握りしめたまま叫んだ・・・。
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