第四部―壊滅

1：コウ：2006/09/28(木) 17:44:18 ID:dZyw1/3E: 痛い・・・・。
ゆっくりと目を開けると、立ち上がる黒煙の中、兵士たちが右往左往
していた。
―そうか。攻撃をうけたのか。
意識がはっきりしないまま立ち上がる。
　そこで気が付いた。
―耳が聞こえない・・・・・！鼓膜が破れたのか・・・・・！
　そうだ、大佐は・・・・。
その瞬間、担架で運ばれる大佐が目に映った。
血まみれになり、動かない。
「大佐！」
一歩を踏み出した瞬間、足に激痛が走り、その場に崩れ落ちる。
―脚も・・・・・！
「大佐は・・・・生きておられるのか！」
担架を運ぶ兵士が何か言ったが、聞こえない。
が、その目を見て、はっきりと分かった。
「大佐・・・。」
魂が抜けたように、その場に倒れた。

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